トレードルール②狙う場所を決めるトレードルール①で狙う向きがルール化できたので、
(別投稿参照)
次はどんな場所でエントリーするか、をルール化します。
結論から言うと、
上位足を見て売買判断を行う投資家と、下位足を見ている投資家の
両方が仕掛けて来そうなポイントを狙います。
(過去の投稿「移動平均線を使い上位足の押し目買い」も参考にしてください)
このチャートで4時間足(下段)を上位足と見立てた場合、
4時間足投資家はこの時間足の軽い戻りで売りを仕掛けて来ます。
しかしその軽い上昇シーンは下位足30分足(上段)で見ると、上昇トレンドかのように
見えます。
30分足投資家は、これがトレンドに逆行していることを理解した上で短期的な上昇に対し
押し目買いを入れてきます。また、下位足の動きしか見ていない素人投資家は
値動きに釣られ高値を買って来たりします。(トレンド方向と逆向きでしかも高値掴み)
上位足の4時間足では前述の通り、軽い戻りをつけているに過ぎない状況ですから、
価格がある程度上がれば4時間足投資家は売りを仕掛けてきますので、高値に手を出した
素人投資家は梯子を外され、含み損を抱えます。
ではそれが理解できた我々は、どのように取引すべきでしょうか。答えは、
下位足で見れば上昇トレンドだが上位足で見れば逆行上昇である、短期的な動きが
終わるのを待ち、逆行が終わり、4時間足投資家が売ってくるタイミングで、
下位足30分足のトレンド転換(下落転換)を狙う戦略を取ることになります。
この戦略に慣れるには、上位足下位足に同時描画されるモードで、4時間足チャートに
フリーハンドの波型を書き込み、上位足の軽い戻しである短期逆行上昇が、下位足では
上昇トレンドに感じてしまうような値動きに見えることをまず理解します。
慣れてくると、下位足(トレードで使うために見ている時間足:この場合30分足)で
上昇トレンドだと感じてしまっていた動きは、上位足の4時間足では軽い短期逆行に過ぎない
ということを自然に感じとれるようになります。
理解できれば、下位足での上昇が続いている時に、その終わりを待って売ってやろう、
と考えることができるようになります。
こうして、30分足で上位足トレンドに回帰する転換下落シーンで売りを入れ、、上位足の
4時間足投資家も売ってくる力を借りて、
「30分足で見ると深めに戻してきた所(つまり値幅が期待できる所)でエントリーし、
「かかりにくく近い場所」に損切りを置ける、リスクリワードの高いポイントで優位性の
高いトレードを実現できるルールが確立できます。
大体の狙い所がこのルール②で決まったので、次はエントリー直前のタイミング取りに
ついてのルールを決めていく段階に入ります。
(それは次回以降とします。)
トレードツール
どっち向きにポジションを持つべきかトレードルールを決めるにあたり、一番初めに取り掛かるべきが、この
どっち向きにポジションを持つべきか、と言うテーマだと思います。
チャートの形を見て、自動的にどっち向きにポジションを持つ方向でウォッチしていこう、と考えることができたら、とても楽ですし、
そこが決まれば次のステップ、つまり
どのタイミングでエントリーしようとか、決済しようという段階の
ルール決めに入って行くことができます。
例えば僕の場合、このチャートの中に書き込んでいるようなことを
頭の中で考えながら、眺めています。
詳しいことは、もっと単純なところから詳しく書いていこうと思いますが、
まずは機械的に方向を決めるルール作りにまず取り掛かろう!
