(SHCOMP)上海総合指数 月足 中国の株式市場の動きを見ると、2007年に高値を付けてからその高値を更新していないということが分かります。 2007年というのは米国の不動産バブルが起きたときですね。 いわゆるサブプライムローンバブルの時です。 低所得者の方に対する住宅所得ローンが人気となりました。 そのバブルが弾けてリーマンショックへと繋がっていきました。 上海総合指数も大きな影響を受けました。 そこから、2015年に再度上昇しましたが、2007年の高値を更新することは出来ませんでした。 これらの一連の高値や安値を結んだ線を引くと、大きなトライアングルとなっています。 上海総合指数の動きはこの上下に引いたトレンドラインのどちらに抜けていくのかがポイントとなります。 移動平均線大循環分析で月足チャートを...
(DJI)NYダウ 月足 月足で大局の動きを見てみましょう。 1990年以降の動きを見ると、大局の動きを示す200本EMAがずっと右肩上がりとなっています。 そして、2000年からのITバブル崩壊や、2008年辺りのリーマンショックの時は下降期である第4ステージとなりました。 その後の、2015年のチャイナショック、2020年のコロナショックでも下がりましたが、下降期まではいきませんでした。 ステージの「1→2→1の押し目買い」から、上昇期である第1ステージに直ぐに切り返しています。 世界を代表する株価指数が一番堅調であるということが分かります。 では、ここからの展開としての注意点を見ていきましょう。 2本のトレンドラインを引いています。 上値抵抗線や下値支持線が広がっている「拡大トライアングル」になってい...
(US10Y)米10年債利回り 月足 米国の10年債利回りの月足チャートを見るケースは少ないのではないでしょうか。 米国の利回りは何十年以上下がり続けていますね。 2016年に安値を付けた後の動きを見ていて、もしかしたら底打ちしたかと思っていましたが更に安値を更新しました。 2020年の3月に安値を付けてから少しだけ切り返しています。 ここから、金利が上昇する時代に変わるのか、それとも、金利が下がり続ける流れが続くのかに注目しています。 2本の水平線を引いていますが、このどちらに抜けるかによって方向性は見えてきます。 金利がマイナス金利が常態化するようであれば、まだまだ下がるかもしれません。 だたし、マイナス金利というのは現実的ではありません。 お金を貸した人よりも借りた人が金利をもらえるというのは、長く続...
(YM1!)ダウ先物 週足 ダウの先物に対するファンドのポジションの推移を見てみましょう。 チャートの下の図の赤の折れ線はファンドの買いポジション、青の折れ線はファンドの売りポジションとなっています。 オレンジ色の棒グラフは買いと売りの差となっており、0より上は買い越し、0より下は売り越しということになります。 これを見ると、2018年8月辺りから2020年3月辺りまではファンドが売り越しになっていたということです。 つまり、ファンドは株式市場に対して弱気になっていたということが分かります。 そこから、コロナショックを経てからは株式市場に対しては強気になってきています。 ファンドの動向がすべてではありませんが、ファンドの動向を確認することでトレードのヒントとすることは出来ます。 ファンドがコロナショックを経て...
値動きは勢いが出る期間と、その後動かなくなる期間を繰り返すリズムを刻みながら推移する性質があります。 動かない相場では、どんなベテラントレーダーであっても大きく利益を伸ばすのは難しいです。 トレードの上手い下手は、エントリー・決済のタイミングよりも、この動く期間と動かない期間を見分ける能力による と言っても過言ではありません。自分が取引しようとしている銘柄や時間的タイミングが、現在どちらの期間にあるのかを よく観察し、動かない期間から動く期間に移行するタイミングを捉え、エントリーしてみると良いでしょう。
(GOLD)ゴールド 月足 今回はゴールドの月足チャートを表示しました。 このチャートにはチャート分析の大事なことが沢山表示されています。 その中の幾つかを見ていきましょう。 ゴールドの40年以上の動きを見ると、チャートって本当に面白いなと感じますね。 このチャート上には3つの上昇局面が表示されています。 まずは、1980年に向けた上昇、 次に、2011年に向けた上昇、 そして、現在の上昇局面。 それぞれを見ると、ゴールドは超長期の展開で3段上げの動きをしているようにも見えます。 そうすると、現在は超長期の3段目かもしれないと考えられます。 今は上昇の流れが続いていますが、どこかで相場が反転するところが出てくるでしょう。 そのときには細心の注意が必要だということが分かります。 また、上昇の後の調整局...
