大循環ストキャス ~200EMAと大ストの関係を考察~(3402)東レ 日足チャート
東レは昨年から下降トレンドが続いています。
200日EMAが右肩下がりになっていますので、
分かり易い下降トレンドですね。
ところが、200日EMAは分かり易い下降トレンドですが、移動平均線大循環分析(イド大)でトレードしようとすると、
下降帯と上昇帯が交互に出てくるので、意外と取れそうで取れない動きですよね。
つまり、下降チャネルの動きとなっていて、(チャネルとは上値抵抗線と下値支持線が平行に動いている形状)
結果的に下降となっているのにイド大でトレードするとロスカットが増えて取れないといったパターンの時です。
この話、本当によく耳にします。
このようなときでも大ストを使うと上手く立ち回れることがあります。
シンプルなのは、200日EMAの方向性と同じ向きのトレードに大ストを使う。
上級編は、チャネルラインを確認できれば上下両方に大ストを使い、
チャネルラインが上下どちらかにブレイクしたら大ストの使い方をかえるという方法ですね。
イド大も大ストも使い方を理解すれば、使い勝手が一気に良くなります。
大ストの基本はストキャスティクスです。
ストキャスティクスが何を見ているオシレーターかを理解すれば使い方が必ず変わります。
「ストキャスティクス」とは、一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しているオシレーターです。
仮に、(n期間)のnを5日とします。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が一番高いと、100%となります。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が一番低いと、0%となります。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が中間であれば、50%となりますね。
ということは、80%以上だから「売り」とか、20%以下だから「買い」というのは
ナンセンスだということが簡単に分かりますよね。
X-indicator
トレンドラインを引こう ~大循環ストキャスの考察~日経225 日足チャート
トレンドラインを引いていると、日に日にラインの本数が多くなりますね。
ただ、過去のトレンドラインがサポレジ転換して復活してくることがありますので、頑張って引いていきましょう。
まず、トレンドラインと移動平均線大循環分析(イド大)の関係では、トレンドラインのブレイクとイド大のステージの変化が重なることが多いですよね。
つまり、トレンドの変化をラインで見るか、イド大で見るかの違いだけで、考え方が一緒であるということがポイントでしたね。
では、今回もトレンドラインと大循環ストキャス(大スト)の関係を考察してみましょう。
大ストのメリットはサインが早いということですね。
逆にデメリットはサインが早い分、ダマシが多いということでしょう。
そのダマシを色々な分析を使って回避することで、大ストの早い仕掛けを有効活用できるようになります。
今回は、青色のトレンドライン(抵抗線)を上抜けたところと、大ストの買いサインがほぼ重なっています。
大ストがセットアップ(大スト20が20%以下に入ったところをセットアップといいます)してからトレンドラインの関係を見たときに、
トレンドが継続しているところでの大ストのサインはダマシの可能性が高いように感じますね。
トレンドラインのブレイクと大ストのサインが重なったところ、もしくは、重なりそうな局面での仕掛けは上手くいくことが多いですね。
大ストを初めて使うとダマシが多いことに気づきます。
そして、「ダマシガ多いから使えない」といって使わなくなる方もいるでしょう。
オシレーターは考え方が大事なのです。
イド大はトレンドをしっかりと獲れるのがメリットで、
仕掛けや仕切りが遅い分、トレンドが小さいときに利益が減ったり損が増えたりするところがデメリットですので、
イド大に他のオシレーターを足し算をしてデメリットを減らす工夫が必要です。
大ストはサインが多い分、引き算が必要です。
その引き算に何を使うか、その一つがトレンドラインです。
足し算と引き算を上手く使ってそれぞれのオシレーターを有効活用していきましょう。
ここが分水嶺となるのか? ~チャネルラインの攻防~ユーロドル 日足チャートです。
