ドル円 押し目買い戦略 買いポイントは139.7円かチャートは4時間足です。
今夜27時からFOMCの発表、金曜日には日銀の金融政策発表があります。
今週のドル円の値動き予想は月曜日の段階でCPIに向けて下落し、また上昇するというシナリオで、それ自体は問題ないのですが、思ったところ(138円前後)まで下げてくれず、上昇してしまいました。
ここからの展開ですが、少し押し下げて上昇に向かうと考えています。
まずFOMCのメインシナリオは利上げ無し、現状のアメリカ経済は堅調の為次回以降の利上げの可能性はありつつデータ次第、利下げは年内見込まないといった内容です。
今回ドットチャートも公表されますが、あと1回の利上げを年内ずっと織り込んだような内容になるのではと思っています。
その為、FOMC通過後は上昇に向かうと予想しています。
また、日銀も現状維持予想で、衆議院解散も近そうですし7月あたりまでは少なくとも政策変更はないと考えられるので、引き続き円安の展開を予想しています。
よってドル円の押し目買いで臨みたいと思っています。
具体的な戦略としては、三角保合から上昇三角に形を変化させており、上限の140.3円付近を抜けると141円~142円あたりを目指す展開と見ています。
入りたい押し目としては直近の高値安値で引いたフィボナッチリトレースメントの38.2%あたりは買い場だと思っています。
ここは週足で引いたフィボナッチも重なっており、意識されやすい節目だと考えられます。
また、損切りは138.9円で今のところ考えています。
FOMC前に入るか迷うところですが、先にエントリーした場合は発表直前に損切りをタイトにするなどポジション管理をして臨みたいと思います。
ファンダメンタル分析
【米国株】S&P500が強気相場入り このまま最高値を更新する確率は◯◯% 米国株の代表指数であるS&P500が昨年10月につけた安値から20%上昇し、強気相場入りを果たしました。
このまま強気を維持して最高値を更新するまでに至るのか気になっている方も多いかと思います。
そこで今回は、過去に弱気相場から強気相場への転換を果たし、そのまま最高値を更新したケースがどのくらいあるのかを調べた結果をシェアしたいと思います。
S&P500 月足(1974年〜)
今回は1974年の第一次オイルショック以降を対象に弱気相場から強気相場への転換を調べました。
チャートはS&P500の月足に主要イベントをプロットしたものです。
中段は当時の直近高値からの下落率(赤)、直近安値からの上昇率(緑)を表します。赤の2本の水平線は上昇率・下落率20%のラインです。弱気相場となったポイントを緑の丸で示しています。
下段はFRBの政策金利です。
弱気相場入りから強気相場へ転換した事例は、2022年~23年を除いて10回ありました。
以下でそれらの動きを詳しく見ていきます。
1.第1次オイルショック
1974年10月に底値をつけた後、20%上昇し強気相場入り。そのまま第2次オイルショックを迎えますが、1974年10月の安値を割ることなく最高値を更新する流れへ続きます、
2.第2次オイルショック
第1次オイルショック後の上昇から再び弱気相場入り。1978年3月に底値をつけた後は強気相場転換し、およそ2年後に最高値更新。
3.金利上昇による米国リセッション
第2次オイルショックによるインフレを退治するためにFRBが異例の強行利上げを行い、政策金利は1980年3月には20%近くまで上昇。
その結果米国経済はリセッション入りし、1982年8月に底値をつけるまで弱気相場が続きます。
そのあとは上昇に転じ、約半年後の1983年1月に最高値更新。
4.ブラックマンデー
たった1ヶ月でSP500が35%近く下落した1987年10月は、その月の安値を割ることなく、約2年後の1989年7月に最高値更新。
5.湾岸戦争
1990年10月に底値をつけた後、5ヶ月後に最高値更新。
6.LTCM(ロングタームキャピタルマネジメント)破綻
1998年10月に底値をつけた後は反転上昇し、2ヶ月後には最高値更新。
7.ドットコムバブル崩壊
2000年始めから2001年9月までの弱気相場。
2001年9月の底値から一旦は強気相場入りを果たすも、今度はワールドコム・エンロン会計詐欺が発覚し、再びドットコムバブルの安値を割る弱気相場入りとなりました。
この時は9.11も重なり、米国にとっては暗い新世紀の幕開けとなった時代でした。
8.ワールドコム・エンロン会計詐欺
2002年7月に底値をつけた後は強気相場入りを果たし、5年後の2007年には最高値を更新します。そして後続のリーマンショックを迎えることになります。
9.リーマンショック
ワールドコム・エンロン会計詐欺後の上昇相場で記録した2007年10月の最高値から57%の下落。
