世界で何が起きているのか? ~高値更新が続く国内ゴールド~ゴールド (円建て) 週足チャート
以前にも長期トライアングルを形成しているゴールドがトライアングル上抜けしたといった記事を作成しました。
今度は2012年の高値を更新してきました。
移動平均線大循環分析で見ると第1ステージですね。
ゴールドを見る時は確かにドル建てが基本ですが、
気になるのは円高が進行している国内のゴールドが高値を更新したことです。
今、世界で何が起きているのでしょうか?
今、日本で何が起きているのでしょうか?
私はファンダメンタルズ派ではありませんので、詳しいことは分かりません。
しかし、様々なチャートを見ている限り、何かが起きているのであろうということは想像がつきます。
平時の時は株と国債(ゴールド)は逆相関の関係となり易いのです。(・・・国債やゴールドは安全資産とされています・・・)
どういうことかというと、
株が上昇しているときは国債(ゴールド)は売られやすくなります。
株が下降しているときは国債(ゴールド)は買われやすくなります。
その両方が最近まで上昇していたわけですから、世界で何かが起きている、というここが推測できます。
これに伴い、トレードをするお時に、株をするときもゴールドをするときも、いつもよりも慎重に対応しようとなります。
チャートの不思議ではありますが、こういった大きなトライアングルを上抜けした時は、
エネルギーが爆発することがありますよね。
次はトレンドラインと高値更新のラインがサポレジ転換すれば強気、
サポレジ転換できなければ弱気というのが、まずは現状のイメージですね。
本当にチャートって面白いし興味深いですね。
X-indicator
ヒンデンブルグオーメン ~暴落の予兆といわれるが・・・~ナスダック 日足チャート
マーケットに変化の兆しが出てくると、
「ヒンデンブルグオーメンが点灯した。暴落予兆だ!!」といって、紙面がざわつきます。
こういった派手なコメントは読者受けが良いですから、ニュースになりやすいのでしょう。
では、この「ヒンデンブルグオーメン」とは何なのでしょうか?
これは、株価予測のためのテクニカル分析指標で、このサインが発生すると1か月間は有効とされています。
そして、サインが発生した場合は、80%弱の確率で5%以上の下落が起きるとされています。
故に、市場関係者の間では、株価大暴落の前兆、証券市場における呪いの指標とも言われることもあるようです。
これだけ聞くと、サインが発生したとなると慌てる人が増えるかもしれませんので、どのようにサインが出るのかを見ていきましょう。
このサインが発生するには幾つかの条件があり、その条件を満たすと、ヒンデンブルグオーメンのサインが発生したとなります。
では詳細を見てみましょう。
・ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上であること。
・NYSE総合指数の値が50営業日前を上回っている
・短期的な騰勢を示すマクラレン・オシレーターの値がマイナスであること
・52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない
ここで出てきた「マクラレン・オシレーター」の計算方法は、
まず、Xを出して、(騰落銘柄数、X)=値上がり銘柄数-値下がり銘柄数
マクラレン・オシレーター=Xの19日EMA-Xの39日EMA
この数値がプラスだと上昇傾向、マイナスだと下降傾向と一般的には判断します。
つまり、株価が50営業日前を上回るには上昇していないといけませんので、
上昇しているときの相場の強弱が激しくなり、値下がり銘柄が増加してくると発生するサインであるということですね。
故に、マーケットの変化の兆しとして捉えることは大事ですが、
ヒンデンブルグオーメン発生=暴落すると決めつけるのはよくないことが分かりますね。
チャートを見ると、確かにサインが発生して下がってきていますが、
1000日EMA(200週EMAを日足に代用、大きな流れの大局の強気と弱気の分岐点)は維持しています。
ここからどう変化してくるのかに注目しながら、兆しが出てきているのは事実ですので、
大慌てするのではなく、冷静にマーケットの変化に対応していきましょう。
円高なのでドルが安いと感じるかもしれませんが・・・ドルインデックス 日足チャート
トランプショックで円高ドル安となっていますが、
実はドル自体はそれ程大きく下落はしていません。
それはなぜわかるかというと、ドルインデックスを見れば分かります。
ドルインデックスとは何かというと、一般的には、ユーロや日本円、英ポンド、カナダドル、スイスフランなど
複数の主要通貨に対する「米ドルの総合的な価値」を示す指標です。
これを見れば、円高でもありますが、ドルも堅調に推移しているのが分かりますね。
