テクニカル分析以外
金利を見てトレードを改善する方法: パート3みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げています。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
最初の記事 では、TradingViewで金利の情報を見つける方法とどのようにレートが公開市場で変動するかについて取り上げました。 2回目の記事 では、債券(金利)投資と他の資産への投資を比較して、投資家が行うべき意思決定の例をご紹介しました。
今回は、3つの具体例を用いて、世界の投資家が金利をどのように捉えているかを見ていきたいと思います。
それでは、さっそく本題に入りましょう。
前回もお話しましたが、どの地域の金利を理解する場合でも、主に3つのポイントに注目する必要があります:
1.) 中央銀行の政策金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
まず、「信用リスク」について見てみましょう 💥💥
信用リスクとは、ある組織に貸したお金が返ってこないかもしれないというリスクを指します。このシリーズでは、国債だけを取り上げていますので、政府がお金を返してくれないリスクということになります。
教訓: 他すべてが同じ条件だとして、組織がお金を借りるために支払わなければならないものが多いほど、その組織(企業、国)は投資家の目から見て「安定的」ではない状況です。
次に、インフレリスクについて見てみましょう 💸💸
インフレリスクとは、インフレ率によって、得られる金利よりも早く、時間の経過に伴い元本の購買力が低下する恐れがあることを指します。
例えば、こちらのチャートをご覧ください:
青と白の部分には、トルコの1年債利回りが表示されています。緑のラインは、米国の1年債利回りです。金利の違いにご注目ください - トルコ債は14%、米国債は3%です。米国の方が経済規模が大きく、先進国である(したがって「信用」リスクも低い)一方で、経済のインフレ率が大きく異なることが、この利回りの違いの一因となっています。
赤のラインは米国のインフレ率、黄色のラインはトルコのインフレ率です。為替レートが安定していると仮定すると、トルコリラは米ドルに対して相対的に購入できるモノやサービスが少なくなっていくため、投資家は購買力の低下を防ぐために、より高い利回りを求められることになります。
教訓: 金利の方向性は、投資家がある時間軸でインフレがどのように推移すると考えているかを教えてくれます。
最後に、中央銀行の政策金利リスクについて見てみましょう 🏦🏦
中央銀行の政策金利リスクとは、中央銀行が資金供給金利を不利に動かす可能性があることを指します。
こちらのチャートをご覧ください:
先程と同じチャートですが、インフレ率を金利に重ねるのではなく、現在の中央銀行の金利をチャートに追加しています。
覚えておいてほしいのは、中央銀行の金利は、あなたのお金を政府への融資に「縛り付ける」ことなく、銀行から得られる利回りだということです。
中央銀行の金利のリスクは、債券の価格決定に最も大きな影響を与えます。特にこちらは1年債であるため、中央銀行の金利とかなり接近して動いていることがわかります(次回はイールドカーブについて見ていく予定です)。
とはいえ、世界中の中央銀行は通常、消費者のために安定した物価を作り出すことを使命としているため、彼らの行動はしばしばインフレに踊らされることになります。時には、金利を上げすぎてデフレになることもあります。時には、(現在、多くの人がそう考えているように)金利の上げ幅が小さく、インフレに「遅れをとる」こともあります。
教訓: 金利は中央銀行の政策を示すものであり、その政策はいくつかの要因に左右され、地域によっても異なります。言い換えれば、金利は経済の健全性を表します。金利が高すぎる場合、中央銀行はコントロールを失っている可能性があります。低すぎる場合は、経済が停滞している可能性があります。これらは一般論ですが、相対的な基準で地域を比較し始めるには良い方法です。
今回は以上です!具体的な例と、市場の生の動きを見て学ぶべき教訓をいくつか挙げました。このような力学を理解することは、より包括的な取引戦略を構築するのに非常に役立ちます。例えば、FXの取引では、国ごとの金利差や金利動向の背景を知ることが極めて重要です。同様に、ある企業に投資する場合、その企業の債券利回りを見れば、投資家がその企業の債務不履行のリスクをどの程度と捉えているかが分かります。