2009年3月に底値をつけるまで1年半近く下落が続きました。そこからは反転上昇し、リーマンショックから約5年後の2013年4月に最高値を更新します。
10.コロナショック
リーマンショックでの底値をつけた2009年3月以降、SP500は毎年最高値を更新する長期上昇トレンドにありましたが、そんな中発生したのが2020年のコロナショックです。
ただ、コロナショックの直後にFRBがゼロ金利政策を取ったことで相場はすぐに上昇転換。結局2020年も前年に続く最高値更新となりました。(2018年の世界同時株安は見方によっては弱気相場とみなす考えもあり。)
以上を整理すると、弱気相場から強気相場転換を果たし、そこからさらにもう一度安値を更新したケースは10回中1回のみ(#7)。
確率的には90%が最高値更新を果たしたことになり、今回の強気相場転換にも期待を持たせる動きではありますが、そうは問屋が卸さないのが相場の難しいところであり、面白いところ。
以前の投稿"【米国株】半値戻しは強気のサイン? SP500の弱気相場における半値戻し50年の傾向"では、S&Pが直近安値から半値戻しを達成した後に再び安値を更新するケースは、過去50年間で1回だけだったという紹介をしました。
ですが、2022年の弱気相場においては2022年8月に当時の直近安値から半値戻しを達成した後は、再び安値を割る展開となりました。(下記リンク参照)
では、今回の強気相場の継続性では何が懸念となるのでしょうか?
一つ確実に言えることは、FRBが政策金利を高水準で据え置き続けるかどうかでしょう。
先程のS&P500の月足チャートを政策金利と関連付けて見てみましょう。
<再掲>
前述の10回の強気相場転換において、最高値を付ける過程で政策金利が上昇または横ばいにあったのは、
2.第2次オイルショック
3.金利上昇による米国リセッション
4.ブラックマンデー
6.LTCM破綻
の4回。
それ以外は全て利下げ局面にあるか、またはゼロ金利政策/超低金利政策が取られていたことが特徴です。
特に21世紀に突入してからの弱気相場から強気相場への転換事例を見てみると、全て利下げ局面、ゼロ金利政策/超低金利政策の下での最高値更新となっています。
2023年5月時点のFRBの政策金利5.25%(青の破線水平線)を超えた状態で最高値更新した事例は、21世紀以降はありません。
2001年以降は世界的に超低金利政策が取られており、株価にとってはポジティブな環境が揃っていたことは間違いなく考慮すべき要素の一つでしょう。
単純に上昇率と下落率の推移だけで見た場合とは状況が異なり、諸手を挙げて現在の強気相場を歓迎できるかというと、首を傾げざるを得ません。
ここ数ヶ月は経済指標が弱気な結果であったり、インフレ指標に鈍化が見られると利上げ停止期待や一部では利下げ観測まで出て、株上昇やドル安の動きにつながることがあります。
一方で、FRBの高官からは口すっぱく、「利下げはない」、「政策金利を一定期間据え置く」という発言が出ている中、この強気相場がどこまで続くかのか、今後の行く末が非常に楽しみなところです。
今週の結果と来週の見通し【今週の結果(週足)】
(1)ドル円は経済指標の乏しさから短めの陰線で確定。また140円近辺にオプションもあり、レンジトレード的な側面も出た。
(2)米国債は水曜のカナダ中銀行の緊急利上げの警戒感から10年債の利回りが上がる状況があったものの週レベルではどちらも短めの陽線で確定した。
(3)ドルストレートは全体として陽線で引けている。しかし、火曜・水曜それぞれに発表された豪準備銀行・カナダ銀行の利上げの影響から豪ドルは大きめの陽線で確定。しかし、カナダドルは続伸せず週足レベルではそこまで大きな陽線ではなかった。そのほか、ポンドは自国通貨高の影響か大きめの陽線で確定。
(4)クロス円は陽線で確定。未だに円安と市場では考えられている。そのような中ユーロはピンバーの陰線で確定。ユーロ安影響か。次の日銀会合は16日(金)。
(5)株 米株(S&P)は短めの陽線で確定。しかし、長期的に重要な水平線の4300に到達しており反発の予兆があるもののBBの2σにタッチしながらスラストアップのプライスアクションを示しているため、米株市場では強気のスタンスが見て取れる。
日株(JPN225)の週足は9週連続で上昇。水曜には大きめの陰線を示していたが持ち直し週足で陽線で引けた。日株の強さが感じ取れる。
(6)原油は中程度の陰線で確定。節目の70に到達し割れれば65まで節目がない。米の利下げの思惑の影響で需要の低下がある。サウジアラビアの減産の影響で週初めは窓を開け上昇したが、週全体でみると大きく下げた。
(7)金は短めの陽線で確定。日単位でもどっちつかずの方向感なので材料難の週であった。