と言うことだけ伝わったらと思います。
利益確定ラインと利益確定ポイントについて「イイところ」でエントリー出来た場合、大抵、エントリーポイントの直近に山(買いの場合)か谷(売りの場合)があります。
そこにフィボナッチエクステンションを使うと、とても良い利益確定ラインが設定出来ます。
しかし、その利益確定ラインまで結構距離があると、内心「これ本当にあそこまでいくのかな…………もっと手前で利益確定した方がいいんじゃないか……?」と不安になります。
そんな時は利益確定ポイントを設定します。設定の仕方として、イイところの直近の上昇や下降にラインを引き、それをコピー(複製)します。そしてそれをあてるだけ。簡単です。
不思議と同じ長さ、同じ角度で、上昇または下降することが多いです。
ADX+DMIを使った小学生でもわかる楽チン投資術僕は難しいことを考えなくて済む投資方法『楽チン投資』を提案しています。
オリジナルで作り、6年以上磨いているインジケーターはそのために、
「色と文字で分析内容と取るべき投資行動」が
小学生でもわかるよう表示される ようになっています。
そんな楽チン投資の方法の中から今日は1つ、
『ADX+DMI』を使う方法についてご紹介します。
このインジケーターは一般にあるものですが、わかりにくいことでも有名です。
DMIは、+DIと-DIの位置関係で買いが優勢か売りが優勢か、がわかります。
(わかりやすいよう、赤と青の色と文字でどちらが優勢かわかるインジを使用しています。)
ADXはボラティティー(値幅)を表します。
(ADXが低い位置にあると値幅がでておらず、トレンドがない)
メインチャートも参考にしながらですが、DMIの入れ替わり、つまり買い優勢と売り優勢の入れ替わったタイミングでエントリー・決済を行うルールに従うと、良いタイミングでエントリーでき、
チキン利食いすることなく、適正に利益を伸ばした後に決済できるので、とても簡単に投資ができます。
是非参考にしてください。
3つの時間足を使って環境認識からエントリーまでシステマティックに行う方法上位足と下位足をうまく使い分けて自分のスタイルを作りましょう。
おすすめの方法をシェアします。
①まず上位足で自分が従う移動平均線を決めます。
この例では、
1時間足を上位足とし、1日線、1週間線の流れに従うと決めます。
これら2本の移動平均線を価格が下抜けたら戻り売りだけを狙う、と決めルールに従います。
価格がこの移動平均線から下に離れているときは安すぎると判断し、取引は行いません。
移動平均線に価格が戻って来たタイミングで売りを仕掛ける、と決めます。
②実際にその展開になったら、下位足(15分足)を見て、チャートパターン、ダウ、移動平均線からエントリータイミングを決めます。(下に解説ノートを貼っておきます)
③エントリー直前には更に下位の時間足で移動平均線を使いタイミングをとります。
(こちらも下に解説ノートを貼っておきます)
資料には2本の移動平均線が捻れると色が変わるインジケーター、時間足を切り替えても移動平均線の色と位置が変わらないインジケーターを使用しています。
転換を見破る事ができれば最強💪【転換の値動きの好例】(直近のユーロドル4時間足の例)【転換を感じる方法】
直近のユーロドルがわかりやすい典型パターンとなったので、好例として解説します。
1.高値切り下げ/安値切り下げ
ダウが崩れ始めると転換の可能性を感じます。(レンジの可能性にも留意する必要があります。)
2.レンジで上がる順番に上がれない
レンジのパターンが崩れると、いよいよ転換かと疑います
3.上に乖離できなくなる様子
(エンベロープで感じる)
高値を更新していても乖離率が下がっていれば勢いがなくなっていることを感じます。
オシレーターやMACD、移動平均線のダイバージェンスが起こっていればそれも参考になります。
4.サポートに効いていた移動平均線のサポレジ転換
(今回は青1ヶ月平均線)
サポートラインや、サポートに効いていた移動平均線を割ってくる流れになると、いよいよ転換。
割る流れを売るのではなく、リテスト(ロールリバーサルとも言う)を待った方が、次の下げ波の初動から入れます。
5.移動平均線がサポート乖離率が過熱の関係逆転
転換後は上値が移動平均線、安値が乖離率で決まる形になり、転換前と逆転します。
サポート方向には移動平均線が、トレンド方向には乖離率が抵抗帯のように機能する移動平均線についてこれまで多くの教育投稿を行なってきました。
私が発見した、価格感応度の高い移動平均線をどの時間足にも表示すれば、ラインを引かなくてもかなりの抵抗帯を認識し、そこからの反転を捉える事が可能になります。
そして移動平均線の次は、乖離率です。
移動平均線が無い側、トレンド方向への価格の動きがどこで反転するのか、を察知するためには移動平均線からの乖離率に注目すると、理解できます。
と言っても、どの移動平均線からどれだけ乖離したら反転するのか、を導き出すのは大変な苦労が伴います。
銘柄、時間軸によって変化する乖離率を研究し、最適なバンド幅を表示させる必要があります。
そんな扱いにくい乖離率ですが、諦めず研究すると、このチャートのように、反応してくれるバンドを表示できます。