来週は、イールドカーブについて取り上げて、物価や経済全体の予測を行う方法について、さらに詳しく学んでいきます。
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
連日ストップ安が続くダブルスコープ、今日こそ寄るのか?今日から制限値幅が4倍になり、実質的には値幅制限がないのと同じになるダブルスコープ。
理論的には1円になる可能性もある、と話題になっています。
株式には流動性がなく、このように連日値がつかない事が起こるの事が最大のリスク。
Twitter上では信用取引で大きなポジションを持ってこの暴落に捕まり、 追証に苦しんでいる人を多数見かけます 。
他人事ではありません。明日は我が身。
高騰している銘柄の最後に飛びつくと、梯子を外され売るに売れず、このような火傷をする事を肝に銘じておきましょう。
高音掴みを避けるためにはエンベロープを表示するのが有効です。
金利を見てトレードを改善する方法: パート2みなさん、こんにちは!👋
このシリーズでは、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げたいと思います。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
前回は、私たちのプラットフォームで債券価格を見つける方法と、金利がどのように、そしてなぜ動くのかを理解するための簡単なヒントをいくつかご紹介しました。簡単に復習したい場合には、この記事の下にあるリンクをクリックしてください。今回は、なぜ金利の理解が取引に重要なのか、そしてこの情報をどのように利用できるのかについて見ていきましょう。
金利市場は3つの次元から考えることができます。
1.) 絶対的
2.) 相対的
3.) 時間的
言い換えると、以下のような内容です:
1.) 金利は絶対的な基準でどのように取引されているのか?つまり、投資家にとって魅力的なリスク・リワードが提供されているのか?という点。
2). 金利は相対的な基準でどのように取引されているのか?国によって債券価格が異なるのはなぜか?という点。
3). 金利は時間経過と共にどのように取引されるのか?「イールドカーブ」とは何か?という点です。
それぞれの次元で金利がどのように機能しているかについて、もう少し深く見てみる価値はあります。今回はまず金利を「絶対的」という観点から見ていきましょう 。🏦
債券を端的に投資対象として見る場合、投資家は幅広い市場の中で、株式、コモディティー、暗号資産など他の資産クラスと比較して、債券が利回りやトータルリターンの観点からどれだけ魅力的であるかを見ることになります。
このトータルリターンの問いについて判断する場合には、3つの主要なリスクについて知っておくことが重要です。
1.) 中央銀行のFF金利リスク
2.) インフレリスク
3.) 信用リスク
言い換えれば、以下のような事です:
1.) 中央銀行の金利が動いて債券から受け取る金利が不利にならないか?
2.) 債券はタイマー付きのローンですが、インフレで購買力が低下し元本が実質的に目減りしないか?
3.) 債券の満期日が来た時に発行体は額面金額を償還してくれるのか?
米国では、米国政府にお金を貸すことは「リスクフリー」と見なされることが多いため、通常3番目の質問は「無視」されますが、しかし、どのようなシナリオであっても、ある時間軸における債券利回りの魅力と金利やインフレとの関係を理解することはきわめて重要な問題です。
それに加えて、金利の絶対的なリスク・リワードについては、他の資産クラスと比較する必要があります。大企業の収益から支払われるS&P500の利回りが2%だとしたら、株式を保有するリスクは債券を保有するリスクと比較してどうなのでしょうか?金融機関がこの判断をどのように行っているかは、公開市場における金利の動きを見ると見当がつくケースがよくあります。株式のパフォーマンスが債券を上回っているときは、機関投資家の株式に対する需要が高く、人々は良い気分でリスクを取りたいと思っていることを示しています。債券のパフォーマンスが株式を上回っているときは、景気が悪化している企業の株式よりも「リスクのない」利払い手段を持ちたいと思っていることを示唆しています。
これは、金利を見る上で最も分かりやすい方法です。金利は市場の絶対的なリスクと比較してどうでしょうか?他の「利回り」の流れと比較するとどうでしょうか? リスク・リワードの観点からは妥当なものでしょうか?