移動平均線大循環分析では、第6ステージとなっており上昇相場の入り口となってきています。
チャネルラインの上限に達しており、ここを上抜けるのか、抵抗を受けるのかの分水嶺となってきています。
このチャネルラインの上限に達する前に、
チャネルラインの下限まで行かずに、二番底のような動きから切り返していますので、流れが変わるかも?といったヒントがありましたね。
さて、ここから上抜けるかどうかは分かりませんが、注目に値する局面であることは間違いありません。
上昇チャネルは高値、安値が切り上がりながら上昇します。
下降チャネルは高値、安値が切り下がりながら下降します。
そのリズムが崩れているところに気づくかどうかが、今回のチャネルライン上限に向かうと感じるかどうかの分かれ目ですね。
チャートにはたくさんのヒントが隠れています。
そのヒントを一つでも多く見つけることが相場で安定勝ち組になるために必要なことですね。
日本株の人気低下傾向顕著!TradingViewの比較チャート機能を使って各国の平均株価を比較してみた。
・米国NYダウ
・日本日経225
・ドイツDAX
・フランスCAC40
・イギリスFTSE100
の5銘柄が上記チャートに表示されている。
スタートは昨年株が大きく下げ始めた2018年10月を起点にしている。その10月の値から何%上昇しているか下落しているかを表したチャートだ。
昨年10月から12月までは各国が足並みを揃えて下がっていたのがよくわかる。その下げ相場が12月26日に底打ちをした。そこから大きく回復してほとんどの国で10月からの下げ幅の大半を取り返したのに、日本は上がったとはいえ上げ方が緩やかである。また、今年5月になってから世界中がダウントレンドになってきた。ダウントレンドになると日本の下げ方が大きいということがわかる。
このことを日本株が割安と捉えるか、日本株が見捨てられているとみるかは、意見が分かれるが、日本株に勢いがないことは事実だ。少なくとも外人投資家は日銀で買い支えていることをいい材料だとは思っていない。
取り巻く環境を見ると昨年12月の安値を更新してもおかしくない。
今こそ、慎重な対応が求められる時期だと言っておこう。
2019年6月6日 小次郎講師
シンプルに相場を見る ~上昇帯と下降帯の考察~ (2193)クックパッド 週足チャート
移動平均線大循環分析(イド大)と大循環MACD(大マク)の(帯MACD)です。
初心者の方は出来るだけシンプルにチャート分析しましょう。
上級者の方は、難しく分析してから最後はシンプルに見るようにしましょう。
MACD1とMACD2は消しています。
イド大と、MACD3(帯MACD)の関係を見てみましょう。
帯MACDがゼロラインの上で推移しているところは、イド大では「上昇帯」
帯MACDがゼロラインの下で推移しているところは、イド大では「下降帯」
200日EMAは大局の強弱を見ます。
上昇帯が続いているところは200日EMAより上で推移し易いですね。
下降帯が続いているところは200日EMAより下で推移し易いですね。
「シンプル・イズ・ベスト」ですね。
ドクターコッパーが下降トレンドへ【銅価格と上海総合の日足チャート】銅はドクターと呼ばれるコモディティだ。なんのドクターかというと景気を一番敏感に示す指標ということだ。特に中国の景気に連動すると言われる。その銅が下げだした。
上記のローソク足は銅価格、それに対して、折れ線グラフが上海総合だ。こうやって見比べてみるとその連動性がよくわかる。今年になって上昇していた銅が4月末から下げだした。右肩下がりで帯が広がっている。下降トレンドが出現しそうだ。中国の経済が再び厳しい状況になっていってることがよくわかる。
しばらく、銅の動きに注目していきたい。
■小次郎講師指数
第1ステージ:15%、第4ステージ:80%
※小次郎講師指数とは世界40か国の平均株価をもとに第1ステージの国が何パーセント、第4ステージの国が何パーセントかを示したもの。
小次郎講師
ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム!? ~逆三尊底なのか否か!?~ポンドドルの週足チャートを見てみましょう。
アイデア投稿をご覧いただいている方から、
「ポンドドル」の現状分析をどう見るかというコメントを頂きました。
では、まず移動平均線大循環分析(イド大)で見てみましょう。
