S&P500はじり高でレジスタンスラインに到達今週の振り返り
週始めから週末まで上下しながらも上昇基調で推移した。
経済指標の発表やFed高官の発言などで下落する場面はあれど、下値では買いが入って上昇していく底堅い値動きが多いジリ高。
木曜のPPI予想下振れでグンと上昇し、レジスタンスラインの上まで到達。
4月2週間のレンジを上方向に抜けた形だ。
しかし金曜は、大手銀行の決算好調や小売売上高の2ヶ月連続減少で上げても、
ウォラー理事のタカ発言、ミシガン大学の1年先インフレ期待の大幅上昇で反落している。
リセッション懸念とインフレ退治の間で雰囲気は良くない。
Q1決算好調でも上値を追うのは難しい局面。
金利も反発からの上昇傾向が続いている。
来週以降は、下に向かう波にもやや警戒。過度に警戒は必要ないが念頭に置く程度に。
もう少し上方向への時間を狙うならQ1決算のサプライズ次第だろうか。
次週のシナリオ①
上昇傾向を維持する場合
さらに上値を追う場合は、2月高値付近の4,200が意識される節目ライン。
ここは売り圧力が強くなりやすいポイントなので攻防が繰り広げられる可能性もある。
4月アノマリーの効力はそろそろ終盤なので注意。
来週は新月相場の始まりでもある。
金利もこのまま上昇を続けると、株価に重しがかかりやすい。
4,200をしっかり上抜けるなら4,300が次の意識ライン。
②反落する場合
まずは4月安値の4,070が下値のサポートライン。
ここを割り込む場合は、すぐ下の61.8%ライン付近で押し目になってほしいところ。
さらに下抜けると4,000がサポートライン。
トレードアイデア
SP500 なかなか上昇出来ずSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回4/8に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は、
今週に引き続き
4194を超えてくるのかどうか。
これが最大のポイント。
日足の状況、週足の状況からいうと
上に抜けてくる可能性が高くなっています。
逆に下げてくる場合は
4000辺りに日足のMA帯があるので
仮に下げたとしても、この辺りで止まりたい所です。
その辺りを注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
今週は4164まで上昇。
上昇としては、弱いですが
4075が支持帯として、機能して
上昇という流れなので、来週上に抜けてくる可能性があります。
ただ、強い動きならば、一気に上昇してきてもいい状況で
それが出来ていないということは、そこまでは強くない(上値が重い)といえそうです。
トレンド判断としては、
日足は、トレンドレス
週足は、トレンドレス
週足は、4194を超えてくると上昇トレンドに転換します。
今週は超えられませんでしたが、来週こそ上に抜けることが出来るでしょうか。
日足は、上値が重そうな小さな上昇。
4194を超えてくるか、下げて4075を割り込んでくるかに注目。
それを踏まえて、
来週は、
先週、今週に引き続き
4194を超えてくるのかどうか。
これが最大のポイント。
上に動きやすい状況にも関わらず
今週も上昇出来ませんでした。
早く上昇しないと、下げという展開も考えられます。
その辺りを注目していきます。
以上です。
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レジスタンスライン手前で調整したS&P500今週の振り返り
経済指標の下振れが目立つ週でした。
金利は低下するが、リセッション意識が強まり指数株価は水曜日まで下げていきました。
木曜日に反発し、それまでの下げもただの押し目となりました。
金曜には、雇用統計の通過で先物はやや上げて引け。
リセッション懸念と金利低下の間で、株価は一進一退。
すでにテーマは次のCPI・FOMC、そしてQ1決算に移っているように見える。
次週のシナリオ
①再び高値を狙う場合
さらに上値を追う場合は、まずは前回の4,133を上回るところからスタート。
レジスタンスライン付近と重なるので意識されやすい。
4,133を上抜けると、次は節目である2月高値付近の4,200がテストライン。
レジスタンスになりやすいので、材料がほしいところ。
②78%ラインから上がれない場合
