ビットコインドミナンスとUSDTドミナンスチャートを用いた市場分析暗号資産市場における複雑なダイナミクスと投資家心理を解釈するために使用される4つの主要指標 ― Bitcoin Dominance、USDT Dominance、TOTAL3、そして Coinbase Premium ― の相関関係を詳細に分析し、実際のトレーディング戦略でそれらをどのように効果的に活用できるかを解説します。
これら4つの指標を組み合わせて分析することで、トレーダーは市場全体のトレンドを把握し、アルトコイン市場の活力や機関投資家の参入度を評価でき、中長期的な取引戦略を構築するための基盤を得ることができます。
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💡主要指標の理解
1. Bitcoin Dominance: CRYPTOCAP:BTC.D
ビットコインの時価総額が暗号資産市場全体の時価総額に占める割合。
アルトコインに対するビットコインの市場優位性を示します。
2. USDT Dominance: CRYPTOCAP:USDT.D
テザー(USDT)の時価総額が暗号資産市場全体の時価総額に占める割合。
投資家のリスクオン/リスクオフ心理や市場の流動性レベルを測定するのに役立ちます。
3. TOTAL3: CRYPTOCAP:TOTAL3
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を除いた、すべてのアルトコインの合計時価総額。
アルトコイン市場全体の勢いを直接的に反映します。
4. Coinbase Premium Index: TradingView Indicator
Coinbase と他の主要取引所(例:Binance)間の BTC 価格差を示す指標。
米国市場における機関投資家の買い圧力(正のプレミアム)または売り圧力(負のプレミアム)を間接的に測定するために使用されます。
⚙️指標間の相互作用とトレーディング戦略
これら4つの指標は、市場状況に応じて特定のパターンを示します。
それらを総合的に分析することで、中長期的な取引チャンスを見極めることが可能です。
BTC価格と各指標の相関関係:
BTC価格 vs BTC.D:複雑な相関関係
BTC価格 vs USDT.D:主に逆相関(USDT.D上昇=市場不安とBTC下落)
BTC価格 vs TOTAL3:主に正の相関(BTC上昇=TOTAL3上昇)
BTC価格 vs Coinbase Premium:主に正の相関(正のプレミアムが継続=BTC上昇トレンドの持続)
✔️シナリオ1:強気局面📈(ビットコイン主導の上昇)
BTC.D上昇:資金がビットコインに集中
USDT.D下落:リスク選好上昇、現金流入増加
TOTAL3横ばいまたはわずかに上昇:アルトコインは弱含みまたは反応鈍化
Coinbase Premium上昇・正値維持:機関投資家の買い流入
解釈:
機関投資家による強いビットコイン買いが市場を牽引し、ステーブルコインからBTCへ資金が移動。
この段階ではアルトコインの動きは遅れがち。
戦略:
小幅なBTC調整中でもCoinbase Premiumが正を維持している場合、BTCロングポジション構築に有利。
正のプレミアムが継続し、BTCが主要レジスタンスを突破する場合、強い買いシグナルと解釈可能。
初期段階ではアルトコインよりもビットコインに集中するのが望ましい。
✔️シナリオ2:本格的な強気市場📈(アルトコインも上昇に参加)
BTC.D下落:ビットコインからアルトコインへ資金が回転
USDT.D下落:リスク選好継続・資金流入持続
TOTAL3上昇:アルトコイン市場の勢いピーク
Coinbase Premium正値維持:流動性の継続的な流入
解釈:
ビットコインが安定または上昇基調を維持すると、資金が積極的にアルトコインへ移動。
TOTAL3の上昇は、アルトコイン市場全体の強さを示す。
戦略:
ファンダメンタルが強いアルトコインを厳選し、段階的にポジションを構築。
この局面では大型銘柄やテーマ別の小型銘柄が循環的に上昇するため、関連ナラティブの追跡が重要。
✔️シナリオ3:弱気市場📉
BTC.D上昇:BTC下落時にアルトコインがより急落
USDT.D上昇:リスク回避強化・現金比率上昇
TOTAL3下落:アルトコイン市場の弱体化が進行
Coinbase Premium低下・負値維持:機関投資家の売りまたは買い停止
解釈:
市場の不安感が高まり、投資家はリスク資産を売却してUSDTなど安全資産へ避難。
機関投資家の売り圧力によりCoinbase Premiumが負に転じるか、下降トレンドを維持。
この局面ではアルトコインが最も大きな損失を被りやすい。
戦略:
暗号資産のエクスポージャーを縮小し、リスク管理のためUSDTなど安定資産へ転換。
テクニカルな反発局面では、ポジション縮小または慎重なショートエントリー(高リスク)を検討。
✔️Scenario 4: 横ばいまたは調整局面
BTC.D が横ばいに推移:レンジ内でのコンソリデーション
USDT.D が横ばいに推移:リスク回避姿勢が継続し、取引量が減少
TOTAL3 が横ばいに推移:アルトコイン市場は横ばいまたはやや弱含み
Coinbase Premium が安定:プラスとマイナスの間で変動
解釈:
市場は横ばいまたは軽度な調整を伴う「様子見」フェーズに入る。
Coinbase Premium の中立的な動きは、機関投資家の資金フローにおける不確実性を反映している。
戦略:
ポジションを再構築する前に、主要なサポート水準での BTC および TOTAL3 の反応を観察する。
明確な機関投資家の買い集めや、市場心理を回復させるポジティブな要因が現れるまで、静観するのが賢明な場合もある。
🎯TradingView チャート設定と使用のヒント
マルチチャートレイアウト:TradingView のマルチチャート機能を活用し、BTCUSDT、BTC.D、USDT.D、TOTAL3 を同時に表示して比較分析を行う。(Coinbase Premium を追加インジケーターとして適用)
時間軸設定:短期分析には 1H、4H、または 1D、中長期分析には 1W または 1M を使用。複数の指標が同一時間軸で一致する場合、信頼性が高まる。
トレンドラインとサポート/レジスタンス:各インジケーターのチャートにトレンドラインやサポート・レジスタンスを描き、重要な転換点を特定する。USDT.D や BTC.D のブレイクアウトは市場の大きな変化を示唆することが多い。
補助インジケーター:RSI、MACD などのテクニカル指標を組み合わせ、ダイバージェンスや買われすぎ/売られすぎゾーンを検出して精度を高める。
⚡分析価値と留意点
包括的な市場洞察:4つの指標を総合的に分析することで、市場全体の理解が深まる。
先行指標と遅行指標:Coinbase Premium は先行シグナルとして機能し得る一方、ドミナンスや時価総額指標は現状を反映する同時系指標として働く。
確率的性質:これらの指標は予測ツールではなく、市場変数全体の文脈で解釈する必要がある。
リスク管理:常にストップロスを設定し、ポジションサイズを慎重に管理する。市場が予想と異なる動きを見せる可能性に備えること。
🌍結論
Bitcoin Dominance、USDT Dominance、TOTAL3、そして Coinbase Premium Index は、暗号資産市場の複雑な構造を読み解くための基本的な構成要素である。
これらを組み合わせて分析することで、市場心理をより深く理解し、今後のチャンスとリスクを予測し、より知的で安定したトレーディング戦略を構築することが可能になる。
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TradingViewでのBTC Coinbaseプレミアムインデックス指標の使い方1. Coinbaseプレミアムインデックスとは何か?
