ニュースを見れば見るほど買えない相場です(NK2251!)日経225先物 日足チャート
新型コロナウイルスにおいて日本で死者が出て、感染者が増加してきています。
日本に限らず世界の景気に対する懸念が増加してきています。
日本の国内総生産(GDP)が発表されました。
2019年10~12月期のGDP速報値、
物価変動の影響を除く実質で前期比1.6%減、年率換算では6.3%減。5四半期ぶりにマイナス成長に。
消費増税前の駆け込み需要の反動減が影響したそうです。
また、大型台風や暖冬によって消費が伸びなかったようです。
このようなニュースが出れば買う意欲が削がれるばかりか、売りを検討する方もいらっしゃるかもしれません。
では、チャートはどうなっているでしょう。
まず、移動平均線大循環分析は、第1ステージの上昇期を維持しています。
ただ、帯が横ばいで細くなっていますので、勢いが弱くなってきています。
大循環MACDを見ると、昨年から価格とMACDの動きが逆行する「ダイバージェンス」になっていました。
ダイバージェンスとは勢いが弱くなってきたことを示しており、変化の兆しとなっています。
青色の2本の線を入れていますが、チャートは「Y波動」という拡大トライアングルの形状となってます。
買い方と売り方の激しい攻防が続いています。
ニュースの内容だけ見れば、移動平均線大循環分析の第4ステージの下降期のような状況です。
でも実際は第1ステージですので、ニュースに惑わされないようにしなければいけません。
ローソク足のトレンドライン、MACDに引いたラインのどちらに動き出すのかを注目していきましょう。
チャートパターン
チャートが綺麗なビットコイン(BTCJPY) ビットコイン 日足
チャートが綺麗なのが仮想通貨ですね。
暗号通貨とかクリプトといった方が良いかもしれません。
移動平均線大循環分析でチャートを見たときに、
もみ合い相場ではあるのですが下降しながらのもみ合い相場になっています。
いわゆる、もみ合い弱含みの動きになっています。
トレードするには難しいとされる動きです。
ここにトレンドラインを2本入れると、ダイアゴナルトライアングルの形状で下降しているのが分かります。
一気にチャートが分かり易くなります。
そして、逆三尊底を形成して反発しました。
ダイアゴナルの終盤に逆三尊が出てくるという分かり易い動きを見せました。
そして、逆三尊のネックラインを超えてターゲットプライスまで反発しました。
ここから反転するのか、ダイアゴナルのスタートラインまで反発するのかが注目されます。
ビットコインのチャートはトライアングルが分かり易く沢山出てきます。
皆さんもチャート上に浮かび上がるトライアングルをラインを引きながら探してみましょう。
トレードのヒントが見えてきます。
フォーメーション分析 ~パターンを決め付けてはいけない~(9984)ソフトバンクグループ 週足
チャートを見ていると、「チャートは芸術」だと感じることがあります。
チャート上に様々なラインを引いていると、そこに様々な形状が出てきます。
正三角形、二等辺三角形、正方形、平行四辺形、台形、そして、「菱形」など。
夜空に星座が出来上がるように、日々変化するチャートにも色々な形状が出来上がります。
星座の位置は恐らく変わることがないのでしょうが、
刻々と動くチャートにも似た形状が出てくるというのは、もしかしたらチャートは普遍的なものかもしれませんね。
さて、フォーメーション分析の中に「ダイヤモンドフォーメーション」というパターンがあります。
菱形の形をしたパターンです。
高値を切り上げ、安値を切り下げて買い方、売り方が激しい攻防を繰り返した後、
高値が切り下がり、安値が切り上がり、買い方と売り方の攻防が収束していき完成するパターンです。
このパターンは「天井形成パターン」として出てきますが、
三尊天井もそうですが、ダイヤモンドフォーメーションも中段で出てくることがあります。
そうです。どちらもあるのです。
これが、パターンを決めつけてはいけない根拠なのです。
なぜなら、天井と中段ではポジションが真逆になるからです。
上昇相場の天井ならば「売り」、上昇相場の中段ならば「買い」になるのです。
パターンを知ることは大事なことです。
ただ、決め付けてはいけないのです。
移動平均線のゴールデンクロスは「買い」のサインですが、「買い」ではありません。
禅問答のようですが、ゴールデンクロスは「買い」のサインなので、そのサインが本物かどうかを見極めていかなければいけません。
そして、本物であれば「買い」になるのです。
その見極める作業がチャートの読解力を高めてくれるのです。
屁理屈のようですが、価格の変化を柔軟にとらえて流れに素直に対応することを心がけましょう。
相場で意地を張ってはいけません。
ユーロドル 日足チャート(EURUSD)ユーロドル 日足チャート
水平線とトレンドライン、チャネルラインを入れると、その時点で現在地の状況が見えてきます。
どのように見えてくるのかというと、流れに乗っているのか、それとも変化の時間帯なのかです。
今回のユーロドルを見ると、直近の下降チャネルラインの中で推移しておりますが、
