綺麗なチャートから学ぶ ~どこで大ストを使うか~S&P/ASX200 日足チャート
上昇トレンドも下降トレンドも、とても綺麗なチャートです。
チャートの教科書にのせたくなるような綺麗さですね。
このような綺麗なチャートは滅多にありませんが、だからといって参考にならない、と決めつける必要はありません。
綺麗な上昇トレンドと下降トレンドのときに、移動平均線大循環分析(イド大)の形がどうなっているか、
そして、そのときの大循環MACD(大マク)の動きがどうなっているかを確認すると、ヒントが見えてきます。
そして、イド大と大マクの動きを見て大循環ストキャス(大スト)をどこで使えば機能し易いかを検証してみましょう。
また、使って上手くいかないときには、どこで手仕舞うかを検証してみましょう。
イド大も大マクも、もちろん大ストもそうですが、大事なのは売買サインがどこか、ではありません。
ゴールデンクロスが買い、とかデッドクロスが売りというのは大事ではありません。
それよりも大事なことは、その指標がどこを見ている指標なのかです。
イド大も大マクも大ストも見ているところが違います。
どこを見ている指標かを理解できれば、その売買サインが、なぜ、そこがサインなのかが見えてきます。
それを理解することが一番重要なのです。
ですから、「買い」と「売り」のサインだけに拘っていては成長しないのです。
一緒に学んでいきましょう。
チャートパターン
大循環ストキャス ~複合トレードの考察~スイスフラン/シンガポールドル 日足チャート
移動平均線大循環分析(イド大)
大循環MACD(大マク)
大循環ストキャス(大スト)
三つの複合トレードを考察してみましょう。
イド大では、第1ステージで買いにエッジ(優位性)があるところですね。
ただ、第1ステージですと仕掛けとしては遅いと感じる方も多いと思います。
そこで、第6ステージや第5ステージでの仕掛けが考えられます。
大マクでは、MACD1やMACD2の動きは大ストと同じように反応しますが、
帯MACDの変化を使うという方法もありますよね。
帯MACDが拡大しているところから縮小する局面では帯MACDの色がかわります。
大ストのボトムゾーンでセットアップ(準備の時間)から
ボトムゾーン上抜けから買いサインとなりますが、帯MACDよりは少し早くサインが出ているのが分かります。
早く仕掛ければ仕掛けるほどダマシガ多くなります。
そのダマシを回避するには、それまでのチャート形状から判断するしかないのですが、
仕掛けた後の動きを大スト、大マク、イド大の動きの変化を確認することで、正しい判断だったのか、間違いだったのかをチェックするというのもあります。
この変化がおかしければ、ロスカットがヒットしていなくても、一先ず撤退してチャートの動きを再確認するというのも考えられます。
個人的には、ロスカットを1回設定すれば、変更することは殆どないので、
むしろ、大スト、大マク、イド大の変化を確認して正しかったと感じれば買い増しを考えますね。
皆さんも、自分のトレードルールを考えてみましょう。
大循環ストキャス ~ボリンジャーバンドからの考察~ナスダック総合指数 日足チャート
大循環ストキャスとはストキャスティクスを応用したものです。
とはいえ、ストキャスティクスですので、相性のいいボリンジャーバンドと組み合わせ考察してみようと思います。
ボリンジャーバンドは20日移動平均線をミッドバンドとして
変動幅(ボラティティ)の大きさを標準偏差として表示しています。
ストキャスティクスとは、一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しています。
チャートは、上から順番にボリンジャーバンド、バンドワイズ、%bチャート、大循環ストキャス、となっています。
バンドワイズと%bの動きと大ストを組み合わせることで、大ストのダマシを減らそうという取り組みです。
%bと大ストの動きが似ていますよね。
%bはバンドのどの位置に価格があるかを見ます、
それと大ストを組み合わせると方向性が見えていきますね。
初めての方は難しいかもしれませんが、今回はさわりだけですが、
今後もボリンジャーとの組み合わせを考察して詳細を記載していきますね。
大循環ストキャス ~「たすき」の考察~(6869)シスメックス 日足チャート
今日は大循環ストキャスの「だすき」について考察してみましょう。
まず、「たすき」とはストキャス20とストキャス40の間のところを「たすき」と呼んでいます。
上昇しているところの「たすき」は黄色になっています。
下降しているところの「たすき」は水色になっています。
「ストキャスティクス」を復習しましょう。