【来週の見通し】
来週はイベント盛りだくさんの週。火に米CPI、木にFOMC、EU政策金利、金に日金融政策発表、EU 消費者物価発表。しかし、FOMCは据え置きの予想が濃厚で市場でも7割の予想で据え置きとみている。この週で各国が現状の状況をどのように考えているのかがわかるため、先走りせず各通貨の状況を見定めたのち、入っていくことが重要。決して先走りしないこと。逆行されると大きく損をしてしまう週である。
EURUSD今後の戦略 20230611【振り返り】
5/4につけた高値を皮切りに5月は下落を続けた一か月。
5/19頃から4h足のMACDにてダイバージェンスが始まった。
下落のモメンタムが弱まりダイバージェンスにつられて現在はカウンタートレンドが発生しているような状況。上昇転換するかどうか。
【短期 ロング】
短期的にはチャネルを形成しつつ上目線。直近上昇に対するフィボナッチの61.8%.21.8%が現在価格の直下にあるためその付近およびチャネルライン下限付近での上昇を狙いに行く。テイクプロフィットは直近下落の31.8%が一つのターゲット。
1hでのエリオット波動のカウントが取れそう。現在4波の下落をやっているとすれば目標ラインまで下がらずに5波に転換する可能性もあり。
【長期 ショート】
下落エリオット波動の第4波と仮定。
31.8%付近がN値とも重なっており一つの意識されるラインとなる可能性。またGMMAの青帯がクロスしてきており過去はねじれ後は反転してくることが多い。
1hでの5波動も確認できそうであるためその上昇のポイントも4波を形成したら確認しておきたいところ。日足のストキャス買われ過ぎに近づいてきている。
【ユーロ】
リセッション入りが警戒
・製造業PMI44.6 3年ぶり低水準
・1-3月期のGDPが-0.1%
・今後2回の利上げが予定されている
リセッションでの利上げとなるとさらなる景気後退が懸念されるのでは。
【アメリカ】
・債務上限問題解決。解決されるだろうとの期待からドル買いが織り込まれており直近はその利益確定売りが入ってドル売方向に伸びている
・カナダが6/9 0.25%利上げ。アメリカも利上げするのではとの期待でドル買い?
ドルは一方向に伸びるような材料があまり出ていないか。
・来週のCPIは4.2%と先月よりも下落が予想。
・FOMCでの利上げか一時停止の結果がどうなるか
オージドルついて-2023/6/8-オージドルの日足です
ここ3か月ぐらい黄色のレンジで動いてましたが、いったん下抜けてまた戻ってきています。
豪中銀の利上げもあって、下抜けからかなり反発しましたが、ボリンジャーバンドの+2σタッチで昨日は下落しています。
週足で見てみると、赤色の下降チャネルにハマっており、過去のチャートを見てみると、0.67付近はポイントになってるように見えます。
現在レートは0.67の近いので、売ってもいいかもしれませんが、過去チャートからは現在レートはかなりの安値圏に位置していますので、
よほどの豪ドル安orドル高のファンダが出てこない限りはあまり売りたくない感じです。
どちらかというと長期目線のロングで、やがて来るFRBの利下げで下降チャネルの上抜けを考えてもいいですね。
(ただ、今はまだロングしないです。0.67より上で定着してからでも遅くないと思います)
ドル円 今週は三角保合を意識した値動きを予想チャートは4時間足です。
今週の大きな材料が昨日のISM非製造業景況指数でした。
数字は予想52.3に対し結果が50.3となり、ドル円は下落しました。
東京時間も下落の流れが続きましたが反転しました。
今週は白のラインで引いた三角保合の中での値動きになるのではないかと思っているので、ここからは少しずつ値動きが収縮していくイメージでいます。
なぜなら今週は大きなイベントが無く、来週はアメリカCPI、FOMC、日銀金融政策会合と大きなイベントが控えています。
そのため今週は小動きで様子見相場となりそうです。
そのためトレード戦略としてスイングトレードだとあまり大きく取れないので、今週はドル円のトレードは控えようかなと思っています。
三角保合のブレイクが見られた場合は注視していきたいです。
今週の結果と来週の見通し【今週の結果】
(1)ドル円は今週2日(金)米雇用統計の結果がまちまちであったが、日足の終値は陽線で終了。週足は下ヒゲ長めの陰線で終了。FRBは市場の底堅さがあるものの今月15日(木)に行われるFOMCでは利上げせずそのまま5.0%維持をほのめかせており市場もそれを織り込んでいる(FedWatchより)。
(2)米国債の週足はドル円同様金曜日の巻き戻しにより下ヒゲ長めの陰線で確定。背景に米債務上限(デフォルト)回避からの安心から国債購入の流れが来ている?
