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話題の銘柄のチャートを確認 ~ノイズの拡大と収束~(8604)野村ホールディングス 日足
米投資会社の巨額損失に伴い、野村証券も20億ドルの損失が発生する可能性があると発表がありました。
チャートもその影響を受けて大きくマドを空けて下落しました。
チャートを見ると拡大型のトライアングルと、2021年からの収束型のトライアングルが出来ていた状態でした。
確かに、収束型のトライアングルは上向きになっており、天井警戒のトライアングルにはなっていましたが高値で逃げ切るのは難しいところでしょうね。
ポイントは、この下降によって、収束型のトライアングルを下抜けたのですが、拡大型のトライアングルの下限にきたということです。
ここを下抜けば、流れが大きく変わってきます。
拡大型のトライアングルはノイズが大きくなっている動き。
収束型のトライアングルはノイズが小さくなっている動き。
トレードにおいては、このノイズをどう捉えるかという点も大事になってきますね。
日経225は天井を打ったのか? ~波動の変化を感じる~(NI225)日経225 日足
2020年11月からの上昇トレンドに変化が起きています。
どういった変化なのでしょうか。
11月からの上昇は高値切り上げ、安値切り上げの動き、つまり、上昇の「N波動」が続いていました。
今年の3月になって上昇のN波動の連続性が終焉を迎えました。
これはチャートの変化です。
ポイントはここからです。
トレンド転換につながる変化なのか、それとも、一時的な調整なのかを見極める必要があります。
トレンド転換となれば、下降のN波動が連続します。
一過性ならば下降のN波動にならずに上昇のN波動に戻ります。
難しいのは下降のN波動が少しだけ出てから、上昇のN波動に戻るパターンですね。
その見極めをしっかりとしていきましょう。
豪ドル高に変化が!? ~サポレジ転換~(AUDUSD) 豪ドル/米ドル 日足
コロナショック以降堅調な動きを見せています。
10月、11月に調整が入りましたが、そこから再び上昇しています。
高値と高値を結んだ線、安値と安値を結んだ線を引くと上向きのトライアングルのような形状となっています。
ここにきて、そのトライアングルを下抜けてきたのかという動きになってきました。
移動平均線の動きを見ると帯が横ばいになって細くなっていますので、トレンドの勢いは弱くなってきているようです。
チャート上にトレンドラインや水平線を引きますが、トレンドラインのダマシはそれなりにありますので決めつけたトレードは厳禁ですが、
一先ず下値支持線を割って、今度はその下値支持線が抵抗線になっているように見えます。
こういった動きのことを「サポレジ転換」と呼びます。
サポート(支持線)だったところがレジスタンス(抵抗線)に変わるということで、トレンド転換の時に出てくる重要なサインの一つです。
これが出たから大局のトレンド転換となるとは言いません。
ただし、少しは注意するべき時間帯に入ってきたということを認識することは大事ですね。
今起きている変化が何を暗示しているのか、どういった予兆なのかを見ていきましょう。
どうなる「円」相場 ~大きな山が動き出すのか~(JXY)円指数(円インデックス) 週足チャート
円指数ですので、ドル円とか、ユーロ円とかではなく、円そのものの強さ、弱さを見るインデックスとなっています。
つまり、チャートの見方は普段のドル円やユーロ円を見るのとは違います。
ドル円やユーロ円はチャートが上がれば円安、下がれば円高とみます。
しかし、円指数は円そのものの強弱をみていますので、チャートが上がれば円高、下がれば円安となりますので注意しましょう。
ではチャートを見てみましょう。
2012年辺りからは強かった円が徐々に弱くなり2015年辺りまでは円安に推移していました。
そこからは一旦切り返しましたが、2017年辺りからはこう着相場になっていました。
高値と高値を結んだライン、安値と安値を結んだラインを引くと、トライアングルの形状を示しています。
そして、200本EMAを挟んで推移しており大きなトレンドが発生していないということが分かります。
かれこれ4年以上大きなトレンドが発生していないことが分かります。
昨年のコロナショックの時は上下に大きく動きましたが、トレンドにはなっていませんでした。
チャートが示唆していることは、そろそろ大きなトレンドが発生する時期が近づいていますよということです。
