金を追う!出遅れNY銀(シルバー)をスプレッドボリンジャーで検証
金(ゴールド)の価格が高値圏で推移。金と連動して売買されやすい銀の価格差が拡大し、銀を割安とみた投機筋の買いも入っているようです。そこで今回は、出遅れ感のあるNY銀(シルバー)をスプレッドボリンジャーで検証した結果です。
銀と比較するスプレッドボリンジャーの比較指標は、世界の機関投資家がコモディティ市場におけるベンチマークなどとして幅広く利用している商品指数を利用します。
スプレッドボリンジャーは逆張り・順張りの使い方があることはこれまでもご紹介してきましたが、今回は順張りトレードで優位性を確認することができました。具体的には、
買いルールは、日足スプレッドボリンジャーのインジケーターが上方バンドを上回っているときには銀CFD(XAGUSD)を買い、
売りルールは、日足スプレッドボリンジャーのインジケーターが下方バンドを下回っているときには銀CFD(XAGUSD)を売り、
というスプレッドボリンジャーでの順張りトレードでの取引結果を示しています。
スプレッドボリンジャーは、コモディティ市場でも銘柄間の組み合わせ次第で、良好なパフォーマンスを実現することが可能です。
また、今回の結果はNY金(ゴールド)でも同様に良好な結果を確認できています。
X-indicator
NTトレード個別銘柄検証結果~日経225型ETF組入れ上位10銘柄
昨日に続き、NT倍率(スプレッド)を利用したデイトレードのストラテジーです。
今回は日経225型ETF組入れ上位10銘柄について見てみましょう(2024年2月29日時点)。
なお、組み入れ1位(ファーストリテイリング)、2位(東京エレクトロン)、5位(信越化学)は昨日までの投稿をご覧ください。
また、具体的な売買ルールも昨日の投稿をご覧ください。
今日のチャートはTDK(6762)を示しましたが、それ以外の銘柄はプロフィットファクター(PF)のみ示します。
※下記のPF値は、1321と1306の条件のみでトレードした結果(ただし、( )内の数値は、昨日投稿の売買ルール②と③の条件を取引銘柄にした場合)。
※また、今回の検証結果も、ストップ(ロスカットや利益確定)は入れていません。
それでは、組み入れ順に示します。
3位.アドバンテスト(6857):買いと売りの合算 1.397(1.212)、買いのみ 2.162(1.793)、売りのみ 1.016(0.913)
4位.ソフトバンクG(9984):買いと売りの合算 1.471(1.098)、買いのみ 1.444(1.02)、売りのみ 1.494(1.198)
6位.KDDI(9433):買いと売りの合算 1.077(0.905)、買いのみ 0.985(0.881)、売りのみ 1.171(0.932)
7位.TDK(6762):買いと売りの合算 1.592(1.423)、買いのみ 1.388(1.408)、売りのみ 1.804(1.436)
8位.テルモ(4543):買いと売りの合算 1.308(1.091)、買いのみ 1.291(1.102)、売りのみ 1.324(1.08)
9位.ファナック(6954):買いと売りの合算 1.482(1.039)、買いのみ 1.298(0.923)、売りのみ 1.638(1.183)
10位.ダイキン(6367):買いと売りの合算 1.163(1.026)、買いのみ 1.025(0.866)、売りのみ 1.295(1.209)
銘柄別では、NTTに続きKDDIが機能していませんでした。目立つのはアドバンテストの買い、ソフトバンク、TDK、ファナックが比較的良い成績。
今回も銘柄ごとにPFの特性が異なりますが、全銘柄とも指数(1321と1306)のみを見た売買条件の方が結果が良くなりました(買いと売りの合算PFで見た場合)。
時価総額上位10社、日経225ETFへの組入れランキングを具体例にしてみましたが、また近々アイデアを考えてみます!
リクエスト銘柄あれば、書き込みしてください。よろしくお願いします。
NTトレード個別銘柄検証結果~時価総額上位6位から10位
これは先日ご紹介したNT倍率(スプレッド)を利用したデイトレードのストラテジーです。
基本的には、日経225でのトレードやTOPIXのトレードに役立ちますが、個別株での利用も可能です。先日は時価総額上位5社について検証結果をご紹介しましたが、今回は6位から10位までを見てみましょう(2024年3月26日時点)。
※いずれもTradingViewの株式スクリーナーを利用。
NT倍率を計算する際には、日経225型ETF(1321)とTOPIX型ETF(1306)を使います。
売買ルールはシンプルですが、念のためルールを再掲します。
15時の引け後に、下記のチェックを行います。
(買いの場合)
①今日のNT倍率(1321÷1306)が前日のNT倍率よりも上がっていること。
②今日の1321終値が前日の1321終値よりも高いこと。
③今日の1321終値が今日の1321始値よりも低いこと(陰線)。
この条件に合致したら、翌日の寄付きで成行買いエントリー。
そして、引けで決済します。
(売りの場合)
①今日のNT倍率(1321÷1306)が前日のNT倍率よりも下がっていること。
②今日の1321終値が前日1321の終値よりも低いこと。
③今日の1321終値が今日1321の始値よりも高いこと(陽線)。
この条件に合致したら、翌日の寄付きで成行売りエントリー。
そして、引けで決済します。
この単純なルールをTradingViewで検証しました。
チャートは三菱商事(8058)を示しましたが、それ以外の銘柄はプロフィットファクター(PF)のみ示します。
※下記のPF値は、1321と1306の条件のみでトレードした結果(ただし、( )内の数値は、②と③の条件を取引銘柄にした場合)。
※また、今回の検証結果も、ストップ(ロスカットや利益確定)は入れていません。
・NTT(9432):買いと売りの合算 1.008(0.736)、買いのみ 1.154(0.912)、売りのみ 0.89(0.608)
・ファーストリテイリング(9983):買いと売りの合算 1.145(1.031)、買いのみ 1.011(1.237)、売りのみ 1.276(0.852)
・三菱商事(8058):買いと売りの合算 1.46(1.446)、買いのみ 1.332(1.293)、売りのみ 1.58(1.62)
・信越化学(4063):買いと売りの合算 1.256(1.227)、買いのみ 1.241(1.063)、売りのみ 1.269(1.386)
・日立(6501):買いと売りの合算 1.337(1.254)、買いのみ 1.343(1.464)、売りのみ 1.332(1.093)
銘柄別では、NTTが全く機能していませんでした。ファーストリテイリングも良くないですね。
今回も銘柄ごとにPFの特性が異なりますが、全銘柄とも指数(1321と1306)のみを見た売買条件の方が結果が良くなりました(買いと売りの合算PFで見た場合)。
ただし、先日に述べた通り、②と③の条件を個別銘柄にすると取引日が変わるので、全体のリスク分散につながる可能性はあるでしょう。
近日中に別銘柄で検証した場合もご紹介します。リクエスト銘柄があれば、書き込みしてください。
米金利と米ドルの関係はスプレッドボリンジャーを使うとどう見える??
