前回のドルフランロング戦略に続く第2弾です。 6月FOMC後のドル高の調整が一服し、再び上昇回帰の兆しが現れています。 長期足の視点では週足レベルで続く下降チャネルをブレイクする動きに期待です。 【環境認識】 週足 週足の見立ては前回投稿から変わっていません。 2年近く続いた下降トレンドは終了。上昇トレンド転換の兆しが見て取れます。 波動的には下降5波に対する調整波にシフトし、これからC波が発動して赤の下降チャネルをブレイクする動きがされるところです。 日足 現在のレートはちょうど4月から続いた下降波の半値付近に位置しているということで、戻り売り圧力が働きやすいエリアです。 ファンダ的にも直近リスクオフでドル買いフラン買い共に優勢。力関係が拮抗しレンジになる可能性もあります。 4時間足...
サマリ 7/19週に向けた環境認識と注目ラインの整理です。 4時間足レベルでボックスレンジもしくは三角保ち合いの可能性を見ています。狙うとすればレンジ/三角の上限からの売り、下限付近からの買い(いずれも一日完結の短期想定)ですが、それでも値幅が出なさそうな形であれば様子見も一考かなと見ています。 以下環境認識です。 日足 4月からの上昇を支えてきたオレンジ上昇チャネル下限をブレイクした後リターンムーブをして下落。 日足で注目しているサポート要因としては、 ・75日移動平均線(緑) ・日足押し安値(レッド破線) の二つに注目しています。 4時間足...
【サマリ】 本日7月14日、RBNZ(NZ中銀)は政策金利を0.25%で据え置くと共に、大規模資産購入プログラム(LSAP)として実施してきた量的緩和を7月23日を以って停止と発表。LSAP停止の発表は予想外でありサプライズでNZドルは1%以上の急騰。 8月には利上げを行うという観測も出ている。 チャート上も76.24水準が底堅く推移しており、日足と4時間足でフラクタルなWボトム形成の動きが見て取れる。 以下詳細 【環境認識】 週足 76.24水準(パープル水平線)がレジサポ転換し底値を支えている状況。 日足 76.24のラインで安値(A)(C)を底とするWボトム形成の動き。 4時間足 日足Wボトムの右の谷がさらに4時間足でWボトムを形成。 上昇トレンド転換の兆しが読み取れる。
【サマリ】 先週のドル円は110円圏内から109.53まで大きく下げる週となり、4月下旬から続いていた4時間足レベルの上昇トレンドが崩れる形となりました。 コロナのデルタ変異株の感染拡大が世界経済に再び不透明感を広げるという懸念からリスクオフとなり円買いが進んだ結果と見られていますが、週末はリスク回避の動きから一転してドル安・円安方向に調整が入り、米株主要4指標が最高値を更新する形で引けています。 来週の注目ポイント ✅コロナ変異株の拡大によるリスクオフの円買いの動きが続くか? 日足から1時間足をもとに来週の売り買い双方のシナリオを考察します。 【環境認識】 日足...
【サマリ】 オージーカナダは週足のサポートライン付近で反発を見せ、4時間足の戻り高値をブレイク。 ここから上昇3波目の発動が期待できる場面です。 すでに1時間足は上昇トレンドなので、ここから4時間、日足とトレンド転換していく動きが狙いです。 【環境認識】 週足 2月末からずっと下降トレンドが続いていましたが、週足の押し安値(パープルドット水平線)で反発を見せています。 本稿執筆時点で週足ローソク足は未確定ですが、このまま陽線確定すれば前週ローソク足を包む陽線になる可能性もあり、底値からの反発のサインとして心強いものになるでしょう。 日足 6月につけた安値(C)を試す動きが出て反発を見せたところです。 日足で大きなWボトムを作る動きにもなっています。 4時間足...
