大局と小局を使い分ける ~大きな変化と小さな変化~ドル円 4時間足
大きな変化があったきは大局を確認して俯瞰的に見ることが必要です。
そこから今度は小さな変化が起きるかどうかを確認しながらクローズアップしてみていきます。
どういうことか具体的に見ていきましょう。
大きな変化が起きたときは、大陽線や大陰線など、大きな動きが出てくるので多くの投資家が冷静さを失います。
そして、そこが高いのか安いのか、ここからどうなっていくのか、といった判断ができないまま振り回されやすいトレードをしてしまいます。
ですから、その大きな変化がトレンド相場の始まりか、それともトレンド相場の終わりなのかを確認しなければいけません。
つまりは、中間波動(調整局面)の終わりなのか、それとも中間波動の始まりなのかを大局を見てヒントを探していきます。
大局での移動平均線大循環分析でのステージを確認します。
そこから、絶対的にポイントになる価格や水準、トレンドライン、チャネルラインをチェックします。
ドル円の週足は円高に大きく振れましたが、大局のチャネルラインの中での推移でした。
そこで、次には小さな変化を確認するために、今回は4時間足で確認します。
下降トレンドから、価格とMACDのダイバージェンス(逆行現象、変化の兆し)により、横の動きに変化してきました。
移動平均線大循環分析での帯が細くなってきており、MACDのタスキも小さくなってきています。
ここからは、大きな変化の前の小さな変化のヒントを探すことで、次に大きな変化が起きても対応できるようになります。
大局の動き、小局の動きを確認してからトレードをすることを心がけましょう。
X-indicator
壮大なトライアングル ~中間波動をどう攻略するか~米国株 Verizon Communications
ベライゾン・コミュニケーションズの日足チャートです。
米国の大手電気通信事業者ですね。
様々なチャートを眺めていると200EMAの動きって本当にすごいなと思いますね。
上昇トレンド、下降トレンドでの200EMAの動きと、トレンドの無い中間波動での200EMAの動きは全く違いますよね。
この動きをみて大局の動きをみていきましょう。
トレードをしようと思っている銘柄を見て、現在、トレンド相場か中間波動なのかを確認しましょう。
また、これからトレンド相場となるのか、それとも中間波動になるのかを意識しましょう。
チャートを見ると200日EMAが横向きになっているのが分かりますよね。
移動平均線大循環分析で見ても、背景の黄色と水色が交互に入れ替わっているのでもみ合い相場になっているというのがよく分かりますね。
さて、基本的な考え方としては、波動の動きの高値と安値を意識してください。
上昇トレンドの時は高値と安値が共に切り上がってきます。
下降トレンドの時は高値と安値が共に切り下がってきます。
中間波動で多くみられるトライアングルでは高値が切り下がり、安値が切り上がるといった独特の動きを見せます。
つまり、移動平均線大循環分析での帯の動き、高値と安値の動きに変化が出てくるところが変化の兆しです。
小さな変化の兆しから大きな変化に移行していく流れを掴むことで、トレンド相場に乗っていけるようになります。
トライアングルは比較的分かり易く変化していきますので特徴を覚えていきましょうね。
このチャートのように1年ほどのトライアングルを形成している銘柄を探したときに、
心の中で「チャンス銘柄を見つけた!」と思うことが出来るようになれば、中間波動を理解し始めてきたということです。
さあ、今までは人気が無かった中間波動の動きを理解して、トレンド相場をしっかり獲っていきましょう。
トレンド転換かトレンド継続か ~トレードで意識するべきところ~(2897)日清食品ホールディングス 週足
相場はトレンド相場と調整局面とに分かれます。
トレンド相場は分かり易く、調整局面はわかり難い動きとなる傾向があるといった特徴があります。
大きな利益を狙うにはトレンド相場をしっかりと獲る必要があります。
調整局面は動きが難しく大きな利益も取り難いところです。
ですから、そのトレンド相場と調整局面の違いをはっきりと見極めなければいけません。
トレードをするのであれば、常にその点を意識する必要があります。
その見極めが出来ればトレンド相場だけをしっかりと獲ることが出来るようになります。
勿論、その見極めは簡単ではありませんが・・・
トレンド相場か調整局面か、トレンド転換かトレンド継続か。