61.8%ライン付近の4,050は次の下値の候補に挙がるか。
4,050を落ちるようであれば、引き続き4,000の節目がサポートライン。
SP500 来週こそ上昇して週足の転換に繋げられるかSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回4/1に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は、
上昇の動きから、そのまま4194を試しに行くのか。
一旦調整の動きを挟むのか。
4194を超えてくるようだと、週足が転換の動きと
週足75MAを超えてくるので、更に上を目指すチャートになってきます。
その辺りを注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
今週は4145まで上昇しましたが、4194までは届かずという動き
4145をつけたあと、少し下を試しましたが
4075が支持される形となっており、この動きは強い動きといえます。
トレンド判断としては、
日足は、トレンドレス
週足は、下降トレンド
週足は、一気に、4194を超えることは出来ていませんが
先週まで3本陽線となっていましたので、問題ありません。
来週は、超えてくる動きになるでしょうか。
日足は、4075の支持を確認した後なので
上昇しやすい状況といえます。
次の上昇で4194を超えてくるかどうか注目です。
それを踏まえて、
来週は、
今週に引き続き
4194を超えてくるのかどうか。
これが最大のポイント。
日足の状況、週足の状況からいうと
上に抜けてくる可能性が高くなっています。
逆に下げてくる場合は
4000辺りに日足のMA帯があるので
仮に下げたとしても、この辺りで止まりたい所です。
その辺りを注目していきます。
以上です。
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4,000の節目を抜けて4,100まで上がるS&P500今週の振り返り
月曜にはSVB買収の報道があり、金融システム不安は緩和。
火曜日を底に大きく上昇した週となった。
水曜には、節目の4,000、上値の短期レジスタンスライン(赤色直線)を両方上抜けてリスクオン。
金曜日にはコアPCEが予想下振れでインフレ鈍化、かつこの日は四半期リバランスがあり、上昇に拍車がかかった。
結果として、2月高値から3月安値のフィボナッチ78.6%まで戻した形だ。
次週のシナリオ
①リスクオンが続く場合
さらに上値を追う場合は、次のレジスタンスライン4,140~4,150付近がテストポイント。
そして、次は節目である2月高値付近の4,200がレジスタンスとなりやすい。
②反落する場合
4,000の節目、かつEMA200付近が第1サポートライン。
ちょうどフィボナッチ50%までの戻しとなる。意識されやすい想定。
今週安値の3,950が第2サポートラインとなりやすい。
3,950は出来高が多い価格帯でもあるので値が止まりやすい可能性がある。
SP500 上昇して週足の転換に繋げられるかSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回3/25に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は、
上昇して、4075を超えてくるのか、
下落して、3800を割り込んでくるのか。
どちらかというと、日足が上を試しても
あまり上昇できていないので、
下を試す動きになる可能性の方が高くなっています。
それでも、4050を超えてくれば
上に動き出す可能性があります。
その辺りを注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
今週は大きな上昇となりました。
4075を超えてきて、日足は下降トレンドから転換の動き。
トレンド判断としては、
日足は、トレンドレス
週足は、下降トレンド
週足は、ストキャが陽転する動きとなってきています。
アンチ下を否定して上昇。強い動きです。
4194を超えてくるのかに注目ですが
いい形で上昇してきているので、超えてくる可能性が高まってきています。
日足は、上昇して転換の動き。
上昇に勢いもあり、上を試しに行っています。
来週は、4194にチャレンジとなってくるでしょうか。
それを踏まえて、
来週は、
