ブラックスワンが発生した時に生き抜くための4つのヒント 皆さん、こんにちは!👋
ここ数日の出来事を踏まえて、トレーダーとして、また一人の人間として、ブラックスワンな出来事から自分を守るためにできる最善のことを再確認しておく良い機会だと思いました。巨大な暗号取引所の倒産はブラックスワンの最も新しい例に過ぎませんが、ブラックスワンは個人、政治、環境など、あらゆる領域に存在し得るものです。そこで今回は、予期せぬ災難に対して自分の未来を守るためのヒントをご紹介します。
1.) すべての卵を同じカゴに入れてはいけません。
これは、今回のFTXの問題で明らかになったことですが、資産を分散して管理することは、いずれかの業者が支払不能に陥った場合の優れたヘッジになります。そうすれば、単一業者によるリスクから常に保護されます。世界各国政府は、これを緩和するための措置(FDIC保険や金融規制)を取ろうとしていますが、誰もあなたほどあなたの資産を見守ってはくれません。正しく管理していることをご確認ください。
資産を一箇所に集中させないことは、資産クラスや地域にも当てはまります。一つの地域に多くの資産を所有していませんか?その地域を襲う可能性のある自然災害や、急激な政治的変化などに突然さらされることになります。一つの資産クラスのみを所有していませんか?急激なマクロ状況の変化により、想像していたよりも遥かに価値が下がるかもしれません。
ポジションの観点だけでなく、総合的なリスクの観点からも、多様性が重要なのです。あなたの弱点はどこでしょうか?
2.) 手元にキャッシュを確保しておきましょう。
これも、最近の騒ぎで資金にアクセスできない人にとっては自明のことですが、短期的な出費をカバーするために現金を手元に置いておくことは、万一必要になったときの救いになります。解雇されることは、個人的なブラックスワンの典型例で、個人の財務状況を何年も後退させる可能性のあるものです。普段の生活に何か異変が起きても、経済的なストレスがないような状態にしておくことが大切です。
3.) 負債を抱えないようにしましょう。
生活の中では、どうしても負債を抱えなければいけないことがありますが、危機の際に最も強い立場にあるのは、金銭的に他人に縛られることのない人たちです。ブラックスワンのほとんどは、その被害者に様々な経済的損害を与えることが多いことを考えると、負債を持つことは、過度のストレスをもたらし、本来ならその状況を利用することができるはずの人たちから選択肢を奪ってしまうことになりかねません。また、経済的に余裕のある人は、悪い状況が発生した時、通常ではありえないような価格で資産を買い取るなど、自分の立場を向上させることができる場合も多いです。負債はこのような柔軟性を妨げる可能性があるため、リスクを減らすためには、負債を持たない方が良いと言えます。
4.) 手元にある程度の資産を置いておきましょう。
こちらは、長時間の停電、通信網の故障、隕石の衝突、戦争、その他一般的にこのカテゴリーに入るような、より広範でマクロなスケールのブラックスワン現象に対応するためのヒントです。
しかし、より広い地域的、世界的な社会崩壊においては、手元に資産を持つことは自分にとって最良のことです。私たち全員が利用している社会のインフラにアクセスできないような状況では、手元に予備を用意しておくことが究極の保険となります。現金、金、種子、食料などが計画なしに巻き込まれないようにしましょう。
この話題はあまり楽しいものではありませんが、これらのヒントに従えば、あなたに襲い掛かるあらゆる災害や不運に対して、より良い備えができるはずです。
どうぞご安全に!
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
コミュニティのアイデア
投資家の聖杯 - ビジネス/経済サイクル景気循環は、時間の経過とともに経済がどのように拡大および縮小するかを表します。 これは、国内総生産の長期的な成長率に伴う上下の動きです。
ビジネス サイクルは、次の 6 つのフェーズ/段階で構成されます。
1.拡張
2.ピーク
3. 不況
4.うつ病
5.トラフ
6.回復
1) 拡大
影響を受けるセクター: テクノロジー、消費者の裁量
拡大は景気循環の最初の段階です。 経済はゆっくりと上昇し、サイクルが始まります。
政府は経済を強化します。
減税
支出を増やす。
- 成長が鈍化すると、中央銀行は金利を引き下げて企業の借入を促す。
- 経済が拡大するにつれて、経済指標は、雇用、収入、賃金、利益、需要、供給などの肯定的な兆候を示す可能性があります。
- 雇用の増加は消費者信頼感を高め、住宅市場での活動を増加させ、成長はプラスに転じます。 高水準の需要と不十分な供給は、生産価格の上昇につながります。 投資家は、需要の圧力を満たすために高金利のローンを利用します。 このプロセスは、経済が拡大に有利になるまで続きます。
2) ピーク:
影響を受けるセクター: 金融、エネルギー、素材
- 景気循環の第 2 段階は、経済の最大の成長を示すピークです。 拡張の終点を特定することは、何年にもわたって続く可能性があるため、最も複雑な作業です。
- この段階では、失業率の低下が見られます。 市場は前向きな見通しを続けています。 景気拡大期には、中央銀行は物価上昇圧力の兆候を探しており、金利の上昇がこのピークに寄与する可能性があります。 中央銀行はまた、この段階でインフレから経済を守ろうとします。
- 雇用率、収入、賃金、利益、需要と供給がすでに高いため、これ以上の増加はありません。
- 投資家は、需要の圧力を満たすためにますます多くを生産します。 したがって、投資と製品は高価になります。 この時点では、投資家はインフレのためにリターンを得ることができません。 購入者が購入するには、価格がはるかに高くなります。 このような状況から、不況が起こります。 この段階から経済は逆転します。
3) 不況:
影響を受けるセクター : 公益事業、ヘルスケア、生活必需品
- 国内総生産の 2 四半期連続の下落は景気後退を意味します。
- 景気後退の後には、ピーク フェーズが続きます。 この段階では、経済指標が崩壊し始めます。 価格が高騰したため、商品の需要が減少した。 供給は増え続ける一方で、需要は減少し始めます。 それが「供給過剰」となり、価格の下落につながります。
4) うつ病:
- 景気後退がさらに長引くと、経済は不況の段階に入ります。 倦怠感の期間はうつ病と呼ばれます。 うつ病は頻繁に起こるわけではありません。 経済が衰退し、安定した成長を下回っているとき、この段階は不況と呼ばれます。
- 消費者は経済見通しについて悲観的であるため、借りたり使ったりしません。 中央銀行が金利を引き下げると、ローンは安くなりますが、企業は需要が回復し始める時期を明確に把握できないため、ローンを活用できません。 融資の需要は少なくなります。 ビジネスは、在庫を抱えたまま、すでに生産していた生産を削減することになります。
- 企業はますます多くの従業員を解雇し、失業率が急上昇し、信頼感が低下します。
5) トラフ:
- 経済成長率がマイナスになると、先行きは絶望的に見えます。 商品やサービスの需要と供給がさらに減少すると、価格がさらに下落します。
- 経済が最低点に達したため、最大のマイナスの状況を示しています。 すべての経済指標が悪化します。 元。 失業率が最も高い、商品やサービスの需要がない(最低)など。
6) 回復
影響を受けるセクター: 工業、素材、不動産
- 物価の下落により、経済はマイナス成長率から回復し始め、需要と生産の両方が増加し始めています。
- 企業は従業員を削減するのをやめ、現在の需要水準を満たす方法を探し始めます。 その結果、彼らは雇わざるを得なくなります。 月が経つにつれて、経済は一旦拡大します。
- 投資家は、サイクルの特定の時期にうまくいくと予想されるものに投資を集中させようとするため、ビジネス サイクルは重要です。
- 政府と中央銀行も、健全な経済を確立するために行動を起こします。 政府は支出を増やし、生産を増やすための措置も講じます。
景気回復局面を経て、景気は再び拡大局面に入る。
安全な天国/防衛株 - 危機を乗り越えてその価値を維持または予測し、その後はうまくいきます。これらの資産クラスでは、良好なリターンも期待できます。 元。 ユーティリティ、ヘルスケア、消費財など (「記事の長さのため、今後の記事で詳しく説明します。」)
コミュ障でごめんなさい。
@Money_Dictators
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有料プランと無料プランの違いについて簡単に解説します。
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無料プランと有料プランの違いもまとめてみました😆
【無料プランとプレミアムの違い】
・アラート
1 → 400
・タブ毎のチャート表示数
1 → 8
インジケーター表示数
3 → 25
チャートレイアウトの保存
1 → ∞
・サポート
なし → 最優先
秒足
× → 〇
【無料プランとプロプランの違い】
アラート
1 → 20
タブ毎のチャート表示数
1 → 2
インジケーター表示数
3 → 5
チャートレイアウトの保存
1 → 5
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日 週 月 → すべて
出来高プロファイル
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サポート
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[プラクティスマスター] 5-3 解ったつもりでも、なかなかトレードに活かせない場合のTIPSもし、自分のトレード技術が「あとちょっとなんだけどな...」と感じているなら、以下の記事をご参考になさってください。
手法が確立されているとして、同じ間違いをしてしまうとか、トレードアイデアを立てる時間に毎回ばらつきがある、トレードの精度が悪いという解決すべきマイナスの要因がある場合には、正しい演習(プラクティス)の手順を身につける必要があります。
正しい演習の手順とは、以下の通り
1. トレードアイデアを立てるための必要十分な情報収集
2. 環境認識
3. 環境に合った戦略
4. 戦略を構成する複数戦術
5. 自分のスタイルに合ったその日の戦術を選ぶ
6. 5で選んだ戦術と相反するプラン(戦術)に切り替わる場合の条件を確認する
7. それぞれの戦術を仕掛ける場所(さらに損切り、利確ポイント)を特定する
8. アラートを設定する必要があればその場所と、アラートの目的を決める
9. トレードアイデアを描く
どこかで時間がかかりすぎているか、6の相反するプランの条件を明確に想定していないと、「やはりそっちだったか!」と、つねに相反するプランのほうを選べばよかったと感じてしまいます。
※ロットサイズは損切りポイントまでの幅が決まれば自ずと決まります。
※トレードアイデアは時間をかければ良いものが出来上がるというものではありませんし、より短時間(5~15分)で立案することが望ましいのです。
チャートを見る時間が長ければ長いほどよくわからなくなってきます。
※メンタルの問題によってトレードが不安定な場合や、手法が確立されていない場合には対処法が異なります。
チキン利確を防ぐには?以前投稿したコツコツドカンに関する投稿(下記リンク参照)が多くの方の好評を頂いたので、今回は関連したテーマで、チキン利確を防ぐにはどうしたら良いかという点で僕なりの見解を共有してみたいと思います。
コツコツドカンの投稿では、損失側と利益側に分けて原因を分析してみるというアプローチを紹介したのですが、今回はその利益側の原因に関する内容です。
恐怖がチキン利確を駆り立てる
チキン利確をしてしまう原因は何かといえば、それは「恐怖」に尽きるでしょう。
恐怖と聞いて、えっ?と思う方もいるかもしれませんが、
・今ある含み益が消えて無くなる恐怖
・今ある含み益が含み損に転じる恐怖
があるからこそ、ちょっと利益が乗ったところでポジションをクローズしてしまうといったことに繋がります。
恐怖のところは、痛みと言い換えても成り立ちますね。まさにプロスペクト理論で言われている通りです。
とはいっても、僕らは仙人ではないので恐怖を完全に消し去ることはできません。
この恐怖とうまく付き合ったり、恐怖に対処するための訓練をしていくしかないわけですが、ここではその訓練の方法として二つほど対処法を紹介したいと思います。
対処法
1.ロットを下げる
ここに大学を卒業したての新入社員トレーダーAさんがいたとします。
Aさんの月給は20万円ほど。
この状態でトレードで含み益が10万円あったらどう感じるでしょうか?
