リスク回避の動きが加速(USDJPY)ドル円 週足
先月はトライアングルを上抜けてきましたが、サポレジ転換できずに反落しました。
今度は下値のトレンドラインを下抜けてきました。
今週の動きがトレンドラインを下抜けた状態となると底抜けとなる可能性が出てきます。
しかし、そのラインを更新したときに一過性で終わることもあります。
いわゆる、「ダマシのブレイクアウト」といわれます。
トレンドラインや水平線はサポート(支持線)となり、レジスタンス(抵抗線)となります。
そこで、そのラインを更新した時に「サポレジ転換」という
サポートラインがレジスタンスラインになってくるとそのラインのブレイクが本物の可能性が高まります。
価格のブレイクが本物か、偽物かを意識することが重要です。
マーケットは新型肺炎の影響からリスク回避の動きが強くなってきています。
この動きによりマーケットのボラ(変動率)が高くなってきています。
ボラが高くなると、良くも悪くも大きく動きますので振り回されてしまえばピンチになりますし、
流れに乗れればチャンスになってきます。
意地を張っていてはピンチが近づきます。
流れに素直になればチャンスが近づきます。
あなたはピンチとチャンスのどちらを手に入れるのでしょう。
X-indicator
~どこで底打ちをするか~(YM1!)ダウ先物ミニ 120分足
新型肺炎の影響もあり、マーケットが急騰や急落を繰り返しており乱高下しています。
直近の高値と安値のところに2本の水平線(赤い点線)を入れています。
ここから安値を更新するのでれば、第2弾の大幅下落の動きがでてくると考えられます。
一方で、二番底を付けて上の赤い点線を超えてくるのであれば、一先ず目先の安値を付けた可能性が出てきます。
それが日足の動きで同様の展開になってくると底打ちの可能性が出てきます。
いえることは、大きく下落した相場は、「V」字回復で上昇するよりも、2回、3回安値を試してから底打ちすることが多いということです。
大きく下落している相場で、安いからと勝手に値ごろ感を持ってしまうと高値掴みとなることもあります。
「落ちてくるナイフは掴むな」という相場格言があります。
急落した相場がしっかりと底打ちするまでは慌てる必要はありません。
しっかりとチャートの推移を見て判断していきましょう。
そのヒントは水平線、トレンドライン、チャネルラインとなります。
その使い方を理解するとチャート分析の技術が向上していきます。
ラインを入れてレベルアップしましょう。
水平線とトレンドライン(EURUSD)ユーロドル 日足
長期下降トレンドの動きが続いています。
200日EMAが抵抗線となっているのがよく分かります。
昨年末から今年にかけても200日EMAを超える動きがありました。
そこから安値を更新して再び200日EMAを超えてきました。
こういった時には一番の安値とその前の高値に水平線を入れます。
この水平線をどちらに抜けてくるかが非常に重要になってきます。
水平線の高値を更新すれば、下降トレンドの流れが変化する可能性が高まります。
水平線の安値を更新すれば、下降トレンドが継続していきます。
200日EMAを短い期間で何度か挑戦するときは変化の兆しとなります。
株式市場は荒い値動きになっていますが、為替市場はそれ程ではありません。
為替市場の動きに注目することで、マーケット全体の値動きを冷静に見ることが出来るかもしれませんね。
ビットコインは75日線、100日線、200日線、365日移動平均線が効く!移動平均線は個別株でも効きます株や為替では証券取引市場営業日の
「200日移動平均線」が1年線として使われていますが
ビットコインは年中無休なので365日移動平均線が効きます
移動平均線は不要と言われることもありますが
サポートやレジスタンスラインを把握するには便利です
ビットコイン97万円 bitFlyer:BTCJPY 1日足チャート 2020年2月27日(木)
20日線、25日線、50日線、75日線
100日移動平均線、200日移動平均線、365日移動平均線、400日移動平均線
500日線 900日線 1200日線 1500日線を表示しています
「365日移動平均線」は年中無休の
ビットコインでしか通用しないと思いきや
株価チャートでも有効なようです
ビットコイン以外でも365日線や400日移動平均線が効いているか検証
任天堂(7974)1日足チャート
100日線と200日線が効いていることが分かります
