~原油はここからどうなる?~ 膠着しているからこそ注目しよう(USOIL) WTI原油 日足チャート
水平線2本とトレンドライン2本を引くと、基本的な分析ができるようになります。
原油はこの2カ月くらいは動きが小さくなっており、膠着状態になってきているのがよく分かります。
その膠着状態に伴って2本のトレンドラインを引いていました。
昨日、米国のGDPがマイナス32.9%と大幅悪化となったことで、株式市場も売られ、原油市場も売りが優勢となりました。
そして、下値支持線として引いていたトレンドラインを割ってきました。
これは、小さな変化のサインであり、買い方は注意が必要ですよということを暗示する変化です。
私のイメージでは、トレンドラインを割ったから直ぐに売りとするよりは、注意喚起として見ていく方がダマシも回避し易いと感じています。
(トレンドラインよりは水平線を更新した方が重要だと感じています。)
再び、原油が上昇して、下値支持線に引いたトレンドラインを引きなおすことになるのか、
それとも、下の水平線をも割ってトレンドに変化が出てくるのかを見ていきましょう。
動きの小さな銘柄はどこかで収束の限界点がやってきます。
その限界点を超えると今度は動きが大きくなる傾向があります。
その動きが大きくなるところを狙っていきたいですね。
さて、原油の動きが大きくなるのか、まだ、膠着が続くのでしょうか。
チャートパターン
トレンド転換のヒントを探す(4951)エステー 週足
天井圏や底値圏というのは、トレンド継続のパターンとは違った形状が出てくることがあります。
今回の天井圏では拡大トライアングルから天井を打ちました。
拡大トライアングルとは高値が切り上がり、安値は切り下がるという動きです。
天井を打ってからは大きく下がっていき、最後は逆Cカーブの下落となり底を打ちました。
そして、大きな陽線2本が出現して反発してきました。
ただ、その段階では移動平均線大循環分析のステージは第4ステージですので、底打ちの可能性といったところです。
それが、底打ちの可能性が高まるところが、丸印をつけたところです。
ここがどういう意味で底打ちの可能性が高まったのかを理解している方はしっかりと勉強されている方ですね。
第4ステージから第6ステージに移行してから、200週EMAに挑戦しました。
しかし、200週EMAの抵抗を受けて反落しました。
そこで、今度は帯がサポートとなって切り返して200週EMAを超えていきます。
この帯でサポートされて反発するところがポイントとなるのです。
決算内容が良かったことで大きく上昇していますが、そのきっかけはその前にあったということですね。
トレンド転換のパターン、トレンド継続のパターンを理解することで、チャートのヒントを探しやすくなりますね。
ドル円が動き出したのか!?(USDJPY)ドル円 日足チャート
ドル円は動きが小さい。
そう感じている方も多いと思います。
ここにきてドル円に動きが出てきたのでしょうか。
今年の5月と6月に付けた106円辺りの節目を今月になってしっかりと割ってきました。
次に、どの価格が意識されるのかを把握するためにチャネルラインを引いてみました。
そうすると、次に意識されやすい値位置が浮かび上がってきました。
二つのチャネルラインを引きましたが、ここをもし下回れば3月の101円台が意識されます。
ユーロ円や豪ドル円などを見ていると、円が強くて円高になっているのではないようです。
ドルの独歩安によって結果的に円が高くなっているという動きのようです。
円が主要通貨全てに対して強くなるようであれば、ドル円においても円高が加速しそうです。
ここからどうなるかは分かりませんが、重要な水平線を超えたり割ったりしたときは、
トレンドラインやチャネルラインを引くことでヒントが見えてきますね。
皆さんもチャート上に沢山ラインを引いていきましょう。
私のアイデア投稿をコンプリートした方からのリクエスト(BA)ボーイング
先日、私のアイデア投稿を読破してコンプリートしましたという、嬉しいコメントをいただきました。
そこで、記念に分析してほしい銘柄を伺うと、(BA)ボーイングを希望ということで現状分析をしてみようと思います。