金銭感覚というのは人によって大きく違いが出る分野ではありますが、一般的には社会人になりたての人からすれば大金でしょう。トレード的に見れば、それがたとえリスクリワード1にも満たないトレードであっても、目の前の金額に目が眩んで今すぐ利確だ!となってしまうかもしれません。
でもこれが1000円だったらどうでしょうか。
1000円であれば大学生時代のアルバイトの時給相当です。
この金額であれば痛みもそれほど感じないので、であれば最初に決めたポイント(例えばリスクリワード3のポイント)まで利益が伸びるか様子を見てみよう、と考えられるかもしれません。
痛みを感じはするけれど、決して寝込んでしまうほどではないというレベルにまで恐怖レベル(=ロット)を落とし、しっかりとシナリオで立てた目標まで利益を伸ばす練習をする、というのは脱チキン利確のための一つの対策です。
2.利確目標に指値注文を置く
上のAさんの例ではないですが、目の前で含み益が増減するのを見ているとどうしても耐えられないという場合は、指値注文の活用がおすすめです。
ポジションを持つ前に、しっかりと分析してシナリオを立て、ここぞというところでエントリーしたら、損切りと利益確定の指値を同時にセットして、あとは放置。
結果は相場の神様に委ねる、という方法です。
はじめのうちはこのように指し値注文で利益確定を行うようにし、慣れてきたら徐々に値動きを見ながら決済していくという方法にシフトしていくのが良いのではと思います。
伝説のトレーダー集団は利確が許されなかった
最後に、一つエピソードを紹介したいと思います。
皆さんはタートルズというトレーダー集団をご存知でしょうか?
タートルズは、アメリカの投資家リチャード・デニス氏とその友人であるビル・エックハート氏が、「優れたトレーダーは生まれか、育ちか」説の議論に終止符を打つために、素人トレーダーを公募して、トレード手法を伝授するという実験的取り組みの中で生まれたトレーダー集団です。
タートルズは5年間で1億7千5百万ドル以上を稼ぎ出したと言われる他、メンバーの中には、その後ビリオネアになった人や、ヘッジファンドを運用するまでに資産を築いた人もいて、デニス氏の”優れたトレーダーは育成できる”という仮説が証明された実験だったわけですが、タートルズのトレーダー達は、デニス氏の資金を運用することができる一方で、勝手に利益確定をすることは許されていなかったそうです。
おそらくデニス氏は、上に紹介したような人間が本来持つ恐怖心から、新米トレーダーたちがすぐに利益確定に走ってしまうことを見抜いて、このようなルールを課したのでしょう。
デニス氏の莫大な資産を運用するという条件下であっても、チキン利確を繰り返していたらここまでの成績は残せず、伝説のトレーダー集団にはなっていなかったかもしれませんね。
債券市場とは?債券市場とは?
