大局を意識する (2264) 森永乳業 週足チャート
コロナショックにより、多くの株価が下落しましたが、
そこからコロナ前の高値を更新する企業と更新しない企業にわかれています。
今回の森永乳業はコロナ前の高値を更新している企業の中の一つです。
とはいえ、2018年の高値は未だ更新していませんが、、
今回は大局を意識するということで、週足チャートを表示しました。
そうすると、2013年ごろから2018年辺りまでは、わかりやすいトレンドだったことが分かります。
そこからの動きを見ると、どちらかというとわかり難い動きになっています。
ここからのシナリオを考えてみると、二つの値動きがあると考えられます。
それは、わかりやすい動きとなるのか、わかり難い動きが続くのかです。
もし、2018年の高値をしっかりと更新して上昇トレンドが続くのであれば、わかりやすい動きになり易く、
2018年の高値を更新しないのであれば、わかり難い動きになり易いというのが、
私の個人的な見解です。
なぜ、そう考えるかというと、上抜けると高値更新したために上昇トレンドが継続しやすく、
上抜けないのであれば、買いのエッジがなくなり、下降トレンドに転換するか、もみ合い相場になることが考えられるからです。
もちろん、分かりやすく下降トレンドになることも第3のシナリオとしてはあります。
それらの動きのヒントが水平線やトレンドライン、チャネルラインとなりますので、
チャートの変化をしっかりと捉えていきましょう。
チャートパターン
チャネルラインの変化を理解する(AUDUSD)豪ドル米ドル 日足
価格がどう推移するかというところを理解するとチャート変化をより理解できるようになります。
トレンドラインは上昇の時には、安値と安値を結ぶようにラインを引きます。
下降の時には高値と高値を結ぶようにラインを引きます。
トレンドラインを引くと、ラインを割った時にトレンド転換したと感じることもあるのですが、
上昇の勢いが変化するだけで、実際はトレンド継続しているということがあります。
今回のチャートも上昇の勢いが減速→加速→減速といった動きを見せながら上昇トレンドを継続しています。
相場の動きは加速すればするほど、反動が出易くなるため、減速して緩やかに上昇するほうが継続しやすい傾向があるように感じます。
現在、安定上昇が続いていますが、ここから、この流れが継続するのか、それとも、加速したり減速したりするのかを見ていきましょう。
この動きの変化を捉えることで、トレンド転換する場合も一手早い気づきに繋がっていきます。
このようにチャネルラインを入れると、つくづく相場も生き物だなと感じますね。
動きに変化が起きたときの考え方(MOS)マザーズ指数 日足チャート
8月18日に高値を更新し順調に推移していましたが、今日は下がっています。
短期移動平均線も下向きになってきました。
こういう時にどのように考えて、どう対応すればよいでしょうか。
まずは、移動平均線大循環分析での考え方は、短期移動平均線と帯との距離がありますので、状況を見ていきましょうとなります。
価格や短期移動平均線が帯に突入してきたときに、手仕舞いするか、もう少し保持するかを検討します。
次に、ラインの考え方でチャートを見ていきましょう。
高値に水平線を引いています。それから、前回の高値にも水平線を引いています。
6月26日の高値を8月18日に突破した時には、しっかりとした陽線で上抜けしました。
その時点で抵抗線(レジスタンス)だったところが、今度は支持線(サポート)になりました。
直近の一本ローソク足が下向きになりましたので、この水平線が支持線(サポート)されるかどうかがカギとなります。
サポートされれば、「サポレジ転換」といって、高値更新が意識されます。
「サポレジ転換」については下記の記事も参照してみてください。
もし、そこでサポレジ転換できずに下抜けてくれば、トレンド転換に注意となります。
現段階ではこの1本の陰線でトレンド転換したのかどうかの判断はできないということになります。
ここからの動きを見ていきましょう。
MACD 上級編 ~ダイバージェンスの考察~(DXY)ドルインデックス 日足チャート
直近の相場を見ると、米国株が堅調に推移しており、それと共にドルインデックスは軟調に推移しています。
ここにきて、8月18日に安値を付けてからは安値更新していません。
価格とMACDの動きを見ると変化が起きているのが分かります。
今回はダイバージェンスについて考察していきましょう。
まず、ダイバージェンスとは何かというと、通常は価格とMACDの動きは順行します。
どういうことかというと、価格が上がればMACDも上がります。価格が下がればMACDも下がります。