最後にもう一つ、金利が上昇すると、リスクを取った「対価」として必要になるリターンの額はますます高くならざるを得ず、株式のような他の資産は競争力を失い始めます。さらに、ほとんどの資産価値の計算が「リスクフリーレート」に依存していることを考えると、金利の上昇は将来のキャッシュフローの価値が下がることも意味します。
例えば、昨年末、人々が債券を売り始め、金利が上昇し始めたときに、この崩壊が起こりました。金利が上昇すると、キャッシュフローの実質的な価値が低下するため、「価値」のかなりの部分が将来に織り込まれていた株式が一番大きな打撃を受けることになりました。
金利は、市場の大きな動きを整理するのにとても役立ちます。😀
今回は以上です。次回は信用リスクや為替リスクが債券の相対的な価格設定にどのように影響するかや、様々なソブリン債が相対的な基準で互いにどのように魅力的に見えるのか/見えないかを見ていきます。また最終回は、イールドカーブと時間の経過に伴うリスクが金利の需要にどのような影響を与えるかを見ていきます。
それでは、また!
- チーム・トレーディングビュー
前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらをご覧ください:
移動平均線が表している意味を言語化してみよう。移動平均線という抽象的な指標の表す意味を言語化し理解を深めましょう。
期間の違う移動平均線がどのように並んでいるか、クロスした場合は何を意味しているのか理解しましょう。
投資は割安を買い割高で売って利益を出します。
割安になったものが割高に向かっていく過程の早いうちを仕込む必要があります。
価格の複雑な動きを追うのが難しいという人は、移動平均線を参考に取引すれば良いです。
では移動平均線がどうなった時に仕込むべきか、グッと考えてみましょう。
※このインジケーターで表示している移動平均線の種類
紫:24時間EMA 緑:1週間EMA 青:1ヶ月EMA 黒:3ヶ月EMA 黄緑:6ヶ月EMA
金利を見てトレードを改善する方法: パート1みなさん、こんにちは!👋
今回は、金利とは何か、なぜ重要なのか、そして金利の情報をどのようにトレードに活用できるのかといった金利に関するトピックを取り上げたいと思います。マクロ経済学やファンダメンタル分析についてもっと学びたいという初心者の方にとって、このシリーズが実践的で役に立つものになれば幸いです!
金利を扱う際に最初に問題となるのは、TradingViewでどのようにその情報を見るのかです。「マーケット」のドロップダウンメニューから「債券」をクリックして「レート」の一覧に移動することもできますが、もっと簡単に世界各国の金利を見るには、検索バーに「10Y」と入力する方法もあります。「経済指標」のセクションをクリックすれば、世界各国の10年金利市場をすべて見ることができます。
この手順では「10年物」国債の金利情報が得られますが、他のティッカーを使用することで異なる満期の債券金利を得ることができます。例えば「US03M」と入力すると3ヶ月物の米国債の金利が、「JP30Y」と入力すると30年物の日本国債の金利が表示されます。システム内の金利のマーケット情報は全てこのティッカー基準に従っています。ぜひ一度試してみてください。簡単に利用できます。
金利について馴染みがない方向けに、その仕組みについてご説明します。
金利は株や暗号通貨と同じように公開市場で変動しており、国債の価格とは反対に動きます。つまり国債の価格を見るだけで、金利の動向を感覚的につかむことができるのです -> 国債価格とは逆方向に動きます。
この背景には、債券が発行される時、「額面」と「クーポンレート」が設定されていることがあります。例えば、ある債券の額面が1000ドルで、クーポンレートが2%だとします。これは、債券の発行者が債券の所有者に毎年20ドルを支払うことを意味しています。
そして債券は発行された後、公開市場で自由に取引が可能です。例えば、1000ドルの債券が何らかの理由で大きな需要があるために、値上がりして1030ドルで取引されるようになったとしましょう。債券の所有者に支払われる20ドルは固定されていますので、その債券の買い手が1030ドルを支払ったときに得られる実際の「金利」は2%より少し低くなることになります -> 正確には1.94%になります。
このように、債券価格が変わると、リアルタイムで市場の「金利」も変わるのです!
