中間波動の考察 ~もみ合い放れを狙う~(GC1!) ゴールド 4時間足
4月の半ばに高値を付けてから中間波動が続いています。
約2カ月以上も高値も安値も更新していない状態ということです。
こういった動きは株式市場でも為替市場でも散見される動きです。
約2カ月も膠着していたら、買っても売っても大きな利益は獲り難いですね。
だから、こういった相場になると注目度が一気に下がります。
このような動きになった時には、無理にトレードをする必要はありません。
逆張り派の方は、レバレッジを上げて短期トレードをする方もいるかもしれませんが・・
無理にトレードをする必要は無いのですが、上下どちらに抜けていくかは注目してもらいたいですね。
なぜなら、このような膠着状態が長くなった銘柄は、どこかで均衡が崩れます。
その時に上昇トレンドか下降トレンドとなって、大きく動く可能性が高くなるからです。
そこに、チャンスがあるのです。
今は静かな動きですが、どこかで、動き出します。
膠着状態になった時に、どのタイミングでもみ合い放れが起きるのかを考察してみましょう。
青い線でラインを引きました。
現在4本目のように見えます。
3本や5本で調整完了しトレンド継続するパターン。(7本や9本ということも)
4本目で戻り高値一杯となり、そこから安値を割ってトレンド転換するパターン。
さて、ここからどういった展開になるのか大注目です。
チャートパターン
相場は上がるか下がるかではない ~価格の変化を意識する~(NK2251!) 日経225先物 1時間足
相場分析において「上がるか下がるかは重要ではない。」と考えています。
どういうことかというと、上がるか下がるかを予想してトレードすることは、
一見当たり前のように見えますが間違いだと考えています。
なぜそう考えるかというと、この銘柄が上がる、下がるかの予想は当たらないことが多いからです。
また、上がるとか、下がるとかといった思い込みが強くなればなるほど、予想を反して動いたときに損切りが遅くなったり出来なくなったりするからです。
では、どう考えるのか。
相場がどう動いているかを見るということです。
上に動き始めたら買いを、下に動き始めたら売りを、というように考えます。
では、現在の日経225先物1時足をみると、上げの動きから横の動きになっています。
だから、この横の動きが上下のどちらに動き出すのかに注目します。
上に行っても下に行ってもいいのです。上がるか下がるかは予想していないからです。
価格の変化を徹底的に意識すると、上がる銘柄は買いで、下がる銘柄は売りで、素直にトレードできるようになりますよ。
さや取りの考察 ~演算機能の活用~ (AUDUSD-NZDUSD)豪ドルーNZドル 週足チャート
鞘(さや)取りという言葉あります。
二つの銘柄の動きが似通っている場合に、価格が拡大したり縮小したりする値動きを利益にしようとする行為です。
ある意味、似た値動きであれば、さやが広がったり狭くなったりしますので、その変動を利益にかえることは出来るかもしれません。
ただ、ここで、大事にしないといけないことは、過去のパターンからだと「買い」とか「売り」というように決め付けたトレードは絶対にしないということです。
ここでは、演算機能を使って豪ドルとNZドルの差をチャートにしました。
そして、それを移動平均線大循環分析と大循環MACDで見ています。
そうやって、さや取りもしっかりとチャート分析をする必要があります。
週足チャートを見る限り大局はもみ合い相場です。
こうすれば、鞘取りも使える局面はあるかもしれません。
ただ、鞘取りをするときは、例えば豪ドルを買ってNZドルを売るというように、2つの通貨を売買します。
リスクを抑えることが出来るかもしれませんが、コストがかかるという側面があります。
この辺りをどう考えるかですね。
どの変化で仕掛けるか ~三つの変化ポイント~(4563)アンジェス 日足チャートです。
大阪府の吉村知事は、府内の大学などと連携して開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンの実用化に向けて、