ところが、価格が上がるものの、MACDが下がる。価格が下がるもののMACDが上がるということがあります。
この価格とMACDの動きが逆行することをダイバージェンスといいます。
では、なぜダイバージェンスが起きるのかを考えてみましょう。
その答えを紐解くにはMACDの構造を理解する必要があります。
MACDは2本の移動平均線の間隔を見ています。
相場に勢いが出て上昇すると、通常は2本の移動平均線の間隔が広がりますのでMACDも上昇します。
ところが、押し目を付けた後に価格が高値を更新しても移動平均線の間隔は押し目を付けたことにより狭くなってしまい、
MACDが前回の間隔の大きさよりも小さくなるということです。
これが何を意味しているかというと、移動平均線の動きとしては勢いが前回よりは弱くなったという判断となります。
これがダイバージェンスができる理由であり意味合いなのです。
ということは、一般的なダイバージェンスは売りのサインとなっていますが、実際はどうでしょう。
価格が前回の高値を更新するも2本の移動平均線の間隔が前回の時よりも狭くなっているだけなので、
売りのサインというよりは、勢いが弱くなってきたので変化するかもしれないということを教えてくれているのです。
勢いが弱くなっても再び勢いが出てくることはいくらでもあります。
つまり、ダイバージェンス=「売り」ではなく、ダイバージェンス=勢いに変化が出ているので注意しよう、となるのです。
ここをしっかりと理解してMACDをより深く使いこなしていきましょう。
個別株のファンダメンタルチャートを描画/作成する方法ファンダメンタルチャートを描画し、トレンドラインやレンジ、矢印、テキストなどを活用して他のチャートと同じレベルの分析を実行できます。長期投資を行われる方や、個々の企業をより深く掘り下げたいとお考えの投資家の方にとって、これはご自身のプロセスに追加する価値のある効果的な戦略かもしれません。
始めるのは簡単です。最初にすべきことは、分析されたい企業のチャートを開くことです。検索ボックスに企業名もしくはシンボルを入力します。次にチャート上部の「ファンダメンタル」ボタンまたは棒グラフ 📊 の アイコンをクリックします。最後に分析したいファンダメンタル指標を選択します。
これで関心のある企業のファンダメンタル指標を選択した状態となりましたので、描画を開始する事ができます。描画ツールを選択し、通常の価格チャートの場合と同様に、企業の財務状態を分析して下さい。この例では、MicrosoftのPSR(株価売上高倍率)のチャートを表示しています。PSRは、投資家がマイクロソフトの収益に1ドルを支払う意思があるかを示しており、PSRが30の場合、投資家は1ドルの収益ごとに30ドルを支払うことを意味します。このチャートにテキストを追加し、Microsoftの価値の推移について興味深いタイミングを強調しています。あなたには何が見えますか?
この端的な記事をご活用いただき、ファンダメンタル指標とそれに対する描画の作成を開始していただけますと幸いです。またより上級者の方は、ファンダメンタルデータを使用してPineスクリプトを作成される事も可能です。
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MACDの基本を理解しよう(NK2251!)日経225先物 日足チャート
MACDを理解するということは、移動平均線をしっかり使いこなせるようになるということです。
MACDを難しいと感じている人は、移動平均線だけで十分です、と仰います。
確かに、MACDの原理原則を理解すれば、MACDが無くても移動平均線を見ているだけでMACDの形状が頭に浮かびます。
ただ、やっぱりMACDを使うことで移動平均線をより深く分析できるので、毛嫌いせずに学んでいきましょう。
まず、MACDはマックディと呼びます。エムエシーディーと呼ぶ方もいますが、マックディでいきましょう。
MACDは2本の移動平均線の間隔を見ています。
MACD1は短期移動平均線と中期移動平均線の間隔を見ています。
この間隔を見て何を見ているかといるのでしょう。
それは、短期と中期がクロスするところは、第1ステージと第2ステージ、第4ステージと第5ステージです。
つまり、MACDを見ていると、ステージの変化をいち早く察知することができるということです。
では、それぞれのMACDの計算式はチャート上に表示されています。
そして、MACDの右側を見ると、0や1000、2000、-1000、-2000と表示されています。
これはそれぞれの移動平均線の差の価格となっています。