なぜかというと、トライアングルになっている場合は、上値抵抗線と下値支持線が接近してくるので終わりが分かるからです。
もちろん、大きなトレンドが発生するかどうかはわかりませんがトライアングルを上下どちらかに抜けた場合はトレンドが発生するケースが多いので注目しています。
FXトレーダーは円相場において約4年ほど、大きなトレンドを経験していないということです。
トレンドが無い相場は逆張りが有効ですが、トレンドが発生するとトレンドフォローが有効となります。
逆張りとは高くなった時に売り、安くなった時に買う手法です。
トレンドフォローはトレンドが発生して上がってきたら買い、下がってきたら売る手法です。
ここからの展開に注目していきましょう。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ (USDJPY)ドル円 週足
ドル円の週足チャートで久しぶりに200本EMAを上抜けてきました。
CFTC建玉明細を見ても、ファンドは円買いが多かったのですが、ここにきて、買いと売りが拮抗してきました。
青の折れ線がファンドの円買いのポジション、赤の折れ線がファンドの円売りのポジションです。
年末年始のファンドは円を買っていたのが、ここにきて変化が起きてきました。
ここからファンドが売り越しになって円売りの流れが加速するのかどうかにも注目していきましょう。
チャートとしては週足の上値抵抗線を突破するのかどうかに注目しています。
大きな変化となるのか、小さな変化で終わるのかを見ていきましょう。
チャートを見ていると大きな変化に繋がるのではないかと予測しています。
予想では無く予測です。
大局のトレンド転換のヒントを探す ~トライアングル~(4502)武田薬品工業 週足
2018年から大局の動きを示す200本EMAが右肩下がりとなっています。
一時的に第6ステージになったり、少しだけ上昇期である第1ステージになったりしていましたが、200本EMAを上抜けることは出来ていません。
つまり、大局の動きが弱気を継続しいているということです。
その弱気の動きにどういった変化が出てきたときにトレンドが転換するのでしょう。
トレンド転換のパターンというのは幾つかありますが、その前にトレンドがどのように構成されているかを理解する必要があります。
今回のように下降トレンドとなっているのであれば、高値は切り下がり、安値も切り下がって安値更新の流れが続くということです。
そして、そのトレンドが転換するということは、トレンドの構成が破綻することで発生します。
今回のパターンはコロナショック以降、高値は切り下がっていたのですが、安値が切り下がらなくなったということです。
その高値と安値にトレンドラインをひくとトライアングルが出来上がります。
そこからトライアングルの上値抵抗線を突破したことで変化が出てきました。
今度は200本EMAを上抜けるかどうか、上昇トレンドの構成に変わっていくのかを見ていく必要があります。
このように、チャートの動きには様々な変化が出てきます。
その変化をどの段階で仕掛けていくかが難しいところであり、経験値を高める必要があるところです。
早すぎればだましが多くなり、遅いと仕掛けの条件が悪くなります。
色々なチャートの変化を見ながら匙加減を学んでいきましょう。
トレンドの勢いを見る ~ATRから確認~(USDJPY)ドル円 日足チャート
株式市場も不安定な展開になっていますが、そういった中で為替市場にも変化が起きています。
コロナショック以降の株高において、ドルは独歩安の様相となっていました。
その動きに変化が出てきたのが2021年です。
どういう変化かというと、ドル安の動きから反転しドルが上昇してきたのです。
特に、円やスイスフランに対してドルは上昇してきました。
103円を割れていたドル円相場も109円を絡めてきました。
では、ローソク足の動きで見ると、下向きのトライアングルを上抜けてからはチャネルラインの中で推移していました。
そこから3月になってから、そのチャネルラインを更に上抜けてきました。
相場に勢いが出てきているのが分かります。
では、ATR(1日あたりの平均的な値動き)という側面から見てみましょう。
確かにじわじわと上昇しているので、1日あたりの値動きは多少は大きくなっていますが、物凄い上昇をしているという訳ではありません。
そう考えるとドル円がものすごく高くなっていると感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、ATRという側面から見れば過熱感は無いといえるかもしれません。