【サマリ】 世界各国の中銀が金融緩和策を取っている中、次のテーパリング開始国にも注目が集まっていますが、 個人的には好調な経済指標が続き、コロナ感染も落ち着きを見せているニュージーランドに注目しています。 この投稿を書いている日の午前中にもニュージーランド当地の銀行ASBがRBNZの今年11月の利上げ予想を発表。市場は朝から大きくNZD高に動きました。 NZDUSDのチャートを見るとFOMCでつけた安値を更新することなく、現在までNZD高USD安の動き続いています。 日足レベルではWボトムを形成する動きとなり、4時間足レベルでネックラインをブレイクすれば、4Hで上昇トレンド転換するのでネックラインブレイクからの上昇3波の機会を狙っています。 対円の通貨ペアであるニュージーランドドル・円も同様のチャート形状となっているた...
先週のドル円は年初来高値をさらに更新し111.65水準まで伸びた後、米雇用統計を受けてドル安になり、日足では包み陰線で引ける形となりました。 ローソクは弱気サインですがチャートの形状はまだまだ強気。週明けはこのドル安の流れが今までのドル高の流れを覆す動きとなりうるのか、または良い押し目の機会となるのか見極めが重要でしょう。 来週は6月のFOMC議事録公開もあり、議事の内容によってはドル高が加速する動きも考えられます。 どちらの動きにも備えられるよう、売り買い双方のシナリオについて考察したいと思います。 来週の注目ポイント...
一部の波動トレーダーから好評をいただいている波動分析シリーズ。 今回は前回のSP500に続き、米国株のナスダック100指数を取り上げます。 ナスダック100指数の算出が始まったのは1985年と比較的若い指標であるため、波動そのものも比較的若い波動です。 2021年1月以降米国10年国債の利回りが1.0%を超えてからは、コロナショック後の一本調子の上昇トレンドから弱気な動きとなることも多かったですが、6月下旬からは過去最高値を更新するなど再び力強さを取り戻しつつあります。 そんなナスダック100指数は、エリオット波動では現在何波目に該当するのか、年足、月足、週足という長期足の観点から波の現在地を考察してみたいと思います。 年足...
【サマリ】 ドルフランは週足で逆三尊形成、日足ではWボトムと、週足レベルで2年以上続く下降トレンドから上昇トレンドへの転換の兆しが見えて始めています。 FOMCによる急騰からの押し目買い戦略の考察です。 【環境認識&詳細】 月足 20年スパンで見れば長期下降トレンド。 ここ10年間はスイスフランショックの安値と1.02685の間のレンジ相場となっています。 ブラック斜線で示した安値切り上げラインの裏側に回ってきているので、再びライン際まで上昇した時の売り圧力には警戒したいところです。 週足...
ドル円6/28週の売り買い双方のシナリオ考察です。 先週はFOMC高値をブレイクし、年初来高値も更新して111円をつけるまで上昇。 次の節目となる111.50-112円を目指して上昇していくかに注目ですが、来週は月末かつ四半期末ということで期末フローには注意したいと思います。 4月からの3ヶ月で見れば四半期の半分以上は上昇トレンドにあったため、 四半期調整フローでドル安になる可能性も見ておきたいところです。 週足 週足上の次の節目は2020年2月高値である112.20付近。ここを目指して上がっていく動きが出るかどうかに注目です。 日足...
エリオット波動の推進波における1波・3波・5波のそれぞれの波の特徴とトレードで狙う場合の難易度やメリット・デメリットを下記の表に整理しました。 チャート分析やトレードプラン検討、過去検証時の検証ポイントのインプットとして参考にしていただければと思います。 狙いやすさの難易度評価と総評は僕自身の主観によるものです。あくまで一つの意見として参考にしてください。 表の文言だけでわかるように記載をしているつもりですが、質問などあればコメント欄にお願いします。 後日解説記事をこちらに更新するかもしれません。 エリオット波動の各波の特徴とトレード時のメリット・デメリット
ドルカナダはFOMCを受けたドル高急進でコロナショック以降約1年間続いた週足の下降チャネルを上方ブレイク。 ここから日足レベル、週足レベルの上昇トレンド転換を狙う絶好の機会と見ています。 月足 ブラックの上昇トレンドラインを先月5月の足が下抜けた後、1.2060ラインでサポートされ反発したという場面。 長期足のトレンドライン際ということでラインをまたいでもみ合う可能性があるという点は念頭に置いておいた方が良いでしょう。 週足...
