ポンド円 240分足 前回、トライアングルの「相場は放れにつけ」という内容の記事を作成した時にコメントを頂きました。 そこではトライアングルの記事を書くつもりだったのですが、ポンド円のチャートがポイントに差し掛かっているので やや「フラッグ」のようであり、チャネルラインを放れたようなのでポンド円の記事を書かせていただきます。 トライアングルや持ち合いは「放れに付け」というのが鉄則です。 そして、相場の流れを確認します。 ポイント1 トレンドラインを更新する ポイント2 トレンドラインでサポレジ転換する ポイント3 高値(安値)を更新する ポイント4 高値(安値)でサポレジ転換する では、ポンド円を上記の1~4の流れに沿ってみていきましょう。 141円を超えるまでは上昇トレンドが続いていました。 そこから、利益確定売り...
ソフトバンクグループ 週足 今話題のソフトバンクグループのチャートです。 ファンダメンタルズでもお騒がせしているようですが、 チャートも複雑な形状になってきており注目に値するパターンになってきています。 上昇トレンドの基本系は、高値と安値が共に切り上がります。 下降トレンドの基本系は、高値と安値が共に切り下がります。 今回のチャートを見ると、高値が切り上がり、安値は切り下がっています。 「Y波動」という言い方や、「拡大トライアングル」といった言い方をします。 このパターンが週足チャートで出てきているのも面白いところです。 拡大トライアングルであれば、中段保ち合い(トレンド継続のパター)で再上昇の可能性があります。 これが、ブロードニング・フォーメーションやダイアモンドフォーメーションのパターンであれば、天井打ちとな...
NYダウ(DJI) 日足チャート FRB(米連邦準備制度理事会)は、FOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を0.25引き下げました。 7月、9月に続く3連続の利下げとなりました。 利下げは今回で打ち止めであるといったニュアンスも含ませながら、景気の下振れリスクがあればFRBは適切に対応するということですから 更なる利下げにも含みを持たせているという内容ですので「ハト派的な」内容だったようですね。 では、チャートを見てみましょう。 すでにS&P500(SPX)は高値を更新していますが、NYダウは未だ更新していませんね。 前々回の高値から見ると3回目の挑戦ですので、「三山」といった見方をしてる方もいるかもしれません。 個人的には下値が切り上がっていますので、トライアングルを形成しているように見えますね。 トライアング...
ドル円日足チャートに日米金利差チャートを入れました。 米国の10年債利回りは「US10Y」 日本の10年債利回りは「JP10Y」 日米金利差チャートを出すときは「US10Y-JP10Y」となります。 まず、通常に「USDJPY」を出します。 次に、「⊕」比較を出してそこに「US10Y-JP10Y」を入れます。 そして、目盛りを左右に分ければ上記のチャートになります。 このようにして比較チャートを出すと、ドル円と日米金利差チャートの相関性が高いことがよく分かります。 では、直近の動きを見てみましょう。 ドル円も日米金利差も8月から9月の同時期に安値を付けてから切り返しました。 そこから10月にドル円と日米金利差が二番底を付けました。日米金利差はwボトムのような形状になりました。 しかし、ドル円は直近高値を更新しましたが...
東証33業種 TOPIXE(電気機器) 日足 黒色の折れ線チャートが日経225ですので、こうやって比較すると電気機器は日経225との相関性が今は高いということが分かりますね。 相関性が高い銘柄であれば、日経225の動きに合わせてトレードし易いことが分かります。 そして、その業種の中からチャートを見て選択することで銘柄選びの時間が短縮できますよね。 さて、チャートは日経225と共に年初来高値を更新してきました。 高値、安値が近くにあるときは水平線を意識しますが、更新した時は次の高値、安値やチャネルラインなどが意識されやすくなります。 今年は上昇帯と下降帯とが交互に入れ替わるもみ合い相場の様相でしたが、ここにきて変化が出てきています。 トレンド相場は上昇でも下降での「N」波動が連続します。 「N」とはアルファベットの「N」...
東証33業種 鉱業(MIN) 日足チャート 個別株の銘柄選びって難しいと感じている方が多いようです。 確かにそうですよね。 東証に上場している企業数が3600を超えているわけですから その中から銘柄を選ぼうとしても、何を選択してよいのかが分からないですよね。 そういった時には日経225の動きを分析して、次に業種別のチャートを見るというのも良いのではないでしょうか。 その業種のチャートが良ければその業種の中から選択するという方法もありますよね。 では、今回は鉱業のチャートと日経225を比較しながら見ていきましょう。 チャートは今年の6月に安値を付けてから8月に二番底を付けました。 昨年末の安値も含めると逆三尊底のようにも見えますね。 青色の右肩下がりのラインがネックラインとなりますので、逆三尊底は未だ完成していません。 ...
