オジ円3年移動平均線超え重要移動平均線、3年線を超えてきました。
直近では2回抑えられていましたが、とうとう3年移動平均線を超えてきました。
また、1年線と6ヶ月線、3ヶ月線、1ヶ月線と表示が並び、パーフェクトオーダーで上昇トレンドが強いことがわかります。
このようにキリの良い期間設定の移動平均線は価格感応度が高く、まだラインを引けない初心者投資家にとっては参考になります。また、人によって引きかたが異なるラインと比べ、期間によってデジタルに決まる移動平均線は絶対的で、信頼できる抵抗帯と言えます。俗人的なトレードではなく、定量的なトレードを目指す方にはおすすめです。
同じ期間設定の移動平均線が、時間足を変えても同じ色で表示されるインジケーターを考案し、皆さんに提供しています。ご興味ある方はお問い合わせください。
※他の時間足に表示された各時間期間設定の移動平均線がどのように見えているか、アイディア更新欄に例として貼りますのでよく確認して見てください。
LIZデザインのバウハウスで学んでいます。
X-indicator
ドルインデックスはサポートの10年線を割り20年線に到達ドルインデックスは最後の関門、20年線にとうとう達しました。以前上昇転換した時は10年線と20年線が接近していましたが長期間の上昇で現在は離れた状況の中、今回は10年線を明確に割ってきています。
最後の砦である20年線に支えられなければ、長期的な下落に入る可能性があります。普通なら一旦は反発がありそうな場面に見えますが、転換かトレンド継続か予測は難しいですね。
長期下落の流れとなった場合、その結果は何を示唆していて、どのような影響があるか、考えていく必要があります。
コロナの経済への影響を抑えるためにアメリカが行っている金融緩和、財政出動で基軸通貨である米国通貨の信任が低下しているとみるべきなのか?
またドル安はアメリカの輸出企業にとっては追い風とも取れますが、全体で見た場合果たして良いことばかりなのか?
日本経済への影響は?
穀物相場に異変!? ~風が吹けば桶屋が儲かる~(ZS1!)大豆 月足チャート
穀物相場がじりじりと上昇しています。
11月相場が終わり11月のローソク足が大きな陽線となり、移動平均線大循環分析では第1ステージへと移行してきました。
月足での第1ステージは2014年以来ということですので、穀物相場が如何に安定価格で推移していたかが分かります。
しかし、今度は2014年以来の第1ステージということは、穀物相場に異変が起きてきているということも考えられます。
我々が生きていくためには食べていかなければいけません。
その食べ物である穀物相場に異変が起きているとすれば、それは様々なところに影響が出てきます。
第1ステージがすぐに終わり、価格が落ち着くのか、それとも、ここから勢いが出てくるのかを確認しながらチャートの推移を見ていく必要があります。
200月EMAが長く横這いになっており、大局のもみ合い相場ともいえる展開から、もみ合い放れが起きるかもしれないということです。
この穀物相場がもみ合い上放れを起こすとするならば、それなりに大きなトレンドになる可能性があると予測できます。
実際にどうなるかは誰にも分かりませんが、穀物相場の異変は様々なマーケットに影響してきますので注意深く見ていくようにしましょう。
大局のトレンド転換とは? ~週足チャートも見よう~(9401) TBSホールディングス 週足
12月2日に21年3月期の業績を上方修正しましたので取り上げてみました。
チャートは2018年に天井を打ってから2020年3月までは下降の流れが続いていました。
中央の赤い線は200週EMAです。
大局の動きが強気なのか、弱気なのかを見ています。
そして、2020年3月から切り返し、200週EMAを超えてきました。
今回の動きがトレンド転換となるのか、それともならないのかを考察していきましょう。
移動平均線大循環分析でのステージは下降期の第4ステージから上昇期の第1ステージとなっています。
直近の動きを見ると、第1ステージから第4ステージ、そして再び第1ステージとなっています。
この一連の動きはもみ合い相場の時の動きです。
トレンド転換するには、まず大きく下降する。
次に大きく反転が始まる。
そして、サポレジ転換を織り込んでトレンド転換になっていく。
勿論、V字反転するケースもありますが、上記の動きをすることがよくあります。
ここからの動きがトレンド転換か、一時的な切り返しかを確認しながら、
様々なトレンド転換が起きたチャートでも確認して、このパターンを学んでいきましょう。
大循環MACDの考察 ~変化の予兆を感じる~(BTCJPY) ビットコイン 4時間足
今回は大循環MACDの考察をしようと思います。
そもそも、MACDってどういったものでしょうか?
