今週の225VWAPスロープ基本戦略
いつもご覧いただき、ありがとうございます。キラメキの発想でご紹介した225VWAPスロープ戦略の今週の分析です(チャートは15分足ですが、皆さんは5分足で見てください)。
6月24日、25日、28日は取引無し。
6月26日は買い目線。9時~15時15分で+265円。ただし、VWAP上方バンドの外側で始まっているので、初動はショート可能、もしくは押しを待ってからロング。もう少し良いポイントでロング可能です。
6月27日は売り目線。9時~15時15分で-40円。しかし、この日も下方バンドの外側で始まっており、戻りをショートですね。
価格帯別出来高のPOCラインも抵抗線になっており、戻りをショートすることが可能です。エントリー後は含み益も結構な大きさになっているので、途中で利食いを入れられますね。
225先物だけでなく、価格帯別出来高とVWAPのコンビは非常に有効です。
チャートパターン
日経225ミニの価格帯別出来高チャート
日経225ミニ先物の価格帯別出来高チャートです。
青の水平ラインは、ネイキッドPOC(Point of Control)。POCはその日その日の価格帯の一番多く取引された価格をいいます。POCはチャートの右側に延ばして表示していくと分かりやすいと思います。これらのラインは突破されるまで意味がありますが(逆に、突破されてしまうと意味を無くします)、突破される前のPOCラインを「ネイキッドPOC」と呼んだりします。
これらは意識され、抵抗線や支持線として機能することが多いです。過去のチャートを見ると、多くの場面で、POCラインが抵抗線や支持線として機能していることが分かると思います。そして、直近では、40,145、その上に40,790の辺りに突破されていない抵抗線(ネイキッドPOC)があります。この辺りの価格帯は、今後、意識されるポイントなので、覚えておくと良いと思います。
今週の225VWAPスロープ
今週の225VWAPスロープ戦略です。
17日は取引無し、18日は買い方針で±0、19日は取引無し、20日取引無し、21日売り方針で-5、でした。今日も上下の振れが大きく、トレードしにくい一日でしたね。
VWAPを使って取引する場合、225先物では、
・VWAPスロープの方向に動きやすい
・VWAPの上で始まった場合はVWAPまでの押しを待つ姿勢、
・VWAPの下で始まった場合はVWAPまでの戻しを待つ姿勢、
特にバンドの外側で始まった時には、初動の押し/戻りを利用した短期の逆張りをしやすい環境、
というのが基本の考え方です。当然、毎日そうなるとは限りませんが、まずはそういう目線で見ていき、そこからは応用ですね。
今回はトレーディングビューで利用できる価格帯別出来高を表示していますが、こういったインジケーターも組み合わせて、サポートやレジスタンスなどを特定していくことができます。
短期 ローソク足からトレンド判断 N値の考え その他の要因ローソク足からトレンド判断
左にある赤の下矢印から、何度も上値を叩かれ上値が重いと判断され
一旦、下落から反転してきた。青の上矢印
そこから、赤の下矢印から、上値の重さを確認されてN値のように崩落した。
N値の考え
大切なのは、「大きく動くときは、N値の価格展開になり、一旦は反対方向で打診してから一気に動き出す事」
その他の要因
1,フィボナッチラインで価格抵抗帯の確認
2,ローソク足での連続に上値の重さ
3,日経の下落基調
4,外部要因 欧州不安 フランス政治の懸念事項
5,時間要因 東京時間が終わり、EU時間でプレーヤーの交代
6,決定要因、金利低下でやや上値が重い 円高への打診している。
1-5を考えて売って、今日のデイトレはお仕舞でした。疲れた・・・
今後の展開予想は、株価動向 欧州のファンダメンタルに左右され、
再び上昇を試すなど、上値、下値を試す展開が予測される。
6月14日の225VWAPスロープ指標
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
※投稿の関係でチャートは15分足を表示していますが、皆さんは5分足をご覧ください。
今日の225VWAPスロープは下降(売り目線)、8時55分から9時までの価格は上昇(売り目線)、両者が一致しているので、9時からは売り目線で見ていくことになります。
寄り(8時45分)はVWAPの下、9時の時点でVWAPまで戻りましたので、5分足では比較的分かりやすい下落方向への動きになっています。
初動で150円弱の下落になっているので、ショートは上手く利確できると良いのですが。。キラメキの発想でも示した通り、こまめなストップが必要です(特に売りは)。
また、初動で利確できなくても、もう一度エグジットするチャンスはありましたね。
昼過ぎの日銀会合の結果もあり、9時から15時15分までの通しの結果は残念ながら上手く行きませんでした。
6月3日のキラメキの発想出演以来、225VWAPスロープ戦略の結果や考え方を投稿してきましたが、来週からは金曜日を目途に一週間程度の結果を投稿していきます。VWAPスロープは日経225以外にも利用できる指標です。ぜひ研究してみてください。
そして来週からは、かつて「マーケット航海図」という動画の配信をしてきましたが、それをトレーディングビューを使って行っていき、VWAP以外にも出来高指標のさらなるテクニックをご紹介していきます。引き続きよろしくお願いいたします!