一つ注意したいのは、 国債の金利は、その国の中央銀行が決定する「FF金利」とは異なるということです。
次回のパート2では、国債や金利の需要と供給、そして金融政策があなたの取引する資産にどう影響を与えるかを見ていきます。さらに、これらの情報をどのように活用すればよいのかについてもご紹介する予定です。
それでは、またお会いしましょう!
- チーム・トレーディングビュー ❤️❤️
各国の金利市場をTradingViewで分析する方法!米国債10年物利回りは2020年に史上最低値を更新し、1%台を下回りました。
2020年は歴史的にも低水準の時代となりましたが、2022年の現在は2%台で推移しており、状況は日々変化しています。
TradingViewでは、世界中の国債価格と債券利回りをチャートで表示することができます。
これらを分析することによって、現在のリスクと、期待できる利回りを推測できるかもしれません。このような分析はとても役立ちますので、各国の国債利回りをチャート表示する際は以下のシンボルを検索してみてください。
US10Y - 米国債10年物利回り
JP10Y - 日本国債10年物利回り
ES10Y - スペイン国債10年物利回り
DE10Y - ドイツ国債10年物利回り
BR10Y - ブラジル国債10年物利回り
※公式ストリームで各国の金利分析を行う方法を解説しました。
分析方法についてさらに詳しく知りたい方は、下記動画をご確認ください。
jp.tradingview.com
TradingViewでこれらのチャートをご活用いただけたら幸いです。
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質問はコメントでお待ちしております🙇♂️
コツコツドカンを解決するには?今回は投資やトレード経験のある方なら一度は陥ったことがあるであろうコツコツドカンについて、どうやったら解決できるのかの道筋を示してみたいと思います。
コツコツドカンというのは、上手くいかない”原因”ではなく、”現象”に過ぎないので、それが起きている原因を掘り下げていかないと解決しません。
逆に、原因さえわかってしまえばそこに対して解決策を打てば良いので解決可能です。
コツコツドカンから抜け出せないで困っているという人の参考になればと思います。
さて、コツコツとは利益幅が小さいこと、ドカンとは損失幅が大きいことです。
ではなぜこれらが起きるのか、以下のツリーを使って考えてみます。
まずコツコツの方ですが、なぜ利益幅が小さいのか、原因と考えられる要素に分解します。
例えばすぐに利確してしまう、そもそも伸びにくいところでトレードしているといった要素が考えられます。
これらをさらにブレイクダウンしてみます。
すると、すぐに利確してしまうという点については、どこまで狙うのかの目標や狙いがないということが考えられます。
これをさらに掘り下げてみると、そもそも相場の動きの特徴を理解していないという仮説も考えられます。
相場に100%はありませんが、こうなった時はこうなりやすいという特徴があることも事実です。
相場理論の中にはトレンドとは何かを定義したダウ理論や、N値、E値といったよく出やすい値幅を研究した波動理論もあり、値動きの特徴を理解するという意味では、まずはこうした理論を研究してみるというのも対策の一つでしょう。
もちろん、狙う値幅を考えずに取引しているという場合は、しっかりと事前にプランを立ててそれを守ることであったり、取引のシナリオを立てる練習をするということが対策にもなります。
そもそも伸びにくいところで取引しているという点も、利益幅を小さくする要因でしょう。
例えばレンジ相場の真ん中付近というのは、上にはレジスタンスが、下にはサポートが控えているので上下に揺さぶられやすく、利益を伸ばしていくのが難しい相場環境です。
伸びやすいところはどこで、どういうところが伸びにくいのか、レンジになりやすい場所はどういうところなのか、環境認識を練習するといった対策が考えられます。
次にドカン側について考えてみます。
損失幅が大きいことのよくある原因の一つに、損切りできない問題があります。
損切りできない問題には、そもそも損切り水準を設けない(プランがないという意味)、事前に決めたストップロスを無視する、ソッとずらしてしまうなどの亜種が存在しますが、根本にはそもそもなぜそこでポジションを持とうと思ったのかという、エントリーの根拠が曖昧という原因が考えられます。
以下は上昇トレンドにおけるトレンドフォローの取引例です。
青の矢印のところでエントリーしたとします。
トレンドが継続し、Aという地点まで上値を伸ばしていくことを想定していたのですが、途中で赤‼️マークのように安値を割ってきたとします。
