トレンドライン
ユーロドル1時間足チャートの分析普段は移動平均線を中心に見ていますが、転換時は移動平均線がサポート・レジスタンスに効かず、価格が反発を受けながらも抜けていきます。
(だって転換してるから。)
過熱感やチャートパターン(その意味をダウ理論などからきちんと理解して)で転換を感じ取り、それまでのトレンドに引っ張られすぎることなく、頭を切り替えて行く必要があります。
(これが初め、なかなか難しいのですが。)
トレンド相場とそうでない相場で移動平均線や水平線などの抵抗帯の信頼度が変わることを頭に置いてチャートを見ていきましょう。
またこの場面、売りで仕掛けている時もフィボを引き、どの辺で反発や次の転換が起こりそうかを推測しながらポジションを適正に伸ばしたり、部分利確や全決済のポイントを考えていきましょう。
日米の株価指数推移から今後のマーケットを予想<日本>
日経225:青
Topix:オレンジ
マザーズ:水色
<アメリカ>
ダウ:黄色
S &P:赤
ナスダック:紫
時間軸は新型コロナウィルスが流行り始め、そこから株価が底を打って回復傾向になった2020年3月末を今回の比較の起点とします。
上記の色と、チャートを見比べると大局的な傾向がつかめます。
・日本より、アメリカの方が回復傾向にある
・日本は2021年9月あたりを高値として、以降は下降トレンド入りしている
・日、米 共にハイテク株が上場する新興市場は直近、大きな下げが来ている
以上から
今後のトレンド予測として
・日本のマーケットはハイテク株がこのまま下がり続けると、日経平均、Topixも下げていく可能性
・アメリカのマーケットもハイテク市場(ナスダック)がキーとなるでしょう。今まで高値更新を続けてきましたが、直近では安値更新となってしまいました。
このまま下降トレンドに入るのか、保ち合いを経るのか、はたまた反転するのかは分かりませんが、ダウ、S &Pが未だ堅調なだけに、ナスダック市場の動向はマーケット全体にインパクトを与えると考えられます。
その意味でもナスダック市場の今後に注目したいところです。
私のデイトレードのやり方01上に載せたのはナスダック100の日足チャート。
チャートに記載したように、トレンドラインまで下がってきた局面。
ここからどのように考えてトレードをするか、私なりの考えを説明する。
日足チャートをもう少しアップで見てみる。
トレンドライン上でWを描くような感じになっているが、Wの右側が下ヒゲピンバーになっている。
この下ヒゲピンバーが上昇圧力の強まりを示唆している。
なお、Wの左側は仮想通貨が急落している局面だったので、左側ではロングせず様子見が無難だっただろう。
次に1時間足チャートを確認する。
Wの右側で力強い上昇が起きていることがわかる。
その上昇はニューヨークタイムで発生している。
しかもニューヨークタイムの引けにかけて全然下がっていない。つまり、決済売りや新規売りがあまり入ってきていないことを示唆している。
最終的に確認するのは1分足チャート。
下の画像に載せたようなことに着目する。
下の画像は1分足チャートの拡大。
私が重要視していることを画像に記載してある。
以上のように、日足、1時間足、1分足を確認してきた。
その結果、日足は上、1時間足も上、1分足も上というふうに三者が同じ方向を示唆していることが確認できた。
ここまで確認してからエントリーするのが自分の基本的なやり方。(今の場合ならロング)
では、ストップとリミットをどこに設定するか?