相場の動きを見る時に、たまには「ATR」を見るのも良いかもしれません。
変化の兆しを捉える ~ノイズの変化~(DJI)NYダウ 日足チャート
NYダウの日足チャートに2本のトレンドラインを引きました。
今回は皆さんに「ノイズ」というテーマで書いていこうと思います。
「ノイズ」を音でいうと雑音となりますが、相場の場合は価格の波打ちの大きさを意味します。
つまり、同じ上昇トレンドでも、上下に100円前後の波を打ちながら上昇する動きと、
500円前後の波を打ちながら上昇する場合では、波の捉え方が変わってきます。
買い方と売り方の攻防において、両者が激しく戦っていればノイズは大きくなるし、
一方的な戦いであればノイズは小さくなるでしょう。
今回のダウの2本のラインを引くと、ノイズが小さくなってきているのが分かります。
そして、ラインをどちらかに抜けると、小さくなってきているノイズが大きくなる可能性が出てきます。
それが、チャート上に出てくる変化です。
もし、下抜けしたらどこが意識されるかということで2本の水平線を引きました。
小さな変化のまま相場が推移するのか、ノイズが大きくなってくるのかも含めてチャート上の変化を捉えていきましょう。
分析の角度を変えて見る ~ラインから見てみよう~(8306) 三菱UFJフィナンシャル・グループ 日足
前回同じ銘柄をローソク足と200日EMAの関係から見てきました。
今回は、トレンドラインを中心に見ていきましょう。
ローソク足の動きからで見ると、底打ちと二番底を付けているところがありますが、
ここにラインを引くと昨年の3月からの動きは三角保ち合いのような動きになっています。
それを上放れてからはチャネルラインの中での推移となっていました。
更に、そこを上放れてからは上向きのトライアングルになっています。
こうしてラインを引くと相場の推移の変遷がよく分かります。
まず、二番底を付けて三角保ち合いを上放れるまでの黒色の矢印の角度は緩やかです。
そこから、上放れてからの矢印は角度が鋭くなりました。
そして、チャネルラインを上放れてからの矢印の角度はもっと鋭くなっています。
これは、上昇の勢いがどんどん強くなっているということを示しています。
相場は勢いが強くなったり弱くなったりしながらトレンドを形成します。
そして、天井を打てばトレンドが転換します。
ここから上昇トレンドを継続するには今の上昇の角度が続くと長続きしません。
なぜなら、上昇の角度が鋭くなればなるほど早く天井に近づくからです。
継続するためには今の角度から外れて緩やかな動きで力を貯めてから再度上昇することが望ましいですね。
逆に、ここで力尽きれば天井打ちとなって反転します。
ローソク足と200日EMAの関係も重要ですが、ラインを引いてローソク足の動きの角度を見ることも参考になります。
チャートにラインを引きながらヒントを探していきましょう。
チャートはどう見るかで見え方が全く違う ~自動抽出のマジック~(BDI)バルチック海運指数 週足
昨年の11月にもバルチック海運指数を取り上げました。
そのときのチャートが下記の「関連するアイデアへリンクする」のところにあります。
下のチャートは2018年からの直近のチャートになり、下記のように見るともみ合い相場だが、それなりに動いているように見えます。
ところが、今回はもっと過去からを表示してみました。
皆さんの印象はいかがでしょうか。
こうやって見ると、リーマンショック以降のバルチック海運指数の動きが如何に小さいかが分かります。
そして、ポイントは上か下かに現状のもみ合いを抜けたときに直近のチャートを見ている人は随分大きく動いたと感じるのです。
例えば、上放れると随分高くなったとか、下放れると随分安くなったというように。
ところが、本質は違っていて、大きな流れにおいて膠着していた相場が動き出したのだということなんです。
だから、動き出したわけだから、天井を打つか、底を打つまでは、その方向に動くということを理解しましょう。
もみ合いを放れたときは、「高くなった」、「安くなった」ではなく、「やっと動き始めた」という感覚を持ちましょう。
私は、この感覚がトレードにおいては大事だと思っています。
バルチック海運指数については下記の記事の中で書いているのでご参照ください。
BTC超短期予想(゚Д゚)ノギャンチャートは今の値動きに合わせて作っているわけでなくて現在よりも未来に向けて描いていることになります
