ネガティブセンチメント下でのポンドドル:短期売り回転の狙い方今回はポンドドルの相場解説です。現在、イギリスの中央銀行であるBOE(Bank of England)は、利下げに対して多少積極的なスタンスを取っています。この影響で、次回の政策金利発表までは市場全体のセンチメントがネガティブになっています。簡単に言うと、利下げの期待感が高まっているため、ポンドに対する売り圧力が強まっているんです。
ただ、注目していただきたいのは、先物が1.3127付近で推移している点です。この付近では、売りが入ってもなかなか価格が下がらない状況が続いています。つまり、下がりそうで下がらない、いわゆる底堅い動きが見られるわけですね。
こんな状況で僕が推奨したいのは、13の戦術の1つである『短期逆張りデイトレード戦術』を使った売り回転です。どういうことかというと、今の市場では、上昇トレンドが出にくい状態であるため、短期的な価格の反発を狙って、こまめに売りポジションを回転させる手法が有効です。要するに、小さな反発で利を積み重ねる戦術です。
特に、下がりきらない場面では短期的に逆張りを仕掛けることで、リスクを抑えつつ利益を狙うことができます。こうした相場環境では、無理に大きな利益を狙うのではなく、小さな動きに対応するデイトレード戦術を活用していくことが重要です。
ポンドドルの今後の動きに注目しつつ、冷静な判断でトレードに臨んでください。
コツコツドカンを防ぐための感情コントロール術
トレードの失敗の大半は、余計なトレードによる獲得利益の剥奪、いわゆる“コツコツドカン”という現象です。私の経験から言っても、1円も稼げなかったから撤退したという人は見たことがありません。なぜなら、トレードは売るか買うかの2択ですから。では、この余計なトレードとは何でしょうか?それは、計画にない、感情的で衝動的なトレード。
皆さんも経験があるかもしれませんが、金曜日が雇用統計でしたし、土日もトレードできませんから月曜日の午前などは、なんとなくでトレードしたくなるものです。
その感情の根底にあるのは“損得勘定”です。私たちはそれを“損得感情”とも呼んでいます。
まず、損得勘定とは何か?それは、自分中心の考え方であり、相場を客観的に見ることができなくなる原因です。相場で成功するには、己を滅して、相場を中心に考えなければなりません。
例えば、こういった感情が芽生えることはありませんか?
• 損したくない
• 儲け損ないたくない
• モトを取りたい
• 人よりも得したい
• ただでもらいたい
• 取り返したい
• 勝たなければいけない
• 相手を利用したい
• 焦りや恨み、妬み、人の不幸を喜ぶ
これらは、すべて損得勘定に基づく感情です。損得勘定は私たちの本能でもあり、後天的なトラウマや性格、人生経験からくる歪んだマイルールも影響します。
ビジネスの世界では損得勘定をなくすべきだというのは、ある程度周知の事実です。しかし、その作動原理や解決方法を実践的に教えている場所は限られています。精神的な修行を推奨する場所もありますが、実際にどうすれば損得勘定をコントロールできるかは、具体的な方法が必要です。
では、損得感情が発生する脳の部位について少しお話ししましょう。損得感情は、島皮質(とうひしつ)という脳の非常に古い部位で生じます。ここが活発に働くと、感覚器官を総動員して防御反応が起こり、すぐに損得で物事を判断し、努力ができなくなります(東大生などに多いと言われています)。一方で、活動が弱い人は努力はできるものの、その努力が裏目に出ることが多く、特にネガティブな感情のもとになります。
ちなみに島皮質は女性の方が活発だとされており、生理的に無理!とかお得、お買い得、ポイント還元などの損得勘定に反応しやすいのも納得です。
さらに、お金(損得勘定)は高次報酬の一種であり、私たちの脳の「報酬系」領域がその価値を判断します。例えば、線条体や側坐核、扁桃体といった部位では、感覚情報とドーパミンによって報酬の価値が統合されており、これが私たちの行動に影響を与えます。損得勘定は、こうした脳のメカニズムが深く関わっているのです。
じゃあ、どうすれば損得感情をコントロールできるのか?解決方法をいくつか提案します。
1. トレードの遮断:物理的にトレードを中断させる方法として、予定を入れたり、趣味に没頭する時間を作ることが効果的です。
2. ギブの精神を体得する:積極的に無償で提供したり、寄付をすることで、損得感情を麻痺させることができます。
3. 目的意識を持つ:他者の利益を報酬源とし、人を喜ばせることを喜びに感じることが大切です。
4. マインドフルネス:自分の感情を客観的に認識するトレーニングを行いましょう。感情をコントロールするにはまず、感情を知ることが必要です。
5. 確率論を学ぶ:損得勘定を鈍らせ、理性的に判断するためには、世の中がすべて確率で動いているという認識が必要です。トレードも、確率のゲームであることを忘れずに。
皆さん、トレードという仕事は、損得勘定があると成功しません。だからこそ、自分の感情に気づき、それをコントロールできるようになることが重要なのです。
トレード心理学
ユーロ円のトレードアイデア:先物価格を確認しながらの賢い売り方どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。ユーロ円のトレードアイデアについてお話しします。ユーロ円はクロス円ですから、当然ながらドル円の動きに大きく影響を受けます。しかし、今注目すべきはユーロドルの下落基調です。ユーロドルが下落しているということは、ユーロ円も影響を受けてくるということですね。
では、どこでエントリーするか? 答えは明確です。PPピボットポイント160.00まで価格が戻ってくれば、それが絶好の売り場になります。ピボットポイントというのは、サポートやレジスタンスの目安として多くのトレーダーが見ているポイントです。ここまで戻れば、売りで狙っていくのが一つの戦略です。
さらに、ユーロ円の先物価格も現時点では158.05と下に位置しており、しかも今後の先物価格もさらに下(156.55)を示しています。こういった状況を考えると、ロットを大きく張る必要はありません。むしろ、ロットをセーブしながら売りポジションを持っておけば、自然に利益が積み上がるような状況と言えるでしょう。タイミングでみんな悩むわけですが、ロットを下げるだけでタイミングは悩みの種ではなくなります。※もちろん勝率の高い手法が大前提ですが。
このように、シンプルなトレードアイデアこそが、長期的に安定して利益を生む秘訣です。難しい理論や複雑な手法ではなく、基本に忠実で、しっかりとした根拠を持つことが重要です。FXは確かに何十倍にも増やせる可能性を秘めていますが毎月、倍にするだけで良くないですか?
