拡大型トライアングル ~ボラティリティが高い相場~(9984)ソフトバンクグループ 日足
ソフトバンクグループはアーム株を売却することを決定し、グループ自体のMBOも検討しているといったニュースも流れています。
直近のナスダックの上昇、急落は、ソフトバンクグループのコールオプションの影響であるといった話も流れています。
携帯電話のソフトバンクを売却する計画も噂されており、今、何かと話題の多い企業です。
グループが投資している企業の含み益を考慮すると株価が安すぎるといった見方もあれば、
ウィーワークなど投資案件が厳しい状況にあり、リスクを取り過ぎていて一歩間違えれば大きな痛手となるといった意見も聞こえてきます。
つまり、ファンダメンタルズで見ると、強弱材料が交錯しているということです。
では、チャートはいかがでしょうか。
高値切り上げ、安値切り下げと形になっています。
拡大型のトライアングルを形成しているように見えます。
つまり、ボラティリティの高い相場展開になっていたことがよく分かります。
安値から見れば株価が2.5倍以上になっており、一歩間違えれば大損、上手くいけば大勝ちというファンダメンタルズと同様のチャートになっていることが分かります。
そう考えると、チャートの動きに素直に、且つ、慎重に、そして、素早い行動が求められますね。
ここから、どういったチャートを形成するのか、非常に楽しみですね。
X-indicator
どうなる!? ~ナスダック~(NQ1!)ナスダック先物 1時間足
ハイテク株を中心にマーケットをけん引していましたが、利益確定売りが出て反落してきました。
ニュースを見ると、ソフトバンクのオプション絡みなどといったのも出てきますが、
ポイントは米国株が天井を打ったのか、それとも、一過性の調整なのかというところでしょう。
勿論、上がるか下がるかは誰にも分かりませんが、チャートに変化が起きたときにはチャートをチェックする回数を増やしていきましょう。
そして、ときには小さい足種で確認をするというやり方もありますね。
今回は1時間足で見てみました。
9日まで下がっていたのが、いったん、切り返してから再び反落しました。
先週末には9日の安値を少し割り込む動きを見せましたが、そこからは少し切り返しています。
ここでダブルボトムとなるのか、それとも、まだまだ下がるのかを定期的に確認しながらチェックしていきましょう。
20週線(26週移動平均線)でトレンド転換地点が分かる?大底100週線200週線サポート ビットコインBTCJPY BTCUSD以前にも投稿しましたが20週線(26週線)100週線、200週線を見ていればトレンド転換地点が丸わかりです
ビットコイン、200週移動平均線(週足200MA)まで暴落 20週線、100週線、200週線だけ見ていれば良かった説 BTC
2020年3月14日投稿↑
ビットコイン 2020年9月10日(木)22時撮影
BITSTAMP BTCUSD米ドル建て週足チャート 1万365ドル
2017年は20週線や26週移動平均線に沿って上昇し、
2018年は20週線、26週線に沿って戻り売り下落し、
2019年は20週線、26週線上抜けで爆上げ開始し下抜けで暴落開始(100週線EMAが一旦はサポートラインに)
2020年はコロナショックで大暴落するも200週移動平均線SMA(4年線SMA)がサポートラインとなり上昇開始(下ヒゲ大底は350週線EMA)
・20日移動平均線(25日線)
・100日移動平均線
・200日移動平均線(SMA/EMA)
・365日移動平均線SMA
それぞれ表示してみました
移動平均線
下抜けで暴落開始
上抜けで爆上げ開始していることがよく分かりますね 2020年9月9日(水)20時撮影 108万6498円 bitFlyer BTCJPY
移動平均線上抜けは買い、支えられたら買い
移動平均線下抜けは売り、下抜けて復帰失敗は戻り売り
レジサポ転換 サポレジ転換 ロールリバーサル リターンムーブ
サポートラインは下抜けて復帰にも失敗するとレジスタンスラインに転換します
レジスタンスラインを上抜けて支えられるとサポートラインに転換します
1万368ドル BITSTAMP BTCUSD米ドル建て1日足チャート 2020年9月10日(木)21時
110万1392円 bitFlyer BTCJPY4時間足チャート 2020年9月10日(木)22時
