(8233)高島屋 週足チャート チャート分析をする上での基本として、まず現状がトレンド相場なのか中間波動なのかを見ることでした。 今回のチャートに引いたチャネルラインはそのトレンド相場の終わりを探すためのものです。 では、チャネルラインとはどういったものでしょうか。 チャートを見る時に主な高値や安値があります。 その値位置を確認するのは「水平線」です。 そして、上昇トレンドの安値と安値を結んだ線や、下降トレンドの高値と高値を結んだ線が「トレンドライン」となります。 そのトレンドラインに平行な線を引いてできるのが「チャネルライン」となります。 チャネルとは運河や河といった意味ですね。 チャート上にチャネルラインを引いています。 そのチャネルラインを今年になって上抜けてきました。 チャネルラインを抜ければ...
(BTCUSD)ビットコインドル建て 日足チャート トレードをする時に多くの投資家は、安いから「買い」かとか、高いから「売り」といったように売買ポイントを最初に考える方が多いように感じます。 しかし、私がチャートを見るときは、現状がトレンド相場か中間波動かを見ます。 そして、トレードし易い時期なのか、それともトレードをしても振り回されやすい時期なのかを見ていきます。 どれだけファンダメンタルズが良くても、また話題になっていたとしても振り回されやすい時期にはトレードをしないようにしています。 その振り回されやすい時期が終わってトレードし易い時期になるのを待ってトレードします。 今回はビットコインのチャートですが、それはどの銘柄も同じ考え方です。 チャートには「分かりやすい動き」と「分かり難い動き」と書いていますが...
(VX1!)VIX指数の先物 週足チャート CFTC建玉明細を見てみましょう。 毎週金曜日にその週の水曜日までのファンドポジションや当業者のポジションが発表されます。 上記のチャートはVIX先物となりますので、VIXが上昇するということはマーケットに不信感があるときで、下降しているときはマーケットが安定しているときです。 そのVIXが上昇してきました。 株式市場に異変が起きるのか、それとも、VIXの上昇が一過性なのかを見ていきましょう。 そして、チャートの下のところがファンドのポジションとなっています。 赤い折れ線がファンドの買い、青の折れ線がファンドの売りとなります。 それで見ると、コロナショック以降はファンドが買い越しになっているのが分かります。 つまり、VIX先物をヘッジとして買っているファンドが多い...
(2413)エムスリー 日足 移動平均線大循環分析でチャートを見ていきましょう。 上昇帯が右肩上がりで間隔が広がっていましたのでトレンドに勢いがあったのが分かります。 200日EMAも右肩上がりですので大局の動きも強気になっています。 移動平均線大循環分析のステージで見ていきましょう。 コロナショックの時に下降期である第4ステージになりました。 そこから、切り返して第1ステージとなり安定上昇が続いています。 途中でステージが2になり、そして、直ぐに1に戻るという、ステージの「1→2→1の押し目買い」パターンになっています。 この動きが2回ありました。 第2ステージになっても直ぐに第1ステージになったので一時的な調整であったことが分かります。 今回も第2ステージになりましたが、一時的な調整となるのか、それと...
(CL2!)WTI原油先物 日足チャート 今回は原油市場の現状分析をしてみようと思います。 幾つかの矢印や色が塗られているので見難いところがあるかもしれませんがご了承ください。 今回は上昇している原油を分析するために、TradingViewの予測・測定ツールで描画しています。 原油市場は昨年の4月に先物市場で歴史上はじめてマイナス価格を付けました。 よって、今回は期限が一番短い「期近」ではなく、「二番限」のチャートで分析します。 まずは、価格を見ていきましょう。 2020年4月に安値を付けてから切り返しその年の8月に高値を付けました。そこから、11月まで調整が入り今年の1月まで上昇しました。 ここから2つの計算値で見ると、「V計算値」だとちょうど現状のところとなります。これは、相場の勢いが弱くなった時やもみ合...
(JPXJPY)日経225 日足チャート 今回は移動平均線の乖離率を見てみましょう。 チャートの下のオシレーターは200日移動平均線と価格がどれだけ乖離があるか見ています。 0を中心にみて、0より上の場合は200移動平均線よりも価格が上にあり、0より下の場合は200移動平均線よりも価格が下にあります。 現在の乖離は2013年以来の乖離となっているのが分かります。 ここから何を感じ取るのか。 皆さんはこれを見て何を感じてどう分析されますか? 私は乖離が大きくなったから下がる、ということを言いたいのではありません。 現状の株価はそれだけ勢いが出てきているということを教えてくれています。 ここから更に乖離が大きくなることもあります。 ただし、意識しなければいけないのは乖離が大きくなればなるほど相場が反転した場合...
