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200日EMAから放れる動き、近づく動き(9104)商船三井 日足
トレードするときには、まず銘柄を選び、買うか、売るかを決めます。
その銘柄を選ぶときに、トレードしやすい銘柄かどうかをチャートで判断します。
これは、同じ銘柄でも時期によって変わります。
どういう時に分かりやすくなるかというと、カギは200日EMAの動きになります。
なぜかというと、200日EMAが横ばいのケースでは、大局のトレンドがないというこで難しいチャートになりやすいです。
一方で、200日EMAが右肩上がり、右肩下がりになっている銘柄は分かりやすい動きをしやすい傾向にあります。
さらに、200日EMAが右肩上がり、右肩下がりになっているときでも、価格が200日EMAから放れる動きのところが利益を狙いやすいところになります。
200日EMAに近づくところは慎重なトレードが求められます。
これだけでも、皆さんのトレードは大きく変わるのではないでしょうか?
もう知っていますよ。という方は、更に分かりやすい局面になりやすいときはどいうケースかを考えてみましょう!
NTスプレッドを利用した取引3
本日もNTスプレッドを利用した個別銘柄の取引例を一つ紹介します。
売買ルールは昨日までの投稿をご覧ください。
今回はキーエンス(6861)です。これも昨日のソニーと同様に時価総額の大きな銘柄の例になります。
キーエンスも綺麗に資産曲線が推移しており、ロング、ショートとも機能しているようです。
このNTスプレッドを利用した手法は日経225自体の取引でも優位性がありましたが、指数と連動しやすい(特に日経平均に連動しやすい)銘柄なら利用可能なものが多いでしょう。
そして、日経225(1321)とTOPIX(1306)の指数ETFのみでルールが構築されているので、チェックに時間がかからないのがメリットです。
TOPIXに比較して日経平均が強い(あるいは、弱い)ときに、その方向にトレードしようというのが、この手法のコンセプトです。
NTスプレッドを利用した取引2
前回、NT倍率(スプレッド)を利用したデイトレードのストラテジーをご紹介しましたが、今回もこれを利用したストラテジーをご紹介します。
前回ご紹介しましたが、ルールを再確認しておきます。
15時の引け後に、下記のチェックを行います。
(買いの場合)
・今日のNT倍率(1321÷1306)が前日のNT倍率よりも上がっていること。
・今日の1321終値が前日の1321終値よりも高いこと。
・今日の1321終値が今日の1321始値よりも低いこと。
この条件に合致したら、翌日の寄付きで成行で買い。
そして、引けで決済します。
(売りの場合)
・今日のNT倍率(1321÷1306)が前日のNT倍率よりも下がっていること。
・今日の1321終値が前日1321の終値よりも低いこと。
・今日の1321終値が今日1321の始値よりも高いこと。
この条件に合致したら、翌日の寄付きで成行で売り。
そして、引けで決済します。
前回は日経225ETF(1321)を取引した例を紹介しましたが、個別銘柄の取引にも利用することができます。特に指数と相関が高い銘柄等は機能しやすいと考えられます。
TradingViewの株式スクリーナーを使って時価総額の大きな銘柄をいくつか見てみましょう。
なお、ルールはそのまま1321と1306をチェックし、取引する銘柄のみが個別銘柄に変わります。
今回はソニー(6758)を取引した例を示します。
日経225ETFを取引するよりも良い検証結果が出ました。
こういったスプレッドを利用した取引例は数多く考えることが可能です。
スプレッドの取引
これはNT倍率(スプレッド)を利用したデイトレードのストラテジーです。
ご存じの方が多いと思いますが、NT倍率は日経平均÷TOPIXで計算されます。
これを利用したストラテジーとしては、先物を使って両建て(割高の方を売り、割安の方を買い)するのが一般的ですが、今回はスプレッドボリンジャーのように、日経平均のみを取引します。取引は先物でも良いのですが、今回は日経225型ETF(1321)を使います。
NT倍率を計算するTOPIXもETF(1306)を使います。
さて、ルールはシンプルなので、ルールのみ書きます。
15時の引け後に、下記のチェックを行います。
(買いの場合)
・今日のNT倍率(1321÷1306)が前日のNT倍率よりも上がっていること。
・今日の1321終値が前日の1321終値よりも高いこと。
・今日の1321終値が今日の1321始値よりも低いこと。
この条件に合致したら、翌日の寄付きで成行で買い。
そして、引けで決済します。
(売りの場合)
・今日のNT倍率(1321÷1306)が前日のNT倍率よりも下がっていること。
・今日の1321終値が前日1321の終値よりも低いこと。
・今日の1321終値が今日1321の始値よりも高いこと。