MACDはマックディとか、エムエーシーディーといったりします。
MAは移動平均線の略(Moving Average)ですね。
ではCDとは何でしょうか?
CとDはコンバージェンス(収束)とダイバージェンス(拡散)の頭文字となります。
つまり、移動平均線が広がったり、狭くなったりするのを見ているものということです。
MACDは移動平均線を進化させたものなのです。
そして、大循環MACDは移動平均線大循環分析に合わせて、MACDを更に進化させたものなのです。
MACDに関する記事は下記に幾つかチェックしましたので、今回の一連の動きをMACDを中心に見てみましょう。
まず、上昇局面ではダイバージェンス(価格の上昇に対してMACDが逆行して下降する動き)の2回目から反落しました。
その後、200本EMAを下回ることなく反発しました。
そのときに、大循環MACDがどのように推移したかを確認しましょう。
赤丸を三つ、付けました。
一つ目は帯MACDの色が濃い赤から薄い赤に変わりました。
これは、移動平均線大循環分析の帯の間隔がそれまで広がってきたのが狭くなってきましたということを示しています。
つまり、相場の勢いが弱くなってきたことを示しています。
次に、MACD1やMACD2が0(ゼロ)ラインを上抜けました。
これは、移動平均線大循環分析のステージの変化を示しています。
最後に、帯MACDが0ラインを上抜けて、移動平均線大循環分析では第1ステージ(買いにエッジ、優位性があるところ)に移行しました。
こうしてみると、ローソク足だけだとわかり難いものが、移動平均線大循環分析を見るとこで変化がわかり、
更に、大循環MACDを見ると事で、移動平均線の先読みが出来るようになります。
MACDを活用してトレード技術の向上を目指しましょう。
バルチック海運指数 ~たまには角度を変えてマーケットを見よう~(BDI)バルチック海運指数 週足
今回はバルチック海運指数を取り上げます。
私は定期的にチェックしていますが、TradingViewのアイデア投稿では殆ど取り上げていない銘柄だと思います。
では、バルチック海運指数とはどういったものでしょう。
正式名称は「The Baltic Dry Index」といいます。
英国のバルチック海運取引所が算出・公表している指数です。
世界各国の海運会社やブローカーから、鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を収集して一日1回算出しています。
1985年1月4日を1000として算定、国際的な海上運賃の指標となっています。
株式市場でも、海運会社、特に不定期船を主力とする会社との株価連動性が高いとされていますが、
近年は動きが小さいのでBDIに注目して記事を書く方が減りました。
ただ、マーケットへの影響が無いわけではないので、TradingViewで表示できますのでたまには確認してみましょう。
現在はちょうど200週EMAのところで推移しています。
ここから、BDIが大きく下降するのであれば景気への影響も懸念されます。
一方で、ここで踏ん張って上昇してくるのであれば、違った影響が出てきます。
基本的な考え方としては、景気が良いときにBDIが上昇し易く、その反対の時には下降し易いということですね。
日々、細かくチェックする必要はありませんが、たまには動きに変化が無いかを見てみましょう。
史上初の3万ドル突破! ~新たな歴史が作られる~(DJI)NYダウ 日足
NYダウ(ダウ工業株30種平均)が史上初めて3万ドルを突破しました。
もちろん、史上最高値を更新です。
では、ここからどういった展開が考えられるかを3本のラインを引いて考察してみましょう。
コロナショック前の高値を更新したことに非常に意味があります。
さらに、節目である3万ドルを突破したことも意味があります。
そこで、今度は、下値支持線、上値抵抗線の2本のラインを引きました。
これで見ると、上値抵抗線を超えるにはもう少し値幅があることが分かります。
上値抵抗線が意識されるのか、それとも、そこも突破されるのかも含めて、
ここからの展開に注目していきましょう。
相場の勢いが弱くなれば売られることもあるということも認識しておきましょう。
ポンド円 ~小さな変化をどう感じるか~(GBPJPY)ポンド円 日足チャート
株式市場は堅調な動きになっているのが多いようですが、
為替市場は膠着した動きの銘柄が多いように感じます。