先週はFOMC後にドル高が進みドル円も急騰しましたが、111円直近で頭を押さえれて下落。 18日にはクロス円の下落も伴って109円台まで下落し、FOMCでの上げの大半を失う形となりました。 米株が大きく下落しているので来週もリスクオフの円買いとなる可能性も考えられ、111円付近が重い展開となるかもしれません。 週足 ポイントは111円を超えて、次の節目である112円を目指していけるかどうかでしょう。 111円での抑えが続くと週足のチャートとしてはWトップを示唆する弱気な形となります。 日足 先週は3月につけた高値に若干届かずに下落して引けています。 年初からの上昇トレンドから見ても天井圏の形成中と捉えて良いでしょう。 4時間足 ...
16日のFOMCでドットチャートが利上げ予測時期の前倒しを示唆したことでドル高が急進行。 ユーロドルは3日連続陰線で1.20, 1.19という二つの心理的節目を一気に下抜く250pips近くの下落となりました。 この投稿では週足と日足をもとにどこまで下がる余地があるかを考察します。 週足 2021年1月に高値(C)をつけて以降、1.2240水準をキャップとする展開が続きましたがついに下落。 週足波動の観点では、パープルの下降5波に対する修正波ABCが終了し、新しいサイクルとなった可能性を見ています。(波動はまた別の投稿で詳細をアップデートしたいと思います。) さて、1.19が破られたことで次の節目はどこかというところですが、 ・キリ番1.18はもちろんのこと、 ・1.175-1.17ゾーン...
今回の投稿では「急騰後にダブルトップが形成されるケース」について、なぜそのような動きが形成されるのか市場心理の観点から考察してみたいと思います。 個人的な見解ですが、価格が急騰した後はダブルトップをつけて急落していくケースが多いように感じています。 このような形⬇︎です。 エリオット波動でいうと、5波の高値更新が失敗することでフェイラーとなるケースに該当します。 今回は、なぜそのような形になるのかをマーケット参加者の心理面から考えてみたいと思います。 以下のチャートはユーロ円の2021年5月末の1時間足です。 ...
チャートは米10年国債の日足チャート。 今までの下げ一辺倒から、2020年8月の高値も抜け上昇転換と言って良いでしょう。 株や為替でこの形ならロングを狙っていくところ。 今まで売られていた分の反動で買い戻しの動きが出ているのかわかりませんが、もしそうならば利回りはまだ下がる可能性は高そうです。 同じく10年債利回りの投稿では利回りの週足波動を見ていますが、こちらでもまだ下げる余地がありそうな気配。
普段新興国通貨はめったに取り上げないのですが、今回は南アフリカの通貨ランドと日本円のクロスである南アフリカランド/円です。 どちらかというとスワップポイント狙いの投資で有名な通貨ペアですが、月足のチャートは非常に魅力的な上昇転換の形を見せており、ロングで付与されるスワップポイントに加え、長期トレードで大きな値幅を狙うことのできる面白い機会かもしれません。 月足 10年以上に渡って下降トレンドが継続していましたが、コロナショックの下落から反発して下降トレンドラインをブレイク。 月足の戻り高値もブレイクしており、月足での上昇トレンド転換が期待されます。 週足 週足を見るとすでに上昇5波動が確認できることから、今すぐロングをするというよりはこれから調整が入って押してきたところで月足の上昇3波を狙いたいところです。
【サマリ】 来週以降のドル円の売りと買い双方のシナリオ考察です。 ・4時間足での三尊形成から下落の動き ・日足上昇チャネル下限や109.20付近を支持帯として110.30からさらに上を目指す という二つの動きを考えています。 【環境認識】 日足 高値(5)からの下降波で日足の押し安値を割っているので、日足レベルは下目線。戻りからの下降3波目発動((B)->(C))が期待されるところですが、戻りのガイドとなっているオレンジの上昇チャネルに沿って高値(5)付近まで再び上昇していく動きも想定できます。 4時間足 ...