金利市場は大きく2つに分けられます。
1つは短期金利の市場で、もう1つは債券市場です。
※前者についてはこちらのアイデアをご確認ください。
債券というのは日本でいうと国債、公社債、社債なども含め大体5年や10年などの満期で、いろいろな債券が存在します。
その中で最も注目度が高くて、多くの方が参考にするのが国債の市場になります。
金利が上昇するときに長期金利は先行して動くこともありますが、逆に金利の動きだけではなくて、需給の問題も考える必要があります。
例えば、今のように日本は短期金利が0%で、政策金利としてはマイナス金利が導入されています。そして10年物国債というのが0.25%に抑えられています。
※政策金利についてはこちらのアイデアをご確認ください。
例えば米国債は10年物の金利が日本で0.25%に対して、今の米国の場合3.5~4%の間ぐらいのところで動いています。(2022年10月3日時点)
そうすると、機関投資家の人たちは何を考えるのかというと、米国の金利は日本の金利に比べて少なくとも3.25%以上は高いことから、為替でリスクを取ってでもアメリカの国債を買った方が利回り的に良いと考えます。
今、日本では歴史的な円安を迎えていますが、これはドルとしての資産を持ってると為替の利益も得られるということになりますが、加えて機関投資家が米国債を買うためにドルを買うという動きがありますので、このようなドルの独歩高、そして米金利のさらなる上昇といったことが起こり得るということです。
(続く)
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金利を見てトレードを改善する方法: パート4みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げてきました。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
金利市場は3つの次元で考えることができます:
1.) 絶対的
2.) 相対的
3.) 時間的
言い換えれば、
1.) 金利は絶対的な基準でどのように取引されているのか?つまり、投資家にとって魅力的なリスク・リワードが提供されているのか?という点。
2.) 金利は相対的な基準でどのように取引されているのか?国によって債券価格が異なるのはなぜか?という点。
3.) 金利は時間経過と共にどのように取引されるのか?「イールドカーブ」とは何か?という点です。
最初の記事 では、TradingViewで金利の情報を見つける方法とどのようにレートが公開市場で変動するかについて取り上げました。 2回目の記事 では、債券(金利)投資と他の資産への投資を比較して、投資家が行うべき意思決定の例をご紹介しました。 3回目では 、国別の金利の相対比較を行いました。
最終回の今回は、金利が時間的にどのように取引されるかを見ていきます - 言い換えれば「イールドカーブ」です。イールドカーブを見ることで、どのような情報が得られるのでしょうか?あなたのトレードプランにどのように役立つのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
参考までに、まずはイールドカーブを見てみましょう:
このチャートには、いくつかの異なる資産が含まれていますので、簡単に分類してみましょう。
- 白と青の部分は、米国の2年債を買ったときの金利です
- オレンジのラインは、5年物の米国債を買ったときの金利です
- 青緑のラインは7年物の米国債を買ったときの金利です
- 黄色のラインは、10年物の米国債を買ったときの金利です
- 紫のラインは、30年物の米国債を買ったときの金利です
ご覧のように、債券は満期が異なるとその利回りも変わり、また時間の経過でも利回りは変化します。
2021年の初めに2年債を購入した場合、1年あたり0.15%の利回りを得ることになります。
一方、2021年の初めに30年債を購入した場合、年間1.85%の利回りを得ることになります。
その後、状況は変化しています。現在は:
2年債を購入した場合、年間3.56%の利回りを得ることができます。
30年債を購入した場合、年間3.45%の利回りが得られます。
つまり、状況が完全に逆転してしまいました。
なぜ、このようなことが起こったのでしょうか?
いくつかの理由がありますが、それらは過去数回の記事のトピックに関連しています。それらを掘り下げてみましょう。
1.) 中央銀行の政策金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
4.) 市場リスク
まず、2021年初頭から現在に至るまで、米国の中央銀行はFF金利を大幅に引き上げてきました。これは、国債の利回りが上がることを意味します。普通預金に現金を預けた方がお得なのに、わざわざ政府にお金を貸すでしょうか?
第二に、インフレが進行していることです。これは、世界中の商品とサービスに対する供給ショックの結果です。供給不足が生じる一方で、需要は安定または増加しているため、日用品の価格が上昇し、短期債の利回りが長期債に「追いつく」ことになりました。
第三に、過去2四半期のGDPが縮小していることから、米国政府が税収と国債発行による債務返済を行えなくなるリスクが高まっていることです。
最後は、2回目の記事で述べた通りです:
株式のパフォーマンスが債券を上回っているときは、機関投資家の株式に対する需要が高く、人々は気分よくリスクを取りたがっていることを示しています。債券のパフォーマンスが株式を上回っているときは、人々は経済の見通しが悪化している企業の株式よりも「リスクのない」利払い手段を持ちたいと思っていることを示唆しています。
債券に対するこのような需要は、イールドカーブ全体にわたって現れます。経済の見通しが悪化すればするほど、「リスクフリー」資産に対する需要は増加します。つまり、イールドカーブは、市場参加者がある期間の市場状況をどのように考えているかを示しています。2年債の利回りが10年債より高ければ、市場参加者は売買を通じて、今後2年間は今後10年間より経済リスクが高いと予想していることを明示しています。言い換えれば、何らかの景気減速を予想しているということです。
このことは、様々なタイプのトレーダーにとって非常に有効です:
株式は経済と結びついています - 金利が経済の見通しについて何かを語っているならば、それはあなたの資産選択のプロセスや取引スタイルに影響を与えるかもしれませんので、注意を払うことが賢明です。
FXは金利と密接に関係しています - 金利が動けば、FXも確実にその影響を受けます。
暗号資産はこれまでの歴史で「お金の使いやすさ」の指数と高い逆相関を示しています。金利が上昇すれば、金利のつかない暗号資産は魅力的ではなくなります。
以上で金利に関するシリーズは終了です。
ご覧いただきありがとうございます。素敵な日々をお過ごしください。
- チーム・トレーディングビュー ❤️
足種を変えると見方が変わる(7203)トヨタ自動車 月足
2022年になってからは日本の株式市場はパッとしな動きが続いています。
しかも、米国の株式式市場は2022年が始まってからずっと右肩下がりの展開となっています。
そして、ニュースを見ていると、米国の中央銀行が金融引き締めに動きているので
リセッションに陥るという話しても出てきており、株式市場に懸念を持っている投資家も多いかもしれません。
ただ、そういうときこそ、チャートをしっかり見ることが大事になってきます。
なぜなら、ニュースを見ていると勝手にマインドコントロールされていまうからです。
なので、ニュースで判断するのではなく、チャートの形状で判断する必要があります。
また、それを、日足で見るのではなく、時には週足や月足で見ることで大局の動きが見えてきます。
今回のトヨタの月足を見ると、移動平均線大循環分析ではまだ第1ステージ(上昇期)だということです。
月足で第3ステージ(下降相場の入り口)になれば注意が必要になりますが、それまでは、大局の押し目であるということを理解すると、見え方が変わってくきます。
皆さんも、色々な銘柄で確認してみましょう!
