2020年を振り返る 第1段 ~日経225~(NI225)月足
日経平均株価は29年半ぶりの高値を付けて、チャートを見ると日本の経済は明るかったのだろうと感じるチャートです。
今年の3月の動きは大きなショックがあったものの、日本はそのショックを乗り越えて明るい年末を迎えました。
チャートだけを見るとこんな感じでしょうか。
でも現実はコロナショックを受けて世界中がコロナと戦っている最中で、ロックダウンや経済制裁、自粛の流れが続いています。
では、なぜここまで上昇しているのでしょうか。
世界中が経済対策を打ってお金がばらまかれているからでしょうか。
それとも、そうはいってもIT関連などとてつもなく儲かっている企業があり、トータルで見れば経済は伸びているのでしょうか。
私には正解は分かりませんが、言えることはチャートは分かりやすく上昇しており今年のチャートは利益を上げやすい動きだったということです。
今年は、ニュースに振り回されてはいけない、チャートの動きに素直にトレードをしよう、といえる一年でした。
では、2021年はどういった展開になるのでしょう。
今年の動きは強気の動きでしたので、この流れが継続することが考えられます。
この流れがどこで変化するのかに注目しています。
流れが変わる時は必ずチャートに変化が出ます。
そして、大きな変化になればなるほどマーケット全体に変化が起きます。
2021年にどういった変化が出るのか楽しみですね。
チャートパターン
トレンド相場と中間波動 ~中間波動の終焉はトレンド相場の入り口~(6674)ジーエス・ユアサ コーポレーション 日足
このチャートを見ると、上昇トレンドでも下降トレンドでもわかりやすい時期とわかり難い時期があることが分かります。
相場は上がるか下がるかの二つしかないのですが、チャートの構成は違っていきます。
上昇トレンドと下降トレンド、そして、中間波動で構成されています。
そして、トレンド相場であっても分かりやすいトレンドと難しいトレンドがあります。
振り返れば上昇トレンド(下降トレンド)だったとしても、その間に細かく上下していたら獲るのは難しくなります。
一方で分かりやすい上昇トレンドや下降トレンドはどんどん利益が出てくるので、
チャートを見ていない方は相場の途中で利益確定をしてしまうということもあるでしょう。
こうやってチャートがどういう動きで構成されているのかということを整理すれば、
どういった局面を狙うのがよいのか、というヒントに繋がると思います。
チャートはトレンド相場と中間波動、そして、難しい波動とわかりやすい波動があるということを理解しておきましょう。
拡大型トライアングル (EURJPY)ユーロ円 日足と1時間足
クリスマスや年末を迎えてマーケットがどうなっていくのかを注視する日々です。
欧米ではクリスマスから年末まではマーケットは開いていますが流動性は低下します。
つまり、取引する人がぐっと少なくなるということです。
そうすると、どういった現象が起きるのでしょうか。
考えられることは大きく分けて二つです。
一つ目は価格の動きが小さくなります。
もう一つは流動性が低くなることで、ふいに長い上ヒゲや下ヒゲが出て、その後何もなかったように価格が戻ることです。
現状のユーロ円の日足を見ると、高値切り上げ、安値切り下げの拡大型トライアングルの動きになっています。
ということは、上記の二つのパターンで見れば上ヒゲや下ヒゲに注意が必要であるということですね。
今年も起きるかどうかはわかりませんが、フラッシュクラッシュ(瞬間的に起きる強烈な円高や円安)にも注意をしておきましょう。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ (GBPUSD)ポンドドル 週足
ファンドのポジションの推移と価格と200週EMAの関係を見ていきましょう。
昨年の2019年はファンドポジションが売り越しの1年でした。
2020年はコロナショックを経てから買い越しになりました。
価格と200週EMAの関係を見ると、2018年、2019年に200週EMA超えに挑戦しましたが失敗しました。
200週EMAの抵抗を受けて反落しました。
今年は2度目の挑戦で200週EMAを上抜けてきました。
今までは200週EMAが抵抗線になっていましたが、今度は200週EMAが支持線になるのかどうかがポイントです。
抵抗線が支持線にかわることを「サポレジ転換」といいますが、サポレジ転換するようであれば大局のトレンド転換となってきます。
ポンドが上昇しているということは、ドルが安いということです。
