BTC/USD レンジ下限付近のギリギリの攻防へ HashRibbonsはBUYが点灯ビットコインは直近高値圏である25000$付近からリバもなく下落して20000$に迫る勢いの急落をした。
ファンダで見ていくと、2014年に破産したMt.Goxから債権者に15万BTC(およそ30億ドル相当)が返還されて、売却されるのではないかという憶測も先行している感じか
実際には売る人もいるだろうし、そのまま保有する人もいるだろうし、現在のBTC市場からいくなら、ある程度の吸収は問題なく出来そうだが、相場状況は決してよくなく、悪いファンダとして過剰反応しているようにも見える。
出尽くしを信じて20000$付近の防衛隊を信じたいところだが、このあたりを明確に割って20000$付近がレジスタンスに転換してくると、ロングは非常に厳しい展開へ
10000$は割れる事は無いと言われてはいるが、相当厳しい展開になってくるようにも見える。
BTCの採掘難易度を示すDifficultyは2022年7月22日で3連続のマイナス調整となり、ビットコインの採掘ハッシュレートの数値を元にシグナルを出すハッシュリボンはBUYが点灯した。
ファンダメンタル分析
ドルインデックス 節目のプライスアクションを見てドルストレートを見極めるチャートは4時間足です。
ドルインデックスは直近107.5ドルの節目を上抜けてきました。
このタイミングでユーロドルやポンドドルも重要な節目を割り込んできました。
ユーロドルとポンドドルの値動きを探るヒントとしてドルインデックスの節目を確認したいと思います。
まず次の節目は107.8ドル付近のレジサポと思われます。
まずはここまでドル高が進むと考えられますが、次のレジサポに到達した場合は一旦はドルストレートは反発点になるかと思います。
そして、次の節目であまり反発しない、ないしは小反発で更にドル高になった場合は、ドルストレートもかなりドル高方向に進むと考えられます。
昨日FRBのボードメンバーがタカ派発言をし、そこをきっかけにドルは上昇しました。
来週にはジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の発言があります。
今月のCPIの下落を受けて、恐らくですがタカ派的な発言が想定されます。
ドルストレートの戦略としては、割と浅い押し目でドル高方向にポジションを持ってみても良いかと思います。
レイバーデイの前後の値動き比較5 ナスダック100編9月最初の月曜日はアメリカのレイバーデイ。いわゆる、労働者の日として祝日にあたります。
この前後で値動きが変わる事が多い!?
という検証をお届けします。
10年債利回り、ドル円、ユーロドル、日経平均、ナスダック100
検証期間;2017年~2021年
なお、2022年は9月5日がレイバーデイ(labor day)です。
ナスダック100(NAS100)
2017年 2019年 持ち合い→上昇へ
2018年 2021年 上昇→下落へ
2020年 下落 → 持ち合い 9月23日から上昇へ
という事で、5市場を検証してみました。
全て影響があった、転換があった、と考えても問題無いようなデータとなっています。
2022年の売買戦略を立てる時にご利用下さい。
それではまた。
レイバーデイの前後の値動き比較4 日経平均編9月最初の月曜日はアメリカのレイバーデイ。いわゆる、労働者の日として祝日にあたります。
この前後で値動きが変わる事が多い!?
という検証をお届けします。
10年債利回り、ドル円、ユーロドル、日経平均、ナスダック100
検証期間;2017年~2021年
なお、2022年は9月5日がレイバーデイ(labor day)です。
日経平均(NK225M1)
2017年~2019年 数日で上昇
2020年 持ち合い →11月から上昇
2021年 9月14日から下落に転じた
一見関係なさそうな日本の株価指数にも明確な方向転換が見られました。
※2020年以外
レイバーデイの前後の値動き比較3 ユーロドル編9月最初の月曜日はアメリカのレイバーデイ。いわゆる、労働者の日として祝日にあたります。
この前後で値動きが変わる事が多い!?
という検証をお届けします。
10年債利回り、ドル円、ユーロドル、日経平均、ナスダック100
検証期間;2017年~2021年
なお、2022年は9月5日がレイバーデイ(labor day)です。
ユーロドル(EURUSD)
2017年 数日で下落
2018年 9月20日頃下落
2019年 9月13日頃下落(ただしその後持ち合い)
2020年 9月10日頃下落
2021年 その日から即下落
ユーロドルは10年債利回りに逆行しますからね。
ドル円もユーロドルもタイムラグというか、
転換する日がそれぞれ異なりますので注意が必要なようです。
※レイバーデイを売買に活かす時は
レイバーデイの前後の値動き比較2 ドル円編9月最初の月曜日はアメリカのレイバーデイ。いわゆる、労働者の日として祝日にあたります。
この前後で値動きが変わる事が多い!?