水平線を下回り大局のチャネルラインを下回ってきました。
そのときに、水平線やトレンドラインを入れたところで変化の兆しとなるところが出てきます。
今回は色を濃くした三角形のところが、変化の兆しとなるポイントと見ます。
この三角形が支持線となり切り返すのでしょうか。
この三角形の中で推移するのでしょうか。
この三角形を割って下回ってくるのでしょうか。
直近の変化はここの部分に注意しながらマーケットを見ていくのがよさそうです。
大局(200日EMA)の下で下降が続く弱気相場に戻るのか、
大局(200日EMA)の上を超えて強気相場に移行するのか、
現状の価格帯で横ばいの動きが続くのか、
どう推移するかを予想するのではなく、価格がどう動いているのかを見ていきましょう。
価格の変化の仕方がポイントとなってきますので、ここからの時価帯は注目の時間帯となりますね。
チャートがどこで動きだすのか? (USDCAD)米ドル/カナダドル 週足
チャートはトレンド相場と中間波動が混同して構成されています。
トレンド相場とは大きく動く相場で、中間波動とは小さく動く相場です。
大きく動いた相場が終わると、動きが小さくなりやすくなります。
動きが小さい相場が終わると、動きが大きくなりやすくなります。
トレードにおいて大きな利益を狙うには、当然のことながらトレンド相場を獲ることです。
中間波動の小さな動きの中では、トレードが難しく大きな利益を狙い難いところです。
この基本的な原則を理解することで、トレードに関する考え方が大きく変わります。
トレンド相場をいかにつかみ取るかが重要です。
ということは、中間波動が終わるところを狙うことがポイントとなります。
動きが小さい相場がどこで終わるのかを見ていきましょう。
動きが大きくなり始めるところがあります。
その変化の兆しを探していきましょう。
つまり、上がるか下がるかではなく、動きが小さいのか大きいのかに意識しましょう。
日経225先物 ~LIVE配信で分析した銘柄~(NK2251!)日経225先物 240分足
先週末はLIVE配信をさせていただきました。
個人投資家の方のトレード技術の向上に繋がれば嬉しい限りです。
そのときにも、日経225のチャートを表示しました。
チャートを見ると、ダブルトップのような形状になってきています。
ポイントは、ネックラインでサポレジ転換できるかどうかです。
(サポレジ転換に関しては下記の記事をご覧ください)
直近のチャートの形状を見ると、高値が一定で下値が切り下がっており、拡大トライアングルを形成しています。
ここから上下どちらに抜けてくるかです。
新型肺炎の影響からマーケットはリスク回避の動きになっています。
ここから本格的な下降局面となるのか、それとも、一過性の動きで切り返してくるのでしょうか。
その変化の兆しをいち早く察知するためにも、この拡大トライアングルの動きが大事になりますね。
ラインを引きながら、チャートの変化を見ていきましょう。
大循環MACD ~移動平均線大循環分析をより深く分析する~(2109)三井製糖 日足チャート
移動平均線大循環分析は、日足チャートだと
短期(5日)移動平均線
中期(20日)移動平均線
長期(40日)移動平均線
(*超長期(200日)移動平均線)
大循環MACDはこの短期、中期、長期の移動平均線の間隔を見ていきます。
MACD1は短期と中期移動平均線の間隔を見ています。
MACD2は短期と長期移動平均線の間隔を見ています。
MACD3は中期と長期移動平均線の間隔を見ています。
つまり、2本の移動平均線の間隔が広がったり狭くなったりする変化を分析していきます。
移動平均線の間隔の推移がわかり難いところでも
MACDの動をみることで分かるようになります。
MACDが0ラインのところにあるところが、2本の移動平均線がくっついているところです。
つまり、ゴールデンクロス、デッドクロスとなっているところです。
MACDの推移を理解することで移動平均線をより深く分析することが出来るようになります。
MACDを使っていきましょう。
大局と小局の両面を意識する(SPX)S&P500 日足チャート
トレンドが発生しているときは、そのトレンドが終わるまでしっかりと狙い切りたいところです。
しかし、トレンドが終わりを迎えるところは、出来るだけ早く手仕舞いたいですよね。
つまり、トレンドの初動で仕掛けてトレンドが終わるところでは素早く手仕舞いをする。
この考え方は理想形ではあります。
ただ、仕掛けを早くすればするほどダマシが多くなります。
手仕舞いを早くすればするほどトレンドの途中で手仕舞いしてしまう可能性が出てきます。
トレンドが発生したのを確認してから仕掛けるのであれば遅くなり、
トレンドが終わったのを確認してから手仕舞いするのであれば遅くなります。
トレンドの有無の確認をどうするか。
これは、トレンドの有無を確認するための大局と、変化の兆しを早く察知するオシレーターの両方を見る必要がありますね。
それを、完ぺきにすることは難しいので、自分のトレードルールを、早く動くルールを作るか、慎重なルールを作るか、を決める必要がります。
