チャートパターン
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ (EURUSD) 週足
チャートの上は移動平均線大循環分析、下はファンドのポジション推移です。
下のファンドのポジションは、赤い折れ線は「買い」、青い折れ線は「売り」となっています。
この2カ月くらい買いが少し減少しているのが分かります。
価格は膠着状態となっています。
赤の水平線を2本入れましたが、上下どちらに抜けてくるのかがポイントとなります。
上放れてくると、大局のトレンド転換に向けた動きになり、
下に抜けてくると、もみ合い相場か、下降トレンドに戻ることが考えられます。
膠着状態が終わればトレンドが出る可能性が高まりますので注目していきましょう。
長期安定下降(5020)ENEOSホールディングス 日足チャート
2018年に高値を付けてから長期安定下降のチャートになっています。
その大局の動きを見るのは、200日移動平均線で見ていきます。
200日移動平均線ですから、200本分のローソク足の平均線となります。
厳密ではありませんが、おおよそ約1年の移動平均線となります。
約1年の動きが上向きか、下向きか、それとも横ばいかで、大局が上昇、下降、中間波動かを判別します。
さて、この長期安定下降のチャートですが、何度か200日移動平均線に挑戦し、200日移動平均線の抵抗を受けています。
この抵抗を受け続けている限り上昇トレンドになることはありません。
上昇トレンドになるためには、まずは現状の下降トレンドが終焉する必要があります。
また、現状のチャートから見れば、2020年3月の安値を割らない方が目先の転換の可能性が高まります。
そして、200日移動平均線を超えていかなければいけません。
さらに、超えるだけではなく200日移動平均線が右肩上がりになる必要があります。
この転換するときの一連の動きをしっかりと理解すると、チャートの読解力が向上していきます。
ここからどうなるを予想をせずに素直に見ていきましょう。
リクエストがあったポンド円の中期分析(GBPJPY) ポンド円 週足
このように週足で大きな流れを確認することは時には必要ですね。
明日の動き、2時間後の動きなどと目先の動きにとらわれ過ぎれば、大きな流れを見落として大局のトレンドを取り逃がしてしまうことがあります。
では、このように大きな流れを確認すれば何が分かり、どういったヒントが隠れているのでしょうか。
2007年の不動産バブルが崩壊してサブプライム・ローンショック、リーマンショックを経て大きく下落しました。
2011年までの下落が大局の大きな下落の波動と私は見ています。
そこから、反動のリバウンドが入り2015年まで上昇しました。
この上昇を上昇トレンドの始まりの上げと見るか、2011年までの下降トレンドの戻りと見るかで見解が変わってくると思います。
上昇トレンドの始まりの上げであれば、2015年からの下降は調整局面となりますので2011年の安値は割りません。
一方で、一時的な下降トレンドの戻りであれば、2011年の安値を割る可能性が高まります。
それから、2018年からの動きは複雑な動きで緩やかに下降しているのですが、拡大型トライアングルのような動きです。
これは、トレードし易いチャートか難しいチャートかでいうと、難しいチャートになります。
私は、価格が将来どうなるかは予想はしません。なぜなら意味がないと思っているからです。
するのは予測だけです。
幾つかシナリオを考えて上抜けならこういう展開が予測できる。下抜けならこういう展開が予測できると準備をしておきます。
後は、上がるか下がるかは考えずに、流れに素直にトレードをします。
そして、意識しているのは分かりやすい波動を狙うということです。
今は、むずかしい波動ですが、この展開が終われば次は分かりやすい波動になる可能性がやや高くなります。
勿論、むずかしい波動の後に、展開が変わってもまた難しい波動になることもあります。
ポイントはこの拡大型トライアングルの動きにどこで変化が起きるかです。
次の変化がチャンスになると思いますので、そこを狙いたいですよね。
具体的にいうと、拡大トライアングルを下抜けて大きく下落するか、上抜けるかが大きな変化となります。
その前に小さな変化がでてきますので、そこに気づけるかどうかというのもチャート分析の醍醐味ですね。
勉強すればするほど成長できるのがチャート分析です。
一緒に学んでいきましょう。
わかりやすい動きと難しい動き ~ユーロドルの考察~(EURUSD) ユーロドル 日足チャート