(3)ドルストレートは全体としては週足レベルで陽線確定。週全体としてはドル安の週となる。
(4)クロス円は全体として週足レベルでまちまち。円はYCCの修正・撤廃は未だに行われないと市場に思われており円安市場となっている。(ドルインデックスも上ヒゲ長めの陰線で確定)次の日銀会合は16日(金)。
(5)株 米株(S&P)は2日(金)に上昇し週足で下ヒゲ長めの陽線で確定。米株市場は2日(金)に発表された雇用統計に雇用者数の結果に強気の姿勢を見せたか?
日株(JPN225)の週足は8週連続で上昇。週中盤は陰線を示していたが週末に巻き戻し下ヒゲ長めの陽線で確定。日株の背景は米AI市場好調による半導体需要の高さからによるもの。
(6)米金利は週足レベルで短・長期ともに下ヒゲ長めの陰線で確定。米債務上限(デフォルト)回避が終末に行われその安心感から週末に上昇。今後も上昇が考えられる。
(7)原油は4日(日)のOPECプラスがウィーンにおいて会合において原油減産が協議される。これにより原油の価格上昇要因になる可能性あり。市場に「空売り」のけん制を行う腹積もりか
(8)金は週足で上ヒゲ長めのピンバーで確定。リスクオフ資産の金が売られた背景に2日(金)に米株が売られたことがあるか
【来週の見通し】
重要指標が5日(月)のISMがあるがその他は小粒のものが多い。翌週のFOMCやEU金融政策が重要視されることが予想されるので来週の動きは微細ではないか。しかし、債務上限回避からくる金利上昇が予想されるため、ドル円は上昇するか?
いずれにせよFRBは利上げの意向がなくなり相場サイクルが転換することは確定である。しかし、米の底堅い経済指標の結果から利下げの時期が不透明である。今は、長期のトレンドは狙わずデイトレ以下、または無理せず静観の姿勢を保つ必要あり
6月5日からのドル円展望先週は予想以上に下落が長引きましたが、今思えばその前までの上昇トレンドが浅い押し目だけでどんどん上昇してきていた事を考えれば必要なところまで落ちてきたのかと思えます。ガクンと落ちるような調整と違ってゆっくりしっかり時間をかけて綺麗な下降トレンドを形成していたように思えますので、その分最終日の上昇もきっちり4時間足レベルの下降チャネルを上抜けできたのかな思えますね。
しかし先週は1時間から4時間足にかけての押し目、戻り目の高安ラインを決定づけるのが特に難しかったなという印象でした。
では、今週のドル円も週足の環境認識をしていく所から始めていきましょう!
【週足】目線は上
・ローソク足~
先週は長い下髭のついたピンバー陰線で確定しました。
週初めからずっと下落していましたが、最終日の雇用統計の結果を受けて最終的に上昇していきましたね。
・MA~
週足20SMAは週足レベルの緩やかな上昇トレンドラインと平行な向きになる位まで向きを上げてきています。
今までのトレンドの波が一新されて、これからまた新しいトレンドが始まっていくような動きですね。
ここで少し余談です。20SMAとトレンドラインの関係は、その時間軸においてのそれぞれの向きと角度がほぼ同じ状態がキープされるほど、そのトレンドも長く続いていきますが、その中で起こるそれまでのトレンドの角度を変える様な乱高下や反発はトレンドの終わり手前のサインとも言えます。大体それはトレンドの終わりで起こりやすく、それが転換の起点になったりしますよね?今までもそうだったはずです。知らなかったらここで覚えておいて損はないと思いますよ。
・フィボナッチ~
週足下向きのフィボナッチは先週0.618まで上昇すると読んでいましたが、急に今までの流れが変わって調整を挟み下落し、届きませんでした。
一時は先週始値の辺りまで落ちかけましたが、回復し0.5のラインの上で週足実体が確定しました。
週足が陰線包み足にならなかったことが長期ロング目線の私としては本当に助かりました!
