さらに大きく上げ始めたビットコイン、本物になるかの分岐点に!BTCUSD日足チャート(2018年3月より)
2017年末に天井を付け、昨年1年下げ続けたビットコインが今年2月から上げだして、勢いを増してきている。もはや一時的な動きとはいえない。
ビットコイン。投資商品としてはさまざまな規制が入りむしろ妙味性は下がっているような気がする。しかし、「仮想通貨」から「暗号資産」と名前を変え、世の中に次第に定着してきていることも事実だ。
爆上げする投資商品という位置づけから最先端の金融テクノロジーというふうに目線を変えれば、ビットコインが魅力的なものであることは間違いない。
上図見れば上昇トレンドが帯にサポートされて上昇しているのがよくわかる(赤丸部分参照)。これは安定した上昇トレンドとなっていることの証明だ。そしてついに一昨年の天井からの下げ幅に対して38.2%の戻しラインに到達した。これはフィボナッチの比率であり大きな分岐点となる値位置だ。ここで再度売られだすのか、ここを突破するのか。突破すれば50%ライン挑戦となり、そこを打ち破れば本格上昇トレンドとなるかもしれない。
2017年12月の高値(2万ドル)更新などというと夢の話になるが、勢いづいてくると何が起こるかわからない。ちなみに2017年には現在の価格から最高値の2万ドルまでわずか1か月で到達したということも知っておきたい。
ビットコインのバブルが終わり、そこから復活しているとしたら次第に本物になっているのかもしれない。しかし、投資の教育をするものとして暗号資産は投資商品としては欠陥だらけでお薦めできるものではないということも伝えておきたい。だとしても、これからビットコインが上げ続けるのかは大きく注目に値すると言っておきたい。
小次郎講師
X-indicator
サイクルの考察 ~ジグザグとトレンドライン~日経225 週足チャート
前回ダウの週足でジグザグを描画して、サイクルの流れを確認しました。
今回はジグザグを入れてサイクルを確認しながらトレンドラインとの関係を見ていきましょう。
サイクルは、小さなサイクルが幾つか合わさって、大きなサイクルになっていきます。
イメージとしては、強気型+強気型+強気型+弱気型+弱気型が合わさって、一つの大きなサイクルになります。
あとは、それが強気型か弱気型かになるかです。
日経225の週足で見ると、小さな強気型のサイクルが続き、その後、弱気型のサイクルとなっています。
大きなサイクルで見れば現状は強気型を維持していますね。
ここから価格が高値を更新してくれば、大きなサイクルは強気型継続となり、
安値を割ってくれば、大きなサイクルでも弱気型に移行する可能性が高まってきます。
仮に弱気型のサイクルとなるのであれば、サイクルの基本となる高値の位置から弱い流れが相当続くであろうと予測できます。
そして、今回は底にトレンドラインを引きました。
トレンドラインのブレイクとサイクルの流れを見ていくと、トレンドラインを下抜けたところからサイクルの動きに変化が出てきているのが分かります。
つまり、トレンドラインの動きとサイクルの動きの関連性は高いので、皆さんの普段の分析にプラスアルファしてみてはいかがでしょう。
今夜はストロベリームーン ~アストロジー~いちご 日足チャート
今日は満月ですね。
今日の満月を別名ストロベリームーンと呼びます。
様々な研究がされていますが、満月の日には事故や犯罪が増加するといった研究もあるようですね。
満月などから相場を検証するのを占星術(アストロジー)といい、
満月や月、惑星と株価の関係から株価の未来を予測していきます。
そして、アストロジーとサイクルを組み合わせて予測をしてる方もいらっしゃいますよね。
今日の満月をストロベリームーンと呼ぶので、「いちご」のチャートを検証してみました。
昨年末に安値を付けてから、現在は二番底を探しているのか、それとも、底抜けとなるのかの見極め局面のようです。
移動平均線大循環分析では、昨年末の安値から第1ステージへと移行し変改の兆しが出ていましたが、今は再び第4ステージです。
第4ステージは下降期となりますね。
このようなとき、私は2本のラインを入れます。
昨年末の安値と今年の高値のところです。
そして、この高値と安値のどちらに抜けてくるかという点にも注意を払います。
現状は第4ステージですので、売りにエッジがある状態です。
ただ、大循環MACDの帯MACDが拡大から縮小に移行してきていますので、小さな変化の兆しが出てきています。
今夜の満月によって、下降トレンドが加速するのか、それとも、トレンドに変化が出るのか・・・
トレンドラインを引こう ~チャネルの中にチャネル?~ドル円 日足チャートです。
トレンドラインを引きながらチャートからヒントを探していきましょう。
チャートは「宝の地図」であり、その宝を見つけるためのヒントを探すものです。
チャートをどれだけ見ても「トレードの聖杯」はありませんよ。
勉強あるのみです。頑張りましょう!