一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しているオシレーターです。
つまり、
「ストキャス20」は20日間の値動きの中での現在価格が相対的にどれくらいかを、
「ストキャス40」は40日間の値動きの中での現在価格が相対的にどれくらいかとなりますね。
ストキャス20が上向き(下向き)になるということは、過去20日間の間での現在価格が上向き(下向き)になってきています。
それに対して、ストキャス40の動きが鈍いときは、過去40日間での現在価格がストキャス20よりも上がっていない(下がっていない)ということですね。
この動きの時は、結果的に「たすき」の幅が広がっていきます。
一方で「たすき」の幅が狭いときは、ストキャス20とストキャス40が同じように上昇(下降)しているときです。
ということは、「たすき」の幅がどうなっていくかを確認することで、その相場の勢いの強弱を確認することができます。
それをどう使うかというと、「たすき」の幅を見ながら、ちょい取りからトレンド獲りに切り替えるヒントに使います。
「たすき」にはトレンドの勢いの強弱のヒントが隠れています。
では、最後にストキャスティクスの再確認
仮に、(n期間)のnを20日とします。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が一番高いと、100%となります。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が一番低いと、0%となります。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が中間であれば、50%となります。
大循環ストキャス ~200EMAと大ストの関係を考察~(3402)東レ 日足チャート
東レは昨年から下降トレンドが続いています。
200日EMAが右肩下がりになっていますので、
分かり易い下降トレンドですね。
ところが、200日EMAは分かり易い下降トレンドですが、移動平均線大循環分析(イド大)でトレードしようとすると、
下降帯と上昇帯が交互に出てくるので、意外と取れそうで取れない動きですよね。
つまり、下降チャネルの動きとなっていて、(チャネルとは上値抵抗線と下値支持線が平行に動いている形状)
結果的に下降となっているのにイド大でトレードするとロスカットが増えて取れないといったパターンの時です。
この話、本当によく耳にします。
このようなときでも大ストを使うと上手く立ち回れることがあります。
シンプルなのは、200日EMAの方向性と同じ向きのトレードに大ストを使う。
上級編は、チャネルラインを確認できれば上下両方に大ストを使い、
チャネルラインが上下どちらかにブレイクしたら大ストの使い方をかえるという方法ですね。
イド大も大ストも使い方を理解すれば、使い勝手が一気に良くなります。
大ストの基本はストキャスティクスです。
ストキャスティクスが何を見ているオシレーターかを理解すれば使い方が必ず変わります。
「ストキャスティクス」とは、一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しているオシレーターです。
仮に、(n期間)のnを5日とします。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が一番高いと、100%となります。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が一番低いと、0%となります。
一定期間(5日間)の値動きで、現在の価格が中間であれば、50%となりますね。
ということは、80%以上だから「売り」とか、20%以下だから「買い」というのは
ナンセンスだということが簡単に分かりますよね。
トレンドラインを引こう ~大循環ストキャスの考察~日経225 日足チャート
トレンドラインを引いていると、日に日にラインの本数が多くなりますね。
ただ、過去のトレンドラインがサポレジ転換して復活してくることがありますので、頑張って引いていきましょう。
まず、トレンドラインと移動平均線大循環分析(イド大)の関係では、トレンドラインのブレイクとイド大のステージの変化が重なることが多いですよね。
つまり、トレンドの変化をラインで見るか、イド大で見るかの違いだけで、考え方が一緒であるということがポイントでしたね。
では、今回もトレンドラインと大循環ストキャス(大スト)の関係を考察してみましょう。
大ストのメリットはサインが早いということですね。
逆にデメリットはサインが早い分、ダマシが多いということでしょう。