6月12日の225VWAPスロープ戦略など
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はVWAPスロープは下降(下落方向を示唆)、8時55分から9時の足は下落(上昇方向を示唆)、よって買い・売りとも無し。
ただし、今日もいくつか225ミニ先物の特徴が出た一日でした。
①今日は黄色のVWAP下方バンドの下で8時45分は寄り付きましたので、9時直後はVWAPに向けての上昇が期待できます(上方バンドの上で始まった時と逆パターン)。
しかし、下方バンドの下から上昇していく傾向は、上方バンドの上から下落していく傾向よりも弱く、初動のロングは狙いにくいという特徴があります。よって、下方バンドの下からの初動ロングを狙う場合には注意が必要です。
②14時30分過ぎにVWAPまで戻りましたが、ここで引けまでショートのチャンスが一度あります。先日のキラメキの発想の資料内のグラフを細部まで見ていただくと分かると思います。VWAPスロープに注目してください。
植物油市場が巨大な原油市場の先行指標にjp.tradingview.com
大豆油などの植物油は、WTI原油やその精製品の先行価格指標となっています。大豆油の市場規模は原油市場の約1/25で、原油相場が植物油の価格に連動するとは信じがたいです。
この一年を振り返ってみると、2023年5月30日、大豆油は50%を超える上昇を始め、7月24日にピークをつけました。原油は6月24日から9月27日まで約40%上昇し、大豆油の上昇に約2カ月遅れました。大豆油価格は2023年8月から9月にかけて急落し始め、イスラエルとハマスの間で戦争が勃発したにもかかわらず、9月下旬から2024年秋まで続いた原油価格の下落を先取りしました。
大豆油価格が原油価格をリードしているとすれば、問題はその理由です。大豆油はバイオディーゼルとしての利用が拡大しているため、その価格は原油の需給動向の変化に敏感に反応する可能性があります。
これは私見ですが、市場の中心にいるのは世界最大の石油精製会社で、彼らは近い将来、原油と精製製品の供給が過剰になるか不足するかを判断する上で、他のどの会社よりも有利な立場にいます。精製製品の需要に対して原油供給が不足すると感じれば、バイオ燃料で原油供給を補うでしょう。大豆市場は原油市場の約25分の1の規模なので、その後の原油価格の動きに先行して上昇したように見えます。
もちろん、先行指標通りに原油相場が動くとは限りません。このパターンがいつまで続くかはわかりません。
6月11日の225VWAPスロープ戦略
いつもご覧頂き、ありがとうございます。本日も15分足表示(皆さんは5分足で見てください)。
VWAPスロープは上昇、8時55分から9時の足は下落なので買い方針、両方とも「買い」なので、上目線で見ます。
①寄付き(8時45分)はVWAP上方バンドの上で開始しているので、とりあえずはVWAPまでの押しを待ってからロングを狙いたいところです。
しかし、マーケットが強いときには9時直後にVWAPまでの押しが入らないときもあるので、寄付き直後に上手くブレイクを買えるかどうかですね。
今日は寄り直後は上方バンドまでしか押しませんでした。今日の寄り直後に私は買えないです。
②その後は10時辺りから伸びずに失速(後場開始まではフラットです。このあたりのことはキラメキの発想でも述べたところです)。この時間帯のロングはバイアス(傾向)的にも優位性がありません。
③後場直後にVWAP近くまで下落(厳密にはこの時の安値が39,100、VWAPが5分足で39,098なのでタッチはしていません)。
「ほとんどタッチ」と考えればロングに行けるチャンスですが、システマティックに考えればロングできないですね。もし、エントリーすれば、13時過ぎまでの上昇をとれる可能性はあり。このタイミングでも私はロングしません。
④最後は14時50分辺りでのようやくVWAPまでの押し。現物の引けに近いですが、実はこの時間帯のロングは上に伸びるという過去の結果があります。先日のキラメキの発想の資料を見ても買いを狙える箇所です。
マルチタイムフレーム(MTF)スプレッドボリンジャー
いつもご覧頂き、ありがとうございます。6月7日にも触れたマルチタイムフレーム(MTF)版スプレッドボリンジャーについてです。