英国はEU離脱の問題を抱えています。
年末年始に大きく動くことも想定されるので、ここからの動きをしっかりと見ていきましょう。
大口投資家目線でのチャートパターン分析(ディセンディングトライアングル)誰がどう見てもディセンディングトライアングルである。一般的にこのパターンはサポートラインをブレイク後は下落する可能性が高いと言われている。ここを抜けたからと言って安易にエントリーするのは危険である。このように長い時間足で見てもはっきりとわかるようなチャートパターンは、それだけ大衆が意識しているので、そこを狙って大口投資家が狙ってくる可能性が高い。
大口は大衆が意識しているところを熟知しており、そこを狙って巨大なポジションを投入する。
大衆の損切注文を食べつくした後は、大口投資家の利確と、急上昇したのを見て、さらに上昇するだろうと考えた大衆たちの損切りで再び下落する。これがいわゆる「ダマシ」
2度目のブレイクは素直に下落することが多いので、1回目のブレイクアウトは大口投資家がポジションを投入してくるかもしれないので、2回目のブレイクアウトを狙うのがいい。もちろん1回目のブレイクで素直に下落することもある。何より相場に絶対はない。
トレンド相場と中間波動 ~中間波動の終焉はトレンド相場の入り口~(9519)レノバ 週足
時代の追い風に乗っている企業の一つですね。
では、チャートを見てみましょう。
2018年に高値をつけてから今年の半ばまでは大局の中間波動になっているのが分かります。
何度も同じ記事を書いているので、ご理解頂いている方も増えてきたとは思いますが、
多くの投資家はトレンド相場を追いかける傾向があります。
それはそれでよいのですが、概ね後追いが相当遅い場合が多いようです。
相場はトレンド相場と中間波動(トレンドが無い相場)に分かれます。
そして、トレンド相場が終われば中間波動になり易く、中間波動が終わればトレンド相場になり易いということを理解しましょう。
つまり、トレンド相場を狙うには中間波動が終わるところを狙うことで、トレンドの初動から撮れるということです。
今回はチャネルライン(高値と高値を結んだ線に平行な線を下値に引く)を入れましたが、
チャネルラインを上抜けてから一気にトレンド相場となりました。
さて、上昇幅が大きくなってきましたが、どこまで上がるのかをしっかりと見ていきましょう。
大局のトレンド転換 (ZW1!) 小麦先物 週足
今年の夏くらいまでは穀物相場は大人しかったのですが、
ここにきてじわじわと上昇してきています。
穀物は我々の食生活に直接影響があるものですが、通常の価格が穏やかな時は注目度が低いのですが、
天候不順や様々な要因で穀物の需給が崩れて価格が大きく上昇してい来ると一気に注目度が上がります。
2020年はコロナショックがありましたが、米国の株価は史上最高値を更新しています。
また、穀物全体が上昇してきたように感じます。
ファンドのポジションも売り越しから買い越しに移行してきています。
株式市場が堅調で、貴金属も高い、穀物も高いとなれば、これはマーケットからの何かのメッセージかもしれません。
CFTCのポジションは毎週発表されますので、定期的にチェックしてマーケットの変化を捉えていきましょう。
2021年相場を占う ~ドルインデックスはどうなる?~(DXY)ドルインデックス 月足
月足チャートを見ると、大きな流れがよく分かります。
1995年からの上昇相場、2000年を過ぎてから2008年辺りまでは下降相場が続いていました。
2008年辺りから2014年までは、トレンドが無い相場になっているのが分かります。
そこから少しだけ上昇トレンドとなりました。
しかし、長くは続かずにもみあい相場になりました。
このように見ていくと、どういった局面がチャンスでどういった局面が難しいのかがよく分かりますね。
直近はドル安相場の動きになってはいますが、ここから更に大きな動きになるかは分かりません。
その答えは、2021年に出てくるのではないでしょうか。
もみ合い相場の下限までにサポートされて反発するのであれば、暫くはドル高相場になるでしょう。
一方で、もみ合い相場を下抜ければ、大きな下降相場となり更にドル安相場になることが想定されます。
ここで、大事なことを申し上げます。
それは、トレンド相場の後追いよりも、もみ合い相場が終わるところを狙うことが大事だということです。
皆さんも、色々なチャートを見て、もみ合い相場が終わるところにどういった特徴があるのかを探してみましょう。
