上値も下値も限定されるS&P500今週の振り返り
【月曜】
金融不安が一服して安心感が醸成されてきた。
トレンドライン(赤色直線)からは上に離れ、SMA200の上に乗った形で引け。
【火曜】
水曜のFOMCの結果を待つ日となるが、イエレンが預金者保護表明で金融不安後退。
S&P500は節目の4,000を上回り、EMA200に到着。
【水曜】
FOMCの政策金利の発表とパウエルの会見がありました。
一時はフィボナッチの61.8%近くまで上昇したが、EMA200を実体で上抜けられず。
レジスタンスラインから反落スタートでSMA200まで下落。
FOMC前後で反応は違うことも多々あるので、木曜の値動きを捉える必要がある。
【木曜】
水曜の高値を目指すかと思われたが、1段下のフィボナッチ50%ラインから反落を始めて、
FOMC後は下落の小波を形成している。
【金曜】
SMA200を大きく下回るほどの下落余地なく小波の下値となっている。
金曜はフィボナッチ23.6%まで下がることなく反発して、38.2%の上まで上昇できた。
上値も下値も限定的な動きで終了した週でした。
次週のシナリオ
①金融システム不安が落ち着く場合
ドイツ銀行が次の標的のように市場の動揺を誘われていたが、週末には指数の落ち着きを取り戻していた。
銀行問題が落ち着いてくるならば、再びEMA200超え→レジスタンスラインをテストする可能性がある。
ただし10年金利の急な上昇がないことは前提。
②悪材料が出てきてリスクオフの場合
銀行問題の悪材料が再び出てリスクオフになる場合は、SMA200を実体で下回るかを確認したい。
下回る場合は、下のサポートライン→前回安値3,808の順でテストとなる。