という検証をお届けします。
10年債利回り、ドル円、ユーロドル、日経平均、ナスダック100
検証期間;2017年~2021年
なお、2022年は9月5日がレイバーデイ(labor day)です。
ドル円(USDJPY)
2017年と2018年と2019年はレイバーデイ明けから数日で上昇に転じています。
しかし、2020年は10年債利回りが上昇しても下落→1月から上昇へ
2021年は9月22日から上昇へ転じました。
最近は少し遅れてやって来ていますね(笑)。
押し目買い銘柄:Lロブロー・カンパニーズ(Loblaw Companies Ltd)はカナダを拠点とする企業であり、
食料品、薬局、健康・美容、アパレル、雑貨、金融サービス、ワイヤレスモバイル製品とサービスを提供する。
【事業内容】セグメントには、小売及び金融サービスが含まれる。小売セグメントは、
主に企業及びフランチャイズが所有する小売食品及び関連会社が所有するドラッグストアで構成される。
店内の薬局やその他の健康・美容製品、アパレル、その他の一般的な商品も含まれ、PC Optimumプログラムをサポートする。
金融サービスセグメントは、クレジットカード及び日常の銀行サービス、PC Optimumプログラム、保険仲介サービス、及び電気通信サービスを提供する。
アカウント所有者が支払いを行うことでPC Optimumポイントを獲得できる日常の銀行商品である「PC Money」を提供する。
また、カナダでは外来の理学療法、マッサージ療法、その他の補助的なリハビリテーションサービスも提供する。
米国株の現状分析 (220814現在)ここ数日の米国株はようやく息を吹き返したかのような急激な上昇を見せている。
今年に入ってからの上昇としては最大の伸びを見せているので、本格的に上昇気流に乗ったと判断して積極果敢に買い向かい始めた人も大勢いるだろう。
(いや、いるだろうではなく実際にいるから上昇しているわけであるが。)
さて、ちょうど買い向かう人が増えているこのタイミングで相場の現状を整理しておこう。
本稿では以下の視点で分析する。
・過去との比較
・ファンダメンタルおよびテクニカルで見た現状
結論としては「今すぐは買わない方が良い」である。
■過去の代表的な大暴落との比較
まず初めに過去のチャートとの類似性を確認しよう。
1段目のグラフで以下の代表的なチャートを重ねている。
・1973年 第一次オイルショック
・2000年 ドットコムバブル崩壊
・2008年 リーマンショック
・1991年 日本バブル崩壊 (おまけ)
これらの大暴落直前の最高値が2022年の年初の最高値と重なるようにオフセットおよび倍率調整をかけている。
※本来はこれらのピークの絶対値は異なるが、ログスケールのため何倍してもチャートは平行移動し、その傾きは維持される。
これらを見ると、グレーの日本バブルを除く3本の同時期の価格と比較しても、特段回復したとは言えないことが分かる。実際楕円で囲んだ部分には青線と赤線があり、もう少し高いところから下落が再開している。つまるところまだ過去の暴落の範囲内なのである。
なお歴代の暴落たちは最高値から1.4年~2.6年の間にそれぞれ48% or 57%の下落をして底を打っている。そして5.5~7.5年の月日を経て最高値まで回復している。
※日本バブル崩壊の2.6年後の底だけ大底ではなく1番底としている。日経225だけはバブル崩壊からずっと最高値まで回復できず13年後にようやく大底を迎えたためである(酷すぎる)。ただし2031年あたりのグレー線および赤線に矢印で示しているように、最高値から10年以内に再び危機やショックが起こって上がるに上がれない状況になったというのは今後もあり得るので教訓にしたい。
■ファンダメンタルから見た現状
既にさんざん色々な方々の記事で言われ尽くされているとおり、2段目のグラフより逆イールドに突入し、リセッション懸念が騒がれている真っ只中である。グラフより逆イールドはリーマンショック以来であり、大暴落の1年前くらいにシグナルを発していることが分かる。
インフレ率は図示していないが、直近のニュースでは原油価格も減少し、インフレ率も前回より下がったため「ピークアウトしたか?」などと言われ始めている。ただしこれはまだ短期的に調整が入った程度の改善で、長期での改善はまだはっきりしていない。また確かに原油価格は下がっているものの天然ガスは上がっている。もしロシアが天然ガスの供給を制限し始めたら代替として再び原油価格が上がることもあり得るので油断はできない。