この条件に合致したら、翌日の寄付きで成行で売り。
そして、引けで決済します。
この単純なルールをTradingViewで検証しました。
なお、今回の検証では、ストップ(ロスカットや利益確定)は入れていません。
今回は日足を使って寄り引けデイトレードの検証を行いましたが、TradingViewでは日中足(15分足など)の検証も可能です。
premium版を利用することで、日中足でも非常に長期の検証(ディープバックテスト)を行うことが可能です。
スプレッドボリンジャーのトレード
前回、スプレッドボリンジャーは、通常のボリンジャーバンドのように順張り・逆張りに対応したインジケーターであることを書きました。その時にご紹介したQQQとSPYの組み合わせは逆張りトレードです。つまり、バンドの下限を下回った時には、両銘柄のスプレッドは縮小し過ぎているため、QQQを買います。一方、バンドの上限を上回った時には、両銘柄のスプレッドは拡大し過ぎているため、QQQを売ります。なぜ、SPYを取引しないのか?通常の場合、このようなスプレッドの拡大・縮小の行き過ぎはボラティリティの高い銘柄の方が、その要因になることが多いからです。QQQはナスダック100のETFであり、SPYはS&P500のETFであるため、QQQの方がボラティリティが高くなりがちです(いつもそうではありませんが)。
さて、今回示したチャート画像は金CFDを取引しています。組み合わせた銘柄を詳細には書けませんが、金はその他のコモディティや為替などとの相関が考えられ、それらを組み合わせたトレードです。ただし、今回の例は、QQQの時とは異なり、順張り型のトレードを行っています。
こういった過去の検証もTradingViewを使うことで容易に行うことが可能です。
詳細なレポートはスプレッドボリンジャーを利用しているTradingViewユーザーの方々には公開していますので、そちらをご覧ください。
スプレッドボリンジャーとは
スプレッドボリンジャーは独自のインジケーターです。
TradingViewはこういった独自のインジケーターを作成するのに優れたチャートソフトです。
スプレッドボリンジャーは2銘柄間のスプレッドを使い、それをボリンジャーバンド化しています。
チャート例はQQQ(米ナスダック100型ETF)ですが、実はQQQとSPY(米S&P500型ETF)の組み合わせ(スプレッド)からインジケーターは作られています。
通常のボリンジャーバンドはチャートに重ねてプロットされますが、スプレッドボリンジャーはRSIやMACDのようにチャートの下にプロットされます。ただし、使い方は、ボリンジャーバンドのように順張り・逆張りの両方の使い方があります。
また、スプレッドを利用した取引は両銘柄の買いと売りを組み合わせた取引が多いですが、スプレッドボリンジャーは片方の銘柄(ここではQQQ)のみを取引します。
そして、QQQとSPYの2銘柄以外にも様々な銘柄の組み合わせを見つけることができます。
TradingViewは世界中の数多くの銘柄(株式、ETF、先物、FXなど)を表示することが可能なので、スプレッドボリンジャーで機能する優秀な銘柄を発見することが可能です。
今後、こういった銘柄の組み合わせのヒントを述べていきます。
もみ合い放れの3つのステップ(8316)三井住友フィナンシャルグループ 日足
チャートを見ていただくと分かりますが、現在、上昇トレンドが終焉し三角持ち合いのような状態になっています。
ここから、上昇トレンドが復活するのか、それとも、下降トレンドにこうするのかは分かりませんが、「もみ合いは放れに付け」という格言があります。
動き出したほうに追随するのが、もみ合い相場の戦い方となります。
では、どうやって判断するのでしょうか?
ここでは、2本の青色のトレンドラインと2本の赤色の水平線を描画しています。
青色のトレンドラインは現状ではこのように引けるというだけで、そのラインを突破したから明確にもみ合い放れとなるかというと、微妙なところがあります。
よって、青色のブレイクは参考程度にします。(もしも、そのトレンドラインで3回、4回、跳ね返されているのであれば、重要度は高まります。)
次に、赤色の水平線の突破は高値更新、安値更新につながりますので、サインとしては重要度が高くなります。
最後に、赤色を突破した後にサポレジ転換することで、その突破が本物と確認できます。
サポレジ転換とは、それまでサポート(レジスタンス)だったものが、突破したことでレジスタンス(サポート)に切り替わり、その役割を果たすことです。
サポレジ転換成功が重要となります。
さて、ここからどうなるを見ていきましょう。
相場の変化ポイントを理解しよう(9432)NTT 日足
移動平均線大循環分析で現状を見ると、下降期である第4ステージになっています。
では、このまま下がっていくのでしょうか?
皆さんは、このチャートを見て、これからどういう展開になるかのイメージをお持ちでしょうか?