私のアイデア投稿をコンプリートしたという方で、希望銘柄があればご連絡ください。
もし、多くの方からご連絡をいただいた場合は、ご希望に添えない可能性もありますので、その時はご了承ください。
では、まず月足チャートをみてみましょう。
2019年まではしっかりとした上昇を見せていましたが、「ダイヤモンドフォーメーション」のような形状から反落しました。
形は綺麗ではありませんが、高値を付けるまでの過程が高値切り上がり、安値切り下がりとなっています。
その後は安値切り下がり、高値切り上がりとなっています。
これで見ると、コロナショック前から力強さが無くなっていたのが分かります。
次に週足チャートをみてみましょう。
下降帯の抵抗を受けているようであり、下値支持線を1本引きましたが、割るかどうかの分岐点となっています。
最後に日足チャートをみてみましょう。
トライアングルが二つあります。
この二つの意味合いは全く違います。
最初のウェッジはトレンド継続のパターンですので、どちらかというとやや上抜けしやすいパターンで、その方向に動きました。
次のアセンディングトライアングルは、どちらかというとやや下に抜けやすいパターンです。
もちろん、上に抜けることもありますので、決め付けは厳禁となりますが、注意したいチャート形状です。
このチャートから見えてくるのは、月足からは天井打ち、週足からは安値からの切り返しが入っています。
日足からは、下抜けに注意が必要な形状。もし、上抜けの場合は大局が下降から上昇に転換の可能性が出てきます。
下抜けた場合は、一番の安値を割って下降の流れが続くのか、それとも、2020年5月が2番底でそこまでも下がらないのかを見極めなければいけません。
チャートの変化を慎重に見ていきましょう。
トライアングルのアペックスに接近のその後を見てみましょう(BTCJPY) ビットコイン 円建て
前回の記事ではトライアングルのアペックス(三角形の頂点)に接近しているという記事を作成しました。
さて、そこからどういった推移をしているか見てみましょう。
トライアングルの上値抵抗線を超えて綺麗に上放れしてきています。
上昇トレンド完全復活!とまではいきませんが、移動平均線大循環分析では第1ステージになってきています。
さて、ここからの展開として、もう1本線を引きました。
6月の高値のところに水平線を引きました。
この高値をしっかりと超えてくるということは、大きな上昇トレンドが再開する可能性が高まります。
高値を更新出来ないようであれば、もみ合い相場か、下降トレンドに移行する可能性が高まります。
もちろん、もっと、複雑な動きになることもありますが、基本としては幾つかのシナリオを考えておいて準備をすることが大切です。
トライアングルは絶対ではありませんが、本当に芸術的な動きをすることが多いと感じます。
皆さんも、チャート上に浮かび上がるトライアングルを探してみましょう。
トライアングルを理解することでチャートの読解力が向上しますよ。
来週のオージー円は、デンジャラスゾーンに要注意。。大きな上昇の末に高値をつけた後、大きく下げた後の反発は高値に接近する場面で値動きにつられ高値に飛びつき梯子を外されないよう注意が必要です。
高値切下げはもちろん、高値と同値をつけた時、更に、高値を更新した時ですら騙しとなる場合があります。
(特に近年は高値更新後に急落するパターンが増えていますね。時代と共にどんどん複雑化してきています。)
現在の反発上昇は、アメリカ市場がお休みのせいもあり、また週末を迎える事から下落前の上昇と比べ弱々しい感じがします。
高値更新して伸びていく可能性ももちろんありますが、買うなら早め。間際になって高値買いしないよう注意しましょう。
ビットコイン100万円 価格帯別色分けチャート 1日足チャート 2017年や2018年の安値や高値が効く価格帯別色分けチャート
(1ドル107円換算)
10万円=1000ドル
21万円=2000ドル
32万円=3000ドル
42万円=4000ドル
53万円=5000ドル
64万円=6000ドル
74万円=7000ドル
85万円=8000ドル
96万円=9000ドル
101万円=9500ドル
107万円=1万ドル