多くの皆さんがご存じのとおり、マルチタイムフレームとは2つ以上のタイムフレームを見てトレードの判定を行っていく考え方です。たとえば、長い方の足を日足、短い方の足を60分足といったイメージです。
スプレッドボリンジャーは2銘柄のスプレッドをボリンジャーバンド化したインジケーターで、通常のボリンジャーバンドのように、標準偏差バンドを利用した順張り・逆張りのトレード手法が考えられます。MTF版では2銘柄のスプレッドを日足に加えて、それよりも短い足でも利用してトレードを行っていきます。
トレードの仕方としては、
・日足順張り、日中足順張り
・日足順張り、日中足逆張り
・日足逆張り、日中足順張り
・日足逆張り、日中足逆張り
という4種類の方法が基本的には考えられるでしょう。
これを利用して、MTF版スプレッドボリンジャーでユーロドルを取引したチャート例を示しています。ご存じの方も多いと思いますが、ユーロドルと金は相関が高い組み合わせとして知られています。スプレッドボリンジャーを利用しても両銘柄を使ったトレードは優位性を示しています。今回は日足と60分足を利用し、MTF版スプレッドボリンジャーで取引を行っています。
スプレッドボリンジャーを利用していない方々も、ユーロドルと金の価格に着目し、相関を利用したトレードを行うことで優位性のある取引を行える可能性があるでしょう。
6月7日の225VWAPスロープ戦略
※5分足チャートは投稿できないので、15分足表示にしています。皆さんは5分足でチェックしてください。
今日は8時55分から9時のバーは陽線(売り方向を考える)、VWAPスロープは下降(売り方向を考える)。よって、バイアス(傾向)的には、下目線で考えていくことになります。
日中の相場はVWAPよりも下で動くことが多かったものの、キラメキの発想の中で紹介した9時から15時15分の範囲では、今日の下目線は残念ながら失敗でした。現物市場の引け前に戻してしまいましたね。
ただし、今日の225ミニ先物市場は下記のとおりに考えると上手くトレードできる可能性もあるでしょう。
昨日の投稿でも述べたとおり、エントリーはVWAPまでの戻りを待ちたいところ(7割程度の確率でVWAPタッチまで戻る)。特に、今日の寄付き(8時45分)は黄色の下方バンドよりも下であり、VWAPまでの距離もあるので、初動での戻りが想定できます(昨日の逆)。
よって、9時以降のVWAPまでの戻りを短期のロング狙い、もしくはVWAPまでの戻りを待ってからショートという流れが考えられます。
その後は、キラメキの発想でも触れた通り、過去検証によると下落方向は振れが大きいので、こまめに決済を考えていくことも必要ではないでしょうか。
6月6日の日経225VWAPスロープ戦略
今日の日経225ミニは方向性を示していませんでした。
8時55分から9時00分の足は陽線なので日経225は売り目線、一方の赤のVWAPラインは上昇していたので買い目線。両方が一致していなかったので、エントリー方針は示していませんでした。
ただし、一つ注視するポイントもありました。黄色のVWAP上方バンドの上で寄り付いた後は赤のVWAPラインまで下落。キラメキの発想でも述べましたが、VWAPラインよりも上で寄り付いた場合には、15時までにVWAPまで押してくる可能性が7割ほどあります。一方、VWAPラインの下で寄った場合はVWAPまで戻る可能性も7割程度。覚えておくと良い日経225の特性です。特に、上下バンドの外側で9時を迎えたような場合には、VWAPまでの距離があるので、逆張りトレードが狙いやすい局面です。
日経225VWAPスロープ戦略 6月5日
久しぶりの投稿になります。
今後はこれまで通りNTトレードやスプレッドボリンジャー、さらには出来高分析(価格帯別出来高やVWAPなど)の投稿を行っていこうと思っています。是非ご覧ください。
本日は、先日のキラメキの発想でご紹介した日経225VWAPスロープ戦略をご紹介します。ルールはシンプルですが、再確認しておきます。
ルール①:日経225ミニ先物の8時55分から9時00分までの5分足が陽線になっているか、陰線になっているかを利用します。
→陽線の場合、225は下落傾向、陰線の場合は上昇傾向になりやすい。
ルール②:9時時点で、前日のナイトセッションからのVWAPの傾き(スロープ)が上昇しているか、下降しているかを利用します(つまり、前日16時30分から当日9時までにVWAPが上昇しているか、下降しているか)。