6月30日から医療従事者を対象に治験を行うことを明らかにしました。
ワクチンの治験は全国でも初めてとのことです。
そこで、再び注目されたのが「アンジェス」ですね。
大阪大学と連携して研究開発を行っている創薬バイオベンチャーです。
この株価がどこまで上昇するかは分かりません。
ただ、チャートを見ると、仕掛けのポイントとなるところが三つあると感じます。
一つ目は、3月の下落局面に引いたトレンドラインのブレイク。
ここは、相当早く仕掛ることができますがダマシも多い局面です。
二つ目は、2019年11月から引いたトレンドラインのブレイク。
ここは、少し早い仕掛けとなりますが、変化し易いところです。ただ、一つ目よりはダマシは少ないですが、それでもダマシがあります。
三つ目は、高値を更新したところです。
ここは、ダマシは少ないのですが、仕掛けるには価格が高くなっています。
では、どこで仕掛けるのが正解なのでしょう。
正解はありません。というのが正解です。
大事なことは、それぞれの特徴を理解しておくことです。
チャートは必ず「変化」します。
その変化を捉えることが大事だということです。
投資家は絶対チェックするべき ~インデックス比較チャート~ 通貨インデックス(日足)の比較チャートです。
5月20日にも比較チャートの記事を作成しているので、
それをご覧いただければわかりますが念のためもう一度コードの一覧を記載します。
主要通貨のインデックス
DXY ドルインデックス
EXY ユーロインデックス
JXY 円インデックス
BXY ポンドインデックス
SXY スイスフランインデックス
CXY カナダドルインデックス
AXY 豪ドルインデックス
ZXY NZドルインデックス
5月に記事を作成した時よりも、上がる通貨はより上がっており、下がる通貨はより下がっているのが分かります。
順位自体も大きく変化していませんね。
ということは、為替の動きもより大きな動きになってきているということです。
そして、この動きが更に広がる動きを見せるのか、それとも、違った変化が出てくるのかを注意して見ていきましょう。
この動きに騙される!? ~継続パターンを理解する~(AAPL)アップル 日足チャート
チャートを見ると、トレンドが転換するところと、一時的な反転から元のトレンドに戻る相場があります。
トレンド転換は上昇相場から下降相場へ、下降相場から上昇相場に移行します。
一方で、トレンド継続のパターンは、一時的な反転や価格が横ばいになってから、再び元のトレンド相場に戻る動きです。
トレンド転換であれば、買いを中心に仕掛けていたのを売り中心に切り替える。売り中心から買い中心に切り替えるということです。
ところが、トレンド転換と思って、買いから売りに切り替えたら、相場は転換せずに元の上昇トレンドに戻ります。
素早く対応できれば良いのですが、「ここは天井圏だから、切り替えた売りを維持する」となった時に限ってとんでもない上昇をしたりします。
もしくは、「ここは底値圏だから、下がってはいても買いを維持しよう」とポジションを維持していたら、とんでもなく下がるということもあります。
ゆえに、チャートのパターンには「トレンド転換」と「トレンド継続」があるということを理解すると、少しはダマシにあう回数が減るかもしれません。
トレンド転換とトレンド継続のパターンを理解するだけではいけません。
なぜなら、教科書通りの綺麗なパターンになることは殆どないからです。
なぜ、そういったパターンになるのかといったところを理解しないとパターンを使いこなすことは出来ません。
そうはいっても、知らないよりは知っている方が良いに決まっています。
まずは、少しづつでも勉強していきましょう。
最後に、上記のアップルですが、2回継続パターンとなっています。
直近のところにも丸印をつけました。
ここの部分は「トレンド継続」なのか、それとも、「トレンド転換」となるのでしょうか。
注目して見ていきましょう。
分かり易い動きとわかり難い動き ~オルタナティブを理解する~(YM1!)ダウ先物 8時間足
皆さんがトレードをしていて、綺麗な分かり易いチャートだなと思って仕掛けた途端に難しいチャートになったといった経験はありませんか?
