チャート分析の基本 ~チャネルライン~(8233)高島屋 週足チャート
チャート分析をする上での基本として、まず現状がトレンド相場なのか中間波動なのかを見ることでした。
今回のチャートに引いたチャネルラインはそのトレンド相場の終わりを探すためのものです。
では、チャネルラインとはどういったものでしょうか。
チャートを見る時に主な高値や安値があります。
その値位置を確認するのは「水平線」です。
そして、上昇トレンドの安値と安値を結んだ線や、下降トレンドの高値と高値を結んだ線が「トレンドライン」となります。
そのトレンドラインに平行な線を引いてできるのが「チャネルライン」となります。
チャネルとは運河や河といった意味ですね。
チャート上にチャネルラインを引いています。
そのチャネルラインを今年になって上抜けてきました。
チャネルラインを抜ければトレンドが必ず変わるということではありませんが変化の兆しとはなります。
この変化の兆しが本物となるのか、一過性の動きなのかを見ていくのです。
そうやって、マーケットに起きる小さな変化を探しながら、大きな変化になるところを狙っていきます。
大きな変化は小さな変化の積み重ねです。
小さな変化が徐々に大きな変化に変わっていく動きを見つけ出してみましょう。
X-indicator
チャート分析の基本 ~現状の状態を把握する~(BTCUSD)ビットコインドル建て 日足チャート
トレードをする時に多くの投資家は、安いから「買い」かとか、高いから「売り」といったように売買ポイントを最初に考える方が多いように感じます。
しかし、私がチャートを見るときは、現状がトレンド相場か中間波動かを見ます。
そして、トレードし易い時期なのか、それともトレードをしても振り回されやすい時期なのかを見ていきます。
どれだけファンダメンタルズが良くても、また話題になっていたとしても振り回されやすい時期にはトレードをしないようにしています。
その振り回されやすい時期が終わってトレードし易い時期になるのを待ってトレードします。
今回はビットコインのチャートですが、それはどの銘柄も同じ考え方です。
チャートには「分かりやすい動き」と「分かり難い動き」と書いていますが、分かりやすい時期は特に難しく考えなくてもどんどん利益が伸びていきます。
難しい時期は振り回されるし利益も取り難いのです。
皆さんがトレードしていて難しいと感じているのであれば、分かり難い時期にトレードしているかもしれません。
チャートはトレンド相場(どちらかというと分かりやすい動き)と中間波動(分かり難い動き)が入り交じって出来ています。
よって、中間波動の時期にはトレードをせずに、その中間波動が終わるのを待つのです。
上記であれば、上昇するか下降するかは分かりませんがいずれ分かりやすい動きがやってきます。
そこを狙っていくのです。
そのヒントの一つが移動平均線の向きです。
分かりやすい動きの時は上昇しているので高値、安値が綺麗に更新してトレンドを形成し3本の移動平均線の間隔が広がっています。
ところが、高値、安値更新の動きに変化が出て、3本の移動平均線が横ばいになってくると難しい動きになっています。
今は3本の移動平均線の間隔が狭いので、それが広がってくるところを狙っていきましょう。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ VIX指数(VX1!)VIX指数の先物 週足チャート
CFTC建玉明細を見てみましょう。
毎週金曜日にその週の水曜日までのファンドポジションや当業者のポジションが発表されます。
上記のチャートはVIX先物となりますので、VIXが上昇するということはマーケットに不信感があるときで、下降しているときはマーケットが安定しているときです。
そのVIXが上昇してきました。
株式市場に異変が起きるのか、それとも、VIXの上昇が一過性なのかを見ていきましょう。
そして、チャートの下のところがファンドのポジションとなっています。
赤い折れ線がファンドの買い、青の折れ線がファンドの売りとなります。
それで見ると、コロナショック以降はファンドが買い越しになっているのが分かります。
つまり、VIX先物をヘッジとして買っているファンドが多いことを示しています。
株式市場のチャートを見るとやや変化してきましたので、ここからは株価のチャートだけでなく多くのチャートを見てヒントを探していきましょう。
