プラチナのアップサイドリスクとダウンサイドリスク白金の投機筋の動き
NY白金におけるCommercialsの動きを見てみると(インジケータ、COT)、NY白金が868ドル付近になると売りのポジションを手仕舞っていることがわかります。
つまり、868ドル付近が生産のコストなので(と推測されるので)、これより下にはいかないから、と売りのポジションを手仕舞うわけです。
白金のダウンサイドリスク
つまり、868ドル付近で白金を買えれば、そのあと大幅に白金が下がるリスクは低いと考えられます。
仮に生産コスト割れしているなら、誰も頑張って白金を採掘しないわけですから、需給の法則で上がるでしょうし。
とはいえ、868ドルを割ってもさらに下がったことがあります。
2018年6月から2019年4月あたりです。
ただ、このときの最安値でも757ドルです。
現在の価格910ドルから153ドル下です。
白金のアップサイドリスク
しかし、どうでしょう。
ここまでPPI、CPIが上がっている状態、つまり生産コストが必然的に上がっている状態で、QE前の生産コスト以上になっていると考えるのが自然ではないでしょうか。
インフレ&オミクロンが大したことがなく経済が復活しているのであれば、上にいく可能性のほうが高いと考えます。
最近の最高値は2021年2月の1348ドルです。
現在の価格910ドルから438ドル上です。
エッジ
投資というのは、結局「エッジ(優位性)」を利用して勝っていくものと言われています。
もちろん、明日から白金が下がる可能性はまったく否定できません。
ただ、アップサイドが438ドル計算でき、ダウンサイドは153ドルと推測される。
こんなエッジが効いた状態で買わなかったらいつ買うんだ、という話です。
ロング。
868ドルまで下がったらさらに買い増しのロング。
コモディティ
【ダウ予想】ダウ再び36000ドル台へ、ブースター接種済みのサンタクロースがやってくる?【2021年12月13日-12月17日】先週は過度なオミクロン株への懸念が後退し、ダウは再び36000ドル台目前まで上昇しています(SP500は12/10最高値更新)。
11月からの下落基調、さらに12月に入ってオミクロン株懸念やパウエルのタカ派発言が拍車をかけリスクオフが続いていましたが、先週やっと反転したという流れです。
今週12/13の週は、12/14(火)にPPI、そして12/15(水)のFOMCとパウエル会見が最も注目です。
また、12/17(金)はメジャーSQ、クアドルプル・ウィッチング・ディ(4人の魔女の日)ということも覚えておきましょう。
ダウは再び36000ドル台を回復し、さらに高値を更新していっくのでしょうか?
「ブースター接種済みのサンタクロース(byファウチ博士)」はやってくるのでしょうか?
もちろんその期待を持ちたいですが、先週の流れのまま単純にリスクオンとはいかない可能性も考慮し、警戒はしておきたいと思います。さて?!
■主な予定
12/13(月)米)特になし
12/14(火)米)生産者物価指数(PPI)
12/15(水)米)小売売上高、FOMC、パウエル会見
12/16(木)米)新規失業保険申請件数
12/17(金)米)メジャーSQ
※各国中銀金融政策
※来週クリスマス
TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。
NYダウ(us30)、S&P500(spx500)、ナスダック(nas100)、日経225(jp225)、恐怖指数(vix)、米国債10年利回り(us10y)、WTI原油(WTICOUSD)、ゴールド(xauusd)の8つのチャートを同時に表示させてみました。
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【ダウ予想】12月はクリスマスラリーか? それとも今年は2018年12月パターンか…?【2021年12月6日-12月10日】いよいよ年末です。
振り返ると10月34000ドル台から36500ドルまで上昇したものの、11月にまた34000台ドルまで戻ってしまっている状況です。
先週は、先々週末のオミクロン・ショックの影響を引きずりながら、さらには再任したパウエルFRB議長のタカ派発言などが下げ材料となり下落した一週間でした。
アノマリー的にはこれからクリスマスラリーと呼ばれる時期ですが、強気の年末はやってくるのでしょうか?
にわかに、今年は2018年12月パターンか、という声も聞こえてきます。
2018年12月は、10月から長期金利上昇、貿易摩擦に対する警戒感が強まり下落、11月も米ハイテク株の下落、英国のEU離脱問題、12月もファーウェイ・ショック、パウエル・ショックと下落していきました(その後トランプ元大統領のおかげ?、ちゃんと反転するんですけどね)。
来週12/6(月)の週はさほど注目度の高い経済指標は少ないですが、再来週12/13の週のFOMCそしてSQに向けて、まだまだ警戒しておいた方がよさそうです。
■主な予定※注目度の高い経済指標は少ない、来週FOMC
12/6(月)米)雇用統計発表明け
12/7(火)米)貿易収支、3年債入札
12/8(水)米)10年債入札
12/9(木)米)30年債入札
12/10(金)米)消費者物価指数
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NYダウ(us30)、S&P500(spx500)、ナスダック(nas100)、日経225(jp225)、恐怖指数(vix)、米国債10年利回り(us10y)、WTI原油(WTICOUSD)、ゴールド(xauusd)の8つのチャートを同時に表示させてみました。
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【ダウ予想】オミクロン・ショック…週開けどうなる???【2021年11月29日-12月3日】感謝祭・連休明けです。
先週の今頃はここからクリスマスラリーなんて夢見ていましたが、金曜日に世界の現実を突きつけられました。そうコロナ新変異株「オミクロン」です。感謝祭明けで薄商いの金曜日、オミクロンに対する懸念で1000ドルを超える急落となりました…。果たして週明けはどういう展開となるでしょうか?