Coinbaseプレミアムインデックスは、Coinbaseに上場している特定の暗号通貨の価格と、他の主要取引所(特にBinance)のビットコイン価格との差を測定する指標です。
⌨︎ 計算方法:
(Coinbase BTC価格 - 他取引所BTC価格) / 他取引所BTC価格 * 100
正の数プレミアム: Coinbaseの価格が他の取引所より高い場合に発生。
負の数プレミアム: Coinbaseの価格が他の取引所より低い場合に発生。
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2. Coinbaseプレミアムの原因
✔️ Coinbaseプレミアムの主な原因は以下の通りです:
機関投資家の需要: Coinbaseは米国で最大級の規制された暗号通貨取引所の一つであり、多くの機関投資家(ヘッジファンド、資産運用会社など)がCoinbaseを通じて暗号通貨を購入します。
機関投資家による大規模な買い注文は一時的にCoinbase上の価格を押し上げ、プレミアムを生むことがあります。
法定通貨の流入: Coinbaseは主にUSDベースの取引を仲介しており、米国の投資家にとって最もアクセスしやすいプラットフォームです。
暗号通貨市場への新しい法定通貨の流入がCoinbaseを通じて強く行われると、プレミアムが発生する可能性があります。
市場心理と流動性: 特定の時点で米国市場の投資家心理が他の地域より強い場合や、Coinbaseの流動性が一時的に低下している場合、価格差が生じる可能性があります。
資金移動の制限: マネーロンダリング防止(AML)規制により、取引所間の資金移動には時間的・費用的制約がある場合があります。
これにより裁定取引の機会が制限され、プレミアムが維持されやすくなります。
ネットワークの混雑や手数料: 暗号通貨ネットワークが混雑している場合、取引速度が遅くなる、または手数料が増加することがあり、取引所間での迅速な裁定取引が難しくなります。
3. Coinbaseプレミアムインデックスの取引への活用
Coinbaseプレミアムインデックスは、主にビットコイン(BTC)などの主要暗号通貨の市場動向を予測するために使用できます。
📈 強気市場シグナル(正の数プレミアム):
機関投資家の買い圧力: 一貫して高い正の数プレミアムは、機関投資家からの持続的な買い圧力を示す可能性があります。
これは全体的な市場の上昇トレンドのシグナルと解釈できます。
トレンド反転: 弱気市場で負の数プレミアムが持続した後、突然正の数に転換するか、その大きさが増す場合、トレンド反転が差し迫っているシグナルとして解釈できます。機関投資家の資金流入や市場心理の改善も伴います。
底値での買いチャンス: ビットコイン価格が下落中にCoinbaseプレミアムが0%以上に上昇し、同時にBlackRock iShares Bitcoin Trust (IBIT) や Fidelity Wise Origin Bitcoin Trust (FBTC) などのETFへの日次純流入が大幅に増加している場合、底値での強力な買いシグナルとなる可能性があります。
📉 弱気市場シグナル(負の数プレミアム):
機関投資家の売り圧力または関心低下: 一貫して低い負の数プレミアムは、機関投資家の強い売り圧力やビットコインへの関心低下を示す可能性があります。
これは市場の下落トレンドのシグナルとして解釈できます。
天井サイン: 強気市場で正の数プレミアムが持続した後、負の数に転換するか、その大きさが急増すると、機関投資家が利益確定しているか、買いの流入が減少していることを示すトップシグナルとなる可能性があります。
過熱/調整シグナル: 例えばビットコイン価格が急騰しているときにCoinbaseプレミアムが負の数になり、同時にBlackRock IBITやFidelity FBTCなどのETFから大規模な純流出が観測される場合、市場が過熱している、または調整の可能性があると判断でき、売りポジションを検討することが可能です。
4. 注意点
🚨 Coinbaseプレミアムインデックスを使用する際は、以下に注意してください:
他の指標との組み合わせ: Coinbaseプレミアムインデックスはあくまで補助的指標です。
移動平均、RSI、MACD、取引量などの他のテクニカル指標、オンチェーンデータ、マクロ経済指標を併せて分析し、総合的に判断することが重要です。
ETFの流入/流出データの重要性: BlackRockやFidelityなど主要資産運用会社のビットコイン現物ETFは、機関投資家の資金流入を直接示す最も重要な指標の一つです。
これらのETFの日次純流入/流出データとCoinbaseプレミアムを分析することで、市場における機関投資家の売買圧力をより正確に把握できます。
短期的な変動: プレミアムは短期的な市場変動により急速に変化することがあります。
短期間の一時的な変化に過敏に反応せず、長期的なトレンドを観察することが重要です。
市場状況の変化: 暗号通貨市場は非常に速く変化します。
過去に有効だったパターンが将来も必ず有効である保証はありません。
規制環境、主要取引所の方針変更、新規市場参加者の出現など、さまざまな要因がプレミアムに影響を与える可能性があります。
適用範囲の制限: Coinbaseプレミアムインデックスは主にビットコインの機関投資家需要を反映する傾向があり、アルトコインへの影響は限定的です。
5. TradingViewでのCoinbaseプレミアムインデックスの使用
TradingViewは、さまざまなテクニカル指標やチャート分析ツールを提供する人気のプラットフォームです。
TradingViewでは、Coinbaseプレミアムインデックスをリアルタイムで監視できるカスタム指標が多数あります。