そのダマシを色々な分析を使って回避することで、大ストの早い仕掛けを有効活用できるようになります。
今回は、青色のトレンドライン(抵抗線)を上抜けたところと、大ストの買いサインがほぼ重なっています。
大ストがセットアップ(大スト20が20%以下に入ったところをセットアップといいます)してからトレンドラインの関係を見たときに、
トレンドが継続しているところでの大ストのサインはダマシの可能性が高いように感じますね。
トレンドラインのブレイクと大ストのサインが重なったところ、もしくは、重なりそうな局面での仕掛けは上手くいくことが多いですね。
大ストを初めて使うとダマシが多いことに気づきます。
そして、「ダマシガ多いから使えない」といって使わなくなる方もいるでしょう。
オシレーターは考え方が大事なのです。
イド大はトレンドをしっかりと獲れるのがメリットで、
仕掛けや仕切りが遅い分、トレンドが小さいときに利益が減ったり損が増えたりするところがデメリットですので、
イド大に他のオシレーターを足し算をしてデメリットを減らす工夫が必要です。
大ストはサインが多い分、引き算が必要です。
その引き算に何を使うか、その一つがトレンドラインです。
足し算と引き算を上手く使ってそれぞれのオシレーターを有効活用していきましょう。
ここが分水嶺となるのか? ~チャネルラインの攻防~ユーロドル 日足チャートです。
移動平均線大循環分析では、第6ステージとなっており上昇相場の入り口となってきています。
チャネルラインの上限に達しており、ここを上抜けるのか、抵抗を受けるのかの分水嶺となってきています。
このチャネルラインの上限に達する前に、
チャネルラインの下限まで行かずに、二番底のような動きから切り返していますので、流れが変わるかも?といったヒントがありましたね。
さて、ここから上抜けるかどうかは分かりませんが、注目に値する局面であることは間違いありません。
上昇チャネルは高値、安値が切り上がりながら上昇します。
下降チャネルは高値、安値が切り下がりながら下降します。
そのリズムが崩れているところに気づくかどうかが、今回のチャネルライン上限に向かうと感じるかどうかの分かれ目ですね。
チャートにはたくさんのヒントが隠れています。
そのヒントを一つでも多く見つけることが相場で安定勝ち組になるために必要なことですね。
トレード実践編「Trend is Friend」 ~この場合何を考えるか~ユーロ円の月足、週足、日足チャートです。
トレードするときに、どの銘柄がエッジがあるか、もしくは、どの銘柄がエッジが出てきそうかを確認するために、
私は、必ずその銘柄の月足、週足、日足を確認します。
今回、エッジについての質問がありましたので、ユーロ円を例に考えてみましょう。
「エッジ」とは優位性ということです。
通常、相場はフィフティーフィフティーですが、その50:50の局面から若干「買い」、もしくは「売り」が有利になるところがあります。
その局面をどう探すかが重要だと感じています。
そのヒントを時間軸の違うチャートからも探します。
ではこのユーロ円の月足を見てみましょう。
月足は移動平均線大循環分析では第4ステージです。
帯を見るともみ合い相場になっています。
上下どちらに大きなトレンドが発生するかに注目となりますね。
週足で移動平均線大循環分析では第4ステージを維持していますね。
このまま下降トレンドが継続するか同課の確認が継続です。
日足では移動平均線大循環分析では第4ステージです。
月・週・日足でのトレンドラインが抵抗線として機能しています。
ということは、仮に4時間足や1時間足が第1ステージとなったとしても、細心の注意が必要だということが分かります。
なぜなら、月・週・日足が第4ステージだからですね。
もちろん、4時間足や1時間足が第1ステージになったところが、大局のトレンド転換となることもあります。
しかし、多くは戻り売りになり直ぐに撃沈となることが多そうだとチャートから感じ取れます。
ですから、せめて、日足が第1ステージになるとか、そこまでいかずとも、第5ステージや第6ステージとなり、
そこから、4時間足や1時間足が押し目の第1ステージになったところを狙えば撃沈のリスクが軽減されます。
相場はいかにトレンドの流れに乗るかです。
「トレンド・イズ・フレンド」とはよくいった相場格言ですね。
トレンドラインを引いてから大循環ストキャスを考察ナスダック総合指数 日足
トレンドラインを引いて大循環ストキャスを考察してみましょう。
通常はローソク足からトレンドラインを引きますが、EMAを基準にトレンドラインを引きました。
そうすることで、大循環ストキャス(大スト)のダマシを回避することが出来るかどうかを考察します。
大ストは反応感度が高いという点において、メリットとデメリットとの両面がありますよね。
