コミュニティのアイデア
XAUUSDは下値から反発し、過去のレジスタンスを再テスト中4時間足チャートでは、金価格は広いレンジ内で推移しており、下限が強いサポート、上限が重要なレジスタンスとして機能しています。直近ではサポート付近から反発し、現在は一目均衡表の雲を上抜け、レジスタンスゾーンに近づいています。
現在の値動きは「ラウンドボトム」の形成を示唆しており、上昇基調が強まりつつあることを示しています。価格が雲の上を維持し、3,331付近での持ち合いが継続すれば、次の目標として3,395付近の上限を試す展開が予想されます。
米国のPMIは予想を上回り、短期的には金に圧力をかけていますが、雇用統計の弱さや地政学的リスク(ロシア・中東・貿易摩擦など)がドルに重しとなっており、安全資産としての金需要を支え続けています。
長い上ヒゲには注意が必要!(8058)三菱商事 日足
ローソク足にはそれぞれ意味があります。
大陽線や大陰線は流れの変化や相場の加速を意味します。
今回は長いヒゲのローソク足の意味を考えてみましょう。
ヒゲはローソク足にある細い線の事です。
ローソク足の実体の上にあるヒゲを「上ヒゲ」、下にあるヒゲを「下ヒゲ」といいます。
上ヒゲはその日の高値を意味しますので、長い上ヒゲは、その日に高値を付けてから相当下がったということです。
つまり、その意味は、高値から下がってきたことで、下げ圧力が強まったことを示唆しています。
ただ、ポイントは1本のローソク足で決めつけないという事です。
翌日以降のローソク足が安値更新してくれば、流れが変わった可能性が高まります。
一方で、上ヒゲの高値を更新できるようであれば、そのヒゲはダマシとなります。
これだけのヒゲであれば流れが変わった可能性に注意が必要ですが、決めつけずに見ていくようにしましょう!
エリオット波動分析 – XAUUSD(2025年8月3日)📊
🔍 モメンタム分析:
• 日足(D1):
モメンタムは強く上昇中。現在の上昇トレンドを裏付けるため、あと最低2日間は価格が上昇を続け、指標が買われ過ぎ(Overbought)ゾーンに入ると予測。
• 4時間足(H4):
モメンタムは下降への転換を示し始めており、月曜日の取引セッションでは調整の下落が予想される。
• 1時間足(H1):
金曜日の強力な上昇によりモメンタムは強気。月曜日のアジア市場オープン時も上昇が続き、ギャップが生じる可能性あり。ただし、このギャップは「消耗ギャップ(Gap Exhaustion)」の可能性があるため要注意。
📌 波動パターン分析:
金曜日の力強い値動きから、現在は大きな5波上昇構造(12345 - 黒色)の中の第3波である可能性が高い。ただし、ABC調整波(黒色)のC波である可能性も完全には排除できない。
現在は小さな5波上昇(青色)の最終段階、第5波を形成していると推測。重要なターゲットゾーンは次の2つ:
🎯 青色第5波ターゲット:
• ターゲット1: 3368
• ターゲット2: 3385
⚠️ 今後のシナリオ:
青色の第5波終了後、下方への調整波が出現:
• 調整が3315を割り込まなければ、大きな5波上昇(12345 - 黒色)を確認し、引き続き上昇して黒色第5波を完成させる。
• 調整が3315を割り込んだ場合、構造はABC調整波(黒色)に変化し、より深い下落が予測される。大きな調整波C(赤色)の完了に向けた動きとなる。
🧩 モメンタムと波動分析の組み合わせ:
• D1のモメンタムは、明確に上昇継続を支持。
• H4のモメンタムは月曜日の短期的な下落調整を示し、第4波形成と一致。
• H1のモメンタムは月曜アジア市場のギャップ発生を警告しており、モメンタム転換とともに調整開始の可能性を示唆。
🎯 短期トレードプラン:
現在の青色第5波をターゲットに以下のSell Limitで取引:
✅ Sell Limitゾーン: 3385 – 3387
⛔️ ストップロス(SL): 3399
🎯 利食い目標(TP1): 3368
🎯 利食い目標(TP2): 3355
📌 備考:
大きな第4波(黒色)を狙った詳細トレードプランは、青色第5波の完了が確認された段階で改めて更新します。
皆さんのトレードが成功しますように!🚀
テクニカル分析:その起源についてすべてテクニカル分析は、株や資産の価格と出来高の変化をグラフィックに記録し、予測可能な繰り返しのパターンや現象を活用することを目的とする学問です。