トレンド方向にもトレンドとは反対方向にも、乖離率、移動平均線によるラインが、抵抗帯として表示できると、
価格が上がっても下がっても反転する可能性がある場所が推測しやすくなるため、トレード成績は格段に上がります。
移動平均線から見たドル円の抵抗帯抜け具合について移動平均線による抵抗を抜けてしまうと値動きが軽くなる性質はご存知でしょうか。
平均値を基準に、ここまで戻ってきたなら逆ばってやろう、という考え方の投資家が、現在のトレンドとは逆方向に仕掛けてくることから、
移動平均線に回帰したものは直近のトレンド方向に動きにくくなります。
しかしそれを抜けてしまうと、それまでとは反対に、抜けた方向からその移動平均線に戻ってくる動きに対し、今度はその移動平均線で支えるようになります。
このことから、主要な移動平均線を全部抜けしてしまうと、トレンド方向に価格が進んで行きやすくなるわけです。
では、そういう観点で、ドル円の現在のチャートを眺めてみましょう。
この4時間足チャートに表示している移動平均線には、例えば比較的期間が長い、赤色の1年移動平均線が含まれていますが、
1年EMAとSMAの間を色塗りする特殊なインジケーターを用いています。
現在価格は黄緑6ヶ月EMAを抜けていこうとする動きに見えます。EMAだけを見ていると、ここさえ抜ければ移動平均線的には青天井に見えてしまう場面ですが、SMAも同時に見てみると、
実はまだ赤1年SMAが上に残っていて、黄緑6ヶ月EMAをしっかり上抜けてきても、まだ邪魔をする移動平均線が上に存在するのがわかると思います。
よってドル円は現在の鈍い上昇の動きがもうしばらく継続する可能性があることを示唆しています。
参考に、EMAだけを表示したチャートをアイデア更新欄に貼っておきますので、比較してみて下さい。
分析結果を言語化しチャートに書き込んで明確にしよう!せっかくTradingviewを使ってるんだから、ノートのように分析内容を書き込んでみましょう。
頭でわかっているつもりでも、同時に複数のことを認識し把握するのは難しいものです。
衝動的なエントリーをなくせば勝率はかなり上がります。そのためには判断する時間的ゆとりがある中長期足を見るのが初心者にはおすすめ。
(短期足でしかチャンスが見つからない相場では仕方ありませんが)
トレード手法には色々ありますが、何らかの波、流れの転換を捉えることは共通しています。
(強い相場の途中で停滞した後のトレンドを取りに行くなど当てはまらない手法もありますが)
じっくり上げ止まり下げ止まりを待って反転からエントリーしたり、(流れの転換狙い)
反転後のダウを確認してエントリー(波の転換狙い)など、
自分が得意な形を見つけ繰り返し練習すれば、結果が出てきます!
そのためにも、まず環境認識をしっかり行うために、落ち着いて分析してみましょう。
文字をチャートに書き込むことは、その手助けになります。
また、時々その内容をこのようにアイデア投稿で発表してみると、真剣に分析する癖が付きます。
(その後の動きが予測と違うものになっても気にしなくて大丈夫。プロがやったって当たる方が稀ですから。)
それでは今日も頑張っていきましょう!
方向感がない相場で利益を出して行く方法ご覧のように4時間足でボラが低下してしまい、上位足環境認識の時点で、
「こりゃないな」と思いがちなシーン。
ですが移動平均線の関係から、下落方向に傾いているのはわかりますね。
ボラがない時期は取引を控え、この後来るであろうトレンド相場を待って乗っていく
(またはトレンドが出ている銘柄を探し取引する)
のがセオリーですが、
ゴールドなど強い短期トレンドが出やすい銘柄では別の選択肢があります。
それは、
「時間足をわざと落とし、短期足でのトレンドを切り取って取りに行く」
という戦略です。
短期足チャートが投稿できないので、アイデア更新欄に貼っておきますが、下位足を見るとトレンドが出ている時間があるのがわかります。
上位足での環境認識時点で弱トレンドでも、下位足を見てみるとチャンスが探せる可能性がありますね。
使っているインジケーターはエンベロープの改良版です。
どの期間の移動平均線を拠り所にトレード判断を行うべきか? 今フィットしている移動平均線を探そう!移動平均線による平均値を目安に取引を行うトレーダーは多いことと思います。
割安、割高を判断したり、トレンドを把握するために移動平均線を用いるわけですが、メジャーな使い方としては、
移動平均線の上に価格がある場合(上に価格があり、移動平均線で跳ね返される場合)は買い、というもの。
では基準とする移動平均線の期間はどれが適正なのでしょうか。
短すぎる移動平均線を選択すると、価格が頻繁に上下に跨ぐため、コロコロポジションをひっくり返す必要が出てきて面倒です。
反対に長すぎる移動平均線を選んでしまうと、基準のラインまで滅多に価格が寄り付いてきてくれません。
ほどほどに価格が維持し、かつ乖離しすぎない期間の移動平均線を選ぶことが重要になってきます。
そのような移動平均線は、銘柄や時期により変化するため、最近の傾向を掴み選択する必要があります。
ビットコインが現在上昇していますが、どの期間の移動平均線が最もフィットしているように見えますか?