そこで、EMAにトレンドラインを引くことで、トレンドがあるところでの逆張りの大ストのサインを回避できるケースが増えます。
ローソク足にトレンドラインを引いて逆張りの大ストのサインを回避するやり方もありますが、
EMAにトレンドラインを引くことで、ローソク足のブレを回避できるとの仮説からローソク足を消しました。
ローソク足にトレンドラインを引く方法と、EMAにトレンドラインを引くのとでは、
大した違いはないかもしれませんが、ブレやノイズを小さくした方が精度が上がりますので、
試行錯誤する価値はありますよね。
トレンドラインを継続して引くことで、チャネルラインやトライアングルなどのヒントが見えてきます。
皆さんも、トレンドラインをたくさん引いていきましょう。
一番大事なこと ~資金管理~ユーロ円のチャートです。
一つは日足、もう一つは60分足です。
それぞれ、現状分析をしてみましょう。
日足チャートは、移動平均線大循環分析では第4ステージです。
安定下降となっています。
60分足 チャートは、移動平均線大循環分析では第1ステージです。
上昇期へと移行していきました。
日足チャートはトレンドラインを超えることなく推移しており、
60分足チャートはトレンドラインを超えてきています。
共通しているのは二つとも、200EMAを下回っていることですね。
では、時間軸の違う同一銘柄の場合、資金配分をどうすればよいか見ていきましょう。
どの足を見るかによって資金配分が変わってきます。
仮に、それぞれ仕掛けを考えるとします。
投資用資金が100万円とすると、どれくらい仕掛けるのが適切でしょうか。
資金管理にはユニットという考え方があります。
1日に取るリスクは1%と考えます。
そうすると100万円の1%は1万円です。
次に、1日の平均的な値動きを見ます。それをATRといいます。(ATRは20EMAで対応)
そして、その1%の金額をATRで割ることで、ユニットが出てきます。
ユーロ円の日足のATR→0.5515(ATRは価格の推移でかわります)
1万円÷0.515=19417通貨となりますので、1万通貨、もしくは強気の時は、2万通貨を買うのが適切な量となります。
ユーロ円の60分足のATR→0.1328(ATRは価格の推移でかわります)
1万円÷0.1328=75301通貨となりますので、7万通貨、もしくは強気の時は、8万通貨を買うのが適切な量となります。
このように、時間軸が違うと取引量がかわってきます。
大事なことは、60分足で仕掛けたときは、60分足で手仕舞うことです。
仕掛けと手仕舞いで違う時間軸を使ってはいけません。
ロスカットの基本は2ATRですので、仕掛けた価格から2ATR逆方向のところか、直近の高値(安値)にロスカットを設定します。
(買いの場合は買い値から2ATR下げたところ、売りの場合は売り値から2ATR上げたところ)
仕掛けた後に価格を見て右往左往してはいけません。
後は、ロスカットが入るか、否かだけですね。
シンプルに相場を見る ~上昇帯と下降帯の考察~ (2193)クックパッド 週足チャート
移動平均線大循環分析(イド大)と大循環MACD(大マク)の(帯MACD)です。
初心者の方は出来るだけシンプルにチャート分析しましょう。
上級者の方は、難しく分析してから最後はシンプルに見るようにしましょう。
MACD1とMACD2は消しています。
イド大と、MACD3(帯MACD)の関係を見てみましょう。
帯MACDがゼロラインの上で推移しているところは、イド大では「上昇帯」
帯MACDがゼロラインの下で推移しているところは、イド大では「下降帯」
200日EMAは大局の強弱を見ます。
上昇帯が続いているところは200日EMAより上で推移し易いですね。
下降帯が続いているところは200日EMAより下で推移し易いですね。
「シンプル・イズ・ベスト」ですね。
ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム!? ~逆三尊底なのか否か!?~ポンドドルの週足チャートを見てみましょう。
アイデア投稿をご覧いただいている方から、
「ポンドドル」の現状分析をどう見るかというコメントを頂きました。
では、まず移動平均線大循環分析(イド大)で見てみましょう。
現在第4ステージの下降期となっています。200EMAが右肩下がりとなっています。
帯は細いですが下降帯でです。
大循環MACD(大マク)や大循環ストキャス(大スト)で見ると、それぞれ下降の流れが継続しています。
「売り」にエッジがある状態ですね。
では、ここに水平線やトレンドライン、補助線を入れてみました。