これらの指標は通常、CoinbaseとBinanceのスポット資産(例:BTCUSD/BTCUSDT)の価格差を計算し、チャート下部の別パネルに表示します。
📊 TradingView指標使用のヒント:
指標の検索: TradingViewチャートの「Indicators」ボタンをクリックし、検索バーに「Coinbase premium」や「Coinbase vs Binance」などのキーワードを入力して関連指標を見つけます。
リアルタイム監視: これらの指標はCoinbaseとBinanceからビットコインスポット価格のリアルタイムデータを取得し、プレミアムを計算してチャートに視覚的に表示します。
これにより、投資家は市場価格差を瞬時に確認し、取引戦略に組み込むことができます。
他の指標との組み合わせ: TradingViewの大きな利点は、複数の指標を同じチャートに重ねられることです。
Coinbaseプレミアムインデックス指標をビットコイン価格チャートと同時に追加し、必要に応じてBlackRockやFidelityのETF流入/流出データを別途参照して、多角的な分析を試みることができます。
通知設定: TradingViewの通知機能を使用して、Coinbaseプレミアムが特定のレベルを超えた場合や、特定の範囲に入った/出た場合に通知を設定します。
これにより、市場の変化をリアルタイムで把握し、迅速に対応できます。
結論として、Coinbaseプレミアムインデックスは、暗号通貨市場の主要プレイヤーである米国市場における機関投資家の動向を把握するうえで有益な指標です。
BlackRockやFidelityなど主要資産運用会社のビットコイン現物ETFの流入/流出データと組み合わせることで、実際の機関資金の動きをより明確に理解し、市場の強さやトレンド反転の可能性を判断する助けになります。
ただし、盲目的に信頼するのではなく、他の分析ツールと併用して総合的な市場理解を深める
ビットコインCMEギャップ自動検出インジケーターをTradingViewで活用する📊 ビットコインCMEギャップ自動検出・可視化インジケーター
このPine Scriptベースの「Bitcoin CME gaps multi-timeframe auto finder」インジケーターは、暗号資産トレーダーや投資家向けに、ビットコインCME(Chicago Mercantile Exchange)先物市場のギャップを複数時間足で自動的に識別し、可視化するTradingView補助インジケーターです。
ビットコインCME先物市場では、週末や祝日による取引中断後、再開時にしばしば価格ギャップを形成します。
これらのギャップは一般的に市場の不均衡を示し、多くのトレーダーはギャップが発生した価格帯が将来的に埋められる可能性が高いと信じています。
これを「ギャップ埋め(Gap Fill)」理論と呼び、これはサポートラインまたはレジスタンスラインとして機能しうる重要な価格帯と見なされます。
従来、これらのギャップを手動で識別することは、複数の時間足や週末・祝日の開場時間をいちいち確認する必要があるため、手間がかかる作業でした。
インジケーターリンク:この画像をクリックすると、該当のインジケーターに移動します。
🔑このインジケーターの特徴
自動ギャップ検出:トレーダーが手動でギャップを見つけてマークする時間と労力を削減します。
他の取引所のBTCチャートでも同期:BTCUSDT、BTCUSDT.P BTCUSDチャートでもCMEギャップボックスが同期して表示されます。
多時間足分析:5分、15分、30分、1時間、4時間、1日など、様々な時間足でギャップを同時に表示し、市場の多様な視点を提供します。
視覚的明瞭性:ギャップ領域を視覚的に明確に表示し、重要なギャップは強調してトレーダーの迅速な判断を助けます。
取引戦略サポート:ギャップ埋め理論を活用した取引戦略を開発・実行するために必要な情報を提供します。
CMEギャップ履歴:過去のローソク足で発生したCMEギャップをすべて確認できます。
アラート機能:ギャップ発生時にリアルタイムアラートを通じて、トレーダーが市場の変化に即座に対応できるようにします。
⚙️主な機能と使用方法
このインジケーターは、ユーザーがカスタマイズ可能な様々な入力オプションを通じて、トレーダーの特定の要件に合わせて柔軟に調整できます。
CME Gap Settings:
CME Symbol for Gaps: CME先物データを取得するシンボルを指定します。デフォルト値は「BTC1!」(ビットコインCME先物)です。
Minimum gap percentage (%): ギャップとして認識される最小価格変動率を設定します。小さなギャップをフィルタリングし、意味のあるギャップに集中できるようにします。
Display timeframes:
各時間足(5分、15分、30分、1時間、4時間、1日)ごとのギャップ表示の有無を設定します。ユーザーの分析の好みに応じて、特定の時間足のみを有効にできます。
Box colors:
各時間足およびギャップの方向(上昇ギャップ/下落ギャップ)に応じてボックスの色をカスタマイズできます。これにより、視覚的にギャップの種類を簡単に区別できます。
Box extension lengths (Bars):
各時間足ごとにギャップボックスが右側に延長されるバー(ローソク足)の数を設定します。
これは、ギャップ領域が将来も有効なサポート/レジスタンスレベルとして機能しうることを視覚的に示します。
Label settings:
Show labels: ギャップの割合を表示するラベルの表示の有無を設定します。
Label position: ラベルがボックス内に表示される位置を調整します。
Label text size: ラベルテキストのサイズを設定します。
Highlight settings:
Highlight gap % (>=): 設定されたパーセンテージ以上のギャップを特別に強調します。重要なギャップに対する視覚的な警告を提供します。
Highlight label text color: 強調されたギャップのラベルテキストの色を設定します。
Highlight box color: 強調されたギャップボックスの色を設定します。
Highlight box border width: 追加された機能として、強調されたギャップボックスの境界線の太さを設定します。これにより、重要なギャップをさらに際立たせて視覚化できます。
Alert settings:
Enable Alerts: ギャップ発生時にアラートを有効にするかどうかを設定します。
Alert Timeframe: アラートを受け取る特定の時間足を選択するか、すべての時間足に対してアラートを受け取ることができます。
🚀インジケーターの動作原理
このインジケーターはCME先物データ(BTC1!)を取得します。
各時間足について、前のバーの終値/高値/安値と現在のバーの始値を比較してギャップを識別します。
特に、週末/祝日の閉場後、開場時の特定の時間帯を基準にギャップを検出するように設計されています。
ギャップが検出されると、そのギャップのボックスを描画し、チャートに表示します。
ギャップのサイズが入力オプションで設定されたしきい値を超えると、強調色と境界線の太さでボックスをより目立つようにします。
💡活用戦略
このインジケーターは、様々なトレーディング戦略に活用できます。
サポート/レジスタンスレベルの識別:CMEギャップ領域は、強力なサポートラインまたはレジスタンスラインとして機能しえます。
特に埋められていないギャップ(Unfilled Gap)は、価格が再びその領域に戻る可能性を示唆しており、これは潜在的な反転ポイントやトレンド強化の指標として活用できます。
ギャップ埋め戦略:多くのトレーダーは、ギャップが発生すれば最終的には埋められると信じています。
ギャップ埋めを目標とする売買戦略を策定する際、このインジケーターを活用してエントリーおよびクローズポイントを決定できます。
例えば、下落ギャップ発生後、価格がギャップ上部まで回復したときに買いエントリーを検討し、ギャップが埋まればクローズする戦略を使用できます。
市場心理分析:ギャップの大きさと頻度は、市場の強い動きや不確実性を示すことがあります。
大きなギャップは強い買い圧力または売り圧力を示唆し、強調されたギャップを通じてこれらの重要な市場イベントを迅速に把握できます。
多時間足での確認:複数の時間足で同時にギャップが発生する場合、それは当該価格領域の重要性をさらに強調します。
例えば、1時間足と4時間足の両方でギャップが検出された場合、そのレベルでの価格の反応を注意深く観察する必要があります。
アラートによる機会捕捉:アラート機能を活用して、ギャップ発生時に即座に市場状況を確認し、トレーディング機会を逃さないようにできます。
特に迅速な意思決定が求められる短期トレーディングで有用です。
🚨注意事項
ギャップ埋めは保証されません:ギャップが埋まる傾向はありますが、すべてのギャップが埋まるわけではなく、埋まるまでに長い時間がかかる場合もあります。
時間帯設定:CME先物市場は特定の時間帯のみ運営されるため、TradingViewチャートインジケーター内のGMT+9時間帯設定がユーザーの取引時間帯と一致しているか確認する必要があります。
単独使用の回避:このインジケーターは、他のテクニカル分析ツール(例:移動平均、RSI、ボリュームインジケーター)と組み合わせて使用することで、信頼性を高めることをお勧めします。
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※ 共に活用された清算ヒートマップインジケーターは招待専用スクリプトです。
トレーダーが避けるべき3つの一般的なミス経験豊富なトレーダーであっても、心理的な罠に陥りパフォーマンスを損なうことがあります。
初心者からベテランまで、これらの心理的な落とし穴を理解し、回避する方法を学ぶことが、市場で一貫した成功を収めるための鍵です。
ここでは、トレーダーが特に注意すべき3つの一般的なミスを紹介します。
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🧠 1. FOMO — チャンスを逃すことへの恐怖 (Fear of Missing Out)
FOMOはトレーダーにとって最も大きな感情的課題の一つです。
市場が動いているのを見ると、「今すぐ入らなければ!」という衝動に駆られ、計画なしにエントリーしてしまうことがあります。
その結果、トレンドを追いかけて高値掴み・安値売りをしてしまうことが多いのです。
回避方法:
自分のトレードプランを守りましょう。明確なシグナルを待つこと。
取引を逃すことは、損失を出すよりもはるかに良い選択です。市場はいつでも新しいチャンスを与えてくれます。
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😡 2. リベンジトレード — 感情に支配された取引
損失を出した後、「取り返したい」という気持ちから焦って再び取引を行うことがあります。
しかし、この“リベンジトレード”は冷静な判断を失わせ、さらに大きな損失を招くことが多いです。
回避方法:
損失はトレードの一部であると受け入れましょう。
感情をリセットし、心が落ち着いてから市場に戻ること。
目的は「損失を取り戻す」ことではなく、「良いトレードをする」ことです。
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🎲 3. ギャンブラーの誤謬 (Gambler’s Fallacy)