117万円=11000ドル
128万円=12000ドル
139万円=13000ドル
149万円=14000ドル
34万円=2017年5月25日高値
35万円=2018年12月15日安値
56万円=2017年9月2日高値
64万円=2018年2月6日安値
82万円=2018年9月4日高値
94万円=2018年7月25日高値
108万円=2018年5月5日高値(1万ドル
114万円=2020年2月12日高値
127万円=2018年2月20日高値
149万円=2019年6月26日高値
34万7789円=2017年5月25日高値
35万4350円=2018年12月15日安値
56万6350円=2017年9月2日高値
64万5650円=2018年2月6日安値
82万4000円=2018年9月4日高値(7429ドル)
94万2530円=2018年7月25日高値(8506ドル)
108万3035円=2018年5月5日高値(1万ドル)
114万9999円=2020年2月12日高値
127万5190円=2018年2月20日高値(1万1800ドル)
149万5427円=2019年6月26日高値(1万3800ドル)
(2019年12月30日安値150万円)
2018年のディセンディングトライアングルの底辺は64万円
2019年のディセンディングトライアングルの底辺は97万円~99万円 水平線100万円が意識されています
高値や安値が毎年引き継がれています
35万円⇢56万円⇢64万円⇢82万円⇢94万円⇢108万円⇢114万円⇢127万円⇢149万円
暗号資産・仮想通貨ビットコイン bitFlyer:BTCJPY 1日足チャート
BITFINEX:BTCUSD 米ドル建てチャート 1日足チャート 2020年7月22日(水)
シンメトリカルトライアングル決着間近です
bitFlyer:BTCJPY 移動平均線表示 1日足チャート
100日移動平均線SMA、100日線EMA
200日移動平均線SMA、200日線EMA
365日移動平均線SMA(1年移動平均線MA)が毎年意識されていることが分かります
100日線
200日線SMA,EMA
365日線だけでなく
長期サポートライン
600日線EMA=1.6年線
700日線EMA=2年線
900日線EMA=2.4年線
1200日線EMA=3年線
1500日線EMA=4年線
1800日線EMA=5年線EMAが効いています
BITSTAMP:BTCUSD米ドル建てチャート 月足チャート
1年移動平均線(365日移動平均先MA)
2年線(24ヶ月線MA)
ボリンジャーバンドが効いています
月足チャートを見てみると
2018年から9000ドルの水平線が意識されていることが分かります
(2018年4月終値 5月始値)
超シンプルなチャートで分析・トレード! イナゴタワー崩壊への序曲かも?テスラ
売り方の踏み上げ+群がった個人投資家によるイナゴタワー形成後、
(ただ、テスラの場合は、あまりにも時価総額が大きいので、
単純にイナゴタワーと呼んで良いのか疑問もありますけれど)
前回の投稿に書いた
(1)→(2)→A になるかに注目しています。
超急騰した株価が崩れるときのパターンである、
イナゴタワー形成後から少し下げてから、もみ合い、
もみ合いレベルの下限を下抜けると、急落する。
というパターンになるかもしれません。
もちろん、逆に上に行くかもしれませんが。
今後の参考のためにも、良い教材としてみておきたいと思います。
ドルの独歩安 ~インデックスを見るとすぐわかる~通貨の強弱を見るのに便利な方法が比較チャートとなります。
比較チャートの表示方法は簡単です。
まず、ドルインデックス(DXY)のチャートを出します。
次に、そのチャートをローソク足からラインチャートに切り替えます。
どうするかというと、チャートの上に左から銘柄、足種、そして、三つ目にチャートの種類があるので、そこで切り替えます。
ラインチャートに切り替えたら、今度はその右側に比較できるところがあります。
そこをクリックすると、比較する銘柄コードを入力する画面が出てきます。
ここに、
(JXY)円インデックス
(EXY)ユーロインデックス
(SXY)スイスフランインデックス