これは為替に限らず、どういった銘柄でも動きが膠着した時の考え方として理解しておく必要があります。
それは、今後膠着状態を脱するにはどこにどのような抵抗線や支持線があるのかということです。
今回は赤い水平線を何本も入れています。
これがまずは意識されやすい抵抗線であり支持線となります。
勿論、もっと細かく見れば、沢山の水平線を引くことができます。
その引いた線をどのように突破していくのか、もしくは、どのような抵抗を受けるのかを見ることで相場の強弱を測ることができます。
ここから、大きな相場になるかもしれません。
まずは、膠着状態をどう脱するのかを見ていきましょう。
CFTC建玉明細 ~ゴールド、ファンドのポジションを確認~ (GC1!)ゴールド 週足
2020年8月に高値を付けてからは調整局面となっています。
では、調整局面となっていますので、チャートとファンドのポジションに変化が出てきているのでしょうか。
まずはチャートを見てみましょう。
チャートはウェッジ型のような調整局面となっています。
現状の調整がウェッジ型であるとすれば、いずれ上値抵抗線を上抜けて上昇トレンドが復活してきます。
逆に下値支持線を下抜けてくれば下降トレンドに転換する可能性が高まります。
次にファンドのポジションを見てみましょう。
赤色の折れ線はファンドの「買い」、青の折れ線はファンドの「売り」です。
オレンジの棒グラフは買いと売りの枚数の差となっています。
ファンドの買いは2020年2月がピークで、そこから買い越し枚数は減少しています。
ただ、買い枚数も高水準を維持しており、今のところトレンド転換を意識したポジションにはなっていないことが分かります。
今後のファンドのポジションの推移を見ていきましょう。
もみ合い相場は難しい!?(PFE)ファイザー 週足チャート
2018年の動きとその後の動きを見て、どちらがトレードし易く、どちらが難しいかを検証してみましょう。
2018年は春先に2度ほど移動平均線大循環分析で第2ステージとなりましたが、それ以外はずっと第1ステージでした。
この動きは分かりやすく、トレードし易い動きでした。
では、その後を見てみましょう。
第4ステージを中心に推移していますが、途中に第1ステージや第6ステージが入り組んでおり、トレードし難いチャートであることが分かります。
このように同じ銘柄でも分かりやすい時期とそうでない時期が混在するのです。
そして、難しい時期だと感じればトレードを控えるか、上級者はトレードの手法を変更しながら、分かりやすい時期を待つのです。
今回であれば、200週EMAが横ばいになっています。
この時点でもみ合い相場ですので、難しい時期になったことが分かります。
ただし、この時期が終われば、再び分かりやすい時期になる可能性が高まります。
そこまで待つのです。
トレードする銘柄とウォッチする銘柄を分けましょう。
そして、ウォッチする銘柄はたまにチェックして、分かりやすい時期が来るのを待つのです。
このファイザーも今は我慢の時期です。
そして、どこかで分かりやすい時期が来ます。
その時に、しっかりとトレンドを狙うのです。
どのようにもみ合い放れが起きるのかを確認しましょう。
そのデータの蓄積があなたの財産となるのです。
様々なもみ合い放れをチェクしてみると沢山の気づきを得ることができますよ。
押し目買いか戻り売りか!? ~波動の見極め方~(8001)伊藤忠商事 日足
四半期決算が過去最高となった伊藤忠商事です。
今年の夏にはウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ社が、
日本の5台総合商社に出資を行い話題となりました。
商社各社の決算で優劣が出ていましたが、ここからどうなるかのヒントを探してみましょう。
2020年9月に高値を付けました。
その後に利益確定売りから10月末にかけて反落しました。
今度は切り返してきました。
ここからのポイントは9月の高値を更新するのか、それとも、10月の安値を割るのかです。
それによって、押し目買いとなるのか、戻り売りになるかが見えてきます。
その波動の基本は「N」波動です。
上昇の「N」波動、下降の「N」波動を探すことで波動を見極めることができます。
このような局面の時には、「N」波動を探してみましょう。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ (EURUSD) 週足
チャートの上は移動平均線大循環分析、下はファンドのポジション推移です。