1万円→2万円→4万円…..このまま計算してみてください。1年後にはまとまった資金になるはず。
このように1万円を丁寧に回して増やしていく体験が自信にも繋がるはずです。
皆さんもぜひ、このトレードアイデアを参考にして、ユーロ円の動きをチェックしてみてください。そして、次のトレードチャンスをうっかり見逃さないようにしましょう!
では、皆さん、引き続き頑張っていきましょう!
最初からプロを目指せ!FXトレードで成功するための必須知識FXトレードを始めたばかりの初心者の皆さん、こんにちは。今日は少し辛口な話をしますが、最後まで読んでください。あなたの未来のトレード人生を守るための大切なアドバイスです。
ぼくはずっと不思議に思っていました。プロのトレーダーになりたいと熱く語る人が、まるで幼稚園のような「初心者向けトレードYOUTUBEチャンネル」を喜んでみているんだろうって。
YOUTUBEの「FX初心者チャンネル」を見ているあなたへ
まず最初にお尋ねしますが、YOUTUBEの「FX初心者チャンネル」や「これ見てダメならFX諦めましょう」という動画ばかり見ていませんか?確かに、こうした動画は初心者にとって手軽に情報を得る手段かもしれません。しかし、トレードは学校の勉強とは違います。あなたが相場に参加した瞬間から、そこはプロの世界なのです。
トレードはプロの世界
FXトレードは、趣味や遊びではありません。プロフェッショナルたちが真剣に取り組んでいるビジネスです。もちろん、掛け金が少なければ全額負けても大した痛手にはならないかもしれません。しかし、負けるということは、稼げないということです。そして、稼げないことは、時間と労力の無駄に繋がります。
初心者が陥りがちな罠
私がかつて指導した初心者トレーダーの多くは、YOUTUBE動画や書籍、ネット広告に惹かれてFXを始めました。ある程度の基礎知識を得た気になり、実際にトレードを始めます。しかし、ほとんどの人がすぐに大きな壁にぶつかります。なぜなら、そこで得られる情報は表面的なものが多く、実際のトレードに必要な深い知識や技術は身につかないからです。
プロの知識と技術を学ぶ必要性
例えば、パン屋さんになるのに本だけで開業する人はいないでしょう。実際には、専門学校で技術を学び、現場での経験を積んで初めてプロとしてやっていけるのです。FXトレードも同じです。YOUTUBE動画や書籍、ネット広告で知った胡散臭いFX教材ではなく、ちゃんとしたFXの専門学校で学ぶことが重要です。
本物のプロ知識を手に入れるために
FXトレードで成功するためには、最初からプロレベルの知識と技術を学ぶことが不可欠です。これは単に知識を詰め込むだけではなく、実践的なスキルを身につけることを意味します。専門学校や信頼できるトレードコーチから学ぶことで、あなたは実際に勝てるトレーダーになるための道を歩むことができるのです。
具体的な学びのステップ
まずは、基本的なFXの仕組みや用語を理解することから始めましょう。これには、主要な通貨ペア、取引時間、スプレッド、レバレッジなどがあります。そして、次にテクニカル分析とファンダメンタルズ分析の基礎を学びます。これらは、チャートの見方や市場の動きを予測するための重要なツールです。
テクニカル分析の基本
テクニカル分析では、チャートを用いて過去の価格動向を分析し、未来の価格を予測します。主要なテクニカル指標としては、移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI(相対力指数)などがあります。これらの指標を理解し、実際のトレードにどう活用するかを学ぶことが重要です。
ファンダメンタルズ分析の基本
一方、ファンダメンタルズ分析では、経済指標やニュース、政策などをもとに市場の動向を予測します。例えば、GDP成長率、失業率、中央銀行の金利政策などが重要な指標となります。これらの情報を収集し、分析することで、テクニカル分析と組み合わせてより正確な予測が可能となります。
実践的なトレードスキル
知識を身につけたら、次に実践です。デモトレードを活用し、実際の市場でのトレードをシミュレーションします。これにより、リスクを取らずに実際のトレード環境で練習することができます。デモトレードで一定の成果を上げられるようになったら、少額のリアルトレードを開始します。
リスク管理とメンタルコントロール
トレードで成功するためには、リスク管理とメンタルコントロールも重要です。どんなに優れた戦略を持っていても、リスク管理ができていなければ、大きな損失を被ることになります。また、メンタルコントロールができていなければ、冷静な判断ができず、感情に振り回されるトレードをしてしまいます。
専門学校や信頼できるコーチの重要性
以上のような知識とスキルを身につけるためには、専門学校や信頼できるコーチから学ぶことが不可欠です。彼らは実践的な経験と知識を持っており、あなたがプロのトレーダーとして成功するための道を示してくれます。
成功するための道のり
最後に、成功するための道のりは決して平坦ではありません。多くの試行錯誤と失敗を経験することになるでしょう。しかし、その過程で得られる知識と経験は、あなたを強いトレーダーに育ててくれます。焦らず、じっくりと学び続けることが成功への鍵です。
まとめ
FXトレードで成功するためには、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方をバランスよく活用し、リスク管理とメンタルコントロールを徹底することが重要です。そして、信頼できる専門学校やコーチから学ぶことで、プロのトレーダーとしての知識とスキルを身につけることができます。
YOUTUBE動画や書籍、ネット広告に頼らず、本物の知識を手に入れましょう。あなたのトレード人生が成功することを心から願っています。
トレード力を向上させるトレードノートの書き方皆さん、明けましておめでとうございます🎍
新しい年が始まったということで、今年一年の目標を新たに考えたり、昨年のトレードへの取り組み方を振り返ったりする方も多いのではないでしょうか。
今回は、特にビギナーの方向けに、効果を高めるトレードノートの書き方とノートに書く項目の例をシェアしたいと思います。
何をどのように書けば良いのかわからない方や、毎回三日坊主で終わってしまうという方、いまひとつトレードノートをつけるモチベーションが湧かない方々にとっては書く動機付けにもなると思います。
■トレードノートの重要性
トレードノートを書く重要性は以下の二つに集約できるでしょう。
1.トレードの分析
トレード時の相場をどのように捉え、どのように判断したのかを振り返ることで問題点と改善すべき点を可視化することができます。
トレード後に振り返ってみたら、何でこんなところで入ったんだろう?と思った経験はありませんか?
冷静に分析、判断していたつもりでも、実際の行動はそうではなかったということはよくあります。
行ったトレードが自身のルールや何らかの根拠に基づくものなのか、またトレードを行う中で何らかのミスをしたかどうかを検証することができます。
2.トレード手法の評価
特に自分の取引ルールを構築している過程にある場合は、今の取引ルールに何らかの改善が必要なのか、またはそもそも使い続ける価値のあるものなのか、一定期間のトレード結果と照らし合わせることで評価を行うことができます。
■書くときのポイント
実際にノートをつけるときには、以下の3つのポイントを意識することをお勧めします。
💡ポイント
・PDCAサイクルを意識
・どのようなデータを取りたいかに応じて項目設計
・スクリーンショットは必須
■実際の項目例
上記のポイントを踏まえ、実際の項目例をいくつか紹介したいと思います。
✅なぜエントリーしたのか?