価格はトレンドラインやチャネルのような直線だけでは決まらないこのチャートでわかるように、価格は移動平均線とエンベロープ(中心バンドになる移動平均線からの乖離率を示す)によって支配されています。
もちろんその他の水平線、フィボナッチ、トレンドライン、チャネルラインによっても分析を行なっている投資家が売買判断を行い価格が変化しますが、
それらは属人的で、描く人によって場所が変わるため客観性に乏しいと言えます。
それに対し移動平均線、エンベロープは自動表示でき、人によって位置が変わるこれらのラインと比べ絶対的です。
「でも移動平均線だって投資家達がどんな期間設定するかによって変わっちゃうから属人的じゃないの?」
そんな疑問が浮かぶ人もいるでしょう。(良い発想です!)
そう、そこが移動平均線の1番の課題です。
私はその問題を解決するため、大多数が表示するであろう期間設定の移動平均線、
例えば1日線、1週間線、1ヶ月線、3ヶ月線、6ヶ月線、1年線など、
を各時間足に表示できるインジケーターを作り、どの時間足でもこれらの移動平均線が
同じ位置に同じ色で表示できるようにして解決しました。
この方法で時間軸を手に入れる事ができ、時間足を切り替えた時にトレンドが違って見える問題を解決できます。
エンベロープの中心バンドに使う移動平均線も上記のキリの良い期間設定ものを用いています。
どの時間足でどの期間設定の移動平均線を中心バンドとするエンベロープを表示すべきか、は
チャートの見やすさや、トレードで使いやすいものを選び表示させています。
価格が反転するエンベロープの乖離率は銘柄によって異なるため設定が難しいという課題がありますが、こちらについてもあらゆる銘柄のボラティリティーを調べ、ワンタッチでフィットするバンドが表示できるインジケーターを開発して提供しています。
価格はトレンド方向に過熱し過ぎると反転し(その時エンベロープのバンドにタッチする)、
平均回帰(つまりはなれてしまっていた移動平均線の方向に戻る)し、サポートされるとまた
トレンド方向に動き始め移動平均線から離れていく性質があります。
これはどういう理由でなのか考えてみると、
割高になったら売られ、各投資家各々がリーズナブルかどうか判断に使う平均値に戻ってきたら買われ始める事からこのような現象が起こる、と思われます。
これらの事を移動平均線とエンベロープで可視化できれば、環境認識がかなりしやすくなります。
移動平均線はトレンドを示す、と習いますが、トレードにおいて重要な事は、その事よりも抵抗帯である、という観点で眺めることです。
トレンド方向に行き過ぎないための抵抗帯が乖離率で決まり、トレンドと逆方向に行き過ぎないための抵抗帯が移動平均線。
この視点からトレード戦略を立てる事ができると、どこで買いどこで売るべきかが分かってきます。
また更に応用するとベストなエントリーポイントが見えてきます。
それについてはまたの機会に説明させて頂きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
「 ZigZagでエリオットを制覇せよ! 」OANDA:GBPUSD
「 ZigZagでエリオットを制覇せよ! 」
ZigZagを極める(希望)!
今回はZigZagを使って波の進捗と反転時期を探ってみようと思います。
ZigZag 深さ20(長期)
ZigZag 深さ4(短期)
* 説明の便宜上、長期・短期と勝手に名付けました。
チャート解説。
チャート図を見ると長期ZigZagがエリオット5波動が完成しているのがわかる。
同時に、1波動ごとに短期の5波動が確認できる箇所がある。
第1・4波は1時間足では波が急騰・急落してるので、長期・短期が合体して表示されている。
第3・5波は短期ZigZagでエリオット5波動が綺麗に確認できる。
長期・短期のZigZagを合わせて使うことで、何波目のどのあたりか、波の進捗を測ることができるのではないかと思う。
トレンドの反転も、エリオット5波動完成が確認できたことで転換のタイミングが近いことを察知できると思う。
トレンド転換のタイミングは過去アイデアの「ZigZag 鉄板エントリーパターン」で説明しているが、この説明では
安全だがタイミングが遅くなる可能性がある。1時間足以上でないと利益を取れないかもしれない。そこで、今回
は多少リスクがあるかもしれないが、長期ZigZag5波動が確認できたら、短期ZigZagの赤波DOUW発生で
反転エントリーしても良いのではないかと思う。この辺は、経験と裁量に任せます。
ちなみに、波の反転には大きなトレンドの反転の他に、推進波から調整波、調整波から推進波への転換もあります。
その反転も、長期・短期ZigZagでタイミングでおおよそ計れます。 以上
そもそもZigZagとは、エリオット波動をチャート上にビジュアルで示してくれるインジケーターです。
がしかし、ZigZagのポテンシャルはそれだけではありません。
1、 押し戻りを明確に示してくれる。
2、 次の波の予想がつく。
ZigZagはジグザグしか表示しません。が、その中には様々なチャートパターンが内包してます。
なので例えば、ZigZagでは一つの上げの波が出たら、次は下げの波が出るだけです。チャートパターンに
翻弄されることはないんです。今の波が推進波か調整波かが分かっていれば次の予想もつけやすいです。
最後に、ZigZagは慣れないと上記したことを理解しにくいかも知れませんが、慣れると案外使えると思います。
余談:よく想定外のことがチャート上では起こります。そして、その都度FXはもう出来ない、と嘆くことがあります。
けど、時間が経ってチャートを見返すと自分の過ちに気が付きます。そして自分の未熟を痛感します。
インジケーターは文句も言わず、愚直に自分の仕事を坦々とこなしています。自分が使いこなしてないだけなんですね。