(BXY)ポンドインデックス
(CXY)カナダドルインデックス
(AXY)豪ドルインデックス
(ZXY)ニュージードルインデックス
上記を入力すると、上記ののようなチャートになります。
これを見ると、明らかにドルインデックスが弱いのが分かります。
ここから、マーケットがリスク選好の動きになっているというのが分かります。
ドルの次が円となっていますので、7月の動きは豪ドル、ポンド、NZドルを中心に買われています。
月に1回くらいはインデックスの比較チャートもチェックしてみましょう。
ラインを引くとヒントが浮かび上がる(MOS)マザーズ 日足
現在価格が直近の高値・安値のどちらも更新していないときは、2本の水平線を引くことでヒントが見えてきます。
コロナショック後のマザーズの動きはしっかりとした動きをみせていましたが、ここにきて動きが膠着しています。
直近の高値と、安値に2本の紫色の水平線を入れました。
この2本の水平線を引くことで何がわかるのでしょうか。
それは、トレンドが継続するか、それとも、トレンドが転換するのかということが分かるようになります。
もちろん、100%絶対的なものではありませんが、流れの推移を見やすくしてくれます。
2本の水平線を上抜けたときは、トレンド継続の可能性が高まります。
2本の水平線を下抜けたときは、トレンド転換の可能性が高まります。
では、ここからどういった展開が考えられるのかを見ていきましょう。
2本の水平線と共に、2本の青色のトレンドラインを引きました。
これで見ると、高値が切り上がり、安値も切り下がっているのが分かります。
この高値切り上げり、安値切り下がりの動きを、拡大トライアングルとか、Y波動という言い方をします。
動きが大きくなっているということを示唆しています。
ここから水平線を上抜けると、トレンド継続の動きから更に大きく上昇する可能性が高まります。
水平線を下回ると、トレンド転換の可能性が高まるわけですが、チャートの形状から三尊天井となるかもしれません。
ここから上がるか下がるかを予想するのではなく、動き出した方向に素直にトレードする準備をしておきましょう。
価格がトライアングルのアペックスに接近 ~動き出す予兆か?~(BTCJPY) ビットコイン 日足チャート
コロナショック後のビットコインの動きを見ると、非常にわかりやすい動きになっていますね。
まずは、綺麗な切り返しで反発していました。
そこから、チャネルラインの下限を割り込んで、動きに変化が出てきました。
今度は、そこからトライアングルを形成しています。
上値抵抗線と下値支持線がくっつくところをアペックス(頂点)といいます。
通常はそれまでに、上下どちらかに動き出します。
このチャートを見ると、そろそろ動き出すのではないかといった局面になっています。
ただし、アペックスを到達しても大きな動きが無い場合は、このトライアングルの抵抗線、支持線が機能していないということになります。
よって、新たな抵抗線や支持線がどこなのかを探していく必要があります。
抵抗線や支持線というのは、多くの投資家が意識すればするほど、抵抗線、支持線として機能し易くなります。
そして、多くの投資家が意識している線を更新すると、大きな動きになり易いのです。
皆さんが引かれているラインを更新した時の動きはどうなっていますか。
ラインを更新しても大した動きにならない場合は、もしかしたら、多くの投資家が意識していないところにラインを引いているかもしれません。
このように、ラインの機能性をチェックしながら引いていると、ラインの引き方が上達していきます。
さて、ビットコインはどういった動きを見せるのでしょうか。
抵抗線、支持線を更新しても大した動きにならない場合は、ラインの引き直しとなりますね。
【GC1! 金先物】月足 高値更新へアタックか?金が上昇を続けています。
通常金は「有事の金買い」と言われるほど、リスクが高まってきた時に買われる資産です。
普遍の価値があると見なされているから。
なのでリスク資産である株式とは、通常逆相関関係を持ちます。
しかし、株価(DJI、IXIC、日経225など)は上げ続けています。
この関係をどう見れば良いでしょう?