下のファンドのポジションは、赤い折れ線は「買い」、青い折れ線は「売り」となっています。
この2カ月くらい買いが少し減少しているのが分かります。
価格は膠着状態となっています。
赤の水平線を2本入れましたが、上下どちらに抜けてくるのかがポイントとなります。
上放れてくると、大局のトレンド転換に向けた動きになり、
下に抜けてくると、もみ合い相場か、下降トレンドに戻ることが考えられます。
膠着状態が終わればトレンドが出る可能性が高まりますので注目していきましょう。
長期安定下降(5020)ENEOSホールディングス 日足チャート
2018年に高値を付けてから長期安定下降のチャートになっています。
その大局の動きを見るのは、200日移動平均線で見ていきます。
200日移動平均線ですから、200本分のローソク足の平均線となります。
厳密ではありませんが、おおよそ約1年の移動平均線となります。
約1年の動きが上向きか、下向きか、それとも横ばいかで、大局が上昇、下降、中間波動かを判別します。
さて、この長期安定下降のチャートですが、何度か200日移動平均線に挑戦し、200日移動平均線の抵抗を受けています。
この抵抗を受け続けている限り上昇トレンドになることはありません。
上昇トレンドになるためには、まずは現状の下降トレンドが終焉する必要があります。
また、現状のチャートから見れば、2020年3月の安値を割らない方が目先の転換の可能性が高まります。
そして、200日移動平均線を超えていかなければいけません。
さらに、超えるだけではなく200日移動平均線が右肩上がりになる必要があります。
この転換するときの一連の動きをしっかりと理解すると、チャートの読解力が向上していきます。
ここからどうなるを予想をせずに素直に見ていきましょう。
リクエストがあったポンド円の中期分析(GBPJPY) ポンド円 週足
このように週足で大きな流れを確認することは時には必要ですね。
明日の動き、2時間後の動きなどと目先の動きにとらわれ過ぎれば、大きな流れを見落として大局のトレンドを取り逃がしてしまうことがあります。
では、このように大きな流れを確認すれば何が分かり、どういったヒントが隠れているのでしょうか。
2007年の不動産バブルが崩壊してサブプライム・ローンショック、リーマンショックを経て大きく下落しました。
2011年までの下落が大局の大きな下落の波動と私は見ています。
そこから、反動のリバウンドが入り2015年まで上昇しました。
この上昇を上昇トレンドの始まりの上げと見るか、2011年までの下降トレンドの戻りと見るかで見解が変わってくると思います。
上昇トレンドの始まりの上げであれば、2015年からの下降は調整局面となりますので2011年の安値は割りません。
一方で、一時的な下降トレンドの戻りであれば、2011年の安値を割る可能性が高まります。
それから、2018年からの動きは複雑な動きで緩やかに下降しているのですが、拡大型トライアングルのような動きです。
これは、トレードし易いチャートか難しいチャートかでいうと、難しいチャートになります。
私は、価格が将来どうなるかは予想はしません。なぜなら意味がないと思っているからです。
するのは予測だけです。
幾つかシナリオを考えて上抜けならこういう展開が予測できる。下抜けならこういう展開が予測できると準備をしておきます。
後は、上がるか下がるかは考えずに、流れに素直にトレードをします。
そして、意識しているのは分かりやすい波動を狙うということです。
今は、むずかしい波動ですが、この展開が終われば次は分かりやすい波動になる可能性がやや高くなります。
勿論、むずかしい波動の後に、展開が変わってもまた難しい波動になることもあります。
ポイントはこの拡大型トライアングルの動きにどこで変化が起きるかです。
次の変化がチャンスになると思いますので、そこを狙いたいですよね。
具体的にいうと、拡大トライアングルを下抜けて大きく下落するか、上抜けるかが大きな変化となります。
その前に小さな変化がでてきますので、そこに気づけるかどうかというのもチャート分析の醍醐味ですね。
勉強すればするほど成長できるのがチャート分析です。
一緒に学んでいきましょう。
わかりやすい動きと難しい動き ~ユーロドルの考察~(EURUSD) ユーロドル 日足チャート
ユーロはECBによる金融緩和継続と12月に追加の金融緩和を行うというメッセージによりユーロ安の動きになってきました。
9月1日の高値を付けるまでは、わかりやすい動きでした。