【日足】目線は上
・ローソク足~
先週月曜から続いていた下落も金曜日は一気に上昇し大陽線で確定。
金曜はNYタイムからたった数時間で週足の半値以上の戻しが有りましたね。
短期足は勿論、中期足の目線すら変えそうなくらいの大きな1本柱が立ちました。
・MA~
現時点では日足の各SMAまでの乖離がまだ残っています。
大した底固めもせずにそれを突き放すような陽線が出来たせいで短期では先週のこの下落が終わったかのようにすら見えますがまだ注意が必要です。その理由と詳細は4時間足以下で説明します。
・フィボナッチ~
フィボナッチは先週引いた状態のまま変えていません。
0.5(133.708)のラインから上昇し始めている波がいずれ-0.5(141.840)の価格帯迄上昇すると考えているからですが、そこに到達するか、もしくは下降に転換するまではこのままで維持します。
【4時間足】ここからはトレードするメインの時間軸になります。目線は下寄りの中立
・ローソク足~
最終日は大陽線を挟みながら上髭付き陽線で確定。
雇用統計発表直後は一時全戻しする動きがみられ、陰線になるのか?と思うときも有りましたが、結果陽線になり、その後の足でも一度下げるなど乱高下する動きが見られましたが結局上げていきました。
週足を決める位置の決定でしたので、指標直前までドル円の売り買いの板はほぼ半々になっていたこともあり、大きく上下に振られながらの展開でしたね。
そして4時間足下降チャネルラインを上抜けしたことで今の角度での下降の勢いではなくなった思えます。
日足の解説にも書いた「注意が必要」の意味ですが、それが何かというと…
① 4時間足は今方向感が出ていません。
何故なら、大きな上昇は有りましたが、まだ現時点では押し目をつけて高安切り上げというダウ理論が成立していないからです。
② 一度下降トレンドが発生しているが、まだ前回の戻り高値を明確に実体で更新していない(最後のローソク足の終値で言えば僅かに上で確定していますが、ほぼ並んでいるという風にも見える)
③ トレンドの終わりに発生するはずのレンジが見当たらない。
これだけきれいな下降転換をしてきた4時間足は、三尊成立後に下降トレンド転換しているというのに、急上昇からこのまま何もなく上昇転換するには底固めが無すぎるという点に違和感を覚えている。
という以上の理由から、中期目線の4時間足はまだ底値を固める為の調整が暫く続くのでは?と考えている。
つまりシナリオ的に言うと白の矢印で表すようなダブルボトムや逆三尊のような底値圏で起こるレンジ中の値動きがこれから起こっていく可能性を考慮して、一旦この価格から前回の直近安値付近までのレンジ相場への移行、又はオレンジの矢印の安値更新の下降トレンド継続も視野に入れておく必要があると判断しています。
とは言え、青矢印のような上昇のシナリオがないわけでは無いが、今の所はまだ可能性が薄いと思う。
・MA~
4時間足20SMAはローソクに上抜けられた事で今は向きを平行に変えている。ただしMAはレジスタンスやサポートとなるには角度が必要なので今のままだとただの水平線と同じような存在です。MAを根拠に上げるには、少し時間がかかる。
200SMA,及び200EMAは現在乖離しており、その幅はおよそ300pips以上ある。
200MAの上にいるという意味では現段階では目線は上となるが、一番乖離が大きかった時から考えれば、乖離していた分の戻りが行われている最中と考えるのが妥当だと思う。
今の段階では中期目線でロングが優勢とは言えない。むしろ逆ですね。
・フィボナッチ~
4時間足の上向きフィボナッチ(点線で引いている線)下向きフィボナッチ(実線で引いている線)をそれぞれ引いている為非常に見にくいと思うが、
説明すると上昇は0.618(138.760)のサポートを受け上昇し、ほぼ1のラインである月曜の高値140.922円付近と並ぶ30日の高値(140.934)を髭で2番天井をつけてから下落している。
そしてその上昇は下向きフィボナッチの0.618(139.981)で止められて確定しているのだ。
どっちも最強のフィボナッチライン0.618で有り、それを踏まえてみても本当にまだどっちに行くのか決まっていない様子としか思えないのである。
だから私は来週明けはこの双方の0.618(138.760~139.981)の間でのレンジとなる白矢印のシナリオになる可能性を一番有力視している。