実際このギャンチャートも去年の良い感じのポイントから書き足しているだけでここまで正確に現在の値動きの軌道を描くことが出来ます。それだけでもトレードにどれだけ有利になるのか('ω')ノ
円弧は全てレジスタンス・サポートラインとなる。
特にギャンスクエアでオレンジ色、青色の部分。ここを突破するということは、それだけ強い相場と捉えることができる。逆に弱い時は力なく円弧に沿って落ちていく。
つまり、実際のトレードにおいては、タイムサイクルに来た時、円弧に差し掛かった時、この2つの時は局面といえ、そこでローソクがどのような形を作って次の足に進むのか見極める、大事な時間がいつなのか事前に把握することができる。このようにして、今この通貨がどのような状況に置かれているか把握し、次に相場が動きそうな時間を知ることで、適切なエントリーポイント、損切りポイントが定まる。
All arcs are resistance and support lines.
Especially in Gann Square, the orange and blue parts. Breaking through here can be regarded as a strong market price. On the contrary, when it is weak, it falls along the arc without force.
In other words, in actual trading, when it comes to the time cycle, when it approaches the arc, these two times are phases, and it is important to determine what shape the candle will make and move on to the next leg. You can know in advance when the time is. In this way, by grasping the current situation of this currency and knowing the time when the market is likely to move next, the appropriate entry point and loss cut point can be determined.
株価は大事な分岐点か?(NI225) 日経225 日足
今日の日経225は1200円以上の大きな下落となりました。
これによって、チャートは大きな分岐点に差し掛かってきたようです。
11月からの上昇相場に2本のトレンドラインを引きました。
辛うじて下値のトレンドラインを維持しているような動きです。
ここで踏ん張って上昇トレンド継続となるのか、もしくは、下値のトレンドラインを割って調整局面入りとなるのかを見極める必要があります。
11月の上昇の動きを細分化すると、3段の上昇となっているように見えます。
さらに、上昇している本数(日柄)を計測すると、21本、14本、11本と短くなっているのが分かります。
トレンドの勢いが加速するときは、この本数が増加していきます。
一方で、上昇しているのですが継続力は弱くなっているということをチャートは示唆しています。
現状は、上昇していますので、上昇する本数が多く、下がる本数が少ないのですが、
下降トレンドに移行すると下がる本数が多く、上がる本数が少なくなります。
これを株のチャートだけを見るのではなく、為替やコモディティなども見ながら変化を捉えていきましょう。
チャート上に3本の水平線を入れました。
トレンド継続で上昇が続くのであれば、上の水平線を上抜けてきます。
トレンド転換となるなら、まずは、真ん中の水平線を下抜けていきます。
更に弱い相場になれば下の水平線が意識されます。
ここからはいつも以上にチャートチェックの時間を増やしていきましょう。
チャートの変化をラインから感じる(9201)日本航空 週足
2020年のコロナショックにより、国内、国外などの移動に制限がかかりました。
それに伴い航空関連の企業も厳しい状況となっています。
チャートを見れば、コロナショック以前から下降の流れになっていたのが分かります。
今回は、直近の安値をつけてから切り返しが入るところの動きを確認してみましょう。
安値を更新しながらも高値も切り下がってきていました。
その高値と高値を結んだところにトレンドラインを引きました。