チャート分析には様々な分析がありますが、チャートの形から分析するのをフォーメーション分析といいます。 三尊天井とかダブルトップというのがそれにあたります。 ただし、残念ながら多くの方はチャートのパターン(形)だけを見て、フォーメーション分析を使っています。 なぜ、その形になり、なぜ、ポイントとなる価格を更新するとサインが発生するのかといったところが重要なのですが、理解していない方が多いですよね。 それを知っている方は、今回のチャートを見ると、うなってしまうはずなんです。 では、見ていきましょう。 移動平均線大循環分析では、第1ステージですので買いにエッジがある状態ですね。 200日EMAの動きと合わせてみてみましょう。 ボックス相場ではありますが、200日EMAが徐々に切り下がっていましたが、そこから横ばいになり価格が2...
トヨタ自動車 週足チャート 皆さんはこのチャートを見て何を感じますか? 私には、非常に興味深いチャートに見えます。 これぞ、チャート分析の醍醐味だと感じるチャートです。 高値と安値が収斂してきています。 別の表現でいうと膠着している相場に見えます。 これは週足チャートですから、日足で見るとまた違った見え方がします。 けれども、週足チャートが収斂しているわけですから、日足で大きな大きなトレンドになることはありません。 大きなトレンドになるためには、乗り越えていくべきポイントがあり、そこを超えてきたときに大きなトレンドの可能性が出てくるのです。 2015年までのようなトレンド相場は分かり易いですよね。 大きな利益を獲るチャンスでした。 その後の動きは、上手く立ち回らないと対応できない動きでした。 そのような動きになった時...
日経225先物 週足チャート 日経225の動きをみると、今年はパッとしない動きが続いていますね。 相場はトレンド相場とトレンドが無い相場の二つです。 2016年から上昇トレンドが続ていました。 ダウ理論での高値と安値が共に切り上がる動きだったからですね。 そして、昨年の秋から価格が反落し上昇トレンドが破綻しました。 そこから、下降トレンドに移行するには、高値と安値が共に切り下がる必要がりましたが、そうはなりませんでした。 つまり、トレンド相場からトレンドの無い相場になったのです。 その後の価格推移を見ていきましょう。 高値が切り下がり、安値も切り上がる収束の動きになっていました。 ところが、10月に入ってからその動きに変化が出てきました。 切り下がっていた高値が切り上がってきたのです。 この変化にいち早く察知する...
BTCJPY 2018年と同じく今年2019年もディセンディングトライアングル下抜け、 対称三角保ち合い、シンメトリカルトライアングルを下抜けました 100日線割れ、200日線割れです bitFlyer:BTCJPY...
NZDJPY 240分足 トレンドラインを引くことで何が分かるのか。 流れに変化が出てきたところ、変化の兆しを感じることができます。 小さな変化から大きな変化につながるところを探していきます。 直近のトレンドラインと大きなトレンドラインを引くことで、変化を感じましょう。 最初の変化は直近の動きのトレンドラインを更新してきます。 次に、切り返した価格が直前の価格を更新しなくなります。 今回の図の場合、直近のトレンドラインを上抜けたところが、一つ目のヒント、 反落した時に安値を割らないところが、二つ目のヒント、 次にその安値と安値の間の高値を超えてきたところが、三つ目のヒントとなります。 その三つのヒントが連続してくると、大きな変化に繋がっていきますね。 そうです。相場はフラクタルなんです。 さて、直近の動きを見てみまし...
(9041)近鉄グループホールディングス 週足チャート 移動平均線大循環分析でチャートを見ると、第1ステージの安定上昇となっているのが分かります。 これを日足で見ているだけならば気が付かないことも、週足などを見ることでヒントが出てくることがあります。 高値と高値と結んだライン、安値と安値を結んだラインをトレンドラインといいます。 その2本のトレンドラインがトライアングル(三角形)の形を作ることがあります。 そのトライアングルには基本的には3種類あるのですが、今回の形状は「アセンディングトライアングル」という形状のようです。(赤色のトライアングル) 下値が切り上がってきていますので、上げる力が徐々に強くなってきているので上抜けるケースがやや多いとされる形状です。 パターン通りに上抜けてきたのですが、これが壮大な「アセン...