20日移動平均線SMA,20日線EMAを下抜けて急落するも
100日移動平均線EMAが見事に効いていますね
100日線が割れた際のサポートラインは200日線SMA,200日線EMA,365日線SMAです
ビットコイン 過去安値・高値まとめ
34万7789円=2017年5月25日高値
35万4350円=2018年12月15日安値
44万1900円=2020年3月13日安値
56万6350円=2017年9月2日高値
64万5650円=2018年2月6日安値
82万4000円=2018年9月4日高値(7429ドル)
94万2530円=2018年7月25日高値(8506ドル)
108万3035円=2018年5月5日高値(9990ドル 1万ドル)
114万8000円=2019年9月4日高値
114万9999円=2020年2月12日高値
115万408円=2020年2月13日高値
117万0654円=2019年9月6日上ヒゲ高値
119万5558円=2019年7月20日高値
120万円=2019年6月20日高値
124万5000円=2018年3月5日高値
(127万円~130万円=1万1800ドル~1万2000ドルのレジスタンスライン 2018年、2019年、2020年連続)
127万5190円=2018年2月20日高値
127万4500円=2019年8月8日高値
127万7046円=2020年8月10日高値
128万6662円=2020年8月2日高値
130万5300円=2020年8月17日終値
130万6050円=2019年8月6日高値
132万5062円=2020年8月17日高値
143万0000円=2019年7月10日高値
149万5427円=2019年6月26日高値
(1ドル@ 107円)
10万円=1000ドル
21万円=2000ドル
32万円=3000ドル
42万円=4000ドル
53万円=5000ドル
64万円=6000ドル
74万円=7000ドル
85万円=8000ドル
96万円=9000ドル
107万円=10000ドル 1万ドル
117万円=11000ドル
128万円=12000ドル
139万円=13000ドル
149万円=14000ドル
160万円=15000ドル
ビットコイン109万5000円 bitFlyer BTCJPY 1日足チャート 価格帯別色分けチャート 2020年9月10日(木)21時撮影
日経225の現状分析(NK2251!) 日経225 4時間足
チャートを見ると、7月末から右肩上がりの動きになっていました。
順調に上昇していましたが、小さな変化が出ていますね。
どういった変化なのでしょうか。
チャート上に(A-B-C)の線を入れています。
この線が小さな変化なのですが、お気づきでしょうか。
通常は高値を更新するときは、安値も更新していきます。
ところが、高値を更新するも安値も下回っており拡大型の動きになっています。
この変化の兆しが示唆することは、動きが大きくなるかもしれませんということです。
上下に2本の水平線を引きました。
通常はこの線がトレンド発生のサインとなり易いのですが、このケースは高値、安値を更新しても、すぐに反転することがあります。
どういった展開になるかをいつも以上に注目して見ていくようにしましょう。
米10年債利回りとドルインデックス(US10Y)米10年債利回り 日足
青色の折れ線グラフはドルインデックスになります。
為替と金利の関係を確認していきましょう。
一般的には、その国の金利が上昇するとその国の通貨は買われやすくなります。
なぜなら、二つの国の通貨があり、一つは金利が3%、もう一つは1%とするならば、3%の金利の国の通貨にお金が集まりやすくなるからです。(*新興国通貨は別)
だからこそ、FX(為替)を取引する方は、金利の動向をチェックしておく必要があります。
直近の動きを見ると、8月くらいまでは、米10年債利回りもドルインデックスも下がっていました。
そこからは、ドルインデックスが下がり続けていますが、米10年債利回りが切り返してきました。
さて、ここからドルインデックスに動きに変化が出てくるのかどうかに注目していきましょう。
このように、同じように動いていた銘柄が、違う動きを見せるときに変化が起きることがあります。
マーケットの全体像を見ながら、幾つかの銘柄を比較して変化の兆しを探していきましょう。