恐らく、全ての投資家の方が経験したことがあるのではないでしょうか。
また、難しいチャートが続いているからこの銘柄は様子をみておこうと見ていると、
スルスルっと分かり易くトレンド相場を形成するという経験もあるのではないでしょうか。
チャートは分かり易く動く時期と、わかり難く動く時期が混ざり合って出来ています。
これは、どの銘柄でもいえることです。
もちろん、銘柄によっては分かり易い時期が多い銘柄や、分かり難い時期が多い銘柄があります。
それでも、分かり易い時期とわかり難い時期があるのです。
見極める方法は幾つかありますが、一番シンプルな考え方としては、200EMAを参考するという方法です。
チャートの中心に赤い線が入っています。
この赤い線は200EMAといって、200本の指数平滑移動平均線となっています。
必ずそうなるというわけではありませんが、200EMAから放れる時は分かり易い、接近しているところでの推移は分かり難い傾向があります。
繰り返しますが、必ずそうなるわけではありませんので、決め付けたトレードは厳禁です。
皆さんも200EMAを表示してチャートと200EMAとの関係を検証してみてはいかがでしょうか。
急騰銘柄は人気がある!?~ATRの変化に注意しよう~(6937)古川電池 週足チャート
古河電気工業と古河電池は、鉛バッテリーをベースにした「バイポーラ型蓄電池」を共同開発しました。
再生可能エネルギーの発電量変動抑制に用いられる長周期向けとなっており、
電力貯蔵用蓄電システムを構築する場合にリチウムイオン電池と比べてトータルコストを半減できるそうです。
このように新技術開発となって株価が上昇するケースはよく見られます。
ポイントは、この上昇が継続するのかどうかですね。
ストップ高を絡めていますので、場合によっては高値掴みの可能性も頭がよぎりますね。
では、チャートをみると、第4ステージで推移していたのが、第6ステージへと移行しています。
しかも、今年の高値を更新しています。
また、大局の強気と弱気の分岐点とされる200EMAを超えてきています。
ポイントは次の足となりそうです。
このチャートは週足ですので、来週以降の動きが重要になってきます。
こういった短期間で株価が2倍や3倍になる銘柄はあります。
当然ですが、このままもっと上昇することもあるでしょう。
しかし、大事なことは高値掴みにならないように注意することです。
その為には、皆さんは日足チャートに替えて出来高なども参照してください。
ストップ高で売買が成立していない間は出来高はありません。
その後に更に上昇した時に出来高が急増する場合は、そこで売りを出している人もいるということを理解しましょう。
そして、チャートの下にATR(1日の平均的な値動き)を表示していますが、ATRが上昇しているということも頭に入れておきましょう。
ATRの詳細は下記の関連するアイデアのところをご覧ください。
大きく動く銘柄は魅力的ではありますが、リスクも高くなっているということを理解しましょう。
ナスダック史上最高値更新 ~変化の予兆!?~(IXIC)ナスダック総合指数 日足チャート
世界の経済はコロナショックの影響を受けて大きなダメージを受けました。
GDPは大きく下がり、失業率が上昇し失業者が沢山出ました。
そういった状況にも関わらず、史上最高値を更新している銘柄があります。
それは「ナスダック総合指数」です。
コロナショックで社会にパラダイムシフトが起きました。
働き方が変わり、人生観まで変わったかもしれません。
そのような中で、社会が変わることで大きく儲けている企業がそれなりにあります。
そして、そういった企業が多く入っているのがナスダック総合指数となります。
我々は会社に行かなくなっても、リモートで仕事をします。
外食をしなくなっても食事はします。
つまり、経済が停滞したところもありますが、資金の流れが変わったことにより多くのお金が流れてきている企業もあるわけです。
ファンダメンタルズはこれくらいにして、チャートを見てみましょう。
二つのチャネルラインとトレンドラインを2本入れています。
チャネルラインを見ると、上昇トレンドを維持しながらスピードは減速していました。
ところが、6月辺りから再び加速をして上昇しているように見えます。
そこから、2本のトレンドラインを引きました。
非常に微妙ではありますが、僅かですが上向きのトライアングルを形成しているようにも見えます。
もし、そうであれば変化の予兆かもしれません。(ダイアゴナルトライアングルというには少し無理があるかな・・・)
いずれにせよ、まずは、この2本のトレンドラインをどちらに抜けてくるのか、そして、どう変化するのかを見ていきましょう。
変化の予兆を感じますが、チャートがどう変化するのか楽しみですね。
注目して見ていきましょう!