ユーロはECBによる金融緩和継続と12月に追加の金融緩和を行うというメッセージによりユーロ安の動きになってきました。
9月1日の高値を付けるまでは、わかりやすい動きでした。
買いを持ち続けるだけで大きく上昇しているわけですから分かりやすい動きですよね。
ところが、その動きが終わると急に難しい動きになっています。
相場は分かりやすい動きと難しい動きが混在して展開していきます。
では、ここから考えられる展開はどうなるでしょうか。大きく分けて二つの展開が考えられます。
一つは暫く難しい動きになるということです。上昇や下降しながらも難しい動きになるか、もみ合い相場となるかですね。
もう一つは分かりやすい動きです。上昇トレンド復活か、下降トレンドへの転換かです。
直近の動きに小さなチャネルラインを引きました。(チャネルラインについては下記などを参照)
チャネルラインが続かない動きになっています。
ここからどこで分かりやすい動きになるかです。
それを皆さんも一緒にチャートを見ながら、わかりやすい動きになるところがどこなのかを見ていきましょう。
皆さんがトレードしている銘柄が、今分かりやすい時期なのか、難しい時期なのかを意識するだけで
無駄な、もしくは無理なトレードが減ると思いますよ。
大局トレンドの4つのポイント(4062)イビデン 週足
先日の決算発表がいい意味でサプライズになっていたので取り上げてみました。
今回は、2019年の前半からのトレンド転換の流れについて見ていこうと思います。
今回みていくトレンド転換のポイントはざっと4つだと思っています。
まず、下降トレンドが続いている中で、週足はもみ合い弱含みの展開のようでした。
上値抵抗線や下値支持線を引くと、拡大型のトライアングルにも見えるような形状です。
その下降の流れから変化が出てくるときには多くの銘柄で決まった特徴が出てきます。
まず、安値更新をしなくなる。(二番底を付ける)【ポイント1】
次に、一番底と二番底の間の高値を上抜けていく。そして、上値抵抗線を突破する。【ポイント2】
そこから一旦反落するもサポレジ転換(下のアイデア投稿を参照)する。【ポイント3】
最後に下降する前の高値を更新して大局のトレンド転換となっていきます。【ポイント4】
勿論、ポイント4で仕掛けていても遅いのですが、この一連の流れを理解することが重要です。
こういった展開を理解しておくと、似た形状のチャートが出てきたときのヒントとなります。
大局の変化となるのか?(DJI)NYダウ 日足
大局の動きに変化が出てくるのでしょうか。
考え方としては、9月に高値をつけてから反落し、9月24日に安値をつけました。
移動平均線大循環分析のステージが第1ステージから第3ステージに移行しました。
今回の動きのポイントは短期移動平均線の動きです。
5月から短期移動平均線は上昇帯を下回ることはありませんでした。
そこから第3ステージなったことで短期移動平均線が上昇帯を下回りました。
そこから、今度はあっさりと短期移動平均線が上昇帯を上回りました。
上昇トレンドが復活かと思われましたが、高値を更新できずに再び短期移動平均線が上昇帯を下抜けてきました。
つまり、現在の動きで分かることは上昇帯が抵抗にも支持にもなっていないということです。
ということは、上昇トレンドの勢いが無くなり、もみ合い相場になるか、トレンド転換となるかもしれないということを認識しておく必要があります。
ここから上昇トレンドが復活するのか、違う展開になるのかはわかりませんが、短期移動平均線の動きがどうなるかを見ることでヒントを得ることができますね。
今話題の銘柄をチェック(9843)ニトリホールディングス 日足チャート
今年を振り返ると、コロナショックで下降しましたが、
巣ごもり需要やリモートワークなどからコロナショック前を大きく上回る上昇を見せました。
8月に高値を付けてからは調整局面の動きとなっています。
9月に安値を付けてから、膠着状態の動きになっています。
ここで中間波動に入って横ばいの動きになるのか、
それとも、9月の安値を割ってトレンド転換の動きに向かうのでしょうか。
予想をしてみ意味がありませんので予想はしませんが、今回の「島忠」に対するM&Aの報道が出てからはチャートが重たくなっています。
移動平均線の帯が細く横這いになってきているので、トレンドが無いことが分かります。
こういう時に今まで上昇が続いていて高くて買えなかったという人が、安くなったからという理由で買うケースがあります。
しかし、私はそういう買い方は推奨できません。
勿論、そのような買い方をしても上手くいくこともあります。
しかし、チャートの理屈に合った買い方ではありません。