現在第4ステージの下降期となっています。200EMAが右肩下がりとなっています。
帯は細いですが下降帯でです。
大循環MACD(大マク)や大循環ストキャス(大スト)で見ると、それぞれ下降の流れが継続しています。
「売り」にエッジがある状態ですね。
では、ここに水平線やトレンドライン、補助線を入れてみました。
底値で出てくるヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム(逆三尊底)のパターンのような形状です。
では、ここからどう見るかを検証してみましょう。
現状のチャート形状が逆三尊底の形だからといって買い目線で見ると、自らリスクを抱えてしまうかもしれません。
確かに逆三尊底のように見えますし、そうなるかもしれません。ならないかもしれません。
逆三尊底の完成形はネックラインといいますが、三つの安値の間の戻り高値(青色の点線)を超えて、
リターンムーブ(ネックラインのサポレジ転換)を確認して初めて完成となります。
ですから、ここで底値と決めつけて流れに逆らって買い目線で見るよりは、逆三尊底が完成してから対応しても十分間に合います。
なぜなら、週足での逆三尊底の完成後の値動きは相当大きくなることもあるからです。(勿論、ならないこともあります)
もちろん、日足や時間足でトレードをしていて、大ストや大マク、イド大などの買いのサインが出たから「買い」で対応するのであればOKです。
私が大事にしていることは幾つかありますが、その一つにトレンドの流れに乗っているか、流れに乗ろうとしているかです。
逆三尊底が完成形に近づくには、まずは、今の下降トレンドのライン(赤色の線)を上抜ける必要があります。
そして、ネックラインを超えてくれば近づいていきます。
一方で、直近の安値を割ってくれば逆三尊底の見立ては間違っていたことになります。
フォーメーション分析を使って、逆三尊底のイメージをもってトレードに活かすことは素晴らしいことです。
様々なパターンがありますので、それらを知るとトレードのヒントに繋がることがあります。
ただ、そのイメージに引っ張られた無理なトレードはリスクを高めてしまいます。
2016年に付けた安値に対して昨年末の安値が2番底となるのかどうかが焦点となりそうです。
イギリスではメイ首相が辞任を発表しました。
そのイギリスはEU(欧州連合)離脱の問題が未解決のままです。
今後もボラティリティ(変動率)が高くなりそうですので注目していきましょう。
移動平均線大循環分析とトレンドラインの関係を考察 移動平均線大循環分析とトレンドラインの関係を考察して見ましょう。
移動平均線大循環分析はステージの変化を見ながら、エッジ(優位性)のあるところを狙っていきます。
トレンドラインは主な高値と高値、安園と安値を結んでラインを引きます。
そのラインを上抜け(下抜け)したところを変化の兆しとして捉えていきます。
それぞれ移動平均線大循環分析とトレンドラインを組み合わせることでヒントを探していきます。
丸印を2か所つけましたが、移動平均線とトレンドラインの変化が重なっています。
移動平均線もトレンドラインもステージの変化やラインの上抜け(下抜け)が大事なだけでなく、
その変化がもう直ぐ起きそうだということが分かることが、実は重要なポイントなのです。
皆さんもたくさんラインを引いていきましょう。
移動平均線大循環分析と大循環MACDの考察移動平均線大循環分析と大循環MACDを考察しましょう。
チャートの銘柄は、ユーロ円 240分足です。
移動平均線大循環分析でチャートを見ると、安定下降期であることが分かります。
そして、下降トレンドに勢いが出て加速しているところは、下降帯が拡大していきます。
大循環MACDを見ると、MACD3(帯MACD)も下降してMACDの帯も拡大しています。
MACD1やMACD2も右肩下がりの動きとなっています。
縦線の赤い点線のところ(帯MACD)からは帯MACDが反転しています。
しかし、価格は下降トレンドを維持しています。
このMACDの動きは何を示しているのか。
MACDが上昇(下降)しているときは、車で例えると加速しているところ(時速がどんどん上がっているイメージ)です。
MACDが横ばいとなっているところは、車で例えると安定走行(安定した時速で走行)
MACDが反転しているところは、車で例えると減速している(減速していても前進している)