小さな変化に気づくためにラインを引きましょう。~トライアングル~(US10Y)米国債10年利回り 日足
コロナショックで国債の利回りは大きく下落し過去最低を更新し未知への世界に突入しました。
そこからは、2カ月ほど膠着状態となっていました。
そして、トライアングルを形成していました。
どちらに抜けるかに注目していましたが、上放れてきました。
一先ず小さな変化です。
コロナショックの時に上下に振れた高値と安値のところに水平線を引きました。
まだ、その高値、安値共に更新されていませんので、大きな変化にはなっていませんが、大きな変化を待っていてはチャンスを逃してしまいます。
小さな変化の時に仕掛けて、それが大きな変化に繋がった時にはチャンスをゲット出来る状態にしたいものです。
普段からラインを引いていると、ラインを引かなくても、ここがトライアングルになっているとか、フラッグ(四角形)になっているというのが浮かんできます。
皆さんもラインを沢山引きながらチャートの変化を気付いていきましょう。
テレワーク関連銘柄 ~ここからの展開が重要~(3681)ブイキューブ 日足チャート
まず、トレンド転換の流れを見ていきましょう。
一番底と二番底のところに印をつけました。
このような底打ちのケースは多くの銘柄で散見されるパターンなので覚えておきましょう。
一番底のところで底打ちをしたと思ったら、再び反落して一番底の安値に向けて反落します。
ところが、安値を割らずに切り返し、一番底と二番底の間の高値を更新します。
そして、トレンド転換していきます。
トレンド転換の時は、期間の違いはありますが、よくあるケースです。
では、直近の動きを見てみましょう。
4月に高値を付けてから利益確定売りが出て5月まで反落しました。
そこから切り返して再び第1ステージの上昇期へとなってきています。
4月の高値と5月の安値に水平線を入れています。
ポイントは、このどちらを更新するかです。
どちらも更新出来なければもみ合い相場の可能性が高まります。
勿論、瞬間的に抜けただけでは意味がありませんが、
高値を更新すればトレンド継続、安値を更新すればトレンド転換の可能性が高まります。
現状のようなチャートもよく見かけます。
ここからどのような展開になるかをしっかりとチェックしておきましょう。
変化を意識することが大事(BTCJPY) ビットコイン 週足チャート
ビットコインのチャートを見ると、小さな変化が起きているのが分かります。
2019年の6月からは下降チャネルラインを形成していました。
2020年3月にチャネルを下抜けましたが、それが、ダマシとなり反転上昇へと繋がっていきました。
そして、今度はチャネルの上限を超えてきました。
また、2017年12月の高値から引いたトレンドラインとも重なり、そこを超えてきましたのでチャートに変化が起きているのが分かります。
2020年3月の下抜けはヒゲによる一過性でしたが、今回は5月からの中間波動(三角保ち合い)の上放れも重なるチャネルの上抜けとなります。
そういった意味では下抜けの時よりも変化の大きさが違います。
ここから本格上昇となるには、2020年2月の高値から引いた水平線を超えていく必要があります。
逆に、チャネルラインの下限を再び割り込めば上抜けが失敗したことを示唆します。
比較的チャートの形状が綺麗と感じるのがビットコインですので、日足などでも色々とラインを引いてみると勉強になる銘柄です。
今後の展開がどうなるかはわかりませんが、常にチャートの変化を意識して見ていきましょう。
MACDの考察(GBPJPY) ポンド円 日足チャート
チャート分析は様々な角度からの分析ができます。
水平線、トレンドライン、チャネルラインを引くというのも一つのアプローチですね。
移動平均線大循環分析と大循環MACDを使うというのも、それぞれ一つのアプローチですね。
ということは、それらを複合的に分析するに伴い分析の向上がはかれるという仮説が立ちます。
ラインの状況からはとトライアングルを上下のどちらに抜けてくるのかを待っている状況です。
そこに、移動平均線大循環分析で見ると、第4ステージから、第5、第6ステージへと移行していますので、
徐々に売り方から買い方にエッジが出てきているのが分かります。
移動平均線大循環分析と大循環MACDを組み合わせると、現在は早仕掛けのポイントに差し掛かっているというのが分かります。
この仕掛けは第6ステージで、MACD3本が右肩上がりになっているということです。