底値で出てくるヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム(逆三尊底)のパターンのような形状です。
では、ここからどう見るかを検証してみましょう。
現状のチャート形状が逆三尊底の形だからといって買い目線で見ると、自らリスクを抱えてしまうかもしれません。
確かに逆三尊底のように見えますし、そうなるかもしれません。ならないかもしれません。
逆三尊底の完成形はネックラインといいますが、三つの安値の間の戻り高値(青色の点線)を超えて、
リターンムーブ(ネックラインのサポレジ転換)を確認して初めて完成となります。
ですから、ここで底値と決めつけて流れに逆らって買い目線で見るよりは、逆三尊底が完成してから対応しても十分間に合います。
なぜなら、週足での逆三尊底の完成後の値動きは相当大きくなることもあるからです。(勿論、ならないこともあります)
もちろん、日足や時間足でトレードをしていて、大ストや大マク、イド大などの買いのサインが出たから「買い」で対応するのであればOKです。
私が大事にしていることは幾つかありますが、その一つにトレンドの流れに乗っているか、流れに乗ろうとしているかです。
逆三尊底が完成形に近づくには、まずは、今の下降トレンドのライン(赤色の線)を上抜ける必要があります。
そして、ネックラインを超えてくれば近づいていきます。
一方で、直近の安値を割ってくれば逆三尊底の見立ては間違っていたことになります。
フォーメーション分析を使って、逆三尊底のイメージをもってトレードに活かすことは素晴らしいことです。
様々なパターンがありますので、それらを知るとトレードのヒントに繋がることがあります。
ただ、そのイメージに引っ張られた無理なトレードはリスクを高めてしまいます。
2016年に付けた安値に対して昨年末の安値が2番底となるのかどうかが焦点となりそうです。
イギリスではメイ首相が辞任を発表しました。
そのイギリスはEU(欧州連合)離脱の問題が未解決のままです。
今後もボラティリティ(変動率)が高くなりそうですので注目していきましょう。
移動平均線大循環分析とトレンドラインの関係を考察 移動平均線大循環分析とトレンドラインの関係を考察して見ましょう。
移動平均線大循環分析はステージの変化を見ながら、エッジ(優位性)のあるところを狙っていきます。
トレンドラインは主な高値と高値、安園と安値を結んでラインを引きます。
そのラインを上抜け(下抜け)したところを変化の兆しとして捉えていきます。
それぞれ移動平均線大循環分析とトレンドラインを組み合わせることでヒントを探していきます。
丸印を2か所つけましたが、移動平均線とトレンドラインの変化が重なっています。
移動平均線もトレンドラインもステージの変化やラインの上抜け(下抜け)が大事なだけでなく、
その変化がもう直ぐ起きそうだということが分かることが、実は重要なポイントなのです。
皆さんもたくさんラインを引いていきましょう。
移動平均線大循環分析と大循環MACDの考察移動平均線大循環分析と大循環MACDを考察しましょう。
チャートの銘柄は、ユーロ円 240分足です。
移動平均線大循環分析でチャートを見ると、安定下降期であることが分かります。
そして、下降トレンドに勢いが出て加速しているところは、下降帯が拡大していきます。
大循環MACDを見ると、MACD3(帯MACD)も下降してMACDの帯も拡大しています。
MACD1やMACD2も右肩下がりの動きとなっています。
縦線の赤い点線のところ(帯MACD)からは帯MACDが反転しています。
しかし、価格は下降トレンドを維持しています。
このMACDの動きは何を示しているのか。
MACDが上昇(下降)しているときは、車で例えると加速しているところ(時速がどんどん上がっているイメージ)です。
MACDが横ばいとなっているところは、車で例えると安定走行(安定した時速で走行)
MACDが反転しているところは、車で例えると減速している(減速していても前進している)
MACDの反転がさらに進むと、価格の反転が起きます。
この移動平均線とMACDの関係を理解すると、マーケットの変化の動きに敏感になります。
MACDと価格(短期移動平均線)の動きが逆行していたところから、動きが一致したところから変化の兆しが出てきます。
その変化の兆しから下降帯(上昇帯)が変わるかどうかを確認します。
チャートにはたくさんのヒントが隠れています。
そのヒントをどれだけチャートから探すことが出来るかですね。
トレンドラインを引こう ~豪ドル円~移動平均線大循環分析(イド大)で分析すると、第4ステージの下降期が続いています。
トレンドラインは主要な高値と高値、安値と安値を結ぶとこでトレンドラインが引けます。