TradingViewでは個別株、先物、FX、コモディティなど様々な市場データを長期間使うことができるので非常に便利です。債券や経済指標まで使えるのは有難いですね。
さて、米ドルと米債券には密接な関係があるのは、皆さんもご存じの通りでしょう。
通常は、米金利が上昇すれば米ドルは買われ、米金利が低下すれば米ドルは売られ、という関係ですが、この関係はスプレッドボリンジャーを使うと、どう見えてくるのか?興味深いところです。もし関係性が見えれば、FXや米株等、様々な市場で利用することができるでしょう。
米ドルの取引例は、米インターコンチネンタル取引所 (ICE)に上場している米ドル・インデックス先物を利用しました。そして、スプレッドボリンジャーを使った検証では、
「米金利に対して、米ドルが買われ過ぎになっていると、それは修正され(つまり、売り)、米ドルが売られ過ぎになっていると、それも修正(つまり、買い)される」という検証結果になりました。いわば、スプレッドボリンジャー的には、逆張りの使い方になります。
この結果から考えると、「米ドルを取引するときに、米金利を見ることは有効である」ということが言えそうです。これは当然の結論かもしれませんが、こういった基本理論はスプレッドボリンジャーを利用しても導き出してやることができます。このあたりがこのインジケーターの優秀なところだと感じています。過剰最適化などを行っていないインジケーターなので、様々な市場で有効な結論を導き出してやることができます。
プロフィットファクターなどの値はまだまだですが、資産曲線はそこそこ安定した結果になっています。今回の米債券を使った検証結果は様々な銘柄検証にも繋げられそうです。
次回も米債券を使った検証例を示してみたいと思っています。
Crypto CurrencyとNQ(ナスダック100ミニ先物)
Crypto Currency(クリプトカレンシー、仮想通貨・暗号通貨)は、今や様々なトレーダーの間でボラティリティの高い人気市場になっています。調べていくと、リスク資産同士の相関は高く、S&P500等米国株式市場とも高い相関関係があるようです。
今回もスプレッドボリンジャーを利用し、米株指数先物トレードの検証結果を示したいと思います。取引例はナスダック100ミニ先物(シンボルはNQ)を利用してみます。
これまでも述べてきたとおり、スプレッドボリンジャーは2銘柄間のスプレッドを利用し、様々な市場で順張り・逆張りのスイング・トレードやデイ・トレードに利用することができます。
今回は順張りトレードで優位性を確認することができました。具体的には、
買いルールは、日足スプレッドボリンジャーのインジケーターが上方バンドを上回っているときにはナスダック100先物を取引開始時にロング、取引終了時に売り決済。
売りルールは、日足スプレッドボリンジャーのインジケーターが下方バンドを下回っているときにはナスダック100先物を取引開始時にショート、取引終了時に買戻し決済。
というスプレッドボリンジャーでの寄り引け順張りデイ・トレードでの取引結果を示しています。
取引は2018年以降になりますが、まずまずの結果が出ているようです。なお、この結果はナスダック100ミニ先物だけでなくS&P500ミニ先物でも同様の結果が出ています。検証結果は日足を利用しており、寄り引けデイ・トレードの結果ですが、15分足など皆さんがお気に入りの日中足を利用し、普段から使っているインジケーター等と合わせれば、さらに有効なトレード結果を実現できる可能性があるでしょう。
色々な調査の中で示されている通り、仮想通貨・暗号通貨は米株市場と高い相関関係がありそうです。今回はスプレッドボリンジャーを利用しましたが、興味を感じた方は調査・研究してみてください。
短期移動平均線と帯びの関係(8411)みずほフィナンシャルグループ 週足
相場が安定しているのか、不安定な動きなのかを見るのは、短期移動平均線と帯の関係を見れば分かります。
不安定な相場展開は、短期移動平均線が帯に絡んでいきます。
つまり、移動平均線大循環分析でのステージがコロコロと変化します。
一方で、安定した相場展開は短期移動平均線が帯でサポートされて上昇する。
もしくは、短期移動平均線が帯で抵抗を受けて下降する動きになります。
そうすると、ステージで見ると、帯に接しないステージ1が継続するか、もしくは、ステージが1→2→1の押し目買いが継続します。(売りは454となる)
やはり、ステージが短期間でコロコロと変わる銘柄はトレードが難しいですよね。
分かりやすいチャートでトレードできるように、短期移動平均線と帯の関係に注目しましょう。
商品相場を利用したドルストレート通貨ペアのデイ・トレード