(USDJPY)ドル円 週足 チャートの下の折れ線は赤色が「ファンドの買い」、青色が「ファンドの売り」を示しています。 オレンジ色の棒グラフは「買い」から「売り」を引いたものです。 つまり、買いが多いときは「0」から上に棒グラフが伸びます。 逆に売りが多いときは「0」から下に棒グラフが伸びます。 2020年前半は円高と円安に激しく振れましたが、後半は円高の流れが続いていました。 ファンドのポジションをみてもコロナショック以降から流れが変わったのが分かりますね。 買い越しから売り越しに変わり、現在までファンドのポジションには大きな変化は出ていません。 大局に変化が起きる時は、チャートの変化と共にファンドのポジションも変わることがあります。 2021年のドル円相場がどうなるかをチャートと共にファンドのポジション...
(DXY)ドルインデックス 月足 ドルインデックスはドルの個別通貨に対する価値を示したものではなく、国際社会全体に対するドルの価値を示したものです。 複数の主要通貨に対する、米ドルの為替レートを指数化しています。 どういった通貨かというと、ユーロや日本円、英ポンド、カナダドル、スイスフランなど複数の主要通貨に対するものです。 ドルインデックスは定期的に記載していますが、ここからの動向は重要だと感じているので、ここでも記載いたします。 大局を見ると2000年ころまでは上昇トレンド、2008年ころまでは下降トレンド、2014年ころまでは中間波動となっています。 そこから小さなトレンドが出来ましたが、ここ数年はもみ合い相場のようで中間波動となっています。 ポイントは中間波動の動きはトレンドよりは小さくなる傾向がありま...
(TJX)TJX Companies 月足 米国に本社がある小売業の多国籍企業です。 コロナショックがくるまでは業績も順調に伸びていましたが、 コロナショックによって一気に業績が悪化しました。 しかし、株価は高値更新を続けており、経済対策の恩恵を受けているようにも見えます。 バイデン政権となって、中低所得者への対策が厚みを増すことで立ち直るのではといった話もあるようですがチャートはどうなっているのでしょう。 チャートを見ると、この20年ほどで株価が何十倍にもなっており米国株の強さを感じるチャートの一つではありますが、 コロナショック前後の動きに特徴としては、拡大型のトライアングルになっている銘柄が多いということが言えます。 NYダウやS&P500などもそうですし米国の個別株でもそうです。 ここから分かること...
(SHCOMP)上海総合指数 月足 中国の株式市場の動きを見ると、2007年に高値を付けてからその高値を更新していないということが分かります。 2007年というのは米国の不動産バブルが起きたときですね。 いわゆるサブプライムローンバブルの時です。 低所得者の方に対する住宅所得ローンが人気となりました。 そのバブルが弾けてリーマンショックへと繋がっていきました。 上海総合指数も大きな影響を受けました。 そこから、2015年に再度上昇しましたが、2007年の高値を更新することは出来ませんでした。 これらの一連の高値や安値を結んだ線を引くと、大きなトライアングルとなっています。 上海総合指数の動きはこの上下に引いたトレンドラインのどちらに抜けていくのかがポイントとなります。 移動平均線大循環分析で月足チャートを...
(DJI)NYダウ 月足 月足で大局の動きを見てみましょう。 1990年以降の動きを見ると、大局の動きを示す200本EMAがずっと右肩上がりとなっています。 そして、2000年からのITバブル崩壊や、2008年辺りのリーマンショックの時は下降期である第4ステージとなりました。 その後の、2015年のチャイナショック、2020年のコロナショックでも下がりましたが、下降期まではいきませんでした。 ステージの「1→2→1の押し目買い」から、上昇期である第1ステージに直ぐに切り返しています。 世界を代表する株価指数が一番堅調であるということが分かります。 では、ここからの展開としての注意点を見ていきましょう。 2本のトレンドラインを引いています。 上値抵抗線や下値支持線が広がっている「拡大トライアングル」になってい...
(US10Y)米10年債利回り 月足 米国の10年債利回りの月足チャートを見るケースは少ないのではないでしょうか。 米国の利回りは何十年以上下がり続けていますね。 2016年に安値を付けた後の動きを見ていて、もしかしたら底打ちしたかと思っていましたが更に安値を更新しました。 2020年の3月に安値を付けてから少しだけ切り返しています。 ここから、金利が上昇する時代に変わるのか、それとも、金利が下がり続ける流れが続くのかに注目しています。 2本の水平線を引いていますが、このどちらに抜けるかによって方向性は見えてきます。 金利がマイナス金利が常態化するようであれば、まだまだ下がるかもしれません。 だたし、マイナス金利というのは現実的ではありません。 お金を貸した人よりも借りた人が金利をもらえるというのは、長く続...
