(USDJPY)ドル円 週足 株式投資家は日足を見ている方が多いように感じます。 FX投資家は日足よりも短い足、4時間足とか1時間足、15分や5分という方も多いと感じています。 日々の動きを見ているだけでは、大きな動きに気づかないこともあるでしょう。 ですから、時には大きな足の流れを見ていきましょう。 今回は週足チャートになります。 トレンドラインやチャネルライン、水平線が沢山入っています。 見慣れていない方にとっては、ごちゃごちゃして余計にわかり難いチャートになっていると感じると思います。 ただ、慣れてくるとこれらの1本、1本のラインに重要な意味があることがよく分かってきます。 ゆえに、大きな流れを確認して大局のイメージを落とし込むためにラインも意識していきましょう。 「トレンドは友達です」 友達だから大切なので...
(9045) 京阪ホールディングス 週足チャート トレンド相場とトレンドが無い相場(中間波動)の仕組みを理解するとトレードが変わります。 2013年から約1年ほど中間波動でしたが、上抜けてから大きく上昇しました。 2015年から2018年前半まで中間波動となっていました。 トレンド相場と中間波動の違いを理解しようとすれば、チャートの見方が変わってきます。 2018年になってから上値抵抗線を超えてから大きく上昇しています。 やはり、3年近くも中間波動が続いていた銘柄ですから、動き出すとスピード感が出てきますね。 2015年の高値を更新してからの動きも興味深い展開となりました。 チャート上で散見される「サポレジ転換」 過去の高値や安値を把握している方は値ごろ感を持っている方が多いので高値更新に追随できない方が出てきます...
RUT(ラッセル2000) 週足チャート 今回はラッセル2000を見てみましょう。 米国を代表する小型株の指数です。 今回は時価総額上位3000社の指数となっている「RUA(ラッセル3000)」を黒色の折れ線チャートで比較しています。 RUAは史上最高値を更新しています。 ところが、ラッセル2000は最高値を更新していないことが分かります。 ラッセル2000は時価総額1001位から3000位までの株価指数となっています。 時価総額の比率で見ると、ラッセル2000は2000社ありますが、 時価総額で見ると約10%前後と言われており、小型株の集合体であることがわかります。 市場の原理から考えると、大きな企業よりも小さな企業の方が倒産リスクが高いことから ラッセル2000は株価暴落の先行指標と言われたり、炭鉱のカナリアと...
DJI(NYダウ) 日足チャート 移動平均線大循環分析とはどういったものか。 そもそも移動平均線は、買い方(売り方)がどこで買い(売り)、その損益がどうなているかを見るツールです。 そして、移動平均線を3本使うことで、その買い方と売り方の攻防の軌跡を追いかけ、エッジを浮き彫りにするツールです。 エッジとはやや買い方や売り方が有利になるところです。 買い方が有利になるところが第1ステージです。 上から短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の順番に並びます。 売り方が有利になるところが第4ステージです。 下から短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線の順番に並びます。 3本の移動平均線の並び順は6つだけです。それ以外はありません。 第1ステージ(上昇期)・・・・・・・上から、短期、中期、長期 第2ステージ(...
GBPUSD 日足チャート 移動平均線大循環分析と合わせて、下降トレンドからトレンド転換していく流れを確認しましょう。 下降トレンドが継続すると移動平均線大循環分析では第4ステージが続きます。 そして、価格の反転からステージに変化が出てきます。 ここでは第4ステージから第5ステージへとなりました。 また大循環MACDを合わせてみると、MACDも同様に上昇してきました。 そこから、価格は再び下降して第4ステージに戻りました。 そのときに、価格は安値を更新しましたが、MACDは更新しないという「ダイバージェンス(逆行現象)」が発生しました。 このダイバージェンスは、「変化の兆し」です。 そして、第4ステージから、第5、第6、第1ステージへと移行していきました。 今度は200日EMAが意識されるところまで上昇しました。 一先...
(4689)Zホールディングス 週足 移動平均線大循環分析でみてみましょう。 大きな三角保ち合いを下に抜けてから2019年前半は保ち合い相場となっていました。 そこから、ZOZOの買収などから注目度が高まり第4ステージから第5、第6ステージへと移行して、 今回、LINEとの経営統合があったことも重なり現在第1ステージへと移行してきました。 2019年のもみ合い相場を上抜けて200週EMAを超えてきました。 ここを確りと超えて上昇トレンドが継続するのか、それとも、200週EMAが抵抗線となって反落するのかが注目されますね。 トレンドラインを引いていると、過去のラインが復活してくることがあります。 今回も前回の三角保ち合いの下値支持線が復活してきました。 上昇が続けば上値抵抗線が復活します。 下降すれば水平線が復活します...