コモディティーは、外国為替市場との間に強い相関があることはご存じの通りでしょう。そうした性質はスプレッドボリンジャーを利用しても表現することが可能です。これまでも述べてきたとおり、スプレッドボリンジャーは2銘柄間のスプレッドを利用し、様々な市場で順張り・逆張りのスイング・トレードやデイ・トレードに利用することができます。今回は、皆さんが良くご存じのコモディティを利用し、ユーロドルの寄り引けデイ・トレードを行ってみます。
買いルールは、日足スプレッドボリンジャーのインジケーターが下方バンドを下回っているときにはユーロドルは売られ過ぎの状態なので、寄付きで買い、引けで売り決済を行う。
売りルールは、日足スプレッドボリンジャーのインジケーターが上方バンドを上回っているときにはユーロドルは買われ過ぎの状態なので、寄付きで売り、引けで買戻し決済を行う。
ストラテジーテスターの結果を見ると、かなり一貫した右上がりの資産曲線が実現されており、ロング、ショートともプラスの成績が出ています。
また、投稿チャートをご覧いただくと分かりますが、直近の結果も優位性のあるトレードが実現されているようです(日足チャートの表示:陽線は赤、陰線は緑)。
ここに皆さんのトレードルールを加味すれば、寄り引けにすることなく取引時間中のエントリーとエグジット(決済)を実現し、より優秀な成果を出すことも可能かもしれません。
また、この戦略はユーロドル以外でも、豪ドル/米ドル(AUDUSD)、英ポンド/米ドル(GBPUSD)といった他のドルストレート通貨ペアでも利用可能です。
いくつかの通貨ペアの成績(プロフィットファクター(PF)で評価)を列挙すると、
※PFについては、これまでの投稿で述べてきたとおり。
■豪ドル/米ドル(AUDUSD) ロング:1.49、ショート:1.305
■英ポンド/米ドル(GBPUSD) ロング:1.27、ショート:1.444
■NZドル/米ドル(NZDUSD) ロング:1.306、ショート:1.15
■米ドル/スイスフラン(USDCHF) ロング:1.301、ショート:1.475
■米ドル/加ドル(USDCAD) ロング:1.361、ショート:1.637
※USDCHFとUSDCADは、ペアが逆表示なので、取引ルールは逆張り→順張りトレードに変わります(つまり、買いと売りが逆になります)。
チャート上に出てくる図形を意識しよう!(8001)伊藤忠商事 日足
チャートを見ると、200日移動平均線が右肩上がりになっており、大局的に安定上昇相場が継続していることがわかります。
その中で、直近相場を見ると、短期移動平均線が帯に突入しており、上昇期である第1ステージから、上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。
私は、常にチャートを見るときに、そこに、図形ができているかを意識します。
今回は直近のところにラインを引いているので、皆さんも直ぐにわかると思いますが、ラインが無くてもこのように図形を探す意識を持ちましょう。
では、この三角形の意味を考えてみましょう。
この形は、拡大しながら三角形が作られています。
つまり、ボラティリティが高くなりやすい形です。
この三角形の中で推移するのであれば、そろそろ、上のトレンドラインに向けて動きは始めるということが想定できます。
そして、この三角形の中で往ったり来たりします。
一方で、下のトレンドラインを割り込む、もしくは、上のトレンドラインを上抜ける動きが出れば、新たな動きが生まれたと判断します。
このように、チャートを見て、三角形や四角形を探しながら、また、その図形の意味がわかってくると、見え方が大きく変わってきますよ。
皆さんも、色々なチャートで図形を探してみましょう。
7人の侍とスプレッドボリンジャー
先週は日経平均株価が史上最高値を更新しましたが、それに先立ち某外資系証券会社が日本の株式市場を牽引する7銘柄を発表しました。皆さんもご存じのことと思いますが、米国株を代表する7銘柄「マグニフィセント・セブン(荒野の7人)」の日本版に当たるそうで、その7銘柄の名称は「7人の侍」!! 具体的な銘柄は、半導体関連銘柄から4銘柄(SCREENホールディングス(7735)、アドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)、東京エレクトロン(8035))、その他には、トヨタ自動車(7203)、SUBARU(7270)、三菱商事(8058)の大手3社。
※ちなみに、米マグニフィセント・セブンは「GAFAM」5社に加え、電気自動車大手テスラ、半導体大手エヌビディア。
そこで、今回は、「7人の侍」についてスプレッドボリンジャーを使った検証結果をご紹介します。
今回も代表的な米株指数を取引銘柄との比較指標に使います。スプレッドボリンジャー戦略は逆張り、比較する米株指数に対して日本株が割安になったところで買います。この考え方は前回までの投稿のとおり。
結果ですが、「7人の侍」全ての成績を示します。なお、評価はプロフィットファクターで行います。
※プロフィットファクターについては前回の投稿をご覧ください!