トレーディングビューのリプレイ機能とデモトレード機能を使ってみた。トレーダー仲間から練習になるよと教えてもらい、適当に銘柄、リプレイ開始時刻を選んでやってみました。
前半は順張りの売り、後半はエンベロープや安値切り上げを見て転換狙いの買いになりましたが、
やはり順張りの方が伸びてくれるし、反発が少ないので楽ですね。
早回しは時短に助かるのですが、注文が追いつかないので×1くらいが練習には良さそうです。
paper tradingのように、ドラッグして損切り利確設定ができると尚良いですね。
またロットが変更できないのでチャンスで連打することになり、画面が文字だらけになります。
今後のバージョンアップに期待です。
それにしても便利な機能です。
トレード力を向上させるトレードノートの書き方皆さん、明けましておめでとうございます🎍
新しい年が始まったということで、今年一年の目標を新たに考えたり、昨年のトレードへの取り組み方を振り返ったりする方も多いのではないでしょうか。
今回は、特にビギナーの方向けに、効果を高めるトレードノートの書き方とノートに書く項目の例をシェアしたいと思います。
何をどのように書けば良いのかわからない方や、毎回三日坊主で終わってしまうという方、いまひとつトレードノートをつけるモチベーションが湧かない方々にとっては書く動機付けにもなると思います。
■トレードノートの重要性
トレードノートを書く重要性は以下の二つに集約できるでしょう。
1.トレードの分析
トレード時の相場をどのように捉え、どのように判断したのかを振り返ることで問題点と改善すべき点を可視化することができます。
トレード後に振り返ってみたら、何でこんなところで入ったんだろう?と思った経験はありませんか?
冷静に分析、判断していたつもりでも、実際の行動はそうではなかったということはよくあります。
行ったトレードが自身のルールや何らかの根拠に基づくものなのか、またトレードを行う中で何らかのミスをしたかどうかを検証することができます。
2.トレード手法の評価
特に自分の取引ルールを構築している過程にある場合は、今の取引ルールに何らかの改善が必要なのか、またはそもそも使い続ける価値のあるものなのか、一定期間のトレード結果と照らし合わせることで評価を行うことができます。
■書くときのポイント
実際にノートをつけるときには、以下の3つのポイントを意識することをお勧めします。
💡ポイント
・PDCAサイクルを意識
・どのようなデータを取りたいかに応じて項目設計
・スクリーンショットは必須
■実際の項目例
上記のポイントを踏まえ、実際の項目例をいくつか紹介したいと思います。
✅なぜエントリーしたのか?
このトレードは自分のルールや手法に基づいたものなのか、または一時的な感情に突き動かされてしまったトレードなのか、エントリーした理由を明確にすることは、トレード実施前の思考プロセスと判断を見直す機会にもなります。
✅このトレードでの狙いは何か?
このトレードでは相場のどのような動きを狙ったのか、エントリー理由と合わせて振り返ることでトレードのプランを評価することができます。
例えばレンジブレイクひとつ取っても、ブレイクの1波目を狙うのか、ブレイクしてから押してきたところの押し目買いを狙うのかでプランは全く変わってきます。
狙いがないということは計画がないことになるので、感情的なトレードや、チキン利確、または利益確定の目標も損切り位置も曖昧でただ何となくというというトレードになってしまいがちです。
✅結果
これは説明不要ですね。
✅計画利益·損失·リスクリワード
損切り位置、利確目標を、トレードする商品に応じてPipsや金額で記載。
✅実績利益·損失
実績の利益·損失を、トレードする商品に応じてPipsや金額で記載。
計画と比較することで差異分析が可能です。
✅リスクリワード(実績)
勝率とリスクリワードはトレードで利益を出すための車の両輪です。事業で言う損益分岐点に該当しますので、しっかりとモニタリングすべき指標でしょう。
✅このトレードで良かった点は何か?