このトレードは自分のルールや手法に基づいたものなのか、または一時的な感情に突き動かされてしまったトレードなのか、エントリーした理由を明確にすることは、トレード実施前の思考プロセスと判断を見直す機会にもなります。
✅このトレードでの狙いは何か?
このトレードでは相場のどのような動きを狙ったのか、エントリー理由と合わせて振り返ることでトレードのプランを評価することができます。
例えばレンジブレイクひとつ取っても、ブレイクの1波目を狙うのか、ブレイクしてから押してきたところの押し目買いを狙うのかでプランは全く変わってきます。
狙いがないということは計画がないことになるので、感情的なトレードや、チキン利確、または利益確定の目標も損切り位置も曖昧でただ何となくというというトレードになってしまいがちです。
✅結果
これは説明不要ですね。
✅計画利益·損失·リスクリワード
損切り位置、利確目標を、トレードする商品に応じてPipsや金額で記載。
✅実績利益·損失
実績の利益·損失を、トレードする商品に応じてPipsや金額で記載。
計画と比較することで差異分析が可能です。
✅リスクリワード(実績)
勝率とリスクリワードはトレードで利益を出すための車の両輪です。事業で言う損益分岐点に該当しますので、しっかりとモニタリングすべき指標でしょう。
✅このトレードで良かった点は何か?
これは僕がおすすめする項目の一つです。
トレードって学習中もそうですし、実際のトレードも一人で行う完全孤独なプロセスですよね。(横に張り付いて教えてくれる人がいるなら別ですが。)
学校や会社であれば、先生なり上司が正しい方向にガイドしてくれ、また良い成績、良い仕事をすれば褒めてくれます。この褒められるという経験が勉強や仕事における自信に繋がってくると思うのですが、トレードにはこれがありません。
なので、始めたばかりの時や上手くいかないうちは自分がやっていることが正しいのか、間違っているのか判断がつかず迷ってしまい、自信を失ってしまうことが多いと思います。
だからこそ、トレードで正しく振舞うことができた場合は、自分で自分を褒めてあげることが大切です。
人は褒められると脳内でドーパミンが放出され、幸福感に包まれることがわかっているそうです。ドーパミンは快感ホルモンとも呼ばれているので、脳はその快感を再び得ようとして頑張ろうとします。つまり気持ちが前向きになってやる気が出てくるので、正しく振舞えたという小さな成功体験とともに自信に繋がってきます。
自分のトレードに自信が持てる、これは良いことでしかありませんよね。
どんな小さなことでもいいから自分で自分を褒めてあげる。ぜひ試してみてください。(本当に何も良い点がない場合はダメですよ···)
✅次のトレード以降で改善すべき点は何か?
一つのトレードにおけるPDCAサイクルの最後のステップとして、将来のトレードで改善すべき点や自分がよくする間違いに対する対策を考えます。
トレードノートも継続して書いていくと、自分のクセみたいなものが見えてきます。そうした良くない傾向が見えてくればそれらをやらないようにすることで負けを減らすことにつながり、結果として成績を向上させることに繋がります。
✅感情の記録
トレード中の感情の記録も効果的であるとよく言われます。これはひとえに、感情がトレーダーに誤った判断を行わせ、ルールを破り、馬が人参を追いかけるように相場を追っかけてしまうからでしょう。
トレードの執行時に恐怖を感じた。それはなぜか?ポジション保有中はずっとそわそわしていて落ち着かなかった。それはなぜなのか?
トレード時の感情を振り返ることは、なぜそう感じたのかを考えるヒントを与えてくれるでしょう。
✅確信度合い
これも上記の「良かった点」に続くおすすめです。
確信度合いとは、行ったトレードに対してどれくらい自信があったのかの記録です。
これは自分がそのトレードに自信があったとして、それが実際の結果に統計的にデータとして結びついているものなのか、もしくは単なる思い込みなのかを計る指標になります。
例えば10個の勝ちトレードがあったとします。そのうち7つのトレードは確信度合いが高かったものであれば、そのトレーダーのマーケットの見方や分析は、(その人にとって)かなり適切なものであると捉えられますし、確信度合いが高い時だけトレードを行えば良いと自身を納得させる指標にもなり得ます。
自分がやっていることに対して自信があるかどうか?
言うまでもなくあった方が良いですよね?
その自信をデータとして可視化するための項目がこの確信度合いです。
■トレードノートをつけるためのツール
さて、皆さんはトレードノートをどのようにつけていますか?
エクセルでまとめている、何らかのアプリを使用している、もしくは手書きでノートにまとめているなど様々だと思います。
こんな方法やツールでやっていますというやり方があれば、ぜひコメント欄👇で教えてください。
ちなみに僕はNotionというタスク整理のWebサービスを使っています。
上で紹介したような各種項目と当時の環境認識の状況などをスクリーンショットと一緒に保存でき、かつ簡易な集計も行えるため非常に便利です。データが一元管理できる上に動作もサクサク動くため快適です。
チャート背景は白にしたほうが良い理由チャート背景を黒背景にするときの注意点
昔、トレーディングデスクのディスプレイはブラウン管でありオフコン上で動いていました。背景は黒がベースだったのです。その名残でトレード画面がデフォルトで黒になっているチャートシステムがまだまだ多い。
液晶ディスプレイが普及して久しく、近年ではチャートに表示できる情報も格段に増え脳の処理能力をオーバーする場面もでてきました。心理学者のコシーマ・ピーペンブロックとスーザン・マイヤーが2013年に発表した論文によると、白背景に黒い文字のほうが、正確さもパフォーマンスも高かったといいます。
実験参加者に視力検査と校正作業を行ってもらったところ、白背景に黒い文字のほうが読む速度が速く、見つけた誤字脱字の数も多かったのです。つまり、黒背景にするのであれば、あまり情報を詰め込んでしまうと、読み手や聞き手にストレスを与えてしまうことになるかもしれません。ですので、黒背景の際にはインジケーターやテキストなどの情報量を減らすようにしたほうが良いでしょう。
インジケーターの目的は数種類しかなく、沢山のインジケーターを表示させても結局は同様の意味を持つインジケーターを幾重にも重ねているにすぎません。
また、黒い背景では色彩心理学上、ネガティブな感情の増幅が見られるため、トレードで負けた時の精神的動揺も大きくなるように感じます。
[プラクティスマスター]5-13 ターゲットまでホールドして損切りに遭う...適度に手仕舞いするときの「適度」ってどれくらい?下記の人と同じような悩みを抱えている人はご参考になさってください。
質問:
自分が決めたターゲットまで持ちすぎて損切りに遭ってしまいます。どうしたらいいでしょう?