では、移動平均線大循環分析(イド大)で見てみましょう。
第4ステージの安定下降期となっています。
売りエッジ(優位性)がある状態ですので、売りで利益を伸ばす局面ですね。
価格が帯の下で推移していますので、非常に分かり易い動きをしているのが分かりますね。
そして、高値と高値を結んだ線をトレンドラインといいますが、それと並行に安値と安値を結んだラインを合わせてチャネルラインといいます。
綺麗なチャネルラインを形成しています。
現在は、大循環MACD(大マク)の、帯MACDが拡大から縮小に向かってきていますので、イド大の下降帯の幅が小さくなってきていることが分かります。
そして、青色の点線でラインを2本入れると小さなチャネルラインのようにも見えますね。
価格が青色の点線の上下どちらに抜けてくるかが、最初のポイントになります。
この動きが中段保ち合いのフラッグ型であれば、下抜けて下降トレンド継続となります。
トレンド転換となれば青色の線を上抜けし、尚且つ、赤色のチャネルラインをも超えてくるでしょう。
現状は、大循環ストキャス(大スト)がボトムゾーンから上抜けてきました。
確かに「買い」のサインではありますが、流れに反した「買い」であることを考慮すると、ロスカットの可能性が高い「買い」であることが分かります。
ゆえに、買うならロスカットは絶対で厳しめにする必要があります。
もしくは、買わずにもう少し流れを見て、売りを一部利食いをする程度にしておくかですね。
チャネルラインは価格推移の上限、下限だけでなく、
そのチャネルの中間点を超えてきたところも小さなヒントになります。
移動平均線大循環分析に少しプラスαをすることで、精度が変わってきます。
大マクや大ストをプラスしてもよいでしょうし、トレンドラインを引くのもよいでしょう。
トレードの精度を上げるために一緒に学んでいきましょう。
サイクルの考察 ~ジグザグ~ダウ工業株30種平均 週足チャート
今後の展開を予測するときに、様々なツールから予測をされると思いますが、
サイクルという観点から相場の展開を予測する方法を考察してみましょう。
相場はフラクタル的な動きをしますので、小さなサイクルが合わさって大きなサイクルになります。
ですから、どこのサイクルを見るかによって分析がかわります。
そこで、「ジグザグ」のオシレーターを活用する方法もありますね。
ジグザグのパラメーターを変えることがラインが変わりますので、色々と試してみてもよいでしょうね。
まずは、強気型のサイクルを見てみましょう。
安値から高値を付けて安値を付けて一つのサイクルとなりますが、後の安値の方が最初の安値よりも高くなっていますね。
安値→高値→安値が一つのサイクルになりますが、高値が安値と安値の期間の中心よりも後ろに高値を付ける傾向があります。
では弱気型のサイクルを見てみましょう。
安値から高値を付けてから安値を付けますが、後の安値の方が最初の安値よりも低くなっています。
その時の高値は安値と安値の期間の中心よりも前に高値を付ける傾向があります。
この点から見ると、昨年末に弱気のサイクルが出てきました。
今年に入ってからは、まだ、高値、安値を更新していませんので、強気型か弱気型かを決めつけにくいところではありますが、
強気型であれば高値を更新してきます。
弱気型であれば安値を更新してきます。
サイクルも勉強すると、ヒント探しの一つになっていきますよ。
綺麗なチャートから学ぶ ~どこで大ストを使うか~S&P/ASX200 日足チャート
上昇トレンドも下降トレンドも、とても綺麗なチャートです。
チャートの教科書にのせたくなるような綺麗さですね。
このような綺麗なチャートは滅多にありませんが、だからといって参考にならない、と決めつける必要はありません。
綺麗な上昇トレンドと下降トレンドのときに、移動平均線大循環分析(イド大)の形がどうなっているか、
そして、そのときの大循環MACD(大マク)の動きがどうなっているかを確認すると、ヒントが見えてきます。
そして、イド大と大マクの動きを見て大循環ストキャス(大スト)をどこで使えば機能し易いかを検証してみましょう。
また、使って上手くいかないときには、どこで手仕舞うかを検証してみましょう。
イド大も大マクも、もちろん大ストもそうですが、大事なのは売買サインがどこか、ではありません。
ゴールデンクロスが買い、とかデッドクロスが売りというのは大事ではありません。
それよりも大事なことは、その指標がどこを見ている指標なのかです。
イド大も大マクも大ストも見ているところが違います。
どこを見ている指標かを理解できれば、その売買サインが、なぜ、そこがサインなのかが見えてきます。
それを理解することが一番重要なのです。