買いを持ち続けるだけで大きく上昇しているわけですから分かりやすい動きですよね。
ところが、その動きが終わると急に難しい動きになっています。
相場は分かりやすい動きと難しい動きが混在して展開していきます。
では、ここから考えられる展開はどうなるでしょうか。大きく分けて二つの展開が考えられます。
一つは暫く難しい動きになるということです。上昇や下降しながらも難しい動きになるか、もみ合い相場となるかですね。
もう一つは分かりやすい動きです。上昇トレンド復活か、下降トレンドへの転換かです。
直近の動きに小さなチャネルラインを引きました。(チャネルラインについては下記などを参照)
チャネルラインが続かない動きになっています。
ここからどこで分かりやすい動きになるかです。
それを皆さんも一緒にチャートを見ながら、わかりやすい動きになるところがどこなのかを見ていきましょう。
皆さんがトレードしている銘柄が、今分かりやすい時期なのか、難しい時期なのかを意識するだけで
無駄な、もしくは無理なトレードが減ると思いますよ。
大局トレンドの4つのポイント(4062)イビデン 週足
先日の決算発表がいい意味でサプライズになっていたので取り上げてみました。
今回は、2019年の前半からのトレンド転換の流れについて見ていこうと思います。
今回みていくトレンド転換のポイントはざっと4つだと思っています。
まず、下降トレンドが続いている中で、週足はもみ合い弱含みの展開のようでした。
上値抵抗線や下値支持線を引くと、拡大型のトライアングルにも見えるような形状です。
その下降の流れから変化が出てくるときには多くの銘柄で決まった特徴が出てきます。
まず、安値更新をしなくなる。(二番底を付ける)【ポイント1】
次に、一番底と二番底の間の高値を上抜けていく。そして、上値抵抗線を突破する。【ポイント2】
そこから一旦反落するもサポレジ転換(下のアイデア投稿を参照)する。【ポイント3】
最後に下降する前の高値を更新して大局のトレンド転換となっていきます。【ポイント4】
勿論、ポイント4で仕掛けていても遅いのですが、この一連の流れを理解することが重要です。
こういった展開を理解しておくと、似た形状のチャートが出てきたときのヒントとなります。
大局の変化となるのか?(DJI)NYダウ 日足
大局の動きに変化が出てくるのでしょうか。
考え方としては、9月に高値をつけてから反落し、9月24日に安値をつけました。
移動平均線大循環分析のステージが第1ステージから第3ステージに移行しました。
今回の動きのポイントは短期移動平均線の動きです。
5月から短期移動平均線は上昇帯を下回ることはありませんでした。
そこから第3ステージなったことで短期移動平均線が上昇帯を下回りました。
そこから、今度はあっさりと短期移動平均線が上昇帯を上回りました。
上昇トレンドが復活かと思われましたが、高値を更新できずに再び短期移動平均線が上昇帯を下抜けてきました。
つまり、現在の動きで分かることは上昇帯が抵抗にも支持にもなっていないということです。
ということは、上昇トレンドの勢いが無くなり、もみ合い相場になるか、トレンド転換となるかもしれないということを認識しておく必要があります。
ここから上昇トレンドが復活するのか、違う展開になるのかはわかりませんが、短期移動平均線の動きがどうなるかを見ることでヒントを得ることができますね。
今話題の銘柄をチェック(9843)ニトリホールディングス 日足チャート
今年を振り返ると、コロナショックで下降しましたが、
巣ごもり需要やリモートワークなどからコロナショック前を大きく上回る上昇を見せました。
8月に高値を付けてからは調整局面の動きとなっています。
9月に安値を付けてから、膠着状態の動きになっています。
ここで中間波動に入って横ばいの動きになるのか、
それとも、9月の安値を割ってトレンド転換の動きに向かうのでしょうか。
予想をしてみ意味がありませんので予想はしませんが、今回の「島忠」に対するM&Aの報道が出てからはチャートが重たくなっています。
移動平均線の帯が細く横這いになってきているので、トレンドが無いことが分かります。
こういう時に今まで上昇が続いていて高くて買えなかったという人が、安くなったからという理由で買うケースがあります。
しかし、私はそういう買い方は推奨できません。
勿論、そのような買い方をしても上手くいくこともあります。
しかし、チャートの理屈に合った買い方ではありません。