小さな変化で終わるか、大きな変化に繋がるか(IXIC)ナスダック総合指数 日足チャート
数カ月ぶりの大きな陰線が出ました。
チャート的には、天井、トレンド転換したといった動きではありません。
ただ、大陰線が出たというのは変化の兆しとなります。
では、チャート上にどういった変化が起きたのかを見ていきましょう。
まずは、チャネルラインが安定した動きをしていることを示しています。
そして、最後のところで、少し上抜けてから反転していますね。
打ち上げ花火を上げてから反落しています。
次に、短期移動平均線が下向きになってきました。
それに伴い、MACDが下向きになりました。
帯MACDも薄い緑から濃い緑に変わりました。
これだけでは、小さな変化のままです。
ここから、トレンドラインを下回るとか、ステージに変化が起きるなどとなれば、大きな変化に変わっていきます。
そういった意味では、ここからの値動きというのは、いつも以上に重要となってきます。
小さな変化で終わるか、大きな変化に繋がるのかを見ていきましょう。
仮想通貨バブルの戻り高値「1万1765ドル」で今年も戻り売り?2018年2月高値 1万2000ドル127万円前後にレジスタンス毎年毎年、1万1800ドル~1万2000ドル(特に127万円前後 130万円 132万円)で戻り売りされています 2018年、2019年、2020年連続
124万5000円=2018年3月5日高値
127万5190円=2018年2月20日高値
127万4500円=2019年8月8日高値
127万7046円=2020年8月10日高値
128万6662円=2020年8月2日高値
130万5300円=2020年8月17日終値
130万6050円=2019年8月6日高値
132万5062円=2020年8月17日高値
2018年2月高値1万1765ドルは仮想通貨バブルの戻り高値
2018年2月6日VIXショックで底打ちしてからの2番天井
・月足 BitMEX XBT ボリンジャーバンド+2シグマがレジスタンスラインにになっています(期間20 期間30共に)
2018年2月高値=1万1765ドル
2018年3月高値=1万1663.94ドル
2019年6月終値=2019年7月始値=1万755ドル(約114万円)
・1日足チャート 日本円建てチャート bitFlyer:BTCJPY
20日移動平均線割れで急落開始 2020年9月3日(木)撮影
100日移動平均線SMA,100日線EMA
200日移動平均線SMA,200日線EMA
365日移動平均線SMAは特にトレンド転換線としてよく効きます
上抜けは買い、下抜けは売りの繰り返し
20日線、25日線、50日線、75日線も効きますね
・週足チャート
BITFINEX BTCUSD米ドル建て
BITSTAMP BTCUSD米ドル建て
SMA(単純移動平均線)EMA(指数平滑移動平均線) 100週線は2年移動平均線 200週線は4年移動平均線 250週線は5年移動平均線 300週線は6年移動平均線
画像左側 文字を書き起こしておきます 2017年の爆上げ、2017年~2017年の仮想通貨バブルとバブル崩壊について
BTCを持っているとハードフォークでBCHを貰える!という思惑買いでビットコインキャッシュ2017年8月1日に誕生
ビットコインを保有しているとビットコイン ゴールド(Bitcoin Gold)がハードフォークにより2017年10月24日(火)に付与されるためビットコインを大勢が買った(思惑買い)
2017年11月9日(木)ハードフォーク(SegWit2X)ドタキャンで瞬間的に大暴落(前日11月8日(水)高値87万4000円)高値7899ドル
底打ち2017年11月11日 5400ドル 2017年11月14日(火)朝(午前4時頃)BCH ハードフォーク実施で爆上げ 難易度調整アルゴリズムの調整のためハードフォーク
ビットコインから派生した通貨「ビットコインダイヤモンド(BCD)が2017年11月24日(金)に
ハードフォークによって誕生 ビットコインの安値7871ドル(bitFlyer 2019年12月3日発表 国内初 2019年12月末or2020年3月BTG付与予定)
2017年12月8日(金) 日本円建て最高値 1BTC=231万2100円(FX価格293万1424円) Coincheck 出川CM Web公開開始が天井 急落開始