IXIC ナスダック総合指数 週足 RSI(繕編)では、計算式を覚え、その計算式の意味を理解しました。 後編では、RSIが計算式を基にどこを見ているかを学びましょう。 RSIは期間の間の値動きの中で、上昇幅と下降幅の合計の内で上昇幅がどれだけあるかを見ているので、50%が強気と弱気の分岐点であることを学びました。 ということは、50%を超えたところから買いが優勢になり、50%を割ってきたところが売り優勢になるということが分かります。 一般的なRSIは70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎということで、売買サインとなっているものもありますが、 それは間違いであることがわかりますよね。 値動きの70%以上が上昇幅になっているということは買いの勢いが強いことを示しているだけで、天井を示しているわけではないのです。 相...
DJI NYダウ 日足 移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージの上昇期となっています。 第1ステージは買いを持ち続けるところです。 ところが、現在史上最高値の更新が続いていますので、高値警戒感も出てきます。 現在の価格が高いかどうかを判断するオシレーターの一つに、RSI(相対力指数)があります。 普段から使っている方も、使っていない方も、一緒に学んでみましょう。 RSIとは現在の価格が相対的にどの水準にあるのかを見ていくオシレーターです。 では、まずは計算式を覚えましょう。 RSI=A÷(A+B)×100 A=(N日)の間の値上がり幅の合計 B=(N日)の間の値下がり幅の合計 仮にN日が3日間のRSIを計算するとして、1日目が50円値下がり、2日目が50円値上がり、3日目が50円値上がりとすると、 A=100円(...
USDJPY ドル円 日足 移動平均大循環分析で見ると、第1ステージの上昇期となっています。 短期移動平均線が上昇帯に接近して生きていますので、そのまま第2ステージとなるのか第1ステージを維持するのかが注目となります。 切り返してから5波動のウェッジとなっており、下抜けしてきたような動きですので「ウォルフ波動」となるのかどうかを見ていきましょう。 大きな陰線により下値支持線をしっかりと割ってくれば、ウォルフ波動完成となって1波と4波を結んだところがターゲットとなる可能性が高まります。 考え方としては、大きな陰線で下抜けした後に陽線が出て「はらみ線」となっています。 この線は弱気継続となりやすい動きですが、この後の動きが重要となってきます。 大きな陰線を上に抜けてくると「はらみ線」が打ち消される可能性が高まり、陰線を下抜...
(XAUUSD)ゴールド/ドル建て 月足 エリオット波動的にゴールドを見てみました。 エリオット波動は分かり易いようですが、波動の見方が一つ違えば上昇と下降が真逆になるので大きな間違いになることがあります。 故に、私は上昇するのであれば、こうなる。下降するのであれば、こうなる。と上昇と下降の両方の大きなイメージを抱くのにエリオット波動を使っています。 このゴールドのチャートは40年以上の超長期のチャートです。 これをエリオット波動的に見ると、1980年の当たりが第1波となり、1999年か2001年のところが第2波となるのでしょう。 そして、ポイントは2011年のところを第3波と見るか、第5波と見るかで見解が変わってきます。 第3波とするのであれば、次の第5波はイレギュラーが無ければ第1波の高値を割らずに第3波の高値を更新...
NI225 日経平均 週足 米国の主要三市場が史上最高値を更新するなか、日経平均は昨年の秋の高値すら更新出来ていません。 日本株は良いところが無いのでしょうか? それとも、ここから巻き返していくのでしょうか? まずは、チャートを見てここまでの流れを振り返ってみましょう。 2016年から2018年までは綺麗な上昇トレンドでした。 上昇トレンドの基本は高値、安値が共に切り上がる動きですね。 そこから安値を下回ったことで上昇トレンドが破綻しました。 ここから下降トレンドに移行するのであれば、高値、安値が共に切り下がらなければいけません。 ところが、そうはならずに価格が収束してきました。ここが中間波動です。 週足で中間波動になっているということは、2019年は無理をしなくても良い動きであるということが分かりますよね。 後は、中間...