楽観的に「①月曜日に全戻し」は甘いですか? 「②週開けからもう少し調整した後、徐々に上昇」が現実的? ただ最悪の展開、「③週開け一旦戻すと見せかけてからホントの調整開始」という恐怖のパターンだけはやめて欲しいです。
いずれ戻してクリスマスラリーというのはおそらく間違いないと思いますが、今週の展開がどうなるかは不明です。
今週11/29の週は、12/3(金)雇用統計まで、パウエルFRB議長の議会証言などイベントも目白押しです。
■主な予定
11/29(月)米)パウエルFRB議長の発言
11/30(火)米)パウエルFRB議長・イエレン財務長官の議会証言
12/1(水)米)ADP全国雇用者数、ISM製造業景況指数、パウエルFRB議長・イエレン財務長官の議会証言、地区連銀経済報告(ベージュブック)
12/2(木)米)イエレン財務長官の発言
12/3(金)米)雇用統計
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NYダウ(us30)、S&P500(spx500)、ナスダック(nas100)、日経225(jp225)、恐怖指数(vix)、米国債10年利回り(us10y)、WTI原油(WTICOUSD)、ゴールド(xauusd)の8つのチャートを同時に表示させてみました。
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【原油急落!】どう捉える?■WTI原油 歴史的暴落
昨晩のWTI原油は2020年4月の大パニック以来の大幅な下げでした。
私は前回の投稿通り、ショートポジションを取っていたので、この大陰線を上から下まで取ることができました。
ただのラッキーです。
問題はここから。
この暴落後、どう対処する?
です。
■移動平均線乖離率を見る
こういう場合、行き過ぎたパニックか、適正なパニックか、を判断するために私は移動平均線乖離率(20日移動平均)を使用しています。
私は東商原油の標準偏差を過去(2020/1/1〜2021/1/6)で計算したことがあるのですが、1Zが5.30%。
つまり、68.26%の確率で移動平均線乖離率は5.30%以内に収まるということです。
現在の東商原油の移動平均線乖離率は約9.4%。つまり1.77Zです。
発生確率としては10%くらいでしょうか。
ただ、東商原油の移動平均線乖離率が1.5Z〜2Zの範囲になること自体はそこまで珍しいことではなく、直近では今年の10月18日移動平均線乖離率9.3%を記録しています。
「市場は行き過ぎている。原油はここまで売られる必要はない!」と判断するにはまだ早い、と考えます。
結論
ここまで長い陰線が出現したら利確、あるいは、カウンタートレンドしたくなりますが、以上の理由から、鉄のハートで引き続きショートで。
【ダウ予想】アノマリーどおり、これから感謝祭そしてクリスマスへと相場は上昇していくか?【2021年11月22日-26日】今週11/25(木)が感謝祭、翌11/26(金)がブラックフライデーです。
※木金の米時間は値動きが期待できない?
先週まで、SQまで弱い11月というアノマリー通りに展開しています。
となると…さらにアノマリーどおり、これから感謝祭そしてクリスマスへと相場は上昇していくのでしょうか?
また今週はそろそろ、パウエル氏続投か、ブレイナード氏昇格か、FRB議長も発表されるかもしれません。
■主な予定
11/22(月)米)中古住宅販売件数
11/23(火)米)注目度の高い経済指標の発表はない
11/24(水)米)第3四半期GDP/個人消費、耐久財受注、FOMC議事録公表
11/25(木)感謝祭(米国が祝日、米国の金融市場は休場)
11/26(金)ブラックフライデー(感謝祭翌日、米国は祝日ではないが連休にする人も多い、米国の金融市場は短縮取引)
※企業決算、連銀総裁の発言あり
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頂上付近の「包み線」は基調転換のサイン■基調転換のサイン
WTI原油は、頂上付近で怪しい「包み線(抱き線)」が発生していました。
テクニカルアナリストの教科書には
「前日と当日の陰陽が反転しているところがポイントで、前日小動きだった後、反対方向に大きく動くことから、基調転換の兆しとされる」
「特に高値圏や安値圏に現れた場合には、天井打ちや底入れの可能性があるとして注目される」
とあります。
エリオット波動で考えると、WTI原油は第5波動が終わったところで「高値圏」と言っていいのでは。
そうなると、矢印の包み線はドンピシャリで【基調転換のサイン】と考えられます。
(しかもダブルトップ)
■東商原油は?
