ドル円 8時間足 移動平均線大循環分析で見れば、第1ステージの上昇期になります。 それまで200EMAの下で推移していたのが、200EMAを上抜けしてきました。 大きな流れに変化が出てきたことが分かります。 次に、高値と高値を結んだ線をレジスタンスライン(抵抗線)、安値と安値を結んだ線をサポートライン(支持線)といいます。 そのレジスタンスラインとサポートラインを結ぶとトライアングルが出てきます。 これがチャート上に浮かび上がるヒントとなります。 なぜ、トライアングルがヒントになるかというと、それぞれのラインを更新すると流れに変化が出てきたということが分かるからです。 それに、トライアングルが収束するときは、トライアングルの終わりが予測できるからです。 終わりが予測できるということは、変化に対する準備ができるということ...
ポンド/米ドル 月足 大局を見ると2007年から大きく下落していましたが、2016年、2019年とダブルボトムのような動きを見せて今に至っています。 ですから、その二つの安値とその間の高値のところに水平線を入れました。 そして、フォボナッチファンを入れました。 フィボナッチ数と黄金比率が密接に関係しており、チャート分析でも意識されやすい数値とされています。 そして、それは、価格だけでなく、期間にもフィボナッチ数が影響していると分析するのがフィボナッチファンとなります。 価格と期間のフィボナッチの縦軸と横軸を両方を意識することで、いつ頃のどの価格帯で抵抗を受けやすいとか支持されやすいとみていきます。 このように縦軸と横軸の両方を意識することでトレードに幅が広がっていきますね。 現在2本の水平線の間で推移していますが...
(8173) 上新電機 日足 前回までは異市場間ダイバージェンス(逆行現象)について記載しましたが、 今回は通常のオシレーターダイバージェンス(逆行現象)とチャートの変化の流れを見ていきましょう。 チャートを見ると、200日EMAが右肩下がりで価格がその下で推移していますので、安定下降期が継続しているのが分かります。 そこから、オシレーターダイバージェンス(逆行現象)が何度か発生しているのが分かります。 ダイバージェンスとは何か。 通常、価格とオシレーターは同じ方向に動きます。上記のMACDで見てみましょう。 価格が上昇すればMACDも上昇し、下降すればMACDも下降します。 ところが、今回であれば価格が下降して右肩下がりとなっているのに、MACDが上昇して右肩上がりとなっているところをダイバージェンス(逆行現象)といい...
NYダウ 日足 昨夜の米国市場でNYダウが史上最高値を更新しました。 その前にS&P500やナスダックが史上最高値を更新していました。 それまでは、NYダウが高値を更新していなかったので、ダイバージェンス(逆行現象)が起きていました。 ダイバージェンス(逆行現象)は大きく二つに分かれます。 価格とオシレーター(ストキャスやMACDなど)の関係が逆行するのをオシレーターダイバージェンスといいます。 例えば、価格が上昇しているのにオシレーターが下降するなどの場合です。 同業種の異銘柄の関係が逆行するのを異市場間ダイバージェンスといいます。 今回のS&P500が高値を更新するもNYダウは高値を更新しない場合などがその例です。 ダウ工業株とダウ輸送株の異市場間ダイバージェンスなどを見ている人も多いですよね。 今回は、ダイバ...
S&P500 (SPX) 日足チャート S&P500種とは米国に上場している500社の企業の平均株価となります。 NYダウが30種の平均に対してS&P500種は500社ですから、より米国の株価の動きを表しています。 ですから、SPXのチャートが史上最高値を更新しているということは、米国の景気は決して悪くないということですね。 それにもかかわらず、FRBは追加利下げを行うという摩訶不思議な展開になっています。 ファンダメンタルズのことはさておき、チャートの変化をどう探すか・・ チャートはトレンド相場か、トレンドが無い相場か・・ S&P500がトライアングルになっていたということは、上昇相場でも下降相場でもないことが分かります。 そのときに、小さな変化を探すわけですが、 そのヒントは小さな「N」を探せ! チャート上に浮かび...
ポンド円 240分足 前回、トライアングルの「相場は放れにつけ」という内容の記事を作成した時にコメントを頂きました。 そこではトライアングルの記事を書くつもりだったのですが、ポンド円のチャートがポイントに差し掛かっているので やや「フラッグ」のようであり、チャネルラインを放れたようなのでポンド円の記事を書かせていただきます。 トライアングルや持ち合いは「放れに付け」というのが鉄則です。 そして、相場の流れを確認します。 ポイント1 トレンドラインを更新する ポイント2 トレンドラインでサポレジ転換する ポイント3 高値(安値)を更新する ポイント4 高値(安値)でサポレジ転換する では、ポンド円を上記の1~4の流れに沿ってみていきましょう。 141円を超えるまでは上昇トレンドが続いていました。 そこから、利益確定売り...