2017年12月17日(日) 227万8193円(bitFlyer現物)BITFINEXで最高値を記録19891ドル bitFlyerのSFD導入検討ツイートが天井となった
CMEのビットコイン先物取引 12月17日に立ち上げ 開始は12月18日ちょうど天井となった
SFD導入検討ツイートとCMEのビットコイン先物取引が始まったことでバブル崩壊開始(アルトコインバブルは2018年1月6日からバブル崩壊開始
2018年2月6日のVIXショックでようやく1BTC=64万円~65万円で底打ち)
過去安値・高値まとめ
34万7789円=2017年5月25日高値
35万4350円=2018年12月15日安値
44万1900円=2020年3月13日安値
56万6350円=2017年9月2日高値
64万5650円=2018年2月6日安値
82万4000円=2018年9月4日高値(7429ドル)
94万2530円=2018年7月25日高値(8506ドル)
108万3035円=2018年5月5日高値(9990ドル 1万ドル)
114万8000円=2019年9月4日高値
114万9999円=2020年2月12日高値
115万408円=2020年2月13日高値
117万0654円=2019年9月6日上ヒゲ高値
119万5558円=2019年7月20日高値
120万円=2019年6月20日高値
124万5000円=2018年3月5日高値
127万5190円=2018年2月20日高値
127万4500円=2019年8月8日高値
127万7046円=2020年8月10日高値
128万6662円=2020年8月2日高値
130万5300円=2020年8月17日終値
130万6050円=2019年8月6日高値
132万5062円=2020年8月17日高値
143万0000円=2019年7月10日高値
149万5427円=2019年6月26日高値
(1ドル@ 107円)
10万円=1000ドル
21万円=2000ドル
32万円=3000ドル
42万円=4000ドル
53万円=5000ドル
64万円=6000ドル
74万円=7000ドル
85万円=8000ドル
96万円=9000ドル
107万円=10000ドル 1万ドル
117万円=11000ドル
128万円=12000ドル
139万円=13000ドル
149万円=14000ドル
160万円=15000ドル
1日足チャート 価格帯別色分けチャート bitFlyer BTCJPYチャート 暗号資産・仮想通貨ビットコイン
過去の安値や高値がサポートライン/レジスタンスラインになっていることが分かります レジサポ転換・サポレジ転換・リターンムーブ・ロールリバーサル(表記ゆれ)
大局を意識する (2264) 森永乳業 週足チャート
コロナショックにより、多くの株価が下落しましたが、
そこからコロナ前の高値を更新する企業と更新しない企業にわかれています。
今回の森永乳業はコロナ前の高値を更新している企業の中の一つです。
とはいえ、2018年の高値は未だ更新していませんが、、
今回は大局を意識するということで、週足チャートを表示しました。
そうすると、2013年ごろから2018年辺りまでは、わかりやすいトレンドだったことが分かります。
そこからの動きを見ると、どちらかというとわかり難い動きになっています。
ここからのシナリオを考えてみると、二つの値動きがあると考えられます。
それは、わかりやすい動きとなるのか、わかり難い動きが続くのかです。
もし、2018年の高値をしっかりと更新して上昇トレンドが続くのであれば、わかりやすい動きになり易く、
2018年の高値を更新しないのであれば、わかり難い動きになり易いというのが、
私の個人的な見解です。
なぜ、そう考えるかというと、上抜けると高値更新したために上昇トレンドが継続しやすく、
上抜けないのであれば、買いのエッジがなくなり、下降トレンドに転換するか、もみ合い相場になることが考えられるからです。
もちろん、分かりやすく下降トレンドになることも第3のシナリオとしてはあります。
それらの動きのヒントが水平線やトレンドライン、チャネルラインとなりますので、
チャートの変化をしっかりと捉えていきましょう。
チャネルラインの変化を理解する(AUDUSD)豪ドル米ドル 日足
価格がどう推移するかというところを理解するとチャート変化をより理解できるようになります。