ストップは、こういう状態になったら自分の想定が崩れたと思える場所だ。
今回の事例だと、その日のレンジ上限を上に抜けていくという想定をしているので、逆にその日のレンジ下限を下抜けたところにストップロスを置く。
あるいは、結局その日のレンジ内でウロウロしていたり、レンジを超えたとしてもすぐにレンジ内に逆戻りして不安定な値動きになってしまうような時はいったん手動で決済する。
利食いについては、今回の場合だとニューヨークタイムでかなり力強い上昇が見られた場合は利食い設定せずに次の日まで待つかもしれないし、仮に金曜夜だったら自分が寝る前に決済してしまうかもしれないし、目先に分かりやすい節目があるならそこに利食いラインを置くかもしれない。状況によってさまざまだ。
私は、チャートは基本的に1分足で見るものだと思っている。
1分足チャートの値動きは相場で何が起きているかを一番よく伝えてくれる。
週足、日足、時間足チャートなどは大まかに全体像を捉えるためのもので、あまり信じすぎてはいけないと思っている。
なぜならたとえば週足で長い下ヒゲが出現したとしても、その下ヒゲの中身の値動きの仕方によっては下ヒゲの意味が全然変わってくるからだ。
【コラム】押し戻りは時間軸ごとに起こるという視点前回のコラム「押し安値・戻り高値まで押す/戻るという視点」が好評だったので、類似のテーマで投稿します。
押し安値・戻り高値まで押す/戻るという視点
今回のテーマはトレンドラインブレイク後の押し戻りは、異なる時間軸ごとに起こるという点についてです。
前回のコラムがチャートの縦軸:価格に着目したものであるのに対し、今回のテーマは横軸:時間軸に着目したものです。
これまで意識したことがないという方は、この点に注意してチャートを見てみると新しい発見があるかもしれません。
----目次-------
・トレンドラインブレイク後の押し戻り
・実際の例: 2021年2月のドル円相場から
・トレードにどう活かすのか?
・トレンドラインブレイク後の押し戻り
トレンドラインをブレイクした後、価格がそのラインまで一度戻ってくる動きをすることが多いということを知っている方は多いと思います。リターンムーブと呼ばれるものですね。
この戻りですが、異なる時間軸ごとに起きるという視点が大切です。
早速チャートを見ながら説明していきます。
・実際の例: 2021年2月のドル円相場から
下のチャートはドル円2021年2月19日の4時間足チャートです。
青の上昇トレンドラインに注目してこの後の動きを見てみます。
以下のようにトレンドラインをブレイクして下げてきました。
注目したいのがオレンジと青のボックスで囲った部分です。
ここを1時間足で見てみます。
下のチャートが1時間足です。
まずオレンジのボックスの動きですが、陰線でトレンドラインを抜けた後、陽線で戻りを見せてから大きく下落しています。
ですがその後直近安値のライン(赤の破線)で反発し、青のボックスで囲ったところである上昇トレンドラインまで再び戻った後、再度さらに大きく下げると言う動きが見て取れると思います。
つまり、4時間足で引ける上昇トレンドラインに対して、
・(オレンジのボックスの動き)1時間足ベースでの抜けとその戻り=>4時間足で見るとただの上ひげ
・(青のボックスの動き)4時間足ベースでの抜けとその戻り=>4時間足で見ると、抜けてから戻るというトレンドラインとの間の空間を伴った動きとして見える
というように、1時間と4時間という二つの時間軸での戻りが発生しているわけですね。
相場の動きにはこういう性質があります。
・トレードにどう活かすのか?
最後にこの性質をトレードにどう活かすのかという点ですが、二つ挙げられると思います。
1.自分はどの時間軸の波を狙うのかの決定
2.時間軸を考慮したポジション手仕舞い
仮にみなさんが1時間足でこの上昇トレンドラインのブレイクを見ており、オレンジのボックスの戻りの陽線でエントリーしたとします。
損切りはトレンドラインを少し超えたあたりとしましょう。
順調に下げてきたので安心して放置。数時間後にチャートを見たところ、損切りラインまでレートが戻ってきており、損切り。
そしてその後大きく下げた。
こんな経験ありませんか?