トレンドを獲るというのは、上がっていく流れに付いていく、下がっていく流れに付いていくものです。
流れに逆らったトレードは、大きな損に繋がることがあります。
今回の買収報道からどういったチャートを形成するのかを丁寧に追いかけてみましょう。
こういう時はどう考える? (DEU30)ドイツのDAX 日足チャート
ドイツのDAXを取引しよという話ではありません。
こういう時はどう考えるかということです。
このチャートでいうと、9月3日に高値を付けました。
そこから、9月3日の高値を更新することもなく、7月30日の安値も割ることもなく推移しています。
では、どういった動きになっているかというと、高値が切り下がり、安値が切り上がるという動きです。
つまり、トレンド相場か中間波動(もみ合い相場)かでいうと、中間波動となっています。
私は中間波動の研究をしています。
なぜ、中間波動の研究をしているかというと、多くの方は今のDAXのチャートを見ても魅力を感じずに関心を持たないと思います。
でも、私はその考え方が逆で、中間波動が終わればトレンド相場になるケースが多いのだから、ここからどういった展開からトレンド相場になるのだろうと考えます。
トレンド相場の後追いをしても高値掴みになることが多いためトレンドの初動を狙う必要があります。
中間波動の終わりはトレンド相場の初動になることが多いと感じています。だから、中間波動が大事なのです。
皆さんも多くの投資家が関心を持っていない中間波動を研究していきましょう。
今回であれば、赤い丸印をしていますが、直近二つの赤丸印を更新することが最初の変化の兆しとなります。
最初の二つの赤丸を更新してくると、トレンド相場が始まる可能性が高まります。
必ずそうなるわけではありませんが、今後の展開に注目していきましょう。
MACDの考察(MOS)マザース指数 日足チャート
日本株の中では日経225やTOPIXなどよりも、マザーズ指数の動きが堅調に推移しいています。
7月末に一度、第3ステージになりましたが、それ以降は第1ステージを維持しています。
ここからの動きがどうなるかをみるときに、MACD(マックディ)の動きが参考になります。
ではMACDとはどういったものでしょうか。
それは、2本の移動平均線の間隔を見ているオシレータです。
2本の移動平均線の間隔が上昇しているときに広がれば上がり、狭くなると下がります。
そして、2本の移動平均線がクロスするところは、間隔がゼロになりますので数値は「0」となります。
ゴールデンクロスするとMACDは「0」を上に伸びて、デッドクロスすると「0」を下に伸びていきます。
MACD1=短期移動平均線と中期移動平均線の間隔
MACD2=短期移動平均線と長期移動平均線の間隔
MACD3=中期移動平均線と長期移動平均線の間隔
今回はMACD3の動きを考えてみましょう。
MACD3は緑と赤の色が塗られています。
そして、色の薄いところと濃いところがあります。
この違いは、中期移動平均線と長期移動平均線の間隔が広くなっているか、狭くなっているかの違いです。
では、直近の動きを見てみましょう。
MACD3の色が濃くなっています。
これは、中期移動平均線と長期移動平均線の間隔が狭くなっていることを示していますので、最初の変化の兆しとなります。
もちろん、これはトレンド転換を示しているのではありません。
MACD3の色の変化によって少し注意して見ていきましょう、となります。
さて、マザーズ指数の動きは大きな変化となるか、一時的な調整で終わるのかを確認していきましょう。
わかりやすく動く相場は少ない(9022)東海旅客鉄道 週足
2019年に高値を付けてから大雑把にいうと大局は安定下降しています。
細かく見ると、ところどころ反発したり、動きが小さくなったりしています。
2019年の高値を付けてから結果的には下降しているわけですが、途中の動きがあるがゆえに持ち続けることが難しくなります。
こういった途中での反対方向の動きを「中間波動」として私は研究しています。
これらの動きを完ぺきでは無くてもある程度理解しておけばトレードに活かせることができますね。
さて、2020年の8月からも切り返しを見せています。
下降相場において価格が反発するケースで考えられることは二つです。
一つはトレンド継続の時に出てくる一時的な反発。
もう一つは、トレンドが転換するときの反発です。
今回の反発がそのどちらになるかをしっかりと見ていくようにしましょう。






