ですから、「買い」と「売り」のサインだけに拘っていては成長しないのです。
一緒に学んでいきましょう。
大循環ストキャス ~複合トレードの考察~スイスフラン/シンガポールドル 日足チャート
移動平均線大循環分析(イド大)
大循環MACD(大マク)
大循環ストキャス(大スト)
三つの複合トレードを考察してみましょう。
イド大では、第1ステージで買いにエッジ(優位性)があるところですね。
ただ、第1ステージですと仕掛けとしては遅いと感じる方も多いと思います。
そこで、第6ステージや第5ステージでの仕掛けが考えられます。
大マクでは、MACD1やMACD2の動きは大ストと同じように反応しますが、
帯MACDの変化を使うという方法もありますよね。
帯MACDが拡大しているところから縮小する局面では帯MACDの色がかわります。
大ストのボトムゾーンでセットアップ(準備の時間)から
ボトムゾーン上抜けから買いサインとなりますが、帯MACDよりは少し早くサインが出ているのが分かります。
早く仕掛ければ仕掛けるほどダマシガ多くなります。
そのダマシを回避するには、それまでのチャート形状から判断するしかないのですが、
仕掛けた後の動きを大スト、大マク、イド大の動きの変化を確認することで、正しい判断だったのか、間違いだったのかをチェックするというのもあります。
この変化がおかしければ、ロスカットがヒットしていなくても、一先ず撤退してチャートの動きを再確認するというのも考えられます。
個人的には、ロスカットを1回設定すれば、変更することは殆どないので、
むしろ、大スト、大マク、イド大の変化を確認して正しかったと感じれば買い増しを考えますね。
皆さんも、自分のトレードルールを考えてみましょう。
大循環ストキャス ~ボリンジャーバンドからの考察~ナスダック総合指数 日足チャート
大循環ストキャスとはストキャスティクスを応用したものです。
とはいえ、ストキャスティクスですので、相性のいいボリンジャーバンドと組み合わせ考察してみようと思います。
ボリンジャーバンドは20日移動平均線をミッドバンドとして
変動幅(ボラティティ)の大きさを標準偏差として表示しています。
ストキャスティクスとは、一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しています。
チャートは、上から順番にボリンジャーバンド、バンドワイズ、%bチャート、大循環ストキャス、となっています。
バンドワイズと%bの動きと大ストを組み合わせることで、大ストのダマシを減らそうという取り組みです。
%bと大ストの動きが似ていますよね。
%bはバンドのどの位置に価格があるかを見ます、
それと大ストを組み合わせると方向性が見えていきますね。
初めての方は難しいかもしれませんが、今回はさわりだけですが、
今後もボリンジャーとの組み合わせを考察して詳細を記載していきますね。
大循環ストキャス ~「たすき」の考察~(6869)シスメックス 日足チャート
今日は大循環ストキャスの「だすき」について考察してみましょう。
まず、「たすき」とはストキャス20とストキャス40の間のところを「たすき」と呼んでいます。
上昇しているところの「たすき」は黄色になっています。
下降しているところの「たすき」は水色になっています。
「ストキャスティクス」を復習しましょう。
一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しているオシレーターです。
つまり、
「ストキャス20」は20日間の値動きの中での現在価格が相対的にどれくらいかを、
「ストキャス40」は40日間の値動きの中での現在価格が相対的にどれくらいかとなりますね。
ストキャス20が上向き(下向き)になるということは、過去20日間の間での現在価格が上向き(下向き)になってきています。
それに対して、ストキャス40の動きが鈍いときは、過去40日間での現在価格がストキャス20よりも上がっていない(下がっていない)ということですね。
この動きの時は、結果的に「たすき」の幅が広がっていきます。
一方で「たすき」の幅が狭いときは、ストキャス20とストキャス40が同じように上昇(下降)しているときです。
ということは、「たすき」の幅がどうなっていくかを確認することで、その相場の勢いの強弱を確認することができます。
それをどう使うかというと、「たすき」の幅を見ながら、ちょい取りからトレンド獲りに切り替えるヒントに使います。
「たすき」にはトレンドの勢いの強弱のヒントが隠れています。
では、最後にストキャスティクスの再確認