MACDの反転がさらに進むと、価格の反転が起きます。
この移動平均線とMACDの関係を理解すると、マーケットの変化の動きに敏感になります。
MACDと価格(短期移動平均線)の動きが逆行していたところから、動きが一致したところから変化の兆しが出てきます。
その変化の兆しから下降帯(上昇帯)が変わるかどうかを確認します。
チャートにはたくさんのヒントが隠れています。
そのヒントをどれだけチャートから探すことが出来るかですね。
トレンドラインを引こう ~豪ドル円~移動平均線大循環分析(イド大)で分析すると、第4ステージの下降期が続いています。
トレンドラインは主要な高値と高値、安値と安値を結ぶとこでトレンドラインが引けます。
そして、それは、価格に対してラインを引きますが、オシレーターにもラインを引くこともあります。
今回のラインで見ると、幾つかヒントが出てきていますね。
まずは、価格とMACDの関係を見ると、ダイバージェンス(変化の兆し)が発生しています。
通常は、価格の動きとMACDの動きが一致します。(価格が上昇(下降)するとMACDも上昇(下降)する)
ダイバージェンスは価格とMACDの動きが逆行します。
ダイバージェンスが発生したからトレンドが転換するとは限りませんが、変化の兆しとしてヒントとなります。
次に、高値と高値、安値と安値を結んだラインをトレンドラインといいます。
そのトレンドラインを引いたときに、今回の場合はダイアゴナルトライアングルの可能性が出てきました。
そして、その上値抵抗線を価格が超えてきました。
大循環ストキャス(大スト)でも何度かダマシガ出ていましたが、再びボトムゾーンを上抜けしてきました。
さて、ここからイド大でステージに変化が出てくれば、トレンド転換の可能性が出てきますので注目しましょう。
典型的なもみ合い相場 ~こんなチャートは興味ない!?~(2602)日清オイリオグループ
大きく分けて相場には、上昇相場、下降相場、トレンドの無い相場、の三つがあります。
多くの方は、上昇相場、下降相場、しかも、そのトレンドが大きい銘柄に興味を持たれることでしょう。
残念ながら、長期もみ合い相場の銘柄は、人々の関心を惹きつけません。
しかし、しかしです。
相場が上昇の次に下降、下降の次に上昇と順番であれば、簡単です。
むしろ、上昇→もみ合い→上昇(もしくは下降)となるのでややこしい。
故に、もみ合い相場の後は、上昇か下降か分かりませんが、
トレンドにつながりやすいので私はこういった銘柄は大事にウォッチリストに入れておきます。
これが私の銘柄選びの一つです。
移動平均線大循環分析 ~ダイバージェンスの考察~NZドル/円 240分足
移動平均線大循環分析では第4ステージの安定下降期です。
短期移動平均線の動きにはまだ大きな変化はありません。
大循環MACDで見ると、価格とMACDの関係がダイバージェンス(逆行現象)となっており変化の兆しが出てきています。
大循環ストキャスで見ると、ボトムゾーンから何度も上抜けしダマシが連続して続いています。
ダイバージェンスが発生したから売りから買いの替わると考えて「買い」エントリーするのではなく、
ここから価格とMACDの動きが順行(MACDの切り返しに価格も追随する動きになる)ところを狙いたいですね。
ダマシ覚悟でダイバージェンスのところを狙う戦略もあるかもしれませんが、
その時はリスクが高いところを狙っていることを認識しロスカットを厳しくする必要があります。
移動平均線大循環分析に200EMAも加えていますが、200EMAの方向性に沿ったトレードが利益を伸ばしやすいことが分かります。
200EMAに沿った動き、200EMAから放れていく動きが「推進波」、200EMAに接近する動きが「訂正波」となり「推進波」を狙ってトレードするのが基本ですよね。
ですから、現在は「売り」ポジションを維持しながら、トレイリングストップを引き下げながらその注文が入るかどうかを待っている時間帯ですね。
変化の兆しが出てきていますので、トレイリングストップが入った時に、途転買いをするか、暫く様子見をするかが作戦として意見が分かれるところかもしれませんね。
個人的には、トレンドが暫く継続していている状況で、大ストのダマシが続いたときに、
MACDのダイバージェンスが発生すれば、途転買いも検討しますが、果たしてここからの展開がどうなるか・・・注目しましょう!!