金利を見てトレードを改善する方法: パート3みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げています。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
最初の記事 では、TradingViewで金利の情報を見つける方法とどのようにレートが公開市場で変動するかについて取り上げました。 2回目の記事 では、債券(金利)投資と他の資産への投資を比較して、投資家が行うべき意思決定の例をご紹介しました。
今回は、3つの具体例を用いて、世界の投資家が金利をどのように捉えているかを見ていきたいと思います。
それでは、さっそく本題に入りましょう。
前回もお話しましたが、どの地域の金利を理解する場合でも、主に3つのポイントに注目する必要があります:
1.) 中央銀行の政策金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
まず、「信用リスク」について見てみましょう 💥💥
信用リスクとは、ある組織に貸したお金が返ってこないかもしれないというリスクを指します。このシリーズでは、国債だけを取り上げていますので、政府がお金を返してくれないリスクということになります。
教訓: 他すべてが同じ条件だとして、組織がお金を借りるために支払わなければならないものが多いほど、その組織(企業、国)は投資家の目から見て「安定的」ではない状況です。
次に、インフレリスクについて見てみましょう 💸💸
インフレリスクとは、インフレ率によって、得られる金利よりも早く、時間の経過に伴い元本の購買力が低下する恐れがあることを指します。
例えば、こちらのチャートをご覧ください:
青と白の部分には、トルコの1年債利回りが表示されています。緑のラインは、米国の1年債利回りです。金利の違いにご注目ください - トルコ債は14%、米国債は3%です。米国の方が経済規模が大きく、先進国である(したがって「信用」リスクも低い)一方で、経済のインフレ率が大きく異なることが、この利回りの違いの一因となっています。
赤のラインは米国のインフレ率、黄色のラインはトルコのインフレ率です。為替レートが安定していると仮定すると、トルコリラは米ドルに対して相対的に購入できるモノやサービスが少なくなっていくため、投資家は購買力の低下を防ぐために、より高い利回りを求められることになります。
教訓: 金利の方向性は、投資家がある時間軸でインフレがどのように推移すると考えているかを教えてくれます。
最後に、中央銀行の政策金利リスクについて見てみましょう 🏦🏦
中央銀行の政策金利リスクとは、中央銀行が資金供給金利を不利に動かす可能性があることを指します。
こちらのチャートをご覧ください:
先程と同じチャートですが、インフレ率を金利に重ねるのではなく、現在の中央銀行の金利をチャートに追加しています。
覚えておいてほしいのは、中央銀行の金利は、あなたのお金を政府への融資に「縛り付ける」ことなく、銀行から得られる利回りだということです。
中央銀行の金利のリスクは、債券の価格決定に最も大きな影響を与えます。特にこちらは1年債であるため、中央銀行の金利とかなり接近して動いていることがわかります(次回はイールドカーブについて見ていく予定です)。
とはいえ、世界中の中央銀行は通常、消費者のために安定した物価を作り出すことを使命としているため、彼らの行動はしばしばインフレに踊らされることになります。時には、金利を上げすぎてデフレになることもあります。時には、(現在、多くの人がそう考えているように)金利の上げ幅が小さく、インフレに「遅れをとる」こともあります。
教訓: 金利は中央銀行の政策を示すものであり、その政策はいくつかの要因に左右され、地域によっても異なります。言い換えれば、金利は経済の健全性を表します。金利が高すぎる場合、中央銀行はコントロールを失っている可能性があります。低すぎる場合は、経済が停滞している可能性があります。これらは一般論ですが、相対的な基準で地域を比較し始めるには良い方法です。
今回は以上です!具体的な例と、市場の生の動きを見て学ぶべき教訓をいくつか挙げました。このような力学を理解することは、より包括的な取引戦略を構築するのに非常に役立ちます。例えば、FXの取引では、国ごとの金利差や金利動向の背景を知ることが極めて重要です。同様に、ある企業に投資する場合、その企業の債券利回りを見れば、投資家がその企業の債務不履行のリスクをどの程度と捉えているかが分かります。
来週は、イールドカーブについて取り上げて、物価や経済全体の予測を行う方法について、さらに詳しく学んでいきます。
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
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日銀 為替介入の値幅について為替介入すごかったですね!
とてもドル円とは思えない殺人的な動きでした…
そしてしっかり負けました😭笑
為替介入だろうとどんなファンダがあろうと人間が絡んでいる以上、
止まった位置・値幅には意味があると思っています。
朝から色々検証していましたが、前から上げていた自分のチャートの中に
しっかりと答えが出ていました!!
脳汁が出ました笑
参考までに、自分がアイディア投稿していたチャートの画像です。
昨日までに145円チャレンジを2回ほどしてきたのは記憶に新しいかと思います。
(微妙に指値に届かず悔しい思いをしたのでめちゃくちゃ覚えてました笑)
そして2回目。こちらも145円には届かずに下落しましたね。
そしてこの時にもう答えは出ていました!!!!