仮に、(n期間)のnを20日とします。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が一番高いと、100%となります。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が一番低いと、0%となります。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が中間であれば、50%となります。
大循環ストキャス ~200EMAと大ストの関係を考察~(3402)東レ 日足チャート
東レは昨年から下降トレンドが続いています。
200日EMAが右肩下がりになっていますので、
分かり易い下降トレンドですね。
ところが、200日EMAは分かり易い下降トレンドですが、移動平均線大循環分析(イド大)でトレードしようとすると、
下降帯と上昇帯が交互に出てくるので、意外と取れそうで取れない動きですよね。
つまり、下降チャネルの動きとなっていて、(チャネルとは上値抵抗線と下値支持線が平行に動いている形状)
結果的に下降となっているのにイド大でトレードするとロスカットが増えて取れないといったパターンの時です。
この話、本当によく耳にします。
このようなときでも大ストを使うと上手く立ち回れることがあります。
シンプルなのは、200日EMAの方向性と同じ向きのトレードに大ストを使う。
上級編は、チャネルラインを確認できれば上下両方に大ストを使い、
チャネルラインが上下どちらかにブレイクしたら大ストの使い方をかえるという方法ですね。
イド大も大ストも使い方を理解すれば、使い勝手が一気に良くなります。
大ストの基本はストキャスティクスです。
ストキャスティクスが何を見ているオシレーターかを理解すれば使い方が必ず変わります。
「ストキャスティクス」とは、一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しているオシレーターです。
仮に、(n期間)のnを5日とします。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が一番高いと、100%となります。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が一番低いと、0%となります。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が中間であれば、50%となりますね。
ということは、80%以上だから「売り」とか、20%以下だから「買い」というのは
ナンセンスだということが簡単に分かりますよね。
トレンドラインを引こう ~大循環ストキャスの考察~日経225 日足チャート
トレンドラインを引いていると、日に日にラインの本数が多くなりますね。
ただ、過去のトレンドラインがサポレジ転換して復活してくることがありますので、頑張って引いていきましょう。
まず、トレンドラインと移動平均線大循環分析(イド大)の関係では、トレンドラインのブレイクとイド大のステージの変化が重なることが多いですよね。
つまり、トレンドの変化をラインで見るか、イド大で見るかの違いだけで、考え方が一緒であるということがポイントでしたね。
では、今回もトレンドラインと大循環ストキャス(大スト)の関係を考察してみましょう。
大ストのメリットはサインが早いということですね。
逆にデメリットはサインが早い分、ダマシが多いということでしょう。
そのダマシを色々な分析を使って回避することで、大ストの早い仕掛けを有効活用できるようになります。
今回は、青色のトレンドライン(抵抗線)を上抜けたところと、大ストの買いサインがほぼ重なっています。
大ストがセットアップ(大スト20が20%以下に入ったところをセットアップといいます)してからトレンドラインの関係を見たときに、
トレンドが継続しているところでの大ストのサインはダマシの可能性が高いように感じますね。
トレンドラインのブレイクと大ストのサインが重なったところ、もしくは、重なりそうな局面での仕掛けは上手くいくことが多いですね。
大ストを初めて使うとダマシが多いことに気づきます。
そして、「ダマシガ多いから使えない」といって使わなくなる方もいるでしょう。
オシレーターは考え方が大事なのです。
イド大はトレンドをしっかりと獲れるのがメリットで、
仕掛けや仕切りが遅い分、トレンドが小さいときに利益が減ったり損が増えたりするところがデメリットですので、
イド大に他のオシレーターを足し算をしてデメリットを減らす工夫が必要です。
大ストはサインが多い分、引き算が必要です。
その引き算に何を使うか、その一つがトレンドラインです。
足し算と引き算を上手く使ってそれぞれのオシレーターを有効活用していきましょう。