つまり、円もドルも強いのですが、さらにドルよりも円が強いということです。
このように主要通貨をインデックスでみるとその通貨の動きがよく分かります。
ちなみに
ドルインデックス、「DXY」
円インデックス、「JXY」
ユーロインデックス、「EXY」
ポンドインデックス、「BXY」
豪ドルインデックス、「AXY」
などとなりますので、それぞれチャートを出してご覧いただければと思います。
では、現状のチャート分析をしましょう。
大きなチャネルラインで推移しているのが分かります。
200日EMAは右肩上がりですので、上昇トレンドを維持していますが、
上昇帯と下降帯が入れ替わっているので、移動平均線大循環分析では獲り難いチャートです。
このようなときは、チャネルラインの確認と200日EMAの方向性を確認して、
大循環MACDや大循環ストキャスを使いながら、対応することになりますね。
このようなチャートの特徴はチャネルラインの幅が広いケースが多いですね。
チャネルラインの幅が狭いときは、綺麗な上昇トレンドになりやすいのですが、
幅が広くなると、上昇帯と下降帯が交互に入れ替わり易くなりますので、
チャネルラインの幅が広いか狭いかも見ていきましょう。
中間波動攻略メソッド ~一目均衡表とトレンドラインを合わせる~日経225 日足チャート
相場はトレンド相場ともみ合い相場が合わさって波動が出来ています。
そして、多くの投資家が陥るケースがあります。
それは、もみ合い相場やレンジ相場を気付かづにトレードして上手くいかないケースです。
綺麗なトレンド相場を探して、その銘柄が調整局面入りしてからエントリーするもそこからは調整局面入りしているので上手くいかない。
そういった経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。
「私が買うと下がる。」「売りと上がる」ありませんか?
そこで、もみ合い相場を見抜き、そのもみ合い相場が終わるところを狙うのがトレンド相場を獲ることがポイントとなりますね。
もみ合い相場を見抜く方法は、トレンドラインを引くことでも探せますが、
実は、一目均衡表もトレンド相場ともみ合い相場を見分けるのに適しているのです。
では、一目均衡表の5つの線を復習しましょう。
転換線・・(過去9日間の最高値+過去9日間の最安値)÷2
基準線・・(過去26日間の最高値+過去26日間の最安値)÷2
遅行スパン・・当日の終値を26日過去にずらして描画
先行スパン1・・(転換線+基準線)÷2を26日将来に描画
先行スパン2・・(過去52日間の最高値+過去52日間の最安値)÷2を26日将来に描画
一目均衡表はそれぞれ5本の線の均衡が一目で分かります。
トレンド相場は5本の線が離れていきますが、もみ合い相場になると5本の線が収束していきます。
現状の225を見ても5本の線が収束しているのがよく分かります。
もみ合い相場ですね。トレンドラインでもトライアングルになっているので、もみ合い相場になっているのが分かります。
現状分析をすると、現在「三役好転」しているのが分かりますね。
「三役好転」とは
均衡表の好転(転換線が基準線を上抜ける)
遅行スパンの好転(遅行スパンが価格を上抜ける)
三役好転(価格が雲を上抜ける)
この流れのまま上昇トレンドが出てくるのか、それとも、もみ合い相場が続くのか・・・
サポレジ転換 ~浮かび上がったトライアングル~ドル円 日足チャート
チャネルラインを上抜けていたドル円ですが、チャネルラインのレジスタンスライン(抵抗線)が
サポートライン(支持線)にかわる「サポレジ転換」を起こして切り返しています。(チャートに赤丸を付けているところです)
トレンドラインやチャネルラインを引き続けていると、サポレジ転換が頻繁に起きているということがよく分かりますね。
そこから価格が切り返していますが、現在の価格が直近の高値と安値の間で推移している場合、その直近の高値と安値に水平線を引きます。
その水平線とトレンドラインによって、それまで隠れていたトライアングルが浮かび上がってきます。
そのトライアングルの上下どちらに抜けてくるのかが目先の最大の焦点となりますね。
直近の動きを見ると、6月25日が一番底として7月18日が二番底となるのであれば、トレンド転換となるでしょう。
7月18日の二番底を割ってくればこの見方は否定されトレンド継続となります。
トレードで重要なことは、トレンド転換とトレンド継続の見極めです。
そのヒント探しの一つがトライアングルやチャネルということですね。
このようにチャートはトライアングル(三角形)やチャネル(平行四辺形)を組み合わせたパターンも多く、
チャート上にトライアングルやチャネルを探すことで様々なヒントが浮かび上がってきますので、
そこから現在価格がトレンド転換なのか、それともトレンド継続なのかを見極めていきましょう。