トレンドを獲るというのは、上がっていく流れに付いていく、下がっていく流れに付いていくものです。
流れに逆らったトレードは、大きな損に繋がることがあります。
今回の買収報道からどういったチャートを形成するのかを丁寧に追いかけてみましょう。
こういう時はどう考える? (DEU30)ドイツのDAX 日足チャート
ドイツのDAXを取引しよという話ではありません。
こういう時はどう考えるかということです。
このチャートでいうと、9月3日に高値を付けました。
そこから、9月3日の高値を更新することもなく、7月30日の安値も割ることもなく推移しています。
では、どういった動きになっているかというと、高値が切り下がり、安値が切り上がるという動きです。
つまり、トレンド相場か中間波動(もみ合い相場)かでいうと、中間波動となっています。
私は中間波動の研究をしています。
なぜ、中間波動の研究をしているかというと、多くの方は今のDAXのチャートを見ても魅力を感じずに関心を持たないと思います。
でも、私はその考え方が逆で、中間波動が終わればトレンド相場になるケースが多いのだから、ここからどういった展開からトレンド相場になるのだろうと考えます。
トレンド相場の後追いをしても高値掴みになることが多いためトレンドの初動を狙う必要があります。
中間波動の終わりはトレンド相場の初動になることが多いと感じています。だから、中間波動が大事なのです。
皆さんも多くの投資家が関心を持っていない中間波動を研究していきましょう。
今回であれば、赤い丸印をしていますが、直近二つの赤丸印を更新することが最初の変化の兆しとなります。
最初の二つの赤丸を更新してくると、トレンド相場が始まる可能性が高まります。
必ずそうなるわけではありませんが、今後の展開に注目していきましょう。
MACDの考察(MOS)マザース指数 日足チャート
日本株の中では日経225やTOPIXなどよりも、マザーズ指数の動きが堅調に推移しいています。
7月末に一度、第3ステージになりましたが、それ以降は第1ステージを維持しています。
ここからの動きがどうなるかをみるときに、MACD(マックディ)の動きが参考になります。
ではMACDとはどういったものでしょうか。
それは、2本の移動平均線の間隔を見ているオシレータです。
2本の移動平均線の間隔が上昇しているときに広がれば上がり、狭くなると下がります。
そして、2本の移動平均線がクロスするところは、間隔がゼロになりますので数値は「0」となります。
ゴールデンクロスするとMACDは「0」を上に伸びて、デッドクロスすると「0」を下に伸びていきます。
MACD1=短期移動平均線と中期移動平均線の間隔
MACD2=短期移動平均線と長期移動平均線の間隔
MACD3=中期移動平均線と長期移動平均線の間隔
今回はMACD3の動きを考えてみましょう。
MACD3は緑と赤の色が塗られています。
そして、色の薄いところと濃いところがあります。
この違いは、中期移動平均線と長期移動平均線の間隔が広くなっているか、狭くなっているかの違いです。
では、直近の動きを見てみましょう。
MACD3の色が濃くなっています。
これは、中期移動平均線と長期移動平均線の間隔が狭くなっていることを示していますので、最初の変化の兆しとなります。
もちろん、これはトレンド転換を示しているのではありません。
MACD3の色の変化によって少し注意して見ていきましょう、となります。
さて、マザーズ指数の動きは大きな変化となるか、一時的な調整で終わるのかを確認していきましょう。
わかりやすく動く相場は少ない(9022)東海旅客鉄道 週足
2019年に高値を付けてから大雑把にいうと大局は安定下降しています。
細かく見ると、ところどころ反発したり、動きが小さくなったりしています。
2019年の高値を付けてから結果的には下降しているわけですが、途中の動きがあるがゆえに持ち続けることが難しくなります。
こういった途中での反対方向の動きを「中間波動」として私は研究しています。
これらの動きを完ぺきでは無くてもある程度理解しておけばトレードに活かせることができますね。
さて、2020年の8月からも切り返しを見せています。
下降相場において価格が反発するケースで考えられることは二つです。
一つはトレンド継続の時に出てくる一時的な反発。
もう一つは、トレンドが転換するときの反発です。
今回の反発がそのどちらになるかをしっかりと見ていくようにしましょう。
このチャートを見て何を感じますか?(UKX)FTSE100 日足チャート
このチャートを見て何を感じ取りましたか?