これは僕がおすすめする項目の一つです。
トレードって学習中もそうですし、実際のトレードも一人で行う完全孤独なプロセスですよね。(横に張り付いて教えてくれる人がいるなら別ですが。)
学校や会社であれば、先生なり上司が正しい方向にガイドしてくれ、また良い成績、良い仕事をすれば褒めてくれます。この褒められるという経験が勉強や仕事における自信に繋がってくると思うのですが、トレードにはこれがありません。
なので、始めたばかりの時や上手くいかないうちは自分がやっていることが正しいのか、間違っているのか判断がつかず迷ってしまい、自信を失ってしまうことが多いと思います。
だからこそ、トレードで正しく振舞うことができた場合は、自分で自分を褒めてあげることが大切です。
人は褒められると脳内でドーパミンが放出され、幸福感に包まれることがわかっているそうです。ドーパミンは快感ホルモンとも呼ばれているので、脳はその快感を再び得ようとして頑張ろうとします。つまり気持ちが前向きになってやる気が出てくるので、正しく振舞えたという小さな成功体験とともに自信に繋がってきます。
自分のトレードに自信が持てる、これは良いことでしかありませんよね。
どんな小さなことでもいいから自分で自分を褒めてあげる。ぜひ試してみてください。(本当に何も良い点がない場合はダメですよ···)
✅次のトレード以降で改善すべき点は何か?
一つのトレードにおけるPDCAサイクルの最後のステップとして、将来のトレードで改善すべき点や自分がよくする間違いに対する対策を考えます。
トレードノートも継続して書いていくと、自分のクセみたいなものが見えてきます。そうした良くない傾向が見えてくればそれらをやらないようにすることで負けを減らすことにつながり、結果として成績を向上させることに繋がります。
✅感情の記録
トレード中の感情の記録も効果的であるとよく言われます。これはひとえに、感情がトレーダーに誤った判断を行わせ、ルールを破り、馬が人参を追いかけるように相場を追っかけてしまうからでしょう。
トレードの執行時に恐怖を感じた。それはなぜか?ポジション保有中はずっとそわそわしていて落ち着かなかった。それはなぜなのか?
トレード時の感情を振り返ることは、なぜそう感じたのかを考えるヒントを与えてくれるでしょう。
✅確信度合い
これも上記の「良かった点」に続くおすすめです。
確信度合いとは、行ったトレードに対してどれくらい自信があったのかの記録です。
これは自分がそのトレードに自信があったとして、それが実際の結果に統計的にデータとして結びついているものなのか、もしくは単なる思い込みなのかを計る指標になります。
例えば10個の勝ちトレードがあったとします。そのうち7つのトレードは確信度合いが高かったものであれば、そのトレーダーのマーケットの見方や分析は、(その人にとって)かなり適切なものであると捉えられますし、確信度合いが高い時だけトレードを行えば良いと自身を納得させる指標にもなり得ます。
自分がやっていることに対して自信があるかどうか?
言うまでもなくあった方が良いですよね?
その自信をデータとして可視化するための項目がこの確信度合いです。
■トレードノートをつけるためのツール
さて、皆さんはトレードノートをどのようにつけていますか?