左上のように監視すべき指標を重ねたインジケーターを作り供給していますが、 見ている内容を分解すると、その他3つのチャートに表示した内容になります。 中長期トレンドの状況と方向の一致不一致を確認しながらボラテリティーが 低下してエネルギーが溜まった状態が打破され、程よく乖離し始める、 トレンドの初動に乗り、過熱による乖離を見てポジションを閉じる理想の トレードを目指します。 チキン利食いを防ぐため、サポートとして効いている移動平均線は現在 どの期間かを見極め利益を追求します。 中期・短期のボリンジャーバンドから両方トレンドが発生する場面は特に 利益を伸ばせる環境にあります。長期ボリンジャーは敢えて表示せず、 判断の遅れを防ぎます。 しかし長期移動平均線からは、中短期トレンドを阻害する、逆張り組による 圧力を受けるため意...
(DXY)ドルインデックス 月足 大局の動きを見てみましょう。 この15年ほどを見ると、40カ月前後の周期があるのが分かります。 40カ月というと、3年と少しです。 2018年に安値を付けてからの動きを見ると、約3年となっています。 ということは、今年のどこかでドルインデックスが安値を付けて反転上昇する局面があるかもしれない、ということです。 その時に、ドルインデックスのサイクルが強気となるのか、それとも、弱気となるのかによって長期のトレンドに大きな影響が出てきます。 ドルが上昇する時代となるのか、今のドルの独歩安の流れが継続するのかを見ていきましょう。 2018年の安値を割るのか、それとも割らずに上昇するのかが、まずは、大きなポイントとなるでしょう。 ドルは世界の基軸通貨です。 FXだけでなく、株式市場...
(NI225)日経225 週足 サイクルから2021年相場を見てみようと思います。 2019年から2020年までの動きを見ると、30週前後の周期でボトム(安値)を付けているのが分かります。 勿論、この30週前後の周期がこの先もずっと続くということではありません。 ただ、現在から未来を予測するときには、直近の周期を参照して未来を予測していきます。 そうすると、2021年の6月前後が30週前後の周期となりますので、この前後にボトム(安値)を付けるという考え方ができます。 この一つの予測に対して、実際の価格がどうなるのかを見て予測を修正していきます。 どう修正するかというと、2020年3月から10月の周期が強気でしたので、現在の2020年10月からの周期も強気になる可能性が高いと予測しています。 ところが、もし20...
大きなトレンドが発生しているとき (+2σを終値で上回って以来、+1σを終値で割らないとき、いわゆるバンドウオーク) 大きな売り指値があるはずなのが3000000円、30000ドル 一時的に止まるとしたらそのプライスだろう。
しばらくレンジ帯だったユロ円だが、年末にレンジを抜けて上昇した。しかし、押し戻されてレンジ下限付近まで落ちてきている。 しかし、落ちてきているからこのまま下降とは言い難い。 日足レベルではまだ上昇ダウを崩しておらず、押し目を作り一ヶ月移動平均線を起点に再上昇のシナリオも十分考えられる。 一ヶ月移動平均線からの反発を確認してロングポジションは十分優位性のあるトレードだと考えられるが、過去にレンジしていた価格帯でもあるので、素直に上昇していくとは考えにくい相場付きでもある。 安全策をかんがえるなら、再度レンジ帯の上へのブレイク後のロングポジション、あるいはレンジ帯を割り込み、短期足で下降ダウを作ってからのショートポジションがいいのではないだろうか。 リスクをとって、一ヶ月線に近いところでロングエントリーして、損切りを近...
(EURJPY)ユーロ/円 日足 今年の相場を振り返る第5段は、今年の最後に出てきたパターンを覚えて、2021年相場に活かしていきましょう。 11月以降の動きを見ると、似た動きが出たときに使えると思うので、ユーロ円を取り上げました。 11月から上昇してから12月になってから、動きが横ばいになりました。 上昇相場が続くときは、上昇してから一時的な調整が入ります。 その調整は日柄調整か値幅調整となります。 日柄調整と値幅調整については、関連するアイデアをご覧ください。 11月の調整は値幅調整でした。 12月の動きが調整ならば日柄調整となります。 また、日柄調整とすれば、拡大型の調整となります。 これが、調整ではなくてトレンド転換となるかもしれません。 どうなるかは2021年相場の行方を見てからとなりますが、...