金と株式が共に上がる例外的状況は2つ考えられます。
①インフレが進み、物価が上がり、株も金もその他の資産も上がり続けるケース
②量的緩和政策を続けてきた結果、カネ余りが生じており、向かう先がなくなり金へと流れているケース
今回はインフレが進んでいる訳ではないので②に該当します。
カネ余りの状況は各国金融政策を考えると、すぐに解消されることはないので当面続くことが予測されます。
金価格の今後の展開
チャネルラインからは大きくはみ出して上昇を続けています。前回高値だった青線をクリアしてきており
今後は
青線をクリアして、赤線の高値を抜いていくのか、が焦点となります。
仮に抜いて行った場合、
他にリスク要因が無くとも、
リスク回避資産である金が高値を付けたということで株価への下圧力がかかる可能性も出てくるとみています。
株式市場への影響も大きいので今後の展開を注視しておきたいところです。
見極めが難しい「スパイクトップ/ボトム」(9041)近畿グループホールディングス 日足
テクニカル分析には様々な分析手法があります。
その中で「パターン分析」という手法があります。
色々なチャート形状によって、トレンドが継続するパターンなのか、トレンドが転換するパターンなのかを見極める分析法です。
その中に「スパイク」というのがあります。
「V字」型の形状で、天井圏や底値圏に出てきたときはトレンド転換の暗示となります。
ただ、形状はシンプルで分化り易いのですが、
気が付けば大きく下落していたとか、大きく上昇していたということがあるのが、このパターンとなります。
ヒントとしては長いヒゲがピークの時に付けたり、反転のときに大きな陰線や大きな陽線が出てきたりしますの注目となります。
チャート上の赤い色と青い色の丸印のところがスパイクとなりますね。
パターン分析には、様々な形状がありますので、皆さんも調べてみてはいかがでしょう。
対称のようなチャート(EURUSD) ユーロドル 4時間足
直近のユーロドルを見ると、反落の形状と切り返しの形状が対称のようです。
対称だからこの後、大きく下がる可能性がある、ということではありません。
様々なチャートを追いかけていると、似た形状のチャートが出てきます。
それらを、ずっと見ていると、チャートの歴史を感じることが出来るようになります。
チャートの歴史とはどういうことか。
ここでいうチャートの歴史とは、そのチャートに現れている買い方と売り方の戦いの軌跡が歴史となってチャートとして刻まれているということです。
赤い線が高値として意識されています。
2本のトレンドラインを、右肩下がりのところと右肩上がりのところに入れています。
右肩下がりのところは、売り方が有利に戦いを進めていました。
右肩上がりになると、今度は買い方が有利に戦いを進めているのが分かります。
ポイントは、ここからどうなるかです。
まだ、買い方が有利な状況は変わりありません。
ただ、目の前に大きな壁が待ち構えています。
一気に突破するのか、何度か挑戦して突破するのか、それとも、壁で抵抗を受けて反落するのか。
ここからどういった歴史が刻まれるのかを、買い方と売り方の戦い方を見ながら見ていきましょう。
ローソク足の「型」を理解する(IXIC)ナスダック総合指数 日足
連日の史上最高値更新となっている「ナスダック総合指数」です。
コロナショックの影響を受けにくいとされる、ハイテク関連株を中心に堅調推移を続けています。
そのナスダックに、小さな変化が起きました。
その変化とは、「抱き線(包み足)」が出てきたということです。
この「抱き線(包み足)」はローソク足2本を使った分析のパターンの一つです。
何を意味しているかというと、高値に出れば天井暗示、安値に出れば底値暗示となります。
この線は、前日のローソクをすべて包み込む線なので抱き線とか、包み足という言い方をします。
チャートの形状を見ると前日の足よりも更に高値を更新したまでは良かったのですが、そこから、前日の安値をも下回る下落を見せました。
それにより、もし二日間の値動きを1本のローソク足にした場合、上ヒゲの長い陰線になります。
これが、反転する暗示となっているのです。
ただし、絶対に天井を打ったと決めつけてはいけません。