それぞれのメリット、デメリットを意識して自分に合ったルールを作りましょう。
ロスカットが多くなったとしても、早く仕掛けや手仕舞いをしたい性格なのか、
仕掛けや手仕舞いが遅くなってもいいので、バタバタしたくない性格なのか、
これは人によって違ってきますね。
早く動くには大循環ストキャスですね。
次に大循環MACD、そして、移動平均線大循環分析の通常、
もっと大きな流れを見るには大局の移動平均線大循環分析となります。
大事なことは基本を理解してから、自分に合ったルールを作ることですね。
あなたに合ったルールはどういったものでしょうか。
風が吹けば桶屋が儲かる(3109)シキボウ 日足チャート
中国で新型コロナウイルスが発生しました。
時期がちょうど春節で中国民族が大移動する時期です。のべ30億人が移動するということで日本にも多くの中国人が訪れるでしょう。
新型コロナウイルスが大流行するとの懸念もあり注意が必要です。
マスクの買い占めが起きて、一部の店舗などではマスクが無くなったといった報道もあるようです。
こういったときには「テーマ株」が動きますね。
風が吹けば桶屋が儲かる。
これは、まさに株式市場の価格変動の要因の一つですね。
では、チャートを見てみましょう。
急騰しているところが派手な動きなので、そこに目線が向いてしまいますが、
大事なところはそこではありません。
どこが大事なのでしょう。
まず、二番底の付け方です。V字上昇よりは、二番底やWボトムの動きになることが多いのです。
次に、アセンディングトライアングル上抜けで200日EMAに挑戦しているところです。
そして、そこから200日EMAでサポレジ転換の動きから上昇。
これらの一連の動きはよくある動きなので、急騰したところに目を向けずに
この一連の流れを確りとチェックしていきましょう。
そうすることで、チャートの変化に敏感になっていくことで対応力がついていきます。
水平線はサポレジが意識される(GBPUSD)ポンドドル 日足チャート
移動平均線大循環分析は、現在価格が買いと売りとどちらにエッジがあるかを浮き彫りにします。
チャート分析が得意だという方と、そうでない方といらっしゃいます。
苦手な方が簡単に出来る方法を今日は見てみましょう。
上がるか下がるかを予想するのではありません。
上がる場合と下がる場合において、どこに大きな支持線、抵抗線があるのかを見る方法です。
作成方法は簡単です。
直近価格から順次高値や安値に水平線を入れていきます。
そうすると、本数が多いところや少ないところが見えてきます。
それで何が分かるかというと、本数が多くなったところはに価格が来た時には抵抗や支持が強く働くということです。
また、本数が少ないところは抵抗や支持が働きにくいところであるということです。
これは何を見ているかというと、相場がどこで加速したり減速したりするのかをイメージするためのものです。
これは、チャート分析にもつながりますし、ロスカットの設定にもつながります。
ロスカット設定は、ご自身のロスカットが入った時にはトレンドが転換してロスを小さく出来ているのであればOKです。
ところが、ロスカットが入ってから相場が元に戻り、ヒゲや一過性の調整でロスカットが入るのであればその設定は間違いということになります。
そのロスカットの設定の精度を上げるためにも、水平線を沢山引いてトレード技術の向上をはかっていきましょう。
トレンド相場と中間波動 (USDJPY)ドル円 60分足
相場はトレンド相場と中間波動の組み合わせで出来ています。
例えば、大きな上昇相場が継続しているときでも、一時的に中間波動となるところがあります。
一般的な中間波動としては、トライアングルやフラッグなどがあります。
もちろん、そういった形状に見えて、トレンド転換することもありますので形状だけで決め付けてはいけません。
ただ、その時にチャートの形状だけでなく、MACDの動きも一緒に見るとチャートの変化に気づきやすくなります。
価格が膠着してくるとオシレーターも膠着し易くなります。
この二つの動きの変化の違いを見ることでもヒントを探すことが出来るようになりますね。
昨日は米国市場がキング牧師の日でしたので、ドル円の動きが小さかったのが分かります。
綺麗なトライアングルになっているのが分かりますね。
MACDもトライアングルになっていますね。
こういった時には、価格が上下どちらに抜けるかに注意しながら、MACDの動きにも注意を払うことで変化の兆しをいち早く察知できるようになります。
価格の推移に対してトレンドラインを引くだけでなく、オシレーターにもラインを引いてみましょう。
そうすることで、トレンド相場と中間波動の違いがはっきりと見えてくるようになりますね。
この違いを理解するためにトレンドラインを引いていきましょう。
【ポンド円】ボックス相場でのエントリーについて【コメント】
ポンド円は300pipsという大きな値幅のボックス相場を形成中
ボックス相場を形成した際はどのようなトレードを行うべきか
今回はボックス相場のエントリーについて2つの選択肢を用意した。
あなたならどっち?