仮に、短期と中期の価格差が1000であれば、1000のところにMACDが表示され、-1000であればそこに表示します。
ということは、0のところは、ゴールデンクロスしているか、デッドクロスしているということですね。
その0のところを「ゼロライン」というのですが、ゼロラインにMACDが接近してくることで、移動平均線の変化を知ることができるのです。
まずは、MACDの計算式を覚えましょう。
MACD1=短期移動平均線ー中期移動平均線
MACD2=短期移動平均線ー長期移動平均線
MACD3=中期移動平均線ー長期移動平均線
これだけです。
大循環MACDの考察(CHFJPY)スイスフラン 1時足
移動平均線の動きとMACDの動きを理解すると相場の変化を察知することが出来るようになってきます。
通常は価格の動きとMACDの動きは順行します。
つまり、価格が上昇するときはMACDも上昇します。
ところが、価格が上昇しているにもかかわらずMACDが下降するところが出てきます。
こういった価格の変化とMACDの変化の違いに気づくことができれば、マーケットの変化に一手早く対応できるようになりますね。
このチャートは時間足ではありますが、三尊天井のような動きになっています。
価格の推移がどうなっているのかを理解しましょう。
高値が更新し、安値も更新する動きから、高値を更新しなくなり、今度は安値を更新していく動きになっていっています。
この一連の変化の前にMACDがいち早く変化の兆しを教えてくれています。
この動きが出れば必ず変化するのかというと、答えは「NO!」です。
あくまでも変化の兆しを教えてくれるということだけで、更に上昇することもあります。
ただ、変化の兆しを教えてくれることで、変化した時に準備ができますよね。
このようにMACDの動きを考察していくことで、移動平均線の変化、価格の変化をいち早く察知できるようになります。
超シンプルなチャートで利益を出す!コロナショック以来の振り返り。株、商品編。おはようございます。
正月明け以来、ほぼ毎日掲示板とトレーディングビューに投稿を続けてきましたが、
ここで少し休みをとらせて頂きたいと存じます。心身をリフレッシュして参ります。
投稿は8月31日までお休みし、9月1日か2日から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。
それで休載前に、コロナショック以後ここまでの相場(私がトレードしている相場の中から)を振り返ってみました。
特に、パフォーマンスが良かったのが、ナスダック100、金/ドル、ユーロ/ドル、豪ドル/ドルです。
ナスダック100は、コロナショック前の高値からコロナショック時の底値までの値幅の、
フィボナッチ・エクステンションで50%上昇を達成、61.8%にも迫ろうとしています。
一方、SP500はようやくコロナショック前の高値をわずかに更新して史上最高値。
そして、ダウも日経225もまだコロナショック前の高値に戻っていません。
ナスダック100の強さは、21世紀のインフラを提供する巨大ハイテク企業が牽引するものですが、
ナスダック100と、他の指数のパフォーマンスの差は、やはり21世紀の経済を象徴するものだと思います。
さらに、ナスダック100を上回るのが、金/ドルです。
金/ドルは、フィボナッチ・エクステンションで、実に138%上昇を達成。
現在は少し調整していますが、100%近い上昇率(つまり、等倍返し)のレベルにいます。
一番強い相場に乗っておくことが、利益を楽に出す近道だと、改めて実感しました。
(FX編は別途投稿します)
時には大局的に見てみよう ~フィボナッチリトレースメント~(7545) 西松屋チェーン 月足チャート
直近の日足チャートを見ると、物凄く上昇しているように見えるので、大局的に捉えてみました。
業績好調に伴い株価が上昇しています。
日足チャートだと、コロナショックの前の高値を更新していますので、堅調な動きであることが分かります。
これを月足チャートにかえると、大局の高値から安値の値幅の切り返しが38.2%戻りにも達成していないことが分かります。
日本では大きく下落した後の切り返しとしては、3分の1戻りや半値戻し(2分の1)、3分の2戻りなどといいます。
これをフィボナッチ(欧米的)で見ると、38.2%戻り、50%戻り、61.8%戻りといい、そういった数値が意識されやすくなります。
マーケットにおいては、より多くの投資家が意識しているところが、抵抗線や支持線となり易い傾向があります。
このチャートを月足で見て多くの投資家が意識しているとすれば、38.2%のところも意識されるでしょう。