大局のサポレジ転換となるのか?(9602)東宝 日足チャート
今年の映画事業はコロナショックの影響で大きな影響を受けました。
しかし、10月公開された「鬼滅の刃」がメガヒットしています。
「アナと雪の女王」や「タイタニック」を抜いて、歴代興行収入第1位の「千と千尋の神隠し」まであと僅かとなってきました。
では、チャートはどうなっているのかを見ていきましょう。
2019年6月に高値を付けてからから、コロナショックの影響を受けて大幅下降となりました。
そこからの展開がよく散見される動きなので、是非このパターンを覚えていきましょう。
どういう動きが散見されるのでしょう。
それは、価格が底打ちするときにはいくつかのパターンがあるのですが、今回のように大底をつけた後に二番底を付けてから底打ちするケースです。
これ以外にトレンド転換するパターンとしては、「V」字回復や「W」ボトム、トリプルボトムなどがあります。
今回の二番底のケースは「W」ボトムから派生した動きになります。
一番安いところを一番底とすると、一番底と二番底との間の高値がポイントとなります。
この高値に引いた水平線を超えることで底打ちの可能性が高まります。
そして、そこを超えたことで、この水平線が抵抗線から支持線に入れ替わります。
この水平線のところに価格が接近してきました。
ここでサポートされるのか、サポートされずに崩れていくのかがポイントとなります。
「鬼滅の刃」の興行収入と共に株価の動きも注目してみましょう。
共有やメモ、チャート作成を高速化する6つのキーボードショートカット本日は、価格の表示方法やアイデアの共有方法、進歩を追跡する方法を改善することができる6つのキーボードショートカットをご紹介します。チャートを開いて、以下のキーボードの組み合わせをお試しください。
Alt + S = チャート画像を取得
Alt + W = ウォッチリストにシンボルを追加
Alt + L = 対数チャートを開く
Alt + P = %チャートを開く
Alt + G = チャート上の特定の日時に移動
Alt + N = 新規ノートを作成
Macをご利用の場合は、option キー ⌥ を使用してください:
⌥ + S = チャート画像を取得
⌥ + W = ウォッチリストにシンボルを追加
⌥ + L = 対数チャートを開く
⌥ + P = %チャートを開く
⌥ + G = チャート上の特定の日時に移動
⌥ + N = 新規ノートを作成
これらのショートカットがなぜ重要なのか、そしてどのように使うことができるのかをご説明致します。Alt + S は、ご覧のチャートのスナップショットを瞬時に取得する方法です。これにより、チャートをご友人やチャットルーム、他のソーシャルメディア上に簡単に共有することができます。
Alt + L は対数チャートに切り替える方法で、Alt + P は変化率チャートに切り替える方法です。チャートを分析する際にこの2つのキーボードショートカットを使用する事で、あなたの仮説を検証するための別の視点がもたらされます。例えば、特定のシンボルがある期間にどれくらい上昇したか、または下落したか?の確認には Alt + P を使用します。一方、対数チャートでは、Y軸(価格)が等間隔ではなく、ある価格から次の価格への変化を反映するように調整されます。これには Alt + L を使用します。
最後に、Alt + N についてご説明します。こちらは新規ノートを開く方法です。TradingViewのテキストノートをトレードジャーナルとして使用することができます。ブレインストーミングでアイデアを出したり、思考を書き留めたり、プランをテキストノートに記録したりすることができます。これは、長期的なプロセスを構築し、トレーダーまたは投資家としてのアイデアを反映させる為に非常に重要です。
ご覧頂きありがとうございます。これらのキーボードショートカットがお役に立てば幸いです。ご質問やコメントがございましたら、以下のコメント欄にご記入ください。さらに探求して学ぶ事ができるように、下記にさらにいくつかのショートカットをご紹介した別のアイデアもリンクしています。
穀物相場に異変!? ~風が吹けば桶屋が儲かる~(ZS1!)大豆 月足チャート
穀物相場がじりじりと上昇しています。
11月相場が終わり11月のローソク足が大きな陽線となり、移動平均線大循環分析では第1ステージへと移行してきました。
月足での第1ステージは2014年以来ということですので、穀物相場が如何に安定価格で推移していたかが分かります。