上昇の動きから、そのまま4194を試しに行くのか。
一旦調整の動きを挟むのか。
4194を超えてくるようだと、週足が転換の動きと
週足75MAを超えてくるので、更に上を目指すチャートになってきます。
その辺りを注目していきます。
以上です。
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GMMA チャートでトレード FOMC後のマーケット点検①SP500GMMA チャートでトレード FOMC後のマーケット点検①SP500
日足チャートが左側、週足チャートが右側です。
共に、トレンドは下方向で戻り売りポイントになります。
評論としての理屈では、FOMCでは利上げ、ただし銀行の危機で下げたところをFRBがQE再開(しかも急なスピード)で上昇という流れ。利上げとQEという、アクセルとブレーキ同時踏み状態です。
この状態では戻すことはあっても、上を買い上げる人はいないので戻りは売りでしょう。
とは言え、銀行危機のニュースで下を売って含み損のポジションも多く、細かいトレードが必要な場面でしょう。
上値も下値も限定されるS&P500今週の振り返り
【月曜】
金融不安が一服して安心感が醸成されてきた。
トレンドライン(赤色直線)からは上に離れ、SMA200の上に乗った形で引け。
【火曜】
水曜のFOMCの結果を待つ日となるが、イエレンが預金者保護表明で金融不安後退。
S&P500は節目の4,000を上回り、EMA200に到着。
【水曜】
FOMCの政策金利の発表とパウエルの会見がありました。
一時はフィボナッチの61.8%近くまで上昇したが、EMA200を実体で上抜けられず。
レジスタンスラインから反落スタートでSMA200まで下落。
FOMC前後で反応は違うことも多々あるので、木曜の値動きを捉える必要がある。
【木曜】
水曜の高値を目指すかと思われたが、1段下のフィボナッチ50%ラインから反落を始めて、
FOMC後は下落の小波を形成している。
【金曜】
SMA200を大きく下回るほどの下落余地なく小波の下値となっている。
金曜はフィボナッチ23.6%まで下がることなく反発して、38.2%の上まで上昇できた。
上値も下値も限定的な動きで終了した週でした。
次週のシナリオ
①金融システム不安が落ち着く場合
ドイツ銀行が次の標的のように市場の動揺を誘われていたが、週末には指数の落ち着きを取り戻していた。
銀行問題が落ち着いてくるならば、再びEMA200超え→レジスタンスラインをテストする可能性がある。
ただし10年金利の急な上昇がないことは前提。
②悪材料が出てきてリスクオフの場合
銀行問題の悪材料が再び出てリスクオフになる場合は、SMA200を実体で下回るかを確認したい。
下回る場合は、下のサポートライン→前回安値3,808の順でテストとなる。
SP500 75日線付近での攻防SP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回3/18に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は、
下げて来て、3800を割り込むのかどうか。
今週値を保ちましたが、逆にそれが下に動き出すと
大きくなりますので、下げた時には
下に走り出すのかどうか。
逆に上げてくることができれば、
75日線はすぐ近くにあり、上昇できれば
週足の4194を目指す展開になってきそうです。
そうなると、週足が上昇トレンド転換も可能性出てきます。
その辺りを注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
上昇して、75日線を超えて4043まで。
ただ、上昇は続かず、75日線辺りでの動き。
トレンド判断としては、
日足は、下降トレンド
週足は、下降トレンド
週足は、陽線2本となりましたが
上昇は小さく、その前の陰線を超えられていません。
ストキャは、アンチ下となっており、
下に動き出すと、下げやすい状況です。
日足は、75日線を跨ぐ動きとなっています。
下げずに踏みとどまっていますが、ここで止まってしまうと
また下を試す動きになってきてもおかしくありません。
もう少し上昇して、4075をこえておきたい所です。
それを踏まえて、
来週は、
上昇して、4075を超えてくるのか、
下落して、3800を割り込んでくるのか。