そうでなければ、2016年の半ばの高値が意識されやすいでしょう。
なぜなら、2016年の高値はこのチャートを見る多くの投資家が意識し易い高値だからです。
このように、多くの投資家がどこを意識しているのかを見ることによって、抵抗線、支持線がどの辺りになりそうかのヒントが見えてきます。
フィボナッチは素晴らしい考え方なので、是非とも使いこなせるようなりましょう。
ただ、盲目的に使うのではなく、多くの投資家がどこを意識しているのだろうという考えを持ちながら使っていきましょう。
これは、トレンドラインや水平線、インジケーターも一緒ですね。
ドル安相場はどこまで続くのか(DXY) ドルインデックス をはじめとするインデックスの比較チャート
リスク選好の動きや、大量の資金供給などにより、ドル安相場が続いています。
ここまでドルが下がれば反転してドル高になるのではないかといった声も聞こえてきそうです。
個人的にはどうなるか分かりません。
というよりも、上がるか下がるかといった相場観には興味がありません。
大事なことは、ドル安が続く限りはドル安の戦略を取り続ける。
ドル高に流れが変われば、その時に戦略の修正を行うだけです。
ドルが安いからとか高いからといってトレードしていてはミストレードに繋がります。
「チャートに素直に」が一番です。
では、インデックスの再確認です。
(DXY)ドルインデックス
(EXY)ユーロインデックス
(BXY)ポンドインデックス
(JXY)円インデックス
(SXY)スイスフランインデックス
(CXY)カナダドルインデックス
(AXY)豪ドルインデックス
(ZXY)NZドルインデックス
ドル安相場が続いていますが、ここからどうなっていくかを見ていきましょう。
イールドカーブ ~長短金利差~(US10Y-US03MY)米10年債利回りー米3カ月債利回り
国債利回りの動きを見ることで景気の動向を判断することもできます。
一般的には10年債の利回りを見ることが多いのですが、
状況によっては、長期の利回りと短期の利回りの金利差をみることで、マーケットの状況のヒントを探すこともできます。
今回は米国債の利回りを見ていますが、国債利回りの動きを見ることで景気の動向を判断することもできます。
一般的には10年債の利回りを見ることが多いのですが、
状況によっては、長期の利回りと短期の利回りの金利差をみることで、マーケットの状況のヒントを探すこともできます。
今回は米国債の利回りを見ていますが、10年債利回りから3カ月債利回りを引くことで、金利差を見ることができます。
TradingViewはそういった演算機能も使えるので便利ですね。
まず、基本的なことの確認ですが、金利は期間が長い方が高くなる傾向があります。
その金利差が縮小する時期は景気後退懸念が高まっています。
そういう意味では、昨年まで縮小していた金利差が再び拡大しています。
金利差という局面から見ると、マーケットへの懸念が小さくなってきているのかもしれません。
中間波動を攻略しよう!~トレンド相場(縦の動き)と中間波動(横の動き)(GBPUSD) ポンドドル 4時間足
ポンドドルは8月の第一週に高値を付けてから横ばいの動きになっています。
こういった局面というのは年間通じて沢山あります。
この局面の結果は必ず同じになるわけではありませんが、ある傾向があります。
こういった局面を私は中間波動として研究しています。
相場はトレンド相場と中間波動に分かれます。
中間波動はどういった足種であってもトレードは難しいですね。
勿論、トレンド相場はトレードし易いわけですが、気が付けばトレンドが発生していてついていけないというのもあるともいます。
そこで、トレンド相場をしっかりと狙うために、中間波動の終わりを狙うように意識することで、トレンド相場の初動を狙うことができるようなってきます。
中間波動が終わっても必ずトレンド相場になるわけではありませんが、トレンドを狙いやすくなります。
ポンドドルは横の動きなっていますので、中間波動であることが分かります。
ここから反転してトレンド転換となるかもしれませんし、高値更新してトレンド再開となるかもしれません。
ここからの動きに注意して見ていきましょう。
クセが強い銘柄のクセを見抜く(6645)オムロン 週足
街の薬局から体温計が無くなりましたが、体温計も作っている企業です。
それだけではありませんが、チャートを見ると高値更新しています。
ただ、こういった動きが乱高下しやすい銘柄はトレードするときには難しいというところがあります。
移動平均線大循環分析のステージを週足で見れば、
わかりやすいように見えますが、日足だと非常に難しく感じるところがあります。