利益をとりやすいチャートと感じましたが?
難しそうなチャートと感じましたか?
それ以外は何か感じましたでしょうか?
恐らく多くの方は、利益をとり難く、尚且つ、わかり難い動きをしていると感じたのではないでしょうか。
振り返るとコロナショックで大きく下降し、そこから、切り返してきましたが、200日EMAで抵抗を受けました。
上昇帯から下降帯に移行しましたが、ステージが細かく推移し、値動きも小さい動きとなっています。
個人的には、こういった値動きをしている銘柄を発見したら、トレードは致しません。
ただ、トレードはしませんが、全く関心を持たないというのではなく、時々動きを確認します。
なぜなら、現在は約4カ月のトライアングルを形成しているように見えるからです。
これがもし、仮説通りのトライアングルだとすれば、ここからどうなるのでしょうか。
答えは私も分かりませんが、どこかで、上値抵抗線を超える、もしくは下値支持線を割るところが出てくるでしょう。
そのときに、わかりやすいトレンドになることが考えられます。
チャートは分かりやすい動きとわかり難い動きが入り合わさって出来ています。
わかり難いが終わればわかりやすい動きになることがあります。
このようなチャートを発見したら、この後の動きに注目しましょう。
トレードテクニック4(6.マーケットの不確実性)ここではマーケットの不確実性についてまとめたいと思います
まず,次のようなチャートがあるとき,人はこれをどのように認識するでしょうか
一つの見方としては日足レベルのダブルトップ形成から,更に高値を切り下げ,4Hレベルでもダブルトップを形成してきているようにも見えるので高値際からは売りを仕掛けたいと考えているトレーダーがいるかと思います
もう一方の見方としては日足レベルのダブルボトム形成から更に安値を切り上げ,4Hレベルでもダブルボトムを形成してきているようにも見えるので安値際からは買いを仕掛けたいと考えているトレーダーがいるかと思います
このように,マーケットではそれぞれの思惑によりチャートを形成しています
この後は結果的に直近安値を割ることで下降トレンドに入り,一段の下げに繋がっています
しかし,これはあくまで結果論に過ぎず,別の未来もあり得たということを理解しておく必要があります
例えば次のように直近高値を上抜けてくるようであればそれまで売りを仕掛けていたトレーダーの損切りを巻き込み上昇しやすくなります
また,そのように上昇してくるとSMAも水平から受けてくる形となり,一段の上昇に繋がりやすくなります
一方の見方しか出来ないともう一方のチャンス,リスクに気づけなくなります
双方の見方を身につけ,趨勢が決まった段階で上位足の高値,安値際から仕込めるようなトレードを組み立てる必要があります
トレードテクニック3(5.Multi TimeFrame)ここではMTF(Multi TimeFrame)についてまとめたいと思います
前回と前々回でダウ理論とグランビルの法則についてトレード足レベルのチャートで確認してきました
MTFとはこれらの理論と法則を各時間足に当てはめる分析のことを指します
一般的に長期,中期,短期で分析を行い,デイトレードであれば一例として1D,4H,1Hもしくは4H,1H,15Mと言うような組み合わせで行います
ここでは一例として1D,4H,1Hの組み合わせで行います
日足レベルでは大きく高値を切り下げてきているものの安値も切り上げてきており,直近では方向感が見出しにくい状況
4Hレベルでは高値を切り下げ,直近安値を割ることで下降トレンド形成開始
その中で次の高値切り下げポイントを作ってくるかという状況
1Hレベルでは上位足の4Hレベル高値際でダブルトップを形成し,直近安値を割ることで下降トレンド形成開始
このように,ここで見ているポイントというのは上位足の条件も揃っており,下げやすい環境になっていることが分かります
また,エントリー根拠がダウ理論であるならばエグジット根拠もダウ理論に基づく必要があります
チャートでみると安値を切り上げ,高値を更新したポイントになります
今見ているチャートで実際に下げたことはあくまでも結果論に過ぎません