中段保ち合いパート3 ~中間波動攻略メソッドを身に付けよう~WTI原油 日足チャート
中段保ち合いに関しても、お陰様で反響が多かったところですね。
今回は中段保ち合い(中間波動)の基本的な3パターンについて見ていこうと思います。
今日は「ペナント」「フラッグ」「ウェッジ」を見ていきましょう。
トレンド相場と調整局面が交互に混ざり合って波動が出来ています。
その波動を簡潔にいうとわかりやすい波動とわかり難い波動となります。
そして、そのわかり難い波動が調整局面であり、その時にできる形の基本系の3つが「ペナント」「フラッグ」「ウェッジ」となります。
では、それぞれ見ていきましょう。
ペナントとは、三角形の形の調整局面の動きです。野球で使うペナントレースのペナントと同じ意味です。横向きの三角形の旗の形ですね。
フラッグとは、旗のフラッグのことで、平行四辺形の形の調整局面の動きです。
ウェッジとは、くさびのことで鋭い三角形の形の調整局面の動きです。
それぞれ、分かり易い動きが終わり、ごちゃごちゃした動きをし始めれば高値と高値を結んだライン、安値と安値を結んだラインをみていきます。
そして、その形が上記の3つの形になれば、そのラインを超えてきたところが変化の兆しとなります。
上昇相場の調整局面は下方向に出やすいです。
下降相場の調整局面は上方向に出やすいです。
上昇相場が下方向に動き出すので、トレンド転換と思いポジションを転換すると実は一時的な調整局面で再び上昇する。
下降相場が上方向に動き出すので、トレンド転換と思いポジションを転換すると実は一時的な調整局面で再び下降する。
この動きのパターンを理解すると調整局面でのトレードの失敗が減っていきます。
トレンドが転換するところか調整局面かの見極めが出来るようになると成績が一気に変わってきます。
中間波動攻略メソッドを身に付けてトレード技術を向上していきましょう。
中段保ち合い パート2 ~ここがトレードのカギとなる~WAJJMART 週足チャートです。
先日、中段保ち合いの記事を作成しました。
今日は日柄調整と値幅調整の違いを見ていきましょう。
※(「フラッグ」「ペナント」「ウェッジ」はまた、次回に記事を作成します。)
まず、上昇(下降)トレンドが続いた後は、調整局面となります。
その調整には二種類があって、日柄(時間)をかけてじっくりと調整するケースと、日柄(時間)をかけずに一気に価格が変動して調整するケースがあります。
日柄調整のところは「ペナント」となっており赤い線でラインを入れています。
値幅調整のところは「ウェッジ」となっており青い線でラインを入れています。
価格変動の違いがわかるでしょうか。
値幅調整の場合は、価格が大きく変動しますので調整局面と感じたとしてもポジションを維持するには難しい動きを見せます。
そして、その調整が終われば何事もなかったかのように切り返していきます。
日柄調整の場合は、価格の変動が少ないのでポジションを維持するのは難しくはありませんが、
日柄が多くかかりますので投資家が迷いを感じてしまいます。
大天井を打つまでは、こういった調整局面を何度も入れながら投資家(特に一般投資家)を振るい落としながらトレンドが継続されていきます。
トレンド継続とトレンド転換の違いを理解することでトレードの幅が広がりますね。
中段保ち合いは幾つもの種類があります。
「フラッグ」「ペナント」「ウェッジ」もまた後日記事を作成しますが、
中段保ち合いのパターンはそれだけではありませんので、それもまた後日に作成していきます。
今日は、調整局面には日柄と値幅があるということを理解しましょう。
そして、その調整局面が終わるところのヒントをどうやって見つけるかは、また次回以降に。。。
中段保ち合い ~ここを理解するとトレード技術が変わる~マイクロソフト 週足チャート
中段保ち合いを理解すると、トレードの幅が広がりますよね。
中段保ち合いとは、トレンドがあるところから一旦調整局面となりますが、
トレンド転換とならずにトレンドが継続するケースの時に出てきやすいチャートパターンです。
基本的な中段保ち合いは、フラッグ、ペナント、ウェッジという形があります。(詳細はまた後日に。)
相場の多くは大天井(大底)を打つまでは、中段保ち合いを挟みながら相場が展開されていきます。
その中段保ち合いは、基本的には二つの調整のパターンがあり、一つは日柄調整、もう一つは値幅調整です。(この詳細も後日に。)
要は、基本形が3つの形があり、調整の仕方も日柄と値幅があるために、変則系も入れると非常に多くのパターンが出てきます。
故に、ここの局面で振り回される方が増加するのです。
ですから、今回はパターンの習得は次回以降として、中段保ち合いがあることを理解しましょう。
そうすれば、そこで勝率やRR比率が下がることが分かりますのでトレードに注意しますよね。