上昇すればするほど調整も大きくなりやすい(2413)エムスリー 日足
移動平均線大循環分析でチャートを見ていきましょう。
上昇帯が右肩上がりで間隔が広がっていましたのでトレンドに勢いがあったのが分かります。
200日EMAも右肩上がりですので大局の動きも強気になっています。
移動平均線大循環分析のステージで見ていきましょう。
コロナショックの時に下降期である第4ステージになりました。
そこから、切り返して第1ステージとなり安定上昇が続いています。
途中でステージが2になり、そして、直ぐに1に戻るという、ステージの「1→2→1の押し目買い」パターンになっています。
この動きが2回ありました。
第2ステージになっても直ぐに第1ステージになったので一時的な調整であったことが分かります。
今回も第2ステージになりましたが、一時的な調整となるのか、それともトレンド転換するのかはわかりませんが、分かっていることが一つあります。
それは、今回2本のトレンドラインを引きましたが、相場の上昇が続けば続くほどノイズは大きくなる傾向があるということです。
どういうことかというと、価格は上昇すればするほど、一時的な調整でも値幅は大きくなりやすいのです。
なぜなら、1000円の3%は30円ですが、10,000円の3%は300円となりますので、必然的に価格が高くなればなるほど値動きは大きくなります。
その上がったり下がったりする動きの幅のことをノイズといいます。
今回も含めて3回目の第2ステージとなりますが、そこの部分に赤丸を付けました。
今回の幅が大きいのが分かります。
そして、価格が上がれば上がるほど値幅が大きくなる傾向になり、また、トレンド転換する可能性も上がります。
短期移動平均線が帯を下抜ければ第3ステージとなります。
ここからどうなっていくのかを注視しましょう。
現状を分析する ~原油市場~(CL2!)WTI原油先物 日足チャート
今回は原油市場の現状分析をしてみようと思います。
幾つかの矢印や色が塗られているので見難いところがあるかもしれませんがご了承ください。
今回は上昇している原油を分析するために、TradingViewの予測・測定ツールで描画しています。
原油市場は昨年の4月に先物市場で歴史上はじめてマイナス価格を付けました。
よって、今回は期限が一番短い「期近」ではなく、「二番限」のチャートで分析します。
まずは、価格を見ていきましょう。
2020年4月に安値を付けてから切り返しその年の8月に高値を付けました。そこから、11月まで調整が入り今年の1月まで上昇しました。
ここから2つの計算値で見ると、「V計算値」だとちょうど現状のところとなります。これは、相場の勢いが弱くなった時やもみ合いの時の計算値です。
前回の波動を継続するのであれば「N計算値」になりますので、まだ未達成です。
次にサイクル(安値から安値の周期)から見てみましょう。
最初の上昇のサイクルを今回に当てはめると、次のボトムが今年の5月となります。
ということは、直近の1月に高値を付けてから下がっていますが、この動きが非常に重要になることが分かります。
どういうことかというと、前回のサイクルが強気型だったので、通常ならば今回も強気型になります。
そうであれば、今の調整が「フラッグ」となりここから更に高値更新していくでしょう。
なぜなら、強気型は上昇している時間の方が長いからです。
一方で、今回のサイクルが弱気であるならば、ここから下降トレンドに移行し昨年の11月の安値を割っていきます。
私はこの原油相場がどうなるかを予想しているのではありません。
現状分析をして、考えられるシナリオを考察し、後は、実際の価格がどう動くかを見てその都度シナリオを微調整しながら未来を計測するのです。
そうすることで、上昇しても下降しても直ぐに対応することができるのです。
皆さんも、トレードする銘柄を計測してみてはいかがでしょうか。
移動平均線と価格の関係を確認(JPXJPY)日経225 日足チャート
今回は移動平均線の乖離率を見てみましょう。
チャートの下のオシレーターは200日移動平均線と価格がどれだけ乖離があるか見ています。
0を中心にみて、0より上の場合は200移動平均線よりも価格が上にあり、0より下の場合は200移動平均線よりも価格が下にあります。
現在の乖離は2013年以来の乖離となっているのが分かります。
ここから何を感じ取るのか。
皆さんはこれを見て何を感じてどう分析されますか?
