3月25日にレバレッジファンドの人数ベースロングショートネットがショートに切り替わって一気に失速したポイントの高値である1.22475を何度かトライするものの未だに上抜けできない状況となっている。 現在は米2年債、10年債が横ばいとなっていることからUSDJPYの方向感が読みにくく、このような場合は通常はJPYへと資金が流れやすいが、日本もワクチン接種が進んでおらずコロナ感染拡大の懸念もあるために、流動性の高いEURへと資金が流れている状況であり、取組高も6週連続で増加しているためセンチメントが変わらない限りはEURに資金が流れやすく、高値近辺で張り付いたような動きとなっているため1.2245~1.2273を上抜けるのも時間の問題である可能性が高まってきている。最低でも1.2036~1.2084に引き付けて押し目買いの検討したい。
2月24日の高値である1.42426近辺を何度かトライするものの抜けられない状況となっている。取組高も増加傾向ではあるものの、大口、小口共にロング利確を行って、ヘッジショートを建てている。大口と小口のネットロングは先週比に対して減少はしているものの、まだロングを維持している状況であり、ロング積み上がりすぎの水準となっていることからガス抜き調整を挟みながら上昇していく可能性が高いが、期待インフレ率が現在は少し低下しているために原油も少し上値が重くなりやすくBTCUSDの下落に引っ張られて調整を挟む可能性も考えられる。下落調整が起こり押し目買いを検討するのであれば1.40090近辺まで引き付けて買いを検討したい。
週足は短い上ヒゲ大陽線となっており上昇トレンド継続中となっているために基本的には押し目買いを優先。 押し目買いを検討するのであれば高値から最低でも約 90~100pips 引き付けて下値が固いようで あれば買いを検討。 約 150~160pips 程度の調整があれば比較的買いを検討しやすそうだ。目先のターゲットとしては 155.20~156.40 を意識したい。
週足は長い上ヒゲ陽線となっており上昇圧力はある一方で上昇すると利確が入りやすい状況となっている。 ポジション動向を見ると、大口、小口ともにネットロングが増加となっているが、小口がネットロング積み上がりの水準と なっている。基本的には両者ともロングが増加していることに加えて、現在はブレント原油も上昇しやすい環境なため押 し目買い戦略を優先する。
週足は上下に短いヒゲを伴った大陽線となっている。現在はブレント原油を含めたコモディティー市場も上昇しやすい環 境であるために基本的には押し目買い検討。 ポジション動向を見ると小口、大口共にネットロングは減少しているもの の、相変わらずロングが積み上がり過ぎの水準となっているために、素直に強く上昇していくためには原油と CRB 指数が調整をつけずに更に続伸していく必要があるのだが。
短期は押し目買い戦略、中長期は売り戦略な変わりはないが基本的には戻り売りを優先。 現在は日足の 100,200SMA は緩やかな上昇基調となってはいるもののほぼ横ばいとなっており4 時足は完全に横ば いになっていることに加えて、 円の取組高も5週連続で減少しているので方向感のない動きとなりそう。
週足は上下にヒゲを伴った大陰線となり月曜日オープニングから続落しているが1.3734~1.3792 は短期 ABC 調整の着地点となるので、ここでは一旦サポートになる可能性があり、もしここを下抜けたと しても 1.3608~1.3681 はサポートとして意識されやすいため、この2つのゾーンで下値の反応を見て買いを検討。
今後もインフレ懸念から 10 年債金利が上昇し、それに連れて USDJPY も上昇する側面もあるだろうが、10 年債金利 の高騰は金融当局の口先及び市場介入によりうまく抑制されていくと見込んでおり、年内に 2%を超えて定着することはないのでは。以上の観点から USDJPY は、短期は押し目買い戦略、中長期的には売り戦略を維持。 現在まで下落してくれば 買戻しが起こりサポ―トとなる可能性があるので押し目買いを検討。
週足は下ヒゲ大陽線となっており、小口、大口のロングショートレシオが先週比に対してネットロングへと増 加、レバレッジファンドの人数ベースロングショートネットも増加、さらに取組高も増加しているので押し目買いを優先し検討するのであれば最低でも 1.1987~1.2045 に引き付けていきたい。想像しにくいが、万が一 1.1895~1.1970 まで下落してくるようなこと があれば比較的買いを検討しやすそうだ。
