日米金利差と金価格国際金市場の専門家の豊島逸夫氏が次のように書いている。
「日本国債の危うさが米国債の市場にも影響を与えている。トランプ政権下の大型減税などが引き続き財政規律を緩めると危惧される中で、日米の財政拡張不安が共振している」
「入札が順調に終わったと聞き、債券市場には安堵感が漂い、金市場では不安時に買われる金が高値圏で売られる結果になった。日米財政懸念が、今や国際金価格を動かす時代になった」
gold.mmc.co.jp
豊嶋氏の指摘を別の形で表現すると、日米長期金利差の動きを、金価格が追いかけているように見えることである。それを見える化したのがこのグラフである。
豊島氏が言う「日米財政懸念が、今や国際金価格を動かす時代になった」という「変化」とは、財政健全性への疑念が金利差に表れ、それが通貨の信認に影響を与え、最終的に金価格を動かすという波及経路ができつつあることによるものではないか。
US10Yのトレードアイデア
日米金利差とドル円の乖離はVIX投資の好機日米長期金利差、ドル円、VIX/VIX3M、米国債イールドスプレッド曲線のグラフです。
期間は逆イールドの解消が定着した昨年12月から現在までです。
ドル円と金利差の連動が崩れてくるタイミングと、VIX/VIX3Mが0.9を超えてくる(=VIX上昇開始のサイン)タイミングが同じであることに着目し、以下の仮説を立ててみました。
逆イールド解消から2ヶ月余りが経った2月から、市場はリセッション入りを本格的に心配し始めた。まず狙われたのが米国債だった。それは日米金利差とドル円の乖離という形で現れ始めた。乖離はどんどん拡大し、VIX/VIX3Mに飛び火したが、一旦は落ち着いた。しかし、その間も米国債への売り圧力は水面下で続いていた。そしてトランプ関税の発表を契機として、全ての市場で一気に火が吹いた。トランプ関税は、市場の元々もっていた歪みを暴発させるための材料に過ぎなかった。
もしこの仮説が正しければ、日米金利差とドル円の乖離が拡大する時は、VIXの買いポジションにエントリーする好機となり得る。
米国10年債利回りのレジスタンスとサポート米国10年債利回りはフィボナッチエクスパンションのラインに残りました。
4.36-4.38%辺りでは買われる可能性が高く
上昇すると
4.5%を上限に戻れます。
途中4.45%もレジスタンスになるでしょう。
最終的には、いつの日か(笑)
4.4%を週足や月足で割れた時には4.2%台の目標値を目指すでしょう。
そしてその時ドル円は暴落する事に。
【エクスパンションの見方】
例えば4.38-4.4%%で跳ねて、4.525%を明確に越える値動きがあれば上目線に切り替わります。
現在の4.4%~4.5%の間は下落でも上昇でもないエリア。
なのでしばらく落ち着くでしょう。
米10年利回り 材料出尽くしで下落基調に入るかチャートは日足です。
表示している左側の高値はコロナ以降の10年債利回りの高値です。
今年は9月ごろまでは下落基調にありましたが、そこから反転して上昇し200SMAを上抜けました。
ちょうどドル円が139円台から転換したところでもあります。
9月にFRBは2段階利下げを行いましたがその後の材料出尽くしや、10月の雇用統計も堅調、さらにトランプ氏の大統領当選も現実味を帯びました。
それらの結果、今後のFRBによる利下げは少なくなると示唆されたことが主な要因として、利回りは上昇したと考えられます。
さらに12月には200SMAにサポートされて上昇しています。
これはアメリカの経済・雇用の堅調さやパウエルFRB議長のタカ派姿勢と、FOMCでも利下げは行ったものの経済見通しなどタカ派な内容となったのが主な要因です。
さて、ここからの利回りの動きですが、だいぶ市場は利回りの上昇を織り込んでいるため、ここから少し流れは変わるかもしれませんし、現に目先は下げています。
例えばまたFRBによる利上げがあるかもしれないなどよっぽどでなはい限りは前回の4月の高値は超えにくいのではないかなと考えています。
為替で見ていくと、ドル円はじゃあ下落するのかというとそうではないかもしれません。