トレンドラインは上昇の時には、安値と安値を結ぶようにラインを引きます。
下降の時には高値と高値を結ぶようにラインを引きます。
トレンドラインを引くと、ラインを割った時にトレンド転換したと感じることもあるのですが、
上昇の勢いが変化するだけで、実際はトレンド継続しているということがあります。
今回のチャートも上昇の勢いが減速→加速→減速といった動きを見せながら上昇トレンドを継続しています。
相場の動きは加速すればするほど、反動が出易くなるため、減速して緩やかに上昇するほうが継続しやすい傾向があるように感じます。
現在、安定上昇が続いていますが、ここから、この流れが継続するのか、それとも、加速したり減速したりするのかを見ていきましょう。
この動きの変化を捉えることで、トレンド転換する場合も一手早い気づきに繋がっていきます。
このようにチャネルラインを入れると、つくづく相場も生き物だなと感じますね。
動きに変化が起きたときの考え方(MOS)マザーズ指数 日足チャート
8月18日に高値を更新し順調に推移していましたが、今日は下がっています。
短期移動平均線も下向きになってきました。
こういう時にどのように考えて、どう対応すればよいでしょうか。
まずは、移動平均線大循環分析での考え方は、短期移動平均線と帯との距離がありますので、状況を見ていきましょうとなります。
価格や短期移動平均線が帯に突入してきたときに、手仕舞いするか、もう少し保持するかを検討します。
次に、ラインの考え方でチャートを見ていきましょう。
高値に水平線を引いています。それから、前回の高値にも水平線を引いています。
6月26日の高値を8月18日に突破した時には、しっかりとした陽線で上抜けしました。
その時点で抵抗線(レジスタンス)だったところが、今度は支持線(サポート)になりました。
直近の一本ローソク足が下向きになりましたので、この水平線が支持線(サポート)されるかどうかがカギとなります。
サポートされれば、「サポレジ転換」といって、高値更新が意識されます。
「サポレジ転換」については下記の記事も参照してみてください。
もし、そこでサポレジ転換できずに下抜けてくれば、トレンド転換に注意となります。
現段階ではこの1本の陰線でトレンド転換したのかどうかの判断はできないということになります。
ここからの動きを見ていきましょう。
MACD 上級編 ~ダイバージェンスの考察~(DXY)ドルインデックス 日足チャート
直近の相場を見ると、米国株が堅調に推移しており、それと共にドルインデックスは軟調に推移しています。
ここにきて、8月18日に安値を付けてからは安値更新していません。
価格とMACDの動きを見ると変化が起きているのが分かります。
今回はダイバージェンスについて考察していきましょう。
まず、ダイバージェンスとは何かというと、通常は価格とMACDの動きは順行します。
どういうことかというと、価格が上がればMACDも上がります。価格が下がればMACDも下がります。
ところが、価格が上がるものの、MACDが下がる。価格が下がるもののMACDが上がるということがあります。
この価格とMACDの動きが逆行することをダイバージェンスといいます。
では、なぜダイバージェンスが起きるのかを考えてみましょう。
その答えを紐解くにはMACDの構造を理解する必要があります。
MACDは2本の移動平均線の間隔を見ています。
相場に勢いが出て上昇すると、通常は2本の移動平均線の間隔が広がりますのでMACDも上昇します。
ところが、押し目を付けた後に価格が高値を更新しても移動平均線の間隔は押し目を付けたことにより狭くなってしまい、
MACDが前回の間隔の大きさよりも小さくなるということです。
これが何を意味しているかというと、移動平均線の動きとしては勢いが前回よりは弱くなったという判断となります。
これがダイバージェンスができる理由であり意味合いなのです。
ということは、一般的なダイバージェンスは売りのサインとなっていますが、実際はどうでしょう。
価格が前回の高値を更新するも2本の移動平均線の間隔が前回の時よりも狭くなっているだけなので、
売りのサインというよりは、勢いが弱くなってきたので変化するかもしれないということを教えてくれているのです。
勢いが弱くなっても再び勢いが出てくることはいくらでもあります。
つまり、ダイバージェンス=「売り」ではなく、ダイバージェンス=勢いに変化が出ているので注意しよう、となるのです。