100MA,100EMA、200MA,200EMA 上抜けは買い(下抜けは利益確定売り)
上昇トレンドでは100日線や200日線を上抜けたタイミングで
買っておけば簡単に押し目買いできますね
100日線上抜けは買い(200日移動平均線上抜けは買い)上昇トレンド開始
100日線下抜けは売り(200日移動平均線下抜けは売り)下降トレンド開始
1000日移動平均線が効くのはトレーディングシステム、
アルゴリズムトレーディングで採用されることがあるからかもしれません 75日線、100日線、200日線は特に効きます
不二家(2211)1日足チャート
100日線、200日線、365日線、1000日移動平均線が見事に効いていますね
東京海上ホールディングス(8766)
テクニカル分析を無視して無限上昇しているように見えますが、
移動平均線を表示してみると
365日線や400日線をサポートラインにして上昇していることが分かります
移動平均線が効いている例として挙げておきます
純粋に移動平均線が効いているかどうか検証しているだけなので他意はありません
BTCJPY ビットコイン4時間足
魔改造RCIインジケーター(RCIオシレーター)
逆張り買いで勝負しても-80%買い +80%で売りで暴落からも逃げ切れます
20日移動平均線を下抜けて100日移動平均線、200日移動平均線まで下落しました
ビットコインも、為替も、個別株も、移動平均線が効いています
移動平均線を表示してみると理不尽な動きはしていません
ローソク足だけで売買するというこだわりは不要です
移動平均線やMACDを脳内計算できるという方もいますが、
上位足を把握できるわけがありません(脳内で画面外の計算ができるなんて不可能です)
4K解像度でもせいぜい1時間足なら100時間線、200時間線ぐらいでしょう
4Kの4分の1、フルHD解像度なら20時間線(25時間線)、50時間線、75時間線が限界です
20日線すら想像は難しいです(画面外なので脳内把握不可能です)
普通にマルチタイムフレームの移動平均線を使ったほうが早くて正確です
移動平均線は脳内や手で書く必要はありません
TradingViewなどのチャートソフト。チャートサイトであれば移動平均線は簡単に表示できます
私のようにテクニカル分析の基本である、20日線、25日線、50日線、75日線、100日線、200日線、365日線を表示しておくと便利ですね
(SMA=単純移動平均線 EMA=指数平滑移動平均線)
Twitter等の「株の煽り屋」銘柄(イナゴタワーはバブル崩壊するので危険)より
25日、75日、200日線を上抜けている「移動平均線上昇トレンド銘柄」
5日と25日移動平均線ゴールデンクロス銘柄
75日&200日移動平均線ゴールデンクロス銘柄を探すことをおすすめします
200日線の向きを見たほうが良いです 下を向いている銘柄は下降トレンド中であることが多いです
デッドクロス後や移動平均線下抜け中に買うのは逆張りです
ゴールデンクロス後や、移動平均線を上抜けてから買ったほうが安全です
移動平均線上抜けは買い、下抜けは売りというルールを守れば比較的安全、安定するはずです
上昇(下降)の角度を見る(9994)やまや 日足チャート
移動平均線大循環分析で見ると、大局の弱気相場ということが分かります。
なぜなら、大局の強弱を見極める200日EMAが、まず右肩下がりで下がっているということ。
次に、その200日EMAの下で価格が推移してるということ。
これらの動きで大局が弱気であることが分かります。
大局は弱気ではありますが、価格は昨年の6月に安値を付けていました。
しかし、その6月で目先の底打ちの可能性を感じる動きとなっていました。
どこでそれを感じたかというと、それまでの下げ方が3段下げになっていることが一つ。
次に、その下げ方の角度が徐々に緩やかになってきていることもヒントとなっていました。
それぞれの下げ方の角度に矢印を付けてそれを終わりに合わせて矢印を合わせてみました。
一段目が一番角度が急で、三段目が一番緩やかなのが分かります。
三段目が一番急になることもありますが、今回の下げ方の角度もヒントになります。
このように、角度という目線でチャートを見ると、また、違った見え方をしてきますので様々なチャートで確認してみましょう。
最後に、直近は三角持ち合いを下に抜けてきました。
底抜けするのか、二番底となるかに注目しながら見ていきましょう。