①ブレイクアウト狙い、天井付近でロング
②ボックスの動きに合わせて天井付近でショート
今回のポイントは損切りを入れやすいかどうかということ
①の場合、損切りを入れるのは前回の安値のスイングの下ということになり、かなり遠いところに損切りを入れなければならない
②の場合、損切りは天井の真上におけるので、近い場所ですぐに損切りが出来ることになる
リスクリワードの観点からすれば
正解は②と言えるだろう
100年相場を振り返る ~対数チャートとチャネルライン~(DJI) NYダウ 月足
時には大局の動きを確認して見ましょう。
1930年代からですから90年前後、約100年の大局の動きになります。
ただ、通常のチャートであれば、1930年代の安い価格の動きが小さくなりすぎますので、
目盛りを通常から「対数」に切り替えます。
対数チャートは値幅で目盛りを取るのではなく、比率で目盛りを取ります。
例えば20円から30円になると上昇幅は10円ですが、比率は50%となります。
1000円から1500円になると、上昇幅は500円ですが、比率は50%となります。
つまり、比率が同じなので同じ目盛りになるということですね。
つぎに、そこからチャネルラインを引くと、1990年代までは同じチャネルラインで推移しているのが分かります。
そこから、相場に勢いがつき始めているのが分かります。
なぜなら対数チャートでチャネルラインを上抜けてきたということは、上昇比率が高くなってきたということです。
相場は勢いがつけばつくほど大きく上昇しますが、それは、同時に天井に近づくということです。
このように対数チャートは値動きの比率で出来ているということを理解すると価格変動をより深く理解することが出来るようになります。
また、その対数チャートにチャネルラインを入れることで相場の方向性が見えてきます。
さらに、そのチャネルラインの幅が相場の強弱を示しますので、勢いが強くなったとか、弱くなったとかが見えてきます。
チャートって様々な見方があり、多くの方が今は「買い」だとか「売り」だとか分析しています。
ただ、個人的には上がるか下がるかって、結局神様しか分からないので、そこに拘らなくても良いと考えています。
むしろ、相場がどのような「呼吸」をしているかに注目したほうが相場をより理解が出来るのではないかと考えます。
米国株は強いですね。~インデックスと比較することで見えてくるものがある~(NIKE)ナイキ、米国株の日足チャートです。
この度、東京オリンピックのマラソンで、ナイキの厚底シューズが使用不可になるかもしれないといったニュースが出てきました。
国際陸連は決定を保留していますが、衝撃的なニュースです。
こういったニュースが出たときには株価にも影響が出てきます。
そして、チャートを見れば、そのニュースが多大な影響を与えているのか、大した影響が無いのかが分かります。
チャート見てみましょう。
チャートを見る限りでは大した影響はないようですね。
なぜなら、対して下がらずに史上最高値を更新しているからです。
移動平均線大循環分析でチャートを見ると、第1ステージを維持しているのがわかり、
200日EMAが綺麗な右肩上がりとなっているのも分かります。
また、比較チャートとしてS&P500を入れました。
黒い折れ線チャートがそうです。
実によく連動しているのが分かりますよね。
ということは、NIKEは米国株の個別株ではありますが、
S&P500の動向も一緒に注意して見ていればヒントが見つかるかもしれないということも分かりますよね。
これは、日本の個別株でも当てはまります。
日経225と連動しているのか、TOPIXと連動しているのか、もしくは、マザーズか、ジャスダックに連動しているのか。
それぞれのチャートと比べることで個別株もヒントを探すことが出来るようになります。
通貨ペアの選び方 ~動いている銘柄を選択する~(USDJPY)ドル円
(EURJPY)ユーロ円
(GBPJPY)ポンド円
(CADJPY)カナダドル円
(AUDJPY)豪ドル円
(NZDJPY)NZドル円
(CHFJPY)スイスフラン円
各4時間足
日々のトレードにおいて、どの通貨ペアにするかというのも大事な要素ですね。
2020年に入ってからの動きを確認してみましょう。
年末年始はリスク回避の動きが強まりましたので、ドルやスイスフランが高くなっています。