以上の理由でWTI原油は「売り」で良いと思うのですが、東商原油に関しては、円の方向性が定まらず、WTI原油ほど明確なサインが出ていませんでした。
ただ、昨晩の備蓄放出のサプライズニュースで(?)大陰線が登場。
「陰線を包んだ陽線をさらに包んだ陰線」
という特殊な形が生まれました。
(厳密には実体がやや包みきっていないが、前日の大陽線を飲み込んだという意味では、かなり強力)
これはさすがに整ったのでは。
ショート。
抜くべき雲は厚いが、仮に抜けたら(三役逆転)さらにショート。
【ダウ予想】SQまで弱い11月、今週までは調整か?【2021年11月15日-19日】アノマリーでは「SQ(※)まで弱い11月」と言われるそうです。
※SQ(Special Quotation)とは特別清算指数のこと、毎月第2金曜日がオプション取引などを決済するSQ日になります。3、6、9、12月の株価指数先物とオプション取引のSQが「メジャーSQ」で、それ以外の月のオプション取引のSQが「マイナーSQ」と呼ばれます。11月ですから今週金曜日のSQは「マイナーSQ」ですね。
先週11/8(月)の週はその通り、一旦36000ドルを割る調整(一週間の変動幅は約700ドル)となりました。
アメリカの11月のSQは11/19(金)なので今週までは調整の可能性も高いと思われます。
また、先週11/8(月)の週から冬時間となりました。寝不足にならないよう注意しましょう。
米国の夏時間:3月第2日曜日~11月第1日曜日
欧州の夏時間:3月最終日曜日~10月最終日曜日
オセアニアの冬時間:4月第1日曜日~10月第1日曜日
■主な予定
11/15(月)米)NY連銀製造業景気指数
11/16(火)米)小売売上高&【除自動車】
11/17(水)米)20年債入札
11/18(木)米)新規失業保険申請件数
11/19(金)米)注目度の高い経済指標の発表はない
※連日、連銀総裁の発言あり
TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。
NYダウ(us30)、S&P500(spx500)、ナスダック(nas100)、日経225(jp225)、恐怖指数(vix)、米国債10年利回り(us10y)、WTI原油(WTICOUSD)、ゴールド(xauusd)の8つのチャートを同時に表示させてみました。
※無料プラン1つのみ、PROプラン最大2つ、PRO+プラン最大5つ、PREMIUM最大8つまで表示可能だそうです。
ゴールドは重要なラインを越え新たなフェーズへ10月以降上昇を続けてきたゴールドですが、個人的に重要だと考える2019年5月から引けるライン(緑線)を越え、11月10日(水)のアメリカ消費者物価指数で更に上昇しました。
現在は、2021年1月から引けるライン(白線)で止まっているような状態です。
ファンダメンタルズ的には物価上昇が強まったことでゴールドも上昇したとされていますが、
テクニカル的にも重要なラインを越え更に上昇を試しそうな新たなフェーズに入ったように見えます。
(もちろん、また下落する可能性もありますが)
まずは現在のレジスタンスを越えるのかどうか見て、トレードしていきたいと思います。
FOREXCOM:XAUUSD
CPIショック 早起きは●●文の得いやはや、一昨日の米CPIには驚きましたね…。
前年同月比6.2%。
もちろんGOLDは爆騰がり。
いったんTGD(GOLD)は手仕舞っていましたが、22:30から「買」「買」「買」の連打。
過去の逆三尊に関する投稿で、
目標値は6746円。
目標値は6819円
と投稿しましたが、恐ろしいほどの精度で的中しましたね…。
NY金(GC1!)のチャート15分足を見ると、さすがに上昇エネルギー使い果たして雲入りしはじめましたし、
「あまり欲深くいかず、6746円で半分、6819円でいったん利確しよう」
とも投稿していましたので、宣言通り利確しておきました。
過去の自分の傾向として、大儲けした後に大損する傾向があるので、世の中には相場なんてないかのごとく数日過ごそうと思います。
逆三尊 手仕舞い金は逆三尊を形成し、教科書通りに騰がりましたが、いったんここで利確します。
理由としては
(1) 一目均衡表をベースとした投資をしているので、底から一期(26日)一節(9日)経ち、上昇パワー切れの懸念があるため
(さすがにそろそろ修正波のタイミングでは)
(2) 想定していた上昇ペース(半透明の緑のボックス)の半値しか伸びず、当初想定した上昇パワーよりも弱いこと
10月14日のエントリーにはエッジがあったのでエントリーしましたが、現状はただの丁半博打。
私は別に博打をしたいわけではないので、いったん手仕舞います。
明日、11月10日(水)の中国、ドイツ、アメリカのCPI発表は、超重要。
ただの週報ではなく、世界が「すわ、インフレだ!」になるのか、予想外のCPI低下で「パウエルの言う通り一過性やがな!」になるのか、運命の分岐点。
CPIがハネたら、再度GOLDのロングポジションを取り直します。