このようなチャートパターンが出てきたときは、注意して、慎重に見ていくようにしましょう。
小さな変化が大きな変化に繋がっていくのかどうか。
注目ですね。
【XAUUSD ドル建て金価格】チャネルラインとサポレジ転換について【チャネルライン】
A、B共にチャネルラインで分かる綺麗なトレンド
Cは2020年3月中旬に大きな下落があったものの切り返し、上昇トレンドを形成
サポレジ転換
2で抵抗帯になっていたラインが2020年1月にブレイクされると
4で支持帯として機能。
サポレジ転換しています
また、
1で抵抗帯になっていたラインが直後にブレイクされると
3、5で支持帯として機能。
サポレジ転換しています。
【まとめ】
支持帯がブレイクされると抵抗帯へ転換する場面、
抵抗帯がブレイクされると支持帯へ転換する場面は、チャートの中に多く存在するので意識してみると良いですね。
(もちろん、必ず転換する訳ではない点には注意しておきましょう。)
ラインを引くとチャートの呼吸が聞こえてきます(8766)東京海上ホールディングス
トレンドラインや水平線を引くと、チャートの呼吸が聞こえてきます。
どういった呼吸うかというと、運動をしているときのような激しい呼吸とか、
夜寝ているときの静かな呼吸、また、静寂の中での緊張感のある呼吸などです。
このように書くと、何を言っているのかわからない。という方もいるかもしれません。
ただ、私はチャートは生き物と同じだと考えています。
生き物と同じだからこそ、チャートの息遣いが大事なのです。
チャートの値動きがどうなっているのかを理解しなければ、トレードで流れに乗ることは出来ませんからね。
上記のチャートは現在、トライアングルを形成しています。
買い方と売り方が激しく戦っています。
いずれ決着がつきます。
その時に、相場という生き物は目を覚ましたかのような動きを見せるのです。
上昇トレンドがどこで終わるのか、どこから始まるのか、今の局面はどういう局面か、などなど・・・
チャートにラインを引けば引くほど、その答えやヒントが浮かび上がってきます。
今も、チャートは呼吸をしています。
どういった呼吸なのかを考えてみましょう。
深圳総合指数 日足(399001) 深圳総合指数 日足
香港の国家安全法が施行されてからでも、中国市場は堅調推移が続いています。
むしろ、加速しているような動きです。
上昇のスピードが早くなっていますので、逆Cカーブ(上昇の角度が鋭くなる動き)での推移になっています。
この上昇がどこまで続くかは分かりませんが、チャネルラインを引くことでヒントがあるかもしれません。
チャネルラインとは何かというと、まずは主な安値と安値を結んだ線を引きます。
それをトレンドラインといいます。
次に、そのトレンドラインに平行な線を引くと平行四辺形の形ができます。
この平行な線をチャネルラインといいます。
これで見ると、現状はチャネルラインの上限に絡んできています。
このチャネルラインをあっさりと超えていけば、更なる上昇の可能性が出てきます。
ここで、抵抗を受けるようであれば調整局面となってきます。
チャネルラインは絶対的なターゲットではありませんが、意識されやすいところでもありますので注目していきましょう。
大局の相場を考える ~大きな相場を獲るために~(TGD1!) 円建てゴールド 月足チャート
大きな相場を獲るためには、大局でも相場を判断していく必要があります。
今回は円建てのゴールドを見ていきます。
青色の2本のトレンドラインが入っています。
チャート分析の教科書に載りそうなくらい、綺麗な三角保ち合いです。
三角保ち合いとかトライアングルといいます。
上昇相場の後に、横ばいのトライアングルが形成されると、トレンドが継続する確率が50対50よりも少しだけ高くなります。
これは月足チャートですから、6年以上もトライアングルを形成していたことになります。
このような、大きなトライアングルのときは、上に抜けても下に抜けても大きな動きになることがあります。
その場合の意識される価格というのがあります。
それは、トライアングルの時の高値と安値の値幅です。
その値幅を上抜けたトレンドラインから計測する方法、高値から計測する方法があります。
TradingViewでは簡単に値幅を計測することが出来て、その値幅をコピーすることができます。