常にその点を意識することで、トレンド相場を獲ることに意識が向きますので、大きなチャンスを手に入れることができます。
皆さんもご自身が見ている銘柄のチャートから、どこがトレンド相場かどこが調整局面かを見極める習慣を持ちましょう。
そうずれば、トレンド相場に対する考え方がはっきりとしてきます。
大きく動きた時ほど俯瞰的に見ようドル円 週足チャート
米中の報復関税合戦からマーケットはリスクオフの動きとなっています。
移動平均線大循環分析で見ると、第4ステージの安定下降期となっているのが分かります。
「売り」にエッジ(優位性)がある状態が週足ベースで継続しているのが分かります。
大循環MACDで見ると、「タスキ」が帯MACDの下で推移しているので、トレンドに勢いがあることが分かります。
大循環ストキャスで見ると、ボトムゾーンに突入しています。
現在104円台半ばで水平線を引いていますが、高値切り下げ、安値が一定の「ディセンディングトライアングル」のような形状です。
ここを下抜けるとさらに売りにエッジが出てきますね。
その次に意識されるのが高値に引いているトレンドラインに対する平行チャネルラインの下限が意識されます。
その下は100円といった節目や100円割れが意識されますね。
世界のマーケット全体のボラ(変動率)が高くなってきました。
このようなときは小さな足でチャートを見ていると、動きが大きく感じてしまい固まる方が増加します。
つまり、何もできずに動きが荒いから様子を見ようということです。
大きく動くときはチャンスですので、流れを確認しながら、このチャンスを活かしていきましょう。
上級編 移動平均線大循環分析、大循環MACD、大循環ストキャスの複合トレード上海総合指数 日足チャート
移動平均線大循環分析(イド大)と大循環MACD(大マク)、大循環ストキャス(大スト)の複合トレードの研究です。
複合トレードをする理由は、トレンド相場だけでなく、もみ合い相場も利益追求するためのトレード手法です。
ですから、現在、イド大でトレンド獲りの勉強をされている方はこの記事を読まないでくださいね。
なぜなら、考え方が混同して却って混乱してしまうからです。
では分析をしてみましょう。
まず、大局の流れを見る200日EMAの方向性をみましょう。
下降トレンドから上昇トレンドに移行してきましたが、その流れが継続せずに反落していますね。
200日EMAが下向きだったのが横ばいになって価格が200日EMAを挟んで推移していますので、もみ合い相場になっているのが分かります。
つまり、下降トレンドから上昇トレンドに移行するも継続できなかったことが、イド大でも大マクでも分かります。
特に大マクの帯MACDをみることでトレンドの強弱を判断しますので、その強弱の違いから大ストを使うか否かの見極めをしていきます。
どういうことからいうと、帯MACDが大きくなっていればいるほどトレンドに勢いがありますので、
大ストのサイン(特に訂正波において)でのダマシの可能性が通常よりは少し高くなります。
逆に、帯MACDが小さいほど、大ストのサインが推進波でも訂正波でもダマシの可能性が通常よりも低くなります。
ここでも、帯MACDの違いと大ストの動きを比較すれば、大ストの精度が向上していきますね。
現在は大ストが機能し易い大マクの動きとなっていますので、
大ストを意識しながらトレンドがどこで発生してくるかを待ち構えましょう。
上級編 大循環MACD ~チャート上に浮き上がる変化の兆しを感じよう~(2659)サンエー 日足チャート
移動平均線大循環分析は本当に優れモノで
トレンド相場が一目でわかるのと同時に、もみ合い相場も一目でわかります。
背景にある上昇、下降の色が黄色と水色となっているので、
同色が続いているときは、トレンド相場、交互に入れ替わるのはもみ合い相場と一発で分かります。
今回は移動平均線大循環分析から派生して進化したツールである大循環MACDの動きも合わせてみていきましょう。
チャート分析を勉強する理由は、将来を完ぺきに予想することではありません。
絶対に儲かる銘柄などといったものはありません。
相場に「聖杯」は無いのです。
では、なぜチャート分析を学ぶのか。
それは、チャート上に浮かび上がるヒントを一つでも多く発見し
エッジ(優位性)があるところを狙い打ちするためなのです。
ではヒントを探しに行きましょう。
下降トレンドが続いていました。
そこからもみ合い相場に移行しています。