アドバイス:
ターゲットは必ず設定しますが、ターゲットまで持っていい場合と、適度に利確して利益を目の前に積んで確保するべき場合があります。この判断ができないと、損が大きく、利益が少なくなって、いずれコツコツドカンになってしまいます。
ターゲットまで持っていい場合とは、①トレンドがしっかり出ていて、②その方向(順張り)に、③スイングトレード戦術で仕掛けている時。大事なのはその間、急激に動く(15分足以上のタイムフレームで通常時のロウソク足の大きさの2~3倍のロウソク足が連続で発生した状態)ことがないことです。
つまりターゲットは設定するものの、途中で適度にやめようという判断をする場合は、上記の条件と逆の場合。
週末、月末、大きなオプションが設定されている日、重要な経済指標の発表があるなど、流動性が著しく変化する時間帯もトレンドがあったとしても一時的に停滞するでしょうからトレンドが無い場合と同じです。短期逆張りデイトレードやレンジ戦術などの場合は、ターゲットは一応設定しますが、大きなロウソク足が出現し思いのほか早く利益が乗ったら利確するほうがよいでしょう。早く利益が出るということは他の人が乗り遅れている可能性が大きいため揺り戻しが発生します。確度が高いアイデアならなおさら一旦利確して、その利益を加えてロットを大きくしもう一度押し目を狙ったほうが資金効率も良くなるはずです。
「Put your money on the table.」自分の利益を目の前に確保しなさい。
チキン利確を防ぐには?以前投稿したコツコツドカンに関する投稿(下記リンク参照)が多くの方の好評を頂いたので、今回は関連したテーマで、チキン利確を防ぐにはどうしたら良いかという点で僕なりの見解を共有してみたいと思います。
コツコツドカンの投稿では、損失側と利益側に分けて原因を分析してみるというアプローチを紹介したのですが、今回はその利益側の原因に関する内容です。
恐怖がチキン利確を駆り立てる
チキン利確をしてしまう原因は何かといえば、それは「恐怖」に尽きるでしょう。
恐怖と聞いて、えっ?と思う方もいるかもしれませんが、
・今ある含み益が消えて無くなる恐怖
・今ある含み益が含み損に転じる恐怖
があるからこそ、ちょっと利益が乗ったところでポジションをクローズしてしまうといったことに繋がります。
恐怖のところは、痛みと言い換えても成り立ちますね。まさにプロスペクト理論で言われている通りです。
とはいっても、僕らは仙人ではないので恐怖を完全に消し去ることはできません。
この恐怖とうまく付き合ったり、恐怖に対処するための訓練をしていくしかないわけですが、ここではその訓練の方法として二つほど対処法を紹介したいと思います。
対処法
1.ロットを下げる
ここに大学を卒業したての新入社員トレーダーAさんがいたとします。
Aさんの月給は20万円ほど。
この状態でトレードで含み益が10万円あったらどう感じるでしょうか?
金銭感覚というのは人によって大きく違いが出る分野ではありますが、一般的には社会人になりたての人からすれば大金でしょう。トレード的に見れば、それがたとえリスクリワード1にも満たないトレードであっても、目の前の金額に目が眩んで今すぐ利確だ!となってしまうかもしれません。
でもこれが1000円だったらどうでしょうか。
1000円であれば大学生時代のアルバイトの時給相当です。
この金額であれば痛みもそれほど感じないので、であれば最初に決めたポイント(例えばリスクリワード3のポイント)まで利益が伸びるか様子を見てみよう、と考えられるかもしれません。
痛みを感じはするけれど、決して寝込んでしまうほどではないというレベルにまで恐怖レベル(=ロット)を落とし、しっかりとシナリオで立てた目標まで利益を伸ばす練習をする、というのは脱チキン利確のための一つの対策です。
2.利確目標に指値注文を置く
上のAさんの例ではないですが、目の前で含み益が増減するのを見ているとどうしても耐えられないという場合は、指値注文の活用がおすすめです。
ポジションを持つ前に、しっかりと分析してシナリオを立て、ここぞというところでエントリーしたら、損切りと利益確定の指値を同時にセットして、あとは放置。
結果は相場の神様に委ねる、という方法です。
はじめのうちはこのように指し値注文で利益確定を行うようにし、慣れてきたら徐々に値動きを見ながら決済していくという方法にシフトしていくのが良いのではと思います。
伝説のトレーダー集団は利確が許されなかった
最後に、一つエピソードを紹介したいと思います。
皆さんはタートルズというトレーダー集団をご存知でしょうか?