多くのトレーダーは、過去の結果が将来の結果に影響を与えると誤って信じています。
「3回連続で負けたから、次は勝つはずだ」と考えるのは典型的な誤りです。
しかし、マーケットはそうした“流れ”に影響されません。各トレードは独立した出来事なのです。
回避方法:
直感や運に頼らず、分析と確率に基づいて判断しましょう。
健全なリスク管理と一貫した戦略を重視することが重要です。
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💡 まとめ
トレードの成功は、完璧な戦略を持つことではなく、自分自身の心をコントロールすることにあります。
これらの心理的なミスを避けることで、より規律正しく、明確で、自信を持った取引ができるようになります。
覚えておきましょう:
最も優れたトレーダーとは、市場を支配する人ではなく、自分自身を支配できる人です。
暴落は避けることができないのか?(8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ 日足
このチャートを見ると、24年の雇用統計ショックと、25年のトランプ関税ショックで2回暴落相場に遭遇しています。
この暴落は避けることはできないのでしょうか。
結論から申し上げますと、避けることができる部分と、致し方ない部分があります。
チャートに2か所、丸印をしています。
残念ながら、その印以前のところで決済するのは、なかなか難しく、その時点で暴落予測は出来ません。
しかし、丸印のところでは、暴落予測ができないとしても、チャートに変化が起きてきたので決済をするととは可能です。
移動平均線大循環分析のステージを活用することで、暴落に遭遇することを概ね回避できるようになります。
丸印のところの背景が薄い青色は第3ステージといって、下降相場の入り口です。
濃い青色は第4ステージで下降期です。
その青色の前の薄い黄色のところが第2ステージといって上昇相場の終焉を示唆しています。
ということは、第3ステージになりそうな第2ステージのところまでに決済ができれば、暴落は回避できるという事になります。
今後も、どこかで暴落はやってきます。
その際に、暴落が来てから泣き言をいう前に、移動平均線大循環分析のステージを見て、暴落を回避していきましょう。
20日EMAと株価の関係(9984)ソフトバンクグループ 日足
このチャートの20日EMA(移動平均線)と株価の関係についてみていきましょう。
4月から順調に上昇しています。
4月の前半は株価は20日EMAの下で推移していました。
そこから、20日EMAを超えてきます。
しかし、6月には再び20日EMAを割り込みます。
ただ、相場は崩れずに、再度20日EMAを超えていきます。
そこからは、20日EMAを割ることなく、順調に上昇トレンドを形成します。
この移動平均線と株価の関係をみていると、相場展開がどうなっているかが見えてきます。
もう一度振り返ります。
始めは20日EMAの下で推移していましたので、20日EMAの役割は抵抗線です。
しかし、突破した後は支持線に切り替わります。
6月に割ったのは、まだ支持線として機能していなかったことが分かります。
その後は、20日EMAは支持線としてしっかりと役割を果たしています。
何が言いたいか。
今、株価はマドを空けて下がってきました。
20日EMAが支持線としての役割を果たすかどうかが、今後のこの株価の明暗を分けるという事です。
どのチャートでも移動平均線が役割をはたしていれば、綺麗なトレンドになります。
役割を果たしていない銘柄のチャートには綺麗なトレンドは在りません。
そういったことも意識しながらチャートを見ていきましょう。
トレンド転換の流れ(9501)東京電力HD 日足
トレンドが転換するときに、移動平均線(EMA)の並び順の変化をみることで、トレンド転換が成功するかどうかがわかります。
3本の移動平均線の並び順をみれば、現状を分析することができます。
20日移動平均線(EMA)
100日移動平均線(EMA)
200日移動平均線(EMA)
上から、20日EMA>100日EMA>200日EMAになっているところを「買い方の陣地」と呼びます。
買いを積極的に、売りは慎重になるところです。
上から、20日EMA<100日EMA<200日EMAになっているところを「売り方の陣地」と呼びます。
売りを積極的に、買いは慎重になるところです。
今年の4月と6月でダブルボトムのような形状になってから、20日EMAが100日EMAに対してゴールデンクロスしました。
その後、20日EMAが200日EMAに対してゴールデンクロスしました。
ここから、100日EMAが200日EMAに対してゴールデンクロスすれば、買い方の陣地に移行します。
現状は綺麗なトレンド転換に向けた動きになっています。
皆さんも、色々なチャートで移動平均線の並び順で陣地を確認してみましょう。
長い上ヒゲには注意が必要!(8058)三菱商事 日足
ローソク足にはそれぞれ意味があります。
大陽線や大陰線は流れの変化や相場の加速を意味します。
今回は長いヒゲのローソク足の意味を考えてみましょう。
ヒゲはローソク足にある細い線の事です。
ローソク足の実体の上にあるヒゲを「上ヒゲ」、下にあるヒゲを「下ヒゲ」といいます。
上ヒゲはその日の高値を意味しますので、長い上ヒゲは、その日に高値を付けてから相当下がったということです。
つまり、その意味は、高値から下がってきたことで、下げ圧力が強まったことを示唆しています。
ただ、ポイントは1本のローソク足で決めつけないという事です。
翌日以降のローソク足が安値更新してくれば、流れが変わった可能性が高まります。
一方で、上ヒゲの高値を更新できるようであれば、そのヒゲはダマシとなります。
これだけのヒゲであれば流れが変わった可能性に注意が必要ですが、決めつけずに見ていくようにしましょう!