どちらかというと、日足が上を試しても
あまり上昇できていないので、
下を試す動きになる可能性の方が高くなっています。
それでも、4050を超えてくれば
上に動き出す可能性があります。
その辺りを注目していきます。
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230324 米国経済現状分析普段あまり見ない物差しで現状の米国経済がどのような水準にあるのか確認してみた。
きな臭い金融不安のニュースが連日流れているが、仮に今後どんな流れになるにせよ、SP500のように超長期で見れば絶対にいつか上がるのだという安心感を持ちながら投資を楽しみたい。
1段目に水色線でSP500をBEA(米商務省)が提示する企業収益で割ったものを示している。この線で示すのは企業収益に対して現在の株価は割高なのか否かということである。
目安となるよう、この線のおよそ中心あたりににくるよう水平線を引いている。
この線を見ると2000年ごろのITバブルの時がいかに異常だったかというのがよく分かる。2022年初ごろも近年ではITバブルに次ぐ割高感だったことが見て取れる。
それが直近ではだいぶ落ち着き、もうじき中立ぐらいの水準に戻りそうなところまで来ている。
背景がグレーになっているところは過去のリセッションを表している。1973年より過去まで見てみると、リセッションを繰り返していたような時期でも、20年近くの超長期に渡って業績比で割高な株価を維持している時期もあったようだ。それを加味すると今の下がり具合でも「高すぎではなくなった」ぐらいの水準に来ているとは言えると思うので、自分の投資時間軸次第で買い増しを始めてもいい頃合いなのかもしれない。新たな投資ネタを探したければリンクの前回記事(CAGR一覧)を参考にされたい。
もう一つ参考にグレーの線でSP500をGDPで割ったものも重ねている。時価総額をGDPで割ったものはバフェット指数として知られる。完全にそれを描画することはできなかったがほぼ同じトレンドを描くだろうということで参考として載せている。この線と水色の線を見ると、2000年より前では比較的同程度の水準のチャートとなっていたが、それ以降の近年ではバフェット指数(もどき)が高めに出ていることが分かる。図示していないがこれぐらいの時期からアメリカの貿易赤字が膨れ上がっているので、輸出ー輸入の純輸出で評価するGDPは企業業績に対して小さくなってきているためと考えられる。iPhoneを中国で製造してアメリカに戻すなどのビジネススタイルが確立して輸入大国化してしまっている近年ではバフェット指数はもはやあまり参考にならないのかもしれない。
水色線に戻ってもう少し買い場となりそうな箇所を考察してみる。ブレイクアウトしている箇所に青丸、水平線で反発している箇所に緑丸を付けている。ITバブル時はブレイクアウト後の伸びが異常すぎて、すぐ下に再びブレイクアウトしてるが、ここは急すぎたため例外とみなすと、青丸はほぼ20年周期で観測されることが分かる。2021年ごろの山は1960年ごろと同程度で過剰ではないため、直近のブレイクアウトは2016年ごろに起こっていることを考えるとしばらくは下へのブレイクアウトは起こらないと考えられる。一方で水平線に注目すると、SP500の黒線と照らし合わせながら見ると、これより下に来ているときは基本的に買い場であり、下から上にぶつかる際に要注意となる。逆に上から下にぶつかる際は下にブレイクアウトしない限りは同様に買い場となる。向こう十年は下へのブレイクアウトは起こりにくいという仮説を信じれば、再び水平線にぶつかるあたりが買い場となるだろう。ただ、直近にもすでに一度上から下に反発してしまっているのでそこが絶好の買い場だった可能性も十分あり得るが。
2段目に物価に対する賃金および貯蓄の水準を表示している。
まずは紫の賃金/物価比から見てみると、非常に長い年月をかけて第一次オイルショック時の水準に戻ってきていることが分かる。
コロナでそれがオーバーシュートしてしまったせいで2022年初頭ぐらいまではその水準を超えてしまっていたようだ。やはりコロナ後は起こるべくしてインフレしていたようである。
直近のCPI発表ではしばらく落ち着いてきていた感があったが、この線を見るとどうもまた賃金が相対的に上がってきているようでインフレの再発を予感させる。もしくは1st OS時の値で反発か。ただしそれは不況を意味するが。