トレンドラインを引こう そして、フィボナッチを見よう ~日経225~日経225の日足チャートです。
トレンドラインを引こうシリーズの日経225バージョンです。
トレンドラインを引くとチャートが「ごちゃごちゃする!」という方もいらっしゃるかもしれません。
ましてや、フィボナッチを入れると尚更かもしれません。
確かに一理ありますが、ラインを引くことでヒントを探すこともできますので私はいつもラインを入れます。
また、フィボナッチも予測やシナリオ作成のために使います。
相場は上がるか下がるかを当てる予想のゲームではありません。
買い方と売り方のバランスが崩れるところ(エッジが発生するところ)を探し、そこを狙い澄ます。
それを「大数の法則」に基づいて確率のビジネスとしてトレードする。
これが小次郎講師流のトレードです。
そのためには、買い方と売り方の均衡が崩れるところを探すためのヒントが必要です。
一つでも二つでも、兎に角ヒントが多いほどチャンスに繋がります。
移動平均線大循環分析でエッジを探して狙いますが、様々なテクニカル分析を組み合わせることで精度を上げていきます。
その一つがフィボナッチですね。
トレンドラインを引きながら移動平均線大循環分析を見ると、トレンドラインを割った翌日に第1ステージから第2ステージに移行しました。
現在第3ステージですが、もう直ぐ第4ステージになりそうです。
その動きにフィボナッチを合わせることで幾つかのシナリオが出来上がります。
現在、上昇幅の38.2%の調整幅は達成しています。
強い相場に戻るのであれば、38.2%~50%辺りから切り返します。
深い調整であれば、50%~61.8%前後の調整となるでしょう。
完全に弱い相場であれば100%以上の調整となりますから、調整という表現よりは大きな下落相場となります。
このように、フィボナッチを入れることで大まかな予測が出来るようになりますので、
移動平均線大循環分析と合わせることで一歩進んだ分析が出来るようになります。
フィボナッチの真骨頂はエリオット波動やフォーメーション分析系の「ハーモニック」などですが、
それはまたの機会に。
クロス円を比較してみましょう ~通貨ペアの探し方~ 今回は8画面の為替を見てクロス円を中心に比較してみましょう。
ドルストレートのドル/円も入れましたが、他の7銘柄はクロス円です。
米中の貿易摩擦が激化して、マーケットはリスクオフの動きになっています。
マーケットが大きく動いているときに、様々な銘柄を比較することでどの銘柄が強く、どの銘柄が弱いかが見えてきます。
要は強い通貨と弱い通貨を合わせれば変動率の高い通貨ペアを探すことができます。
では、まず基本的なことですが、上記で出てきたワード、ドルストレートとクロス円とは何かをみてみましょう。
ドルストレート・・・ユーロ/ドル、ポンド/ドル、のように、米ドルと各通貨の組み合わせ。ドル/円もそうですね。
クロス円・・・ユーロ/円、ポンド/円、のようにドル円以外の円を介する組み合わせ。
8つの通貨ペア(4時間足)を比較した時に、スイスフラン/円以外は、
移動平均線大循環分析で見ると第4ステージの下降期になっているのが分かります。
つまり、円が主要通貨に対して強くなっているのが分かります。
そして、スイスフランが円以上に強いことが分かります。
次に、ドルストレートを見てどの通貨が弱いかを探して、
スイスフランと組み合わせるか、円と組み合わせれば変動率の高い通貨ペアが出来上がります。
小次郎講師流、一目均衡表 ~5つの線を知る~一目均衡表です。
チャートは米国株のアマゾンの日足チャートです。
一目均衡表の基本を確認しましょう。
一目均衡表は5本の線から出来ています。
