今回の投稿ではTradingViewのビルトインインジケーターである出来高プロファイルを使ったトレード手法について紹介したいと思います。 TradingViewを使っているけれど出来高プロファイルは見たことがないという方は参考にしてみてください。 チャートの見方が変わるかもしれません。 出来高プロファイルにはいくつか種類がありますが、今回用いるのは価格帯別出来高というインジケーターです。 早速チャートを見ていきましょう。 以下のチャートはユーロドルの2021年2月5日から2月26日にかけての4時間足チャートです。 直近3週間ほど上昇が続いています。 ここに価格帯別出来高を表示します。 ...
過去数回の投稿で追ってきたドルフランですが、ついに週足の長期下降チャネル上限に到達しました。 この投稿では現状を整理するとともに今後の戦略について考察します。 【環境認識】 週足 週足で認識できる下降チャネルは2019年4月から継続していたものですが、すでに直近高値(4)を超え週足レベルで上目線転換。 ここまでの上昇であれば、ここから安値更新という可能性は低いので週足でも上昇トレンド転換したと言って良いでしょう。 ということで今後も基本的には買い目線で臨んでいきます。 日足 さすがにチャネル上限という達成感もあってか上ヒゲが目立ち始めましたので調整の下落が始まるかもしれません。 ...
【サマリ】 2月末からの下落相場が続いているユーロドルですが、4時間足で反転上昇の兆しが見え始めました。 4時間足レベルで上昇転換を狙うロングのシナリオについての考察です。 【環境認識&詳細】 月足 直近の下落相場によりブレイクされた三角持ち合い上限に戻る挙動を見せています。 週足 コロナショック以降の上昇のガイドとなってきた上昇トレンドラインが破られる形となりました。 これを以って一旦はパープルで示した下降5波に対する調整3波(ABC波)は終了したと見ています。 ...
【サマリ】 ポンド円は日足で高値更新。さらに上を目指していく展開が考えられます。 ポンド高に陰りが見えないこと、円安が続いていることから、上昇継続して、月足の三角保ち合い上限(153.80-156.30目処)まで上値を追う展開をメインのシナリオとして考えています。 ポンドの動きについてユーロポンドチャートの動きも交えながら考察します。 【環境認識&詳細】 月足 10年超えのスパンで続いている大きな三角保ち合いの上限まで接近してきました。 2018年1月の高値まで月足レベルでは目立つ抵抗はなく、ここまでを当面の最大の上げの目処として見ています。 週足...
ドル単体の強さを表す指標としてドルインデックスは有名ですが、通貨ごとに同様のインデックスがあることを知っていますか? TradingViewでは円インデックスやユーロインデックス、ポンドインデックスなど主要7通貨(ドル、円、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、カナダドル)のインデックスを見ることができます。 今回は円インデックスを見てみます。 今週に入ってからクロス円が大きく下落するなど、年明け以降の円安一辺倒の局面から転換してきました。 背景には米国長期金利上昇によるインフレ懸念から株安が誘発され、リスクオフの流れを受けて円とドルが買われる形となったようですが、円インデックスのチャート的にも節目を迎えていたことがわかります。 月足...
【サマリ】 前回の週足ビッグウェーブ狙いの投稿から少し状況が変わってしまったので、一旦仕切り直しの意味も含めてもう一度シナリオを考察してみたいと思います。 狙いは変わらずショートです。 この投稿を書いている時点では、ニュージーランド中銀が住宅市場の過熱抑制措置を発表したことで利上げ観測が後退。NZドルが売られ弱含みの状況ですが、いつ反転するのがわからないのが相場。 特に本件は週足の波を狙う長期トレードなので、ファンダ的要素は意識しつつも、チャートの形で戦略を練っていきます。 まずは再び環境認識から。 【環境認識&詳細】 月足...
【サマリ】 ポンドドルは長期上昇トレンドが崩れてきています。 現在4時間足ではレンジとなっており、このレンジを下抜けてからのショート狙いを考察します。 【環境認識と詳細】 週足 週足全体の見立ては変更なしです。(過去投稿参照) 下降5波動に対する調整3波のC波を形成中と見ており、このままC波が継続するか、上昇トレンドラインを割ってくるか、どちらかの展開になるか注目というところです。 日足...
前回のコラム「押し安値・戻り高値まで押す/戻るという視点」が好評だったので、類似のテーマで投稿します。 押し安値・戻り高値まで押す/戻るという視点 今回のテーマはトレンドラインブレイク後の押し戻りは、異なる時間軸ごとに起こるという点についてです。 前回のコラムがチャートの縦軸:価格に着目したものであるのに対し、今回のテーマは横軸:時間軸に着目したものです。 これまで意識したことがないという方は、この点に注意してチャートを見てみると新しい発見があるかもしれません。 ----目次------- ・トレンドラインブレイク後の押し戻り ・実際の例: 2021年2月のドル円相場から ・トレードにどう活かすのか? ・トレンドラインブレイク後の押し戻り...