中段保ち合いのパターンを知ることや、そこでの大循環ストキャスをどう使うかなどなど。
中段保ち合いを理解するとトレードが変わります。
一緒に勉強していきましょう。
水平線を引こう ~変化の兆しを捉える~(4971)メック 日足チャート
銘柄に関係なく、チャートから変化の兆しを感じ取るには、チャートの変化に気づかなくてはいけません。
その中の一つに水平線があります。
今まで何度も「トレンドラインを引こう」シリーズでラインを引いてきましたが、今回は水平線に焦点を当ててみようと思います。
下降トレンドが続いていましたが、もみ合い相場に移行してきました。
移動平均線大循環分析でみると帯が細くなり横ばいになっていているところからも分かります。
また、大循環MACDでもMACD3(帯MACD)が小さくなっていますね。
そして、価格が横ばいになる前の高値と安値のところに水平線を引きます。
そこから価格が上下どちらに抜けてるかを確認します。
上抜けとなるのであれば、二番底を付けて上の赤い線の水平線(高値)を超えてきます。
さらに、赤い点線の水平線を超えてくると信ぴょう性が更に高くなります。
下抜けとなれば、現在のもみ合いが中段保ち合いという見方になりますので、ここから更に下降トレンドが継続していきます。
赤い線の水平線(安値)を割ってきたときはその可能性が高くなります。
このようにトレンドラインだけでなく、水平線を引くことでチャートの変化を捉えることができます。
水平線を挟んでサポレジ転換(サポートとレジスタンスが転換するところ)が起きることも多いので、
水平線も大事にしてどんどん引いていきましょう。
トレンドラインを引こう ~トレンド転換の流れ~(2181)パーソルホールディングス 日足チャート
トレンド転換の流れを見てみましょう。
下降相場の時は、当然ですが下降帯を中心で上昇帯になっても直ぐに終わり下降帯に戻ります。
天井を打ってからトレンドラインを引いていると、下降相場に勢いが出てくると下降する角度が鋭くなります。
そうすると、トレンドラインを引きなおしますが、最後のトレンドラインを抜けてくると最初の変化の兆しとなります。
そこから、上昇帯と下降帯が交互に入れ替わりますが、安値を更新するかしないかが次の変化の兆しとなります。
このように、トレンドが変化するときの流れを
移動平均線大循環分析で確認、(短期移動平均線と帯の関係)
トレンドラインでも確認、(ライン抜け)
大循環MACDでも確認していくと、(MACD1、MACD2と帯MACDの関係)
それぞれの特徴を理解するとトレンドが転換するのか、否かの違いが見えてきますね。
最近の個別株はこのようなチャートになってきている銘柄が増えてきているように感じますね。
移動平均線大循環分析でチャートをチェック ~わかり難い銘柄は敬遠しますか?~(3436)SUMCO 月足、週足、日足
投資家の方にとっては銘柄選びは苦労されるところですね。
今回は銘柄選びのヒントをどうやって見つけていくかを検証してみましょう。
決して銘柄推奨ではありませんので誤解しないでくださいね。
あくまでもチャートの見方ということです。
まずは、月足チャートを見てみましょう。
2012年に大底を打ってからは安値、高値ともに切り上げの流れとなっていますので、
2000年代半ばからの安定下降期が一先ず終わっているのが分かります。
ただし、現在は第4ステージで下降期ですので、売りにエッジがある状態となっています。
次に週足チャートを見てみましょう。
2018年から安定下降となっており、第4ステージが継続しています。
買いを中心に取引している個人投資家にとっては、全く関心のない銘柄の一つかもしれません。
最後に日足チャートを見てみましょう。
移動平均線大循環分析では、獲り難い値動きをしています。
上昇帯と下降帯が交互に入れ替わっていますので、トレンドがありません。
高値と高値、安値と安値を結んだ線(トレンドライン)を引くと、トライアングルになっているのが分かります。
非常に興味深いチャートです。
トライアングルの起点をどこから取るかで、上抜けともトライアングル継続の両方の意見があると思います。
故に、現在は第1ステージではありますが、上抜けするのかどうかを確認していく必要があります。
仮に上抜けてくると、わかり難い動きが終わり分かり易い動きになる可能性が高くなると見ております。
このように月足、週足、日足とチャートを見ることで、大局の動きがどうなっているかが分かり、
多いな流れがわかり難い動きから分かり易い動きにかわる局面を狙うのが良いと考えています。
分かり易い動きが始まるところを狙いたいものですよね。
移動平均線大循環分析 ~基本編~(6165)パンチ工業 日足チャート
今回は移動平均線大循環分析の基本編を学びましょう。
では、そもそも、移動平均線とは何か?