今までの上昇の流れが崩れたということで下降トレンド転換する可能性もあり、安値を割った時点や少し戻した時点で手仕舞いをしなければいけない場面ですが(事前にそう決めていたのであればという仮定)、こうした事実を無視して上昇すると期待し続けてしまう、場合によってはナンピンをし続ける。
気づいたら下降トレンドに転換していて、大きく下げていた。結果として含み損が拡大し、場合によっては強制ロスカット、というのが典型的なドカンだと思います。
上記は一つの例ですが、エントリーの根拠が曖昧という点に話を戻すと、突き詰めていけば前述した相場の動きの特徴を理解していないという別の原因にある可能性もあります。
損切りできない問題の別の原因は何でしょうか?
考えられるのは、投資やトレードで資金が増える仕組みを理解していないという点です。
相場は確率のゲームとも言われます。
一定の勝率とリスクリワードを確保することで利益が残っていくということを理解していれば、損切りしないことがいかに怖いことかがわかるはずです。
もしこれが原因ということであれば、資金管理について学ぶ、考え直すというのが対策になるでしょう。
負けを取り返すためにロットを2倍,3倍掛けしたら負けて損失が大きくなったという感情トレードにも、背景には資金が増える仕組みを理解していないという原因があるかもしれません。
上に示したのは一例に過ぎません。
人によって原因は異なるので、もしコツコツドカンに悩んでいるという人がいれば、上のツリーを参考になぜ、なぜと掘り下げて原因を考えてみると何かが見えてくると思います。
なぜのところは、5回くらい繰り返すと本当の問題点が見えてきやすくなるのでオススメです。
XAUUSD ゴールドに夏枯れ相場はあるか?今回はXAU/USDと表示されることも多いゴールド(金)の価格を分析したいと思います。
といっても分析するのは8月に絞って行います。
なぜ8月か?
それは8月が投資の世界では”夏枯れ相場”と言われ、国内外のトレーダーが休みを取る為、
・流動性が低くなる
・大量注文が入ると価格が大きく動く
可能性があると言われているからです。
では週足で検証してみましょう。その年の8月を青の四角で色を塗ってみました。
(ここでは敢えてATRやADXなどのボラティリティやトレンドの有無を測るインジケーターを入れず、その時々の値動きを検討してみたいと思います。)
年ごとの8月相場の特徴
・まず2015年
上下動の値幅もある程度ありましたし、直近5月と比して、値動きは多少荒くなっています。
・2016年
非常に小さな範囲に収まっています。
・2017年
値幅は大きくないですが大きな陽線で終わっています。
・2018年
値幅は極めて小さく、8月前半に下ヒゲも出ています。
・2019年
上昇トレンド途中でしたが、勢いがついた期間でした。夏枯れとは言えないでしょう。
・2020年
上下動の値幅も大きく、8月を通じて上ヒゲ、下ヒゲ共に出ています。
・2021年
値幅は大きくありませんが、8月前半に下ヒゲが出ていますね。
まとめ
2019年は夏枯れと言えませんが、
それ以外の年では
・大きな値動きがない
・8月前半にヒゲを伴った急変動があることが多い
といったマーケットプレーヤーが少ないが為に起こる現象が確認されました。
XAU/USDは元々ボラティリティが大きな金融商品であることが知られています。
8月は予期せぬ動きをする可能性があることは他の金融商品・通貨ペアにおいても過去の相場で確認できていますので、出来れば避けるのが好ましいといえます。
少なくとも8月前半は最低限気をつけたいところですね。
本日は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
EMA,BB,ADXを同時に見てトレンドとボラティリティーを判断しつつENVELOPE過熱からトレンドと反対の抵抗も意識する方法EMA:長期・中期・短期雲の方向が揃い始める所がチャンスポイント。超短期雲の捩れ(色変わり)でタイミングをとります。
BB:短期BB、中期BB両方の±0.6σ(グレーゾーン)の外に価格が出ていく所がトレンドの初動。長いもみ合い期間が終わるとビックトレンド発生。
ADX:中期トレンド相場の最中に、20ラインを割った低ボラ状態から、トレンドが再発生するところを捉えるために見る。トレンドが過熱した時のみピークアウトを転換サインに使う。
ENVELOPE:移動平均線からの乖離から過熱を感じ取り、利確・ドテンに使う。中期ENVELOPEタッチやオーバーは転換の合図となる場合が多い。
🌟 メイントレンド方向を意識し逆行の終わりからトレンド回帰するところを捉え、トレンド初動に乗って、大きく利益を伸ばすトレードを目指しましょう!