【1時間足】戻り高値を抜けているのでダウ理論的には下降トレンドは終わっているが下落余地が有りすぎるので中立
・ローソク足~
1時間足は雇用統計前に続いていた底値付近での小さなレンジを大きくブレイクしていきながら押し目を全く付けずに前回戻り高値を上抜けし確定。
レンジ前の引っ掛かりのない流動性を無視したような動きの大きな上下が有った為なのか、指標発表直後を除いては短時間で一気に上昇する訳でもなく特に反発されることも無くスルスルと上がった要因か?それともすでに懸念していた薄商いが始まっているのか?そこはよくわからんですが。
・MA~
1時間20SMAにサポートされた位置から4時間足20SMAも抜き上昇。今は200EMAと200SMAが水平に近い角度でそれを縫うように推移している。
現在は長期間MAを根拠に言うとどちらともいえない位置なので目線は中立。
今後の動向次第だが週明けはこのローソク足の上がり方から察するに取り合えず落ちていくところからスタートすると予想。
・フィボナッチ~
1時間足では今正しく引けそうなフィボナッチラインが見えてこないので一旦見送りします。
月曜日以降に必ず引いてTwitterで更新していきます。
来週のトレード戦略は中期足の方向性の決定確認を待ちながら、1時間足以下の短期足で先ほど説明した中期のレンジ内での短いトレンドを逆張りでとっていくレンジ内トレードと、その中で買いと売りのどちらも想定したいい位置のポジションだけ少しずつ残していくというちょっと(いや、かなり)難しいトレードが予想されます。
短期と割り切ってやるだけならいいかもしれませんが、いずれレンジブレイクすることは想定しておく必要が有りますね。
なので私的にはあまり稼いでいけそうな週にはならなそうですが、コツコツ取りながらもまた将来のスイングポジションとして成長させれるようにスイング玉の仕込み時期ととらえてトレードしていきたいですね。
先月初めも実はこんな感じで下落から上昇に転換していくレンジ相場でしたからね。
私のようにスイングポジションを取るには、私の知る限りではこういうレンジ相場でいかにポジションを取っていけるかが値幅を取るカギだったりするんですよね。
建値ストップを繰り返しながら何度もポジションを取り直したり、一見無駄に見える行動も有るかもしれませんが、そういう前提でやっている事なのであくまでも無理はしないようにですが、将来の大きな波に乗れるよう頑張っていきましょう。
FTX最近の裁判所への提出文書の中で、FTXとその関連会社は破産した仮想通貨金融業者ジェネシスに対する裁判所仲介による和解交渉の延長に反対し、FTXはジェネシスの主要債権者であるにもかかわらず、5月の裁判所選任には参加するよう招待されていなかったと述べた。ジェネシス、その親会社デジタル・カレンシー・グループ、債権者のジェミニ・トラスト・カンパニーが関与していた。
破産した仮想通貨取引所はまた、FTX債務者の請求額を0.00ドルと見積もることを求めるジェネシス・グローバルの動議にも反対し、同社はジェネシスの破産手続きにおける最大の債権者であり、請求額は39億ドル相当であると主張した。
一方、ジェネシスは、債権者への配当の時期や金額の不当な遅延を回避し、第11章計画の確認を迅速に求めるためには、FTXの債権をダンピングすることが重要であると考えている。
以前に報告されたように、FTXはジェネシスから40億ドル近くの現金と暗号通貨を回収しようとしている。
本日6月2日雇用統計前のドル円展望先月5月の月足は上下に髭を付けた陽線で確定しました。
上髭は月末調整リバランスから始まり、6月に入ってからFRB当局からの発言で今月の利上げ一服感が見込まれドル安に転換した分で出来たもの。それから更に落ちて、短中期で現在も下落中ですね。
週足は現在陰線で、今週が今日で最終日。先週の足の陽線を包む形まで下落し確定するのか、またはしないのか、はたまた陽転するのか?今は全く分かりません。
日足は4日連続陰線が続いています。週初めにさらなる高値更新を予想していたのですがそれも一瞬の髭で終わり、押し目かと思いきや中期レベルで下降転換し、現在に至ります。
このまま下落が続くとすれば、今日の米指標ではどちらに動くにせよ大きな値動きが想定されるので、以前から効いている日足のサポートである日足20SMAと、その付近にあるよく意識されることの多い相場会のレジェンド日足200SMA様(200日移動平均線)が有ります。この辺りまでの下落と反応が気になる所です。