ここをしっかりと理解してMACDをより深く使いこなしていきましょう。
MACDの基本を理解しよう(NK2251!)日経225先物 日足チャート
MACDを理解するということは、移動平均線をしっかり使いこなせるようになるということです。
MACDを難しいと感じている人は、移動平均線だけで十分です、と仰います。
確かに、MACDの原理原則を理解すれば、MACDが無くても移動平均線を見ているだけでMACDの形状が頭に浮かびます。
ただ、やっぱりMACDを使うことで移動平均線をより深く分析できるので、毛嫌いせずに学んでいきましょう。
まず、MACDはマックディと呼びます。エムエシーディーと呼ぶ方もいますが、マックディでいきましょう。
MACDは2本の移動平均線の間隔を見ています。
MACD1は短期移動平均線と中期移動平均線の間隔を見ています。
この間隔を見て何を見ているかといるのでしょう。
それは、短期と中期がクロスするところは、第1ステージと第2ステージ、第4ステージと第5ステージです。
つまり、MACDを見ていると、ステージの変化をいち早く察知することができるということです。
では、それぞれのMACDの計算式はチャート上に表示されています。
そして、MACDの右側を見ると、0や1000、2000、-1000、-2000と表示されています。
これはそれぞれの移動平均線の差の価格となっています。
仮に、短期と中期の価格差が1000であれば、1000のところにMACDが表示され、-1000であればそこに表示します。
ということは、0のところは、ゴールデンクロスしているか、デッドクロスしているということですね。
その0のところを「ゼロライン」というのですが、ゼロラインにMACDが接近してくることで、移動平均線の変化を知ることができるのです。
まずは、MACDの計算式を覚えましょう。
MACD1=短期移動平均線ー中期移動平均線
MACD2=短期移動平均線ー長期移動平均線
MACD3=中期移動平均線ー長期移動平均線
これだけです。
大循環MACDの考察(CHFJPY)スイスフラン 1時足
移動平均線の動きとMACDの動きを理解すると相場の変化を察知することが出来るようになってきます。
通常は価格の動きとMACDの動きは順行します。
つまり、価格が上昇するときはMACDも上昇します。
ところが、価格が上昇しているにもかかわらずMACDが下降するところが出てきます。
こういった価格の変化とMACDの変化の違いに気づくことができれば、マーケットの変化に一手早く対応できるようになりますね。
このチャートは時間足ではありますが、三尊天井のような動きになっています。
価格の推移がどうなっているのかを理解しましょう。
高値が更新し、安値も更新する動きから、高値を更新しなくなり、今度は安値を更新していく動きになっていっています。
この一連の変化の前にMACDがいち早く変化の兆しを教えてくれています。
この動きが出れば必ず変化するのかというと、答えは「NO!」です。
あくまでも変化の兆しを教えてくれるということだけで、更に上昇することもあります。
ただ、変化の兆しを教えてくれることで、変化した時に準備ができますよね。
このようにMACDの動きを考察していくことで、移動平均線の変化、価格の変化をいち早く察知できるようになります。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~(EURUSD) ユーロドル 週足チャート
ファンドとか大口投機家という表現をしますが、トレードにおいてファンドの動きが分かればトレードのヒントになることもあります。
そのファンドのポジションをチャートの下に表示しています。
詳細は6月8日の記事にも記載しています。
下の関連するアイデアへリンクをクリックしていただければその記事を読むことができます。
これで見ると、ファンドは3月の頭から売り越しから買い越しに移行していましたが、
遅れて価格が上昇しているのが分かります。
そういう意味では、ファンドの動きも参考になることがあるということを知っておきましょう。
ファンドの動きが絶対ではありませんが、参考になることもありますね。
前回の買い越しは2017年の5月辺りから3カ月ほどの期間でした。
今回はどうなるのでしょうね。
注目していきましょう!