私は乖離が大きくなったから下がる、ということを言いたいのではありません。
現状の株価はそれだけ勢いが出てきているということを教えてくれています。
ここから更に乖離が大きくなることもあります。
ただし、意識しなければいけないのは乖離が大きくなればなるほど相場が反転した場合は、
トレンド転換しないとしてもそれなりに下降することが想定されます。
今は現状の流れにつ維持しながら、相場が反転した時は値幅が大きくなる調整にも気を付けておきましょう。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ ドル円(USDJPY)ドル円 週足
チャートの下の折れ線は赤色が「ファンドの買い」、青色が「ファンドの売り」を示しています。
オレンジ色の棒グラフは「買い」から「売り」を引いたものです。
つまり、買いが多いときは「0」から上に棒グラフが伸びます。
逆に売りが多いときは「0」から下に棒グラフが伸びます。
2020年前半は円高と円安に激しく振れましたが、後半は円高の流れが続いていました。
ファンドのポジションをみてもコロナショック以降から流れが変わったのが分かりますね。
買い越しから売り越しに変わり、現在までファンドのポジションには大きな変化は出ていません。
大局に変化が起きる時は、チャートの変化と共にファンドのポジションも変わることがあります。
2021年のドル円相場がどうなるかをチャートと共にファンドのポジションの推移も見ていきましょう。
トレンド相場と中間波動 ~中間波動の終焉はトレンド相場の入り口~(DXY)ドルインデックス 月足
ドルインデックスはドルの個別通貨に対する価値を示したものではなく、国際社会全体に対するドルの価値を示したものです。
複数の主要通貨に対する、米ドルの為替レートを指数化しています。
どういった通貨かというと、ユーロや日本円、英ポンド、カナダドル、スイスフランなど複数の主要通貨に対するものです。
ドルインデックスは定期的に記載していますが、ここからの動向は重要だと感じているので、ここでも記載いたします。
大局を見ると2000年ころまでは上昇トレンド、2008年ころまでは下降トレンド、2014年ころまでは中間波動となっています。
そこから小さなトレンドが出来ましたが、ここ数年はもみ合い相場のようで中間波動となっています。
ポイントは中間波動の動きはトレンドよりは小さくなる傾向がありますが、中間波動が終わればトレンドが出ることが多くなります。
直近の高値と安値に2本の赤い点線を入れています。
このどちらに抜けてくるかが直近の最大の見どころです。
下に抜けて下降トレンドとなるのか、切り返して中間波動が続くか上昇トレンドになるのかを見ていきましょう。
米国の大統領が代わり、共和党から民主党に変わりました。
ドルの動きに変化があるのかをチャートで確認していきましょう。
バイデン政権に移行~何が注目されるのか?~(TJX)TJX Companies 月足
米国に本社がある小売業の多国籍企業です。
コロナショックがくるまでは業績も順調に伸びていましたが、
コロナショックによって一気に業績が悪化しました。
しかし、株価は高値更新を続けており、経済対策の恩恵を受けているようにも見えます。
バイデン政権となって、中低所得者への対策が厚みを増すことで立ち直るのではといった話もあるようですがチャートはどうなっているのでしょう。
チャートを見ると、この20年ほどで株価が何十倍にもなっており米国株の強さを感じるチャートの一つではありますが、
コロナショック前後の動きに特徴としては、拡大型のトライアングルになっている銘柄が多いということが言えます。
NYダウやS&P500などもそうですし米国の個別株でもそうです。
ここから分かることは、米国株の動きはボラティリティー(変動率)が高くなっているということです。
ということは、上昇するにしても、反転するにしても動きが大きくなりやすいということです。
大きく上昇するのであれば、その流れの恩恵を享受しましょう。
もし、相場が反転するのであれば、その動きも大きくなりやすいのですから無理は禁物となります。
今回は月足チャートではありますが、変化を捉えるためには日足チャートを見ていきましょう。
短期移動平均線と帯の関係を見ることで、相場の変化を捉えることができます。
大局を見てみよう ~上海総合指数~(SHCOMP)上海総合指数 月足
中国の株式市場の動きを見ると、2007年に高値を付けてからその高値を更新していないということが分かります。
2007年というのは米国の不動産バブルが起きたときですね。
いわゆるサブプライムローンバブルの時です。
低所得者の方に対する住宅所得ローンが人気となりました。
そのバブルが弾けてリーマンショックへと繋がっていきました。
上海総合指数も大きな影響を受けました。
そこから、2015年に再度上昇しましたが、2007年の高値を更新することは出来ませんでした。
これらの一連の高値や安値を結んだ線を引くと、大きなトライアングルとなっています。
上海総合指数の動きはこの上下に引いたトレンドラインのどちらに抜けていくのかがポイントとなります。