上昇するにもここ迄落ちてくるとそれなりの底固めをしてからじゃないと上昇に再転換するのは難しく、最低でも1時間足で完全に上昇転換しない限りは今のドル円でロングは無理がある。
仮に今日の指標で上昇しても恐らく下がスカスカの状態では、お決りの【全戻し】…またJOLTSの時の二の舞が容易に想像できる。
ではどうトレード戦略を立てていけばいいのか私なりに再考察してみた。
ここから4時間足を見てほしい。
先ずは、昨日の下落と今の段階で4時間足実体レベルでは、前回の上昇の波の中の4時間足戻り高値である138.736から引ける水平ラインの価格でサポートされている。ここから下の範囲が、前回の押し安値137.424までの範囲でレンジ相場だった所です。(中期のレンジ範囲、レジサポ帯とみている)
今は、このレンジ上限ライン付近の138円後半レベルで揉み合っており、又1時間足以下の下位足は髭として表示されているのが分かると思う。
今の所これがサポートとして働いているので、このまま今日1日ないし雇用統計後の4時間足が確定する22:00までの間に今の水準以上で確定できそうなら、ロングが可能なのでは?と考えている。
だが、先ほど言った日足20SMAや200SMAまでを下落余地と考えると、この【幅広なレンジの中全てが1つのサポート帯】
として見る必要が有るので、いまここからのロングは総合的に見てもは得策ではないし、リスクリワードが悪すぎる。
だから敢えて今日ロングを新規エントリーする必要はないが、もし今後の動きを見て、今週又は週明けまでにこのレンジ内で下位足の上昇転換がはっきりと表れれば、またスイングロングするチャンスが到来するかもしれないと思っている。
じゃあショートをするかと言えばそれもまた微妙な位置だ。(短期のデイトレに絞ってみれば有りかもしれないが、私なら敢えてここでリスクを取る必要も無いかなと思う)
1時間足チャートでは今言った事を全て考慮した結果考えたシナリオを4つほど用意してみた。(本当はまだあるが絞って4つ)
先ず白矢印は、1時間足レベルでこの辺りから今日中に上昇転換していくイメージ。
赤矢印は、いまの下降トレンドが継続していくイメージ。
紫矢印は、NYタイム迄平行線で、雇用統計を機に一気に安値を更新、下落継続のイメージ。
青矢印は、同じく平行線で、雇用統計に爆上げからの、一旦戻るがそれから底値を固めていくイメージ
今の段階ではここまでのシナリオ作成が限界ですが、雇用統計発表次第で今の予想が全て変更、調整していく可能性は十分有ります。しっかり観察してから来週以降に良いトレードが出来るよう整えていきたいですね。
ここからは余談ですが、今日21:30のアメリカ雇用統計。
いつにも増して今回はその結果を受けての今後のドル円の方向性に来週以降のトレード目線の決定要素として着目されることでしょう。
6月はFOMCの開催が予定されており、今回の雇用統計の結果が今後の利上げについて大きく影響することは必至です。
債務上限問題は先日「上限停止」となり下院で可決しひとまず解決しました。
これでアメリカが新規国債を更に発行することができるわけだが、その購入資金の出所がどういう経緯でどこから来るのかという点が今後注視される。
考えすぎかもしれないが例えば、普通なら問題ではないのだが、銀行預金からの投資家達による国債購入が有ったとして、その資金流入がもたらす銀行からの流出「銀行の準備金の減少」になることが以前から問題視されている銀行破綻問題のせいでそれを意識させるような金融不安を再燃させてしまうのはないか?という懸念から流動性の低下、つまりは閑散相場=値が短期的に飛びやすい(急激な乱高下が起こりやすい)、取引がしずらい相場になっていく可能性も否めない。
まぁとは言え、、、私たち一般人にできることは何もなく、ただいつも通り相場を環境認識しながらトレードするしかないのですけどね。
NFPレポート:それはどのように金の傾向を形作るのだろうか?NFPレポート:それはどのように金の傾向を形作るのだろうか?
金価格は、米国連邦準備制度理事会による別の金利引き上げに対するトレーダーの期待に牽引され、火曜日と木曜日(水曜日の横ばい)に上昇した。 しかし、中期的な下降トレンドは本当に終わっているのでしょうか?