時には大局的に見てみよう ~フィボナッチリトレースメント~(7545) 西松屋チェーン 月足チャート
直近の日足チャートを見ると、物凄く上昇しているように見えるので、大局的に捉えてみました。
業績好調に伴い株価が上昇しています。
日足チャートだと、コロナショックの前の高値を更新していますので、堅調な動きであることが分かります。
これを月足チャートにかえると、大局の高値から安値の値幅の切り返しが38.2%戻りにも達成していないことが分かります。
日本では大きく下落した後の切り返しとしては、3分の1戻りや半値戻し(2分の1)、3分の2戻りなどといいます。
これをフィボナッチ(欧米的)で見ると、38.2%戻り、50%戻り、61.8%戻りといい、そういった数値が意識されやすくなります。
マーケットにおいては、より多くの投資家が意識しているところが、抵抗線や支持線となり易い傾向があります。
このチャートを月足で見て多くの投資家が意識しているとすれば、38.2%のところも意識されるでしょう。
そうでなければ、2016年の半ばの高値が意識されやすいでしょう。
なぜなら、2016年の高値はこのチャートを見る多くの投資家が意識し易い高値だからです。
このように、多くの投資家がどこを意識しているのかを見ることによって、抵抗線、支持線がどの辺りになりそうかのヒントが見えてきます。
フィボナッチは素晴らしい考え方なので、是非とも使いこなせるようなりましょう。
ただ、盲目的に使うのではなく、多くの投資家がどこを意識しているのだろうという考えを持ちながら使っていきましょう。
これは、トレンドラインや水平線、インジケーターも一緒ですね。
ボリンジャーバンドで見てみよう(EURUSD) ユーロドル 日足チャート
今回はボリンジャーバンドで見てみましょう。
TradingViewでボリンジャーバンドを表示するときは、一つのシグマの表示になりますので、
2シグマまで表示するのであれば、2つを表示してパラメーターを変更します。
今回は3シグマまで表示していますので、3つを表示してパラメーターをそれぞれ、1シグマ、2シグマ、3シグマと変更しました。
次に、バンドワイズチャートと、%Bチャートを下に表示しました。
簡単に説明すると、バンドワイズチャートはバンドの幅を見ています。
バンド幅には下記の二つがあります。
「スクイーズ」・・バンド幅が最も縮小しているところ
「ボージ」・・バンド幅が最も拡大しているところ
これらはバンドワイズチャートを見ればすぐに分かります。
バンド幅が拡大しているところはトレンドが発生しているところ、
バンド幅が縮小しているところは動きが膠着していることですね。
%Bチャートはバンド幅の中で現在価格がバンド幅の下から何%のところにいているかを見ています。
これによって「バンドウォーク」を発見していきます。
バンドウォークとは一番利益を獲りやすいところであり、上昇ならば+2シグマ、下降ならば-2シグマ近辺で推移しながら
わかりやすくトレンドを形成していくところです。
ユーロドルをボリンジャーバンドで見ると、バンド幅が拡大の時間帯から縮小の時間帯に移行しているのが分かります。
ということは、ここからバンドが上向きに拡大していくのか、下向きに拡大していくのかを見ていく必要があります。
チャート分析は、それぞれの特徴がありますので、それぞれを理解するとより深い分析ができるようになりますね。
中間波動を攻略しよう!~トレンド相場(縦の動き)と中間波動(横の動き)(GBPUSD) ポンドドル 4時間足
ポンドドルは8月の第一週に高値を付けてから横ばいの動きになっています。
こういった局面というのは年間通じて沢山あります。