一番底から二番底を付けてから、200日EMAに挑戦しています。
一回目は失敗でした。
そこから二番底を割って崩れるような動きを見せました。
ところが、一番底は割らずに再度200日EMAに再挑戦しています。
そうです。この動きです。
この動きの時のMACDの変化に気づくかどうかがポイントなのです。
勿論、ここからどうなるかは分かりません。
答えを求めてはいけません。
変化の兆しを探すのです。
その点に気づくとチャート分析が一気に進化するはずです。
初級編 ~移動平均線大循環分析~ゴールド 日足チャート
今回は移動平均線大循環分析の基本的な考え方を見てみましょう。
そもそも、移動平均線と何を見ている指標かを理解しましょう。
移動平均線とは、価格を平均することで、過去の買い方(売り方)が平均的にどの価格で買い(売り)、
それが現在、損益がどう変化しているかを分析するものです。
つまり、短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線、200日移動平均線(EMA)の動きをみることで、
短期・中期・長期・200日EMAのそれぞれの買い方と売り方の勢力分布を一目で分析することができます。
価格が移動平均線より上で推移しているときは、買いにエッジ(優位性)があり、下で推移しているときは売りにエッジ(優位性)があります。
また、移動平均線が上向きになっていれば買いにエッジがある状態が更に大きくなっており、
下向きになっていれば売りにエッジがある状態が更に大きくなっているというように分析ができます。
そして、200日EMAが下向きか上向きかが大局の方向性を示しており、価格がその200日EMAの上下どちらで推移しているかが大局の強気と弱気を分岐点となります。
上記のチャートでも200日EMAを上抜けたところから強気になってきているのがわかりますね。
短期移動平均線はローソク足の代用ですので、ローソク足の動きに惑わされないようにしましょう。
中期移動平均線は押し目の限界ですので、支持帯、抵抗帯となりやすいところです。
長期移動平均線はエッジの限界ですので、そこを抜けてくると流れが反転する可能性が高まります。
200日EMAは大局の強気と弱気の分岐点ですので、大きな流れが変わる可能性が高まります。
移動平均線の計算式を知り、その意味を理解し、その指標がどこを見ているかを知り、そこから始めて売買サインを学びましょう。
そして、それがなぜ買いサインなのか、なぜ売りサインなのかを知りましょう。
そうすることで、より深く移動平均線大循環分析を理解できるようになりますね。
セリングクライマックス? ~相場はフラクタル~米10年債利回り 月足(左上)、週足(左下)、日足(右側)チャート
チャート分析をするときは、現在の波動がトレンド相場かトレンドの無い相場(中間波動)かを見極めることが大切です。
そのトレンドの有無を判断するのに、トレードをする足ではなくても、大きな足を見ることでそのヒントを探すことができます。
今回の米10年債利回りのチャートですが、日足だけを見るとどこまで下がるかわからないくらい下がっていますね。
それを週足や月足をみるとことで、大局の動きが分かりますね。
月足で見ると長期下降トレンドのトレンドラインを上抜けてきています。
いわゆる最初の変化の兆しが月足チャートに出ていますね。
週足や日足でみるとどこまで下がるかが見えにくいですが、日足に波動の分析を入れました。
これで見ると、日足の大きな流れは3段下げ(A→B→C)に見えますが、そのC波のなかに、さらに5波(1→2→3→4→5)が入っているように見えます。
もし仮に、その仮説通りとするならば、現在の下落波動はセリングクライマックス(売り波動の最後の局面)のようにも見えます。
それを決めつけて逆張りをするのは厳禁ですが、売り方で攻めているとしても注意をしながら見ていく時間帯になっているかもしれません。
ここから大局の大底の1.321を維持するか、それとも割るのかで今後の展開が大きく変わりますね。
まずは、そこが一番の注目ポイントですね。
このようにチャートをフラクタル的に分析をすると、様々なヒントが見えてきますよね。
ローソク足を消す ~日々の動きに惑わされるな!~(4755)楽天 日足チャート
大きなトレンドを狙うには移動平均線大循環分析で
上昇帯と下降帯のトレンドが続くところをしっかりと獲ることが必要です。
ただ、日々の動きについては、トレンドがある第1ステージと第4ステージのところであっても
