移動平均線・ボリンジャーバンド・ADXを中心に行った予測をその後の展開をみながら検証してみました。動画による分析・教育についての投稿を新たな形で行えないか、テストを行うため試験的にいつもと違うパターンで収録してみました。
私のアイデア投稿は分析や教育を中心に行っていますが、時々遊びでロング・ショートの予測も行っています。今日はその投稿の後の、価格推移を確認し、どのくらい的中しているかをお見せします。
私の分析は主に、かなり長期の移動平均線と同じくかなり長期のボリンジャーバンドと、中短期の移動平均線・ボリンジャーバンドによるトレンドの一致を中心に行っています。また、ADX+DMIを使い、ボラティリティーが発生しているかどうかも判断基準にしています。
インジケーターはオリジナルのものを使用しており、自分が運営するコミュニティーでは、トレードを学習するための教材として、また分析、実際の取引に使うツールとして提供しています。
最近行ったバージョンアップは、インジケーターの見方や知識がない初心者でも環境認識が簡単に行えるよう、インジケーターが示している意味や投資判断が文字表記されるようバージョンアップしました。
環境認識を正しく行えばトレンドに逆らう取引を行う事がなくなるため、大きな損失を出す事を防ぐ事ができ、エントリーポイントも探せるようになります。
過熱によるトレンド転換は長期ボリンジャーバンドの+3σ(シグマ)、3.5σに価格がタッチしたり、ボラティリティーを示すADXのピークアウト、などで察知できますが、やはり高値接近などはインジケーターだけでなく、水平ラインを引き確認して、転換するか抜けるかを観察する事が必要で、インジケーターだけに依存しないやり方をお勧めしています。
インジケーターや分析方法、トレードルールを学び、価格形成のメカニズムの根本を知ってトレードで成果をあげたい、という方には是非、私の過去の投稿、今後の投稿を読んでみて欲しいです。
移動平均線
今効いている移動平均線を探せ!サポートされる移動平均線は、銘柄・時期により変化します。転換の前半、トレンドの終盤は買い売り両方の目線があり不安定で、短期設定の移動平均線はサポートになりにくいですが、方向がはっきりしてくると次第に目線が偏り、長期の移動平均線まで価格が戻ってきてくれなくなり、押し目買い戻り売りの判断、決済判断に使う移動平均線をより価格に近い短期設定の移動平均線に変えていく必要があります。
また、自分が基準にしている移動平均線から乖離した場合には決済タイミングを考える時、長期設定の移動平均線を基準にしたままでは不効率が生じます。
動画ではその辺りを実際のチャートを題材に詳しく説明してみましたので、是非最後までご視聴いただき、トレードの参考にしてもらえればと思います。
テスト 投稿 初の株式チャート分析ボラテリティー1位銘柄をクリックしてみたらこんな銘柄が。。直近安値まで一気に落下しなんとか踏みとどまっている。明らかに売られすぎだがこんな銘柄を買わなくたって良い銘柄は星の数ほどある。逆張りよりも順張りで利益が出そうなものを探した方が近道。
跳ね返されるか抜けるかを見る。復習ですが、移動平均線(水平線や斜めのトレンドラインも同じ)に差し掛かったら抵抗、つまり動きに対し反対の売買圧力がかかります。
押し戻されるか抜けるかのバトルがライン際であり、抜けたら短期の動きが継続、跳ね返されると転換。
今回のオージーは緑1週間線で1度目は超えられず転換し下げましたが2回目で抜けたので下位足で見るとそこそこ上昇しました。
しかし、上にはもっと長い期間の移動平均線があり、またそこで抵抗に合い、そこまで行くともみ合いをまたやる事になります。
もちろんその途中に移動平均線ではない要因の抵抗、節目やフィボナッチなど、が有ればそこでももみ合う事になります。
よく見ると、黄緑6ヶ月線のライン際でも同じ事が起こっていますね。
ユーロドルを例に分析内容を説明します。メインチャートではトレンドに対する価格の関係を見ます。
現在は長期上昇トレンドに対し短期は下落トレンドが発生しています。
(詳しくはアイデア更新欄のチャートで短期ボリンジャーバンドも一緒にご覧ください)
現在黒3ヶ月線を割り込み、更に下の6ヶ月線や1年、2年、3年移動平均、200SMAなど、
次のサポートを目指す動きになっています。
1番上のオシレーターはう割れ過ぎゾーンに入っていますが、強い短期下落トレンドが
発生した場合、そのまま張り付いて下げが継続する場合があるので、安易に買うのは危険です。
背景が淡いピンクでBEの文字が出ていますが、これは日足で逆行下落弱の状態です。ここで反転すれば
上昇トレンドに回帰する展開が予想されますが、下げが止まらないとオージードルやポンドドルのように
下落トレンドに変わってしまう可能性が有ります。
下段サブチャートにはadxとdmiを表示して買い売りどちらが優勢か、ボラが出ているかどうかを監視しています。
現在はメイントレンドがまだ上昇中にもかかわらず、9/21から売り優勢、しかも下落ボラ拡大中で、逆張り売り
を仕掛けるチャンスだった事を示しています。
移動平均線・ラインによるサポートとレジスタンス投資はマーケットの反発ポイントを見つけ、今進み出した方向の流れに従ってポジションを持つゲームです。
ラインを使い転換ポイントを探す人、移動平均線を使う人など様々ですが、わかれば何でも良いのです。
ラインや平均線はサポートになったりレジスタンスになったりどちらにも効かなくなったりします。時期による異なるのです。
過去の反発ポイントを見ながら次はどの辺が怪しいかな、という目で見て目安を持っておくと良いでしょう。
また、サポートされていた線を抜けてしまった後の動きにも注目して見ましょう。抜けたら次の目安に向かって進んで行きますね。
そして目安がない場合はどのようにして反発ポイントが決まるのだろうか?と、1度考えて見ましょう。今回はその答えは書いていません。
シンプルにマーケットを見る重要性色んな投資家を見てきて感じたことがあります。
それは長期安定的に勝っている投資家はシンプルに相場を見るということを大切にしている人が多いということ。
今回のチャートでは時間軸に関係なくシンプルに見ることで相場の流れがわかるということを示したく5分足と週足を並べてみました。
インジケーターのパラメーターは
EMA40とEMA200です。
(私が自作した6本表示のインジケーターから40、200だけを表示しています)
ただ、パラメーターは正直なところあまり問題ではありません。
また今回はEMAを使いましたが、EMAでもSMAでもあまり問題になりません。(勿論、反応の速い遅いはあるのですがここの議論では些末なので問題としません)
要は
相場は大きく動いたところできちんとトレンドを取れるかで成績が大きく変わる ということをお伝えしたいのです。
それは2つ並べたチャートのEMAのゴールデンクロス(GC)するところで買い、デッドクロス(DC)するところで売りを仕掛けるという単純なルールでも大きな利益が取れることが感覚的にも分かるかと思います。
これはGC、DCするところでマーケットが同じ方向へ動く流れができやすいという優位性が発生するからに他なりません。
ここで注意したいのは
①トレンドがない場面(保合い、レンジなど)では極力エントリーを減らすこと
②そしてエントリーの際に優位性があるところ(ここではGC、DC)できちんと仕掛けること(①の場面に注意しながらです)
③適切なリスク管理をするということ(ロスカットは必ず入れる、自分の資金量に応じてポジション量を決める、相関関係がある通貨ペア、銘柄を持ちすぎないなどです)
今回はシンプルにマーケットをみる重要性と併せてそれに付随する注意点をまとめてみました。
参考になれば幸いです。