3段目には企業収益の前回比(3ヵ月比)を載せている。※TradingViewではUSCPRと入れると出てくるが、代表的な経済指標ではない模様。
これを見るに、前例として2008年のリーマンショック時は、逆イールドになったあたりから収益の減少がみられ、株価(1段目黒線)の減少とともに収益減少が継続し、1年ほどたってから大暴落するという流れをたどっていたことが分かる。その他の箇所でも株価がある程度下落した箇所の前後では収益の減少が起こっていることが確認できる。今のところ向こう一年は金利が下がらないことが見込まれているため、企業収益も回復しない可能性があり、次回10月の決算シーズンで悪いニュースが出始めるかもしれないため注視したい。ただ今年は11月に中間選挙を控えているため、あらゆるネガティブニュースの発表はそれ以降まで出し惜しみされる可能性もある。
■テクニカルから見た現状
6月中旬ごろから反発して、現在の価格は直近底値からちょうど半値戻しぐらいのところまで来たところである。第一関門であった抵抗線①をブレイクアウトしたかどうかと言った状態になっているのが分かる。これだけだとそのまま上がって行くようにも見える。しかしよく見ると数年前から続く抵抗線②にもぶつかっているのが分かる。2015年からこの線で何度も反発しており、強く意識されている線だというのが分かる。したがって今回もこの線が再び意識されるだろう。仮にここで反落すると次の下落で意識されるのは③の支持線となる。①の抵抗線に沿って下落が再開するとすると③の支持線にぶつかるのはちょうど直近の底値の3700ptあたりとなる。
一方で、もしこのまま抵抗線①②を突破し続けるとどうなるだろうか?次に意識されるのは第二関門の4550ptあたりとなる。過去の大暴落たちもこの辺りをうろついて結局下落しているので、ここを超えられるかが見ものである。もしこれをも超えたら相当な買い圧力であると言える。そのため第三関門である年初高値で、当時そこで買っていた人たちの含み損が0となり、安堵の売りが入るため一瞬反発するが、強い買い圧力によって一瞬で超えるだろう。
後半は楽観的なIFストーリーを並べてみたが、ひとまず目先は抵抗線②および第二関門が突破できるかを見守りたい。少なくとも抵抗線②の突破が見込めるまでは、テクニカル的には今すぐに暴落が再開してもおかしくない状態にあるため今すぐの買いエントリーはおすすめできない。「直近ではネガティブなニュースがないけど今下がることなんてあり得るの?」と思うかもしれないが、理由は簡単で、6月中旬ごろに買い向かった人が利確の売り(実際に私もいくつかの銘柄をその付近で仕込み、すでに+30%~+90%まで上昇している)、もしくは下落中盤で買った人の含み損が解消して安堵の売りを入れるためである。
以上さまざまな観点から考察したが、総合的に見て直近の上昇はまだ回復の兆しというには時期尚早だというのが結論である。また買うならもう少し前に買っておくべきであり、ちょうど今はまたいつ反落してもおかしくないポイントまで上昇してしまったため、またいったん買いを控えるのが吉である。
【米国株】過去の米国リセッション局面で株価はどう動いたのか?米国のGDPが2四半期連続でマイナス成長率となり、数字の面ではリセッション入りとなりました。
厳密にはリセッション入りしたかどうかは、米国の専門家の協議を経て決まるそうですが、ここではGDPという数値だけで見たテクニカルリセッションという意味で取り扱いたいと思います。
さて、今回の投稿では過去のリセッション局面では株価がどのように動いたのか、特に最高値を更新するまでの期間、昨今の市場の関心であるインフレと政策金利に焦点を当て、SP500を題材にしてその傾向を分析した結果をシェアしたいと思います。
直近数週間、米国株は上昇を続けていますが、これが単なるあや戻しなのか、それとももう底を打ってこれから最高値を更新するような上げとなっていくのか気になっている方もいるかと思いますので、参考になれば幸いです。
結論は、
インフレ率が下落傾向に転じたことが確認され、かつFRBの利下げが現実味を帯びてきた頃または実際に利下げが行われてからが、最高値を更新する上昇トレンドが発生することが多い、
です。
過去の傾向:米国株指数SP500の月足
以下のチャートはSP500の月足に、米国のGDP成長率(中段)、FRBの政策金利(下段)を表示したものです。
冒頭の定義に基づいてリセッションとなった場面を赤のバンドでハイライトしています。
全てのデータが揃っている1970年以降で見ていくと、コロナショックまで合計6回のリセッションが確認できます。
それぞれに振った番号ごとに、
A.リセッション入りしてから最高値更新するまでの期間