続いて緑の個人貯蓄/物価の線を見てみる。なおここで言う貯蓄とは、どれぐらい貯金がたまっているかということではなく、その時期その時期でどれぐらい給与を貯蓄に回しているかというのを示している。これを見ると過去非常に長いスパンで面白いぐらい物価と同水準で推移していたことが平坦性から読み取れる。そしてITバブル中とバブル崩壊からの回復中は少し調子に乗って貯蓄を減らしてしまったが、2008年のリーマンショック以降はなるべく貯蓄に回すようマインドが変わっていたようだ。それが2020年のコロナ以降、急激に貯蓄している場合ではなくなったことがこのチャートから読み取れる。
近年では丸印の2か所の下振れの後、株価下落の半ばぐらいで中立水準に戻り、その後に株価がさらに大きく下落している。2022年も久々に下振れが起こっており、これが何かのシグナルにならないことを祈っている。せっかく近年は貯蓄意識が高まっていたのに、数十年ぶりに来た高インフレに生活リズムが対応できていなかったようだ。今よりさらにインフレしていたオイルショック時代には給与も物価比で同水準ながら下振れしていなかったようなので慣れの問題のようだが。
続いて3段目に預金額の推移とその前年比を示している。
このグラフをパッと見ただけでもおかしな点に気づくだろう。預金額が観測史上初めて減少している(1994年は微小なので無視)。これはQTが影響しているのは間違いないであろうが、QTは2018年にも実施されており、そのころには十分にプラスを保っていた。それが今回は、上述の貯蓄の減少も相まってか銀行全体の預金額を減少させるほどの効果となっているようである。
先日3月17日のInvestopediaの記事で、もし半分の顧客が預金を引き出せば約200の銀行が破綻する可能性があると書いてあるのを見た。キャシー・ウッド氏がSVBやシグネチャー銀行の破綻の主犯はFRBだと主張していたのも案外的を射ているのかもしれない。
この預金額はコロナ時に極端に跳ね上がったままだったので、従来のトレンドに戻るまでもうしばらく減少が続きそうだが大丈夫だろうか。
この減少を止めてしまうと再度インフレ懸念が強まるので、一切の痛みを伴わない金融政策は不可能なのではと素人目には思えてくる。
最後にインフレ率と失業者数のグラフを見ておこう。
ここでは失業率ではなく、失業者数そのものを示した。その理由を述べておきたい。
まず図示していないがアメリカの人口は増え続けており、それにともない就業者数も増加している。それに対して失業者数は比例せずほぼ一定の水準で上下動している。失業率は
失業率=失業者数/(就業者数+失業者数)
であらわされるため、失業者数の水準がほぼ一定である場合、就業者数が人口の増加とともに増えるのであれば、人口が増えるにつれて勝手に失業率は下がっていく。
そのため失業データを率で見るのは徐々に意味がなくなっていると考え、生値をそのまま見ることにした。
とは言うものの失業者数そのものも直近では非常に低い水準になっている。ただ改めてこのグラフを見ていて気付いたのは、失業者数が低く保たれている期間は全体を見ると極めて短いということである。
歴史的に見ても6M人くらいまで失業者数が減ると、決まって間もなく失業者数が増加していることが分かる。この水準を維持できるのはほぼ1年程度のようだ。
また面白いことに、程度の差はあれ、失業者数が底にくるぐらいのタイミングでインフレ率は増加し、追ってリセッションしていることも分かる。これが自然な景気サイクルのようだ。
今回はコロナが来たのでインフレとのタイミングが少しずれたものの、ご多分に漏れず同じ傾向となっている。
サイクル論的にこのような現象になるのは当然かもしれないが、数字の目安に気づけたのは個人的に収穫でだった。
見えている範囲では1953年と2006年を除いて、失業者数の増加を伴わずにインフレが収まったことはない。
そのため今回も、このままインフレが収まるなら失業者数が増えるという既定路線に乗りそうである。
ただ1968頃のように数年スパンの現象になることはあり得るかもしれない。だが個人的には連日の金融不安を考えると今回も短命で終わりそうな気がしている。
SP500 下げずにやや戻す動きSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回3/11に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は、