こういった銘柄がどのような特徴があるのかを確認することで、わかり難い銘柄を少しわかりやすくすることができます。
長期もみ合い相場でトレードが難しいという銘柄の多くは、もみ合いながら上昇したり、下降したりしていることが多いです。
こういった難しい銘柄にはチャネルラインを入れることでヒントとなることがあります。
今回引いたラインが意識されるのか、それとも、意識されずに更に上昇していくのかも見ながら、どういったチャートを形成するのかに注目ですね。
通貨ペアの比較 (USDJPY) ドル円 1時間足
ドル円をはじめ円絡みの通貨ペアを比較してみました。
ドル円(USDJPY)
ユーロ円(EURJPY)
ポンド円(GBPJPY)
カナダドル円(CADJPY)
豪ドル円(AUDJPY)
NZドル円(NZDJPY)
スイスフラン円(CHFJPY)
このように1時間足などで直近の動きを見ると、どの通貨ペアが上昇しているか否かがよく分かります。
コロナショック後からは豪ドルやNZドルが堅調でしたが、今月に入ってからはその動きに変化が起きています。
このように、定期的に比較することでトレードする銘柄の選択や、トレードに活かされますね。
私のアイデア投稿を読んでいただいている方はご理解頂いているとは思いますが、
比較チャートの出し方をおさらいしましょう。
まず、USDJPYなどの通貨ペアを左上の銘柄入力のところに入力します。
それからその右側の足種を設定し、その右側のチャートの種類をローソク足からラインチャートに替えます。
その右側の「比較、シンボルの追加」をクリックして、比較する銘柄コードを入力します。
そうすることで、上記のようなチャートを作成することができます。
作成したことがない方は、是非チャレンジしてみてください。
異市場間ダイバージェンスが解消!(DJI)NYダウ 日足チャート
経済対策に対する期待感から株価が上昇し、NYダウは6月8日の高値を更新してきました。
今回のタイトルにもありますが、「異市場間ダイバージェンス」が解消と書いています。
これを分解して解説していきます。
まず、ダイバージェンスには「異市場間ダイバージェンス」と「オシレーターダイバージェンス」の二つがあります。
オシレーターとは、RSIやストキャスティス、MACDなどのことです。
そして、そのオシレーターと価格の推移は通常は同様に動きますので、価格が上昇するとオシレーターも上昇しますが、
価格が上昇しているのにオシレーターが下降する動きのことを「ダイバージェンス」といい、日本語で言うと「逆行現象」といいます。
価格の動きとオシレーターの動きが逆行しているので、「変化の兆し」となります。これがダイバージェンスですね。
次に、異市場間ダイバージェンスとは、今回であればダウとS&P500と違う指数ではありますが、通常は似た動きを見せます。
例えば、直近の高値をダウが更新したらS&P500も高値更新します。
ところが、今回のようにS&P500が6月8日の高値を更新するも、NYダウが高値更新しないといった状況を「異市場間ダイバージェンス」といいます。
先週までは「異市場間ダイバージェンス」となっていましたが、昨日の上昇によって、それが解消されました。
これにより、NYダウもS&P500の両方とも6月8日の高値を超えてきました。
今度は史上最高値更新に向けて挑戦する展開となるのか、それとも、ここで上昇限界となるのでしょうか。
「異市場間ダイバージェンス」が解消されたことにより、高値更新に向けた動きが少し高まってきました。
もちろん、決め付け厳禁ではありますが注目していきましょう!
「ドル/円8月レンジブレイクで、簡単、楽々利益!!」検証&経過報告。たったこれだけで17000Pの利益!!「ドル円は、8月のお盆期間のレンジを抜けた方向に動いていく傾向がある」
というアノマリーがあるらしいので、検証してみました。
ただし、お盆期間のレンジを検証するの大変なので、「8月のレンジ」をもとに検証。
チャートは月足チャートで遡れた2002年以降、
赤い水平ラインは、9月以降に8月の高値を上抜けた場合
青い水平ラインは、9月以降に8月の安値を下抜けた場合
を、翌年7月まで伸ばしたもの。
赤いラインをブレイクしたら買い。
青いラインをブレイクした売り。
それだけで簡単に利益になっています。
18回の取引で、なんと合計17,160P
Pips数は概算です。
2019-2020年の場合は、2019年の8月レンジを先に上にブレイクしたので約+250Pとしました。
(その後、下にブレイクして約+350Pとなっていますが、ここでの集計は先に抜けたほうだけ対象にしています)
今年の8月レンジがどうなるか、注目ですね!!