<プロフィットファクターで見た7人の侍の成績>
■SCREENホールディングス(7735):1.691
■アドバンテスト(6857):1.676
■ディスコ(6146):1.722
■東京エレクトロン(8035)1.367
■トヨタ自動車(7203):1.793
■SUBARU(7270):1.357
■三菱商事(8058):1.161
一応、全銘柄でプラスの成績。成績が抜けた銘柄はありませんでしたが、全体的に安定した成果が出ているようです。そして、今回の米株価指数以外にも比較銘柄候補が浮かびます。毎度述べていますが、日本株と米国株は密接な結びつきがありますので、皆さんも色々と考えてみてください。今回の結果も米国株、日本株が上昇相場であることも後押ししているでしょうが、スプレッドボリンジャーという単体のインジケーターだけでも良い成果が出ました。
プロフィットファクターで見たスプレッドボリンジャー戦略
前回に引き続き、日本株ETFを利用したスプレッドボリンジャー戦略の成績をご紹介します。前回は有名な米株指数を使い、日本株指数ETF(TOPIX)の「買い」戦略をご紹介しました。
今回も同じ米株指数を使います。スプレッドボリンジャー戦略は逆張り、米株指数に対して日本株指数が割安になったところで買います。この考え方は指数ETFだけでなく、個別株や他のETFでも利用可能であることは前回の投稿のとおり。
今回は、業種別ETF(TOPIX-17シリーズETF)を取引対象にしてみます。
一部の勝てた業種だけ紹介するものなんですので、17業種全ての成績を示します。
なお、評価はプロフィットファクター(以下、PFと表示)で行います。
PFは、TradingViewのストラテジーテスター概要欄にも出ている重要な評価指標です。
総利益÷総損失で計算することができます。
見方の基本は1.0(総利益と総損失が同じ、つまり純利益がゼロの状態が1.0)。それよりも上か下かで評価できるので簡単です。小難しい話をすると色々とあるのですが、まずは自分の成績(システムでも裁量でも)のPFが1.5を超えていれば、優秀と考えて良さそうです。
その中でも、2.0を超えてくるとかなり優秀。一つの単体ルールだけでは、なかなか2.0を超えるストラテジーを作るのは難しいかもしれません。追加のルールを2つ、3つ入れてトレードを厳選した場合に2.0を超えてくることが多いです。実は、一つの単体ルールだけだと、1.5を超えるのも大変です。個人的には、1.2とか1.3程度あれば、まず基本ストラテジーとしては優秀だと思います。それと、PFは色々な投資市場間(株、FX、コモディティ、株価指数など)で比較評価するときに便利な指標です。
前置きが長くなりました。こういった話は別の機会にしましょう。
では、17業種ETFのPFは下記のとおりです。
■食品(証券コード:1617):2.158
■エネルギー資源(証券コード:1618):1.681
■建設・資材(証券コード:1619):0.939
■素材・化学(証券コード:1620):2.058
■医薬品(証券コード:1621):1.511
■自動車・輸送機(証券コード:1622):2.155
■鉄鋼・非鉄(証券コード:1623):1.696
■機械(証券コード:1624):1.739
■電機・精密(証券コード:1625):1.565
■情報通信・サービスその他(証券コード:1626):2.162
■電力・ガス(証券コード:1627):0.778
■運輸・物流(証券コード:1628):1.066
■商社・卸売(証券コード:1629):2.687
■小売(証券コード:1630):1.683
■銀行(証券コード:1631):1.088
■金融(除く銀行)(証券コード:1632):1.603
■不動産(証券コード:1633):2.241
17業種中、
PFが1.0を下回った業種数:2
PFが1.5以上だった業種数:13
そのうち、PFが2.0以上だった業種数:6
となりました。日本株が上昇相場であることも後押ししているでしょうが、スプレッドボリンジャーという単体のインジケーターだけでもかなり優秀な成績になりました。
日本株指数とスプレッドボリンジャー
米株市場と共に日本株も堅調ですね。
そこで、今回は日本株ETFを利用したスプレッドボリンジャー戦略をご紹介します。
皆さんもご存じのとおり、米株と日本株は相関が高いので、米株指数を使い、有効な日本株取引戦略を色々と作ることができます。そして、スプレッドボリンジャーを利用しても有効な戦略を作ることが可能です。今回はスプレッドボリンジャーを使った日本株指数ETF(TOPIX)の「買い」戦略をご紹介します。比較は有名な米国株価指数を利用します。
これまでご紹介してきたとおり、スプレッドボリンジャーは普通のボリンジャーバンドのように順張り・逆張りに利用することが可能です。順張りと逆張りのどちらが有効なのかは銘柄にもよりますし、戦略を作るときの皆さんの思想(作り方)にもよるでしょう。その時、TradingViewはストラテジーをバックテスト(過去検証)することができるので、これを使わないのは勿体ないです。
スプレッドボリンジャーの使い方も普通のボリンジャーバンドと同じで、インジケーター上下の赤のバンドの外側に出たところを利用します。普通のボリンジャーバンドとの違いは、2銘柄間のスプレッドを利用すること、あとは計算方法が少し複雑です。それに、普通のボリンジャーバンドに比べてトレード期間が少し短いでしょう。スプレッドボリンジャーは1週間前後のスイング・トレードに有効なケースが多いです。
今回の戦略は逆張りなので、米株指数に対して日本株指数が割安になったところ(インジケーターが緑色の領域)で買います。
個別株やETFは買い戦略が有効なケースが多いです。
そして、この考え方は指数ETFだけでなく、個別株や他のETFでも利用可能です。次回以降、いくつかの具体例をご紹介していきます。
NY金(ゴールド)取引でのスプレッドボリンジャー利用例
これまで、ETFや個別株、またはFXをスプレッドボリンジャーで取引する例を示してきましたが、スプレッドボリンジャーはコモディティ取引にも利用可能です。
今回はNY金(ゴールド)の例を示します。ゴールドと組みわせる銘柄は何か??ゴールドは様々な通貨ペアと強い相関があります。
今回はそれを利用してみましょう(皆さんも複数の通貨ペアが頭に浮かぶことでしょう)。
スプレッドボリンジャーは逆張りと順張りに利用可能ですが、今回はゴールドと参照通貨ペアとの間には正の相関があるので、順張りトレードで良いでしょう。