ローソク足の動きを見ていると、小さな上昇下降に惑わされてトレンドがあるにも関わらず
ポジションを閉じてしまう、といったこともあるかもしれません。
移動平均線大循環分析の基本を振り返りましょう。
短期移動平均線はローソク足の代用
中期移動平均線は押し目の限界
長期移動平均線はエッジの限界点
このことを理解していれば、短期移動平均線がローソク足の代用として使うわけですから
チャートを見る時にローソク足を消してチャートを見ることで、日々の細かな動きに惑わされることが無くなりますね。
ローソク足の消し方は、チャートの中の左上に銘柄が出ています。
そこをダブルクリックすると、アラートとか、トレードとか幾つもの内容が出ている表がでてきます。
その中に、目のマークに非表示という項目があります。
そこをクリックするとローソク足が消えます。
再度、銘柄をダブルクリックして今度は表示をクリックするとローソク足が表示されます。
トレードで迷った時には、ローソク足を消して移動平均線の動きに素直に対応するという考え方もありますね。
移動平均線大循環分析 上級編 ~大循環MACDと200日EMAを活用~米国株 GS(ゴールドマンサックス) 日足チャート
移動平均線大循環分析(イド大)
大循環MACD(大マク)
200日EMA
これらを使うことで、初心者トレーダーから上級者トレーダーにレベルアップできるようになります。
まず初心者の方は、イド大を使うことで、第1ステージが買いのサイン、第4ステージが売りのサインということを学びます。
そこから上級者にレベルアップするために、大マクを活用していきます。
それにより、移動平均線大循環分析での分析よりも一歩早い判断が出来るようになります。
そこに200日EMAを入れることで、大局の流れが判断できるようになるので、難しいところでのエントリーが減っていきますね。
200日EMAの動きをみることで上昇トレンド、下降トレンドといった大局が見えていきます。
さらに、もみ合い相場のところもわかります。
200日EMAが横ばいになるところがそうでうね。
200日EMAが支持線、抵抗線として機能していきますのでトレードに役立てることができます。
このようにすることで、自分でも現状分析をしていくとができますね。
これらの3つをフル活用して上級者を目指していきましょう。
世界で何が起きているのか? ~高値更新が続く国内ゴールド~ゴールド (円建て) 週足チャート
以前にも長期トライアングルを形成しているゴールドがトライアングル上抜けしたといった記事を作成しました。
今度は2012年の高値を更新してきました。
移動平均線大循環分析で見ると第1ステージですね。
ゴールドを見る時は確かにドル建てが基本ですが、
気になるのは円高が進行している国内のゴールドが高値を更新したことです。
今、世界で何が起きているのでしょうか?
今、日本で何が起きているのでしょうか?
私はファンダメンタルズ派ではありませんので、詳しいことは分かりません。
しかし、様々なチャートを見ている限り、何かが起きているのであろうということは想像がつきます。
平時の時は株と国債(ゴールド)は逆相関の関係となり易いのです。(・・・国債やゴールドは安全資産とされています・・・)
どういうことかというと、
株が上昇しているときは国債(ゴールド)は売られやすくなります。
株が下降しているときは国債(ゴールド)は買われやすくなります。
その両方が最近まで上昇していたわけですから、世界で何かが起きている、というここが推測できます。
これに伴い、トレードをするお時に、株をするときもゴールドをするときも、いつもよりも慎重に対応しようとなります。
チャートの不思議ではありますが、こういった大きなトライアングルを上抜けした時は、
エネルギーが爆発することがありますよね。
次はトレンドラインと高値更新のラインがサポレジ転換すれば強気、
サポレジ転換できなければ弱気というのが、まずは現状のイメージですね。
本当にチャートって面白いし興味深いですね。
ヒンデンブルグオーメン ~暴落の予兆といわれるが・・・~ナスダック 日足チャート
マーケットに変化の兆しが出てくると、
「ヒンデンブルグオーメンが点灯した。暴落予兆だ!!」といって、紙面がざわつきます。
こういった派手なコメントは読者受けが良いですから、ニュースになりやすいのでしょう。
では、この「ヒンデンブルグオーメン」とは何なのでしょうか?