リスクを数値化する(SPX)S&P500 週足
新型コロナウイルスの影響で株式市場が反落しています。
ニュースでは「パンデミック(広範囲に広がる流行病)」も懸念されています。
米国の代表的な指数の一つであるS&P500の週足チャートを見て見ましょう。
現状のマーケットの動向を判断するときに「VIX(恐怖)指数」を合わせてみていきましょう。
VIX指数はシカゴオプション取引所が算出・公表している指数です。
Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略称です。
S&P500のオプション取引の値動きを基準に算出されます。
株式市場が大きく下落するときにVIX指数が上昇しやすい傾向にあるので、
マーケットがどの程度恐怖を感じているかが見えるということで、「恐怖指数」とも言われています。
これで見ると、マーケットでは相当恐怖を感じているという動きになっています。
この動きがどの程度続くのか、それとも、トレンド転換の始まりなのかを見ていきましょう。
株式市場の状況がどうなっているのかを判断するときに、VIX指数を一緒に見ることで一つのヒントになっていきます。
世界にリスクがあると買われやすい銘柄(XAUUSD)ゴールド(ドル建て) 週足
リスク回避の動きがあるときに買われやすいのがゴールドですね。
では、チャートを見て見ましょう。
市場最高値を付けたのが2011年でした。
そこから、2015年まで反落しました。
2015年からは価格が切り返して下落幅の61.8%を回復してきました。
もう少しで76.4%戻りまで接近してきました。
では、ゴールドが7年ぶりの高値を付けているということは、
株価が7年ぶりの安値を付けているかというとそうではありません。
直近は新型肺炎の影響で大幅下落となっていますが、それまでは、米国主要3市場は史上最高値を更新していました。
リスク選好の動きとリスク回避の動きが同時に起きているような動きですね。
もしくは、世界的な金融緩和からインフレ懸念に伴い、株価とゴールドが共に上昇しているという考え方もできるかもしれません。
いずれにせよ、このような動きになっているということは、マーケット全体の相関関係が低くなっているとも言えます。
株式市場、為替市場、金利市場、コモディティ市場などの相関関係の推移を見ながら、
どの動きが本物なのかを見極めていく必要があります。
マーケットは新型肺炎の影響ということで、大きく変動しています。
ニュースに振り回されるのは致し方ない部分もありますが、各マーケットのチャートの推移を見ながら本質を見つけたいですね。
さて、どうなるでしょうね!?(US10Y)米国債10年利回り 週足
2016年の安値に接近してきました。
安値を割るかどうかですべてが決まるわけではありませんが、非常に注目されるポイントだと思います。
新型肺炎の影響でマーケットが荒れてきました。
NYダウや日経225が大幅下落となり、ゴールドが上昇しています。
直近はリスク回避の動きになっていますね。
このような時には、どのチャートに注目すればよいかは難しいところです。
ただ、大きく上昇している銘柄や大きく下落している銘柄などの動きに注目することで、ヒントを探すこともできるかもしれません。
チャートの動きって似た動き形状にもかかわらず、方向が真逆になることも多々あります。
チャート分析をしていていつも感じることは、決め付けたトレードは絶対に良くないということですね。
チャートの流れに素直に対応するということです。
さて、大きく下落している米10年債利回りですが、ここからの動きに注目していきましょう。
大局トライアングル上抜けか?(USDJPY)週足
円が相対的に安くなってきました。
移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージに移行してきました。
第1ステージは上昇期となります。
第1ステージは2019年の4月以降となります。
2016年からの高値と安値にそれぞれトレンドラインを引いたところを上抜けしてきました。
日足でもみ合いが続いていた高値を更新し、週足で三角保ち合いを上抜けしてきたような動きです。
後は、これが本物の動きとなるのかどうかです。
今までのローソク足よりは大きな陽線が出てきています。
よって、変化の兆しとなりそうですが、もし、トレンドラインを再度割ってくればこの動きはダマシとなります。