移動平均線大循環分析で月足チャートを見ると、上昇期である第1ステージになっています。
まだ、もみ合い相場の流れが続くかもしれませんが、2018年1月の高値を僅かではありますが更新してきました。
3本の移動平均線の間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。
今後の動きにも注目していきましょう。
大局の動きを見極める ~NYダウ~(DJI)NYダウ 月足
月足で大局の動きを見てみましょう。
1990年以降の動きを見ると、大局の動きを示す200本EMAがずっと右肩上がりとなっています。
そして、2000年からのITバブル崩壊や、2008年辺りのリーマンショックの時は下降期である第4ステージとなりました。
その後の、2015年のチャイナショック、2020年のコロナショックでも下がりましたが、下降期まではいきませんでした。
ステージの「1→2→1の押し目買い」から、上昇期である第1ステージに直ぐに切り返しています。
世界を代表する株価指数が一番堅調であるということが分かります。
では、ここからの展開としての注意点を見ていきましょう。
2本のトレンドラインを引いています。
上値抵抗線や下値支持線が広がっている「拡大トライアングル」になっています。「Y波動」という言い方もします。
この上値抵抗線を上抜けて新たなトレンドが出てくるのであれば、更に強烈な上昇となります。
逆に、上値抵抗線で抵抗を受けて反落するのであれば、そのときも大きく下落することが考慮されます。
これが、拡大トライアングルの特徴です。
2021年も昨年の流れを受けて強い相場が続いていますが、反転した時にも注意が必要だということも認識しておきましょう。
2021年相場を読み解く~米10年債利回り~(US10Y)米10年債利回り 月足
米国の10年債利回りの月足チャートを見るケースは少ないのではないでしょうか。
米国の利回りは何十年以上下がり続けていますね。
2016年に安値を付けた後の動きを見ていて、もしかしたら底打ちしたかと思っていましたが更に安値を更新しました。
2020年の3月に安値を付けてから少しだけ切り返しています。
ここから、金利が上昇する時代に変わるのか、それとも、金利が下がり続ける流れが続くのかに注目しています。
2本の水平線を引いていますが、このどちらに抜けるかによって方向性は見えてきます。
金利がマイナス金利が常態化するようであれば、まだまだ下がるかもしれません。
だたし、マイナス金利というのは現実的ではありません。
お金を貸した人よりも借りた人が金利をもらえるというのは、長く続くものではありません。
どこかで下がり続ける金利が上昇する時代に移行すると考えています。
もしかすると、2020年3月が大局の大底になるかもしれません。
そうなると、マーケットの流れが大きく変わるかもしれません。
2021年相場の米10年債利回りのチャートにも大注目しています。
皆さんも、金利の動向に注目していきましょう。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ ファンド(YM1!)ダウ先物 週足
ダウの先物に対するファンドのポジションの推移を見てみましょう。
チャートの下の図の赤の折れ線はファンドの買いポジション、青の折れ線はファンドの売りポジションとなっています。
オレンジ色の棒グラフは買いと売りの差となっており、0より上は買い越し、0より下は売り越しということになります。
これを見ると、2018年8月辺りから2020年3月辺りまではファンドが売り越しになっていたということです。
つまり、ファンドは株式市場に対して弱気になっていたということが分かります。
そこから、コロナショックを経てからは株式市場に対しては強気になってきています。
ファンドの動向がすべてではありませんが、ファンドの動向を確認することでトレードのヒントとすることは出来ます。
ファンドがコロナショックを経てから弱気から強気に変わってきており、この動きがどうなっていくのかも見ていきましょう。
次にチャートの形状を見ると、高値切り上げ、安値切り下げとなっています。
この動きは拡大型のトライアングルです。
NYダウは変動率が高いということです。
上昇が続くにせよ、反転して下降トレンドになるとしても、大きな動きになることが考慮されるということも念頭に置いておきましょう。
ゴールドから学ぶ ~チャートのイロハ~(GOLD)ゴールド 月足
今回はゴールドの月足チャートを表示しました。
このチャートにはチャート分析の大事なことが沢山表示されています。
その中の幾つかを見ていきましょう。
ゴールドの40年以上の動きを見ると、チャートって本当に面白いなと感じますね。
このチャート上には3つの上昇局面が表示されています。
まずは、1980年に向けた上昇、
次に、2011年に向けた上昇、
そして、現在の上昇局面。
それぞれを見ると、ゴールドは超長期の展開で3段上げの動きをしているようにも見えます。
そうすると、現在は超長期の3段目かもしれないと考えられます。