これは、株価予測のためのテクニカル分析指標で、このサインが発生すると1か月間は有効とされています。
そして、サインが発生した場合は、80%弱の確率で5%以上の下落が起きるとされています。
故に、市場関係者の間では、株価大暴落の前兆、証券市場における呪いの指標とも言われることもあるようです。
これだけ聞くと、サインが発生したとなると慌てる人が増えるかもしれませんので、どのようにサインが出るのかを見ていきましょう。
このサインが発生するには幾つかの条件があり、その条件を満たすと、ヒンデンブルグオーメンのサインが発生したとなります。
では詳細を見てみましょう。
・ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上であること。
・NYSE総合指数の値が50営業日前を上回っている
・短期的な騰勢を示すマクラレン・オシレーターの値がマイナスであること
・52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない
ここで出てきた「マクラレン・オシレーター」の計算方法は、
まず、Xを出して、(騰落銘柄数、X)=値上がり銘柄数-値下がり銘柄数
マクラレン・オシレーター=Xの19日EMA-Xの39日EMA
この数値がプラスだと上昇傾向、マイナスだと下降傾向と一般的には判断します。
つまり、株価が50営業日前を上回るには上昇していないといけませんので、
上昇しているときの相場の強弱が激しくなり、値下がり銘柄が増加してくると発生するサインであるということですね。
故に、マーケットの変化の兆しとして捉えることは大事ですが、
ヒンデンブルグオーメン発生=暴落すると決めつけるのはよくないことが分かりますね。
チャートを見ると、確かにサインが発生して下がってきていますが、
1000日EMA(200週EMAを日足に代用、大きな流れの大局の強気と弱気の分岐点)は維持しています。
ここからどう変化してくるのかに注目しながら、兆しが出てきているのは事実ですので、
大慌てするのではなく、冷静にマーケットの変化に対応していきましょう。
円高なのでドルが安いと感じるかもしれませんが・・・ドルインデックス 日足チャート
トランプショックで円高ドル安となっていますが、
実はドル自体はそれ程大きく下落はしていません。
それはなぜわかるかというと、ドルインデックスを見れば分かります。
ドルインデックスとは何かというと、一般的には、ユーロや日本円、英ポンド、カナダドル、スイスフランなど
複数の主要通貨に対する「米ドルの総合的な価値」を示す指標です。
これを見れば、円高でもありますが、ドルも堅調に推移しているのが分かりますね。
つまり、円もドルも強いのですが、さらにドルよりも円が強いということです。
このように主要通貨をインデックスでみるとその通貨の動きがよく分かります。
ちなみに
ドルインデックス、「DXY」
円インデックス、「JXY」
ユーロインデックス、「EXY」
ポンドインデックス、「BXY」
豪ドルインデックス、「AXY」
などとなりますので、それぞれチャートを出してご覧いただければと思います。
では、現状のチャート分析をしましょう。
大きなチャネルラインで推移しているのが分かります。
200日EMAは右肩上がりですので、上昇トレンドを維持していますが、
上昇帯と下降帯が入れ替わっているので、移動平均線大循環分析では獲り難いチャートです。
このようなときは、チャネルラインの確認と200日EMAの方向性を確認して、
大循環MACDや大循環ストキャスを使いながら、対応することになりますね。
このようなチャートの特徴はチャネルラインの幅が広いケースが多いですね。
チャネルラインの幅が狭いときは、綺麗な上昇トレンドになりやすいのですが、
幅が広くなると、上昇帯と下降帯が交互に入れ替わり易くなりますので、
チャネルラインの幅が広いか狭いかも見ていきましょう。
中間波動攻略メソッド ~一目均衡表とトレンドラインを合わせる~日経225 日足チャート
相場はトレンド相場ともみ合い相場が合わさって波動が出来ています。
そして、多くの投資家が陥るケースがあります。
それは、もみ合い相場やレンジ相場を気付かづにトレードして上手くいかないケースです。
綺麗なトレンド相場を探して、その銘柄が調整局面入りしてからエントリーするもそこからは調整局面入りしているので上手くいかない。
そういった経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。
「私が買うと下がる。」「売りと上がる」ありませんか?