ドル円が160円台を付けたときは今年の7月初めでしたが、米10年債利回りはむしろ下落基調のありました。
それは円が弱かったからでしょう。日銀は3月まで様子見する可能性もあるため、ドル円は米10年債利回りに相関して動かない局面は今後も出てくるでしょう。
ドルの通貨単体では、ここ一年では他の先進国通貨よりも強く、利回りによるドル高ではなく、他通貨安によるドル高であることが分かります。
他の通貨の弱さでドルが押し上げられているということは、他の国の経済や金融政策によってはドルを上回る局面もあると思いますので、そういった視点で為替を見ることも大事なのかなと思います。
米10年債利回りとドル円が相関チャートは4時間足です。
このところドル円は弱く下落してきていますが、これについて米10年債利回りに着目したい。
トランプ氏が当選後は先のインフレ懸念材料からトランプトレードとしてドル円は堅調でした。しかし今は12月のFOMCの金融政策、そして来年以降のアメリカのインフレ動向、そして金融政策についての思惑でドル円は下落していると考えています。
先週金曜日にトランプ氏はベッセント氏を次期財務長官に指名しました。
ベッセント氏は三つの矢として、①財政赤字をGDP比3%に削減②日量300万バレルの原油増産
③GDP成長率3%の実現を掲げています。
特に②日量300万バレルの原油増産は原油の輸入コストを引き下げるので、インフレ抑制政策となります。
ベッセント氏の次期財務長官指名あたりからは、懸念していたインフレ再燃やそれによる追加利上げなどの思惑が後退し、米10年債利回りは下がってゆき、ドル円も下落していると考えらえます。
また、12月の日銀会合ではすでに67%も利上げを織り込んでいるため、円高要因としてドル円の下落の材料になっていると考えられます。
アメリカ国債利回りが注目ポイントに来てるかと。アメリカ10年債利回りの週足です。FF金利も載せてます。
最近は上昇していますね。インフレ再燃懸念が理由かと思っています。
テクニカル的には下落トレンドラインと見れそうなラインに当たっています。
FF金利から見ると今後は下方向ではあると思うので長期債の利回りもそれにならって強くは上昇しないんじゃないかと思うのですが、FF金利も含めてインフレ再燃がどうなるか次第でしょうか。そのインフレ率も共和党政権が始動してから本格的に動くのかもしれませんし。現状では不確定要素というか思惑だけが動いているんじゃないかと思います。
いずれにせよ今の段階で大きく動いていく時でもないかと思いますので10年債利回りも天井が近いんじゃないかと思います。
一旦は債券利回りの反転を注視しながら待ちたいです。
そして、反転が始まればドル高も反転するかと思いますのでゴールド、為替のトレード機会も来るかと期待しています。
逆イールドが解消されそうです。アメリカ国債の10年と2年の利回り差のチャートの月足です。
ローソク足が国債の利回り差です。またSP500をオレンジで表示して、アメリカの失業率を水色で表示しています。
真ん中らへんに2つある白い四角はドットコムバブルとリーマンショックの時期を表示しています。
また赤い水平線は国債の短期と長期の利回り差の0%のラインです。利回り差が0%ラインを上抜けたら10年国債と2年国債での逆イールドが解消されることになります。
チャートに色々載せたので見にくかったら申し訳ないです。
利回り差(ローソク足)と失業率(水色のライン)は過去の相関性が高かったように見えます。
なので今回もおそらく失業率は上がっていくんだろうと予想しています。
逆イールドの解消はFRBの利下げに起因しています。
FRBが「利下げしようかな。」と言い出すからにはアメリカの景気、失業率の予想にそれなりの根拠があるんだろうと思います。
少なくとも過去は当たっていました。
株との比較ではドットコムバブルとリーマンショックの時は逆相関していたと言えると思うのですが1990年ごろの逆イールドの解消の時は株価は大して下落しているようには見えません。拡大すると20%位は調整していそうでした。なので必ず株が暴落するとは言えなそうです。
以上から今後アメリカは景気後退が予想されるので、それに備えて現在はお金が動いている、のか今後動いていくのだろうと思います。