動き出した可能性が出てきていますので、ここからは「値ごろ感」をどれだけ排除できるかが大事になってきます。
大転換となるかもしれませんので注目していきましょう。
逆Cカーブの上昇(4574)大幸薬品 日足チャート
中国を中心に新型肺炎が大流行の兆しを見せていますが、これを受けて大幸薬品が大きく上昇しています。
チャートで見ると、上昇の角度が逆Cカーブの様相を呈しているのが分かります。
2018年から1年半ほどの長い下降チャネルラインを上抜けしてから、
じりじりと上昇を続けていましたが今年に入り一気に加速していきました。
やはり、長い期間のチャネルラインやもみ合い相場がどちらかに抜けてくると大きな動きになり易いですね。
抜けたから必ず大相場になるとは言えませんが、膠着状態というのはエネルギーが蓄積されている時間帯と考えると
膠着状態が長いほど、大きなエネルギーが溜まっていると考えられます。
さて、大きく上昇した相場ですが、ここからの動きにも注目です。
反動が出てくることも想定できますし、暫く高値膠着も考えられます。
どのようなチャートを形成するかが次の展開を考える時のヒントになります。
大きく動く銘柄は振り回されやすいので注意していきましょう。
2/11~2/19日本日までの GBPUSDポンドドル15分足チャートでの変動の確認(トレード含め)
今一度、
ここに、
先週から1週間近くのチャートの動きや
ポンドドル相場の変動を確認する上でも、
チャートを掲載します。
一つやりたい作業として、
トレード内容等からのコメント等の記載等を削除し、
主要なラインだけでも、
チャートが見れトレードが出来ることを
検証したい意味合いもあり、
アイデア投稿に残してみます、
🌟🌟
スッキリさせてみた同じGBPUSDポンドドル15分足でのチャートがこちら
★見ての通り、
このライン引きの考え方から、
これだけでも、
十分なトレード戦略が出来き、
実践でも、
トレードが出来ても来ると思います。
チャートから、
何を見、意識しているか?
何を思考し、判斷し対処行動しているか?
チャート分析、トレード戦略、TPや損切りカットの逆指値、
それらから逆算したリスク管理の仕方 etc
ほんとうに、
基礎基本が大切ですよね。
それだけでも、十分なくらいです(ΦωΦ)
やれ小難しい知識や手法や計算式等を使わなくとも
巷に出回っている小手先だけの商材手法に、
翻弄されないことを願い、
これをアイデア投稿の教材としてみました。
【ユーロドル】ユーロドルはここが分かれ道【コメント】
ユーロドルはフィボナッチ数列の計測ポイントラインに差し掛かっている
ここで止まらなければエリオット波動のカウントを改める←カウントは相場の進行とともに変化することはよくあること
その場合、前回提示したフラクタル構造を元に際カウントを行えばいい
間違えたカウントのままトレードを行えば自滅行為となるので、
柔軟に相場に適応していく必要がある
78.6%のリトレースメント付近でエントリーしていた人は安値を割った瞬間撤退しているとはずなのでパターンエントリーをしっかり守っていればほぼ無傷だろう
トレードではこのようにどれだけ無傷でトレードを終了できるかがカギとなる
水平線とトレンドライン(9616)共立メンテナンス 日足
水平線とチャネルラインを入れると、仕掛けと手仕舞いのヒントが見えてきます。
また、それと同時にそれぞれのラインを超えたり、割ったりすることで相場の状況を理解することができます。
これをもう少し細かく見ることで小さな変化も見ることができますよね。
水平線は抵抗線であり、支持線となります。
また、トレンドが転換するところと継続するところを示しています。
チャネルラインを入れると、相場の強弱を教えてくれます。
このようにラインを入れることで、何もなかったチャートに様々なヒントを教えてくれます。
そして、どこのラインを超えたり割ったりしたら、どのような変化が出てくるのかを考えましょう。
どこがトレンド転換なのか、
どこがトレンド継続なのか、
もしくは、加速していくとすればどこなのか。
そういった目線でチャートを見ていくと見え方が変わってきます。
見え方が変わればトレードにも変化が出てきますよ。
ニュースを見れば見るほど買えない相場です(NK2251!)日経225先物 日足チャート
新型コロナウイルスにおいて日本で死者が出て、感染者が増加してきています。
日本に限らず世界の景気に対する懸念が増加してきています。
日本の国内総生産(GDP)が発表されました。