トレード手法はこれまでにも説明してきましたが、念のため確認しておきます。
チャート下部のインジケーターはスプレッドボリンジャー(日足)を表していますが、インジケーターの赤の背景色部分は標準偏差バンドの上側を超えている個所、緑の背景色部分はバンドを下回っている個所を示しています。
これらは全てPineスクリプトを利用して表現しています。
さて、赤色の部分ではインジケーター(黒のライン)が上方バンドを超えているので、ゴールドの上昇トレンド発生を示します。一方、緑色の部分では下方バンドを下回っているので、ゴールドの下落トレンド発生を示しています。
スプレッドボリンジャーがゴールドの上昇・下落トレンドを上手く表現できているのなら、その間のトレードはトレンド方向へ賭けた方が優位性があるでしょう。
そこで、検証の一例として、上昇トレンドの期間(赤の区間)ではデイトレードの買いのみを行います。一方、下落トレンドの期間(緑の区間)ではデイトレードの売りのみを行います。
それぞれ決済は引けで行うとします。
チャートは日足で表示されているので、1本の足の始値と終値で売買シグナルが表示されています。
検証結果を見ると、まだまだ十分でありませんが、スプレッドボリンジャーがゴールドのトレンド方向を上手く表現できているように感じます。
これに良い追加ルールを加えれば、さらに優位性のあるストラテジーに進化できる可能性が高いでしょう。
ストップライン ターゲットの考え方 シナリオを形成ストップライン ターゲットの考え方 シナリオを形成
マーケットの節目を軸足に、ストップライン ターゲットの分析の仕方を書きます。
※ 基本的に自分の備忘録として残しています。
1,マーケットの節目 価格推移で持ち合いになったり、BOX レンジ相場になった価格帯を示しています。一旦、そこをストップライン、ターゲットとして捉えています。
2,次に、チャートの終値の前後プラスマイナス 20-30をさせながら、ここをブレイクしたら、変化が起きるな。など、シナリオを形成してゆきます。
その時に、よく利用するのが、ラインチャート 終値だけを見ながら、次はこのラインがストップライン、ターゲットになるな。シナリオの下準備してゆきます。
3,シナリオを形成
最後に、基本的にはシンプルに、価格推移の形成から、次の展開を想像しながら、ブレイクラインを決めて、シナリオを形成してゆきます。
マーケットタンゴ:「ツイステッドペア」ダンスの謎を解く
金融市場の大きなステージで、すべてのトレーダーは、彼らをうまくタンゴを踊らせることができるパートナーを探しています。「ツイステッドペア」インジケーターは、市場の変動の中で優雅に踊るパートナーです。それは市場のリズムを二つのラインで織り、トレーダーが市場のダンスフロアでリズムを見つけるのを助けます。
市場が静かで水のようであると想像してください。「ツイステッドペア」は、密接に絡み合った二つのリボンのようです。チャート上でほとんど重なり合って、静かなダンスステップを楽しむように囁くかのようです。「これは市場のコンソリデーション期間で、価格変動は顕著ではありません。トレーダーはリラックスして市場のすべての詳細をゆっくりと味わうことができます。
しかし、市場の指揮者はいつも突然のメロディーの変化を楽しんでいます。市場の変動が突然増加すると、それは音楽のリズムが加速しているかのようです。そして、元々静かなダンスフロアが突然活気づきます。この時点で、「ツイステッドペア」の二つのラインが分離し始めます。彼らは情熱に燃えるダンサーのように、それぞれに独自のダンスムーブを示します。これらの二つのラインが分離する瞬間は、トレーダーに「準備はできましたか?市場が踊り始めます。あなたのダンススキルを発揮する時です!」と伝えるようです。
「ツイステッドペア」インジケーターの変化は市場のセンチメントのバーメーターです。二つのラインが密接に接続されている場合、市場のセンチメントは安定しており、トレーダーは冷静に観察して機会を待つことができます。しかし、彼らが分離すると、市場のセンチメントが高まり、トレーダーは迅速に反応して利益を獲得する瞬間を捉える必要があります。
このインジケーターの計算方法は、慎重に編み出したダンスのようなものです。市場の動向を平均価格、取引量の加重移動平均、価格の短期偏差を計算することによって捉え、トレーダーが市場リズムに合わせることができます。
実際の適用で、「ツイステッドペア」インジケーターは静的なチャートラインではありません。それはより生き生きとしたダンスパートナーのようなものです。市場の変化を感じ取り、市場のダンスフロアでトレーダーに柔軟に対応を導きます。市場の静かな時期でも、変動性のある時期でも、トレーダーが賢明な決定を下すのに役立つ明確なシグナルを提供することができます。
さて、このコードの市場ロジックを自然言語で説明します。
- **HJ_1**: これは市場ダンスステップの基礎です。平均価格と取引量を計算して、市場リズムの調子を設定します。
- **HJ_2**と**HJ_3**: これらの二つのラインはダンスパートナーの腕です。彼らはスムーズな処理を通じて市場の長期的なトレンドをトレーダーが識別するのに役立ちます。
- **HJ_4**: これは市場センチメントの放大鏡です。価格の短期偏差を計算して市場の緊張感と興奮を明らかにします。
- **A7**と**A9**: これらの二つのラインはダンスステップのガイドです。市場の変動性が増加すると、彼らは分離し、トレーダーを正しい方向に導きます。
- **WATCH**: これはダンスのシグナルライトです。二つのラインが重なり合っているときは市場は静かです。彼らが分離すると、市場は活発です。
「ツイステッドペア」インジケーターは慎重に編み出したダンスのように、トレーダーが市場のダンスフロアで自分のリズムを見つけることができます。静かなスローダンスでも熱情的なタンゴでも。市場は常に変化していますが、「ツイステッドペア」は素晴らしいステップを踊り出すための完璧なダンスパートナーです。次に、この猫がこのインジケーターのTradingViewコードを紹介します。
この「ツイステッドペア」のスクリプトは、EMA(指数移動平均)、DEMA(二重EMA)、TEMA(三重EMA)の三つの異なるタイプの移動平均を使用します。これらのタイプは、ユーザーが取引入力を通じて選択できます。
このコードの主な機能は以下の通りです:
1. DEMAとTEMA関数を定義します:これらの二つの関数は、対応する移動平均を計算するために使用されます。EMAは、最近のデータにより多くの重みを与える特殊なタイプの移動平均です。最初の段落では、ema1は「長さ」のEMAであり、ema2はema1のEMAです。DEMAはema1の2倍からema2を引いたものです。
2. ユーザーがEMA、DEMAまたはTEMAを使用することを選択できるようにします:このコードの部分は、ユーザーが使用したい移動平均のタイプを選択するためのオプションを提供します。
3. 「ツイステッドペアアルゴリズム」と呼ばれる複雑なアルゴリズムを定義します:このコードの部分では、「HJ」という値を計算するための複雑なアルゴリズムを定義します。このアルゴリズムには、EMA、DEMA、TEMAの様々な複雑な計算と応用が含まれます。
4. チャートを描画します:以下のコードは、TradingViewでチャートを描画するために使用されます。plot関数を使用してラインを描画し、plotcandle関数を使用してキャンドルチャート(K線)を描画し、黄色と赤色を使用して異なる条件を表します。
5. 色を指定します:コードの最後の二行は、HJ_7の状態を表すために黄色と赤色のキャンドルチャートを使用します。HJ_7の条件が満たされた場合、キャンドルチャートの色は対応する色に変更されます。
スプレッドボリンジャーの検証例~引き続きFXの検証結果
今回もスプレッドボリンジャーのFXデイトレードでの利用方法をご紹介します。
前回までで豪ドル円は有名な株価指数に対して、逆張り対応すべきであるという検証結果になりました。すなわち、スプレッドボリンジャーで上方バンドを超えたらショート(インジケーターの赤の区間)、下方バンドを下回ったらロング(インジケーターの緑の区間)が有効ということです。これは、豪ドルはリスク資産、特に株式市場に連動しやすい通貨だと言われたりしますが、豪ドルが株価指数に対してスプレッドが乖離し過ぎると、それは修正されるということを示しているのでしょう。もしそうであるならば、豪ドルと円以外の通貨でも同じような結果になることが考えられます。そこで今回は豪ドル・米ドル(AUD/USD)でも同じような結果になるかどうかを確認してみました。前提は、
・これまでと同じ有名な株価指数先物を利用
・スプレッドボリンジャーの逆張りトレード
・デイトレード(日足利用、始値でエントリーし、その日の終値でエグジットしたと仮定)
結果は、豪ドル円以上の成果が出ているようです。ロングとショートの成績もバランスの良い結果が出ました。この結果を利用し、追加のアイデアを付け加えれば、さらに良い結果が出るかもしれません。
日足のスプレッドボリンジャーを利用することで、通常の場合、1日のデイトレードから数日間のスイングトレード(株やFXの検証では、概ね1週間前後)で有効な成果が出ることが多くなります。
L3 感情ラインの使い方 **TradingView Emotion Line 技術指標ユーザーマニュアル**
**I. 概要**
Emotion Lineは、市場の感情を価格の動向分析を通じて捉える革新的な技術指標です。この指標は、過去3日間の開示価格、最高価格、最低価格を平均化し、動的移動平均(DMA)と指数移動平均(EMA)の概念を組み合わせて、市場の感情を反映する値を生成します。TradingViewプラットフォーム上でPine Script言語で実装されたEmotion Lineは、ユーザーに市場感情分析のための直感的なツールを提供します。
**II. 計算方法**
1. **レイ(Ray)**:過去3日間の価格の平均を計算します。これは、(2 * C + H + L) / 4 のように、Cが終値、Hが最高価格、Lが最低価格を表します。その後、この平均の3日間のシンプル移動平均(SMA)を計算し、滑り台係数を2とします。
2. **CL(クローズライン)**:レイの値をCLに割り当て、その後の計算の基礎とします。
3. **DIR1(方向変化)**:CLと2日前のCLの絶対値の差を計算し、価格の変動の大きさを示します。
4. **VIR1(範囲内ボリューム)**:過去2日間にわたって、CLと1日前のCLの絶対値の差の合計を計算し、価格変動の累積を測定します。
5. **ER1(効率比率)**:DIR1とVIR1の比率を計算し、価格変動の効率を測定します。
6. **CS1(蓄積強度)**:ER1に加重プロセスを適用してCS1を得ます。
7. **CQ1(蓄積クオータ)**:CS1の二乗を計算し、価格変動の蓄積効果をさらに強化します。
8. **AMA5(調整移動平均)**:CLの動的移動平均(DMA)をCQ1の動的因子で計算し、その結果に2日間の指数移動平均(EMA)を適用します。
9. **コスト(Cost)**:AMA5の7日間のシンプル移動平均(SMA)を計算します。
10. **CLX(複合ライン)**:AMA5とコストの平均を計算してCLXを得ます。
11. **感情ライン(Emotion Line)**:CLXがN日間連続して上昇する割合を計算し、Nはデフォルトで7日とします。結果を100で割り、感情ラインの値を得ます。
12. **MA感情ライン(感情ラインの移動平均)**:感情ラインのM日の移動平均を計算し、Mはデフォルトで6日とします。
**III. 市場ロジック**
価格の蓄積効果と効率を分析することで、感情ラインは市場の感情の強さを明らかにしようとします。感情ラインが上昇すると、市場の感情がポジティブになり、投資家は株式にポジティブな態度を持つ可能性があります。感情ラインが下降すると、市場の感情が弱まる可能性があります。感情ラインの絶対値とトレンドの変化は、投資家が購入、保有、または売却するための参照を提供できます。
**IV. 使用方法**
1. **注意信号**:感情ラインが20%を超えると、市場の感情がポジティブになり始め、投資家は関連株式に注意を払う必要があります。
2. **介入信号**:感情ラインが40%を超えると、市場の感情は比較的強く、投資家は市場に参入を検討できます。
3. **減少ポジション信号**:感情ラインが80%を超えると、市場は過度に楽観的であり、投資家はリスクを回避するためにポジションを減らすことを検討する必要があります。
4. **清算信号**:感情ラインがM日の移動平均を下回ると、市場の感情が変化した可能性があり、投資家は市場を離れることを検討する必要があります。
**V. 注意事項**
- 感情ラインは補助ツールであり、投資家は他の技術分析と基本分析を総合的に評価する必要があります。