自分はずっとグレーのラインをずらさずにチャートを見ていたんですが、
ここの高値(黄色矢印)に合わせるべきだった…
ここに合わせるとなんということでしょう!!!(ブルーのライン)
昨日の為替介入でなぜあそこから落ちて、なぜあそこで止まったのか。
それがわかると思います。
止まった位置。落ち始めた位置には必ず意味があります。
これがライントレードの醍醐味であり楽しいところです!!!
ちなみに前に投稿していた15分足も下落からのリバ、
こちらも脳汁レベルでキマっていました。
我ながら良い線を引けていたと思いますが、トレードに活かせなくちゃなんの意味もありません。
精進します!
トレンドの継続・転換はダウ理論で判断できる。(前編)OANDA:USDJPY
トレンドの継続・転換はダウ理論で判断できる。(前編)
思った以上に作成に時間を取られ、今回だけで全てを伝えることができません、ご容赦ください。
特にお伝えしたいことは、後編になります。
これから説明することは、既に皆さんがご存知のことで、特別目新しいことは何もありません。
ただ、気付いているか?意識できてるか?だけのことです。
と言うことで、気付いてない、意識できてない方だけご覧ください。
もう一つ、この内容について事細かに検証されている訳ではありません。誤った部分も多々あるかもしれません。
その辺は、ご覧になったあなたがご自身で、判断し検証願います。ここでは、一つの気付きやヒントとして受け止めてもらえると幸いです。では、説明に入ります。
「継続・転換を判断するときに見落としてはいけない事(意識すること)=継続・転換サイン。」
1、 価格の切り上げ・切り下げ
トレンド継続
上昇トレンド中 調整領域内の高値切り上げ、安値切り上げ。
下降トレンド中 調整領域内の高値切り下げ、安値切り下げ。
トレンド転換
天井圏 高値切り下げ、安値切り下げ。
底値圏 高値切り上げ、安値切り上げ。
2、 調整領域内の押し安値・戻り高値
これを意識できないと判断を誤る。
ここから図をもって解説します。
図解の順番
1、 「模式図」
ここで意識して欲しいのは、上げ止まった、または下げ止まった後の調整波と調整領域。
2、 「単純継続」
調整やレンジ帯は、調整波を調整領域が包んだり、調整波が調整領域をはらんだりして揉み合う事は
よくある事だが、単純継続はトレンドの節(押し戻り)を作るだけで、揉み合う事なく継続する事。
調整波のどこまで押し戻りが入るかは気掛かりだろうが、その後揉み合う事なく高安値を更新していくので
ストレスはないはず。また、このことを意識できてれば安心すら覚える。何故なら、利確の必要は無く
さらに利を伸ばせるからだ。
3、 「単純転換」
天井圏・底値圏で揉み合う事なく、Wトップ・ボトムの形を作って転換していく。
この転換が単独で起きるのは、急騰、急落の時。上位足で見るとWではなく、ワントップ・ボトムになる。
通常は、レンジや転換時に模式図で表すようなパターンが幾つか組み合わさって、単純転換を確認できた時に
その後の方向を判断できる
4、 「複合パターン(レンジ)の継続」
レンジ帯は複雑で、当たり前だが決着がつくまでに時間がかる。一見トレンドレスだったり、拡散・収縮が
あったり。下手に手を出すと大きな損失を出す。ならば、ただ指をくわえて見過ごさなくてはならないのか。
レンジ帯や転換期が始まる時は何らかの兆候が現れる。伸びが減速したり、ダウ理論が崩れて拡散したり、
または、収縮したり。勇気ある方は、図を参考にご自身で検証した上で、ロットを少なめに腕試しに挑戦
してみても良いのでは。推奨はしませんが。挑戦はともかく、特徴や傾向が分かっていれば闇雲に待つ必要は
なくなるので、その間有意義な時間が得られますよ。
5、 「複合パターンの転換」
複合パターン(レンジ)と内容は似ています。転換なのでエリオット波動の1波2波または4波5波あたり
に出るパターンですよね。感覚的にもうそろそろだよな〜てなところです。
まとめ
1、 レンジはどこから始まるか?レンジの始まりがわからなければ戦いようがない。
明確なサインはレンジの中にある、そしてレンジは調整波から始まるのです。
2、 継続・転換の判断基準になる、押し戻りを明確に意識する。
3、 明確なサインとは、
「継続」 上昇トレンドなら 調整領域内の最安値(押し安値)を割らないこと。
下降トレンドなら 調整領域内の最高値(戻り高値)をブレイクしないこと。
「転換」 天井圏 高値切り下げ、安値切り下げ。
底値圏 高値切り上げ、安値切り上げ。
ここに書かれていることは、今更のことで皆さん百も承知のことと思います。けど、レンジ内のトレンドレスで
山、谷が現れると、何らかの指標を持たないとつい忘れてしまいます。忘れると言うより、それは今関係ないでしょ、
となります。違うんです、ダウ理論はチャートの隅々まで関係してるんです。
だから、切り上げ、切り下げを再確認してください。そして、どこを抜けたらどうなるのかを考えてみて下さい。
冒頭述べましたが、今回は前編になります。前編は、図解の「単純転換」までです。また、付録でWトップ・ボトムに
ついても投稿してるのご覧ください。
トレンド転換「三種の神器」OANDA:USDJPY
トレンド転換「三種の神器」
今日のテーマはトレンド転換の「三種の神器」(副題、「曲がる角には △ ○ ー」です。)
△ ○ ー はトレンド転換する時の流れを記号で表したものです。
△ (V,逆V) 転換が始まる時、最初に確認できるサインです。
↓ 上昇から下降の時は、高値切り下げ。下降から上昇は、安値切り上げ。
○ (EMAクロス) 私は、指数移動平均線(5EMA・20EMA)のゴールデンクロスとデッドクロスを
↓ 転換のサインに使ってます。
ー (ネックライン) Vの字のネックに引かれたネックラインの意味です。