ソフトバンクグループ 週足 今話題のソフトバンクグループのチャートです。 ファンダメンタルズでもお騒がせしているようですが、 チャートも複雑な形状になってきており注目に値するパターンになってきています。 上昇トレンドの基本系は、高値と安値が共に切り上がります。 下降トレンドの基本系は、高値と安値が共に切り下がります。 今回のチャートを見ると、高値が切り上がり、安値は切り下がっています。 「Y波動」という言い方や、「拡大トライアングル」といった言い方をします。 このパターンが週足チャートで出てきているのも面白いところです。 拡大トライアングルであれば、中段保ち合い(トレンド継続のパター)で再上昇の可能性があります。 これが、ブロードニング・フォーメーションやダイアモンドフォーメーションのパターンであれば、天井打ちとな...
NYダウ(DJI) 日足チャート FRB(米連邦準備制度理事会)は、FOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を0.25引き下げました。 7月、9月に続く3連続の利下げとなりました。 利下げは今回で打ち止めであるといったニュアンスも含ませながら、景気の下振れリスクがあればFRBは適切に対応するということですから 更なる利下げにも含みを持たせているという内容ですので「ハト派的な」内容だったようですね。 では、チャートを見てみましょう。 すでにS&P500(SPX)は高値を更新していますが、NYダウは未だ更新していませんね。 前々回の高値から見ると3回目の挑戦ですので、「三山」といった見方をしてる方もいるかもしれません。 個人的には下値が切り上がっていますので、トライアングルを形成しているように見えますね。 トライアング...
ドル円日足チャートに日米金利差チャートを入れました。 米国の10年債利回りは「US10Y」 日本の10年債利回りは「JP10Y」 日米金利差チャートを出すときは「US10Y-JP10Y」となります。 まず、通常に「USDJPY」を出します。 次に、「⊕」比較を出してそこに「US10Y-JP10Y」を入れます。 そして、目盛りを左右に分ければ上記のチャートになります。 このようにして比較チャートを出すと、ドル円と日米金利差チャートの相関性が高いことがよく分かります。 では、直近の動きを見てみましょう。 ドル円も日米金利差も8月から9月の同時期に安値を付けてから切り返しました。 そこから10月にドル円と日米金利差が二番底を付けました。日米金利差はwボトムのような形状になりました。 しかし、ドル円は直近高値を更新しましたが...
東証33業種 TOPIXE(電気機器) 日足 黒色の折れ線チャートが日経225ですので、こうやって比較すると電気機器は日経225との相関性が今は高いということが分かりますね。 相関性が高い銘柄であれば、日経225の動きに合わせてトレードし易いことが分かります。 そして、その業種の中からチャートを見て選択することで銘柄選びの時間が短縮できますよね。 さて、チャートは日経225と共に年初来高値を更新してきました。 高値、安値が近くにあるときは水平線を意識しますが、更新した時は次の高値、安値やチャネルラインなどが意識されやすくなります。 今年は上昇帯と下降帯とが交互に入れ替わるもみ合い相場の様相でしたが、ここにきて変化が出てきています。 トレンド相場は上昇でも下降での「N」波動が連続します。 「N」とはアルファベットの「N」...
東証33業種 鉱業(MIN) 日足チャート 個別株の銘柄選びって難しいと感じている方が多いようです。 確かにそうですよね。 東証に上場している企業数が3600を超えているわけですから その中から銘柄を選ぼうとしても、何を選択してよいのかが分からないですよね。 そういった時には日経225の動きを分析して、次に業種別のチャートを見るというのも良いのではないでしょうか。 その業種のチャートが良ければその業種の中から選択するという方法もありますよね。 では、今回は鉱業のチャートと日経225を比較しながら見ていきましょう。 チャートは今年の6月に安値を付けてから8月に二番底を付けました。 昨年末の安値も含めると逆三尊底のようにも見えますね。 青色の右肩下がりのラインがネックラインとなりますので、逆三尊底は未だ完成していません。 ...
チャート分析には様々な分析がありますが、チャートの形から分析するのをフォーメーション分析といいます。 三尊天井とかダブルトップというのがそれにあたります。 ただし、残念ながら多くの方はチャートのパターン(形)だけを見て、フォーメーション分析を使っています。 なぜ、その形になり、なぜ、ポイントとなる価格を更新するとサインが発生するのかといったところが重要なのですが、理解していない方が多いですよね。 それを知っている方は、今回のチャートを見ると、うなってしまうはずなんです。 では、見ていきましょう。 移動平均線大循環分析では、第1ステージですので買いにエッジがある状態ですね。 200日EMAの動きと合わせてみてみましょう。 ボックス相場ではありますが、200日EMAが徐々に切り下がっていましたが、そこから横ばいになり価格が2...