そこで、もみ合い相場を見抜き、そのもみ合い相場が終わるところを狙うのがトレンド相場を獲ることがポイントとなりますね。
もみ合い相場を見抜く方法は、トレンドラインを引くことでも探せますが、
実は、一目均衡表もトレンド相場ともみ合い相場を見分けるのに適しているのです。
では、一目均衡表の5つの線を復習しましょう。
転換線・・(過去9日間の最高値+過去9日間の最安値)÷2
基準線・・(過去26日間の最高値+過去26日間の最安値)÷2
遅行スパン・・当日の終値を26日過去にずらして描画
先行スパン1・・(転換線+基準線)÷2を26日将来に描画
先行スパン2・・(過去52日間の最高値+過去52日間の最安値)÷2を26日将来に描画
一目均衡表はそれぞれ5本の線の均衡が一目で分かります。
トレンド相場は5本の線が離れていきますが、もみ合い相場になると5本の線が収束していきます。
現状の225を見ても5本の線が収束しているのがよく分かります。
もみ合い相場ですね。トレンドラインでもトライアングルになっているので、もみ合い相場になっているのが分かります。
現状分析をすると、現在「三役好転」しているのが分かりますね。
「三役好転」とは
均衡表の好転(転換線が基準線を上抜ける)
遅行スパンの好転(遅行スパンが価格を上抜ける)
三役好転(価格が雲を上抜ける)
この流れのまま上昇トレンドが出てくるのか、それとも、もみ合い相場が続くのか・・・
サポレジ転換 ~浮かび上がったトライアングル~ドル円 日足チャート
チャネルラインを上抜けていたドル円ですが、チャネルラインのレジスタンスライン(抵抗線)が
サポートライン(支持線)にかわる「サポレジ転換」を起こして切り返しています。(チャートに赤丸を付けているところです)
トレンドラインやチャネルラインを引き続けていると、サポレジ転換が頻繁に起きているということがよく分かりますね。
そこから価格が切り返していますが、現在の価格が直近の高値と安値の間で推移している場合、その直近の高値と安値に水平線を引きます。
その水平線とトレンドラインによって、それまで隠れていたトライアングルが浮かび上がってきます。
そのトライアングルの上下どちらに抜けてくるのかが目先の最大の焦点となりますね。
直近の動きを見ると、6月25日が一番底として7月18日が二番底となるのであれば、トレンド転換となるでしょう。
7月18日の二番底を割ってくればこの見方は否定されトレンド継続となります。
トレードで重要なことは、トレンド転換とトレンド継続の見極めです。
そのヒント探しの一つがトライアングルやチャネルということですね。
このようにチャートはトライアングル(三角形)やチャネル(平行四辺形)を組み合わせたパターンも多く、
チャート上にトライアングルやチャネルを探すことで様々なヒントが浮かび上がってきますので、
そこから現在価格がトレンド転換なのか、それともトレンド継続なのかを見極めていきましょう。
中段保ち合いパート3 ~中間波動攻略メソッドを身に付けよう~WTI原油 日足チャート
中段保ち合いに関しても、お陰様で反響が多かったところですね。
今回は中段保ち合い(中間波動)の基本的な3パターンについて見ていこうと思います。
今日は「ペナント」「フラッグ」「ウェッジ」を見ていきましょう。
トレンド相場と調整局面が交互に混ざり合って波動が出来ています。
その波動を簡潔にいうとわかりやすい波動とわかり難い波動となります。
そして、そのわかり難い波動が調整局面であり、その時にできる形の基本系の3つが「ペナント」「フラッグ」「ウェッジ」となります。
では、それぞれ見ていきましょう。
ペナントとは、三角形の形の調整局面の動きです。野球で使うペナントレースのペナントと同じ意味です。横向きの三角形の旗の形ですね。
フラッグとは、旗のフラッグのことで、平行四辺形の形の調整局面の動きです。
ウェッジとは、くさびのことで鋭い三角形の形の調整局面の動きです。
それぞれ、分かり易い動きが終わり、ごちゃごちゃした動きをし始めれば高値と高値を結んだライン、安値と安値を結んだラインをみていきます。