タートルズは、アメリカの投資家リチャード・デニス氏とその友人であるビル・エックハート氏が、「優れたトレーダーは生まれか、育ちか」説の議論に終止符を打つために、素人トレーダーを公募して、トレード手法を伝授するという実験的取り組みの中で生まれたトレーダー集団です。
タートルズは5年間で1億7千5百万ドル以上を稼ぎ出したと言われる他、メンバーの中には、その後ビリオネアになった人や、ヘッジファンドを運用するまでに資産を築いた人もいて、デニス氏の”優れたトレーダーは育成できる”という仮説が証明された実験だったわけですが、タートルズのトレーダー達は、デニス氏の資金を運用することができる一方で、勝手に利益確定をすることは許されていなかったそうです。
おそらくデニス氏は、上に紹介したような人間が本来持つ恐怖心から、新米トレーダーたちがすぐに利益確定に走ってしまうことを見抜いて、このようなルールを課したのでしょう。
デニス氏の莫大な資産を運用するという条件下であっても、チキン利確を繰り返していたらここまでの成績は残せず、伝説のトレーダー集団にはなっていなかったかもしれませんね。
[マスターマインド] トレードはヤラないという判断が一番むずかしい。ヤルことばかり考える。米のCPI(10月の消費者物価指数)を発端とする利上げペース減速観測の織り込みで、米ドルが急落しました。ビットコインなど暗号通貨もFTX破綻のニュースで全面安。ネット上でも、勝った!負けた..チャンス逃した..などお祭り騒ぎです。とにかくスマホ、YOUTUBE、SNSが発達しすぎて、否が応でも情報が目についてしまいますからトレーダーはとかくヤルことばかり考えてしまいますよね。でもCPIの日なんかは基本的にやらないほうがいい。とくに今回のCPIは普通に投資家目線でニュースをみていればかなり注目度が高くみんな手控えムードであることがわかったはずです。それにUSDJPYドル円含め事前の方向感は米ドル売りでしたので、それが加速したというだけの話です。私も金GOLDを買っていて、米CPIでグン!と伸びて思ったより早く利益が出た...という程度です。米ドル売りを仕掛けようとしていた人たち、年末でファンドを手仕舞いしたい人たちが「CPIをトリガーとして一気に売ろう」と思っていただけかもしれませんし。
急激でかなり下落しましたので、思い切って飛び乗って利益が出た方もいらっしゃるでしょう。しかしそれとて年に1度あるかないかのチャンスですよね。基本的に重要なイベント、祝日を控えているときは様子見するのが吉。やるべきじゃないときに思わずヤッてしまうのがトレーダーですし、ヤルことよりも”やらない”と決めて実際に絶対にやらないということが実は一番むずかしいのです。それは行動ファイナンス理論の本にはたいてい書いてあることですが、
相場に参加せず回避できたリスクよりも、参加していれば儲けられていた”かもしれない”というメリットを「過大に」評価し、それを逃したくないと思ってしまうからです。
「年の内、三度より商い場なし」本間宗久
という格言もあるように、一年に三回ほどしか勝負ポイントはないよ。YOUTUBEやSNS、掲示板ばかり見てる場合じゃないよ。という意味。かどうかは知りませんが、そもそもチャンスってそんなにないんだよという含蓄(がんちく)のある言葉です。なぜ相場には大きなチャンスが少ないのか?それは当たり前のことで、大きなポジションをもつ人たち(チャートを作り出す人たち)は当然ながら毎日売ったり買ったりしないからです。彼らが動くときが私達にとっても大きなチャンス。※細かなチャンスは毎日あるでしょうけれど。
本間宗久の格言は「三猿」という考え方が中心となっております。いわゆる「見ざる言わざる着飾る、、、」。※じゃあなく、”聞かざる”でしたね。
初心者のうちはYOUTUBEやSNS上の雑音を見ず、聞かず、信頼した人の教えをひたすら盲目的にやりましょう。ということでもありますし、ネット上で自ら雑言を言ったり、見たりして踊らされないようにということでもあります。雑音に耳を貸してしまうと様々な感情が沸き起こりトレードしたくなってしまうでしょう。
自分のやるべきことに集中して雑音の源になったり、雑音に飲まれないようにして欲しいと思っております。そのためにもメンタルコントロールは重要です。メンタルコントロールするためにはトレードで起こるすべての感情の種類を把握しなければいけません。感情を知らなければコントロールできないですよね笑。
妬み、嫉み、嫉妬、恐怖、そわそわ、よろこび、安堵、満足、自信過剰、狂喜乱舞、興奮、嫌悪感、無力感、、、トレードにおいては、細かく分ければもっとたくさんの感情があります。
今自分に起こっている感情はそのなかのどれなのか?を認知することから始めましょう。
連日ストップ安が続くダブルスコープ、今日こそ寄るのか?今日から制限値幅が4倍になり、実質的には値幅制限がないのと同じになるダブルスコープ。
理論的には1円になる可能性もある、と話題になっています。
株式には流動性がなく、このように連日値がつかない事が起こるの事が最大のリスク。
Twitter上では信用取引で大きなポジションを持ってこの暴落に捕まり、 追証に苦しんでいる人を多数見かけます 。
他人事ではありません。明日は我が身。
高騰している銘柄の最後に飛びつくと、梯子を外され売るに売れず、このような火傷をする事を肝に銘じておきましょう。
高音掴みを避けるためにはエンベロープを表示するのが有効です。
XAUUSD ゴールドに夏枯れ相場はあるか?今回はXAU/USDと表示されることも多いゴールド(金)の価格を分析したいと思います。
といっても分析するのは8月に絞って行います。
なぜ8月か?
それは8月が投資の世界では”夏枯れ相場”と言われ、国内外のトレーダーが休みを取る為、
・流動性が低くなる
・大量注文が入ると価格が大きく動く
可能性があると言われているからです。
では週足で検証してみましょう。その年の8月を青の四角で色を塗ってみました。
(ここでは敢えてATRやADXなどのボラティリティやトレンドの有無を測るインジケーターを入れず、その時々の値動きを検討してみたいと思います。)
年ごとの8月相場の特徴
・まず2015年
上下動の値幅もある程度ありましたし、直近5月と比して、値動きは多少荒くなっています。
・2016年
非常に小さな範囲に収まっています。
・2017年
値幅は大きくないですが大きな陽線で終わっています。
・2018年
値幅は極めて小さく、8月前半に下ヒゲも出ています。
・2019年
上昇トレンド途中でしたが、勢いがついた期間でした。夏枯れとは言えないでしょう。
・2020年
上下動の値幅も大きく、8月を通じて上ヒゲ、下ヒゲ共に出ています。
・2021年
値幅は大きくありませんが、8月前半に下ヒゲが出ていますね。
まとめ
2019年は夏枯れと言えませんが、
それ以外の年では
・大きな値動きがない
・8月前半にヒゲを伴った急変動があることが多い
といったマーケットプレーヤーが少ないが為に起こる現象が確認されました。
XAU/USDは元々ボラティリティが大きな金融商品であることが知られています。
8月は予期せぬ動きをする可能性があることは他の金融商品・通貨ペアにおいても過去の相場で確認できていますので、出来れば避けるのが好ましいといえます。
少なくとも8月前半は最低限気をつけたいところですね。
本日は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
相場への関心を無くさないために ー 相場サイクルと投資家心理を理解する相場に関するネガティブなニュースが続いていますね。
米国株のみならず欧州株や仮想通貨までも売られ、どのアセットも幅広く全般的に売られています。
米国に関しては経済指標の弱さも現れ始め、かねてから言われていたリセッション懸念が再び高まっている状況です。
このようなネガティブな状況が続いている中で、相場への関心が薄れている方もいるかと思います。
ですが、いつ来るかわからない次の上昇相場にうまく乗るためには、相場への関心を失わないことが重要です。
今回の投稿では、相場のアップダウンというサイクルとともに変化する投資家心理について、ウォールストリートチートシートを元に紹介したいと思います。
ウォールストリート・チートシートとは?