トヨタ自動車 週足チャート 皆さんはこのチャートを見て何を感じますか? 私には、非常に興味深いチャートに見えます。 これぞ、チャート分析の醍醐味だと感じるチャートです。 高値と安値が収斂してきています。 別の表現でいうと膠着している相場に見えます。 これは週足チャートですから、日足で見るとまた違った見え方がします。 けれども、週足チャートが収斂しているわけですから、日足で大きな大きなトレンドになることはありません。 大きなトレンドになるためには、乗り越えていくべきポイントがあり、そこを超えてきたときに大きなトレンドの可能性が出てくるのです。 2015年までのようなトレンド相場は分かり易いですよね。 大きな利益を獲るチャンスでした。 その後の動きは、上手く立ち回らないと対応できない動きでした。 そのような動きになった時...
日経225先物 週足チャート 日経225の動きをみると、今年はパッとしない動きが続いていますね。 相場はトレンド相場とトレンドが無い相場の二つです。 2016年から上昇トレンドが続ていました。 ダウ理論での高値と安値が共に切り上がる動きだったからですね。 そして、昨年の秋から価格が反落し上昇トレンドが破綻しました。 そこから、下降トレンドに移行するには、高値と安値が共に切り下がる必要がりましたが、そうはなりませんでした。 つまり、トレンド相場からトレンドの無い相場になったのです。 その後の価格推移を見ていきましょう。 高値が切り下がり、安値も切り上がる収束の動きになっていました。 ところが、10月に入ってからその動きに変化が出てきました。 切り下がっていた高値が切り上がってきたのです。 この変化にいち早く察知する...
円インデックス 日足チャート フォーメーション分析には、トレンド転換のパターンとトレンド継続のパターンがあります。 今回のヘッドアンドショルダー(三尊天井)はトレンド転換のパターンです。 勿論、円インデックスのチャートを見ている限り、ヘッドアンドショルダーが完成したとは未だ言えませんが、 ヘッドアンドショルダーの形状に似てきているので記載させていただきます。 では、ヘッドアンドショルダーが完成される過程を見ていきましょう。 まずはダウ理論に基づいて高値、安値が共に切り上がる上昇トレンドがあります。 左ショルダーのところまでですね。 次にヘッドのところからはトレンドラインを割ってくるケースが多くなります。 そして、右ショルダーのところで、高値、安値共に切り上げの動きに変化が出てきます。 ヘッドの高値を挟んでいる両側の安値...
NYダウ 週足チャート 移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージを維持しています。 そして、ステージの1→2→1の押し目買いのパターンとなっていますので、堅調推移であることが分かりますね。 その上で、高値と安値で大きなチャネルラインを入れると、チャネルラインの上半分で安定上昇しているのが分かります。 更に直近にトレンドラインも入れました。 ここから考えられるパターンを見てみましょう。 一つは安定上昇が続くパターンですね。そのときは、直近のトレンドラインをどちらかに抜けてもチャネルの中で安定的に推移しますね。 次に、トレンドラインをどちらかに抜けてきたときにチャネルも抜けてくるパターンです。 このときは、チャネルラインの高値と安値の値幅分を高値にプラスする値位置、安値からマイナスする値位置まで動く可能性があります。...
NZDJPY 240分足 トレンドラインを引くことで何が分かるのか。 流れに変化が出てきたところ、変化の兆しを感じることができます。 小さな変化から大きな変化につながるところを探していきます。 直近のトレンドラインと大きなトレンドラインを引くことで、変化を感じましょう。 最初の変化は直近の動きのトレンドラインを更新してきます。 次に、切り返した価格が直前の価格を更新しなくなります。 今回の図の場合、直近のトレンドラインを上抜けたところが、一つ目のヒント、 反落した時に安値を割らないところが、二つ目のヒント、 次にその安値と安値の間の高値を超えてきたところが、三つ目のヒントとなります。 その三つのヒントが連続してくると、大きな変化に繋がっていきますね。 そうです。相場はフラクタルなんです。 さて、直近の動きを見てみまし...
(9041)近鉄グループホールディングス 週足チャート 移動平均線大循環分析でチャートを見ると、第1ステージの安定上昇となっているのが分かります。 これを日足で見ているだけならば気が付かないことも、週足などを見ることでヒントが出てくることがあります。 高値と高値と結んだライン、安値と安値を結んだラインをトレンドラインといいます。 その2本のトレンドラインがトライアングル(三角形)の形を作ることがあります。 そのトライアングルには基本的には3種類あるのですが、今回の形状は「アセンディングトライアングル」という形状のようです。(赤色のトライアングル) 下値が切り上がってきていますので、上げる力が徐々に強くなってきているので上抜けるケースがやや多いとされる形状です。 パターン通りに上抜けてきたのですが、これが壮大な「アセン...