"How to simultaneously watch the EMA, BB, and ADX to determine trend and volatility while also being aware of resistance opposite the trend from ENVELOPE overheating"
EMA:
Opportunity points are where the long, medium, and short term cloud directions begin to align. Timing is taken at the torsion (color change) of the ultra-short-term clouds.
BB:
The initial move of the trend is when the price moves out of the ±0.6σ (gray zone) of both the short-term BB and the intermediate-term BB. The big trend occurs when the long firmer period ends.
ADX:
To capture the re-emergence of a trend during a medium-term trend market, from a low volatility state when the price breaks below the 20 line. Only when the trend is overheated is the peak out used as a conversion sign.
ENVELOPE:
Used to sense overheating from deviations from the moving average and to take profit or do a do-take. A medium-term ENVELOPE touch or over is often a signal for a turnaround.
🌟 Be aware of the main trend direction and catch the trend reversion from the end of the retrograde trend, and take advantage of the trend's initial movement to trade for large profit growth!
"正しくない"トレードで大きな利益を稼いだ経験はありませんか?トレードを行う上で、間違った判断をしてしまったことはありませんか?
実際、このようなミスはよくあることです。
トレードや投資を行う際の感情的な揺さぶりによって、市場参加者は貪欲になり恐怖を感じます。
この揺さぶりによって不十分な意思決定や、誤ったポジションサイジングなどを引き起こす可能性があります。
ただし、マーケットで得られる結果は多種多様に存在するため、
堅実なリスク管理や従来のポジションエントリー基準に反した決定を下した場合でも、
大きな成果が得られる場合があります。
このような経験がある方は、ぜひ下記コメントで共有してみてください。
・間違った投資(普段は行わない投資)をしたにもかかわらず大きな利益を得た経験はありますか?
・その投資が、間違いであることに当時気付くことができましたか?
間違ったトレードで大きな勝利を収めると、悪い習慣を身に着ける可能性があります。この習慣によって将来的に大きな損失を経験するかもしれません。
そのため、たとえ批判的な内容であったとしても経験を共有し、学んでいくことはとても重要なことです。
ぜひ、あなたの経験をコメントでシェアしてみてください!
※最も有益な経験を共有してくださった方には、1名様に限りプレミアム6ヶ月分をプレゼントします✨
コメントの投稿期限は2022/7/11まで😉
相場への関心を無くさないために ー 相場サイクルと投資家心理を理解する相場に関するネガティブなニュースが続いていますね。
米国株のみならず欧州株や仮想通貨までも売られ、どのアセットも幅広く全般的に売られています。
米国に関しては経済指標の弱さも現れ始め、かねてから言われていたリセッション懸念が再び高まっている状況です。
このようなネガティブな状況が続いている中で、相場への関心が薄れている方もいるかと思います。
ですが、いつ来るかわからない次の上昇相場にうまく乗るためには、相場への関心を失わないことが重要です。
今回の投稿では、相場のアップダウンというサイクルとともに変化する投資家心理について、ウォールストリートチートシートを元に紹介したいと思います。
ウォールストリート・チートシートとは?