相場には一定の期間で上昇と下降を繰り返すサイクルが存在するというのはよく知られている特徴だと思います。
ウォールストリート・チートシートとは、このサイクルの過程で投資家心理がどのように変化するのかを表したダイアグラムです。
これを見ると、上昇相場の入り口付近では、果たして本当に上昇するのかという不信感(Disbelief)から始まり、相場が回復するかもしれない期待(Hope)という感情に変わり、上昇相場のピークでは陶酔感(Euphoria)に浸り、それが一転して下降相場になると不安やパニック、怒りといったネガティブな感情に変わる様子が表現されています。
僭越ですが拙訳を以下に記載します。
皆さんも過去の相場局面で似たような感情を抱いた経験がないか確認してみると面白いと思います。
Disbelief(不信)
この上昇もこれまでと同じように失敗に終わるだろう。
Hope(期待)
相場が回復するかもしれない。
Optimism(楽観)
この上昇は本物だ。
Belief(確信)
全力投資する時が来た。
Thrill(興奮)
証拠金目一杯買ってやろう!皆んなにも買いを勧めよう。
Euphoria(陶酔)
俺は投資の天才だ!
Complacency(自己満足)
次の上昇まで少し頭を冷やさないとな。
Anxiety(不安)
今回の押し目は普段より時間がかかるのかもしれないな。
Denial(否定)
私は優良企業に投資してるんだ。いずれ反発するさ。
Panic(パニック)
畜生!みんな売ってるじゃないか。俺も逃げなければ!
Capitulation(降伏)
100%退場だ。資金は完全に底をついた。
Anger(怒り)
一体誰が売ってるんだ。なぜ政府は何も対応しない?
Depression(意気消沈)
私の老後資金は全て消えた。今後どうやってやりくりしたらいいんだ?
ビットコインの2017年相場との類似性
これは比較的よく知られた話ですが、2017年の仮想通貨バブル前後のビットコイン相場がこのチートシートに酷似しています。
当時のビットコインも2017年末にピークをつけた後80%近く下落し、その後も停滞が続きました。
チートシートの下落局面終盤に非常に良く似ています。
僕自身もそうでしたが、この停滞期間には仮想通貨への関心が薄れていた人も多かったのではないでしょうか。
チートシートに描かれたAngerやDepressionのフェーズでは、おそらく怒りや諦めという感情から相場への関心を失う人々が多くなって来ることが考えられます。
ですが、このダイアグラムを見てわかる通り、そうした大衆が関心を失っている背後で次の上昇相場が静かに始まっていきます。
相場が全員をハッピーにするということはありません。
次に来る上昇相場に備えるためには、相場への関心を失うことなく、今回紹介したような市場センチメントの変化やマーケットの細かな変化に耳を傾け続けることではないでしょうか。
上昇トレンド中はロングしか狙わない。(億トレーダーのトレード記録から)あるコミュニティーで、1日に億を稼ぐトレーダーがトレード記録を公開されていました。
興味あったので見てみると、
・ロングしかしていない
・同じ銘柄しか取引していない
・大きなロットを張っている
という特徴がありました。
記録だけではどこでエントリー決済しているのかピンと来なかったので、チャートにトレースしてみました。
(このチャートに書き込んでいるマークではありません。)
5分足チャートにトレースしたため、この投稿で公開できないため、
下にスクロールしてもらうと出てくる、アイデア更新欄に貼りますのでぜひ参考にしましょう。
どの取引でいくらの利益が出たかも載せています。
トレンドフォローの誤解トレンドフォローはトレンドに逆らわず流れの方向にポジションを持つこと。
これは誰でも知っていることですが、トレンドフォローで利益を出す方法は意外と知らない。
短期足で、現在のトレンドを追いかけた場合、流れの方向にポジションを持ってもすぐに短期的な逆行の波がやってきて損を出す。
だから短期足で追いかけるエントリーを続けるトレーダーは一生やられることになりますね。
正しくはメイントレンドに対し逆行する短期トレンドが終わりそうな所を逆張るのがトレンドフォローで利益を出すための方法です。
まだ気がついていなかった、という人は今日からそういう目で見てみてください。トレードがうんと変わって来るはずです😄
トレードでなぜ失敗(負けて)してしまうのか?その原因と対策を解説します。トレードは難しいという声を聞きます。
そして"負けてしまうんですよね"とも。
私の投資コミュニティを始めとして
300人の方に”なぜ負けてしまっているのか?”というアンケートをしました。
結果、興味深いことが分かりました。
原因の
①
1位 リスク管理が出来ずに大損 を出してしまう→80%
②
2位 テクニカル分析で勝てる方法があるのではと 色々手法を変えてしまう →15%ぐらい
③
3位 継続できない →5%
という結果でした。
ならば
これらを順番に潰していけば勝てるようになります。
①に関しては、 ロスカットをしっかり入れること、そして一回あたりのポジションサイズを検討 する必要があります。
②に関しては、聖杯探しにいってしまっている状態ですので、 まずは一つの手法を極めることが近道 であるということを肝に銘じて頂ければと思います。
③に関していは、そもそもトレード自体がそもそも継続しにくい性質を持っています。
それはなぜか?