チャネルラインの活用(2269)明治HD 週足チャート
トレードをしていてわかりやすい動きとわかり難い動きがあります。
このチャートでいえば、2016年の高値まではわかりやすいチャートですので、大きな利益を獲りやすいところです。
ところが、その後のチャートを見ると、価格が帯を上抜けたり下抜けたりと、緩やかに下降しながらのもみ合い相場になっているのが分かります。
こういうところは、難しいところですね。
後から振り返ってみて、ここは難しいところだったので、手を出すべきではなかったというのはあります。
しかし、その過程で気づいて対応するのは、至難の業かもしれません。
ここにチャネルラインを入れました。
チャネルラインとは、下降しているときは、高値と高値を結んでトレンドラインを引きます。
そこから、安値のとこに平行な線を引くのをチャネルラインといいます。
これを入れることで、チャートの動向がわかりやすくなります。
多くの投資家はわかりやすい動きをしている銘柄の後追いをします。
そして、このようなわかり難い銘柄は避けていきます。また、チャートも見なくなります。
でも、わかり難いチャートに変化が出ると、わかりやすいチャートになり易いとか、
わかり易いチャートに変化が出ると、わかり難いチャートになる傾向があるとすれば、考え方をかえる必要が出てきます。
わかりやすいチャートとわかり難いチャートがどのように構成されているのかを研究してみましょう。
マザーズは終わったのか? ~3種類のラインを使いこなそう~(MOS)マザーズ 日足チャート
トレンドライン(青い線)
チャネルライン(黄色の2本の線)
水平線(紫の線)
3種類のラインを引いています。
それぞれ意味があるのです。
トレンドラインは上昇(下降)のトレンドを見ています。
そして、トレンドが転換するかもしれないというときにトレンドラインを更新し変化の暗示となります。
チャネルラインは相場の強弱を見ています。
勢いが加速するときは、チャネルを飛び越えていきます。勢いが弱くなる時はチャネルまで到達しません。
水平線は高値、安値を更新するかどうかを見ており、トレンドが継続するか転換するかのサインとなります。
では、マザースはどうでしょう。
6月26日の高値、7月2日の安値のどちらも更新していません。
トレンド転換か、トレンド継続かの決着は未だついていません。
ただ、目先のトレンドラインを上抜け、直近の水平線も超えてきました。
ということは、最終決着はついていませんが、どちらかというと、買い方が息を吹き返してきたといった動きになってきています。
6月26日の高値、7月2日の安値のどちらかを更新すると、目先の攻防の決着がつくと見ています。
さて、どうなるのでしょうね。
チャートを反転させる方法ALT + I を押すとチャートが反転します。Macの場合は、⌥ + I です。このショートカットは、ご覧のチャートを瞬時に上下逆に反転します。チャートを反転させる事で、価格とトレンドについて独自の異なる視点を得ることができます。
このアイデアでは、2つのAmazonの日足チャートを並べて表示しています。左側のチャートは上下に反転したもので、右側のチャートは変更していないチャートです。これらの2つのチャート(1つは反転したもの、もう1つは通常のもの)を比較することは、視点のトレーニングです。ご自身の中で確認してみてください、これら2つは依然として同じトレンドに見えますか?もしくはこれまでとは異なるものが見えるようになり、視点が変わりましたか?
これについてこの様に考える事もできます: 左のチャートを見て、押し目買いのチャンスで「買い」と判断される場合、これは右の通常のチャートで売る事を意味します。チャートを反転させることにより、トレンドと価格アクションについてご自分の中で確認する事ができ、これは判断がご自身の中で明確で無い場合に特に役立ちます。チャートを上下に反転して、ご自身に同じ質問を尋ねて、判断が正しいかを確認してみてください。
このヒントがお役に立てば幸いです。フィードバックやご見解、コメントをお待ちしております。TradingViewのコミュニティに参加して頂きありがとうございます!