テクニカル分析の起源は、17世紀の日本の大阪の米先物市場に遡ります。日本の領主である大名たちの内戦が一世紀続いた後、1600年の関ヶ原の戦いで徳川将軍が勝利し、日本の統一プロセスが始まりました。徳川は将軍に任命され、臣下の忠誠を維持するために権力を固め、軍事・政治エリートとその家族を江戸(現在の東京)に集中させました。
当時、大名の主な収入源は、農民が彼らの土地で栽培した米でした。しかし、米を江戸に運ぶことは現実的ではなく、米は大阪の港に貯蔵されました。江戸での大名の近接性は、豪華な生活や過剰な支出による名声の競争を引き起こしました。この生活様式を支えるため、大名は貯蔵された米を売り、さらには将来の収穫を売ることもありました。この「未来の米」に対して、倉庫は「空米」と呼ばれる契約を発行し始めました。これらの契約は二次市場で取引され、世界初の先物市場の一つが生まれました。
この市場で最も著名な商人だったのが、18世紀初頭に活躍した本間宗久です。本間にとって、市場は投資家の心理に強く影響され、時には実際とは異なる収穫のイメージを持つことがありました。彼の著書『金の泉』では、今日でも実践的なアイデアが示されており、特に西洋の多くのトレーダーが「逆張り意見」として知る考え方を次のように述べています:
「米の価格が上がり始めると、各地から一斉に注文が入り、すぐに大阪市場もその熱狂に加わります。貯蔵された米に対しても注文が出され、買い注文の熱狂が明らかになると、米の価格はさらに急速に上昇します。しかし、誰もが買い注文を出したいと思うその時こそ、売り注文を出す側に立つことが重要です。人々が一斉に西へ向かって上昇に参加しようと決意している時、あなたは東へ向かい、そこで大きな機会を見つけるでしょう。」
日本のローソク足を西洋に広めた投資家スティーブ・ニソン氏は、著書『ビヨンド・キャンドルスティックス』で次のように述べています:
「私が翻訳した資料では、ローソク足チャートは本間の故郷である港町酒田にちなんで「酒田チャート」と呼ばれることが多いです。しかし、私の調査によると、本間がローソク足チャートを使用した可能性は低いです。これらのチャートは、明治時代初期(1800年代後半)に発展した可能性が高いと考えられます。」
重要なのは、本間がローソク足を使用していなかったとしても、この種のグラフィック表現は、価格記録を予測目的で使用した数世紀にわたる経験の進化であるということです。
日本のローソク足チャートの革命
価格のグラフィック表現は、テクニカル分析の進化において決定的な要因であり、東洋と西洋の投資アプローチの明確な違いを示してきました。西洋で主流だった従来のバーチャートは、始値と終値のみを表示する単純なものでしたが、ローソク足チャートは投資家の心理をより包括的に捉えるものでした。これらのチャートは、始値と終値だけでなく、各セッションの高値と安値を、ローソクの本体とヒゲによって直感的に表現しました。
おそらく、単純なバーチャートに制限されていた西洋の投資家は、価格形成の研究に重点を置いたアプローチを展開した一方で、日本人は小さなローソク足のグループを研究することで意思決定を行えたのでしょう。しかし、時が経つにつれ、両方のアプローチは等しく実践的になり、複数時間枠の理解は西洋と日本の投資家双方の運用に組み込まれるようになりました。
西洋での複数時間枠アプローチの例として、現代のテクニカル分析の父とされるリチャード・W・シャバックが挙げられます。彼は短い生涯にもかかわらず、多くの著作を残しました。1932年の著書『テクニカル分析と株式市場の利益』では、市場を主要な動き(月足)、中間的な動き(週足)、そして小さな動き(日足)に分類しています。日本では、一目均衡表の創案者である細田悟一が、ローソク足のパターンだけでなく、価格形成の分類と研究に生涯を捧げた投資家の最良の例です。
やがて、西洋の現代的な投資プラットフォームは、ローソク足チャートの革新を取り入れ、高値、安値、始値、終値を一つの形式で表示する機能を統合しました。
20世紀初頭、西洋でチャートを研究する人々は「チャーティスト」として知られていましたが、現在では「チャーティズム」は、ジャーナリストであり投資家でもあるリチャード・W・シャバック(1899-1935)が広め、後にロバート・D・エドワーズとジョン・マギーによる1948年の著書『株式トレンドのテクニカル分析』で普及した古典的な手法と結び付けられています。
テクニカル分析の出現に関する理論
人類の黎明期から、人間は周囲の現象を理解したり情報を伝えるために表現しようとしてきました。洞窟の壁画、象徴、または書かれた記録を通じて、視覚的表現は世界に意味を与えるための基本的なツールでした。間違いなく、価格の変動は分析を誘う現象でした。
グラフィック表現を用いた最初の投資家たちは、混沌の中に秩序を見出そうとしました。価格の動きを綿密に記録することで、これらの先駆者たちは驚くべき発見をした可能性があります。それは、将来の行動を予測するかのように見える繰り返しのパターンです。この発見は、大きな利益を得る可能性を秘め、場合によってはリスクが低いように思えるため、興奮を呼ぶものでした。
後年のテクニカル分析者が行ったように市場の心理を理解する必要なく、これらの初期の投資家たちはパターンに実際的な利点を見出しました。十分な数の投資家が同じパターンを特定し、それに基づいて行動すると、そのパターンはより頻繁に実現し、その有効性を強化しました。こうして、直感的な観察から始まったものが、構造化された実践となり、今日私たちが知るテクニカル分析の基礎を築きました。これは、何千もの投資家が市場の行動を解釈し、情報に基づいた意思決定を行うための学問です。
興味深い事実
株式投資の現象を初めて叙述した作品は、ホセ・デ・ラ・ベガの『混乱の混乱』(1688年)で、当時ヨーロッパの金融の中心地だったアムステルダムを舞台にしています。この小説は、当時の投資方法の詳細な研究というより、投機のリスクを楽しみながら読者に伝えることを目的としています。
著者はさらに、当時の他の作家を凌駕する華やかな叙述スタイルを用いています:
「彼らは、取引に頻繁に参加する者たちの不安を永続させようとし、彼らを塔に閉じ込めるかのように、錠を海に投げ捨て、決してその錠が外される希望を抱かせないようにする。」
結論
テクニカル分析の歴史を、興味深いものの、現代の実践には無関係な物語と考える人もいるかもしれません。しかし、歴史は、市場が単なる数字ではなく、人間の心理の反映であることを示しています。テクニカル分析は、単に覚えるためのテクニックのカタログではなく、心理的なダイナミクスを理解し、情報に基づいた意思決定を行うことを促します。
市場が歴史的なパターンによって形成されていることを認識することは、戦略的な優位性を与えます。17世紀日本の米商人から現代の分析者まで、過去の投資家が価格と感情をどのように解釈したかを研究することで、市場の動きをより正確に予測できます。この視点は、私たちの運用を豊かにするだけでなく、集団心理が依然として支配的な力である環境において、より意識的で準備の整った投資家として私たちを位置づけます。
参考文献
Nison, S. (1994). 『ビヨンド・キャンドルスティックス:新しい日本のチャート技法の公開』。ニューヨーク、NY:ジョン・ウィリー&サンズ
Schabacker, R. W. (1932). 『テクニカル分析と株式市場の利益』。ニューヨーク、NY:B.C.フォーブス出版
Edwards, R. D., & Magee, J. (1948). 『株式トレンドのテクニカル分析』。スプリングフィールド、MA:ジョン・マギー
Rabassa, Y. (s.f.). 「日本のローソク足をマスターする方法?」 。YouTube。
クモの糸は新たな鋼鉄とケブラーなのか?Kraig Biocraft Laboratories, Inc. は、遺伝子操作されたクモの糸をスケーラブルに生産する先駆的な方法を開発したリーディングカンパニーのバイオテクノロジー企業です。家蚕を「小さな生産単位」として活用することで、従来のクモ飼育の課題を克服しました。同社の独自の遺伝子編集技術は、特定のクモの糸タンパク質遺伝子を蚕に組み込み、Dragon Silk™ や Monster Silk® といった高性能繊維を紡ぐことを可能にしています。この独自のアプローチは、コスト効率が高く、発酵ベースの手法に依存する競合他社とは一線を画す生産プラットフォームを提供します。