成長を実感できるまで、安定的に利益を出せるまでに時間がかかるという性質があるからです。(ブログをやっている人ならすんなりと理解出来るかと存じます。ブログも最初は全く利益が出ません。なので辛い期間が続く。それを乗り切った所にブレイクスルーが待っているわけです)
では解決方法ですが、切磋琢磨できる仲間を見つけることです。ネットのグループ(怪しいところが多いので注意)、投資講座に入るなどで、
コミュニティの力を借りる のです。
リアルなコミュニティが望ましいですが、仮想コミュニティとしてTradingViewの投稿している人や、Twitterで投資を頑張っている人を"切磋琢磨できる仲間"だと勝手に思い込むのです。
そうすると人間の脳は不思議なもので、例えやり取りはなくてもコミュニティ意識を感じることが出来ます。
リアルなコミュニティに話を戻すと
コミュニティ内でも学習が進んでいる人、あまり進んでいない人と沢山の種類(ステージ)の方がいます。
そんな中で、できる人をライバル視しつつも、人それぞれの使える時間などは全く違ってくるので、人と比べて悲観する必要はありません。
自己肯定感を下げることはやる気の低下につながりますので、無意味です。
人と比べることなく、でも頑張っている人と切磋琢磨する。
それが大切だと思っています。
【コラム】急騰後にダブルトップをつけることが多いのはなぜか?その市場心理を読み解く今回の投稿では「急騰後にダブルトップが形成されるケース」について、なぜそのような動きが形成されるのか市場心理の観点から考察してみたいと思います。
個人的な見解ですが、価格が急騰した後はダブルトップをつけて急落していくケースが多いように感じています。
このような形⬇︎です。
エリオット波動でいうと、5波の高値更新が失敗することでフェイラーとなるケースに該当します。
今回は、なぜそのような形になるのかをマーケット参加者の心理面から考えてみたいと思います。
以下のチャートはユーロ円の2021年5月末の1時間足です。
オレンジのボックスの部分で急騰し、ダブルトップをつけて急落するという形になっています。
同じチャートに番号を振ったので、これを元にどのような市場心理が働いてこのような動きになるのかを考察してみます。
注目するのは赤のダブルトップの部分です。
③: 急騰が発生し一定の値幅に到達したことから、③の部分で①や②でロングを仕込んだ勢力の利確が発生します。
④: 利確によって価格が下がってきますが、同時に急騰を見た勢力が下がったところがチャンスと見て後乗りで買いを入れてきます。
⑤: 一定の買いが入ったことでレートは再び上昇を見せますが、③の高値付近に近づいて来たことで、再び①/②からポジションを持っている勢力の利確(=売り)と③を背にして売りを仕掛けてくる勢力に晒されます。
その状態でも買いが強ければ③の高値を更新して上昇していきますが、売りをこなせるだけの買いのフォローがついてこない場合はレートが下がっていきます。
⑥: ④で買いを入れた勢力にとって、最後のホープはネックラインでの反発ですが、買い支えが入らず、ネックラインを割ったことで④の押し目買いは失敗。失望と共に④の勢力が損切り(=売り)になります。
一方、①/②というトレンドの根元からロングを仕込めている勝ち組勢力は、高値更新が失敗し(=もう上がらない)、ネックラインを割って来た(=安値が更新された)のを見てさらに利確して来ます(=売り)。これによりさらにレートは下がります。
以上が、この一連の動きの背後にある市場心理の解釈です。
ちなみにこの後どうなったかというと、以下のようにWトップからもう一段下げた後に直近高値を超えて上昇していく形となりました。(エリオット波動の5波狙いはこういったところに難しさがあると思います。)
もちろん毎回急騰が起こる度にこのようになるわけではありませんが、急騰後はこうした動きになるケースがあると知っているだけで、今回のケースの④のような場所での高値掴みのリスクを認識したり、仮に④から上昇した場合も③の高値で売り圧力に晒される可能性を考慮して一部利確するなどといった立ち回りができます。
分析や過去チャートの検証時に意識してみると、新たな発見があるかもしれません。
ローソク足を消して、シンプルに相場を眺めて見ることの重要性ローソク足は非常に重要な情報ですが、
重視しすぎるがあまり
「木を見て森を見ず」の状態になりかねません。
そこで、たまにはローソク足を消して相場を眺めてみることをおすすめします。
直近で乱高下があっても長期的な視点・視野から相場の流れを感じ取れます。
ローソク足の消し方は
選んでいる通貨ペア 時間軸 業者 が表示されている行
(ここでは 米ドル/円・1日・OANDA ですね)
にカーソルを持っていくと目のマークが出ます。(「非表示」と表示されます)
そちらをクリックすると消すことが出来ます。
今回は例として
ローソク足を消して、
EMA、価格別出来高、出来高のみを表示しましたが、
ローソク足に限らず「シンプルに相場をみる」
ということは非常に大切です。
複雑に見すぎて、本質的な値動きのトレンドを見失っている可能性もあります。
ですので
たまには「シンプルに相場を見る」をテーマに
インジケーター表示を変えてみると
視野が広がり、トレード結果も変わってくるでしょう。
よかったら参考にして下さい。
本日は以上です。
【コラム】出来高プロファイルを使ったトレード手法今回の投稿ではTradingViewのビルトインインジケーターである出来高プロファイルを使ったトレード手法について紹介したいと思います。
TradingViewを使っているけれど出来高プロファイルは見たことがないという方は参考にしてみてください。
チャートの見方が変わるかもしれません。
出来高プロファイルにはいくつか種類がありますが、今回用いるのは価格帯別出来高というインジケーターです。
早速チャートを見ていきましょう。
以下のチャートはユーロドルの2021年2月5日から2月26日にかけての4時間足チャートです。
直近3週間ほど上昇が続いています。
ここに価格帯別出来高を表示します。
画面右端に表示されているバーが、価格帯ごとの出来高です。
緑が買い、赤が売りを示していて、それぞれの価格帯でどの程度の取引があったのかを示しています。
赤の水平線はPOC(ポイントオブコントロール)と言って、表示しているチャートの枠内で最も取引があった価格帯を表します。
今回はこのPOCをどうトレードに活かすか、その活用方法の一つを紹介します。
先ほどのチャートにコメントを追加しました。
現在が一番右のローソク足だとしましょう。
赤のゾーンで買った人たちは残念ながら含み損になっています。
このままレートが下落していくとどうなるでしょうか?
泣く泣くポジションを手放すか、もしくは証拠金不足で強制的にロスカットになるかもしれません。
何れにせよ赤のゾーンで買った人たちの決済売りが発動することが想定されます。
実際のチャートの動きを見てみましょう。赤のPOCラインに注目してください。
大陰線を伴った下落になっています。
それまで3週間近くは上げていたのにもかかわらずこの急落なので、
上で述べたように赤のゾーンで買った人たちのポジションは決済され大きな下落の元になったと言えるでしょう。
さて、赤のゾーンで買った人たちの全員がこの下落で損切りとなるでしょうか?