トレンドラインを上抜けるところが変化の兆しとなります。
次に、水平線を上抜けるところも変化の兆しとなります。
この水平線上抜けのところの変化は、トレンドラインの上抜けよりも大きな変化となります。
コロナショックによって業績は厳しくなっていますが、マーケットはコロナ克服から業績の回復を先読みしているのがよく分かります。
この上昇が本物となるのか、それとも、一過性の上昇なのかを見ていきましょう。
トレンド転換の動き ~変化を常に意識する~(8698)マネックスグループ 週足
チャートを見ていると、様々な変化が起こります。
その変化がどういった変化なのか、何を予兆しているのかを感じて、トレードでのポジションを調整していきます。
前回は200日EMAとローソク足の関係を見ました。
トレンド転換する時のローソク足の変化を捉えることで、売りの時代から買いの時代にポジションをシフトすることができました。
今回は、トレンドラインやチャネルラインを引いて、そこから変化を感じていきましょう。
トレンドラインは高値と高値を結んだ線や安値と安値を結んだトレンドを確認するためのラインとなります。
チャネルラインはそのトレンドラインに変更なラインを引き、そのトレンドのノイズや勢いを見ていきます。
ノイズとは、上昇するにしても一本調子で上がらずに、小さく上がったり下がったりしながらトレンドを形成します。
その上げ下げの幅のことをノイズと言います。
2018年から2020年3月までは綺麗な下降相場となっていました。
トレンドラインを引くと、そこを上放れてからトレンド転換に向かって動いたのが分かります。
次に2020年3月からはチャネルラインを上放れてから勢いが付いたのが分かります。
このように、チャート上にラインを引くことでどういった変化が起きたのかが見えてきます。
仮想通貨の上昇に伴って好決算だったことも急上昇要因だと思いますが、次にどのような変化が起きるのかを見極めてきましょう。
トレンド転換の基本的な動き ~200日EMAとローソク足の関係~(8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ 日足
今回は堅調な動きになっているチャートの推移を確認していきましょう。
昨年3月にコロナショックで大きく下落しました。
結果的にはそこが直近の安値となり底打ちとなりました。
その後、価格が切り返して上昇しました。
そこから、再度反落しましたが、前回の安値を割らずに再び上昇したことで、3月が「底値」となり、7月が「二番底」となりました。
そして、価格は上げ下げを繰り返しながら、上昇相場へと移行していきました。
この一連の流れを、200日EMAとローソク足の関係を合わせて見ていきましょう。
まず、底打ちした時の200日EMAとローソク足の関係では、二つの距離が一番乖離しているのが分かります。
次に、戻り高値を付けたときには、200日EMAが抵抗となって上抜け出来ずに反落しました。
今度は二番底を付けたときの200日EMAとの距離は底打ちした時の200日EMAとの距離とは違って乖離が小さくなっています。
そして、今度はトレンド転換していく中で、200日EMAに挑戦をしていきます。
2020年11月では一度は突破するものの、長くは続かずに200日EMAを割り込みました。
その後に200日EMAを突破した時は、反落しても200日EMAがサポートとなっていました。
このように、ローソク足の動きと200日EMAの関係も見ることでヒントに繋がっていくことがあります。
今回のチャートはよく見かけるトレンド転換の動きですので、この特徴をしっかりと頭に叩き込んでおきましょう。
日経平均が3万円達成!!~値幅観測で見てみよう~(NI225)日経225 週足
日経平均株価が30年ぶりに3万円を達成しました。
いわゆる節目の価格となりますので、多くの投資家が意識する価格でしょう。
では、チャート分析からみた場合、どういった価格が意識されやすいのかを値幅観測を使ってみてみましょう。
値幅の観測の仕方は幾つかありますが、今回は一目均衡表の値幅観測の4つのパターンのうち3つで見てみました。
値幅観測の基本は「N計算値」です。
これは、前回の上昇幅と同じ値幅の時に出てくる計算値です。
次に「V計算値」です。
これは、もみ合い相場の時に出てくる計算値ですが、今回のコロナショックの下げ幅が大きかったので、「N計算値」よりも高い数値になっています。
最後に「E計算値」です。
これは、相場の勢いが強くなった時に出てくる計算値です。