今は上昇の流れが続いていますが、どこかで相場が反転するところが出てくるでしょう。
そのときには細心の注意が必要だということが分かります。
また、上昇の後の調整局面も実に面白い動きです。
どのように面白いかというと、「オルタナティブ」の動きになっているということです。
「オルタナティブ」とは交互のといった意味です。
一つ目の調整は20年以上かけており動きも小さい調整です。
二つ目は短期間で動きが大きく一気に調整が終わっています。
いわゆる「日柄調整」と「値幅調整」が交互にきているのです。
日柄調整の後には値幅調整が来やすく、値幅調整の後には日柄調整が来やすい傾向があることを「オルタナティブ」というのです。
もちろん、月足なので短期間といっても数年はかかっています。
しかし、こういうチャートは日足でも時間足でも散見されます。
ですから、このチャートの動きもしっかりと頭に叩き込んでおきましょう。
環境認識と売買判断・売買のタイミング取りをサポートしてくれるインジケーター左上のように監視すべき指標を重ねたインジケーターを作り供給していますが、
見ている内容を分解すると、その他3つのチャートに表示した内容になります。
中長期トレンドの状況と方向の一致不一致を確認しながらボラテリティーが
低下してエネルギーが溜まった状態が打破され、程よく乖離し始める、
トレンドの初動に乗り、過熱による乖離を見てポジションを閉じる理想の
トレードを目指します。
チキン利食いを防ぐため、サポートとして効いている移動平均線は現在
どの期間かを見極め利益を追求します。
中期・短期のボリンジャーバンドから両方トレンドが発生する場面は特に
利益を伸ばせる環境にあります。長期ボリンジャーは敢えて表示せず、
判断の遅れを防ぎます。
しかし長期移動平均線からは、中短期トレンドを阻害する、逆張り組による
圧力を受けるため意識しておき、行手に立ちはだかっているシーンでは、
欲を出さず、手堅い利食いを心がけます。
使い方や判断の具体例は関連アイデアをご覧ください。
2021年相場はどうなる? ドルインデックス(DXY)ドルインデックス 月足
大局の動きを見てみましょう。
この15年ほどを見ると、40カ月前後の周期があるのが分かります。
40カ月というと、3年と少しです。
2018年に安値を付けてからの動きを見ると、約3年となっています。
ということは、今年のどこかでドルインデックスが安値を付けて反転上昇する局面があるかもしれない、ということです。
その時に、ドルインデックスのサイクルが強気となるのか、それとも、弱気となるのかによって長期のトレンドに大きな影響が出てきます。
ドルが上昇する時代となるのか、今のドルの独歩安の流れが継続するのかを見ていきましょう。
2018年の安値を割るのか、それとも割らずに上昇するのかが、まずは、大きなポイントとなるでしょう。
ドルは世界の基軸通貨です。
FXだけでなく、株式市場においても大きな影響があります。
今後のドルの動きをしっかりと見ていきましょう。
2021年相場はどうなる?(NI225)日経225 週足
サイクルから2021年相場を見てみようと思います。
2019年から2020年までの動きを見ると、30週前後の周期でボトム(安値)を付けているのが分かります。
勿論、この30週前後の周期がこの先もずっと続くということではありません。
ただ、現在から未来を予測するときには、直近の周期を参照して未来を予測していきます。
そうすると、2021年の6月前後が30週前後の周期となりますので、この前後にボトム(安値)を付けるという考え方ができます。
この一つの予測に対して、実際の価格がどうなるのかを見て予測を修正していきます。
どう修正するかというと、2020年3月から10月の周期が強気でしたので、現在の2020年10月からの周期も強気になる可能性が高いと予測しています。
ところが、もし2020年10月の安値を下回ってくるとこの周期は弱気に変わります。
安値を割らずに強気が継続すれば、2021年6月前後につけるボトムからの周期も強気になると考えられます。
このように、周期から相場が強気なのか、弱気なのかを理解するだけでも大きなヒントとなります。
皆さんも、取引銘柄がどういう周期があるのかを測ってみましょう。
ユロ円 一ヶ月線に支えられて上昇か?しばらくレンジ帯だったユロ円だが、年末にレンジを抜けて上昇した。しかし、押し戻されてレンジ下限付近まで落ちてきている。
しかし、落ちてきているからこのまま下降とは言い難い。
日足レベルではまだ上昇ダウを崩しておらず、押し目を作り一ヶ月移動平均線を起点に再上昇のシナリオも十分考えられる。
一ヶ月移動平均線からの反発を確認してロングポジションは十分優位性のあるトレードだと考えられるが、過去にレンジしていた価格帯でもあるので、素直に上昇していくとは考えにくい相場付きでもある。
安全策をかんがえるなら、再度レンジ帯の上へのブレイク後のロングポジション、あるいはレンジ帯を割り込み、短期足で下降ダウを作ってからのショートポジションがいいのではないだろうか。
リスクをとって、一ヶ月線に近いところでロングエントリーして、損切りを近くに置く方法もいいかもしれない。