(USDJPY)米ドル/円 月足チャート 今年も後わずかとなりました。 時には大きな流れを見ていきましょう。 1ドル=360円の時代から日本の高度経済成長と共に、円が強くなり円高が進行しました。 プラザ合意などを経て、米ドル円は1995年に75円台まで円高が進行しました。 そこから、一旦切り返すも日米自動車摩擦やリーマンショックなどから2011年にかけて再度70円台に突入しました。 1978年からの大きな節目となる安値(円の高値)を結ぶと、約16年半のサイクル(周期)があったのが分かります。 2011年からはアベノミクスから米ドル高円安の動きになりました。 125円台への円安相場はまさに、ミラーチャートの様相でした。 ミラーチャートとは、2011年の安値を中心に左右のチャートがミラー(鏡)にようなチャートに...
(EURUSD) ユーロ/米ドル 月足 ユーロ/米ドルの大局を見ると実にわかりやすい動きだと感じますね。 リーマンショックがくるまでは、米国の不動産バブルの動きに合わせて、ユーロが大きく上昇しました。 ユーロが上昇するということは、米ドルは安くなっているということです。 つまり、世界経済の景気が良くなるとドルが安くなりユーロが上昇する傾向があったのです。 そこから、リーマンショック後は米ドルが上昇し、ユーロが下がる動きが2016年まで続きました。 ただ、ユーロの下降は大きなチャネルライン(平行四辺形)の中で推移しており、獲り易い動きとは言えないチャートでした。 2016年からユーロは切り返すもチャネルラインの中で推移し、2020年にもう一度下がりました。 ただ、そこが二番底となりチャネルラインの上限を上抜けて...
(DJI) NYダウ 月足チャート NYダウを振り返ると拡大型のトライアングルが10年ごとに出来ています。 拡大型のトライアングルというのは、上値切り上げ、下値切り下げの動きになっているトライアングルです。 よく見るトライアングルは上がる力と下がる力が拮抗して、徐々に動きが小さくなり収束していきます。 拡大型のトライアングルというのは、上がる力と下がる力の両方が激しくなり拡散していく動きです。 ということは、ここ数年の動きは変動幅が大きくなっているということが分かります。 この動きは2018年の時には既に分かっていた動きです。 つまり、今年のコロナショックを予想することは出来ませんでしたが、変動率が高い時間軸にあることは分かっていたということです。 では、2021年相場はどうなるのでしょうか。 まず、この拡...
(NI225)月足 日経平均株価は29年半ぶりの高値を付けて、チャートを見ると日本の経済は明るかったのだろうと感じるチャートです。 今年の3月の動きは大きなショックがあったものの、日本はそのショックを乗り越えて明るい年末を迎えました。 チャートだけを見るとこんな感じでしょうか。 でも現実はコロナショックを受けて世界中がコロナと戦っている最中で、ロックダウンや経済制裁、自粛の流れが続いています。 では、なぜここまで上昇しているのでしょうか。 世界中が経済対策を打ってお金がばらまかれているからでしょうか。 それとも、そうはいってもIT関連などとてつもなく儲かっている企業があり、トータルで見れば経済は伸びているのでしょうか。 私には正解は分かりませんが、言えることはチャートは分かりやすく上昇しており今年のチャートは...
(6674)ジーエス・ユアサ コーポレーション 日足 このチャートを見ると、上昇トレンドでも下降トレンドでもわかりやすい時期とわかり難い時期があることが分かります。 相場は上がるか下がるかの二つしかないのですが、チャートの構成は違っていきます。 上昇トレンドと下降トレンド、そして、中間波動で構成されています。 そして、トレンド相場であっても分かりやすいトレンドと難しいトレンドがあります。 振り返れば上昇トレンド(下降トレンド)だったとしても、その間に細かく上下していたら獲るのは難しくなります。 一方で分かりやすい上昇トレンドや下降トレンドはどんどん利益が出てくるので、 チャートを見ていない方は相場の途中で利益確定をしてしまうということもあるでしょう。 こうやってチャートがどういう動きで構成されているのかという...