トレンド転換の基本を知ろう!(8056)武田薬品工業 週足チャート
週足チャートの動向を見ると、大局の下降トレンドになっているのが分かります。
ただし、2020年からは安値を更新しなくなっており、厳密に見ると、下降トレンドから中間波動になっているのが分かります。
トレンド転換する時のケースは幾つかありますが、大きく分けて3つのパターンがあると思います。
一つは、「V字型」に反発して一気にトレンド転換するケースです。
チャート的には後から見ると分かり易く反発しているように見えます。
実際は、上昇のスピードが速いと、ついていけない方が多く出るパターンです。
次に、安値を付けた後にもう一度同じような安値を付けたり、安値は割っていないが近いところまで下がってから反発するパターンです。(もしくは3回目があるケースも)
ケースとしてはこのケースが多いように感じますね。
もう一つは、ずるずると底ねりしてから反発するパターンです。
今回は2019年の高値を更新するまではトレンド転換したとは言い難いのですが、現状では二番底を付けて反発が始まったように見えます。
トレンド転換か、否か、注目していきましょう。
チャートパターン
原油高の恩恵を受ける企業(1605)INPEX 週足チャート
コロナショックまでは原油価格の下落と共に、INPEXの株価も下落していました。
200本EMAも右肩下がりになっていました。
そこから、直近は原油価格の上昇もあり、株価がしっかりと上がってきました。
200本EMAを明確に上抜けて上昇トレンドの動きになってきました。
ポイントは大局の下降トレンドが終焉して、大局の上昇トレンドに移行できるかです。
そのカギとなるのは、2018年初めのところの高値を突破できるかどうかです。
底を突破すると長期下降トレンドの高値切り下げの動きが否定されるからです。
大局の動きに変化が出るのかどうかに注目していきましょう。
インフレ・紛争に強い企業(5713)住友金属鉱山 日足チャート
世界の株式市場はロシアのウクライナ進攻によって下落しています。
当然のことですが、戦争などが起きれば経済は大きなダメージを受けます。
それに伴い株価も下落していきます。
しかし、そんな環境でも上昇する企業もあるのです。
それは、資源関連銘柄となります。
今回のように、原油や貴金属が上昇すると株価が上昇するのです。
また、コロナショック以降、コモディティの上昇がずっと続いています。
今、世界で何が起きているかというと、インフレの芽がしっかりと育ってきているということです。
コモディティの上昇が続けば、資源を持っている企業の価値は必然的の上昇します。
今回はウクライナ進攻によってゴールドが上昇したことで注目度が上がりましたが、そもそも、今年もインフレの流れが続いておりコモディティ高が続いています。
今年のマーケットのキーワードはインフレと利上げだと思っています。
ここからの展開に注目しましょう。
チャートとしては高値更新してきましたが、その動きが本物かどうかが注目です。
そのカギは短期移動平均線と帯の関係になりますので、そこをしっかりと見ていきましょう。
チャネルがよく効いているオージー円下落、上昇、下落とチャネルに沿って動いてくれているオージー円は取引しやすい。
トレンド方向に逆行する動きがチャネルで跳ね返されトレンド回帰するシーンでエントリーすれば良い。
反対側のチャネル到達で利確。抜けた場合はチャネルをコピーして使う。
チャネルを外れた場合はトレンド転換の可能性が高いので目線を切り替え新しいトレンド方向にポジションを持てばよい。
現在長期移動平均線を価格がまたぎダイナミックに波動を形成しており、移動平均線による途中反発は意識しながら
ラインを中心に取引した方が良さそう。
※コメント欄にチャネルに近い働きをしてくれるエンベロープについて解説しています。