過去の買い方(売り方)が平均的にどの価格で買い(売り)、現在の損益がどう変化しているかを分析するツールですね。
つまり、現在の価格が平均線より上(下)にあれば、買い方(売り方)にエッジ(優位性)があります。
移動平均線大循環分析では、3本の移動平均線を使います。
短期(5本)、中期(20本)、長期(40本)です。
まずはステージを学び、その時の移動平均線の並び順がどう入れ替わるかを学んでいきましょう。
ステージは1から6までの6種類です。
そして、短期だけでなく、中期、長期で買い方にエッジがあれば第1ステージとなり、
期間の違う平均線で買いにエッジがあるので、「買い」を仕掛けるポイントになります。
逆に、短期、中期、長期で売りにエッジがあれば第4ステージとなりますので、「売り」を仕掛けるポイントとなりますね。
そして、移動平均線大循環分析ではそのステージが循環していきますので、
移動平均線大循環分析を使うことで、慌てて動く必要が無く、第5ステージや第6ステージの段階で準備ができるのが素晴らしいところです。
移動平均線大循環分析でのポイントは「帯」がねじれるところです。
そこが「トレンド転換」となるところです。
このトレンド転換するまでの一連の流れを理解するととで移動平均線大循環分析の基本を理解できますね。
何事も基本が大事です。
移動平均線大循環分析の基本を理解し土台を強靭にすることで、
中級編、上級編の大循環MACDや大循環ストキャスが活きてきます。
トレンドラインを引こう ~トレンド転換の流れ、オシレーターの意味を知る~トレンドラインを引こうシリーズです。
銘柄はドル円 日足チャートです。
移動平均線大循環分析(イド大)では、第5ステージです。
第4ステージの下降期から第5ステージの下降期の終焉となってきました。
移動平均線大循環分析でのトレンド転換は、価格の動き、短期移動平均線の動き、帯の変化から確認していきます。
複合的に見る場合は、大循環MACD(大マク)と大循環ストキャス(大スト)の変化などからトレンド転換のヒントを探します。
今回は帯MACDが縮小して最初のサインが出ています。ただし、帯MACDの縮小はダマシも多いですよね。
次に大ストの買いサインが出てきています。その後に、トレンドライン上抜けのサイン、そして、イド大のステージの変化となっています。
帯MACD→大スト→トレンドライン→イド大となっています。
これは、状況によって違いはあるでしょう。
ただし、それぞれのオシレーターの特徴を理解することで、ヒントを探すことができます。
そして、サインが多くなればなるほど「エッジ」が出てくるということですね。
チャートの中になるヒントを一つでも多く探して、トレードの成果を上げていきましょう。
移動平均線大循環分析で銘柄選び ~銘柄選びは大事ですね~(6752)パナソニック 週足チャート
移動平均線大循環分析では第4ステージの安定下降期が継続していますね。
皆さんも銘柄選びで苦労されている方は多いと思います。
私も銘柄選びはチャートをたくさん見る中から、幾つもピックアップして選んだりもします。
また、チャートをどの足(日足や週足などのことを足といいます)でトレードするかをチェックするために、
足をかえてチャートをチェックしたりもします。
例えば、上記のチャートは週足との相性がよいことがよく分かりますよね。
移動平均線大循環分析でトレードするときには、日足が良いのか、週足が良いのか、それとも、4時間足が良いのか・・・。
それは、各銘柄の値動きによって違ってきますので、足をかえてチャートをチェックすることも大事になってきます。
これは、常に同じではありませんので、時期によって、4時間足よりも日足が良かったりしますので、
ときには、銘柄選びもチューニングが必要になってきますね。
NYダウ最高値更新か!?重要な局面にさしかかる!<NYダウ週足>2015年~2019年7月1週
NYダウが7月4日独立記念日前日に史上最高値を更新した。独立記念日は休場なので独立記念日を市場最高値という盛り上がりで祝いたいという市場関係者の陰謀ではないかと思ったりする。