しかし、今度は2014年以来の第1ステージということは、穀物相場に異変が起きてきているということも考えられます。
我々が生きていくためには食べていかなければいけません。
その食べ物である穀物相場に異変が起きているとすれば、それは様々なところに影響が出てきます。
第1ステージがすぐに終わり、価格が落ち着くのか、それとも、ここから勢いが出てくるのかを確認しながらチャートの推移を見ていく必要があります。
200月EMAが長く横這いになっており、大局のもみ合い相場ともいえる展開から、もみ合い放れが起きるかもしれないということです。
この穀物相場がもみ合い上放れを起こすとするならば、それなりに大きなトレンドになる可能性があると予測できます。
実際にどうなるかは誰にも分かりませんが、穀物相場の異変は様々なマーケットに影響してきますので注意深く見ていくようにしましょう。
大局のトレンド転換とは? ~週足チャートも見よう~(9401) TBSホールディングス 週足
12月2日に21年3月期の業績を上方修正しましたので取り上げてみました。
チャートは2018年に天井を打ってから2020年3月までは下降の流れが続いていました。
中央の赤い線は200週EMAです。
大局の動きが強気なのか、弱気なのかを見ています。
そして、2020年3月から切り返し、200週EMAを超えてきました。
今回の動きがトレンド転換となるのか、それともならないのかを考察していきましょう。
移動平均線大循環分析でのステージは下降期の第4ステージから上昇期の第1ステージとなっています。
直近の動きを見ると、第1ステージから第4ステージ、そして再び第1ステージとなっています。
この一連の動きはもみ合い相場の時の動きです。
トレンド転換するには、まず大きく下降する。
次に大きく反転が始まる。
そして、サポレジ転換を織り込んでトレンド転換になっていく。
勿論、V字反転するケースもありますが、上記の動きをすることがよくあります。
ここからの動きがトレンド転換か、一時的な切り返しかを確認しながら、
様々なトレンド転換が起きたチャートでも確認して、このパターンを学んでいきましょう。
大循環MACDの考察 ~変化の予兆を感じる~(BTCJPY) ビットコイン 4時間足
今回は大循環MACDの考察をしようと思います。
そもそも、MACDってどういったものでしょうか?
MACDはマックディとか、エムエーシーディーといったりします。
MAは移動平均線の略(Moving Average)ですね。
ではCDとは何でしょうか?
CとDはコンバージェンス(収束)とダイバージェンス(拡散)の頭文字となります。
つまり、移動平均線が広がったり、狭くなったりするのを見ているものということです。
MACDは移動平均線を進化させたものなのです。
そして、大循環MACDは移動平均線大循環分析に合わせて、MACDを更に進化させたものなのです。
MACDに関する記事は下記に幾つかチェックしましたので、今回の一連の動きをMACDを中心に見てみましょう。
まず、上昇局面ではダイバージェンス(価格の上昇に対してMACDが逆行して下降する動き)の2回目から反落しました。
その後、200本EMAを下回ることなく反発しました。
そのときに、大循環MACDがどのように推移したかを確認しましょう。
赤丸を三つ、付けました。
一つ目は帯MACDの色が濃い赤から薄い赤に変わりました。
これは、移動平均線大循環分析の帯の間隔がそれまで広がってきたのが狭くなってきましたということを示しています。
つまり、相場の勢いが弱くなってきたことを示しています。
次に、MACD1やMACD2が0(ゼロ)ラインを上抜けました。
これは、移動平均線大循環分析のステージの変化を示しています。
最後に、帯MACDが0ラインを上抜けて、移動平均線大循環分析では第1ステージ(買いにエッジ、優位性があるところ)に移行しました。
こうしてみると、ローソク足だけだとわかり難いものが、移動平均線大循環分析を見るとこで変化がわかり、
更に、大循環MACDを見ると事で、移動平均線の先読みが出来るようになります。
MACDを活用してトレード技術の向上を目指しましょう。
バルチック海運指数 ~たまには角度を変えてマーケットを見よう~(BDI)バルチック海運指数 週足
今回はバルチック海運指数を取り上げます。
私は定期的にチェックしていますが、TradingViewのアイデア投稿では殆ど取り上げていない銘柄だと思います。
では、バルチック海運指数とはどういったものでしょう。
正式名称は「The Baltic Dry Index」といいます。