これはどの時間軸の波を狙うのかという視点が欠けている場合の好例です。
4時間足のトレンドラインを1時間足でブレイクしたのであれば、そう長くない時間内に4時間足ベースの戻りが始まるかもしれないなという意識が働いて、その戻りまでエントリーを待つという選択をすることもできますし、最初から1時間足でのブレイクからの数10pipsを狙うという視点を持ってトレードしていれば、直近安値などの目立つ節目でポジション手仕舞いすることも可能です。
このように押し戻りは時間軸ごとに発生するという性質を考慮して、では自分はどの時間軸の値動き(波)を狙うのかという判断をすることができます。
今まで気にしたことなかったという方は、意識してみると良いかもしれません。
【XAUUSD ドル建て金価格】チャネルラインとサポレジ転換について【チャネルライン】
A、B共にチャネルラインで分かる綺麗なトレンド
Cは2020年3月中旬に大きな下落があったものの切り返し、上昇トレンドを形成
サポレジ転換
2で抵抗帯になっていたラインが2020年1月にブレイクされると
4で支持帯として機能。
サポレジ転換しています
また、
1で抵抗帯になっていたラインが直後にブレイクされると
3、5で支持帯として機能。
サポレジ転換しています。
【まとめ】
支持帯がブレイクされると抵抗帯へ転換する場面、
抵抗帯がブレイクされると支持帯へ転換する場面は、チャートの中に多く存在するので意識してみると良いですね。
(もちろん、必ず転換する訳ではない点には注意しておきましょう。)
【7203 トヨタ自動車】日足 ダウ理論、チャネルライン、移動平均線から見た今後の見通しTSE:7203
今回はトヨタ自動車を
・ダウ理論
・チャネルライン
・移動平均線
の3つの観点からいきます。
2月から3月初旬にかけて大きく下落してから3月13日に底をうっている。
・ダウ理論の観点から
上昇トレンドにおいては
前回の高値、安値共に上昇しなければならない。
その点でみると黒丸で示した通り、
高値切り上げ、安値切り上げでダウ理論は成立していると言える。
ダウ理論は
「トレンド転換が決定的になるまでは続くものと判断すべきである」
「トレンドは出来高でも確認されなければならない」
など
他の条件もあるが
今回は一番重要とも言える高値切り上げ(切り下げ)、安値切り上げ(切り下げ)にスポットをあてて考えている。
・チャネルラインの観点から
チャネルラインはトレンドが強くなっているのか弱くなっているのかという、トレンド転換の予兆を感じとるものである。
具体例でいうと
当初引いたチャネルラインより大幅に切り上げて上昇している場合にはトレンドは強くなっていると言える。
反対に当初引いたチャネルラインの上限に満たない場合(未達)にはトレンド転換の予兆が感じられる。
今回のケースでは
6/8の高値がチャネルラインの上限に達せず下落していることから後者となる。
よってチャネルラインの観点からは下方向と予測する。
・移動平均線の観点から
2月から3月初旬にかけて形成された下落トレンドからの転換の動きはあるものの、5日EMAは200日EMAの抵抗を受けて反発している。
現状、明確な下落トレンドへの再転換の動きはないが、もみ合いもしくは下方向の可能性が高いと見て取れる。
今後はEMAが上から長期、中期、短期とパーフェクトオーダーをきれいに描くかを注視しておく必要がある。
パーフェクトオーダーとは
①上から短期、中期、長期となった場合
②上から長期、中期、短期となった場合
のことをいう。
①では上昇トレンドになることが多い
②では下降トレンドになることが多い
まとめ
ダウ理論の観点からは上方向継続
チャネルラインの観点からは下方向
移動平均線の観点んからはもみ合いもしくは下方向
であり、総合的には下方向の可能性が高いと考えられる。
【ビデオ音声】仮想通貨は終わってしまったのか?―S&P500やNASDAQを比較したときに見える有望な将来像仮想通貨はそのボラティリティから投機商品としての価値にばかり注目されていますが、
2017年以前から仮想通貨に資金を投じてきた人たちは10年スパン(短くても5年スパン)で仮想通貨を見ているようです。
それは正解なのでしょうか。
S&P500指数やNASDAQチャートといったアメリカの代表的なチャートを見て、
これからの仮想通貨の将来像を考えてみました。
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