ここが分水嶺となるのか? ~チャネルラインの攻防~ユーロドル 日足チャートです。
移動平均線大循環分析では、第6ステージとなっており上昇相場の入り口となってきています。
チャネルラインの上限に達しており、ここを上抜けるのか、抵抗を受けるのかの分水嶺となってきています。
このチャネルラインの上限に達する前に、
チャネルラインの下限まで行かずに、二番底のような動きから切り返していますので、流れが変わるかも?といったヒントがありましたね。
さて、ここから上抜けるかどうかは分かりませんが、注目に値する局面であることは間違いありません。
上昇チャネルは高値、安値が切り上がりながら上昇します。
下降チャネルは高値、安値が切り下がりながら下降します。
そのリズムが崩れているところに気づくかどうかが、今回のチャネルライン上限に向かうと感じるかどうかの分かれ目ですね。
チャートにはたくさんのヒントが隠れています。
そのヒントを一つでも多く見つけることが相場で安定勝ち組になるために必要なことですね。
日本株の人気低下傾向顕著!TradingViewの比較チャート機能を使って各国の平均株価を比較してみた。
・米国NYダウ
・日本日経225
・ドイツDAX
・フランスCAC40
・イギリスFTSE100
の5銘柄が上記チャートに表示されている。
スタートは昨年株が大きく下げ始めた2018年10月を起点にしている。その10月の値から何%上昇しているか下落しているかを表したチャートだ。
昨年10月から12月までは各国が足並みを揃えて下がっていたのがよくわかる。その下げ相場が12月26日に底打ちをした。そこから大きく回復してほとんどの国で10月からの下げ幅の大半を取り返したのに、日本は上がったとはいえ上げ方が緩やかである。また、今年5月になってから世界中がダウントレンドになってきた。ダウントレンドになると日本の下げ方が大きいということがわかる。
このことを日本株が割安と捉えるか、日本株が見捨てられているとみるかは、意見が分かれるが、日本株に勢いがないことは事実だ。少なくとも外人投資家は日銀で買い支えていることをいい材料だとは思っていない。
取り巻く環境を見ると昨年12月の安値を更新してもおかしくない。
今こそ、慎重な対応が求められる時期だと言っておこう。
2019年6月6日 小次郎講師
シンプルに相場を見る ~上昇帯と下降帯の考察~ (2193)クックパッド 週足チャート
移動平均線大循環分析(イド大)と大循環MACD(大マク)の(帯MACD)です。
初心者の方は出来るだけシンプルにチャート分析しましょう。
上級者の方は、難しく分析してから最後はシンプルに見るようにしましょう。
MACD1とMACD2は消しています。
イド大と、MACD3(帯MACD)の関係を見てみましょう。
帯MACDがゼロラインの上で推移しているところは、イド大では「上昇帯」
帯MACDがゼロラインの下で推移しているところは、イド大では「下降帯」
200日EMAは大局の強弱を見ます。
上昇帯が続いているところは200日EMAより上で推移し易いですね。
下降帯が続いているところは200日EMAより下で推移し易いですね。
「シンプル・イズ・ベスト」ですね。
ドクターコッパーが下降トレンドへ【銅価格と上海総合の日足チャート】銅はドクターと呼ばれるコモディティだ。なんのドクターかというと景気を一番敏感に示す指標ということだ。特に中国の景気に連動すると言われる。その銅が下げだした。
上記のローソク足は銅価格、それに対して、折れ線グラフが上海総合だ。こうやって見比べてみるとその連動性がよくわかる。今年になって上昇していた銅が4月末から下げだした。右肩下がりで帯が広がっている。下降トレンドが出現しそうだ。中国の経済が再び厳しい状況になっていってることがよくわかる。
しばらく、銅の動きに注目していきたい。
■小次郎講師指数
第1ステージ:15%、第4ステージ:80%
※小次郎講師指数とは世界40か国の平均株価をもとに第1ステージの国が何パーセント、第4ステージの国が何パーセントかを示したもの。
小次郎講師
ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム!? ~逆三尊底なのか否か!?~ポンドドルの週足チャートを見てみましょう。
アイデア投稿をご覧いただいている方から、
「ポンドドル」の現状分析をどう見るかというコメントを頂きました。
では、まず移動平均線大循環分析(イド大)で見てみましょう。
現在第4ステージの下降期となっています。200EMAが右肩下がりとなっています。
帯は細いですが下降帯でです。
大循環MACD(大マク)や大循環ストキャス(大スト)で見ると、それぞれ下降の流れが継続しています。