価格と移動平均線の関係を意識しよう!(6501)日立製作所 日足
買いに優位性があるか、売りに優位性あるかは、移動平均線と価格の関係でわかります。
まず、大局の買い方の陣地は「20移動平均線>100移動平均線>200移動平均線」
大局の売り方の陣地は「20移動平均線<100移動平均線<200移動平均線」となります。
次に買い方の陣地で、安定上昇するときは価格は20日移動平均線がサポートとなり上昇します。
売り方の陣地で、安定下降するときは価格は20日移動平均線がレジスタンスとなり下降します。
日立製作所を見ると、買い方の陣地ではあるものの、20日移動平均線を割ってきました。
これは、安定上昇が終わる可能性を示唆しています。
ここで、トレンドが終わるのかどうかに注意してみていきましょう!
アステラス製薬!トレンド転換の流れを理解しよう(4503)アステラス製薬 日足
下降トレンドから上昇トレンドに転換するときの流れを理解しよう。
チャート上のハイバンドやローバンドと記載しているのは「HLバンド」もしくは「ドンチャンチャネル」といいます。
20(緑色)は20日間、100(青色)は100日間のHLバンドとなっています。
このHLバンドを見ているとトレンド転換のステップがわかります。
チャートの左側に①から⑤をつけています。
まず、底打ちをしたら、
①必ずローバンドが横ばいになります。
②ハイバンド20が右肩上がりになります。直近のトレンド発生となります。
③ローバンド20も右肩上がりになります。(②と③は入れ替わることもあり、③が先に来ると②の予兆となる)
④ハイバンド100が右肩上がりになり、大局のトレンド発生をなります。
⑤ローバンド100も右肩上がりになります。(この時にハイバンド100も右肩上がりがトレンド継続の条件となり、ハイバンド100が横ばいの時は、もみ合い相場か、トレンド転換に注意)
直近を見ると④の段階まで来ています。
⑤となりハイバンド100が右肩上がりであれば大局のトレンド転換になりますので注目ですね。
また、上昇トレンドが終わる際は、必ずハイバンドが横ばいになりますので、ハイバンドが横ばいになったら、高値を付けたか、一時的な調整課を見極めましょう。一時的な調整なら再度ハイバンドが右肩上がりになります。
どのチャートでも上記の流れで推移することが多いので、是非、ご活用ください。
大局の上昇トレンド発生となるか!?(8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ 日足
チャート上の「ハイバンド20」、「ローバンド20」というのは、HLバンドといい、期間が20日間です。
「ハイバンド100」、「ローバンド100」といういのも、HLバンドで期間が100日間となっています。
上昇トレンドが発生すると、まずは、ハイバンド20(緑色)が右肩上がりになります。
次に、大局の上昇トレンドが発生すると、ハイバンド100(青色)が右肩上がりになります。
この銘柄の直近を見ると、緑色のハイバンド20が右肩上がりになっていますが、まだ、青色のハイバンドは右肩上がりになっていません。
また、ハイバンド20が横ばいになってきましたので、高値更新をしていないことがわかります。
もし、ここから、価格の下落が続くようであれば、今度はローバンド20が右肩下がりになります。
ローバンド20が右肩下がりになると、上昇トレンドが終焉したことを示唆します。
このように、HLバンドを見れば、今、どいうった投資行動を取ればよいかがわかります。
ハイバンド20が横ばいになってから、ローバンド20が右肩下がりになっているにも関わらず、買いポジションを持っていてはいけないという事を教えてくれています。
また、ハイバンド100が右肩上がりになれば大局の上昇トレンド発生を示唆しますので、買いで対応すべきことを教えてくれています。
HLバンドを活用しながら、チャートの推移に素直に対応していきましょう。
トレードは分かりやすいところを狙おう(3778)さくらインターネット 日足
トレンドは人気銘柄をすればよいというものではありません。
チャートを見て、トレードしやすいか、トレードが難しいかの判断が必要です。
今回は移動平均線に焦点を当てて、「買い方の陣地」「売り方の陣地」という話をしていきます。
チャートの表示している3本の移動平均線の並び順で、陣地を判断します。
買い方の陣地は、並び順が上から、20日移動平均線、100日移動平均線、200日移動平均線となります。
売り方の陣地は、並び順が下から、20日移動平均線、100日移動平均線、200日移動平均線となります。
ということは、2023年後半からは買い方の陣地となっていますね。
ここは、買いを積極的に、売りは慎重になるところです。
では、直近はどうでしょうか。
7月22日から、売り方の陣地になっていますね。
つまり、並び順は、20日<100日<200日となっていますね。
ここは、売りを積極的に、買いは慎重にというところです。
記事を記載している日(25年7月29日)は、現在ストップ安となっています。
売り方の陣地になってから1週間が経過してからのストップ安ですから、買いを検討する局面は無かったということですね。
陣地という考え方はシンプルな考え方ですが、ものすごく大事な考え方です。
陣地を意識してトレードしましょう!
トレンドの有無を確認する!(4063)信越化学工業 日足
今回はHLバンド(ドンチャンチャネルとも言います)について見ていきましょう。
HLバンドとは非常にシンプルなインジケーターです。
ある期間の高値を結ぶ。ある期間の安値を結ぶものです。
チャートには緑と青のHLバンドがあります。
緑は20日間(1か月)のHLバンドとなっています。
つまり、20日間の高値どうし、安値どうしを結んでいます。
ハイバンドは、高値更新したら右肩上がりになり、高値更新しなければ横ばいになります。
20日間以上高値更新しないと、右肩下がりになります。
ローバンドは、安値更新したら右肩下がり、安値更新しなければ横ばいになります。
20日以上安値更新しないと、右肩上がりになります。
青は100日間(1か月の5倍)、つまり、週足のHLバンドになっています。(考え方は同じです。)
この信越化学工業の直近相場を見ると、「ハイバンド20」が右肩上がりになったとに、「ハイバンド100」も右肩上がりになってきました。
しかし、その後、「ローバンド20」が右肩下がりになりました。
ということは、週足の上昇トレンドが発生してきたが、そのトレンドが終わった可能性が出てきたという事です。
HLバンドを見ると、トレンドの有無がわかります。
上昇トレンドが発生すると、ハイバンドが右肩上がりになり、トレンドが一休みになると横ばいになります。
上昇トレンドが終わると、今度はローバンドが右肩下がりになります。
こうして、現状を分析することができますので、是非とも、HLバンドを活用してみましょう!