B.インフレ率の様子(青ライン)
C.政策金利の状況
を見ていきます。
①1974年-1975年(第1次オイルショック)、②1980年(第2次オイルショック)
(①と②はつなげてみた方がわかりやすいので、二つをまとめて記載します。)
A 5年半
B 第1次オイルショック後のリセッション入り時点でインフレ率は一旦ピークを打ち減少傾向に転じるもその後再び急上昇。第2次オイルショックで第2のピークへ達し、以降は下落に転じる。
C 第1次オイルショック後のリセッション入り時点で利下げ局面だが、インフレ率の再上昇とともに再び利上げ局面に転じる。
政策金利が当時のピークである20%(驚異の数字ですね!)から利下げに転じた数ヶ月後に最高値を更新。(グリーンの⭐️、以下同じ)
③1981年-1982年
A 1年、B ②ピークからの下落トレンド C 利下げ局面、株価最高値更新まで利下げ続く
④1990年-1991年(湾岸戦争)
A 1ヶ月、B 下落傾向 C 利下げ局面
⑤2008年-2009年(リーマンショック)
A 5年、B 横ばいからやや下落傾向 C 利下げ局面(2015年末までゼロ金利政策)
⑥2020年(コロナショック)
A 2ヶ月、B 横ばい C 利下げ局面(2022年2月までゼロ金利政策)
このように見てみると、過去にリセッション入りした場面では、再び最高値更新に至るまでには、インフレ率が下落傾向(または横ばい)にあるということ、加えてFRBの政策金利が利下げ局面にあるという要素が確認できます。
最高値を更新する上昇モメンタムが生まれるには、これら二つが重要なキーと言えるでしょう。
一方で直近の動きはというと、インフレ率はまだピークを打ったかどうかわからない、利上げは継続中ということで、過去に見られたような株価完全復活時の特徴は現れていません。
直近のSP500の動き
以下は直近の週足です。
現在の価格水準は、2022年年初からのちょうど半値付近に到達したところです。
個人的には、もう一度6月につけた安値を試す動きが出るのではと見ていますが、このゾーンでどう反応するか非常に注目しています。
このように過去の傾向を見てみると、過去に類を見ないほどの急激な利上げを行なった結果、インフレ率は徐々に低下していく可能性がある一方で、その結果として経済にはマイナス影響が出始める。インフレが収まってきた頃に(今回の金融引き締めのゴールはあくまでインフレ退治)、景気悪化対処の方に優先順位が移っていくことで利上げの停止または利下げ、となったあたりが株価の本当の底入れとなり、そこから最高値を更新していく動きが生まれるのではないかなと妄想しています。
ポンドドル 節目で小動き ここからの動きでカギを握るのは明日の米CPIかチャートは4時間足です。
7月末あたりからじりじりと上げてきたポンドドルですが、現在1.20台後半で推移しています。
8月4日にBOEが政策金利の発表があり、かなり乱高下しました。
1995年以来無い50bpの思い切った利上げがありましたが、上がるどころか乱高下したのち下落してしまいました。
なぜそうなったかというと、イギリスのガス代高騰により今年の第4四半期にはインフレ率は13%台になるだろうと発表がありました。
そして、マクロ予想では2022年2023年が続けてマイナス成長と予想。
また、今年の第4四半期から2023年末まで5四半期に渡ってリセッションになると発表。
ネガティブな材料もあり、ポンドは下がってしまいしました。
ここからのポンド予想ですが、すでにこれだけの悪材料が出ていますが、相場に織り込まれていると予想します。
それにこれだけインフレ率が上がるといくら景気が悪くても金融引き締めはせざるを得ません。
なので、金融引き締めと景気悪化と相反する材料により上がりもしないし下がりもしない拮抗状態と思われます。
今後はポンドの要因で動くというよりドルの動きに左右されやすいと思います。ドルの方がまだまだ織り込まれていくような材料が出てくると思いますので、特に直近で言うと明日のCPIは要注目です。
もし予想より高い数字が出てしまうとドル高になるでしょうし、予想より低く出た場合はややドル安方向かなと考えています。
ポンドは今1.21ドル前後で推移しており、そこを抜けて上昇するか、下抜けるかのところです。
ここのプライアクションは明日のCPI次第かなと思っているので、発表後の値動きを見てトレードの戦略を立てたいと思います。
各国の金利市場をTradingViewで分析する方法!米国債10年物利回りは2020年に史上最低値を更新し、1%台を下回りました。