このラインは、転換の最後の砦。よくあるのが、一度ネックラインブレイク
してから、再びネックラインへ押し戻りがある。そこからは本気の上げ、下げです。
この三つが揃わないと転換は起こりません。これは、トレンド転換の「三種の神器」なのです。順番は△○ーです。
転換を知ることは大事ですよね。含み益が増えてくると、チキン喰いなんて事もよくあること。
闇雲に不安に駆られて利確するのではなく、転換を知って利確しましょう。
また、チャートを見てお分かりかと思いますが、転換にはEMAのクロスが必須です。なので、価格が上げ止まって
または、下げ止まったら。20EMAが絡んで来るまで転換はありません。なのでじっくり待ちましょう。
トレンド転換もレンジの一種ですよね。レンジ内の上げ下げで、利益を溶かすことないですか。この流れがわかってれば、
レンジ内の無駄なトレードが減るのでは。
良いこと悪いこと何でも良いので、コメントもらえると嬉しいです。
金利を見てトレードを改善する方法: パート2みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げたいと思います。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
前回は、私たちのプラットフォームで債券価格を見つける方法と、金利がどのように、そしてなぜ動くのかを理解するための簡単なヒントをいくつかご紹介しました。簡単に復習したい場合には、この記事の下にあるリンクをクリックしてください。今回は、なぜ金利の理解が取引に重要なのか、そしてこの情報をどのように利用できるのかについて見ていきましょう。
金利市場は3つの次元から考えることができます。
1.) 絶対的
2.) 相対的
3.) 時間的
言い換えると、以下のような内容です:
1.) 金利は絶対的な基準でどのように取引されているのか?つまり、投資家にとって魅力的なリスク・リワードが提供されているのか?という点。
2). 金利は相対的な基準でどのように取引されているのか?国によって債券価格が異なるのはなぜか?という点。
3). 金利は時間経過と共にどのように取引されるのか?「イールドカーブ」とは何か?という点です。
それぞれの次元で金利がどのように機能しているかについて、もう少し深く見てみる価値はあります。今回はまず金利を「絶対的」という観点から見ていきましょう 。🏦
債券を端的に投資対象として見る場合、投資家は幅広い市場の中で、株式、コモディティー、暗号資産など他の資産クラスと比較して、債券が利回りやトータルリターンの観点からどれだけ魅力的であるかを見ることになります。
このトータルリターンの問いについて判断する場合には、3つの主要なリスクについて知っておくことが重要です。
1.) 中央銀行のFF金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
言い換えれば、以下のような事です:
1.) 中央銀行の金利が動いて債券から受け取る金利が不利にならないか?
2.) 債券はタイマー付きのローンですが、インフレで購買力が低下し元本が実質的に目減りしないか?
3.) 債券の満期日が来た時に発行体は額面金額を償還してくれるのか?
米国では、米国政府にお金を貸すことは「リスクフリー」と見なされることが多いため、通常3番目の質問は「無視」されますが、しかし、どのようなシナリオであっても、ある時間軸における債券利回りの魅力と金利やインフレとの関係を理解することはきわめて重要な問題です。
それに加えて、金利の絶対的なリスク・リワードについては、他の資産クラスと比較する必要があります。大企業の収益から支払われるS&P500の利回りが2%だとしたら、株式を保有するリスクは債券を保有するリスクと比較してどうなのでしょうか?金融機関がこの判断をどのように行っているかは、公開市場における金利の動きを見ると見当がつくケースがよくあります。株式のパフォーマンスが債券を上回っているときは、機関投資家の株式に対する需要が高く、人々は良い気分でリスクを取りたいと思っていることを示しています。債券のパフォーマンスが株式を上回っているときは、景気が悪化している企業の株式よりも「リスクのない」利払い手段を持ちたいと思っていることを示唆しています。
これは、金利を見る上で最も分かりやすい方法です。金利は市場の絶対的なリスクと比較してどうでしょうか?他の「利回り」の流れと比較するとどうでしょうか? リスク・リワードの観点からは妥当なものでしょうか?
最後にもう一つ、金利が上昇すると、リスクを取った「対価」として必要になるリターンの額はますます高くならざるを得ず、株式のような他の資産は競争力を失い始めます。さらに、ほとんどの資産価値の計算が「リスクフリーレート」に依存していることを考えると、金利の上昇は将来のキャッシュフローの価値が下がることも意味します。
例えば、昨年末、人々が債券を売り始め、金利が上昇し始めたときに、この崩壊が起こりました。金利が上昇すると、キャッシュフローの実質的な価値が低下するため、「価値」のかなりの部分が将来に織り込まれていた株式が一番大きな打撃を受けることになりました。
金利は、市場の大きな動きを整理するのにとても役立ちます。😀
今回は以上です。次回は信用リスクや為替リスクが債券の相対的な価格設定にどのように影響するかや、様々なソブリン債が相対的な基準で互いにどのように魅力的に見えるのか/見えないかを見ていきます。また最終回は、イールドカーブと時間の経過に伴うリスクが金利の需要にどのような影響を与えるかを見ていきます。
それでは、また!
- チーム・トレーディングビュー
前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらをご覧ください: