(EURUSD) ユーロ/米ドル 月足 ユーロ/米ドルの大局を見ると実にわかりやすい動きだと感じますね。 リーマンショックがくるまでは、米国の不動産バブルの動きに合わせて、ユーロが大きく上昇しました。 ユーロが上昇するということは、米ドルは安くなっているということです。 つまり、世界経済の景気が良くなるとドルが安くなりユーロが上昇する傾向があったのです。 そこから、リーマンショック後は米ドルが上昇し、ユーロが下がる動きが2016年まで続きました。 ただ、ユーロの下降は大きなチャネルライン(平行四辺形)の中で推移しており、獲り易い動きとは言えないチャートでした。 2016年からユーロは切り返すもチャネルラインの中で推移し、2020年にもう一度下がりました。 ただ、そこが二番底となりチャネルラインの上限を上抜けて...
(DJI) NYダウ 月足チャート NYダウを振り返ると拡大型のトライアングルが10年ごとに出来ています。 拡大型のトライアングルというのは、上値切り上げ、下値切り下げの動きになっているトライアングルです。 よく見るトライアングルは上がる力と下がる力が拮抗して、徐々に動きが小さくなり収束していきます。 拡大型のトライアングルというのは、上がる力と下がる力の両方が激しくなり拡散していく動きです。 ということは、ここ数年の動きは変動幅が大きくなっているということが分かります。 この動きは2018年の時には既に分かっていた動きです。 つまり、今年のコロナショックを予想することは出来ませんでしたが、変動率が高い時間軸にあることは分かっていたということです。 では、2021年相場はどうなるのでしょうか。 まず、この拡...
(NI225)月足 日経平均株価は29年半ぶりの高値を付けて、チャートを見ると日本の経済は明るかったのだろうと感じるチャートです。 今年の3月の動きは大きなショックがあったものの、日本はそのショックを乗り越えて明るい年末を迎えました。 チャートだけを見るとこんな感じでしょうか。 でも現実はコロナショックを受けて世界中がコロナと戦っている最中で、ロックダウンや経済制裁、自粛の流れが続いています。 では、なぜここまで上昇しているのでしょうか。 世界中が経済対策を打ってお金がばらまかれているからでしょうか。 それとも、そうはいってもIT関連などとてつもなく儲かっている企業があり、トータルで見れば経済は伸びているのでしょうか。 私には正解は分かりませんが、言えることはチャートは分かりやすく上昇しており今年のチャートは...
(6674)ジーエス・ユアサ コーポレーション 日足 このチャートを見ると、上昇トレンドでも下降トレンドでもわかりやすい時期とわかり難い時期があることが分かります。 相場は上がるか下がるかの二つしかないのですが、チャートの構成は違っていきます。 上昇トレンドと下降トレンド、そして、中間波動で構成されています。 そして、トレンド相場であっても分かりやすいトレンドと難しいトレンドがあります。 振り返れば上昇トレンド(下降トレンド)だったとしても、その間に細かく上下していたら獲るのは難しくなります。 一方で分かりやすい上昇トレンドや下降トレンドはどんどん利益が出てくるので、 チャートを見ていない方は相場の途中で利益確定をしてしまうということもあるでしょう。 こうやってチャートがどういう動きで構成されているのかという...
(EURJPY)ユーロ円 日足と1時間足 クリスマスや年末を迎えてマーケットがどうなっていくのかを注視する日々です。 欧米ではクリスマスから年末まではマーケットは開いていますが流動性は低下します。 つまり、取引する人がぐっと少なくなるということです。 そうすると、どういった現象が起きるのでしょうか。 考えられることは大きく分けて二つです。 一つ目は価格の動きが小さくなります。 もう一つは流動性が低くなることで、ふいに長い上ヒゲや下ヒゲが出て、その後何もなかったように価格が戻ることです。 現状のユーロ円の日足を見ると、高値切り上げ、安値切り下げの拡大型トライアングルの動きになっています。 ということは、上記の二つのパターンで見れば上ヒゲや下ヒゲに注意が必要であるということですね。 今年も起きるかどうかはわか...
(GBPUSD)ポンドドル 週足 ファンドのポジションの推移と価格と200週EMAの関係を見ていきましょう。 昨年の2019年はファンドポジションが売り越しの1年でした。 2020年はコロナショックを経てから買い越しになりました。 価格と200週EMAの関係を見ると、2018年、2019年に200週EMA超えに挑戦しましたが失敗しました。 200週EMAの抵抗を受けて反落しました。 今年は2度目の挑戦で200週EMAを上抜けてきました。 今までは200週EMAが抵抗線になっていましたが、今度は200週EMAが支持線になるのかどうかがポイントです。 抵抗線が支持線にかわることを「サポレジ転換」といいますが、サポレジ転換するようであれば大局のトレンド転換となってきます。 ポンドが上昇しているということは、ドルが...
(9519)レノバ 週足 時代の追い風に乗っている企業の一つですね。 では、チャートを見てみましょう。 2018年に高値をつけてから今年の半ばまでは大局の中間波動になっているのが分かります。 何度も同じ記事を書いているので、ご理解頂いている方も増えてきたとは思いますが、 多くの投資家はトレンド相場を追いかける傾向があります。 それはそれでよいのですが、概ね後追いが相当遅い場合が多いようです。 相場はトレンド相場と中間波動(トレンドが無い相場)に分かれます。 そして、トレンド相場が終われば中間波動になり易く、中間波動が終わればトレンド相場になり易いということを理解しましょう。 つまり、トレンド相場を狙うには中間波動が終わるところを狙うことで、トレンドの初動から撮れるということです。 今回はチャネルライン(高...
(ZW1!) 小麦先物 週足 今年の夏くらいまでは穀物相場は大人しかったのですが、 ここにきてじわじわと上昇してきています。 穀物は我々の食生活に直接影響があるものですが、通常の価格が穏やかな時は注目度が低いのですが、 天候不順や様々な要因で穀物の需給が崩れて価格が大きく上昇してい来ると一気に注目度が上がります。 2020年はコロナショックがありましたが、米国の株価は史上最高値を更新しています。 また、穀物全体が上昇してきたように感じます。 ファンドのポジションも売り越しから買い越しに移行してきています。 株式市場が堅調で、貴金属も高い、穀物も高いとなれば、これはマーケットからの何かのメッセージかもしれません。 CFTCのポジションは毎週発表されますので、定期的にチェックしてマーケットの変化を捉えていきましょう。
(DXY)ドルインデックス 月足 月足チャートを見ると、大きな流れがよく分かります。 1995年からの上昇相場、2000年を過ぎてから2008年辺りまでは下降相場が続いていました。 2008年辺りから2014年までは、トレンドが無い相場になっているのが分かります。 そこから少しだけ上昇トレンドとなりました。 しかし、長くは続かずにもみあい相場になりました。 このように見ていくと、どういった局面がチャンスでどういった局面が難しいのかがよく分かりますね。 直近はドル安相場の動きになってはいますが、ここから更に大きな動きになるかは分かりません。 その答えは、2021年に出てくるのではないでしょうか。 もみ合い相場の下限までにサポートされて反発するのであれば、暫くはドル高相場になるでしょう。 一方で、もみ合い相場...
(9602)東宝 日足チャート 今年の映画事業はコロナショックの影響で大きな影響を受けました。 しかし、10月公開された「鬼滅の刃」がメガヒットしています。 「アナと雪の女王」や「タイタニック」を抜いて、歴代興行収入第1位の「千と千尋の神隠し」まであと僅かとなってきました。 では、チャートはどうなっているのかを見ていきましょう。 2019年6月に高値を付けてからから、コロナショックの影響を受けて大幅下降となりました。 そこからの展開がよく散見される動きなので、是非このパターンを覚えていきましょう。 どういう動きが散見されるのでしょう。 それは、価格が底打ちするときにはいくつかのパターンがあるのですが、今回のように大底をつけた後に二番底を付けてから底打ちするケースです。 これ以外にトレンド転換するパターンとし...
(AUDUSD)豪ドル/米ドル 週足 CFTC建玉明細を見てみましょう。 下の図の赤い線がファンドの買い残、青い線がファンドの売り残となります。 買い残とは買いを持った状態で未だ決済していないポジション(未決済玉)のことを言います。売り残はその反対です。 価格が大きく上昇し、チャートは底打ちから綺麗に反転して200週EMAを超えてきました。 しかし、ファンドのポジションを見てみると、若干ではありますが売り越しになっています。 しかも、買い残が減っていますので、買いポジションを決済しているということが分かります。 ここからファンドの買いの決済が増えてきてかかっくが反落するのか、 それとも、再度、ファンドが買いを増やして価格が上昇するのかを見ていきましょう。 ファンドの動きがすべてではありませんが、マーケットの...
(ZS1!)大豆 月足チャート 穀物相場がじりじりと上昇しています。 11月相場が終わり11月のローソク足が大きな陽線となり、移動平均線大循環分析では第1ステージへと移行してきました。 月足での第1ステージは2014年以来ということですので、穀物相場が如何に安定価格で推移していたかが分かります。 しかし、今度は2014年以来の第1ステージということは、穀物相場に異変が起きてきているということも考えられます。 我々が生きていくためには食べていかなければいけません。 その食べ物である穀物相場に異変が起きているとすれば、それは様々なところに影響が出てきます。 第1ステージがすぐに終わり、価格が落ち着くのか、それとも、ここから勢いが出てくるのかを確認しながらチャートの推移を見ていく必要があります。 200月EMAが長...
(9401) TBSホールディングス 週足 12月2日に21年3月期の業績を上方修正しましたので取り上げてみました。 チャートは2018年に天井を打ってから2020年3月までは下降の流れが続いていました。 中央の赤い線は200週EMAです。 大局の動きが強気なのか、弱気なのかを見ています。 そして、2020年3月から切り返し、200週EMAを超えてきました。 今回の動きがトレンド転換となるのか、それともならないのかを考察していきましょう。 移動平均線大循環分析でのステージは下降期の第4ステージから上昇期の第1ステージとなっています。 直近の動きを見ると、第1ステージから第4ステージ、そして再び第1ステージとなっています。 この一連の動きはもみ合い相場の時の動きです。 トレンド転換するには、まず大きく下降す...
(1/XAUUSD)為替のゴールド比較 4時間足 TradingViewの比較チャートは本当に便利ですね。 様々な比較ができるのでぜひ活用してください。 今回は、為替の動きをゴールドから見て比較してみました。 為替をドルストレートで比較したり、クロス円で比較したりすることで、どの通貨が強くどの通貨が弱いかが分かります。 今回はゴールドというフィルターを使って比較してみました。 ゴールドというフィルターを使うことで通貨の真の動きが分かるということです。 これで見れば、ドルと円が弱く、他の通貨が強いことが分かります。 つまり、リスクオフの時に買われやすいドル、円、スイスフランが弱いということは、マーケットがリスクオンになっているということです。 ここからの動きも注目していきましょう。
(BTCJPY) ビットコイン 4時間足 今回は大循環MACDの考察をしようと思います。 そもそも、MACDってどういったものでしょうか? MACDはマックディとか、エムエーシーディーといったりします。 MAは移動平均線の略(Moving...
(BDI)バルチック海運指数 週足 今回はバルチック海運指数を取り上げます。 私は定期的にチェックしていますが、TradingViewのアイデア投稿では殆ど取り上げていない銘柄だと思います。 では、バルチック海運指数とはどういったものでしょう。 正式名称は「The Baltic Dry...
(BTCJPY)ビットコイン 円建て 4時間足 米国で暗号資産に関する規制が強化されるとの見方が出たことがきっかけで大きく反落しました。 今後、どういったニュースが出てくるのでしょうか。 そして、このまま下がるのか、それとも再び上がるのかはわかりませんが、チャートからは何が見えるのかを考察していきましょう。 チャートは4時間足です。 高値、安値を切り上げながら上昇トレンドをけいせいしていましたが、最後の局面では安値から高値の周期が短くなっていました。 そして、高値、安値切り上げの動きに変化が出て反転しました。 移動平均線大循環分析でも上昇期の第1ステージから下降期の第4ステージへと移行していきました。 価格が200本EMAに向けた動きになってきました。 今のところ、200本EMAを割らずに1本陽線が出ていま...
(9503)関西電力 週足チャート 週足チャートを見ると大局相場はもみ合い相場になっているのが分かります。 なぜなら、200週EMA(真ん中にある赤い線)が横ばいになっており、上昇トレンドでも下降トレンドにもなっていないからです。 もちろん、日足チャートでは見え方が違います。 ただ、大局が大きな値幅で上下しているという事実を理解しているか否かで対応力が違ってきます。 では、直近のチャートを見てみましょう。 2020年になってから3本のラインを引いています。 水平線1本、トレンドライン2本。 この形が今後どのような展開になるのかというのは注目に値します。 どう注目なのかというと、現在下向きにトライアングルを形成しています。 このトライアングルは「ダイアゴナルトライアングル」の可能性があるのです。 もし、そ...