相場には一定の期間で上昇と下降を繰り返すサイクルが存在するというのはよく知られている特徴だと思います。
ウォールストリート・チートシートとは、このサイクルの過程で投資家心理がどのように変化するのかを表したダイアグラムです。
これを見ると、上昇相場の入り口付近では、果たして本当に上昇するのかという不信感(Disbelief)から始まり、相場が回復するかもしれない期待(Hope)という感情に変わり、上昇相場のピークでは陶酔感(Euphoria)に浸り、それが一転して下降相場になると不安やパニック、怒りといったネガティブな感情に変わる様子が表現されています。
僭越ですが拙訳を以下に記載します。
皆さんも過去の相場局面で似たような感情を抱いた経験がないか確認してみると面白いと思います。
Disbelief(不信)
この上昇もこれまでと同じように失敗に終わるだろう。
Hope(期待)
相場が回復するかもしれない。
Optimism(楽観)
この上昇は本物だ。
Belief(確信)
全力投資する時が来た。
Thrill(興奮)
証拠金目一杯買ってやろう!皆んなにも買いを勧めよう。
Euphoria(陶酔)
俺は投資の天才だ!
Complacency(自己満足)
次の上昇まで少し頭を冷やさないとな。
Anxiety(不安)
今回の押し目は普段より時間がかかるのかもしれないな。
Denial(否定)
私は優良企業に投資してるんだ。いずれ反発するさ。
Panic(パニック)
畜生!みんな売ってるじゃないか。俺も逃げなければ!
Capitulation(降伏)
100%退場だ。資金は完全に底をついた。
Anger(怒り)
一体誰が売ってるんだ。なぜ政府は何も対応しない?
Depression(意気消沈)
私の老後資金は全て消えた。今後どうやってやりくりしたらいいんだ?
ビットコインの2017年相場との類似性
これは比較的よく知られた話ですが、2017年の仮想通貨バブル前後のビットコイン相場がこのチートシートに酷似しています。
当時のビットコインも2017年末にピークをつけた後80%近く下落し、その後も停滞が続きました。
チートシートの下落局面終盤に非常に良く似ています。
僕自身もそうでしたが、この停滞期間には仮想通貨への関心が薄れていた人も多かったのではないでしょうか。
チートシートに描かれたAngerやDepressionのフェーズでは、おそらく怒りや諦めという感情から相場への関心を失う人々が多くなって来ることが考えられます。
ですが、このダイアグラムを見てわかる通り、そうした大衆が関心を失っている背後で次の上昇相場が静かに始まっていきます。
相場が全員をハッピーにするということはありません。
次に来る上昇相場に備えるためには、相場への関心を失うことなく、今回紹介したような市場センチメントの変化やマーケットの細かな変化に耳を傾け続けることではないでしょうか。
トレードのパフォーマンス心理学: パート1困難が大きければ大きいほど、それを乗り越えたときの栄光は大きい。巧みな舵取りは、嵐や天変地異からその名声を得る。
- エピクテトス
みなさん、こんにちは!👋
今週は、あまり一般的に語られることのない「パフォーマンス心理学」というトピックに着目し、それがトレードにどのように関連するのかを議論してみたいと思います。具体的には、次のような疑問について考えてみたいと思います。トレーダーによって成績が異なるのはなぜでしょうか?
プロセスの観点からは、トレーダーを目指す人は(スポーツなどの)他のパフォーマンス分野から多くのことを学び、自分が目指す場所に到達するために必要なステップをより良く理解することができます。では、さっそく見ていきましょう!