英国のバルチック海運取引所が算出・公表している指数です。
世界各国の海運会社やブローカーから、鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を収集して一日1回算出しています。
1985年1月4日を1000として算定、国際的な海上運賃の指標となっています。
株式市場でも、海運会社、特に不定期船を主力とする会社との株価連動性が高いとされていますが、
近年は動きが小さいのでBDIに注目して記事を書く方が減りました。
ただ、マーケットへの影響が無いわけではないので、TradingViewで表示できますのでたまには確認してみましょう。
現在はちょうど200週EMAのところで推移しています。
ここから、BDIが大きく下降するのであれば景気への影響も懸念されます。
一方で、ここで踏ん張って上昇してくるのであれば、違った影響が出てきます。
基本的な考え方としては、景気が良いときにBDIが上昇し易く、その反対の時には下降し易いということですね。
日々、細かくチェックする必要はありませんが、たまには動きに変化が無いかを見てみましょう。
トレンド転換かトレンド継続か ~チャートの形状を理解する~(9503)関西電力 週足チャート
週足チャートを見ると大局相場はもみ合い相場になっているのが分かります。
なぜなら、200週EMA(真ん中にある赤い線)が横ばいになっており、上昇トレンドでも下降トレンドにもなっていないからです。
もちろん、日足チャートでは見え方が違います。
ただ、大局が大きな値幅で上下しているという事実を理解しているか否かで対応力が違ってきます。
では、直近のチャートを見てみましょう。
2020年になってから3本のラインを引いています。
水平線1本、トレンドライン2本。
この形が今後どのような展開になるのかというのは注目に値します。
どう注目なのかというと、現在下向きにトライアングルを形成しています。
このトライアングルは「ダイアゴナルトライアングル」の可能性があるのです。
もし、そうであれば、上値抵抗線を上抜けていきます。
逆にそうでなければ下値支持線を割り込んできます。
様々なチャートを見ると、「ダイアゴナルトライアングル」が出てくることがあります。
そこから、トレンド転換するケースがあります。
これは、トレンド転換する際の大きなヒントになります。
こういったときは、下抜ければ売ればいいし、上抜けてくれば買っていけばいいのです。
今回がダイアゴナルトライアングルなのか、それとも違う形状なのかを追いかけてみましょう。
史上初の3万ドル突破! ~新たな歴史が作られる~(DJI)NYダウ 日足
NYダウ(ダウ工業株30種平均)が史上初めて3万ドルを突破しました。
もちろん、史上最高値を更新です。
では、ここからどういった展開が考えられるかを3本のラインを引いて考察してみましょう。
コロナショック前の高値を更新したことに非常に意味があります。
さらに、節目である3万ドルを突破したことも意味があります。
そこで、今度は、下値支持線、上値抵抗線の2本のラインを引きました。
これで見ると、上値抵抗線を超えるにはもう少し値幅があることが分かります。
上値抵抗線が意識されるのか、それとも、そこも突破されるのかも含めて、
ここからの展開に注目していきましょう。
相場の勢いが弱くなれば売られることもあるということも認識しておきましょう。
ポンド円 ~小さな変化をどう感じるか~(GBPJPY)ポンド円 日足チャート
株式市場は堅調な動きになっているのが多いようですが、
為替市場は膠着した動きの銘柄が多いように感じます。
これは為替に限らず、どういった銘柄でも動きが膠着した時の考え方として理解しておく必要があります。
それは、今後膠着状態を脱するにはどこにどのような抵抗線や支持線があるのかということです。
今回は赤い水平線を何本も入れています。
これがまずは意識されやすい抵抗線であり支持線となります。
勿論、もっと細かく見れば、沢山の水平線を引くことができます。
その引いた線をどのように突破していくのか、もしくは、どのような抵抗を受けるのかを見ることで相場の強弱を測ることができます。
ここから、大きな相場になるかもしれません。
まずは、膠着状態をどう脱するのかを見ていきましょう。
CFTC建玉明細 ~ゴールド、ファンドのポジションを確認~ (GC1!)ゴールド 週足
2020年8月に高値を付けてからは調整局面となっています。
では、調整局面となっていますので、チャートとファンドのポジションに変化が出てきているのでしょうか。