チャートは予想できないという大前提を理解する必要があります
ただし,チャートにはどちらか一方よりももう一方に”傾きやすい”というポイントが存在します
そのようなポイントでのみトレードを繰り返すことでトータルでプラスに持って行くことが目標となります
あなたは分かりやすい時期にトレードしていますか?(9432) NTT 週足
今回、親会社のNTTが子会社のNTTドコモを、TOBにより完全子会社化すると発表しました。
ニュースで話題になっていましたね。
そこで、NTTのチャートを検証してみようと思います。
まず、皆さんがトレードするときにその銘柄がトレードし易い時期なのか、それとも、トレードが難しい時期なのかを見極める必要があります。
では、どうやって見極めるのかというと、日足でトレードしている人は週足チャートを、1時間足でトレードしている人は4時間足のチャートを見ます。
そして、その大きな足のチャートがトレンド相場となっているのか、中間波動(もみ合い相場)になっているのかを見ます。
NTTを見れば、2017年の高値を付けるまではトレンド相場でした。
2017年の高値のあとの2018年の安値を付けてからは中間波動になっているのが分かります。
なぜなら、2本の水平線を引くと一目瞭然で、そこからは高値も安値も更新していないからです。
週足で中間波動になっているということは大きなトレンドは獲れないということです。
では、これからずっとトレンドが出ないかというとそうではありません。
どこかでトレンド相場が発生します。
その初動をしっかりと狙うことができれば大きなトレンドを掴むチャンスが生まれます。
もしかしたら、難しい時期にトレードしているかもしれませんね。
どの銘柄でも分かりやすい時期とわかり難い時期があり、難しい時期にトレードすると、心身共に疲れ利益も少ないという状況になる傾向があります。
分かりやすい時期にトレードをすると、シンプルなトレードで大きな値幅を撮りやすくなります。
トレンド相場を獲るためには中間波動の終わりを狙いましょう。
チャートのローソク足パターンを即座に見つける方法アップルのチャートを作成して、特定のローソク足の形状を自動的に見つける新しい方法であるローソク足パターンに加えた更新をご紹介します。簡単で高速です。Bearish Engulfing candle (弱気の抱き線) から Shooting Star top (流れ星天井) までほぼすべてのローソク足パターンを検出する事ができます。
ご利用されるには、はじめに「インジケーター&ストラテジー」のメニューを開いて、その中の「ローソク足パターン」のタブをクリックし、ご利用されたいパターンを選択します。ローソク足パターンが自動的に検索されると特別なラベルがチャートに表示されます: 強気の場合には青、弱気の場合は赤、強気と弱気の双方のシグナルの場合には灰色です。ラベルの上にカーソルを合わせると、特定のローソク足の形状についての詳細を確認する事ができます。
この例で作成したチャートは、6月上旬以降のアップルで、それぞれ赤と灰色のラベルマーカーで示される Bearish Engulfing candle (弱気の抱き線) と Doji (同時線) が表示されています。アップルは年初来で50%以上上昇しています。しかしごく最近、巨大な弱気の抱き線が発生しました。矢印でチャート上のその場所を強調表示しています。これは潜在的な弱気のサインであり、センチメントと価格の動きが一気に下落に転じました。そのローソク足が形成された以降、アップルは約15%下落しています。ただし重要な点は、すべての弱気の抱き線が必ずしも長期的な売り払いに繋がるわけではないという事です。実際、他の3つの抱き線の発生時には、アップルは引き続き上昇を続けています。今回はどうでしょうか?それは時が教えてくれるでしょう。
またアラートを作成する事で、このローソク足がアップルに与える影響を追跡する事もできます。そうです – ローソク足パターンは、アラートシステムとも連動します。ローソク足パターンがチャートに出現する度に毎回通知を受け取りたい場合には、アラートを作成して携帯端末やデスクトップに通知する事やEメールで配信する事ができます。
