【DXY】ドルインデックス年初来の低水準へ/ユーロ高豪ドル高に拍車をかけるか?ドルインデックスが5日連続の陰線で終了し、すでに年初来の低水準に到達。ドル安が加速している。
ドルインデックスの月足(下記参照)を見ると超長期間にわたって三角保ち合いを形成中で、直近の下げで2010年以降10年に渡る安値切り上げラインに迫ろうという勢い。
週足(下記参照)を見ると本投稿執筆時点で、すでに5年移動平均線(EMA)を下抜け中であり、本日大きく反発しない限りはこのまま大陰線で確定する公算が高いと考えられる。
現在、このドル安を背景にユーロと豪ドルが買われており、ユーロ/ドル、豪ドル/ドルが上昇しているが、仮にこのままドルインデックスチャートの三角保ち合いを下抜けるとユーロ/ドル、豪ドル/ドルの上昇トレンドにさらに拍車がかかる可能性が高い。
逆に三角保ち合いで反発するようであれば、両通貨ペアの上昇トレンドには一旦ブレーキがかかると思われる。
昨日もアメリカの新規失業保険申請件数が前週比較で増加したことや、つい先ほど米国厚生次官補が実際の感染者数は報告よりずっと多いであろうという認識を示すなど、景気回復に懸念を与える材料が出ている。
こうした材料にマーケットがどう反応するか、ドルインデックスの動向に要注目。
月足
週足