上を試してからの下げなので
上に戻るのは大変で、下をメインで見ていきます。
まずは、3763を試す動きになる可能性が高く
そこを割り込むのかどうか。
そこからの反発はどうか。
その辺りを注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
日足は、もっと下げてもいい状況でしたが
あまり下げずに値を保った動きではないでしょうか。
トレンド判断としては、
日足は、下降トレンド
週足は、下降トレンド
週足は、安値は少し下げましたが
陽線であり、あまり下げも大きくなかったことから
今のところ、3489を目指すような下げにはなっていません。
日足は、3763を割り込む動きにはならずに
やや戻す動き。
弱い動きには変わりありませんが、下に走る動きにはならなかったことは
評価できるでしょう。
それを踏まえて、
来週は、
下げ来て、3800を割り込むのかどうか。
今週値を保ちましたが、逆にそれが下に動き出すと
大きくなりますので、下げた時には
下に走り出すのかどうか。
逆に上げてくることができれば、
75日線はすぐ近くにあり、上昇できれば
週足の4194を目指す展開になってきそうです。
そうなると、週足が上昇トレンド転換も可能性出てきます。
その辺りを注目していきます。
以上です。
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S&P500指数反発 積み立てNISA開始しました取引したいと思える通貨ペアが無いので、個人的な報告アイデア投稿になりますが、積み立てNISAを開始しました。
来年から新NISAが開始するのですが、今のNISAは1年分の金額は投資できるとのことで、満額で週1回ずつ積み立てするのを今週の始めから開始しました。
SVBなど銀行株暴落から市場では不安が漂い、株価指数も大きく下げていました。
今が投資チャンスと見て始めたという経緯です。
今後も引き続き悪材料が出てきてまだ下がる可能性が0というわけではないとは思いますが、
アメリカのインフレ率は回復してきておりますし、FRBもそろそろ利上げを打ち止めるのではという観測も出てきています。
金融引き締めは株にとっては下げ材料になるのですが、これからは維持もしくは利下げに向かうことになるので、
積み立て投資の絶好のタイミングといえると思います。
SVB経営破綻に揺れるS&P500週足
今週は高値切り上げ・安値切り下げの大陰線。
トレンドライン(赤直線)をしっかり下回って内側に戻ってきました。
4,000上は守ることできず。
SVB問題もあって下落の勢いが強い週となりました。
9月高値まで上がることもできず前半も弱い動きで終わってしまいました。
日足
今週の振り返り
前週の勢いに乗って短期フィボナッチの61.8%か78.6%を目指せるか確認したかったが失速。
水色丸印の61.8%手前が天井となって今週は続落した。
パウエルが議会証言で利上げペースを加速させる用意があると発言したことで、株価下落につながった。
2日目には利上げペース決定していないとの発言で株価は小幅な動きへ。
木金はさらにSVBの経営懸念も報道され、出来高増加をともなって簡単にSMA200を下抜け噴射。
また、トレンドライン(赤直線)も下回って、年始の価格帯まで戻ってきた。
ちょうど年末から2月頭までで引いたフィボナッチの23.6%付近で着地している。
チャート的には三尊天井の右肩を完成させた形状。
次週のシナリオ
①リバウンドする場合
SVBの続報次第な気もするが、フィボナッチ38.2%(3,930)前後やSMA200がレジスタンスとなるので、ここを上に抜けられるかが最初の節目でしょう。
次週はCPIが14日にあるが、SVBによる混乱でそれらのニュースに右往左往される可能性が高い。
SVB救済の報道も出てきているので、そこを材料視して再びリスクオンでリバウンドする流れが想像できる。
②下目線継続で下がる場合
下目線で下がる場合は、12月22日の3,764がサポートとなるかが試験会場。
3,760付近を下抜けていくと、6月安値が見えてくる
SP500 下を試す流れにSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回3/4に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は、