上がるか、下がるかの予想をする必要はありませんが、現状のチャートからは3つのシナリオがあり、そのシナリオに基づいてトレードする必要があります。
まず、現状は、下降期である第4ステージであっても、売りは作りません。
なぜなら、今はもみ合い相場になっているからです。
まずは、赤の水平線の上下どちらに抜けるかを見ていく必要があります。
赤の水平線をどちらかに抜けてから、試し玉を検討しますが、まだ、明確なトレンドは判断できません。
仮に上の赤色の水平線を超えた場合は、その上の青色の水平線を超えて大局の上昇トレンド継続となります。
一方で、下の赤色の水平線を割った場合は、上昇トレンド終焉の可能性が高まり、更に下の青色の水平線を割って大局の上昇トレンドが終焉します。
それまでは、大きな押し目の可能性も残されているのです。
このように、チャートの現在地がどういう状況になるかを正しく理解することで、無駄なトレードや無理なトレードが減っていきます。
あなたはどこでトレードしていますか?(7011)三菱重工業 日足
チャートには、トレードしやすい銘柄と難しい銘柄があります。
厳密にいうと、どの銘柄にも分かりやすい時期と難しい時期があります。
皆さんは、どこでトレードしていますか?
分かりやすく上昇している銘柄をみると、乗り遅れたと感じて買わない。
安くなったら買おう、と思い、価格が安くなったので買ったら全然上がらない。
上がらないなら未だいいが、私が買ったら下がるといいうの最悪ですね。
そのメカニズムを理解する必要があります。
トレンドが発生したら、遅いかもしれないがとにかくついていく。
トレンドが終わり、下がってきたら、分かりやすく下がるのであれば、売ればよいが、そうでなければ、トレンドが発生するまで待つことが大事です。
分かりやすい時期の波に乗れるようにしていきましょう。
動かない相場は興味がない!?(1605)INPEX 週足
動きが無くなってきた銘柄は興味が無くなる方が多いように感じます。
しかし、実は、相場の醍醐味は動きが無い銘柄が動き出すところにあるのです。
チャート上には2か所、トレンドラインを引いています。左側のところは動きが徐々に小さくなりトレードするには難しいチャートになっています。
ほとんどの方が、この局面に対峙して、難しい、儲からない、損ばかりとなって放れていきます。
そして、気が付いたら大きく上昇していたという経験は皆さんあるのではないでしょうか?
つまり、動きが小さくなった銘柄が動き出すところが、美味しいところで、利益を取りやすい局面なのです。
皆さんも、チャートを見て動きが小さくなってきたら、見捨てて他の銘柄に移行するのではなく、トレードはお休みしてもウォッチすることだけは続けていきましょう!
200日EMAから放れる動きと近づく動き(9101)日本郵船 日足
上昇相場でも下降相場でも、200日EMAから放れる動きと近づく動きの場合、どちらが利益を狙いやすいでしょうか?
それは、200日EMAから放れる動きのときです。
なぜなら、上昇トレンドや下降トレンドが大きくなる時は、200日EMAから放れる動きになるからです。
200日EMAに近づく動きの時は、トレンド転換か一時的な調整局面のときになります。
つまり、トレンド転換であれば、大きなチャンスもあるかもしれませんが、一時的な調整であれば大きなチャンスはありません。
どちらになるか判断の難しいところよりは、大きなトレンドを作る時は200日EMAから放れる動きの時ですので、そこを狙ったほうが確率が高くなりますね。
皆さんは、トレードするときに、こういったことを意識していますか?
ヒンデンブルグ・オーメン点灯中につき【注意】9月より11月までセリング・クライマックスにきをつけましょう。涼しくなってきましたね!トレード日和です。※そんなのあるかw
今年の夏のあの蒸し暑い日々よりはいいですよね。
さて!9月から発生しているヒンデンブルグオーメンのサインですが、サインが点灯してから3ヶ月間は要注意。すでに下落モードになっています。日経もダブルスラストが発生しており次の下落の波はもはやセリング・クライマックスになるかもしれません。
別のトレードアイデアで売りを行っている最中ですが、ピボットポイントなどをきっかけとして売り増ししていきたいところです。
ヒンデンブルグオーメン(英語: Hindenburg Omen)とは:
1.NY証券取引所で52週高値更新銘柄数と52週安値更新銘柄数がともにその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上となる
2.52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない
3.マクレランオシレーターの値がマイナス
4.ダウ平均の値が50営業日前の値を上回っている状態
TradingViewさんには「Hindenburg Omen」で検索するとヒンデンブルグオーメンインジケーターを作成している方もいらっしゃいますがあまり機能していません。思うにヒンデンブルグオーメンの点灯条件が古いのだと思っています。
私なりにインジケーターを作成してみようと思っていますのでフォローしておいていただければインジケーター公開したときあなたに通知がいくと思います。