まずはチャートを見てみましょう。
チャートはウェッジ型のような調整局面となっています。
現状の調整がウェッジ型であるとすれば、いずれ上値抵抗線を上抜けて上昇トレンドが復活してきます。
逆に下値支持線を下抜けてくれば下降トレンドに転換する可能性が高まります。
次にファンドのポジションを見てみましょう。
赤色の折れ線はファンドの「買い」、青の折れ線はファンドの「売り」です。
オレンジの棒グラフは買いと売りの枚数の差となっています。
ファンドの買いは2020年2月がピークで、そこから買い越し枚数は減少しています。
ただ、買い枚数も高水準を維持しており、今のところトレンド転換を意識したポジションにはなっていないことが分かります。
今後のファンドのポジションの推移を見ていきましょう。
キーボードショートカット!チャートの分析、作成、研究をより迅速にキーボードショートカットで時間を節約し、チャート作成をより速く、より簡単に、そしてよりダイナミックにすることができます。各ツールを個別にクリックするのではなく、ショートカットを使ってプロセスをスピードアップしましょう。以下でチャートでご利用可能ないくつかの人気のコンビネーションをご紹介しています:
Alt + T = トレンドライン
Alt + F = フィボナッチ・リトレースメント
Alt + H = 水平線
Alt + V = 垂直線
Alt + C = 十字線
Alt + A = アラートの追加
Alt + S = チャートのスクリーンショット
Alt + I = チャートを反転
Alt + P = パーセントチャート
Alt + L = 対数チャート
Macをご利用の場合は、Alt の代わりに option ⌥ を押してください:
⌥ + T = トレンドライン
⌥ + F = フィボナッチ・リトレースメント
⌥ + H = 水平線
⌥ + V = 垂直線
⌥ + C = 十字線
⌥ + A = アラートの追加
⌥ + S = チャートのスクリーンショット
⌥ + I = チャートを反転
⌥ + P = パーセントチャート
⌥ + L = 対数チャート
ご利用可能なすべてのショートカットのご案内については こちらの便利なガイド をご覧ください。例えばスペースキーを押すことでウォッチリストの各チャートを確認する事ができます。マウスホイールでオブジェクトを削除する事も可能です。描画やインジケーターにカーソルを合わせて、マウスホイールをクリックしてください。インジケーターメニューを開くには、キーボードの "/" を押すだけです。チャートの時間足の変更は、キーボードで直接任意の数字を入力してください。
これらのキーボードショートカットをご活用いただければ幸いです。トレードや投資に役立つ新たなショートカットのアイデアがございましたら、以下のコメントでお知らせください。あなたの為にそれを作成するかもしれません!素晴しい週末をお過ごしください。
もみ合い相場は難しい!?(PFE)ファイザー 週足チャート
2018年の動きとその後の動きを見て、どちらがトレードし易く、どちらが難しいかを検証してみましょう。
2018年は春先に2度ほど移動平均線大循環分析で第2ステージとなりましたが、それ以外はずっと第1ステージでした。
この動きは分かりやすく、トレードし易い動きでした。
では、その後を見てみましょう。
第4ステージを中心に推移していますが、途中に第1ステージや第6ステージが入り組んでおり、トレードし難いチャートであることが分かります。
このように同じ銘柄でも分かりやすい時期とそうでない時期が混在するのです。
そして、難しい時期だと感じればトレードを控えるか、上級者はトレードの手法を変更しながら、分かりやすい時期を待つのです。
今回であれば、200週EMAが横ばいになっています。
この時点でもみ合い相場ですので、難しい時期になったことが分かります。
ただし、この時期が終われば、再び分かりやすい時期になる可能性が高まります。
そこまで待つのです。
トレードする銘柄とウォッチする銘柄を分けましょう。
そして、ウォッチする銘柄はたまにチェックして、分かりやすい時期が来るのを待つのです。
このファイザーも今は我慢の時期です。
そして、どこかで分かりやすい時期が来ます。
その時に、しっかりとトレンドを狙うのです。
どのようにもみ合い放れが起きるのかを確認しましょう。
そのデータの蓄積があなたの財産となるのです。
様々なもみ合い放れをチェクしてみると沢山の気づきを得ることができますよ。