昨日3月18日は原油が大幅安となり資源国通貨が下落。 カナダ円についても1時間足レベルの押し安値ブレイクに加えて、2月末からの上昇トレンドライン(ブルー)を割ってくる形となりました。 本日は日銀の金融政策点検がありますが、大きく円安に振れるようなサプライズがなければ原油安によるカナダドルの下押し圧力を期待して戻り売りを狙いたいところ。 第1利確目標は4時間75MA(グリーン)と3月上旬高値との重なり付近。第2利確目標は4時間押し安値ライン(ブルー破線)付近。
【サマリ】 ドルの動きがくすぶった時の保険的位置付けとしてオージーカナダを見ています。 チャートの形は豪ドル/ドルとほぼ同じですが、長期金利で右往左往するドルの影響を受けていない分、オージーカナダの方が綺麗なチャートをしています。 長期に渡って継続してきた上昇トレンドが崩れていることと、昨今の原油高が今後も継続していけば、カナダドルが上がってオージーカナダは下げていきやすくなる可能性を見ています。 【環境認識&詳細】 週足 週足の波動もオージードルのそれとほぼ同じです。 パープルの長期上昇トレンドラインをブレイクし、これまでの流れが崩れてきています。 日足...
ポンド円は4時間足で築いたWトップネックラインがブレイクされ売りを狙いたいところ。 他のポンドクロスペアでもポンドが高止まりしている感があり、ユーロポンドも2月末以降安値更新がストップ。 年明け以降継続しているポンド高の調整でポンド安に振れるタイミングでポンド円が下げてくれないかと見ています。 Take profitの第一目標は内側のブルー上昇トレンドライン、第2目標は4時間足押し安値ライン(ブルー破線)。 <参考:EURGBP4時間足>
前回投稿の通り、ポンドフランの本命はロングなのですが、現在高値圏で揉み合っており、調整で下げてくるタイミングをウォッチしています。 他のポンドクロスペアでもポンドが高止まりしている感があり、ポンド安に振れるタイミングでポンドフランが下げてくるのではと見ています。 狙いはブルーの上昇トレンドラインと天井圏のネックライン割れからの戻り売り狙い。 うまく落ちてくれればTake profitの第一目標は4時間足押し安値(ブルー破線)、第2目標は週足の下降トレンドライン(パープル,上段)付近。
ドルフランの強い上昇が続いています。 フラン円の分析投稿(リンク参照)でも書いた通りフランについては売り目線です。 こちら⬇︎はフラン円の投稿 ドルフランですが、チャート的には週足レベルで認識できる下降チャネル上限の少し手前で反落を見せましたが、上昇継続と見てロングを狙っていきます。 【環境認識】 週足 チャートに示した(4)の高値を超えてきました。 これによってチャネルとともに示した週足の下降5波が終了。現在の上昇は下降5波に対する調整波の1波目つまりA波あると捉えています。 日足...
【サマリ】 ドル円の無双状態が続いていますね。 昨年は動かない通貨ペアの代名詞でしたが、汚名挽回。 このような展開になることを誰が想像していたでしょうか。 さて、この投稿では環境認識とこれからの売り買い双方のシナリオについて考察すると共に、現在のドル円の波動についても僕自身の見立てを共有したいと思います。 【環境認識&詳細】 月足 まず見ておきたいのは月足です。 見てわかるように三角保ち合いの上限に到達しました。 100円割れが来るとか言われていたのが今となっては懐かしいですね。 週足 週足では以下2点に注目しています。 1.コロナショックからの下落のFR6割水準まで戻した(38.2のところ) =>ローソク足は少しオーバー気味で終了。 2....
前回投稿の続きです。 ドル円相場全体をどのように見ているのかはリンクの投稿(環境認識)の通りです。 この投稿では買いと売り双方のシナリオを考察します。 (1泊以上保有する前提の目線となっています) 買い目線...
【サマリ】 2月最終日の大きな下落を受けて、相場観を見直しました。 日足レベルで売りを狙っていく戦略の考察です。 【環境認識&詳細】 週足 週足全体の波動の捉え方は変わっていません。 個人的に非常に気になっているのが、月足の戻り高値(ブラック破線: 2018年1月戻り高値)までの隙間が空いていること。 ここを埋めるまで上昇してから、大きな下落調整が入るというシナリオを描いていましたが、そこへの到達前に2末の下落でパープルの上昇トレンドラインをブレイクしてきました。 このような...
【サマリ】 円安基調の中のクロス円のショート戦略ということで疑問に思われる方もいるかもしれません。 ですが前回の投稿に続き、週足、日足レベルで下降トレンド転換の良い材料が出揃ってきていること、かつ日足レベルの波が狙いなので、少し長めのスパンで観察していく予定です。 【環境認識&詳細】 週足&日足 1. フラン円は過去5年間、118.50水準が天井となっており、直近もそこに到達したのち反落を見せています。 2. この反落が急激な下落となったわけですが、その過程で日足の押し安値を更新し、下目線転換していることが、これから日足レベルの下降波を狙っていく理由の一つです。 3....
コロナウイルスワクチン接種の進展や、好調なインフレ指標を受けて世界的に経済回復への期待が高まる中、安全通貨・逃避先通貨であるスイスフランは長期的には売られていくのではないか、フラン安の方向に注目しています。 チャートはスイスフラン円の日足。 円安基調の中、週足で認識できるパープルの上昇トレンドラインを下抜ける動きを見せてきました。 アイデア投稿時点で日足未確定、週足未確定ですが、今週の週足がトレンドライン抜けで確定するか要注目。 フラン円は118-118.5円が過去5年間のレジスタンスゾーンですが、今回もそこで大きく反落したことも受け、 冒頭記載の通りフラン安を前提にフラン売りを狙っていきたいと思います。