時間は専門技術に共通する要素です ⏰
習得は時間をかけて築かれます。まず探求し、次に知識を蓄え、そして十分に構造化された訓練を行いましょう。
習得に必要な膨大な時間と労力を費やすには、その分野と心底結びつき、長期的な関係を築くのが理想的です。
極めて高いパフォーマンスを上げているトレーダーの多くに共通しているのは、トレードそのものに対する情熱です。つまり、チャートを分析し、戦略を練り、市場を眺め、自分の頭の中でピースを組み立てることが大好きなのです。トレードは仕事ではなく、「職人芸」なのです。もし、あなたがステータスやライフスタイル、収入を求めているだけなら、この道の真の高みには到達できないでしょう。最高の成績を残しているトレーダーは、何時間もかけて取引に取り組んでいます - それは「欲しいから」ではなく、「好きだから」なのです。
ニッチを見つける ❤️
偉大な人たちは、努力したから偉大になったのではなく、自分の才能、興味、想像力を活かせる素晴らしいニッチな分野を見つけたからこそ、努力したのです。世界最高のピッチャーでも、打撃は下手かもしれません。
もし、あなたがキャリアをスタートさせて間もない(あるいは迷っている)のなら、自分が心から共鳴できるニッチを探してみてはいかがでしょうか。病院や銀行には、新人がさまざまな経験をするためのローテーション・プログラムがあるように、他の職業でも金融機関でも、ニッチは非常に重要視されています。
では、なぜ個人のトレーダーはそうしないのでしょうか?自分の考えをまとめるには、自分自身のローテーション・プログラムを構築することが有効です。こちらに、最も人気のある資産クラスとトレードスタイルのリストがあります。それぞれをGoogleで検索してみたり、TradingViewでアイデアを探してみるなどして、自分が最も強く共感できるものを見つけてみてください。実際に日常的に好きなことを見つけることで、長期的な習得を目指しましょう。
流動的な資産クラス:
-株式
-為替
-暗号資産
-先物
-債券
-ボラティリティ
スタイル (時間枠):
-イントラデイ - 保有時間は数秒から数時間
-スイング - 保有期間は数日から数週間
-ポジション - 保有期間は数週間から数ヶ月
あなたの性格にはどの保有スタイルが合いますか?どのようなテーマについて学ぶのが好きですか?
学習プロセス ✅
トレードでも人生でも、「習うより慣れろ」という言葉をよく耳にします。「継続は力なり」と言った方がいいかもしれません。訓練の時間をどのように組み立てるかによって、5年の経験を積んだ人と、1年の経験を5回繰り返した人の差が生まれます。では、どのように実践すればよいのでしょうか?
パフォーマンス心理学では、「学習のループ」と呼ばれる概念があります。これは3つのパーツで構成されます。
パフォーマンス -> フィードバック -> 学習(この繰り返し)です。
フィードバックは上達の鍵ですので、これは非常に重要です。トレードは一人で行うスポーツなので、いかにして振り返ってじっくりと考えることができるフィードバックプロセスを取り入れるかが絶対的に重要なのです。
損益はフィードバックですが、それだけをフィードバックの仕組みとして利用することには問題があります。最高の取引を行う最高のトレーダーでさえ、ある日突然、間違った側に置かれることがあるのです。プロセスが最も重要です。損益とは関係なく、パフォーマンスからフィードバックを得ることで、意思決定への影響を把握することができます。トレーダーによっては、膨大な量のメモを取ったり、画面を記録したり、損益に関係のないデータポイント(睡眠時間や水分補給、気分など)を記録する人もいます。
(この目的で使用できるメモ機能がチャートに内蔵されています。)
これらの項目をすべてまとめて、習得のための長期的な青写真を作るとすれば、次のようなものになるでしょう:
1.) トレードについて自分が本当に好きなことを見つける。
2.) それをより深く探求する。
3.) 浮き沈みがあっても、心からの楽しさを原動力として、粘り強く取り組む。
4.) その間の自分のパフォーマンスを、自分自身にフィードバックできるように仕組み化する。
5.) そのフィードバックを取り入れて、自分のプロセスを継続的に改善する。学習のループが長期的なパフォーマンスのエンジンとなります。
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ご覧いただきありがとうございました。お体に気をつけてお過ごしください!
- チーム・トレーディングビュー