2019年10~12月期のGDP速報値、
物価変動の影響を除く実質で前期比1.6%減、年率換算では6.3%減。5四半期ぶりにマイナス成長に。
消費増税前の駆け込み需要の反動減が影響したそうです。
また、大型台風や暖冬によって消費が伸びなかったようです。
このようなニュースが出れば買う意欲が削がれるばかりか、売りを検討する方もいらっしゃるかもしれません。
では、チャートはどうなっているでしょう。
まず、移動平均線大循環分析は、第1ステージの上昇期を維持しています。
ただ、帯が横ばいで細くなっていますので、勢いが弱くなってきています。
大循環MACDを見ると、昨年から価格とMACDの動きが逆行する「ダイバージェンス」になっていました。
ダイバージェンスとは勢いが弱くなってきたことを示しており、変化の兆しとなっています。
青色の2本の線を入れていますが、チャートは「Y波動」という拡大トライアングルの形状となってます。
買い方と売り方の激しい攻防が続いています。
ニュースの内容だけ見れば、移動平均線大循環分析の第4ステージの下降期のような状況です。
でも実際は第1ステージですので、ニュースに惑わされないようにしなければいけません。
ローソク足のトレンドライン、MACDに引いたラインのどちらに動き出すのかを注目していきましょう。
チャートが綺麗なビットコイン(BTCJPY) ビットコイン 日足
チャートが綺麗なのが仮想通貨ですね。
暗号通貨とかクリプトといった方が良いかもしれません。
移動平均線大循環分析でチャートを見たときに、
もみ合い相場ではあるのですが下降しながらのもみ合い相場になっています。
いわゆる、もみ合い弱含みの動きになっています。
トレードするには難しいとされる動きです。
ここにトレンドラインを2本入れると、ダイアゴナルトライアングルの形状で下降しているのが分かります。
一気にチャートが分かり易くなります。
そして、逆三尊底を形成して反発しました。
ダイアゴナルの終盤に逆三尊が出てくるという分かり易い動きを見せました。
そして、逆三尊のネックラインを超えてターゲットプライスまで反発しました。
ここから反転するのか、ダイアゴナルのスタートラインまで反発するのかが注目されます。
ビットコインのチャートはトライアングルが分かり易く沢山出てきます。
皆さんもチャート上に浮かび上がるトライアングルをラインを引きながら探してみましょう。
トレードのヒントが見えてきます。
フォーメーション分析 ~パターンを決め付けてはいけない~(9984)ソフトバンクグループ 週足
チャートを見ていると、「チャートは芸術」だと感じることがあります。
チャート上に様々なラインを引いていると、そこに様々な形状が出てきます。
正三角形、二等辺三角形、正方形、平行四辺形、台形、そして、「菱形」など。
夜空に星座が出来上がるように、日々変化するチャートにも色々な形状が出来上がります。
星座の位置は恐らく変わることがないのでしょうが、
刻々と動くチャートにも似た形状が出てくるというのは、もしかしたらチャートは普遍的なものかもしれませんね。
さて、フォーメーション分析の中に「ダイヤモンドフォーメーション」というパターンがあります。
菱形の形をしたパターンです。
高値を切り上げ、安値を切り下げて買い方、売り方が激しい攻防を繰り返した後、
高値が切り下がり、安値が切り上がり、買い方と売り方の攻防が収束していき完成するパターンです。
このパターンは「天井形成パターン」として出てきますが、
三尊天井もそうですが、ダイヤモンドフォーメーションも中段で出てくることがあります。
そうです。どちらもあるのです。
これが、パターンを決めつけてはいけない根拠なのです。
なぜなら、天井と中段ではポジションが真逆になるからです。
上昇相場の天井ならば「売り」、上昇相場の中段ならば「買い」になるのです。
パターンを知ることは大事なことです。
ただ、決め付けてはいけないのです。
移動平均線のゴールデンクロスは「買い」のサインですが、「買い」ではありません。
禅問答のようですが、ゴールデンクロスは「買い」のサインなので、そのサインが本物かどうかを見極めていかなければいけません。
そして、本物であれば「買い」になるのです。
その見極める作業がチャートの読解力を高めてくれるのです。
屁理屈のようですが、価格の変化を柔軟にとらえて流れに素直に対応することを心がけましょう。
相場で意地を張ってはいけません。