- 市場の感情は多くの要因によって影響され、感情ラインには遅延が生じる可能性があります。投資家は慎重に使用する必要があります。
- 投資家はリスク許容度と投資戦略に基づいて感情ラインのパラメーターを調整する必要があります。
**VI. 結論**
感情ラインは、数量的な方法で市場の感情を反映する直感的な指標であり、市場の動向を観察するための新しい視点を提供します。しかし、完全な技術指標はありません。投資家は慎重に使用し、個人の経験と市場状況を組み合わせて決定を下す必要があります。TradingViewプラットフォームを使用すると、投資家は感情ライン指標をグラフに簡単に追加して、取引の決定プロセスをサポートできます。
スプレッドボリンジャーの検証例~豪ドル円の逆張りトレード結果
前回の結果では、豪ドル円はドル円のようにスプレッドボリンジャーをトレンド判定に利用することができませんでした。
それでは、豪ドル円の場合にはスプレッドボリンジャーを以下のように逆張りトレードに利用してみましょう。
赤の区間は豪ドル円が買われ過ぎ状態と考えて、デイトレードの売りのみを行います。一方、緑の区間では豪ドル円が売られ過ぎ状態と考えてデイトレードの買いのみを行います。つまり、前回のトレードとは逆のことを行ってやります(すなわち、買い取引を売り取引に、売り取引を買い取引にする)。
それぞれ決済は引けで行うとします。
今回の検証結果をご覧ください。
豪ドル円の場合は、ドル円と異なり、スプレッドボリンジャーを逆張りトレードに利用できそうです。
では、なぜ同じ株価指数先物を利用して、ドル円と豪ドル円が真逆の結果になったのでしょうか?このあたりのことは、両通貨ペアのファンダメンタル面から考えてみると面白いかもしれません。自分自身に納得のいく説明ができれば、この検証結果を利用しても良さそうです。
そして、この結果を利用し、さらに良いルールを加えることで、豪ドル円のトレードを上手く行える可能性がありそうです。
スプレッドボリンジャーの検証例~豪ドル円の順張りトレード結果
今回もスプレッドボリンジャーを利用した取引例を示してみます。
なお、スプレッドボリンジャーは2銘柄間のスプレッドを利用したインジケーターであることは、これまでに述べた通りです。そして、ボリンジャーバンドのように標準偏差バンドを利用し、順張り・逆張りのトレードを行っていきます。前回はドル円を取り上げましたが、今回は同じルールで豪ドル円を取引した例です。組み合わせる銘柄はドル円の時と同じ有名な株価指数先物を利用しています。豪ドル円は株価指数と連動しやすい通貨ペアなので、検証結果が楽しみです。
チャート下部のインジケーターはスプレッドボリンジャーを表していますが、インジケーターの赤の背景色部分は標準偏差バンドの上側を超えている個所、緑の背景色部分はバンドを下回っている個所を示しています。これらは全てPineスクリプトを利用して表現しています。
さて、赤色の部分ではインジケーター(黒のライン)が上方バンドを超えているので、豪ドル円の上昇トレンドの発生を示します。一方、緑色の部分では下方バンドを下回っているので、豪ドル円の下落トレンドの発生を示しています。
スプレッドボリンジャーが豪ドル円の上昇・下落トレンドを上手く表現できているのなら、その間のトレードはトレンド方向へ賭けた方が優位性があるでしょう。
そこで、検証の一例として、上昇トレンドの期間(赤の区間)ではデイトレードの買いのみを行います。一方、下落トレンドの期間(緑の区間)ではデイトレードの売りのみを行います。
それぞれ決済は引けで行うとします。
チャートは日足で表示されているので、1本の足の始値と終値で売買シグナルが表示されています。では、この検証結果も前回のドル円と同じような結果になるでしょうか?
なんと今回の検証結果を見ると、資産曲線は右下がりになっています。つまり、豪ドル円の場合はドル円と異なり、スプレッドボリンジャーによるトレンド判定は逆効果になっていることになります。
では、今回の検証結果は利用できないのか??そんなことはありません。
次回でそれを示したいと考えています。
[blackcat] L5 ALGOLD: トレンドマスタリーの解放" L5 Alchemy Gold(ALGOLD)"は、トレンド追跡指標であり、価格とボリュームのデータを融合してタイムリーな信号を生成します。ALGOLDには、適応フィルター、ボラティリティフィルター、トリガー移動平均、ALMA、ダイバージェンス検出器などが含まれています。設定パラメーターはAlchemy、DVATR、Divergenceの3つのグループに分類されます。ALGOLDは、ローソク足の色、線の形と色、ヒストグラムなどのビジュアル効果も提供します。エントリーとエグジットの基準もあります。ALGOLDはカスタマイズ可能で、トレーダーのトレーディングスタイルに合わせて調整できます。
チャートが語り、指標が翻訳するトレーディングの世界へようこそ!今日は、" L5 Alchemy Gold(ALGOLD)"の領域に飛び込んでみます。これは平均的な指標ではなく、市場のリズムに合わせて舞うトレンド追跡の達人です。
**ALGOLDの誕生:**
TradingViewのデジタルな路地で生まれたALGOLDは、'lag'(遅延)という3文字の言葉はその語彙には歓迎されないと決めたblackcat1402の産物です。このトレンド追跡指標は、あなたのチャート上の別の一行に過ぎません。それはボリュームと価格情報の融合反応装置です。より少ない遅延とより多くのスワッガーを持つMACDオシレーターを想像してみてください。それがALGOLDです!これは、価格のみの指標で一般的な遅延問題を解決することを目指して、ボリュームと価格のデータを融合してMACDのようなオシレーターを作成するトレンド追跡指標です。リードするボリューム情報と遅れる価格データを統合することは、よりタイムリーな信号を作成するための賢明なアプローチです。さらに、横ばい市場での偽のシグナルを減らすためにボラティリティフィルターを組み込むことは、思慮深い強化です。
" L5 Alchemy Gold(ALGOLD)"指標は非常に包括的であると形成されています。それは以下を含みます:
1. 価格とボリュームデータをスムーズにするための適応フィルター。
2. Average True Range (ATR)に基づくボラティリティフィルター。
3. スムーズな価格情報を生成するためのトリガー移動平均。
4. 価格とボリュームのさらなるフィルタリングのためのALMA(Arnaud Legoux Moving Average)。
