今回の投稿では「急騰後にダブルトップが形成されるケース」について、なぜそのような動きが形成されるのか市場心理の観点から考察してみたいと思います。 個人的な見解ですが、価格が急騰した後はダブルトップをつけて急落していくケースが多いように感じています。 このような形⬇︎です。 エリオット波動でいうと、5波の高値更新が失敗することでフェイラーとなるケースに該当します。 今回は、なぜそのような形になるのかをマーケット参加者の心理面から考えてみたいと思います。 以下のチャートはユーロ円の2021年5月末の1時間足です。 ...
今回の波動分析シリーズはゴールドを取り上げます。 年足、月足、週足を基にした超長期波動サイクルの分析です。 年足 金の変動相場制が開始したのが1971年なので、ここを起点と考えることに異論はないでしょう。 年足を見ると、誰が見てもわかる3段上げが確認できるので、チャートに示したようなカウントを考えます。 変動相場制とともに始まった波動サイクルの最後の波Ⅴを形成しているフェーズということです。 月足 過去20年スパンの月足に主要な出来事をプロットしています。 グリーンの波動が年足の波動。その下位波動である月足波動をブラックで示しています。 ...
FRBのテーパリング早期化懸念が市場を不安定にする日々が続いています。 実際にFRBがテーパリングの議論を開始したり、テーパリングそのものを開始したらどういう動きが想定されるのかが気になったので、前回リーマンショックからの金融緩和を経たテーパリング時のチャートの動きを振り返ってみました。 過去にどのような反応があったのかを知れば、今後行われるテーパリング時のマーケットの動きに対応する準備とすることができるでしょう。 この投稿では米国10年債利回り、ドル円、株価(S&P500)、ゴールドの4つに絞って取り上げます。 まずは米国10年物国債の利回りからです。 【米国10年物国債の利回り】 過去20年間の月足チャートに主要出来事をプロットしたチャートです。 ...
前回のビットコイン投稿で好評をいただいた波動分析シリーズ。 今回は米国株3大指標の一つであるS&P500を取り上げます。 直近不安定な動きとなっている米株ですが、月足、週足といった長期足で見ればコロナショック以降継続する上昇トレンドの先っぽが振動している程度。 まだまだ上昇波動が崩れたわけではありません。 一方、環境認識・戦略立案にエリオット波動を使っている方であれば、今は何波目に当たるのか、相場における現在地が気になる方も多いと思います。 今回はS&P500を長期波動サイクルの観点から分析した僕なりの視点を提供してみたいと思います。 月足 以下のチャートは月足に過去の主要出来事をプロットしたものです。 ...
エリオット5波を終えた様子のドルスイスフランは現在A波形成中か。B地点は赤1年EMA、複写したチャネルのセンターライン、フィボナッチから図示した辺りでしょうか。 B波をロングで取りに行くか、Bを待ちCを取りに行くか、Cを待ち次の大きな上昇波動の1波を捉えるか、戦略を先に決め先回りして待ち構えたい所。
エリオットカウントは、信じ込みすぎるとチャートを見る目にバイアスがかかり過ぎ良くない面もありますが、シュミレーションするには便利。 フィボナッチや水平線、移動平均線を考慮しどの辺で反転しそうか考えたり、どの波を取るためにはどこの戻りを捉える必要があるか予め整理してみる。 その通り行かないことがほとんどなので、マーケットが出した結果に沿って修正しながら追いかけてみると、ハマった時、わかりやすい形になった時には 良い地点からポジションを持てる場合がある。
前回のコラム「押し安値・戻り高値まで押す/戻るという視点」が好評だったので、類似のテーマで投稿します。 押し安値・戻り高値まで押す/戻るという視点 今回のテーマはトレンドラインブレイク後の押し戻りは、異なる時間軸ごとに起こるという点についてです。 前回のコラムがチャートの縦軸:価格に着目したものであるのに対し、今回のテーマは横軸:時間軸に着目したものです。 これまで意識したことがないという方は、この点に注意してチャートを見てみると新しい発見があるかもしれません。 ----目次------- ・トレンドラインブレイク後の押し戻り ・実際の例: 2021年2月のドル円相場から ・トレードにどう活かすのか? ・トレンドラインブレイク後の押し戻り...