4194を試すぐらいの上昇が出来るのかどうか。
下げてきて、
3918を割り込むようならば、週足の下落波動がはっきりするので
その場合は、下げが大きくなりそうです。
上と下の場合を書きましたが、日足は現在トレンドレス。
トレンドレスが継続する可能性を考えておく必要があります。
上を試すものの、4194を超えられずに、また下げてくる。
こうなると、高値切り下げとなってトレンドレス継続となります。
まずは、金曜の上昇がどこまで続くのかを見ていきます。
その辺りを注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
日足は、先週後半の上昇は続かず、その上昇の安値を割り込む下げとなりました。
トレンド判断としては、
日足は、下降トレンド
週足は、下降トレンド
週足は、大きめの陰線となり下落波動になりました。
結局75MAで止められて下落の流れが続いた形です。
3489からの上昇が大きかったので
3489までは、まだ余裕がありますね。
3489を割り込まずに、上昇再開の可能性が高いとは思いますが
どこまで下げてくるのか、その勢いはどうか。
を見ていきます。
日足は、4075まで試してからの下落が早く
チャートは悪化して、下降トレンドです。
3763を試しに行く流れになっています。
それを踏まえて、
来週は、
上を試してからの下げなので
上に戻るのは大変で、下をメインで見ていきます。
まずは、3763を試す動きになる可能性が高く
そこを割り込むのかどうか。
そこからの反発はどうか。
その辺りを注目していきます。
以上です。
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GMMA チャートでトレード 様子見からのマーケット再点検①SP500GMMA チャートでトレード 様子見からのマーケット再点検①SP500
様子見してましたがパウエル議長の議会証言で流れが見えてきました。
日足と週足チャートを見ていきます。
SP500は日足の売り場を抜けたのですが、上ヒゲからの長い陰線となり、上転換することなく反落してきました。
これは上ヒゲの上にストップを置いて、ショートです。
週足でも売り場でしっかりと売られており、今週を陰線でひければ月末にむけて大きな下落の可能性が高まります
RSIも一度50まで戻したものの、再度下落。様子見した時の予想よりも分かりやすく下落してきたと言えるでしょう
Fed高官のハト発言でSMA200から反発上昇したS&P500今週の振り返り
EMA200を境に前半は下げて、SMA200とトレンドラインの接点で下回るか試された。
しかし強い反発となって木金は大きく上昇。
金曜はEMA200も上抜けて勢いの強さを示した。ただし、出来高の増加はなく横ばいな点は注意。
水曜の下げは、ISM製造業の価格指数の上昇によるインフレ再加速の懸念が値動きに影響している。
しかしFed高官のハト寄り発言もあって4%を超えてた10年金利は木曜の途中時点から金曜まで低下を続けた。
金利低下にともなって上がった木金の株価上昇は、2月頭の高値から3/2までの安値に対して、38.2%ラインと50%ラインの間まで戻した形。
フィボナッチ的には中途半端な位置で、値動きの続きは次週に受け継がれた印象。
一方で、0DTEという24時間未満に満期が来るコールオプション取引が増えて、SPXの出来高の40%以上を占めていることが報道されている。
木金の上昇も0DTE取引の影響ではないかと指摘がある。
0DTEによるボラが大きいと、一過性の値動きだったり、逆行も起きやすかったりしないかは注意。
次週のシナリオ
①上昇勢いを続ける場合
フィボナッチの61.8%・78.6%のどちらかで止まるのか、2月高値まで上がるか要観測。
小さな波を形成しながら上がるなら、61.8%がまず1次試験会場。
2月の下落で作った小さな窓を埋めるか?次点の1.5次試験会場が9月高値だろうか。
このあたりで失速して反落するのかどうかが節目か。
②勢い失速で下がる場合
フィボナッチ23.6%付近でもみ合うだろうか。
引き続きEMAが多い場所で、下げの勢いが出ないうちは上げも下げも重くなるかもしれない。
フィボナッチ23.6%を下抜ける場合は、再びトレンドライン(赤直線)をテストしに向かう可能性がある。