そして、その形が上記の3つの形になれば、そのラインを超えてきたところが変化の兆しとなります。
上昇相場の調整局面は下方向に出やすいです。
下降相場の調整局面は上方向に出やすいです。
上昇相場が下方向に動き出すので、トレンド転換と思いポジションを転換すると実は一時的な調整局面で再び上昇する。
下降相場が上方向に動き出すので、トレンド転換と思いポジションを転換すると実は一時的な調整局面で再び下降する。
この動きのパターンを理解すると調整局面でのトレードの失敗が減っていきます。
トレンドが転換するところか調整局面かの見極めが出来るようになると成績が一気に変わってきます。
中間波動攻略メソッドを身に付けてトレード技術を向上していきましょう。
中段保ち合い パート2 ~ここがトレードのカギとなる~WAJJMART 週足チャートです。
先日、中段保ち合いの記事を作成しました。
今日は日柄調整と値幅調整の違いを見ていきましょう。
※(「フラッグ」「ペナント」「ウェッジ」はまた、次回に記事を作成します。)
まず、上昇(下降)トレンドが続いた後は、調整局面となります。
その調整には二種類があって、日柄(時間)をかけてじっくりと調整するケースと、日柄(時間)をかけずに一気に価格が変動して調整するケースがあります。
日柄調整のところは「ペナント」となっており赤い線でラインを入れています。
値幅調整のところは「ウェッジ」となっており青い線でラインを入れています。
価格変動の違いがわかるでしょうか。
値幅調整の場合は、価格が大きく変動しますので調整局面と感じたとしてもポジションを維持するには難しい動きを見せます。
そして、その調整が終われば何事もなかったかのように切り返していきます。
日柄調整の場合は、価格の変動が少ないのでポジションを維持するのは難しくはありませんが、
日柄が多くかかりますので投資家が迷いを感じてしまいます。
大天井を打つまでは、こういった調整局面を何度も入れながら投資家(特に一般投資家)を振るい落としながらトレンドが継続されていきます。
トレンド継続とトレンド転換の違いを理解することでトレードの幅が広がりますね。
中段保ち合いは幾つもの種類があります。
「フラッグ」「ペナント」「ウェッジ」もまた後日記事を作成しますが、
中段保ち合いのパターンはそれだけではありませんので、それもまた後日に作成していきます。
今日は、調整局面には日柄と値幅があるということを理解しましょう。
そして、その調整局面が終わるところのヒントをどうやって見つけるかは、また次回以降に。。。
中段保ち合い ~ここを理解するとトレード技術が変わる~マイクロソフト 週足チャート
中段保ち合いを理解すると、トレードの幅が広がりますよね。
中段保ち合いとは、トレンドがあるところから一旦調整局面となりますが、
トレンド転換とならずにトレンドが継続するケースの時に出てきやすいチャートパターンです。
基本的な中段保ち合いは、フラッグ、ペナント、ウェッジという形があります。(詳細はまた後日に。)
相場の多くは大天井(大底)を打つまでは、中段保ち合いを挟みながら相場が展開されていきます。
その中段保ち合いは、基本的には二つの調整のパターンがあり、一つは日柄調整、もう一つは値幅調整です。(この詳細も後日に。)
要は、基本形が3つの形があり、調整の仕方も日柄と値幅があるために、変則系も入れると非常に多くのパターンが出てきます。
故に、ここの局面で振り回される方が増加するのです。
ですから、今回はパターンの習得は次回以降として、中段保ち合いがあることを理解しましょう。
そうすれば、そこで勝率やRR比率が下がることが分かりますのでトレードに注意しますよね。
中段保ち合いのパターンを知ることや、そこでの大循環ストキャスをどう使うかなどなど。
中段保ち合いを理解するとトレードが変わります。
一緒に勉強していきましょう。
水平線を引こう ~変化の兆しを捉える~(4971)メック 日足チャート
銘柄に関係なく、チャートから変化の兆しを感じ取るには、チャートの変化に気づかなくてはいけません。
その中の一つに水平線があります。
今まで何度も「トレンドラインを引こう」シリーズでラインを引いてきましたが、今回は水平線に焦点を当ててみようと思います。