この素材は、従来の高性能繊維を上回る特性を備えています。遺伝子操作されたクモの糸は、卓越した靭性と引張強度を誇り、鋼よりも強く、ケブラーよりも頑丈でありながら、驚くほど軽量です。この特性の独自な組み合わせにより、同社は年間数十億ドル規模で急速に成長する高性能繊維・バイオマテリアル市場を牽引する立場にあります。生産プラットフォームは、多様な産業向けの高価値素材を生み出す上で大きな競争優位性を提供します。
この画期的な素材は、防衛・安全保障分野において重要な戦略的・地政学的意義を持っています。その優れた強度とエネルギー吸収能力は、先進的な防弾防護具や軽量軍用装備の用途として最適です。同社は政府機関との共同研究契約を締結し、技術の信頼性と戦略的重要性を実証しています。防衛分野以外にも、航空宇宙、高級繊維、医療用縫合糸やインプラントなどの先端医療機器への応用が期待されています。
さらに、Kraig Biocraft Laboratories の技術は、石油由来の合成素材に代わる環境に優れた代替品を提供します。クモの糸はタンパク質ベースの生分解性繊維であり、生産工程は資源消費が少ないのが特徴です。この持続可能性とスケーラビリティへの注力は、環境に優しい素材に対する世界的な需要の高まりと一致しています。革新的な技術、卓越した素材性能、そして明確な商業化への道筋を組み合わせ、Kraig Biocraft Laboratories は次世代の先端素材市場で中心的な役割を担う存在となるでしょう。
ナスダック100先物、急落で修正波入りへ今週の振り返り
今週は高値切り上げ後、安値を切り下げる急落となりました。7月31日(木)までボリンジャーバンド+2σをはって上昇を続け新高値23,713.2を記録した。
先週末時点の上昇シナリオには「上昇継続するなら、次は23,400あたりを見込みます」と書いたが、ずいぶんと超えましたね。しかし、高値から反転した後、長い陰線を2つ作り大幅に下げました。
先週末時点の下落シナリオでは「21日出来高加重移動平均線を明確に下抜けしてくるなら、フィボナッチ78.6%付近で値止まりする日柄調整程度かどうか確認したい」と書いた。8月1日(金)の急落では21日出来高加重移動平均線を下抜けて、下落を続けた。しかし、フィボナッチ78.6%までは届かず週末を迎えている。
先週の安値22,950.8(黄色・水平線)を下抜けたことが明確な下落サインでもあった。第4波のはじまりだ。すでに第3波の目標値を大幅に超えていたナス100は、高値圏からの修正波で5~10%ほど下げる余地がある。
さすがに7月31日から8月1日まで急落の長大陰線だったので、週明けはリバウンドする可能性がある。しかし上昇トレンドに戻すほどの買いが続くような状況には見えない。8月1日(金)の高値まで戻すのは厳しいのではないかと見込む。
リバウンドしても修正波の下落を継続とするなら、どこまで下げるのかが論点。底値を当てるのは難しいが、きれいに修正波を作るなら、最大値はフィボナッチ61.8%の21,375.4が計算値となる。7月31日(木)の高値からおおよそ10%近い下落だ。
夏枯れ相場でここまで下がるかはまだわからない。いまはボリンジャーバンドの-2σにも到達しておらず、ボリンジャーバンドが拡張するほどの勢いがある下落がつづくかはこれから次第だ。
軽い調整ならフィボナッチ78.6%の22,403.5付近、約5.5%程度の調整も可能性は残る。ここであれば私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)の-2σと-3σの間でごく短期的な調整で終わる想定のラインとしてほどよい。ここからフラットな横ばい局面にもっていけるなら底堅い展開とも見える。攻防戦次第ではないだろうか。
攻防戦に負けて売り圧力が高まれば、先程のフィボナッチ61.8%に加速して接近する動きに変わるだろう。フィボナッチ61.8%まで下げるにしても、小さな波(上下動)をつくりながら下げる可能性があるので一喜一憂せず、買い場を待つのが良いかもしれません。
トランプのTACO発言や米政府の報道などでポジティブな材料が出るとこの限りではなく、チャート分析では読めない動きとなりやすい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンド上昇するなら、23,200あたりまでを見込みます。
ポジティブな材料で反発の勢い増すなら23,500付近が次の目安。
②下落する場合
先週から変わらずフィボナッチ78.6%付近で値止まりする日柄調整程度かどうか確認したい。