この局面の結果は必ず同じになるわけではありませんが、ある傾向があります。
こういった局面を私は中間波動として研究しています。
相場はトレンド相場と中間波動に分かれます。
中間波動はどういった足種であってもトレードは難しいですね。
勿論、トレンド相場はトレードし易いわけですが、気が付けばトレンドが発生していてついていけないというのもあるともいます。
そこで、トレンド相場をしっかりと狙うために、中間波動の終わりを狙うように意識することで、トレンド相場の初動を狙うことができるようなってきます。
中間波動が終わっても必ずトレンド相場になるわけではありませんが、トレンドを狙いやすくなります。
ポンドドルは横の動きなっていますので、中間波動であることが分かります。
ここから反転してトレンド転換となるかもしれませんし、高値更新してトレンド再開となるかもしれません。
ここからの動きに注意して見ていきましょう。
クセが強い銘柄のクセを見抜く(6645)オムロン 週足
街の薬局から体温計が無くなりましたが、体温計も作っている企業です。
それだけではありませんが、チャートを見ると高値更新しています。
ただ、こういった動きが乱高下しやすい銘柄はトレードするときには難しいというところがあります。
移動平均線大循環分析のステージを週足で見れば、
わかりやすいように見えますが、日足だと非常に難しく感じるところがあります。
こういった銘柄がどのような特徴があるのかを確認することで、わかり難い銘柄を少しわかりやすくすることができます。
長期もみ合い相場でトレードが難しいという銘柄の多くは、もみ合いながら上昇したり、下降したりしていることが多いです。
こういった難しい銘柄にはチャネルラインを入れることでヒントとなることがあります。
今回引いたラインが意識されるのか、それとも、意識されずに更に上昇していくのかも見ながら、どういったチャートを形成するのかに注目ですね。
異市場間ダイバージェンスが解消!(DJI)NYダウ 日足チャート
経済対策に対する期待感から株価が上昇し、NYダウは6月8日の高値を更新してきました。
今回のタイトルにもありますが、「異市場間ダイバージェンス」が解消と書いています。
これを分解して解説していきます。
まず、ダイバージェンスには「異市場間ダイバージェンス」と「オシレーターダイバージェンス」の二つがあります。
オシレーターとは、RSIやストキャスティス、MACDなどのことです。
そして、そのオシレーターと価格の推移は通常は同様に動きますので、価格が上昇するとオシレーターも上昇しますが、
価格が上昇しているのにオシレーターが下降する動きのことを「ダイバージェンス」といい、日本語で言うと「逆行現象」といいます。
価格の動きとオシレーターの動きが逆行しているので、「変化の兆し」となります。これがダイバージェンスですね。
次に、異市場間ダイバージェンスとは、今回であればダウとS&P500と違う指数ではありますが、通常は似た動きを見せます。
例えば、直近の高値をダウが更新したらS&P500も高値更新します。
ところが、今回のようにS&P500が6月8日の高値を更新するも、NYダウが高値更新しないといった状況を「異市場間ダイバージェンス」といいます。
先週までは「異市場間ダイバージェンス」となっていましたが、昨日の上昇によって、それが解消されました。
これにより、NYダウもS&P500の両方とも6月8日の高値を超えてきました。
今度は史上最高値更新に向けて挑戦する展開となるのか、それとも、ここで上昇限界となるのでしょうか。
「異市場間ダイバージェンス」が解消されたことにより、高値更新に向けた動きが少し高まってきました。
もちろん、決め付け厳禁ではありますが注目していきましょう!