この質問に答えるのに役立つ基本的な指標の1つは、今週金曜日(米国時間)にリリースされる予定の非農業部門雇用です。 予期しない結果が発生すると、金などの金利に敏感な資産のボラティリティが高まる可能性があります。
市場の予測によると、月の今後の非農業部門雇用者数報告書は、月に追加された190,000人の雇用と比較して253,000人の雇用で、経済への雇用追加の減速を示 興味深いことに、前月の予測も約190,000人の雇用でした。
非農業給与データは、6月14日のインフレデータの発表と連邦準備制度理事会からの同時金利決定に先立って、最終的な重要な指標として機能します。
市場のセンチメントは現在、連邦準備制度理事会の次の月の会議中に60%の確率で25ベーシスポイントの金利上昇を示唆していますが、一週間前に観察された26%の確率と比較しています。 実施すれば、これは中央銀行の11番目の連続した金利上昇をマークするでしょう。
金は1,932ドル前後で取引されており、火曜日に傾斜が始まる前の17月以来の最低レベルに達していました。 木曜日は金属のための肯定的な日でしたが、それはまだその日の利益の約半分を後退させ、現在は約$1,960で取引されています。 これは最も即時の抵抗レベルですが、歴史的な優先順位はあまりありません。 NFPがまだ2日先にあることを考えると、このレベルは無関係になる可能性があります。
$1,985は中期的に優先順位の高いレベルですが、このレベルが監視する必要があるかどうかを判断するために、データのリリースに近づくまで待つ必要が 金が欠点に変わった場合、サポートレベルとして$1,938に目を離さないように支払うかもしれません。
長期保有したい銘柄バタフライ・ネットワークは米国の医療テクノロジー企業。
医療画像の民主化を目指し、超音波システムの開発に従事する。
独自の半導体チップ技術を活用し、ハンドヘルド型全身超音波診断システム「バタフライIQ」を開発。
クラウドストレージサービスを通じて、画像のアップロード、文書化、評価、請求書作成を行うソフトウェアも提供する。
本社所在地はコネチカット州ギルフォード。
創業者の経歴がすごいです。
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携帯超音波画像診断デバイス、
ポータブルMRIなど
安価で提供している会社。
現在は赤字。
AIを使った画像診断デバイスは、これから伸びると言われています。
今がチャンスかも???????
ビルゲイツ財団などからも資金を調達しています。
債務上限問題で国債価格下落も合意に向けて金利は天井かチャートは日足です。
青のラインが10年債金利、オレンジのラインが2年債金利です。
5月は大きく上昇しており、国債価格が下落しておりました。
主な要因としてはアメリカの債務上限問題と考えられます。
あまりに合意しないため債権の売りが入ったと思われます。
しかし週末に原則合意との報道でまだ確定ではないですが少しずつ進展してきているため、債券価格が上昇し、金利が低下し始めていると推測されます。
となると、政策金利も上げるとすればあと1回が限度だと思うので金利は一旦天井を打ったと考えられます。
ドル円も同じように下落しているので、ドル円は目先は下方向かなと考えています。
また債務上限が合意すれば、上限拡大は金融緩和と同じ効果を持つので少しドル安方向に動く可能性もあるので、そういったことも加味すれば目先はやはり下落が意識されるかもしれません。
今週の米ドル取引を形成する5つの重要な要因米ドルは、重要なイベントが目白押しの週となりました。これらの基本的な要因は、週を通じて米ドルのパフォーマンスが変化する可能性を理解するための鍵になります:
バイデン米大統領は、31兆4,000億ドルの債務上限を引き上げ、デフォルトを回避することで超党派の合意に達したと発表しました。同大統領は現在、議会に対し、早急にこの協定を成立させるよう呼びかけている。フィッチ・レーティングスは、この合意が議会を通過するか、通過する可能性が高まった時点で、米国の「ネガティブ・ウォッチ」格付けを解除する予定である。
債務上限の合意は、米ドルの安全資産としての魅力を弱め、世界市場でのリスク選好を高める可能性がある。
米連邦準備制度理事会(FRB)が好んで用いるインフレ指標である個人消費支出価格指数は、3月の4.2%増から4月は前年比4.4%増となりました。この展開により、6月に連邦準備制度理事会が25ベーシスポイントの利上げを実施する確率が高まった。
米国ではメモリアルデーの週末、欧州と英国では銀行休業日のため、月曜日は市場の流動性が低下します。さらに、各機関は水曜日に月末の取引を控えており、ボラティリティが高まる可能性があります。
6月2日には、5月の米雇用統計が発表される予定です。ここ数カ月は、常に予想を上回る雇用統計が発表されています。今週の雇用統計では、18万人分の雇用が追加され、失業率は3.5%にわずかに上昇すると予想されています。雇用市場の逼迫は、連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を強化し、実際の数字が予想を上回れば、強い賃金データも支援材料となります。