FXをする場合は、マーケットがリスク選好の動きなのか、リスク回避の動きなのかを確認する必要があります。
なぜかというと、株式市場に懸念や不安がある時は、リスクを回避する動きになります。
株式市場が堅調な時はリスクを選好する動きになります。
リスクを回避するときや、今回のように地政学的リスクが高まると、米ドルやスイスフラン、円が買われる傾向にあります。
また、リスク選好の時は、その逆の動きになる傾向があります。
2020年は通貨で見ると米ドルやスイスフランなどが高く、リスク回避的な動きとなっています。
けれども、株も高いので株高とリスク回避の動きが混在するという非常に珍しい展開となっています。
また、株高とゴールド高が同時に起きているのも珍しい現象です。
リスクを取りながらも心配するところがあり、リスクヘッジも同時にしているといったところでしょうか。
この動きはリスクを回避する動きが全面で出てくるか、リスクを選好する動きが前面に出てくるか、もう直ぐはっきりしてくるかもしれません。
このまま、混在したままで推移するかもしれませんが・・。
このように比較チャートで見ると、マーケットでどのようなことが起きているかが分かるようになります。
皆さんも色々な比較チャートを出し分析してみましょう。
比較チャートの出し方は下の関連するアイデアをご覧くださいね。
移動平均線大循環分析 ~もみ合い相場を乗り切る~(EURUSD)ユーロドル 日足チャート
移動平均線大循環分析でチャートを俯瞰的に見てみましょう。
価格が帯の下で推移していれば、安定して「売り」で利益を獲ることができます。
しかし、価格が帯を挟んで動き、時には下降帯から上昇帯になり、また、下降帯に戻る動きとなっているのが分かります。
つまり、価格は下がっているのに利益を獲り難い動きになっています。
時間軸としては分かり易い動きの時と、わかり難い動きのときがあります。
現在のようにわかり難い動きの時間帯の時にはどうすれば良いでしょうか。
まずは、トレンドラインを引きます。
価格が上昇するときは、安値と安値を結びます。
価格が下降するときは、高値と高値を結びます。
次にチャネルラインを引きます。
そのトレンドラインに平行な線を引きます。
これを大局と小局でチャネルラインを入れることで現状の動きが見えてきます。
次に、小さなチャネルラインの動きに入って、獲り難いチャートになっていれば、足の長さをかえます。
足の長さとは、日足であれば4時間足や1時間足にかえるということです。
そうすることで、価格が帯を挟んで推移するわかり難い動きを回避することができます。
このような動きをしている銘柄は、大きなチャネルラインを抜けてくると分かり易い動きになることがあります。
その見極めもしながら、チャートの形状も意識ししてトレードすることで、分かり易いチャートでトレードが出来るようになります。
日本で初めてのスピンオフ ~チャートからヒントを探そう~(2157)コシダカホールディングス 週足
コシダカホールディングス(カラオケ事業)は、子会社のカーブスホールディングス(女性向けフィットネス事業)を
「スピンオフ」という仕組みを使って分離すると発表しました。
「スピンオフ」とはどうった制度なのでしょう。
日本ではこれまでに前例がない方法ですが、企業が持っている事業を別会社として分離・独立させる方法です。
スピンオフでは、コシダカホールディングスの株主は新しくできるカーブスホールディングスの株式を受け取ることになります。
スピンオフによって株価がどうなるかは分かりませんが、チャートから分析してみましょう。
週足チャートを見ると、2017年から2018年までは上昇トレンドでしたが、そこからは、三角保ち合いになっているように見えます。
相場格言としては、「もち合いは放れに付け」といいます。
ということは、まずは、この保ち合いが上下どちらに抜けるかを見ていく必要があります。
上昇トレンドの後の三角保ち合いは、トレンド継続となり易いので、やや上抜けの可能性が高いのですが、
ここで大事なことは、「やや」なので、5割5分で上、4割5分は下といったイメージです。
決め付けたトレードは相場が曲がった時には対応が遅れてしまいますので注意が必要です。
ですから、何れここからトレンドが出てくるところを狙うというのが作戦としては大事になってきます。
小さな変化の兆しをしっかりとつかんでいきましょう。