週足は長い下ヒゲを伴った大陰線となっており4 時間足を見ると RSI ダイバージェンスが既に出現しており ジリ下げとなり107.6 で一旦はサポートされた。 戻り売りを優先するのであれば108.10~108.45 まで戻ってくればやれやれ売りが入り やすそうで、もし、108.75~109.40 まで戻ってくるようなことがあれば比較的売りを検討しやすい場所と考える。
パウエル FRB 議長が「2022 年より前に利上げはなく 2024 年まで大半の メンバーは利上げを否定」と発言したことで、一部市場参加者が過剰に気にしていたインフレ懸念が一旦はおさまることと なり、米 10 年債金利も 1.5%台まで低下し、それに伴って USDJPY も 108 円台後半まで失速。小口のロングショートレシオは過去に反転が起こった−40%近辺で 推移、大口も−50%近辺での推移が続いているので、短期は押し目買い、中長期戻り売り戦略を検討。
取組高が一気に増加しており、小口、大口、レバレッジファンドが買いを積んできている。英米金利差も上昇しており、ブレント原油も上昇しているところを見ると短期的には上昇方向に動く可能性が高そうだ。 その一方でロングショートレシオがロングに偏りすぎの水準に到達しているので一気に上昇してその後に失速するような荒い値動きになるのでは。
今週は先週に比べると取組高は若干増加はしているものの低下してきている。またレバレッジファンドはロング減少、ショート増 加となっており、ややショートの方のバイアスを強めている。更に米英金利差は直近の安値を既に下抜けている。その一方でレバレッジファンドのロングショート人数ベースは先週と変わらずネットロングに傾いたままではあるが資金抜けが目立つために戻り売りを優先したい。
レバレッジファンドのドルインデックスのポジション動向を見ると大口、小口共に、まだロングが積み上 がっている状態でト、 2 週連続でネットロングが続いていたものの今週はショ ートの方に切り替わっている。円のポジション動向を見てもまだ過去最高レベルではないのでまだ円売りを積み上げられる余裕はあるものの小口のロングショートレシオは先週に引き続き過去に反転が起こった−40%近辺で推移、大口も−50%近 辺での推移が続いているので積み上がった円売りポジションがある程度解消される方向に動く可能性がある。米 10 年債金利高騰が落ち着いたもののまだインフレ懸念が完全に払拭されたわけではな いので油断できない状況なので...
先週と同じでショートに偏ったままポジションには変化はない。その一方でロングショートのネットポジションは先週に比べるとレ バレッジファンドと大口はロングの方に増加している。小口はネットポジション+6374 まで低下しているものの、ここ直 近ではこのレベルまで低下するとサポートとなっている。以上の観点から戻り売りを検討するのであれば先週同様0.7673~0.7709 まで引き付けたい。
ネットポジションは先週よりさらにネットショートに傾いているものの、小口は若干円ショートを利確、 大口は円ショートを積み増ししているものの、そこまで大きく積み増ししているわけではない。またレバレッジファンドの ネットポジションは先週とほぼ同じで円ショートを若干利確している。過去の傾向を見ると小口のロングショート比率が− 40%まで到達すると円の買戻しが起こっておりその地点に到達していた。 短期的な目線としてはトレンドに従って押し目買い、中長期的には最終的にドル安方向になると見ているためショート戦略を考えていきたい。
ドルインデックスのレバレッジファンドの人数がネットロングに転じている点であり、過去を遡 るとネットロングに転じた時にはドル買いが起こっているためにすぐに USDJPY が下落する展開にはならなそうではある が、米国の経済状況やバインデ政権においての今後の政策を見る限りでは現在の上昇はフェイクだと見ており、最終的には下落する可能性が高いと見ている。110 円という節目は誰もが意識しているサイコロジカルラインなのでここから売りを浴びせてくるプレ イヤーをロスカットに引っ掛けてから下落するような展開もありだが、可能性としては112~112.50 までジリジリと上昇と考える。