エクセルでまとめている、何らかのアプリを使用している、もしくは手書きでノートにまとめているなど様々だと思います。
こんな方法やツールでやっていますというやり方があれば、ぜひコメント欄👇で教えてください。
ちなみに僕はNotionというタスク整理のWebサービスを使っています。
上で紹介したような各種項目と当時の環境認識の状況などをスクリーンショットと一緒に保存でき、かつ簡易な集計も行えるため非常に便利です。データが一元管理できる上に動作もサクサク動くため快適です。
ビットコインが抑えられれきた黒3ヶ月線を上抜け、克服した模様。トレンドを移動平均線とエンべロープ、ボリンジャーバンドから考える。10月28日の大陽線連続で3ヶ月線を超える上昇以降、サポートされるかどうかテストする動きが続いていましたが、
11月5日に下げから下ひげをつけ再上昇開始しました。
次の目標の黄緑6ヶ月線が上に見えています。
チャート上段で黄緑6ヶ月線の更に上に見えている青いラインは中心バンド1ヶ月EMAの中期エンベロープ上限ですが、まだまだ距離があります。
またチャート下段には紫の24時間エンベロープを短期エンベロープとして表示していますが、こちらからも上限ライン、つまり乖離の限界値までは伸び代があるのが伺えます。
それぞれの上限ラインより下に位置する黄緑6ヶ月線が、そこに到達しようとする上昇を阻害する抵抗帯として立ちはだかっている状態です。
今週末、来週にかけここを突破してくるかどうかが目先の焦点になりそうです。
ちなみにチャート下段には中期ボリンジャーバンドとして、中心バンド1ヶ月EMA(青)を表示していますが、
グレーで塗られた+0.6σを上抜け、エキスパンションの状態(広がっている状態)になっており、1ヶ月レベルの上昇トレンドが発生中であることがわかります。
(アイデア更新欄に見やすいようサブチャートを消したチャートを貼っていますのでそちらをご覧ください。)
価格はトレンドラインやチャネルのような直線だけでは決まらないこのチャートでわかるように、価格は移動平均線とエンベロープ(中心バンドになる移動平均線からの乖離率を示す)によって支配されています。
もちろんその他の水平線、フィボナッチ、トレンドライン、チャネルラインによっても分析を行なっている投資家が売買判断を行い価格が変化しますが、
それらは属人的で、描く人によって場所が変わるため客観性に乏しいと言えます。
それに対し移動平均線、エンベロープは自動表示でき、人によって位置が変わるこれらのラインと比べ絶対的です。
「でも移動平均線だって投資家達がどんな期間設定するかによって変わっちゃうから属人的じゃないの?」
そんな疑問が浮かぶ人もいるでしょう。(良い発想です!)
そう、そこが移動平均線の1番の課題です。
私はその問題を解決するため、大多数が表示するであろう期間設定の移動平均線、
例えば1日線、1週間線、1ヶ月線、3ヶ月線、6ヶ月線、1年線など、
を各時間足に表示できるインジケーターを作り、どの時間足でもこれらの移動平均線が
同じ位置に同じ色で表示できるようにして解決しました。
この方法で時間軸を手に入れる事ができ、時間足を切り替えた時にトレンドが違って見える問題を解決できます。
エンベロープの中心バンドに使う移動平均線も上記のキリの良い期間設定ものを用いています。
どの時間足でどの期間設定の移動平均線を中心バンドとするエンベロープを表示すべきか、は
チャートの見やすさや、トレードで使いやすいものを選び表示させています。
価格が反転するエンベロープの乖離率は銘柄によって異なるため設定が難しいという課題がありますが、こちらについてもあらゆる銘柄のボラティリティーを調べ、ワンタッチでフィットするバンドが表示できるインジケーターを開発して提供しています。
価格はトレンド方向に過熱し過ぎると反転し(その時エンベロープのバンドにタッチする)、
平均回帰(つまりはなれてしまっていた移動平均線の方向に戻る)し、サポートされるとまた
トレンド方向に動き始め移動平均線から離れていく性質があります。
これはどういう理由でなのか考えてみると、
割高になったら売られ、各投資家各々がリーズナブルかどうか判断に使う平均値に戻ってきたら買われ始める事からこのような現象が起こる、と思われます。
これらの事を移動平均線とエンベロープで可視化できれば、環境認識がかなりしやすくなります。
移動平均線はトレンドを示す、と習いますが、トレードにおいて重要な事は、その事よりも抵抗帯である、という観点で眺めることです。
トレンド方向に行き過ぎないための抵抗帯が乖離率で決まり、トレンドと逆方向に行き過ぎないための抵抗帯が移動平均線。
この視点からトレード戦略を立てる事ができると、どこで買いどこで売るべきかが分かってきます。
また更に応用するとベストなエントリーポイントが見えてきます。
それについてはまたの機会に説明させて頂きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
移動平均線が表している意味を言語化してみよう。移動平均線という抽象的な指標の表す意味を言語化し理解を深めましょう。
期間の違う移動平均線がどのように並んでいるか、クロスした場合は何を意味しているのか理解しましょう。
投資は割安を買い割高で売って利益を出します。
割安になったものが割高に向かっていく過程の早いうちを仕込む必要があります。
価格の複雑な動きを追うのが難しいという人は、移動平均線を参考に取引すれば良いです。
では移動平均線がどうなった時に仕込むべきか、グッと考えてみましょう。
※このインジケーターで表示している移動平均線の種類
紫:24時間EMA 緑:1週間EMA 青:1ヶ月EMA 黒:3ヶ月EMA 黄緑:6ヶ月EMA