移動平均線
【NI225】日経225 売りを踏み上げて、当面は上昇が続く可能性が高い今回は30年ぶりに3万円台を回復した日経平均を見ていきます。
大局的な観点からこの高値をつけている背景を見ると
・各国の金融緩和政策が当面続く見込みを背景に資金がマーケットに流れ込み、リスク資産の購入に繋がっている。
・米国の大規模な財政支出を背景に、米国株価指数に連動しやすい日経平均が連れ高となっている。
・外国人投資家の買いが3月のコロナショック後継続して入っている。
かつ、個人投資家は売り先行ではあるものの、投資機運は高まっており、証券口座開設数は増加。
以上を踏まえつつ
テクニカル面で分析を行います。
EMAからの分析
パラメーターとしては
・1ヶ月の値動きをならす意図で5EMA
・3ヶ月の値動きをみる13EMA
・6ヶ月(半年)の値動きをみる26EMA
・1年間の値動きをみる52EMA
・大きな流れとして意識されやすい200EMA
を採用。
↓
コロナショックで各国の株価指数が最安値をつけた3月20日付近で200EMAにサポートされつつ上昇
1991年4月に戻りがあった紫のライン付近で今回も、もみ合ったことを考えると
その前の1990年5月から7月にもみ合った水準(31,000-33,300円)を上昇した場合の目標価格としたい。(赤のボックス)
しこりはないものの、意識されやすい価格帯ではあり、
かつ
直近の上昇はオレンジの26週EMA、赤の52週EMAから大きく乖離しているため、上がるとしても一旦調整が入ると考えられる。
上げる時はとことん上げていくのが相場である。
一方で、上がりすぎた相場はいずれ急落し、売りが売りをよぶ。
警戒感を持ちつつも、上値をアタックする可能性が高いと考えられる。
ユーロドルの現状分析 リテストを終えたか?青直近レジスタンスラインと節目の黒水平線を超えた後の押しを耐え今週反発を見せたユーロドル。
押したおかげでオシレーターは上げシロができた反面、上昇のボラティリティーはピークアウト。
長期の高値が見えているだけにここからは難しい動きになるかもしれない。
シナリオとしては、
・高値を超えられず反落する流れで値幅の大きなレンジや持ち合いを形成するパターン
・高値に接近してから揉み合いを経て、時間をかけ上抜けていくパターン
・一気に超えてからリテストし、サポートされて上抜け
・または支えられず伸びない2つのパターン
計4つくらい想定しておいて、今後の流れを観察し戦略を考えたい。自分自身はロングを手仕舞い今はノーポジ。
週末を迎えるため金曜日の上昇にはあえて乗らなかったので週明けから時間足を落としエントリーチャンスを探して行きたい。