こうやって日経225のチャートから計算してみると、意識されやすい「N計算値」は達成しています。
「V計算値」や「E計算値」はもう少し上の価格となっているのが分かります。
ここで一つ申し上げておきますが、この計算値は目標価格ではありません。
あくまで意識されやすい価格であって、その計算値で相場が止まるということではありません。
では、なぜそういった計算値を出すのかというと、現状の相場が勢いがあるのか、弱くなってきているのかなどを観測するために活用するのです。
非常に便利ではありますが、使い方を間違うと大きな失敗に繋がりますのでご注意ください。
ラインを引くとヒントが見えてきます(AUDUSD)豪ドル/米ドル 週足チャート
チャートに幾つかのラインを引きました。
ラインを引くことで、それまで見えていなかった、もしくは、気づかなかったところが浮き彫りになります。
また、日足ではなく週足を見ることで大局の変化にも気づけるようになります。
今回はトレンドラインと水平線を引きました。
2016年から2018年のところの青色の2本のトレンドラインを引くと、大局のトレンド継続のパターンになっているのが分かります。
2020年3月の急落が逆Cカーブになっています。
その後の上昇にトレンドラインを2本入れましたが、これが、どのパターンになるのかを見定める必要があります。
考えられることは二つです。
一つはトレンド継続のウェッジの形です。
もう一つはトレンド転換のパターンです。
チャートの細かな部分にラインを引きながら、変化を捉えることで柔軟に対応できるようになります。
豪ドルがトレンド転換するのか、一時的な調整で再度反落していくのかを見極めていきましょう。
トレンドが続く限りポジションは維持(6328)荏原実業 週足
相場はトレンド相場と中間波動で出来ています。
利益を獲りやすいのはトレンド相場です。
利益を獲り難いのは中間波動です。
トレンド相場が縦の動きとするならば、中間波動は横の動きとなります。
トレンド相場が「動」だとすると、中間波動は「静」となります。
この価格変動の動向を見ながら、現状の特徴を理解するようにすると、トレンド相場でトレードをして中間波動ではトレードをしないようになります。
このことは非常に重要なので何度も記載しますので、正しく深く理解していきましょう。
現在、ここにきて上昇幅が大きくなってきています。
上昇のスピードが速く、大きくなってきたときは、天井打ちからの急落に注意をしなければいけませんが、
そうはいっても、今は一番利益を伸ばしやすい時期であるということを理解しなければいけません。
チャートの動きからしっかりと現状分析をして、チャンスのところでトレードをしていきましょう。
中間波動の終わりを狙え!(GOLD)ゴールド 日足チャート
ゴールドのチャートを見ると、昨年の4月から8月辺りまでは綺麗なトレンド相場でした。
トレンド相場は大きな利益を獲り易く、トレードの悩みも少ないのが特徴ですね。
それに対して中間波動は大きな利益を獲り難く、トレードも難しいですね。
現状の状態がどうなっているのかを確認し、トレンド相場であればその流れに乗りながらトレンド相場がどこで終わるのかを意識します。
また、中間波動であればトレードは控えて中間波動が終わるところを待ちましょう。
なぜなら、中間波動が終わるとこはトレンド相場の始まりとなり易いからです。
では、今のゴールドはどうでしょうか。
直近の高値と安値に水平線を引いてチャネルラインを引けば、そのチャートがトレンド相場か中間波動かが見えてきます。
この見極めをどれだけ早く見抜けるかがトレードにおいては重要となってきます。
中間波動だという気づきが遅ければ遅いほど、無駄なトレードが増えてしまいます。
さて、現在は下降トレンドがあるとみるのでしょうか。
それとも中間波動なのでしょうか。
もしかしたら、判別においては意見が分かれるかもしれませんね。
私自身はノイズが大きい下降トレンドと見ています。
ノイズの大きいトレンドも大きな利益を獲りにくい難かしい波動ですが、この点についてはまた今度記載します。
そして、ここからのポイントは2020年11月30日の安値を割るのか、2021年1月6日の高値を上抜けるのかです。
それによって、方向性が見えてきます。
トレードをする時にわかりやすい波動を中心にトレードしているのか、それとも、難しい波動でトレードをしているのかを確認しましょう。
チャート分析は奥が深いのですが、分かりやすい波動だけを狙ってトレードをしたいですね。