転換線・・(過去9日間の最高値+過去9日間の最安値)÷2
基準線・・(過去26日間の最高値+過去26日間の最安値)÷2
遅行スパン・・当日の終値を26日過去にずらして描画
先行スパン1・・(転換線+基準線)÷2を26日将来に描画
先行スパン2・・(過去52日間の最高値+過去26日間の最安値)÷2を26日将来に描画
一目均衡表はそれぞれの5本の線の均衡点が一目で分かります。
そして、その均衡が崩れてくるところを見るツールです。
一目均衡表も奥の深い世界ですよね。
移動平均線大循環分析 ~仕掛けの考え方~移動平均線大循環分析における仕掛けの考え方です。
今回のチャートはNYダウの日足チャートです。
基本的な仕掛けは3つあります。
「トレンド転換の仕掛け」
「トレンド継続の仕掛け」
「もみ合い放れの仕掛け」
移動平均線大循環分析において仕掛けの基本は、第1ステージで買い、第4ステージで売り、です。
ここで、トレンドが大きな相場をしっかりと獲ることが出来るようになれば、次に、相場の状況に応じて仕掛けを替えていきます。
「トレンド転換の仕掛け」
大きく上昇(下降)した相場が反転して、下降(上昇)相場に転換するところを狙う仕掛けです。
相場が転換するかどうかは後にならないとわかりません。また、完全に転換してからでは相場が大きく上昇(下降)していることもあります。
よって、一手早く仕掛けます。「第6ステージで買い」「第3ステージで売り」
「トレンド継続の仕掛け」
第2ステージ(第5ステージ)で決済した、とか、第3ステージ(第6ステージ)で決済したあとに、トレンドが転換せずに継続しているとき、
つまりは、第1ステージ(第4ステージ)に戻ってきたときは、その時に仕掛けます。
「もみ合い放れの仕掛け」
帯を挟んで価格が推移しているときは、もみ合い放れを待ちます。
もみ合い相場の高値(安値)を更新して、尚且つ、第1ステージ(第4ステージ)であれば仕掛けます。
トレンド転換したのか、継続しているのか、もしくは、もみ合い相場なのか、
この見極めは慣れるまでは時間がかかるでしょう。
しかし、これらを意識するのとしないのとでは、天と地の開きがあります。
時間がかかってもマスターしていきましょう。
移動平均線大循環分析と大循環MACDの考え方移動平均線大循環分析と大循環MACDの考え方を見ていきましょう。
上記のチャートはドル円の日足チャートです。
ローソク足を消していますので、年始の大きな下ヒゲもありませんね。
日々のトレードにおいて、ローソク足の存在が大きなヒントを与えてくれる時もありますし、
逆に、ローソク足の動きが邪魔になって素直なトレードが出来ないことがあるかもしれません。
通常のチャートを見ながら、移動平均線大循環分析と大循環MACDを使って大きな流れを確認するときは、
ローソク足を消して、大循環MACDの帯MACD(MACD3)だけにすると、見え方が変わります。
MACD3=(中期移動平均線)ー(長期移動平均線)、となります。
つまり、移動平均線大循環分析における帯の間隔をMACD3として表示しています。
移動平均線大循環分析での帯の動きをMACD3が、いち早く教えてくれているのが分かります。
そして、短期移動平均線の動きも合わせてみることで、さらに変化がよく分かってきます。
トレードにおいては勝率も大事ですが、RR比率(リスクリワード比率)が大事です。
トレンドがある限り利益を伸ばし続ける。自分の勝手な満足感で利益確定をしない。
トレンドが終われば直ぐに決済をする。トレンドが無いところはトレードしない。
そのために、移動平均線大循環分析で帯の動きをチェックするのです。
その動きをわかりやすくしてくれるのが大循環MACDなのです。