頂いたフィードバックにも耳を傾けてきました。本日ローソク足パターンのメニューに17の新たなインジケーターが追加されています。
• Dark Cloud Cover (かぶせ線) と Piercing (切り込み線)
• Morning Doji Star (三川明けの明星) と Evening Doji Star (三川宵の明星)
• (強気と弱気の) Harami Cross (はらみ寄せ線)
• Tweezer Bottom (毛抜き底) と Tweezer Top (毛抜き天井)
• Rising Three Methods (上げ三法) と Falling Three Methods (下げ三法)
• Rising Window (窓開け上昇) と Falling Window (窓開け下落)
• On Neck (あて首線)
• Upside Tasuki Gap (上放れタスキ線) と Downside Tasuki Gap (下放れタスキ線)
• (強気と弱気の) Doji Star (寄り引き同時線)
これらすべてのインジケーターは、公式のスクリプト言語であるPineで書かれています。アルゴリズムについてより深く理解されたい場合や、特定の設定に合わせてご自身で独自に構成、カスタマイズされたい場合には、インジケーターのソースコードを開いて、変更をお試しください。
このローソク足パターンについてのチュートリアルがお役に立てば幸いです。ご質問やコメントがございましたら、以下にメッセージを残してください。この投稿をお楽しみいただけましたら、いいねを押してください。
トレードテクニック2(4.グランビルの法則)
ここではグランビルの法則についておさらいと何故有効なのか,
どのように手法に組み込むかについてまとめたいと思います
4.グランビルの法則
グランビルの法則は以下の通り
買いパターン
①移動平均線が「水平または上昇中」でレートが上抜け
②移動平均線が「上昇中」でレートが一時的に下抜け後,再度上昇
③移動平均線が「上昇中」でレートが下抜けせずに再上昇
④移動平均線が「下降中」でレートも下落,乖離が発生
売りパターン
①移動平均線が「水平または下降中」でレートが下抜け
②移動平均線が「下降中」でレートが一時的に上抜け後,再下降
③移動平均線が「下降中」でレートが上昇せずに再下降
④移動平均線が「上昇中」でレートも上昇,乖離が発生
このように見ると①②③に対して④だけ毛色が違うのが分かります
これは①②③がトレンドフォローな法則に対して④だけ逆張りな法則なためです
従ってここでは①②③の法則に従ったトレード構築を行います
ただし,④の法則も上位足レベルでは逆張りなだけでトレード足レベルではトレンドフォローとなる
ポイントもあるため全く無意味というわけではありません
ここに関してはMTF(Multi TimeFlame)の時に説明します
さて,ここではトレンドの初動にあたる”①移動平均線が「水平または下降中」でレートが下抜け”
において何故有効かをチャートを用いて説明したいと思います
移動平均線(以下SMA)は非常に強力なツールですが,多くの場合ただ表示しているだけでこの線の持つ本質的な意味を理解していないことがあるかと思います
SMAはある設定区間における平均価格を示しており,トレンドの把握に用いられます
では何故”①移動平均線が「水平または下降中」でレートが下抜け”において有効に機能するのか
それはSMAが平均価格を示すということが言い換えれば”損益分岐点”に相当するからです
(ただし,実際には中央値ではなく終値ベースで設定していることがほとんどなので正確ではありませんがレンジでは無視出来るレベルだと思います)
すなわち,ここを下抜けると含み損に耐えられなくなってきたトレーダーの損切り注文を巻き込んでレートが下げやすくなるわけです
これと以前紹介したダウ理論を組み合わせると図示されているポイントは高値を明確に切り下げ,①移動平均線が「水平または下降中」でレートが下抜けを満たす優秀な売り候補となるわけです