日柄調整を制覇しよう!日経225(JPN225) 日足
上昇が続くことを上昇トレンドがあると表現します。
下降が続くことを下降トレンドがあると表現します。
しかし、上昇トレンドも下降トレンドも一直線では上昇しません。
必ず、一休み(調整)を入れながらトレンドを作ります。
その一休みには2種類の調整があります。
一つは「日柄調整」、もう一つは「値幅調整」といいます。
値幅調整とは、上昇トレンドの場合は、上昇した分に対して、それなりに価格が下がります。
値幅がそれなりの大きく下降しますが、トレンドが崩れない程度に下降します。
そして、再び上昇を再開し、高値を更新して上昇トレンドが継続します。
日柄調整とは、大して下降はせずに、時間(日柄)を掛けて横ばいに動いていきます。
絶対ではありませんが、値幅調整よりも時間の経過は長くなる傾向があります。
そして、再び上昇を再開し、高値を更新して上昇トレンドが継続します。
特に、値幅調整は買いを決済するかどうか判断が難しいとことが多いです。
しかし、日柄調整は決済せずにポジションを持ち続けやすい動きをします。
なので、日柄調整を制覇すると、大きなトレンドを持ち続ける確率が高まります。
皆さんも、日柄調整を制覇して、大きなトレンドを狙っていきましょう。
逆Cカーブとは?(9302)三井倉庫ホールディングス 日足
チャートをご覧ください。
非常にわかりやすく上昇しており、買い相場で利益を上げやすいチャートとなっています。
こういう銘柄に遭遇すれば、自身の判断で決済せずに、買いにエッジがある限り持ち続けなければいけません。
大きな利益を上げるチャンス銘柄になっているからです。
背景が濃い黄色になっているところは、買いにエッジがあり買いを持ち続ける局面です。
背景が薄い黄色や薄い青色になれば決済を検討する局面になりますので、それまでは、利益を上し続けましょう。
ただし、現状の上昇の確度を見てください。
非常に鋭い上昇となっています。
こういった上昇のことを「逆Cカーブ」の上昇といいます。
これは、利益を上げるときには、一番美味しい上昇の事であります。
なぜなら、上昇スピードが速いので、短期間で大きな利益を狙えるからです。
ただし、逆Cカーブの上昇が終わり、天井を打った時は、素早く決済しましょう。
なぜなら、逆Cカーブの上昇が終わると、下げ幅も大きくなりやすいからです。
逆Cカーブの上昇をしっかりと利益に変えながらも、その反動には注意しましょう。
ピボット① 高確率で、未来の値動きの幅を予想する月足のチャートに、年のピボットの、レジスタンス1(R1)、ピボットポイント、サポート1(S1)を表示しています。
これら3本のラインが、23箇所表示されています。
そのうち、R1、S1を、明確にブレイク(ラインを超えて、超えたラインに触れていない状態と定義)したのは、垂直線を引いた8箇所だけです。
23÷8=2.875で、70%以上が、R1~S 1付近の間での、値動きとなっています。
また、垂直線の黄色は、R2、S2を明確にブレイク、赤色は、R3、S3を、明確にブレイクしたローソク足に引いています。
R2、S2を表示、ここまでブレイクしたのは3箇所だけ
R3、S3を表示、ここまでブレイクしたのは1箇所だけ
また、ピボットは前期(このチャートの場合、前年)の、高値、安値、終値を、
もとに計算するので、他のインジケーターより、計算の基準やその結果に、
ばらつきが少ないです。
ドンチャンチャネル② ミドルバンドとSMAの類似性前回、お話したように、
ドンチャンチャネルの設定期間と
単純移動平均線(SMA)の設定期間が同一ならば、
ミドルバンド(チャネル)は、SMAと、
似た動きをします。
チャートに、ドンチャンチャネルの期間20と80と200の、
ミドルバンドを、それぞれ、薄い赤色、黄色、緑色で、
表示しています。
ローソク足が、20ミドルバンドには頻繁に、80ミドルバンドには、時々、
200ミドルバンドには、まれに、接近して、青色の〇などで、
サポートされているのが、わかります。
また、水色の長方形では、各ミドルバンドが、
移動平均線のような、
パーフェクトオーダーに似た、
ならびになっています。
緑色の〇では、20と80のミドルバンドが、クロスしています。
アッパーバンド、ロワーバンドは、設定期間200で表示しています。
高値が更新されない間は、アッパーバンドが水平に移動し、
白色の〇などで、ローソク足にブレイクされ、更新されます。
表示しているチャートでは、ローソク足が、ほぼ、
200ミドルバンドの上にあることから、
長期的には、ほとんど、半値を割らず、
買いが強いことが分かります。
ミドルバンドとSMAの比較です。
ドンチャンチャネル① 基本的な使い方ドンチャンチャネルの基本的な見方について、
お話します。
計算
この例では、期間に非常によく利用される20日間を使用しています。
アッパーチャネル = 20日間高値
ロワーチャネル = 20日間安値
ミドルチャネル = (20日間高値 + 20日間安値)/2
(上記、計算はTradingView ヘルプセンターより引用)
計算式より、ミドルバンド(チャネル)を、
見れば、半値が分かります。
プログラミングが得意な方なら、
半値以外にも、フィボナッチ比率も、
バンドとして、表示できるかもしれませんね。
ミドルバンド(チャネル)は、SMA20と、
似た動きをします。(設定期間20の場合)
ドンチャンチャネルの設定期間と
単純移動平均線の設定期間が同一ならば、
ミドルバンド(チャネル)は、
似た動きをします。
赤色の長方形で囲んだ上昇トレンドでは、
アッパーバンド(チャネル)、ロワーバンド(チャネル)とも、
切上がります。
水色の長方形で囲んだ下降トレンドでは、
アッパーバンド(チャネル)、ロワーバンド(チャネル)とも、
切下がります。
トレンドでは、ミドルバンド(チャネル)付近に、
ローソク足が近づいた場面が、
押し目、戻りとなるケースが多いです。
また、緑色の長方形で囲んだ、
レンジや、調整局面では、
アッパーバンド(チャネル)、ロワーバンド(チャネル)とも、
横方向に近い動きになります。
また、ローソク足がミドルバンド(チャネル)を、
またいで、上下のバンドに接近する動きが見られます。
トレンド転換や、調整終了(レンジブレイク)の、
ケースでは、黄色の長方形のように、
ローソク足が、上下のバンドをブレイクする、
動きが見られます。
ただし、上下のバンドをブレイクする動きが、
見られても、必ずしも、レンジブレイクや、
トレンド転換が起こるわけではないので、
ご注意ください。
文章にすると、長くなりましたが、
チャートを見ると、直感的に理解しやすいと、
思います。
インジケーター、各々の役割を決める何のために、インジケーターを入れるか?