その場合は、細い緑色直線のラインで止まるか見定め。
SP500 反発の動きが出てきましたSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回2/25に書いていたのは、
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来週は、
75日線割れから更に下げてくるのか。
早めに反発して、75日線の上に回復してくるのか。
すぐに反発出来るようならば、もう一度上にチャレンジとなる可能性があります。
その動きが出来ないようならば、3763を目指す展開になってくる可能性が高まりそうです。
その辺りを注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
日足は、週末にかけて上昇してきて
75日線の上に戻りました。上昇波動に。
下落波動は、2/3押し水準と少し押しが大きくなっているので
4194まで上昇するのは簡単ではありませんが、今後どこまで上昇出来るかに注目です。
トレンド判断としては、
日足は、トレンドレス
週足は、下降トレンド
週足は、陽線となりましたが、先週の陰線の高値は超えられていません。
来週も上昇出来るようだと、4194を超えてきて、
75MAも超えてくる可能性が出てきます。
日足は、75日線より上に戻りました。
トレンド判断は、トレンドレスとなりますが
前の上昇波動、4194までの上昇が大きかったので
再上昇となれば、案外上昇出来るのかもしれません。
それを踏まえて、
来週は、
4194を試すぐらいの上昇が出来るのかどうか。
下げてきて、
3918を割り込むようならば、週足の下落波動がはっきりするので
その場合は、下げが大きくなりそうです。
上と下の場合を書きましたが、日足は現在トレンドレス。
トレンドレスが継続する可能性を考えておく必要があります。
上を試すものの、4194を超えられずに、また下げてくる。
こうなると、高値切り下げとなってトレンドレス継続となります。
まずは、金曜の上昇がどこまで続くのかを見ていきます。
その辺りを注目していきます。
以上です。
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S&P500はラインで反応2月後半に入って下落を続けていたS$P500ですが、
現在は2022年1月の高値から引けるトレンドライン(水色線)まで下落し、そこで反発しました。
(下チャートの1時間足だとよく分かります)
このラインは過去何度もレジスタンスとなって今年に入ってやっとブレイクできたラインですが、ブレイク後も反応するラインとして機能しているようです。
またこのラインのすぐ近くに200日移動平均線(橙線)もありますが、こちらでも反応はしていました。
両ラインがサポートとなり反発した形ですが、この上はコロナ安値(2020年3月)とコロナ後高値(2022年1月)のフィボナッチライン(破線)がレジスタンスとなっており、更なる上昇にはここを越えて行けるかがポイントとなりそうです。
ダウやナスダックともに、チャートの形は違えどS&P500と連動して動く側面があるため、S&P500の節目も意識しながらトレードしていきたいです。
OANDA:SPX500USD
ウクライナ戦争開始から1年。意外に堅調な英国株・欧州株。ロシアのウクライナ侵攻(2022年2月24日)から1年が経過。
資源価格の高騰によるインフレ進行、インフレを抑えるための利上げにより、
株価は大きく下落しました。
昨年10月に当面の底は打ったようで上昇はしてきていますが、S&P500はまだウクライナ戦争開始前の高値を回復していません。
一方、地理的にウクライナに近い欧州、英国の株価は意外にも堅調に推移していて、
昨年10月に底打ちして以後、ウクライナ戦争開始前の高値を超えています。
英国株はさらに2022年初め以上にもなり高値を更新しています。
特にこの2月からは英国・欧州株と米国株とのかい離が広がってきています。
CFDを使った短期のトレードでは、
★英国・欧州株 買い
★米国株 売り
という組み合わせのトレードも検討しています。
英国株 FTSE100 GMOのCFDでは銘柄名「イギリス100」
欧州株 ESX50 同、「ユーロ50」
米国株 SPY(S&P500) 同、「米国S500」






