ストップロス(SL)を置いている人であればそうでしょうが、中にはSLを置かないで気がついたら大きく下落していた、というトレーダーもいることでしょう。もちろん僕もそんな経験をしたことのあるうちの一人です。
この後どうなるか、もう少しチャートを進めてみます。
少し戻してきましたね。
ここで先ほど登場した最初の下落で損切りできなかったトレーダーがどういう行動に出てくるか考えてみましょう。
彼らは当初より価格が戻してきたことに安堵します。
ですがそれでもまだ含み損です。
損切りするのであれば少しでも戻したところで切りたい。
そういった意思が働き、上がってくるのを待って決済します。
次のチャートを見てみましょう。
赤のライン近くまで戻ってきたところで再び下落していますね。
しかも、今度は最初の下落より更に大きい下落です。
これは最初の下落で損切りできなかったトレーダーの決済に加え、最初の下落を見て新規で売りを仕掛けてくるトレーダーたちの二つの売りが重なるため大きく落ちやすいポイントです。
話を赤のラインPOCに戻します。
POCというのは今表示しているチャートの枠内で最も取引があった価格帯のことでしたね。
であればこのラインを割ってくれば、それだけ多くの含み損ポジションが損切りさせられる可能性が多くなるライン、と見ることができます。
今回紹介したPOCの使い方は一つの例ですが、このラインを割ったらもしかしたら大きく下げるかも、といったように相場のいろいろな価格帯で売り買いをしたトレーダー達の心理を読むのに一役買ってくれる情報と言えるでしょう。
現在のところ出来高プロファイルは有料プランでのみ使用可能なインジケーターですが、非常にユニークかつ相場を見る上で助けになる良いツールだと思います。
時間軸の異なるトレーダーの心理を1つの時間足で同時把握する僕の分析方法①から④までの異なる時間軸で取引するトレーダーの心理と予測される投資行動を利用する方法を少しだけ紹介します。
取引に使う時間足によって、見ている移動平均線の期間は違います。
日足なら5日線(1週間線と僕は呼んでます)と20日線(1ヶ月線と呼んでます)を軸に、
価格がそれらの上を走っていれば買い目線で落ちてきたら押し目買いを入れてきます。
デイトレーダーが基準にしている移動平均線の期間はもっと短期。12時間線や24時間線を見て同様の考え方で取引しています。
週足トレーダー、日足トレーダー、デイトレーダー、短期トレーダーがどのように考えるかを同時に把握し、どこで反発が入るかを
意識して30分足チャートを見ることができれば、それぞれ時間軸が異なるトレーダーの投資行動が予測でき、それを利用して優位性のあるトレードが可能になります。
このインジケーターを使い、誰も体系立てて教えてくれない、投資のイロハを学びたい方は是非DMください。頭の中の混乱がスッキリ整理されますよ!
【日経225】1000円を超える下落のインパクトを、対数を使って検証する本日(2021/2/26)の日経225の下げ幅は1000円超であったが、それが過去の上下幅と比べてインパクトがあるものなのかを検証してみたい。
ログスケール(対数)の特徴
今回はログスケールを使用している。
ログスケールを使えば10円→100円への変化と100円から1000円への変化が同じ幅で表すことができる。
よって
絶対的な値の大きさでなく、相対的価格変化が測りやすい特徴がある。
今回の検証期間
バブル崩壊後の最安値をつけた、リーマンショック後の2009年2月(7000円台)を起点として2021年2月現在を対象期間とする。
ログスケールからみえる結論と課題
結論
図を見ると本日(2021/2/26)の日経225の下げ幅は過去の価格変動の中ではそれほど大きなものではないと感じてもらえるだろう。
例えば
・2013年5月から6月への下げからの調整局面
・2015年から2016年にかけてのチャイナショック時の下げ
・2018年年初の下げ
・2018年10月から年末にかけての下げ
・2020年3月におけるコロナショックでの下げ
などと比較してみると分かりやすいだろう。
価格が高値圏に入るとそれだけ絶対的な調整幅も大きくなる。
確かに絶対的な数値はマーケット心理に大きな影響を与えることも事実ではあるが、それのみをもって現在のマーケットを評価するのは早計である。
常に冷静さを保ち、リスクマネジメントの観点からも色んな角度からマーケットをみていくことを心掛けたいものである。
課題
対数からみたマーケットの現状の下げ幅は上記の通りではあるが、
一方で2020年10月末からは、過去にない急ピッチでの上昇となっていることも忘れてはいけない。
マーケットではトレンドは永久には続かない。常に数パターンのシナリオを想定しておく必要がある。
今回の下げで考えると
・急ピッチでの上昇の中での、一時的な下げに過ぎないかもしれない
・上昇過程での調整局面かもしれない
・下落トレンドへの始まりかもしれない
というようなパターンを想定しておくと冷静に対応できるだろう。
【コラム】相場は"3"がお好き昔、「紳士は金髪がお好き」というマリリン・モンロー主演の映画がありましたが、同じようなタイトルで相場にまつわる”3”という数字についてまとめてみました。
頭の片隅に入っているか否かで、相場の見方が変わってくると思います。
三尊/逆三尊
相場に触れている人であればビギナーからベテランまで知らない人はいないのではというほど有名なチャートパターンですね。
それぞれ上げトレンドからの転換、下げトレンドからの転換を示すサインとして知られています。
トリプルトップ/トリプルボトム
江戸時代に考案された日本発祥のテクニカル分析手法である坂田五法でも三山三川という同じ概念がありますね。
3つの山をつけて下落、3つの谷をつけて上昇するというパターンです。
三尊/逆三尊との違いは中央の山が一番大きいかどうかです。
あくまで個人的な印象ですが、三尊/逆三尊が天井圏や底値圏、チャネルやトレンドラインの近辺で出やすいのに対して、トリプルトップ/トリプルボトムは下げ相場での踊り場、上げ相場の踊り場で発生しやすいという印象があります(下記の例参照)。
自分はこのようなレンジからのブレイク前のサインとして使っています。
例: 上昇の踊り場でのトリプルボトム ポンド円15分足(2021/02/16)
坂田五法には三空や三兵といった分析方法も登場し、3という数字がかなり意識されていると言ってよいでしょう。
三段上げ(三段高下)
上昇相場では大きな3回の上げで天井をつけて上げ切ったと判断し、その後は下降相場となり、同様に大きな3回の下げで底を打つという考え方です。
波動理論で有名なエリオット波動では相場は上昇5波、調整3波のサイクルを繰り返すと言われていますが、上昇5波も三段上げと同じ考えですね。
ダウ理論におけるトレンドの3フェーズ
19世紀に考案されたダウ理論ではトレンドは以下の3つのフェーズで推移していくという概念を提唱しています。
・アキュミュレーション(accumulate:蓄積): 一部の機敏な投資家が資本を投下するフェーズ
accumulateは蓄積という意味なので、一部の先見の明のある投資家が買い集めているフェーズです。
・パルティシペーション(participate:参加): participateは参加です。つまりトレンドを察知した投資家やテクニカル分析を用いた投資家が参戦してくるフェーズとなります。
・ディストリビューション(distribute:分配):トレンドが過熱してきて、先行する投資家が利食いを行う時期です。
トレンド初期の蓄積:買い集めに対して、分配:売りさばきのフェーズとなります。
Distributeは何か保有しているものを配分するというものですが、トレンドの初期から参加していた投資家が保有する資産を、最後に参加してきた投資家に売りさばいて手仕舞いをする、というニュアンスです。
3つのフェーズで推移していくというのは三段上げと同じ考え方ですね。
日米異なる国で考案された異なる分析手法が同じ数字に着目して考えているのは興味深い点です。
実社会でも、3度目の正直、石の上にも三年、3年目の浮気、若者はなぜ3年で辞めるのか?
といったように3にまつわるエピソードは多いですよね。
3は僕の投稿で度々登場するフィボナッチ数でもありますし、自然界に存在する人間の活動のリズムに働きかける数字なのかも知れません。