これって、大事なことです。
もちろん、同じインジケーターを表示させても、
分析方法は、人それぞれです。
例えば、私の場合、
スイングハイ・スイングローは、高値安値の判断。
ラインの引く基準。
(赤い切下げラインの様に、ローソク足の高値安値のみを
繋いで、引く場合もあり)
ドンチャンチャネルは、
トレンド、レンジの判断。
レジサポの基準。
ミドルラインの20MA的な使い方。
(本来は、ブレイクアウト手法に使うことが多いインジケーター)
また、白色の楕円の様に、スイングハイ・スイングローで、
高値安値が分からない部分などでの、高値安値の基準。
DMAは、
その上下に高値安値ができやすいことから、
ローソク足とのクロスでのトレードの基準。
RSIは、ラインを引いて、
ブレイクや、レジサポを見る。
などの役割で使うことが多いです。
ちなみに、現在の分析ですが、
緑色の200SMAと、黄色の80SMAに、
ローソク足が挟まれ、方向感が薄いです。
もみ合い放れの流れを理解しよう!(8053)住友商事 日足
チャートを見れば、現在、トレードしやすいチャートか否かがわかります。
チャートの真ん中に200日EMAがあります。
上昇トレンドは200日EMAが右肩上がりになり、その上で価格が推移します。
下降トレンドは、その逆となります。
左側は200日EMAが右肩上がりでその上で価格が上昇しており、安定上昇トレンドとなっており、トレードしやすいチャートであることがわかります。
ところが、その後は200日EMAは右肩下がりとなっていますが、価格は横ばいになっています。
こういったところが、トレードし難いところです。
このもみ合い相場がどう変化しているかを見ていきましょう。
高値と高値を結んだトレンドライン、安値と安値を結んだトレンドライン、2本を描画しています。
そこでは、価格が下降帯を上抜けたり、下抜けたりと下降帯が支持線、抵抗線として機能していないのがわかります。
しかし、下降帯から上昇帯に変わってきて、徐々に、上昇帯が支持線として機能し始めています。
この動きがトレードしやすい動きにつながり、これが継続すると安定上昇トレンドにつながっていきます。
上昇帯が支持線として、下降帯が抵抗線として機能するかどうかが見極めポイントとなりますので、注目していきましょう。
DMAとRSI③ ダイバージェンス後のブレイクダイバージェンス発生後の切上げ線、切下げ線のブレイクに乗る手法をご紹介します。
以前に、DMAとローソク足のクロスと、RSIに引いた切上げ線、切下げ線のブレイクの二つの条件を満たした手法をご紹介しました。
今回は上記に、もう一つの条件、ダイバージェンスの発生を加えました。
条件を加えたことにより、より期待値の高いトレードが出来ます。
※下記には、設定値などコピペします。
SMAの設定を変更して、DMA(先行移動平均線)の期間3、オフセット3を表示しています。
RSIは、デフォルトの14で設定しています。
また、高値安値の判断に、設定値5のスイングハイ・スイングローを使用しています。
200本EMAとの関係(5401)日本製鉄 週足
価格は上昇したり、下降したりします。
その動きを的確にとらえるのは至難の業ではありますが、移動平均線を活用することでエッジを浮き彫りにすることができます。
また、どの移動平均線を活用するかによって、エッジの捉え方は変わってきます。
グランビルの法則でも使われる200本移動平均線を活用することで大局のトレンドを捉えることができます。
ざっくりと区分けするのであれば、200本移動平均線の上に価格があるところを大局の上昇トレンド、200本移動平均線の下に価格があるところを大局の下降トレンドと判断します。
そうすると、大局の上昇トレンドでも一時的な下降期になることがありますが、そこは慎重に売りを作ろうという判断ができます。
大局の上昇トレンドでは買いを中心に、大局の下降トレンドでは売りを中心にトレードすることで大きなミスを減らすことができます。
こういう考え方が「チャートに素直にトレードする」という事です。
チャートに素直にトレードしていきましょう。






