下降トレンドが続いていましたが、もみ合い相場に移行してきました。
移動平均線大循環分析でみると帯が細くなり横ばいになっていているところからも分かります。
また、大循環MACDでもMACD3(帯MACD)が小さくなっていますね。
そして、価格が横ばいになる前の高値と安値のところに水平線を引きます。
そこから価格が上下どちらに抜けてるかを確認します。
上抜けとなるのであれば、二番底を付けて上の赤い線の水平線(高値)を超えてきます。
さらに、赤い点線の水平線を超えてくると信ぴょう性が更に高くなります。
下抜けとなれば、現在のもみ合いが中段保ち合いという見方になりますので、ここから更に下降トレンドが継続していきます。
赤い線の水平線(安値)を割ってきたときはその可能性が高くなります。
このようにトレンドラインだけでなく、水平線を引くことでチャートの変化を捉えることができます。
水平線を挟んでサポレジ転換(サポートとレジスタンスが転換するところ)が起きることも多いので、
水平線も大事にしてどんどん引いていきましょう。
トレンドラインを引こう ~トレンド転換の流れ~(2181)パーソルホールディングス 日足チャート
トレンド転換の流れを見てみましょう。
下降相場の時は、当然ですが下降帯を中心で上昇帯になっても直ぐに終わり下降帯に戻ります。
天井を打ってからトレンドラインを引いていると、下降相場に勢いが出てくると下降する角度が鋭くなります。
そうすると、トレンドラインを引きなおしますが、最後のトレンドラインを抜けてくると最初の変化の兆しとなります。
そこから、上昇帯と下降帯が交互に入れ替わりますが、安値を更新するかしないかが次の変化の兆しとなります。
このように、トレンドが変化するときの流れを
移動平均線大循環分析で確認、(短期移動平均線と帯の関係)
トレンドラインでも確認、(ライン抜け)
大循環MACDでも確認していくと、(MACD1、MACD2と帯MACDの関係)
それぞれの特徴を理解するとトレンドが転換するのか、否かの違いが見えてきますね。
最近の個別株はこのようなチャートになってきている銘柄が増えてきているように感じますね。
移動平均線大循環分析でチャートをチェック ~わかり難い銘柄は敬遠しますか?~(3436)SUMCO 月足、週足、日足
投資家の方にとっては銘柄選びは苦労されるところですね。
今回は銘柄選びのヒントをどうやって見つけていくかを検証してみましょう。
決して銘柄推奨ではありませんので誤解しないでくださいね。
あくまでもチャートの見方ということです。
まずは、月足チャートを見てみましょう。
2012年に大底を打ってからは安値、高値ともに切り上げの流れとなっていますので、
2000年代半ばからの安定下降期が一先ず終わっているのが分かります。
ただし、現在は第4ステージで下降期ですので、売りにエッジがある状態となっています。
次に週足チャートを見てみましょう。
2018年から安定下降となっており、第4ステージが継続しています。
買いを中心に取引している個人投資家にとっては、全く関心のない銘柄の一つかもしれません。
最後に日足チャートを見てみましょう。
移動平均線大循環分析では、獲り難い値動きをしています。
上昇帯と下降帯が交互に入れ替わっていますので、トレンドがありません。
高値と高値、安値と安値を結んだ線(トレンドライン)を引くと、トライアングルになっているのが分かります。
非常に興味深いチャートです。
トライアングルの起点をどこから取るかで、上抜けともトライアングル継続の両方の意見があると思います。
故に、現在は第1ステージではありますが、上抜けするのかどうかを確認していく必要があります。
仮に上抜けてくると、わかり難い動きが終わり分かり易い動きになる可能性が高くなると見ております。
このように月足、週足、日足とチャートを見ることで、大局の動きがどうなっているかが分かり、
多いな流れがわかり難い動きから分かり易い動きにかわる局面を狙うのが良いと考えています。
分かり易い動きが始まるところを狙いたいものですよね。






