「売り」にエッジがある状態ですね。
では、ここに水平線やトレンドライン、補助線を入れてみました。
底値で出てくるヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム(逆三尊底)のパターンのような形状です。
では、ここからどう見るかを検証してみましょう。
現状のチャート形状が逆三尊底の形だからといって買い目線で見ると、自らリスクを抱えてしまうかもしれません。
確かに逆三尊底のように見えますし、そうなるかもしれません。ならないかもしれません。
逆三尊底の完成形はネックラインといいますが、三つの安値の間の戻り高値(青色の点線)を超えて、
リターンムーブ(ネックラインのサポレジ転換)を確認して初めて完成となります。
ですから、ここで底値と決めつけて流れに逆らって買い目線で見るよりは、逆三尊底が完成してから対応しても十分間に合います。
なぜなら、週足での逆三尊底の完成後の値動きは相当大きくなることもあるからです。(勿論、ならないこともあります)
もちろん、日足や時間足でトレードをしていて、大ストや大マク、イド大などの買いのサインが出たから「買い」で対応するのであればOKです。
私が大事にしていることは幾つかありますが、その一つにトレンドの流れに乗っているか、流れに乗ろうとしているかです。
逆三尊底が完成形に近づくには、まずは、今の下降トレンドのライン(赤色の線)を上抜ける必要があります。
そして、ネックラインを超えてくれば近づいていきます。
一方で、直近の安値を割ってくれば逆三尊底の見立ては間違っていたことになります。
フォーメーション分析を使って、逆三尊底のイメージをもってトレードに活かすことは素晴らしいことです。
様々なパターンがありますので、それらを知るとトレードのヒントに繋がることがあります。
ただ、そのイメージに引っ張られた無理なトレードはリスクを高めてしまいます。
2016年に付けた安値に対して昨年末の安値が2番底となるのかどうかが焦点となりそうです。
イギリスではメイ首相が辞任を発表しました。
そのイギリスはEU(欧州連合)離脱の問題が未解決のままです。
今後もボラティリティ(変動率)が高くなりそうですので注目していきましょう。
移動平均線大循環分析とトレンドラインの関係を考察 移動平均線大循環分析とトレンドラインの関係を考察して見ましょう。
移動平均線大循環分析はステージの変化を見ながら、エッジ(優位性)のあるところを狙っていきます。
トレンドラインは主な高値と高値、安園と安値を結んでラインを引きます。
そのラインを上抜け(下抜け)したところを変化の兆しとして捉えていきます。
それぞれ移動平均線大循環分析とトレンドラインを組み合わせることでヒントを探していきます。
丸印を2か所つけましたが、移動平均線とトレンドラインの変化が重なっています。
移動平均線もトレンドラインもステージの変化やラインの上抜け(下抜け)が大事なだけでなく、
その変化がもう直ぐ起きそうだということが分かることが、実は重要なポイントなのです。
皆さんもたくさんラインを引いていきましょう。
移動平均線大循環分析と大循環MACDの考察移動平均線大循環分析と大循環MACDを考察しましょう。
チャートの銘柄は、ユーロ円 240分足です。
移動平均線大循環分析でチャートを見ると、安定下降期であることが分かります。
そして、下降トレンドに勢いが出て加速しているところは、下降帯が拡大していきます。
大循環MACDを見ると、MACD3(帯MACD)も下降してMACDの帯も拡大しています。
MACD1やMACD2も右肩下がりの動きとなっています。
縦線の赤い点線のところ(帯MACD)からは帯MACDが反転しています。
しかし、価格は下降トレンドを維持しています。
このMACDの動きは何を示しているのか。
MACDが上昇(下降)しているときは、車で例えると加速しているところ(時速がどんどん上がっているイメージ)です。
MACDが横ばいとなっているところは、車で例えると安定走行(安定した時速で走行)
MACDが反転しているところは、車で例えると減速している(減速していても前進している)
MACDの反転がさらに進むと、価格の反転が起きます。
この移動平均線とMACDの関係を理解すると、マーケットの変化の動きに敏感になります。
MACDと価格(短期移動平均線)の動きが逆行していたところから、動きが一致したところから変化の兆しが出てきます。
その変化の兆しから下降帯(上昇帯)が変わるかどうかを確認します。
チャートにはたくさんのヒントが隠れています。
そのヒントをどれだけチャートから探すことが出来るかですね。






