チャート的に言うと、史上最高値を更新したというより史上最高値に並んだという感じ。更新は1ドルでも上回れば更新なのだが、チャート的には明確にブレイクアウトしない限り参考記録とされてしまう。そういった意味ではまだ安心できる値位置ではない。
NYダウには27,000ドルという大きな節目があり、過去3回(2018年1月10月、2019年4月)挑戦してきたが打ち破ることが出来なかった。今回もまだつけていない。この値位置をしっかりとした陽線でブレイクしていけるかがポイントだ。ここで売られていくようだと上値に大きな抵抗があることが意識され、一気に下がりやすい。相場の分岐点であることは間違いない。要注目だ。
【小次郎講師指数】7/6時点
・第1ステージ指数87.5%
・第4ステージ指数2.5%
全世界の平均ステージは第1ステージ。きわめて強い。
世界で株式市場が活況であるともいえるし、ピークであるともいえる。NYダウが分岐点に来ていることは重要な意味を持つ。
※小次郎講師指数とは世界40カ国の代表的株価指数が現在どのステージにあるかを分析したもの。87.5%とは40カ国のうち35カ国が第1ステージであることを示す。
小次郎講師
ユーロ/ドル 非常にシンプルなトレンド解析による、本日限定の買いエントリーレベル、ここを超えたら買い。7月4日アップデートユーロ/ドル 非常にシンプルなトレンド解析による、本日限定の買いエントリーレベル、ここを超えたら買い。7/4アップデート
非常にシンプルな見方で、トレンドを判断し、
エントリーできるレベルを見つけています。
本日のユーロ/ドル
・3本のEMAがパーフェクトオーダーを示現している上昇トレンド。
・高値と安値のレベルが切り上がってきています。
・前回高値から現在までは、上昇トレンドの途中の調整の期間。
・黄色のライン(2)を上抜けると、暫定安値は安値として確定し、調整終了で買いエントリーできます。
・昨日よりも、エントリーレベルが少し下っていることにご注意下さい。
ただし、今日は米国独立記念日なので、個人的にはトレードはお休みします。
これが3段上げの綺麗なチャート!! ~チャートはアートですね~(5020)JXホールディングス 週足チャート
綺麗なチャートって、ずっと見ていることが出来ますね。
エリオット波動的に見れば、教科書のような3段上げとなっており、
それぞれの波動の中が更に3段になっています。
これぞ、「チャートはフラクタル」を象徴しているチャートです。
一段目の上昇幅よりも二段目の上昇幅が大きくなっていますね。
そして、三段目の上昇の時に、MACDがダイバージェンスとなり、天井を形成しました。
そこから、調整が入り上昇幅の約70%下落となってから、今度はナベ底のような動きとなっています。
移動平均線大循環分析で見ると現在は第4ステージですので、「売り」にエッジがある状態です。
ここからの展開に注目していきましょう。
トレンド転換かどうかの見極め ~200日EMAを読み解く~上海総合指数 日足チャート
移動平均線大循環分析でステージが第1ステージへと移行してきました。
ここまでの軌跡を振り返ると、200日EMAを下回る安定下降時代が長く続いていました。
今年に入り、200日EMAで攻防をすることなく一気に上抜けました。
力強さを感じる動きですね。
そこから、調整が入り200日EMAで攻防がありました。
このような熾烈な攻防はよくある動きですので理解しておきましょう。
そこから、再上昇して第1ステージへと移行してきました。
200日EMAが上向きになってきているのが分かりますね。
さて、ここからの展開が重要です。
そうです。
直近の高値を更新するのか、直近の安値を更新するかで世界が全く変わってきます。
高値更新となれば200日EMAが上向きになってきます。
安値更新となれば200日EMAが下向きに戻ってきます。
このような動きのチャートは本当によくみかけます。
高値更新する銘柄もあれば、安値を更新する銘柄もあるのです。
今後も様々な銘柄で出てきますので、ここからの流れをしっかりと理解してチャート分析に役立てていきましょう。
今のような時こそが、「運命の分かれ道」なのです。
ありきたりなチャートだなと、侮ってはいけませんよ。