フィボナッチ78.6%を下抜けて下落拡大するなら、先程のとおりフィボナッチ61.8%を目指す動きとなるだろう。21,600から21,850前後の価格帯も出来高は厚いので、フィボナッチ61.8%の手前でサポートされる展開も考えられる。
S&P500先物、過熱感からの急落へ今週の振り返り
今週は高値切り上げ、安値切り下げでボラティリティが拡大して急落しました。まず新高値は7月31日(木)に6,468.5まで伸ばしました。先週末時点の上昇シナリオでは「これ以上に上昇するなら次は6,500が節目としていい位置だがやや上がりすぎでもある」と書いたが、惜しくもそこまでは届かず、下落に反転しました。
高値については以前から書いていたとおりエリオット推進波の第3波目標値6,388をすでに上回っており、後はどこまで伸ばせるかという高値圏での過熱感だった。しかし、新高値6,468.5までとなったのは6,500の節目を超えさせない意思を感じる。
7月28日(月)の高値6,457.75、7月31日(木)の高値6,468.5はいずれも私が見ている特殊設定のボリンジャーバンド(チャート外)では+2σを超え、+3σの手前に接近してたので短期的には上がりすぎだった。
しかし7月31日(木)の新高値からは一転して下落で崩れ気味になった。過熱感からの利益確定売りが本格化したのかもしれない。
そして、8月1日(金)の雇用統計ショックが市場センチメントを悪化させ、急落を誘った。先週末時点の下落シナリオでは「水色のボックスゾーンに入っていくなら初手は21日出来高加重移動平均線付近でサポートできるかどうか。次はフィボナッチ78.6%ラインが目安となる」と書いた。
想定通り水色のボックスゾーンに入って、ボックスゾーンの下限ラインを試したが、安値6,239.5で止まった後は反発して少し上まで戻した。今のところは多少のサポートとなっている。ボックスゾーンの下限はボリンジャーバンドの-2σもあり、短期的には下げすぎラインでもあったようだ。
では8月1日(金)の安値6,239.5がサポートでこのまま反発上昇し続けるかと問われると、まだわからない状況だ。ボリンジャーバンド-2σで反発したもののボリンジャーバンドを拡張して下落継続する可能性も残っている。
一方で、急落だったため週明けリバウンドで多少戻す可能性はある。まずは21日出来高加重移動平均線(緑線)あたりが目処だが、高値6,468.5まで戻すには材料不十分である。
高値圏の夏枯れ相場では、買いが続けにくく利益確定して次の買い場まで押し下げたいであろう環境下では、好材料がでない限りはリバウンドは一過性となるか。
今回の急落からきれいに下落が続くかどうかはわからないが、エリオット波動の第4波・修正波の目標はフィボナッチ61.8%の5,976が計算値となる。高値から7.6%下落だ。ちょうど出来高が厚い価格帯の黄色ボックスゾーンの下限あたりで、6,000の節目も近い。今は75日出来高加重移動平均線もある。サポートされやすい複数の条件が揃う場所でもある。
もちろんフィボナッチ61.8%まできれいに落ちず、フラットぎみにグズる形となったり波打つ形となって、そこまで下がらない可能性も今は十分ある。下落のスピードは半導体(SOXX)の崩れ具合にも影響を受けやすいでしょう。
トランプリスクも健在だ。TACO発言や報道で急騰や逆に下げるなどチャートでは読みきれない動向はまだまだリスクがある。7月までの好調だった上昇も一服、8月は修正局面が基本ラインで、トランプ次第で動きが変わると想定します。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上述したとおりまずは21日出来高加重移動平均線までのリバウンドがあるか確認です。リバウンドがあってもそこから反転して修正波を継続する可能性があります。
21日出来高加重移動平均線を上抜けるほど上昇継続の圧力がかかるなら、高値6,468.5を目指すがポジティブな材料が必要だろう。
②下落する場合
修正波の下落継続なら、次は先週末時点と変わらずフィボナッチ78.6% 6,192.5が次の目安となる。ここで再び支えられるか下抜けるか勢いを見ておきましょう。
強い下落があるなら先程書いた通り、節目6,000からフィボナッチ61.8% 5,976あたりを目指す。ざっくり黄色のボックスゾーンが次のサポートお試しエリアとなります。