そして、それは、価格に対してラインを引きますが、オシレーターにもラインを引くこともあります。
今回のラインで見ると、幾つかヒントが出てきていますね。
まずは、価格とMACDの関係を見ると、ダイバージェンス(変化の兆し)が発生しています。
通常は、価格の動きとMACDの動きが一致します。(価格が上昇(下降)するとMACDも上昇(下降)する)
ダイバージェンスは価格とMACDの動きが逆行します。
ダイバージェンスが発生したからトレンドが転換するとは限りませんが、変化の兆しとしてヒントとなります。
次に、高値と高値、安値と安値を結んだラインをトレンドラインといいます。
そのトレンドラインを引いたときに、今回の場合はダイアゴナルトライアングルの可能性が出てきました。
そして、その上値抵抗線を価格が超えてきました。
大循環ストキャス(大スト)でも何度かダマシガ出ていましたが、再びボトムゾーンを上抜けしてきました。
さて、ここからイド大でステージに変化が出てくれば、トレンド転換の可能性が出てきますので注目しましょう。
CFTC建玉明細 ~ビットコインとドル円を比較~(米先物取引委員会(CFTC)発表のファンドのポジション状況です)
CFTC建玉明細(5/14現在)
ダウ工業 22360枚(-8340枚)
S&P500 -1288枚(+895枚)
円建日経平均 28022枚(-1994枚)
IMM円 -61580枚(+30137枚)
IMMユーロ -95301枚(+10804枚)
ドルインデックス 26677枚(-1556枚)
豪ドル -64046枚(-6997枚)
ポンド -3318枚(+3561枚)
NY金 124536枚(+49125枚)
WTI原油 487808枚(-6528枚)
ビットコイン-945枚(+94枚)
CMEの先物取引にビットコインが上場していますが、
上のビットコインのチャートは日足、
下のドル円のチャートは月足です。
銘柄も日柄も全く違いますが、チャートの形状が似ているなということが良くあります。
そんな時は、小さな宝物を発見した気分になります。
皆さんも色んなチャートを見て、似た形状を探してみてはいかがですか。
典型的なもみ合い相場 ~こんなチャートは興味ない!?~(2602)日清オイリオグループ
大きく分けて相場には、上昇相場、下降相場、トレンドの無い相場、の三つがあります。
多くの方は、上昇相場、下降相場、しかも、そのトレンドが大きい銘柄に興味を持たれることでしょう。
残念ながら、長期もみ合い相場の銘柄は、人々の関心を惹きつけません。
しかし、しかしです。
相場が上昇の次に下降、下降の次に上昇と順番であれば、簡単です。
むしろ、上昇→もみ合い→上昇(もしくは下降)となるのでややこしい。
故に、もみ合い相場の後は、上昇か下降か分かりませんが、
トレンドにつながりやすいので私はこういった銘柄は大事にウォッチリストに入れておきます。
これが私の銘柄選びの一つです。
移動平均線大循環分析 ~ダイバージェンスの考察~NZドル/円 240分足
移動平均線大循環分析では第4ステージの安定下降期です。
短期移動平均線の動きにはまだ大きな変化はありません。
大循環MACDで見ると、価格とMACDの関係がダイバージェンス(逆行現象)となっており変化の兆しが出てきています。
大循環ストキャスで見ると、ボトムゾーンから何度も上抜けしダマシが連続して続いています。
ダイバージェンスが発生したから売りから買いの替わると考えて「買い」エントリーするのではなく、
ここから価格とMACDの動きが順行(MACDの切り返しに価格も追随する動きになる)ところを狙いたいですね。
ダマシ覚悟でダイバージェンスのところを狙う戦略もあるかもしれませんが、
その時はリスクが高いところを狙っていることを認識しロスカットを厳しくする必要があります。
移動平均線大循環分析に200EMAも加えていますが、200EMAの方向性に沿ったトレードが利益を伸ばしやすいことが分かります。
200EMAに沿った動き、200EMAから放れていく動きが「推進波」、200EMAに接近する動きが「訂正波」となり「推進波」を狙ってトレードするのが基本ですよね。
ですから、現在は「売り」ポジションを維持しながら、トレイリングストップを引き下げながらその注文が入るかどうかを待っている時間帯ですね。
変化の兆しが出てきていますので、トレイリングストップが入った時に、途転買いをするか、暫く様子見をするかが作戦として意見が分かれるところかもしれませんね。
個人的には、トレンドが暫く継続していている状況で、大ストのダマシが続いたときに、
MACDのダイバージェンスが発生すれば、途転買いも検討しますが、果たしてここからの展開がどうなるか・・・注目しましょう!!