GBPUSD ポンドドル 4時間足 日々アイデア投稿をしていると色々なご質問やコメントを頂きます。 本当にありがたいことで、日々のアイデア投稿の励みになっています。本当に有難うございます。 その中で今回のポンドに関するご質問を頂きましたのでポンドドルのチャートを分析してみます。 ポンドドルの4時間足を見ると、直近の上昇局面のところにトレンドラインを2本入れました。 1本目のところでは、トレンドラインを上抜けするも伸びきれずに反落しました。 けれども、サポレジ転換をして横這いの推移となっていました。 そこから、大循環ストキャスの買いサインが発生し、2本目のトレンドラインも上抜けてきました。 この2本目のトレンドラインを上抜けたところの大陽線のところでは仕掛けていきたいですよね。 暫くしてから移動平均線大循環分析でも、第...
日経225先物 日足チャート トレンドライン・水平線と沢山引きました。 普段の投稿の時はここまでラインを入れませんが、慣れていない方にとっては何を表しているかさっぱりわからないかもしれません。 「なるほど!!」と感じる方もいらっしゃれば、「なんじゃこりゃ!!」という方もいらっしゃると思います。 トレンドラインや水平線をその都度入れていくと、このようにゴチャゴチャしている場合は、トレンド相場ではなく中間波動(調整局面)となっていることを表しています。 トレンド相場であれば、もっとシンプルなラインしか入りません。 中間波動の場合は、このようなゴチャゴチャした動きとなります。 では、この沢山引いたトレンドラインを紐解いていきますね。 青色の右肩下がりの高値からのラインが、8月までのトレンドライン(上値抵抗線)でした。 そ...
EURUSD(ユーロドル) 日足 大局の流れに中に中局の流れがあり、その中に更に小さな小局があります。 つまり、大局や中局がトレンドがあれば、小局もその流れに追随するのがベターです。 逆に、大局や中局にトレンドが無ければ小局もトレンドはありません。 現在、ユーロドルの大局は下降チャネルライン(青色のチャネルライン)となっています。 その中に中局のチャネルラインが入っています。 因みにチャネルラインとは高値と高値を結んだライン、安値と安値を結んだラインが平行になったラインの事です。 直近の動きを見ると、チャネルライン(黒色のチャネルライン)で推移していたのが、少し上抜けしてきたような動きです。 この小さな変化が大きな変化に繋がるかどうかに注目ですね。 このように大局、中局、小局と相場をフラクタル的に見ていくとこで ...
GBPJPY(ポンド円) 日足チャート ポンド円を見ると今年の8月まで下降トレンドが継続していました。 そして、その下がる角度を見るとトレンドの特徴を理解することができます。 トレンドに勢いが出て下降しますが、一先ず下降する角度が緩やかになっています。 ここの動きで多くの方が気持ちが少し緩みます。 そこから、角度が鋭くなって逆Cカーブのような動きから下落しました。 ここでは特に買い方が慌てますね。 この下降トレンドの角度の違いを様々なチャートを見て研究してみましょう。 これに近いパターンが多いことに気づくと思います。 そして、一旦切り返しますが再び下降しますが安値を更新せずにダブルボトムのような形になります。 そして、トレンドラインを上抜けてから戻り高値を超えてダブルボトムが完成した形状となりました。 そのまま上昇...
(9020)東日本旅客鉄道 週足 チャートを見ると、非常に複雑な動きをしているのが分かります。 高値と高値、安値と安値を結んだチャネルラインを入れると、 下降チャネルと上昇チャネルが交互に出来ているのが分かります。 実際にトレードをしようと思うと、はっきりとしたトレンドが無いだけに 短期トレードになるか、諦めてトレードをしなくなるかといった銘柄です。 綺麗なチャートばかりであればトレーダーは苦労しないのですが、 このようなごちゃごちゃしたチャートによく出くわします。 そういったときに、どのように考えどのような投資行動をとればよいのでしょう。 まずは、トレンド相場が終わり、中間波動になっているわけですから、トレードの手法をかえるか控えなければいけません。 そして、トレンド相場がどこから発生するかに意識を持っていかなければ...
日経225 日足 上下とも同じ日経225のチャートです。 個人的にはエリオット波動分析が好きです。 様々なチャートをエリオット波動分析で捉えると、いつも芸術的だなと感じます。 ただ、エリオット波動は非常に奥が深く、カウントも微調整や訂正を入れながら行っていきますので、慣れていない方にとってはこの上なく難しくなります。 例えば、上記の二つのチャートは同じ銘柄です。 ところが、カウントの仕方が違うと一つは上抜け、もう一つは下抜け予想となります。 つまり、真逆の予想となってしまいます。 これが、相場の難しいところです。 上がると思って買った方は、多少下がったとしても「上がるはずだ」との思いから我慢するかもしれません。 エリオット波動分析もカウントが違えば、上下が真逆になりますので大きな違いになります。 相場を上がるか下...