AI投資は今後投資した企業がちゃんと利益を出していけるかは全く目途が立っていないですし、EVに対する期待もかなり下がったんじゃないかと思います。今後の株高の材料も今のところ見当たらないかと思いますし株から現金や債券、ゴールドに移動しそうかと予想しています。
日米10年債金利差とドル円チャートの乖離が拡大チャートは日足で、日米10年債金利差とドル円(オレンジ折れ線)の比較チャートです。
今年の頭から徐々に乖離してきており、日米10年債金利差は下落トレンドになってきていますが、ドル円は上昇トレンドのままで、ダイバージェンス化しております。
下に相関係数を表示しておりますが、日米10年債金利差とドル円は相関しやすい特徴があります。相関係数が1.00にある時は相関、-1.00にある時は逆相関、0にある時は相関していないという見方ですが、4月後半あたりからは相関度が徐々に下がり、0を前後し現在0に近いところに位置しております。
このことから、現在はドル円は金利差以外の要因で上昇していることが分かります。
前回のFOMCでは、ドットチャートで前回よりも利下げ回数が後退し、中立金利も上昇しました。しかしその後に発表された米CPIは予想よりも低下。
米長期債金利は下落が継続しておりますが、ドルは堅調です。
欧州やスイス、カナダと他国では利下げが始まっており、他国に対して金利を維持しているドルは強い、しかし円は引き続き弱い(買う理由がない)ということから、ドル円は上昇しているのではと推測します。
まだしばらくは、ドル円は上昇するのではないでしょうか。
US10Y・米国債10年物利回り の波動分析はたして金利のチャートに波動の分析が適合するのかどうか、分かりかねますが遊びでやってみると、全ての諸悪の根源、コロナパンデミック発生の2020年3月〜現在までの波動として、
波動ルールに従って波形を観測すると、とても綺麗なインパルスの5波動構成となる。
しかも、その上昇波動は綺麗にチャネルに収まっている。
ここまで綺麗で単純明解なインパルスも色々やってみてあまりないのですが、これが正しいなら、
2023年10月23日にインパルス推進波の第五波をつけて一旦の上昇のピークと見ることができます。
それ以降、修正波のA - B波のなかで進行中と見れます。
波形の形状からB波がチャネルラインを割らなければ、もう少し上昇期間があり、その後、いよいよ修正波のC波(下落)でチャネルをブレイクしていき金利も低下方向へ向かうのではないかと推測出来ます。カナダ、ユーロ、スイスなどは利下げのフェーズに入ったので米国もそろそろとなると、チャートと合わせてテクニカル的に、ファンダ的にも優位性がありますね。
4年以上に渡る高金利期間がこれにて終了となるのか、はたまた、修正波を挟んで更なる上昇となるのかは分かりませんが、とりあえずはしばらくの間落ち着くのではないかと見ることができます。
グレーのラインチャートで米国債2年利回りも表示してありますが、逆イールドの期間もおおよそ2年となり、歴史的にもかなり長期に渡る逆イールド発生となってます。
深い逆イールドの影響が致命的なリセッションにならないことを願うばかりです。
上げ三法 Nを探す 直近のマーケットシナリオ上げ三法 Nを探す旅中
上げ三法
上げ相場の第一段階。上昇のリズムで陽線の連続を作り、一旦、調整して3本ほど下落、今日の陽線の形成で、3本をはらみながら終えて、上寄りで前日の高値を更新してゆくと、本格的な上昇の可能性を示唆している。
Nを探す
毎回、チャートから、シンプルにNを探す旅をしています。
Nの価格推移、それとも、Nになりそうな推移を探しながら見ています。
米国金利も上げ三法を気配があり、Nの価格推移を形成が近いです。
直近のマーケットシナリオ
米国金利が大切な上値を超えるのか?注目しており、ドル円、クロス円、ドルストレートのトレンド発生を生み出し、やや株価の調整か、続伸なのか?商品 ゴールドの調整を促すのか?
注目しています。
上げ三法から考えると、トレンド発生が近い可能性を示しています。そのため、NY時間の終値、金利の終わりがどこで推移するのか注目です