チャートパターンを形成していたゴールドは綺麗にトライアングルを抜けてきた。長く続いた下げの流れが一旦終わったことを示唆するか。
チャネル上限到達、エリオット、キリ番の3万円ファースト裏タッチ、短期足で見た高値切り下げ、安値からの上昇値幅を考慮し短期ショート入りました。まだ4波想定なので手堅く利食います。
大きめの下げ後の調整が進んでいる。 サブチャート(下)を見ると上を向いていたADXが下を向きグレーに変化、一旦下落ボラが落ち着いている。DMIはまだ売り優勢を示しているが。 一度上昇し高値切り下げからC波、更にDE波による下げに警戒。 (押し目待ちしていた投資家が買っているようだが危険かもしれないですね。)
ユーロ/ドルの1月6日の高値からの下落は、ウォルフ波動になっていました。 後付けの説明になりますので (チャートの解説は、後からだったら、何とでも言えてしまいますので(^_^;)) 教材扱いでの投稿になります。 「ウォルフ波動」の説明については、タグをクリックすると詳しい説明が出てきます。 「5」の地点では、ロウソク足の高値がラインにあたっていると理想的ですが、ここでは「5」に行く前に下落となっているので、高値のロウソク足を割ったところで「売りポイント」と判断できます。 一つ上の青矢印でも売れますが、さすがにその時点で売りと判断するのは難しいところでしょう。 売り以降翌日からきれいに下落していき、下落の目標ラインにぴったりと当たります。 怖いくらいですね! でもこれは後付け解説ですから、いくらでもきれいなチャー...
過熱を見て利食いが続き連続陰線。一旦の転換、または天井形成となるか。 下げに入る場合、このまま下げていくというよりはA波B波を経てチャートパターンを見て 調整入りと、時間をかける展開になるのでは。
昨年8月のFOMC声明でパウエルさんがインフレ率2%超えも気にせず緩和を続ける、との報道から加速した資産バブル。 今週米国債利回りが1%を超え、1年移動平均線を上ぬける動きにも関わらず、(アイデア更新欄参照) 米市場は見ぬふりで市場最高値を大幅更新しました。 アメリカ議会にデモ隊が雪崩れ込む異常事態でも追加緩和期待にのぼせてリスクオンとなる異様なマーケットには違和感を 覚えざるを得ないですが、事実アメリカ株式市場は目の前で上昇しています。 今週は金、銀が大きく下落しました。金利がつかないものから金利がつくものにお金が流れたということでしょうか。 リスクオンで安全資産である国債から株式や商品等のリスク資産に資金が移動、その結果国債価格が下落し利回りが上昇、 そこに金などから一部資金が流入? 今週はオイルも上昇しました。...
グランビルの法則に従い移動平均線の下に潜ってから再度上に出てきた後は上昇しています。深めに押したのでエリオットのB波を形成中の可能性があり、高値切り下げからのC波が始まる流れになった場合は頭を切り替えなければならないかもしれません。ロングしている場合は警戒が必要ですね。
今回は波動の見極め方のコツということで、チャートの横軸(時間軸)に注目した波動の特徴について共有したいと思います。 エリオット波動を分析に使われている方であれば、チャートの縦軸(価格軸)に着目して各波の比率を見たり、トレンドがどの価格水準まで伸びそうかという分析はされていると思います。 ですが、横軸に注目している方は意外と少ないのではないかと思ったのが、今回この投稿を書いてみようと思ったきっかけです。 ・どこからどこまでが一組の推進波・調整波なのか判断するのが苦手 ・調整波がどこで終わったのかの見極めが難しい という方は、この横軸に注目してみると、波動の識別がしやすくなるかもしれません。 1.具体例 2.トレードにどう生かすのか の順番で解説します。 具体例...
S&PにZigzagを引いてみました。 高値と安値を捉えてくれるので、 ざっくりとしてダウ理論の成立の成否判断に役に立ちます。 使っていない人は インジケーター→Zigzagで調べてみましょう。 どこまでの上げ(下げ)は関係なく考えるといったバッファーを取るのも上手いです。 自分の取引している通貨ペア、銘柄に合うパラメーターを是非探してみて下さい。