ということは、ラインのブレイクを待つ前に仕掛けるという選択肢も出てきます。
このように、分析手法が増えてくると、ややこしくなるという人もいますが、慣れてくると分析に厚みが出てきますので、
トレードの精度が変わってきます。
基本を学ぶのであれば、移動平均線大循環分析を学び、応用編であれば大循環MACDを理解しましょう。
そこに、ラインも引くとまた、違った分析もできますので、一つ一つ学びながら分析の精度の向上を目指しましょう。
黄金比率 ~フィボナッチ~(NK2251!)日経225先物 日足チャート
日経225先物の動きを見ると、5月後半から相場に勢いが出てきたような動きです。
ウェッジ型のような形状から、トレンドラインを上抜けてきました。
今回のようにコロナショックで大きく下落した相場の時のリバウンド局面などでは、黄金比率(フィボナッチ)が意識されたりもします。
日本では、1/3の戻しとか、半値戻り、2/3戻しなどが良く使われます。
西洋ではこの黄金比率(フォボナッチ)が意識されます。
考え方は似ていますが、比率が若干違います。
日本式では
1/3は0.333・・・
2/3は0.666・・・
となります。
一方で、黄金比率は
0.382
0.618
となります。
さらに、
0.236
0.764
というのもあります。
あくまでも目安に過ぎないのですが、その目安が抵抗線になったり、支持線になったりすることもありますので、
参考程度に黄金比率なども見るというのも選択肢の一つではないでしょうか。
黄金比率で見れば、節目の価格に絡んできましたが、ここから更に勢いよく上昇するのかどうか、
それとも、抵抗を受けて反落していくのか、チャートの変化をしっかりと捉えていきましょう。
勢いの違う銘柄を比べる(MOS)マザーズ指数 日足チャート
コロナショックで2月から世界中の株式市場が大きく下落しました。
勿論、日経平均株もそうですし、今回取り上げているマザーズ指数もその影響を大きく受けました。
しかし、その後の切り返しの力強さには大きな違いがみられます。
チャートの中央に赤い線があります。
これは大局の強気と弱気を分けるとされる200日EMAですが、
マザーズ指数はあっさりと上抜けてきましたが、日経平均株価はやっと、200日EMAに接近してきたところです。
それだけ、マザーズ指数の動きに力強さがあるということを示しています。
また、黄色のチャネルラインを入れていますが、わかりやすい安定上昇となっているのが分かります。
ここから相場に勢いがつけばチャネルラインを上抜きます。
勢いが無くなればチャネルラインを下抜きます。
まずは、その動きが最初の変化となるでしょう。
チャートの小さな変化が大きな変化へとなっていくと流れが変わっていきます。
ときには、一つの銘柄だけを見るのではなく、他の銘柄や他の指数などと比べることで、チャート上の変化やヒントを探すことができることもあります。
RSI(相対力指数)の考察(IXIC)ナスダック総合指数 日足
コロナショックの影響で大きく下落したマーケットでしたが、
世界の都市封鎖の影響は無かったかのような急反騰が続いています。
そこで、今回はRSI(相対力指数)と一緒にマーケットを見てみようと思います。
RSIは大昔は大好きでよく使っていました。
でも、今はほとんどトレードにおいては使うことはありません。
マーケットの状況を確認するときに見るくらいです。
では、RSIとはどういったものかというと、ある期間の値動き(上昇した動きと下降した動きの合計)を計算します。
そのうち、上昇した値動きがどれだけあったかを計算します。
そして、(上昇した値動き)÷(上昇した動きと下降した動きの合計)を計算して%表記にすると出てきます。
仮に、14日間の値動きが1000円で、その内700円が上昇した値動きであれば700÷1000で0.7、%表記すると×100になり70%となります。
一般的には70%以上は買われ過ぎで売りサイン、30%以下は売られ過ぎで買いサイン、となっていますが、私の考えは違います。
私は70%以上や30%以下は相場が徐々に過熱してきたという考えで、売買サインとは違うと考えます。
むしろ、大事なのは真ん中の50%ポイントで、そこが、買い方優勢と売り方優勢の分岐点と見ています。
このように、RSIも見方を変えると参照できるオシレーターに生まれ変わります。
売買サインに使ってはいけないとは言いませんが、考え方と使い方の工夫がいりますね。