5. ポテンシャルなトレンド反転を特定するためのダイバージェンス検出器。
" L5 Alchemy Gold (ALGOLD)" インジケータの設定パラメータは、3つのグループに分類されています:
1. **Alchemy設定**:
- Alchemy Sharpness(デフォルト:7)- アダプティブフィルタの鋭さを制御します。
- Alchemy Period(デフォルト:55)- オシレータの滑らかさを決定します。
2. **DVATR設定**:
- DVATR Length(デフォルト:11)- DVATRの期間長を設定します。これはATRのLengthに似ています。
- DVATR Threshold(デフォルト:0.07)- 横ばい市場の検出に対する感度を調整します。
- Smooth Length(デフォルト:21)- DVATRの出力を滑らかにし、ボラティリティ検出とのバランスを取ります。
3. **Divergence設定**:
- Pivot Lookback、Lookback RangeのMax/Minなどのパラメーター - ダイバージェンス検出の感度を設定します。
- ダイバージェンスの各種類(Bullish、Hidden Bullish、Bearish、Hidden Bearish)のプロットを有効または無効にするオプション。
**Alchemy Meets Trading(アルケミーがトレーディングと出会う):**
ALGOLDの中心には'Alchemy Setting(アルケミー設定)'が存在します。これはこのインジケーターにエッジを持たせる秘密のソースと捉えることができます。'Alchemy Sharpness(アルケミーの鋭さ)'と'Alchemy Period(アルケミーの期間)'のノブを使って、データを単に平滑化するだけでなく、金融アートを創り出します。鋭さはムードを設定し、期間はテンポを決定します。
**DVATRで市場の騒音を鎮める:**
サイドウェイズ市場ですか?そのようなものに対して、ALGOLDはDVATR設定で笑います。ATRをベースに、この機能は市場のささやきと騒音をフィルタリングし、ライオンの突進と猫の散歩を区別します。それはあたかも市場のムードリングをチャート上に持っているようなものです。
**ダイバージェンス検出のための潜水:**
'Divergence Setting(ダイバージェンス設定)'は、ALGOLDが探偵を演じる場所です。それはスニーキーな市場の反転を探しています。ルックバック設定の範囲と異なるダイバージェンスタイプをプロットするオプションを使用することで、あたかもチャートに探偵のメガネをつけているかのようです。
**ビジュアルシンフォニー:**
ビジュアルについて語ってみましょう。もしALGOLDが映画だったら、それは最優秀視覚効果賞を取るでしょう。" L5 Alchemy Gold (ALGOLD)" インジケーターは鮮やかで直感的です:
1. **ローソク足の色**:グラデーション色の変化でトレンドの強さを示し、牛勢向けには暖色系、熊勢向けには冷色系の色を使用。
2. **線の色と形**:
- 緑色は速い線を表し、赤色は遅い線を表します。
- これらの線の交差はエントリー(三角形)とエグジット(十字形)を示します。
- これらの線の間にはバンドが作られ、上昇トレンドには緑色、下降トレンドには赤色で塗られます。
3. **ヒストグラム**:
- 赤いヒストグラムは0以上で上昇トレンド。
- 青いヒストグラムは0以上で反転。
- 緑のヒストグラムは0以下で下降トレンド。
- 黄色のヒストグラムは0以下でバウンスアップ。
ローソク足の色はカメレオンのように変化し、市場のムードに適応します。緑色の速い線と赤色の遅い線があなたのスクリーン上でワルツを舞い、ビジュアルの祝宴を創り出します。彼らが交差するとき、それはただのシグナルではなく、宣言です!
**大量の情報を語るヒストグラム:**
ALGOLDのヒストグラムは、そのままで物語を語ります。市場の方向だけでなく、そのムードの変化を示す棒グラフを想像してみてください。上昇トレンドには赤い棒、巧妙な反転には青い棒、下降トレンドには緑の棒、そしてバウンスには黄色の棒です。それはまるで、手元に市場の天気予報があるようなものです。
**エントリーとエグジット: ブルとベアのダンス:**
- **エントリー基準**:ALGOLDオシレータの速い線と遅い線の複合的な交差とクロスアンダー。
- **エグジット基準**:ALGOLDオシレータの速い線と遅い線の交差とクロスアンダーですが、より感度を高めるために低いタイムフレームを使用します。
取引のエントリーとエグジットについて言えば、ALGOLDは経験豊富なダンスの指導者のようなものです。エントリーのシグナルは、速い線と遅い線の調和のとれた交差とクロスアンダーで、いつステップインすべきかを教えてくれます。そして、いつ身を引くべきか?より低いタイムフレームの同様の交差とクロスアンダーがあなたにそのヒントを与えてくれます。それはまるで、いつリードし、いつフォローするべきかを正確に知っているダンスパートナーを持っているようなものです。
**カスタマイズ:あなた専用のトレーディングテーラー:**
さらに何があるでしょう?ALGOLDは、一律のインジケーターではありません。カスタマイズ可能な設定により、あなたのトレーディングスタイルに合わせて調整することができます。トレーディングを滑らかでゆっくりと好むか、鋭くて速いものを好むか、ALGOLDはあなたに適応します。これはトレーディングインジケーターのオーダーメイドスーツです!
**全てをまとめて:**
そうです、トレーダーの皆さん。" L5 Alchemy Gold (ALGOLD)"は単なるインジケーターではありません。それはあなたの市場のコンパス、トレンドの翻訳者、そしてあなたのトレーディングのテーラーです。すべてが一つの洗練されたパッケージにまとまっています。経験豊富なトレーダーであろうと、まだ始めたばかりであろうと、ALGOLDは市場の謎を解読するあなたの味方です。
ALGOLDのツアーを終える際に、市場はダンスフロアであり、ALGOLDがあれば、常にダンスの準備ができていることを覚えておいてください。テストして、微調整して、自分だけのものにしてみてください。そして誰が知るでしょう、ALGOLDがあなたのそばにいれば、あなたは本来の意味でのトレーディングの伝説になるかもしれません!
ハッピートレーディング、そしてトレンドが常にあなたの味方でありますように!