実際にはMTFの観点も必要な訳ですがとりあえずはこの解釈がベースとなります
多くのインジケータや手法を使用してトレードを組み立てるトレーダーもいますが,トレードで重要なことはむしろ如何に無駄をそぎ落とし,状態をシンプルに捉えることが出来るかだと考えています
知識を技術に昇華させるには時間が掛かりますがトレーニングを繰り返せば到達できると考えています
トレードテクニック1(1.トレード目的2.相場分析3.ダウ理論)ここではこれまで理解してきたトレードにおけるテクニックをまとめていきたいと考えています
1.トレード目的
トレードにおける私の目標は次の通りです
一度に大きな利益を上げたい,ファンダメンタルズ分析を主にしている方には当てはまりません
マーケットから退場せずに長期的に成功するためのテクニカル分析,手法のまとめとなります
1.1再現性のある手法およびマインドセットの獲得
相場自体には再現性はありませんが,手法に対しては一貫性が必要です
そのための手法構築と徹底したマインドセットの確立
1.2損小利大の徹底
これが最終的なターゲット
如何にリスクを抑えられる局面でのみエントリー出来るようになるかが目標です
1.3複利への理解
一度で大きな利益を上げることはロットを上げ,リスクを取れば誰でも出来るわけです
長期的に成功したいのであれば小さな繰り返しの利益で目標を到達する
2.相場分析
2.1ファンダメンタルズ分析
ニュースなどの情勢に基づいた分析,テクニカル分析では用いない
2.2テクニカル分析
チャートパターンやインジケータに基づいた分析
3.3心理分析
広義ではテクニカル分析に当たると考えています
マインドセットの確立に使います
テクニカル分析が徹底できていれば不要ですが私には必要でしたので後述します
3.ダウ理論
価格は全ての事象を織り込む
→チャートを正として取り扱う,ファンダメンタルズ分析を持ち込まないことを指している
主要なトレンドは三つの段階から形成される
→先行期,追随期,利食い期(この段階では既にポジションを持っている)
価格は相互に確認される必要がある
→株における項目,FXでは利用しない
トレンドは出来高でも確認されなければならない
→株における項目,FXでは利用しない
トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
→上昇トレンドは高値,安値の切り上げ,下降トレンドは高値,安値の切り上げの継続
具体例をチャートで示します
チャートでは高値切り下げから直近安値を割ることで下降トレンドが開始しています
その後は高値,安値共に切り下げ下降トレンドを継続しますが,最終的に安値を切り上げ,高値を抜けています
このポイントがダウ理論における"明確な転換シグナル"に当たります
これは今後利確の際に使用するので当たり前ではありますが非常に重要な事前知識となります
この当たり前を全てのテクニックにおいて徹底できるかがキーになると考えています
トレードは本当に小さなテクニックの組み合わせだと考えています
そしてそれらのテクニックは感覚に依存せず,定量的,もしくは確率的に評価出来る必要があります
この後は事前のベース知識とテクニックについてまとめていきたいと考えています
既に知っている,当たり前だと思っている知識を再確認するこことで認識を改めたいと思います
価格とMACDのダイバージェンス(GBPJPY) ポンド円 4時間足
今回は価格とMACDのダイバージェンスについて見ていきましょう。
ダイバージェンスとは「逆行現象」といい、今回であれば価格が右肩下がりになるのにMACDが右肩上がりとなり、
価格とMACDの動きが逆行する現象のことです。
そして、このダイバージェンスは変化の兆しとなりトレンドが転換するかもしれないというヒントを与えてくれます。
では、このダイバージェンスがどうやって発生するのかというメカニズムを見ていきましょう。
MACDとは移動平均線の間隔を見ているオシレータです。
例えば短期移動平均線と長期移動平均線の間隔が下降相場において間隔が広がればMACDは下がっていきます。