(YM1!)ダウ先物 週足 ダウの先物に対するファンドのポジションの推移を見てみましょう。 チャートの下の図の赤の折れ線はファンドの買いポジション、青の折れ線はファンドの売りポジションとなっています。 オレンジ色の棒グラフは買いと売りの差となっており、0より上は買い越し、0より下は売り越しということになります。 これを見ると、2018年8月辺りから2020年3月辺りまではファンドが売り越しになっていたということです。 つまり、ファンドは株式市場に対して弱気になっていたということが分かります。 そこから、コロナショックを経てからは株式市場に対しては強気になってきています。 ファンドの動向がすべてではありませんが、ファンドの動向を確認することでトレードのヒントとすることは出来ます。 ファンドがコロナショックを経て...
(GOLD)ゴールド 月足 今回はゴールドの月足チャートを表示しました。 このチャートにはチャート分析の大事なことが沢山表示されています。 その中の幾つかを見ていきましょう。 ゴールドの40年以上の動きを見ると、チャートって本当に面白いなと感じますね。 このチャート上には3つの上昇局面が表示されています。 まずは、1980年に向けた上昇、 次に、2011年に向けた上昇、 そして、現在の上昇局面。 それぞれを見ると、ゴールドは超長期の展開で3段上げの動きをしているようにも見えます。 そうすると、現在は超長期の3段目かもしれないと考えられます。 今は上昇の流れが続いていますが、どこかで相場が反転するところが出てくるでしょう。 そのときには細心の注意が必要だということが分かります。 また、上昇の後の調整局...
(DXY)ドルインデックス 月足 大局の動きを見てみましょう。 この15年ほどを見ると、40カ月前後の周期があるのが分かります。 40カ月というと、3年と少しです。 2018年に安値を付けてからの動きを見ると、約3年となっています。 ということは、今年のどこかでドルインデックスが安値を付けて反転上昇する局面があるかもしれない、ということです。 その時に、ドルインデックスのサイクルが強気となるのか、それとも、弱気となるのかによって長期のトレンドに大きな影響が出てきます。 ドルが上昇する時代となるのか、今のドルの独歩安の流れが継続するのかを見ていきましょう。 2018年の安値を割るのか、それとも割らずに上昇するのかが、まずは、大きなポイントとなるでしょう。 ドルは世界の基軸通貨です。 FXだけでなく、株式市場...
(NI225)日経225 週足 サイクルから2021年相場を見てみようと思います。 2019年から2020年までの動きを見ると、30週前後の周期でボトム(安値)を付けているのが分かります。 勿論、この30週前後の周期がこの先もずっと続くということではありません。 ただ、現在から未来を予測するときには、直近の周期を参照して未来を予測していきます。 そうすると、2021年の6月前後が30週前後の周期となりますので、この前後にボトム(安値)を付けるという考え方ができます。 この一つの予測に対して、実際の価格がどうなるのかを見て予測を修正していきます。 どう修正するかというと、2020年3月から10月の周期が強気でしたので、現在の2020年10月からの周期も強気になる可能性が高いと予測しています。 ところが、もし20...
(EURJPY)ユーロ/円 日足 今年の相場を振り返る第5段は、今年の最後に出てきたパターンを覚えて、2021年相場に活かしていきましょう。 11月以降の動きを見ると、似た動きが出たときに使えると思うので、ユーロ円を取り上げました。 11月から上昇してから12月になってから、動きが横ばいになりました。 上昇相場が続くときは、上昇してから一時的な調整が入ります。 その調整は日柄調整か値幅調整となります。 日柄調整と値幅調整については、関連するアイデアをご覧ください。 11月の調整は値幅調整でした。 12月の動きが調整ならば日柄調整となります。 また、日柄調整とすれば、拡大型の調整となります。 これが、調整ではなくてトレンド転換となるかもしれません。 どうなるかは2021年相場の行方を見てからとなりますが、...
(USDJPY)米ドル/円 月足チャート 今年も後わずかとなりました。 時には大きな流れを見ていきましょう。 1ドル=360円の時代から日本の高度経済成長と共に、円が強くなり円高が進行しました。 プラザ合意などを経て、米ドル円は1995年に75円台まで円高が進行しました。 そこから、一旦切り返すも日米自動車摩擦やリーマンショックなどから2011年にかけて再度70円台に突入しました。 1978年からの大きな節目となる安値(円の高値)を結ぶと、約16年半のサイクル(周期)があったのが分かります。 2011年からはアベノミクスから米ドル高円安の動きになりました。 125円台への円安相場はまさに、ミラーチャートの様相でした。 ミラーチャートとは、2011年の安値を中心に左右のチャートがミラー(鏡)にようなチャートに...