→スロープが上昇の場合は、225は上昇傾向、下降の場合は下落傾向になりやすい。
以上の2点を使って、その日の日経225の日中セッション(9時から15時15分)の傾向を探っていきます。ルール①とルール②の傾向が一致した場合にのみ、その方向に買いや売りを考えていくことになります。便宜上、チャート画像は日経225ミニ先物の15分足を示していますが、皆さんは5分足でチャート表示すると良いと思います。
6月5日は、ルール①は陽線(陽線は赤、陰線は緑表示)、ルール②は下降(判定はトレーディングビューのVWAPインジケーターを利用してください)という結果でした。なお、私はVWAPが上昇しているか、下降しているかが一目で分かるように、pineスクリプトを使って、独自のVWAPインジケーターを作っています(ラインが緑の場合は下降、赤の場合は上昇)。
よって、今日はショート方向でマーケットを見ていくことができます。自動売買向けのシステムではないので、その他の条件も加味して考えてください。
そして、キラメキの発想でもお話した通り、15時15分の引けまで一方通行で上昇・下落していくことは少ないので、午前9時半頃、もしくは中国市場が開始するタイミングなどで早期決済を考えることも必要です。
なお、VWAPラインの上下に黄色のラインがありますが、VWAPの標準偏差バンドを示しています。ボリンジャーバンドと同じような使い方をしますが、トレンド判定や支持線・抵抗線として機能する有効なラインになります。こちらもトレーディングビューのVWAPインジケーターを使えば、見ることが可能です。
どこでトレードしていますか?(6178)日本郵政 日足
皆さんのトレードを振り返った時に、どういったところでトレードしていましたか?
しっかりとトレンドのあるところを狙えていますか?
それとも、「買ったら下がる」、「売ったら上がる」といった感じでしょうか?
個人投資家の間では、安く買って高く売ることが、トレードの成功の秘訣と思っている方が多いようです。
実は、その考え方だと、このチャートでは分かりやすい時期を見送って、難しい時期でトレードしてしまいやすいのです。
なぜなら、トレンドが発生したことを確認できたときには、価格は高くなっており、買い難くなっています。
一方で、その価格が下がってくると、やっと買える局面が来たとして買ったら、難しい時期になっています。
この考え方を切り替えて、上がりだしたら「上に動き始めた」として買い目線で見ましょう。
下がってきたら「下に動き始めた」として売り目線で見ましょう。
これだけでも、随分と見え方が変わりますよ。
ETHのターゲットは?jp.tradingview.com
イーサリアムのETFの上場が一歩前進し、間もなく許可が下りるというニュースが市場に出回った。
その結果、レジスタンスラインとされていたフィボナッチ・リトレースメントを次々と突破。
そこで、今回はフィボナッチ・エクステンションを用いてターゲットポイントを算出しました。
0.618: 4,804.20 (約23%上昇)
1.00: 6,027.89 (約55%上昇)
1.618: 8,007.59 (約105%上昇)
21年7月の最高値、4,864.90に0.618のポイントが近く、目先のターゲットポイントとして多くのトレーダーが意識するところです。
長期の上昇トレンドが続いている今、高みを目指したくなりますが、事前にターゲットポイントを調べておくのはリスク管理に役立つと考えています。
アウトサイド・バー(包み足)のブレイクjp.tradingview.com
2024年4月29日、政府・日銀による市場介入が行われました。 一時、160円台までドル/円が買われていましたが、一気に154円台まで急落しました。その結果、4月29日の日足チャートは**アウトサイドバー(包み足)**を形成しました。
現在、29日の安値がブレイクされ、ドル円は下降しています。
気になるドル円の下落ターゲットですが、過去のデータを検証すると、アウトサイドバーをブレイクした際、その流れがアウトサイドバーの値幅ほど進む傾向が確認されています。 もちろん、検証期間や対象商品によっては必ずしもこの通りとは限りませんが、注目すべきポイントの一つと言えるでしょう。
4月29日
高値:160.209
安値:154.512
値幅:5.697
ターゲット:154.512 - 5.697 = 148.815