USD/JPY 2024年7月bloombergの記事によると、4月末から5月29日までの円買介入の規模は過去最大の9.8兆円だったそうです。
4/29につけた高値、160.209を介入により、なんとか5月の足は陰線で終えることに成功したのも束の間、6月の足ではしっかりと陽線でひっくり返し、高値更新を伴い引けました。
この流れを見ると、この160円近辺での介入は実施されなく、さらに上昇したあたりでまた日銀が介入はあるのではないかと思われます。
その辺りを踏まえて、波動分析をしてますが、現在の強烈な円売りの事実を考えると、直近の波動は、拡大型のエンディングダイアゴナルとしてこの後もさらに上昇する波形として推測しております。
拡大型は、その名の通り、1波<3波<5波と大きさが拡大していく波形です。
特徴として各波が3波構成ですが、3/11を起点にしたダイアゴナルの第1波が前回高値の160.209をつけた波形は、3波の構成となってます。(w-x-y)
介入が終了して下落した安値から6月末までの波形は、第3波の (w) までが終了しているようにみてますが、この後 (x) 調整を挟んで、(y)とさらに上昇する波形を推測してます。
途中に挟んだ、(x)波は、(w)と (y) を繋ぐ波ですが、1波 (x) では、約2週間で130pipsほどのレンジ幅でした。
今回もそうなるかどうかはわかりませんが、円売り圧力が強い中、大きな下落は考えられないことを考慮すると、今回は介入1回目のラインを挟んで、上下に100pips、合計で200pipsほどのレンジ幅が2週間以上続いてからの、上昇となるのではないかと考えてます。
1波より3波が大きくなるので、レンジ幅の大きさと期間も大きくなるのではないかと思います。
また、日足のMAが下から追っかけて来ており、その辺りと絡んだあたりが、上昇再開となる合図かもしれません。
どちらにしても、介入警戒もある中でのロングとなると、節目から買って行かないと、波の途中からのロングは突然の介入クラッシュに巻き込まれる可能性が高いとみてます。
7月の波形を見ながら、またアップデートしていきます。