主要通貨のインデックス通貨の比較チャート ドルストレートやクロス円の比較チャートは多いですが、 今回はインデックス通貨の比較チャートを出しました。 主要通貨のインデックスを比較することで、それぞれの強弱を見ていきます。 ドルインデックス DXY ユーロインデックス EXY 円インデックス JXY ポンドインデックス BXY カナダドルインデックス CXY スイスフランインデックス SXY 豪ドルインデックス AXY ニュージーランドインデックス ZXY このように見ると、カナダドルと米ドルが強く、ポンドもここにきて急上昇しており、 ユーロや豪ドル、ニュージーランドが弱いというのが分かりますね。 TradingViewでは、簡単に表示できますので比較してみてはいかがでしょう。
(BTCJPY)ビットコイン/円 日足 まずは、現状分析から見ていきましょう。 移動平均線大循環分析で見ると第2ステージです。 帯が細く横這いですのでトレンドの勢いはありません。 また、200日EMAのところで推移していますので、もみ合い相場になることも想定できますね。 ということは、どちらに抜けてくるかを見ていく必要があるということですね。 では、高値からの動きを振り返ってみましょう。 高値と高値を結んだ線、安値と安値を結んだ線がトライアングルとなってから下抜けました。 そこから、大きく下落せずに再度切り返して安値と安値を結んだ線を上に抜けてきました。 サポレジ転換が機能しなかったという動きです。 このようなときに、どう考えるかということを今回は見ていきましょう。 サポレジ転換が機能しなかったときは前回のトレンドライ...
(4661)オリエンタルランド 日足 順調に推移していたオリエンタルランドに変化を感じますね。 まずは、移動平均線大循環分析で見てみましょう。 第1ステージの安定上昇期でしたが、ここにきて第3ステージへと移行し下降相場の入り口となってきています。 第3ステージは買いの手仕舞いをするところです。 ここへの移行をトレンドラインと水平線の動きからも確認してみましょう。 上昇トレンドの基本は高値と安値が共に切り上がります。 そこから、高値を更新しなくなります。そのときにトレンドラインを引きます。 上昇トレンドが続くときは、そのトレンドラインを上抜けていきます。 逆に、弱い相場の時は高値から引いたトレンドラインを上抜けできずに、安値のところに引いたトレンドラインを下抜けていきます。 上記のチャートではトライアングルになったとこ...
ドル円 8時間足 移動平均線大循環分析で見れば、第1ステージの上昇期になります。 それまで200EMAの下で推移していたのが、200EMAを上抜けしてきました。 大きな流れに変化が出てきたことが分かります。 次に、高値と高値を結んだ線をレジスタンスライン(抵抗線)、安値と安値を結んだ線をサポートライン(支持線)といいます。 そのレジスタンスラインとサポートラインを結ぶとトライアングルが出てきます。 これがチャート上に浮かび上がるヒントとなります。 なぜ、トライアングルがヒントになるかというと、それぞれのラインを更新すると流れに変化が出てきたということが分かるからです。 それに、トライアングルが収束するときは、トライアングルの終わりが予測できるからです。 終わりが予測できるということは、変化に対する準備ができるということ...
ポンド/米ドル 月足 大局を見ると2007年から大きく下落していましたが、2016年、2019年とダブルボトムのような動きを見せて今に至っています。 ですから、その二つの安値とその間の高値のところに水平線を入れました。 そして、フォボナッチファンを入れました。 フィボナッチ数と黄金比率が密接に関係しており、チャート分析でも意識されやすい数値とされています。 そして、それは、価格だけでなく、期間にもフィボナッチ数が影響していると分析するのがフィボナッチファンとなります。 価格と期間のフィボナッチの縦軸と横軸を両方を意識することで、いつ頃のどの価格帯で抵抗を受けやすいとか支持されやすいとみていきます。 このように縦軸と横軸の両方を意識することでトレードに幅が広がっていきますね。 現在2本の水平線の間で推移していますが...
(8173) 上新電機 日足 前回までは異市場間ダイバージェンス(逆行現象)について記載しましたが、 今回は通常のオシレーターダイバージェンス(逆行現象)とチャートの変化の流れを見ていきましょう。 チャートを見ると、200日EMAが右肩下がりで価格がその下で推移していますので、安定下降期が継続しているのが分かります。 そこから、オシレーターダイバージェンス(逆行現象)が何度か発生しているのが分かります。 ダイバージェンスとは何か。 通常、価格とオシレーターは同じ方向に動きます。上記のMACDで見てみましょう。 価格が上昇すればMACDも上昇し、下降すればMACDも下降します。 ところが、今回であれば価格が下降して右肩下がりとなっているのに、MACDが上昇して右肩上がりとなっているところをダイバージェンス(逆行現象)といい...