2020年は歴史的にも低水準の時代となりましたが、2022年の現在は2%台で推移しており、状況は日々変化しています。
TradingViewでは、世界中の国債価格と債券利回りをチャートで表示することができます。
これらを分析することによって、現在のリスクと、期待できる利回りを推測できるかもしれません。このような分析はとても役立ちますので、各国の国債利回りをチャート表示する際は以下のシンボルを検索してみてください。
US10Y - 米国債10年物利回り
JP10Y - 日本国債10年物利回り
ES10Y - スペイン国債10年物利回り
DE10Y - ドイツ国債10年物利回り
BR10Y - ブラジル国債10年物利回り
※公式ストリームで各国の金利分析を行う方法を解説しました。
分析方法についてさらに詳しく知りたい方は、下記動画をご確認ください。
jp.tradingview.com
TradingViewでこれらのチャートをご活用いただけたら幸いです。
もしお役に立ちましたらブースト(イイネ)を押していただけると大変励みになります。
質問はコメントでお待ちしております🙇♂️
【ドル円】日米金利差縮小してもドル円下落は限定的?過去20年の傾向を見る米国10年国債利回りが大幅に低下することでドル円上昇のけん引役であった日米長期金利差が縮小し始め、ドル円も140円手前を一旦のピークにして下落に転じてきています。
この投稿では、日米長期金利差の拡大・縮小がドル円の変動幅に与える影響度を過去20年の動きから調べた結果を共有したいと思います。
結論を先に書いてしまうと、
・日米長期金利差は、金利差拡大の場合にドル円上昇には大きく寄与する一方で、縮小の場合はドル円下落には”金利差拡大の時ほどに”影響しない
という傾向が見られます。
ドル円週足
以下のチャートはドル円の週足に、日米長期金利差(10年国債利回り差)(上から2段目)、ドルインデックス(上から3段目)を表示したものです。(最下段は日米の政策金利)
上から2段目の金利差のところは、
・金利差拡大とともにドル円が上昇するフェーズは緑で
・金利差縮小とともにドル円が下落するフェーズは赤で
ハイライトしています。
それぞれの局面に振った番号ごとに上昇率・下落率を見ていくと、
①35%
②20%
③-10%
④9%%
⑤-11%
⑥34%
となっており、金利差拡大局面でのドル円上昇率が、金利差縮小時のドル円の下落率よりも大きいという傾向が見て取れます。
例外なのはリーマンショックの時で、チャート左側のAの局面でのドル円は-29%の下落率を記録しています。
この背景には2008年に入ってからFRBが断続的に利下げを行なったことに加え、金融危機というリスクオフイベントから円に逃避資金が流れ込んだことが要因と考えられます。
その後FRBは2008年後半から2015年末までゼロ金利政策を行ったのですが(チャート最下部)、リーマンショックから数年後のB、 Cの局面を見てみると、
B: -11%
C: -11%
となっています。
このB,Cの時期は、ドルインデックスも20年レンジの中央値より下の水準に位置しており、ドル安水準でのドル安トレンド局面と言えますが、それでもドル円の下落率は③や⑤の局面での下落率とほぼ同じ値であり、①、②、⑥で見られる上昇率よりも大分小さいことがわかります。
このことから、過去20年の傾向を見る限り、
日米金利差とドル円の関係は、金利差拡大時の方がドル円の変動幅へ与える影響は大きい
(金利差拡大時のドル円上昇幅 > 金利差拡大時のドル円下落幅)
ということが言えると思います。
現在は、皆さんご存知の通り歴史的と言っても良いくらいのドル高水準にあります。
その中において日米長期金利差が縮小してきても、ドル円の下落幅は限定的なものになるのではと見ています。
【SOLUSD】セキュリティ事故を起こしてしまったSOLだが【2022年8月5日】ごきげんよう
surumegohanことshowです
先日からSOL(Solana)のセキュリティ問題が話題になっています。
Solletのハッキングとのことですが、以前からSolanaネットワークは事故が多いです。
そこで値動きを確認してみました。
SOLそのものは2022年を迎える前から本来下がり続けていたため、今回の騒動で草コインレベルになると勝手に考えていました。
ところが4時間足をみていると必ずしも下落一辺倒ではないようです。
むしろRSIは上昇しそうな形状をしています。
日脚もわずかですが陽線形成です。
手を出すのは若干怖いですが、どうやら今回の騒動でSOLそのものの価値が一気に下るといったことはなかったようです。