これで見た場合は、最初の計測であれば、意識される価格に到達しています。
次の計測であれば、まだ到達していません。
この計測は必ずそこに行くとか、目標になるということではありません。
ただ、一つの目安にはなります。
TradingViewは様々な機能がありますので、是非、使い込んでいきましょう。
【7203 トヨタ自動車】日足 ダウ理論、チャネルライン、移動平均線から見た今後の見通しTSE:7203
今回はトヨタ自動車を
・ダウ理論
・チャネルライン
・移動平均線
の3つの観点からいきます。
2月から3月初旬にかけて大きく下落してから3月13日に底をうっている。
・ダウ理論の観点から
上昇トレンドにおいては
前回の高値、安値共に上昇しなければならない。
その点でみると黒丸で示した通り、
高値切り上げ、安値切り上げでダウ理論は成立していると言える。
ダウ理論は
「トレンド転換が決定的になるまでは続くものと判断すべきである」
「トレンドは出来高でも確認されなければならない」
など
他の条件もあるが
今回は一番重要とも言える高値切り上げ(切り下げ)、安値切り上げ(切り下げ)にスポットをあてて考えている。
・チャネルラインの観点から
チャネルラインはトレンドが強くなっているのか弱くなっているのかという、トレンド転換の予兆を感じとるものである。
具体例でいうと
当初引いたチャネルラインより大幅に切り上げて上昇している場合にはトレンドは強くなっていると言える。
反対に当初引いたチャネルラインの上限に満たない場合(未達)にはトレンド転換の予兆が感じられる。
今回のケースでは
6/8の高値がチャネルラインの上限に達せず下落していることから後者となる。
よってチャネルラインの観点からは下方向と予測する。
・移動平均線の観点から
2月から3月初旬にかけて形成された下落トレンドからの転換の動きはあるものの、5日EMAは200日EMAの抵抗を受けて反発している。
現状、明確な下落トレンドへの再転換の動きはないが、もみ合いもしくは下方向の可能性が高いと見て取れる。
今後はEMAが上から長期、中期、短期とパーフェクトオーダーをきれいに描くかを注視しておく必要がある。
パーフェクトオーダーとは
①上から短期、中期、長期となった場合
②上から長期、中期、短期となった場合
のことをいう。
①では上昇トレンドになることが多い
②では下降トレンドになることが多い
まとめ
ダウ理論の観点からは上方向継続
チャネルラインの観点からは下方向
移動平均線の観点んからはもみ合いもしくは下方向
であり、総合的には下方向の可能性が高いと考えられる。
200日移動平均線で大局の動きを判断する(7581)サイゼリヤ 日足チャート
コロナショックによって飲食業界は厳しい状況下にあります。
株価を見ている限り、サイゼリアも同じように厳しいのだろうと感じるチャートです。
ただ、4月の安値は未だ割っていませんので、最悪の状態が続いているといったチャートではありません。
しかし、大きな流れは弱気の展開が続いているといえます。
どこで、その判断をするかというと、それはチャートの真ん中に緩やかに動いている赤色の移動平均線の動きからです。
この移動平均線は大局の強気と弱気の分岐点とされる200日移動平均線の動きです。
なぜ大局の強気と弱気の分岐点が200日移動平均線かというと、それは約1年間という機関の長い期間の平均線であり、
なおかつ、世界中のトレーダーが注目している移動平均線だからです。
多くの人が意識している移動平均線というのは、抵抗線になったり支持線になったりしやすい傾向があります。
ぴったりとはいきませんが、200日移動平均線のところが抵抗線になっていたり、支持線になっているところがわかるでしょうか。
そして、このチャートをみると、200日移動平均線が波を打っているのが分かります。
そして、現在は右肩下がりになっています。
大局が強気になり始めたのですが、それを維持出来ずに弱気に戻っているというのがよく分かります。
大局が弱気になっているということですね。
このように、大局の移動平均線を見ることで、大局の動きを見極めることができます。
皆さんも、色々な本数の移動平均線をチェックしてみてはいかがでしょう。