そして、その間隔が下降相場において狭くなればMACDは上がっていきます。
2本の移動平均線の間隔が広がっているところはトレンドに勢いが出ているところです。
2本の移動平均線の間隔が狭くなっているところはトレンドの勢いが弱くなっているところです。
つまり、価格とMACDのダイバージェンスが起きているところは、今回であれば価格は安値を更新しているのですが、
トレンドの勢いは弱くなっていますよ。と、いうことを教えてくれています。
そして、そこから価格とMACDの動きが同じ方向に動きだしています。
今回はダイバージェンスが変化の兆しを教えてくれて、その兆しが変化に繋がったということです。
ということは、変化の兆しが起きても変化しないことを理解する必要があります。
なぜなら、ダイバージェンスはトレンドの勢いが弱くなったサインであって、トレンド転換のサインではないからです。
トレンドの勢いが弱くっても、再び強くなることはよくあることです。
ダイバージェンスのメカニズムを理解することで、マーケットの変化を意識することができます。
「ダイバージェンス=トレンド転換のサイン」と安易に決め付けてトレードしてはいけません。
それぞれのインジケータが何を見て、どういった特徴があるかを理解しましょう。
CFTC建玉明細 ~ファンドのポジションを確認~ (CL2!)WTI原油 週足
CFTC建玉明細明細を見ていきましょう。
CFTCとは米国の商品先物取引委員会であり、毎週ファンドや商業筋のポジションを公開しています。
毎週金曜日にその週の火曜日の段階でのポジション状況が公開されます。
今回は原油を取り上げました。
はっきり言えることは、この数年でファンドのポジションが相当増加しているということです。
しかも、買い越し枚数の増加が顕著だということです。
2018年からの価格の下降と共に買い越し枚数もやや減少していますが、
今回のコロナショックでまた増加しているのが分かります。
ちなみに、チャートの下の赤い折れ線がファンドの買いポジションの残玉、青い折れ線がファンドの売りポジションの残玉となっています。
残玉とはポジションを持っていて未だ決済していないポジションのことです。
それから、オレンジ色の棒グラフが、買い残ー売り残の差となっています。
ファンドのポジションは時に極端に買い越しが増加したり、売り越しが増加したりします。
そういうマーケットが大きく歪曲したときに、その反動が遅かれ早かれ出てきます。
ゆえに、時にはファンドのポジションがどうなっているかというのを確認してもよいのではないでしょうか。
分かりやすいチャートと難しいチャート(9735)セコム 週足チャート
チャートを見るときに、まず大局をみて大きな流れを確認します。
次に目先の動きを確認します。
その方法は足種をかえるというのもありますが、一つのチャートで見る時にも見方があります。
まずは大局を見るために、200本EMAの方向性を見ていきます。
今回は緩やかな右肩上がりの動きになっていますので、非常に分かりやすい動きになっているというのが200本EMAからは分かります。
次に、目先の動きを確認するために移動平均線大循環分析の帯を見ます。
中期移動平均線と長期移動平均線の間を帯と呼び、黄色の帯を上昇帯、水色の帯を下降帯といいます。
そして、この帯の動きを見ると、上昇帯と下降帯が短期間で入れ替わっているのが分かります。
特に直近の相場は値動きも大きく、振り回されやすい相場展開になっています。
200本EMAの動きは分かりやすいのですが、帯の動きを見るとわかり難い動きになっているのが分かります。
こういった動きはトレードするときには難しく感じるチャートとなります。
その時は、200本EMAの方向性に合うときだけトレードをするとか、足種をかえるとかの工夫が必要となります。
場合によっては、難しいチャートになった時にはトレードをしないという選択肢があります。
ただし、難しい動きが続いているからといって、今後も難しい展開になるとは限りません。
この上なく分かりやすいチャートになることもありますので、チャートの動きに素直にトレードをしていきましょう。